楽天モバイルでSIMフリー端末は使える?設定方法と対応機種を解説
楽天モバイルでSIMフリー端末の利用は可能なのでしょうか?料金プランの安さが魅力的な楽天モバイルに魅力を感じているスマホユーザーも多いはず!端末負担を抑えて、月々のランニングコストを安くする裏技をを徹底解説していきます。
この記事の目次
現在使用しているスマホはそのままで楽天モバイルに乗り換えたい方やSIMフリースマホで楽天モバイルを契約したいと考えている方は多いのではないでしょうか。
そこで、本記事では楽天モバイルでSIMフリー端末は使えるかについて解説していきます。
また、楽天モバイルで対応している端末や設定方法についても紹介していくのでぜひ、参考にしてください。
楽天モバイルでSIMフリー端末は使える?
結論、楽天モバイルでSIMフリー端末は使用できます。楽天モバイルで購入した端末でなくても、対応しているSIMフリー端末であれば問題なく使用可能です。
ここからは、楽天モバイルで対応しているSIMフリー端末を紹介していきます。
また、そもそもSIMフリーとはなにかについて知りたい方は以下を参考にしてください。
そもそもSIMフリー端末とは?
SIMフリー端末とは、SIMロックかけられておらず、どの通信会社のSIMでも使える端末のことです。
販売元の携帯キャリアでSIMロックがかけられている場合、乗り換え時にSIMロック解除の手続きが必要です。
ただし、2021年10月1日以降に販売された端末は、正当な理由がない限り、SIMロックを設定せずに販売することが義務付けられているため、現在ではどこのキャリアでもSIMロックが原則かけられていません。
以下の記事でも、SIMフリーとは?についてまとめています。ぜひ本記事と併せてご覧ください。
楽天モバイルのSIMフリー対応端末|iPhone
楽天モバイルのSIMフリー対応iPhoneは以下の通りです。
- iPhone SEシリーズ
- iPhone 16シリーズ
- iPhone 15シリーズ
- iPhone 14シリーズ
- iPhone 13シリーズ
- iPhone 12シリーズ
- iPhone 11シリーズ
- iPhone Xシリーズ
- iPhone 8シリーズ
- iPhone 7シリーズ
- iPhone 6シリーズ
iPhone 6シリーズ以降であれば、楽天モバイルで使用可能です。
そのため、現行で発売している機種はすべて対応しています。他社キャリアで購入した機種の場合、SIMロックがかかっていないか確認しておきましょう。SIMロックの解除は各キャリアで手続き可能です。
楽天モバイルのSIMフリー対応端末|Android
楽天モバイルのSIMフリー対応Androidは以下の通りです(一部)。
- Google Pixelシリーズ(4以降)
- OPPO Renoシリーズ(A,3以降)
- AQUOS senseシリーズ(2以降)
- AQUOS wishシリーズ
- Galaxy Z Flipシリーズ
- Xperia 1シリーズ
- Xperia 5シリーズ
- Xperia 10シリーズ・・・など
上記が楽天モバイルのSIMフリー対応端末の一部です。
ビルド番号のカッコ内の最初の4桁が「C635」の製品がソフトウェア・アップデートによって、楽天回線に対応します。
楽天モバイルのSIMに対応しているメーカーは数多くあります。
傾向としては最新機種の2,3世代前までの機種をフォローしており、ここ数年でandroidスマートフォンの買い替えをした人であれば、ほとんど楽天モバイルSIMを利用可能です。
上記以外の対応端末については、楽天モバイル公式サイトの「楽天回線対応製品」をご確認ください。
楽天モバイルで使用できない端末は
それでは、楽天モバイルで使用できない端末はあるのでしょうか。楽天モバイルで使用できない端末は以下の通りです。
- SIMロックが解除されていない端末
- 周波数帯に対応しない一部のスマホ
対応端末であっても、他社でSIMロックがかけられている端末は楽天モバイルでは使用できません。使用前に乗り換え元の携帯キャリアでSIMロックを解除してもらいましょう。
また、SIMフリーでも楽天回線に対応していなければ、使用できません。
SIMの申し込みから開通まで手順
ここからは、他社から電話番号をそのまま通信事業者を変更するMNP(マイナンバーポータビリティ)の手続きの流れを説明していきます。
MNPで楽天モバイルに乗り換える際の必要書類や移転元の通信事業者での手続き、端末で事前にやっておいた方が良いことなどポイントを解説していきます。
以下が手順1~6です。それぞれ詳細も説明しますので確認してください。
- 本人確認書類・MNP予約番号を準備する
- 楽天モバイル公式サイト・実店舗で申し込み
- OSを最新版にアップデートする
- SIMロックを解除する
- SIMを端末に挿入する
- キャリア設定アップデートを行う
手順1.本人確認書類・MNP予約番号を準備する
まずは、本人確認書類を用意しましょう。楽天モバイルの契約で使用できる必要書類は以下の通りです。
本人確認書類一覧
- 運転免許証
- 運転経歴証明書
- マイナンバーカード(個人番号カード)
- 精神障がい者保健福祉手帳
- 療育手帳
- 身体障がい者手帳 (補助書類必要)
- 健康保険証 (補助書類必要)
- 日本国パスポート (補助書類必要)
- 住民基本台帳カード (補助書類必要)
- 在留カード
- 特別永住者証明書
- 外交官身分証明票 (住居証明書必要)
日本国籍の方
外国籍の方
本人確認書類によっては補助書類が必要となることがありますので、楽天モバイルの申し込み前に事前に確認をしておきましょう。
また、乗り換えを行う場合、乗り換え元でMNP予約番号の取得を行いましょう。
ただし、乗り換え元がMNPワンストップに対応している場合は、この手順は必要ありません。MNPワンストップに対応している携帯会社は以下の通りです。
MNPワンストップ対象の携帯電話会社
- ドコモ
- au
- ソフトバンク
- ahamo
- UQ モバイル
- povo
- ワイモバイル
- LINEMO
- LINEモバイル
- ジャパネットたかた通信サービス
- 日本通信SIM
- b-mobile
- mineo
- センターモバイル
- LPモバイル
- IIJmio
- NUROモバイル
- イオンモバイル
- BIGLOBEモバイル
契約中の携帯電話会社がMNPワンストップに対応していない場合は、各社のショップまたは電話、Webサイトにて「MNP転出」の希望を伝え、取得してください。
手順2.楽天モバイル公式サイト・実店舗で申し込み
楽天モバイルでは、公式サイトまたは実店舗で申し込みが可能です。
おすすめは、電波の繋がる場所であればどこでも契約のできる公式サイトでの申し込みがおすすめです。待ち時間もないため、自分の都合の良いタイミングでいつでも手続きができます。
契約手続きに不安があり、対面での申し込みを希望する場合は楽天モバイルの実店舗がおすすめです。
また、公式サイトと実店舗では適用されるキャンペーンが異なることがあるため、対象となるキャンペーンは事前に確認しておきましょう。
以下の記事では、楽天モバイルのキャンペーンについてまとめています。ぜひ本記事と併せてご覧ください。
SIMカードはeSIMがおすすめ!
eSIMとはスマートフォン本体に内蔵されているSIMカードの種類を指します。従来のSIMカードは端末からSIMピンを使用することで、物理的に端末本体から取り外しをしていました。
MNPや新規契約を行う際にも、SIMカードの差し替えを行うことで通信事業者の切り替えを行っていましたね。
総務省から通信費用を下げるための一環としてeSIM対応の料金プランを普及させるように指導があったことで、ソフトバンクは2021年7月14日から、KDDIは8月26日からサービスを提供しています。
eSIMは通信事業者をこまめに変更したい人にはおすすめできるSIMカードで、提携している通信事業者に申込みをすることで、WEB上で通信事業者の切り替えが可能です。
比較的新しく開始されたサービスですので、ご自身が利用する端末がeSIM対応端末かを確認しておく必要があります。
SIMフリー端末を選択する
楽天モバイルでは現在SIMフリー端末しか販売をしていません。2021年以降に発売されたスマートフォンには原則SIMロックが廃止されています。
総務省の見解では、今後はより自由に端末と通信事業者を選択することが可能になるため、サービスの向上に繋がるのではないかという狙いがあると言われています。
手順3.OSを最新版にアップデートする
OSとはコンピュータを制御し、ハードウェア、アプリケーションソフト、周辺機器を動作させるための基礎を指します。
スマートフォンを正常に利用するうえで頭脳にあたる部分と考えれば分かりやすいでしょう。iPhoneユーザーであれば、定期的にiosのアップデートが行われています。
システム上の欠陥や軽微な修正を行っていますので、常に最新のOSにバージョンアップをすることをおすすめします。
OSの更新にはWi-Fi環境が必要となります。また充電が十分にされていないとOSのバージョンアップが行われませんので注意が必要です。
手順4.SIMロックを解除する
通常キャリアで契約している端末はSIMロックという制限が掛かっています。SIMロック解除をすることで、はじめて通信事業者を自由に選択できる状態になります。
SIMロック解除は契約情報に紐づいている端末ごとに掛けられているため、SIMフリーにしたい端末を個別で手続きをする必要があります。
なお、2021年10月1日以降に発売される、通信キャリアの販売する端末にかけられているSIMロックが原則として廃止されているため特別な手続きは必要なく、好みの通信事業者のSIMを挿入することが可能です。
楽天モバイルの端末はSIMロック解除不要!
楽天モバイルで販売されているすべての端末にはSIMロックがかかっていません。
そのため端末を購入後に他社のSIMカードを挿入する場合でも面倒な手続きが必要ないことが特徴的です。もしも楽天モバイルからMNPや解約を検討した場合の注意点としては、楽天モバイルで発行されたSIMカードを返却する必要があることを覚えておきましょう。
回線契約自体はMNPの手続き終了後に解約扱いになっていますので、SIMカード自体に個人情報や、顧客情報などは残っているわけではありませんが、返却の必要があるため自分で破棄してはいけません。
手順5.SIMを端末に挿入する
iPhoneには端末側面にSIMを差し込むためのSIMトレーが内蔵されています。iPhoneの購入時の同梱品に付属されていることが多いです。専用のピンでSIMトレーを本体から引き出すことが可能です。
androidスマートフォンはメーカーによってSIMを格納している方法が異なりますので、事前に調べておくことをおすすめします。力任せに対応をしてしまうと、下取りを出す際にマイナス査定になってしまいますので、取り扱いには十分注意が必要です。
手順6.キャリア設定アップデートを行う
キャリア設定アップデートとは、通信事業者が切り替わったかを確認する作業を指します。最新のスマートフォンではほとんどが自動でキャリアの判定を行う機能が付与されていることが多いです。
もしもSIMカードを挿入後にSIM無しという表示が消えない場合は、SIMが正常に反応していない可能性がありますので、再度SIMを抜き差しする必要があります。
症状が改善されない場合はSIMの初期不良の可能性もありますので、楽天モバイルのサポートデスクに問い合わせをしましょう。
楽天モバイルでSIMフリー端末を購入する際の注意点
楽天モバイルでは、端末のみの購入が可能です。楽天モバイルのオンラインショップ経由でSIM無しの契約を選択することで、端末のみの契約が行えます。
しかし、端末のみの購入をする際には下記のような注意点があります。ここでは、それらの注意点について説明していきます。
注意点1.支払い方法が限られている(分割支払い不可)
楽天モバイルのSIM契約の有無によって、端末のみ購入の方法が異なります。SIM契約なしの人が楽天モバイルで端末のみを購入するには支払い方法が限定されることを覚えておきましょう。
基本的に分割払いには対応していないため、クレジットカードなどでリボ払いを組んで24回まで端末代金を分割支払いすることが可能です。
もし楽天モバイルの回線を持っている場合は一括支払いであれば、端末のみでもすべての機種が購入できます。楽天モバイルのオンライン窓口からSIM無し契約を選択することで、支払い方法を設定すれば完了です。
平均して2日間で発送完了になることが多く、おおよそ一週間くらいで自宅に到着することが多いようです。
注意点2.利用できるキャンペーンがない
楽天モバイルのキャンペーンでは、基本的にSIM契約が必須となります。そのため現状の楽天モバイルの実施中キャンペーンでは端末のみ購入に対して大きなメリットはないでしょう。
貯まっている楽天ポイントを使用したい人や、生活のサービスを楽天経済圏でまとめている人であれば、効果的にポイントも貯められますのでおすすめな購入方法と言えるかもしれません。
注意点3.Androidスマホのラインナップが少ない
楽天モバイルで購入可能なSIMフリースマートフォンは2022年8月現在では、OPPO、AQUOS、Xperiaの国内スマートフォンメーカーと、自社ブランドの楽天モバイルのみです。
以前はAndroidスマートフォンのハイエンドモデルで有名なサムスンのgalaxyシリーズも取り扱いがありましたが、現在は販売を中止しています。
Androidスマートフォンに限ったことではありませんが、楽天モバイルの在庫管理は余分な在庫を抱えないようにしており、売れ行きの悪い機種に関しては再入荷をしない特徴があります。
楽天モバイルでは新規・MNPユーザー向けにiPhoneシリーズを端末販売のメインにしていることから、iPhoneシリーズの在庫状況は比較的良い傾向にあります。
楽天モバイルは商品の品揃えよりも、料金プランの安さが魅力的な通信事業者です。楽天モバイルへのMNPを検討していて、お目当ての機種があるときは、早めの行動をした方が良いかもしれません。
在庫の管理は直接店舗への問い合わせや、楽天モバイルの公式サイトから確認することが可能です。
楽天モバイルのSIMフリー端末に関するQ&A
楽天モバイルのSIMフリー端末に関するQ&Aをまとめました。
Q.手持ちのSIMフリー端末で楽天モバイルを使う際の注意事項は?
楽天モバイルで購入した端末には初期不良や動作確認に対する保証がありますが、楽天モバイル以外で購入した端末に関しては動作保証はありません。
そのため、特に中古のSIMフリースマホを購入する際は注意しましょう。
Q.楽天モバイルの料金プランは?
楽天モバイルのスマートフォンの料金プランはRakuten最強プランのみです。
Rakuten最強プランは、使用したデータ容量によって毎月の支払額が変わる従量課金制の料金プランです。
楽天モバイルの料金プラン
【Rakuten 最強プラン】 | ||
---|---|---|
月額料金/データ容量 | ~3GB未満 | 1,078円 |
3GB~20GB未満 | 2,178円 | |
20GB | 3,278円 |
Q.SIMフリーを選択するメリットは?
SIMフリーを選択することで、通信事業者に縛られる必要がないため、好みの事業者にいつでも乗り換えることもできます。また、海外利用でも現地でスマートフォンをレンタルする必要もありません。
楽天モバイルでSIMフリー端末を使おう
この記事で分かったこと
- 楽天モバイルでSIMフリー端末は使用可能
- SIMフリーでも使用できない端末もある
- 申し込みは実店舗、公式サイトどちらからでも可能
楽天モバイルでは、SIMのみの契約にも対応しています。SIMフリー化されているスマートフォンを用意して楽天モバイルのSIMを利用すれば、月々のランニングコストを大幅に抑えることができます。
また、楽天モバイルではSIM契約がなくても端末のみの購入が可能です。楽天ポイントを貯めている人や生活の決済を楽天のサービスでまとめている人には大変おすすめの購入方法といえるでしょう。
以下の記事では、楽天モバイルでSIMのみ契約する方法などについて詳しく説明しています。
また、以下の記事では、楽天モバイルでで端末のみ購入する方法についても詳しく説明しています。ぜひ本記事と併せてご覧ください。