mineo「パケットシェア」の仕組みとは?利用方法も含めて解説!

mineo(マイネオ)のサービスの中でもデータ通信量を分けあえるオプション「パケットシェア」は注目のサービスです。この記事ではmineo(マイネオ)のパケットシェアについて紹介していくので、お得&便利にmineo(マイネオ)を使いたいなら必見です!
この記事の目次
スマホを利用する人の中には、月に定められたデータ容量を使い切ってしまい「誰かに分けてもらいたい」と思う人がいる一方で、余ってしまい、「もったいない」と感じる人もいるでしょう。
そのような場合におすすめなのが、mineoが提供する「パケットシェア」です。パケットシェアを利用すれば、余ったデータ容量を有効活用できます。
この記事では、mineoのパケットシェアに関する概要や、注意点などを解説します。パケットシェアについて知りたい方はぜひ参考にしてください。
この記事のかんたんまとめ
- パケットシェアは、余ったデータ容量をグループでシェアできるサービス
- mineo利用者なら誰でも申し込み可能な無料オプション
- シェアされたデータ容量が繰り越せるのは翌月まで
- シェアメンバーが承認した翌月からシェアが開始される
- メンバーの追加や解除は、リーダーのみ操作可能
mineoのパケットシェアとは?
出典:mineo
mineoのパケットシェアについて解説していきます。
最大10人でパケットシェアができるサービス
mineoの「パケットシェア」は、1ヵ月の間に余ったデータ容量(基本データ容量・パケットチャージ容量)を翌月に自動で繰り越し、その繰り越し分を最大10人のグループで分け合えるサービスです。
パケットシェアは、自分があげるだけでなく、他のメンバーの余ったパケットももらえます。
パケットシェアの特徴
- 余ったデータ容量を自動で繰り越しシェアできる
- 最大10回線まで登録できる
- あげるだけではなくもらえる
- 繰り越したパケットは、優先的に消費される
シェアの仕組み
例えば、以下のようにグループ3人が月末に余った容量をシェアに出すと、翌月に全員で合計600MBをシェアして使えるようになります。
メンバー | 当月の余り | 翌月に繰り越し |
---|---|---|
利用者A | 100MB | 600MBを全員でシェア |
利用者B | 500MB | |
利用者C | 0MB |
このように、データを使いきれなかった人の分を、足りなかった人が自然に使えるのがパケットシェアの魅力です。
2台持ちしていて自分の間でデータを融通したい人や月によってデータ使用量にバラつきがある人にとって特におすすめなサービスです。
mineo利用者なら誰でも申し込み可能な無料オプション
非常に便利なサービスであるパケットシェアは、mineoの利用者なら誰でも申し込むことが可能です。また、無料で利用できるオプションのため、追加の料金が発生することはありません。
1ヵ月で利用できるデータ容量を使い切った場合、一般的には有料でデータチャージをしなければ、速度制限がかかった状態となります。
しかし、パケットシェアであれば無料でデータが追加されることから、データをよく使う人でも安心して利用可能です。
利用回線が違っても利用できる
mineoのパケットシェアは、利用回線が異なる相手でも利用できます。
たとえば、mineoのAプラン(au回線)を契約している人が、Dプラン(ドコモ回線)を契約している人にパケットをシェアすることもできるのです。
複数の回線を展開しているからできる、mineoの強みといえるでしょう。
パケットシェアについては理解できたけど、契約前に実際の使用感も含めて把握しておきたいという方に向けて、以下の記事では、mineoの最新の評判・口コミを徹底解説しています。こちらもぜひ参考にしてください。
mineoパケットシェアの利用方法
ここからは、mineoのパケットシェアを利用するための手順と、思うように利用できないときの対処法について詳しく解説します。
パケットシェアの申し込み手順
パケットシェアを申し込みする方は代表契約者です。申し込み後、リーダー(代表者)の変更はできないため注意しましょう。
申し込み後、代表者による手続き完了のタイミングで、登録されたメンバー全員に承認依頼メールが届きます。承認操作はメールのリンクまたはマイページから可能です。全員が月末23:30までに承認すると、翌月からパケットシェアが有効化されます。
パケットシェアができない場合
パケットシェアを申し込んだのにシェアできていない場合は、マイページで利用状況の確認をし、パケットシェアが利用中になっているか確認しましょう。
申し込みをしてすべてのシェアメンバーが承認した翌月からシェアが開始されるため、すぐには利用開始できませんので、注意してください。
なお、下記のようなケースでは、パケットシェアが適用されないことがあります。
- 追加されたメンバーが承認を行っていない
- 代表者以外が申請・追加操作を行っている
- 他のパケットシェアグループにすでに所属している
特に承認が完了していない場合や、申し込みが適用される条件期間内にないと、設定は無効になります。
mineoのパケットシェアの注意点
mineoでパケットシェアを利用する際に、注意すべき点がいくつかあります。
利用する前に、確認しておきましょう。
繰り越せるのは翌月まで
シェアされたパケットが使用できるのは、翌月までとなります。そのため、翌々月に使用したいとなった場合でも、シェア分のパケットは消滅していることに注意しましょう。
ただし、パケットシェアを利用する場合、月のデータ通信よりも先にシェア分のデータ容量が使用されます。
そのため、シェア分のデータ容量が翌々月まで余ってしまうことは、あまりないと考えておきましょう。
シェア容量は早いもの順で使用される
パケットシェアでシェアされるデータ容量はシェアメンバー間で早いもの順に使用されます。
例えば、5人グループでシェア容量が5GBの場合も5人に1GBずつ均等に振り割られるわけではありません。
容量を指定して振り分けさせたい場合はパケットギフトを利用しましょう。
パケットシェアのメンバーは承認が必要
パケットのシェアを受けるメンバーは、リーダーが申し込んだ後に届くメールを確認し、承認しなければなりません。
1週間以内に承認しなければ無効になってしまうため、必ず承認してもらうよう伝えておきましょう。
mineoのメールアカウント設定が必要
パケットシェアメンバーに送られるメールは、mineoのメールアドレスに送られるものです。そのため、承認手続きをする場合は、mineoのメールアカウント設定が必要となります。
ただし、このmineoメールはWeb上で使用できないデメリットがあるなど、不便な面もあります。このメールを受信するためだけに設定することが、面倒に感じられる方も少なくありません。
メンバーの追加、解除はリーダーのみ。リーダーの変更は不可能
メンバーの追加や解除は、申し込み時に選択したリーダーだけが操作できます。
リーダー以外の人は操作ができないため、メンバーの人が解除したい場合はリーダーにその旨を伝えましょう。
また、パケットシェアのリーダーは、1度登録すると後で変更できません。
家族で利用する場合は世帯主をリーダーにするなど、変更の手間が発生しにくい人をリーダーとして選びましょう。
リーダーを変えたい場合は、一度解約をして再度設定することが必要です。
月末日のメンバー追加には注意
申し込みをしてすべてのシェアメンバーが承認した翌月からシェアが開始されますが、翌月1日から反映されるのは月末の22:30までに承認されたメンバーのみです。
月末の22:30までに承認されなかった場合はメンバーとして適用されるのが翌々月の1日となるため、余裕をもって手続きを行うようにしましょう。
mineoパケットシェアのメンバー追加・解除方法
mineoパケットシェアのメンバー追加・解除方法を解説します。
データ容量を無駄なく使うためのmineoサービス
mineoでは、データ容量を効率的に活用できるサービスがいくつも用意されています。
パケットシェア、パケットギフト、フリータンク、パスケットの4つは、それぞれ用途や仕組みが異なるため、自分の使い方に合わせて組み合わせて活用するのがおすすめです。
サービス | 特徴 | 申込・登録の有無 | 月額料金 (税込) |
---|---|---|---|
パケットシェア | 余ったデータを最大10回線でグループ共有 | あり(代表者登録&承認) | 無料 |
パケットギフト | 任意のユーザーにデータをプレゼント | なし | 無料 |
フリータンク | 全国のmineoユーザーとパケットを共有(寄付/受け取り) | なし(マイネ王登録が必要) | 無料 |
パスケット | 無期限で自分だけが使えるデータ貯蓄ボックス | あり(契約が必要) | 110円 |
mineoのパケットギフトとは?
パケットギフトは、10MB以上1MB単位で好きな相手にギフトとして贈ることができるサービスです。
同一のeoIDで契約している回線間でも、パケットギフトを利用できます。なお、送ったパケットのコードには有効期限があり、受け取りは送付当月の翌月末までとなっています。もし未受領の場合、送ったデータは自動で戻ります。ギフトできる上限は1回最大9,999MB、月間6GBまでで制限があります。
パケットギフトは、グループ共有のパケットシェアとは異なり、自由に好きな相手に個別に手渡す調整が可能です。より柔軟にデータを分配できます。
mineoのフリータンクとは?
フリータンクは、mineoユーザー全体でデータを共有する仕組みです。余ったパケットを「寄付」でき、足りないときには月の下旬(21日〜月末)に最大1GBまで引き出せます。ただし、月1GB/累計1GBまでなど厳しい制限があるため、あくまで緊急時の補助的利用推奨です。利用には「マイネ王」への無料登録が必要です。
フリータンクは、パケットシェアのように個人グループで完結せず、誰にも帰属しない共有データ容量です。引き出し制限があり、継続的な利用には向いていません。
mineoのパスケットとは?
パスケットは、余ったパケットを貯めておける自分専用のデータ貯金箱のようなサービスです。月額110円(税込)で利用できます。
余った容量を無制限にためておけて、有効期限もありません。必要なときに自由に出し入れ可能で、他人に影響されず安心して使用できます。
完全に個人管理できるため、パケットシェアのようなグループ共有より柔軟かつ長期的に使えるのが特徴です。
mineoのパケットシェアに関するQ&A
Q.mineoのパケットシェアで一度に全メンバーを解散させることはできる?
一度に全メンバーを解散させることは可能です。
詳しい手順を知りたい方は以下をタップしてご確認ください。
全メンバーを解散させる手順
Q.mineoのパケットシェアは同一名義でもできる?
mineoのパケットシェアは同一名義でも利用可能です。同一のeoIDで契約している回線であれば、パケットシェア機能を使ってパケットを共有できます。
たとえば、1人で複数回線を持っていたり、家族の回線をまとめて1つの名義で管理している場合でも、事前にシェアメンバーとして登録することで問題なく繰り越しパケットの共有が可能です。
Q.mineoのパケットシェアはいつから適用される?
パケットシェアは、メンバー全員の承認が月末の23:30までに完了していれば、翌月1日から適用されます。
Q.mineoのパケットシェアを解除したらいつから反映される?
パケットシェアを解除すると、「【mineo】パケットシェア承認依頼のお知らせ」というタイトルのメールが届きます。メールに記載のURLをクリックし承認手続き完了後、即日反映されます。
mineo「パケットシェア」まとめ
本記事では、mineoの「パケットシェア」についてまとめました。
この記事でわかったこと
- 余ったデータ容量を翌月に繰り越し、分け合えるサービス
- 最大10回線までシェア可能
- 同一名義や異なる回線同士でも利用できる
- シェアするには代表者がメンバーを登録し、全員が承認する必要がある
- シェアされたデータ容量は翌月末までが有効期限
- 他にも便利なパケットサービスがある
mineoのパケットシェアは、余ったデータ容量を家族や複数の端末で無駄なく使いたい方にぴったりのサービスです。上手に活用することで、月々の通信費を抑えることができます。
また、パケットギフト・フリータンク・パスケットなどの他サービスと組み合わせれば、データのやり取りや保存もより柔軟に行えるようになります。
すでにmineoを利用している方も、これから契約を検討している方も、自分の使い方に合ったサービスを取り入れて、ぜひお得に便利に使いこなしてみてください。