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eSIMとは?対応端末や対応キャリアを紹介!知らなきゃ損なメリットって?

更新日:2020.07.03

eSIMとは何か、その基礎知識についてまとめました。eSIMのメリットや使えるキャリアと格安SIM、iPhoneシリーズの対応状況なども紹介しています。新型iPhone SE(第2世代)など、近年発売されたiPhoneはeSIMに対応しているものが多いです。

スマホなどの携帯電話は「SIMカード」と呼ばれる小型のチップを入れて使うのが一般的です。しかし、ここ数年で「eSIM」という新たな技術が登場しています。

eSIMは海外のキャリアを中心に普及してきましたが、日本でも格安SIMではIIJmio、キャリアでは楽天モバイルが導入しており、今後は普及が進む可能性があります。

そこでこの記事では「eSIMとは何か」を始めとした、eSIMに関する基礎知識を紹介します。

eSIMが使えるiPhoneについてもまとめています。eSIMについて知りたい人、自分の使っているiPhoneがeSIMに対応しているか知りたい人は必見です。

eSIMとは?

eSIMについての基礎知識をまとめておきましょう。

eSIMとは「スマホ内蔵型SIM」のこと

eSIMは「イーシム」と読み、「Embedded SIM」の略語です。

「embed」とは「はめこむ」「埋め込む」という意味があります。Embedded SIM=eSIMとは「はめこまれたSIM」「埋め込まれたSIM」=スマホなどの携帯電話に内蔵されたSIMになります。

ちなみに「SIM」とは「Subscriber Identity Module Card」(subscriber=加入者、identity=身元)の略で、 加入者の身元を特定するためのものです。利用者識別番号や携帯電話番号、(キャリアの場合)メールアドレスなどの情報が書き込まれています。

今まではSIMのことを一般的に「SIMカード」と呼び、爪の先ほどの大きさのチップをスマホなどの携帯電話に挿して使っていました。

しかし、eSIMは今までのSIMカードのようにチップの形を取っておらず、スマホなどの本体内部の領域に情報を書き込む場所があります。

今までのSIMカード=「物理SIM」、eSIMを「仮想SIM」ということもできます。

eSIMを使うにはキャリアと端末の両方が対応している必要がある

eSIMやSIMカードはキャリア(ドコモ・au・ソフトバンク・楽天モバイル)が発行しています(法人向けとしてはIIJmioも発行)。

eSIMを使いたい場合、キャリアがeSIMの発行をしていなければ使うことができません。2020年5月現在、eSIMを発行しているキャリアは楽天モバイルのみです。

SIMはスマホに入れて使うものなので、スマホ側もeSIMに対応している必要があります。

iPhoneは一部がeSIMに対応しています。Androidは日本国内で正規に使える端末としてはGoogle Pixel 4/Pixel 4 XL、Rakuten miniなどがあります。

eSIMのメリット

eSIMのメリットについて紹介します。

1台のスマホで2枚SIMカードを使える

eSIMが使えるスマホは、原則として「SIMカードを入れるためのSIMカードスロットがあった上でeSIMにも対応している」という状態になっています。

そのため、「SIMカードスロットにはドコモのSIMカードを入れる」「eSIM領域には楽天モバイルのeSIMを設定する」という使い方ができます。

このように2枚のSIMを入れることを「デュアルSIM」といいます。

eSIMを活用したデュアルSIMのメリット

  • 1つのスマホで2つの電話番号が使える
  • それぞれ特徴の違うSIMを併せて使える
  • スマホを2つ持ち歩く必要がない
  • SIMカードを挿し替える必要がない

SIMにはそれぞれ違う電話番号が振られます。「SIMカードは仕事用のスマホ」「eSIMにはプライベート用」のように設定すると、1つのスマホで2つの電話番号が使いわけられます。

「SIMカードは通話定額」「eSIMは高速データ通信容量が大容量」のように、違う特徴を持つSIMを併用することもできます。

また、30代以上の人の中には「学生時代から使っているキャリアのメールアドレスを手放したくないから格安SIMに乗り換えられない(キャリアを解約したくない)」という人もいるでしょう。このような場合に「SIMカード側に最低限の契約に抑えたキャリアのSIMカードを入れる」「eSIM側にメインで使いたい格安SIMを設定する」と使い分ける、という手もあります。

デュアルSIM対応端末やeSIMを使えば、1台のスマホで済むのでとても便利です。

契約手続きが楽

手続きのためにショップに行ったりSIMカードの配送を待つ必要がない」ため、契約手続きが非常に楽です。

今までは新規契約やMNP転入など、新しいSIMカードの発行を伴う手続きが必要な場合はショップに出向いてSIMカードを受け取るか、電話やネットで手続きをした後に自宅にSIMカードが送られてくるのを待つ必要がありました。

しかし、eSIMの場合は物理的なSIMカードのやり取りの必要がなく、「発行されたQRコードをeSIMを設定したいスマホで読み込む」などの作業だけでSIMの設定が完了します。

海外旅行の際に現地でプリペイドSIMを買わずに済む

海外で自分のスマホを使うには「国内で使っているキャリアなどの国際ローミングを使う」「空港などで現地で使える旅行者用プリペイドSIMを買って使う」という方法でした。

しかし、今は旅行者向けのプリペイドeSIMというのがあります。旅行者向けのプリペイドeSIMは、その多くが日本国内で専用アプリをダウンロードして手続きができます。

事前に手続きを済ませておけば、現地の空港でプリペイドSIMの自動販売機を探して歩く手間や空港カウンターの隅やカフェの店先などで慌ただしくSIMカードを挿し替えたりする手間が省けます。現地についたら回線を切り替えるだけですぐに使えるようになり、便利です。

eSIMが利用できる格安SIM

2020年5月現在でeSIMが利用できるキャリア・格安SIMを紹介します。

キャリアの中でeSIMに対応しているのは楽天モバイルのみ、格安SIMはIIJmioのみです。

IIJmio

出典:IIJmio

IIJmioのeSIM向け料金プランは「データプラン ゼロ(eSIM)」と「eSIMプラン(ベータ版)」の2つがあります。
どちらもデータ通信専用プランなので、音声通話はできません

データプラン ゼロ(eSIM)は月150円で、このままの状態では高速データ通信容量はバンドルされていません。高速データ通信容量は別途1GB300円、2GB~10GBは450円で購入する必要があります。

データプラン ゼロ(eSIM)

初期費用3,000円
月額料金150円
追加データ量 1GB300円
追加データ量 2GB~10GB450円

eSIMプラン(ベータ版)は月1,520円で、6GBの高速データ通信容量がバンドルされています。

eSIMプラン(ベータ版)

初期費用3,000円
月額料金1,520円
高速データ通信容量6GB

データプラン ゼロ(eSIM)は「格安SIMをメインに使っている人の高速データ通信容量不足対策」として使うのがおすすめです。

なぜなら、格安SIMの高速データ通信容量の追加チャージは、LINEモバイルが500MBで500円、UQモバイルが100MBで200円のように非常に割高だからです。

これらの格安SIMを使っていて高速データ通信容量が不足した場合、追加チャージを購入するよりはeSIM側にIIJmioのデータプランゼロ(eSIM)を設定しておけば450円で1GBのデータ通信ができます。

eSIMプラン(ベータ版)の6GBで1,520円は、格安SIMのデータ通信専用プランとしては標準的な料金です。特別お得というわけではありませんが、SIMカード側にキャリアのSIMカードを入れておき、音声通話はキャリアで、データ通信はeSIM側のIIJmioでと使い分けるのがおすすめでしょう。

ドコモのギガライトの場合、月に6GB使おうとすると3,980円かかってしまいます。これをIIJmioのeSIMプラン(ベータ版)と併用すればドコモ側は最低限の1,980円で済み、eSIMプラン(ベータ版)の1,520円を合計しても3,500円で済みます。

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楽天モバイル

出典:楽天モバイル

楽天モバイルは、2020年4月8日よりドコモ・au・ソフトバンクに続く「第4のキャリア」として本格スタートしました。キャリアの中ではいち早くeSIMを手掛けています

楽天モバイルはIIJmioのようにeSIM向け料金プランがあるわけではありません。楽天モバイルで販売されている「Rakuten mini」はeSIMしか使えないので、この端末を買う場合は必然的にeSIMが発行されます。

そのほか販売されているAndroid端末はeSIMに対応しているものがないのでSIMカードが発行されます。

楽天モバイルはSIMのみの契約もできます。その際はSIMカードを使うかeSIMを使うかを選べます。

料金プランは「Rakuten UN-LIMIT」のみで、2020年5月現在は300万名を対象に月2,980円の料金が1年間無料になるキャンペーンが行われています。

高速データ通信容量は楽天回線エリアであれば使い放題となっています。しかし、楽天の電波が届かずにパートナーであるau回線につながるエリアだと月5GB(超過後も最大1Mbpsで使い放題)です。

さらに通話専用アプリ「Rakuten Link」を使うと、24時間国内通話がかけ放題になります。

初期費用3,000円
月額料金2,980円(ただし300万名対象に1年間無料キャンペーン中)
高速データ通信容量楽天回線エリアは使い放題(au回線エリアは月5GB)

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新型iPhone SE(第2世代)もeSIMに対応してる

新型iPhone SE(第2世代)を始めとしたiPhoneシリーズのeSIMへの対応状況についてまとめておきます。

eSIMが使えるiPhone一覧

iPhoneシリーズは、iOS 12.1以降を搭載したiPhone XS、iPhone XS Max、iPhone XR以降であればeSIMを使えます。

ただし、ドコモ・au・ソフトバンクから発売されているキャリア版iPhoneでeSIMを使う場合、SIMロックを解除する必要があります。

これは「ドコモ版iPhoneやau版iPhoneでIIJmioのeSIMを使う」という場合でも同じです。「IIJmioはドコモやauのMVNOだからSIMロックを解除しなくても使えるのでは?」と思われがちですが、eSIMを使う場合に限ってはSIMロック解除が必要になります。

eSIMが使えるiPhone一覧

△は「SIMロック解除が必要」

機種名ドコモauソフトバンクワイモバイルSIMフリー
iPhone SE(第2世代)
iPhone 11 Pro Max
iPhone 11 Pro
iPhone 11
iPhone XR
iPhone XS Max
iPhone XS
iPhone X
iPhone 8 Plus
iPhone 8
iPhone 7 Plus
iPhone 7
iPhone SE(第1世代)
iPhone 6s Plus
iPhone 6s

iPhoneでのeSIMを使用・設定する方法については下記の記事を参考にしてください。

新型iPhone SE(第2世代)はコスパ最強

Appleは2020年4月16日に新型iPhone SE(第2世代)を発表しました。SIMフリー版は翌17日から、キャリア版は5月11日からの販売です。

第1世代のiPhone SEは、2016年3月31日から2018年9月13日まで販売されていました。4インチという画面サイズに起因するコンパクトなボディと過不足のない機能と性能が大きな人気を集めていました。

販売終了後も中古スマホ市場での人気が衰えず、後継機種を望む声も多かったので待望の第2世代の発売です。

この新型iPhone SE(第2世代)も、eSIMに対応しています。

新型iPhone SEはSIMフリー版が44,800円(64GB)からと、近年発売されたiPhoneシリーズの中では格段に求めやすい価格です。

しかし、最新ハイエンドiPhoneであるiPhone 11シリーズと同じ「A13 Bionic」というチップを搭載しているため、動作は非常に快適です。普通の使い方をしている限り、新型iPhone SE(第2世代)の動きはiPhone 11シリーズに比べて遜色ないでしょう。

次世代のiPhone 12シリーズは例年どおりだと2020年秋頃に発売されるでしょう。それまで待てないという人やできるだけ安くiPhoneを買いたい人は、新型iPhone SE(第2世代)の購入を検討してみてはいかがでしょうか。

新型iPhone SE(第2世代)の予約・購入方法ついては下記の記事を参考にしてください。

eSIMを使うとデュアルSIMが簡単に実現!新型iPhone SEでも使える!

eSIMの概要とメリット、eSIMが使える格安SIMとiPhoneの対応状況について紹介しました。

iPhoneはiPhone XS、iPhone XS Max、iPhone XR以降なら対応していますが、これらのiPhoneを使っている人でもeSIMのことは意外に知らないことが多いでしょう。

今のところeSIMを活用する最大のメリットは「他のSIMと組み合わせて使える」という点で、「データ通信使い放題、通話かけ放題」を謳っている楽天モバイルのRakuten UN-LIMITと組み合わせて使うのがおすすめです。

特に楽天回線エリアに住んでいる人は完全にデータ通信が使い放題になりますので、積極的に検討するとよいでしょう。

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