1円スマホが購入できるキャンペーン・仕組みを徹底解説
1円スマホキャンペーンを利用して端末を購入したい人に向け、1円スマホ廃止の規制内容と、一括・月額1円でスマホを購入する方法を紹介。注意点・落とし穴や、ソフトバンクの新トクするサポートとオンラインショップ割を利用した乗り換え手順も解説します。
この記事の目次
「1円スマホが廃止って本当?」「端末を1円で購入できるキャンペーンはある?」と、1円スマホに興味のある人は多いのではないでしょうか。
2023年12月27日にスマホの値引き額についての規制が強化されたため、高額なハイエンド機種の大幅値引きはできなくなりました。
しかし、ソフトバンクが実施した新たな仕組みにより、月額1円での購入は可能です。そこで今回は、1円スマホが廃止となった規制の内容と、ソフトバンクで購入できる月額1円スマホを紹介します。
注意点も解説しているので、1円でスマホを購入したいと考えているなら、ぜひ本記事を参考にしてくださいね。
記事のかんたんまとめ
- 2023年12月27日の規制強化により、スマホの値引額は最大44,000円(税込)と上限ができた
- 現在でも、本体価格が22,001円(税込)以下の端末は一括1円で購入可能
- ソフトバンクの「新トクするサポート」なら、iPhone 15やGoogle Pixel 8などが月額1円で買える
- ソフトバンクで端末を月額1円で購入するには、オンラインショップから回線とセット申し込みする必要がある
- 1〜2年で端末を返却しないと、分割金の支払いが発生するので要注意
- ソフトバンク以外の通信会社でも、同様のサービスを提供する可能性は十分にある
1円スマホは廃止?総務省による新ルール
2023年12月27日、総務省の「電気通信事業法」が一部改正となり、スマホの大幅値引きについての規制が下表のように強化されました。
2023年12月26日まで 値引き額上限(税込) | 2023年12月27日以降 値引き額上限(税込) | |
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通信契約+端末購入 | 22,000円 | 44,000円 ・4万円〜8万円の端末は価格の50% ・4万円以下の端末は22,000円 |
端末購入のみ | 上限なし | 規制対象 |
「今までも、回線契約と同時に購入したら2万円までしか割引にできなかったのでは?」と、思う人も多いのではないでしょうか。
今まで1円での端末販売が可能だったのには、簡単なからくりがあります。
「通信契約+端末購入」の値引き22,000円(税込)に、上限のない「端末購入のみ」の条件を組み合わせて、1円で端末を提供していました。
具体的に、定価55,000円(税込)のスマホが1円で販売していた場合、値引き額の内訳を考えてみましょう。
回線と同時契約すると、22,000円(税込)まで値引きが可能です。さらに「端末のみの購入」として32,999円(税込)を値引きすれば、1円での販売が可能となります。
- 定価55,000円-回線契約の値引き(22,000円)-端末購入のみの値引き(32,999円)=1円
しかし、今回の規制強化で「端末購入のみ」の値引きが禁止となったため、最大44,000円(税込)しか値引きできなくなりました。定価55,000円(税込)のスマホを購入する場合、最低でも11,000円(税込)の負担が発生します。
つまり、今回の規制強化で「1円スマホが事実上廃止」といわれていたのは、端末単体値引きが禁止となったことが大きな理由です。
1円スマホを購入する方法はない?
規制強化により1円スマホは事実上廃止と思われていましたが、2024年1月現在、次の通信サービスで1円スマホ・月額1円スマホの購入が可能です。
1円スマホが購入できるキャリア・格安SIM
- ソフトバンク:新トクするサポート
- LIBMO:スマホ大特価セール
- ワイモバイル:大特価スマホ
- UQモバイル:UQオンラインショップ販売価格
2024年1月時点
ソフトバンクの「新トクするサポート(バリュー)」は、12回の支払いを終えて返却すると、残債分の支払いが不要になる仕組み。
総額142,920円(税込)のiPhone 15(128GB)も、新トクするサポート(バリュー)を利用すれば月額1円で購入可能です。
1年で端末を返却すれば、実質月額1円でiPhone 15(128GB)の購入ができます。最新のハイエンド機種が月額1円で購入できるのは、2024年1月現在ではソフトバンクのみです。
1年での返却に抵抗がないなら、ソフトバンクの新トクするサポート(バリュー)を利用すれば最新の高額機種を安く購入できるでしょう。
また、LIBMO・ワイモバイル・UQモバイルで販売されている1円端末は、元々の端末価格が22,001円(税込)以下のものが中心です。
今回の規制でも、端末価格が44,000円(税込)以下なら最大22,000円(税込)まで値引きができます。つまり本体価格が22,001円(税込)であれば、1円での端末販売が可能です。
LIBMO・ワイモバイル・UQモバイルでは、この規制上限を利用して1円端末を提供しています。
条件付きであれば、1円でスマホを購入できるキャリア・格安SIMは今後も増えていくと考えてよいでしょう。
ソフトバンク「新トクするサポート(バリュー)」の概要
出典:ソフトバンク
ソフトバンク「新トクするサポート(バリュー)」は、回線契約の有無にかかわらず、対象機種を48回払いで購入すると利用できる無料のプログラム。
端末購入から13ヶ月目以降に端末を返却すると、最大36回分の対象機種の分割支払金・賦払金の支払いが不要になります。
1.適用条件
新トクするサポート(バリュー)は、4つの条件をすべて満たすと適用されます。
適用条件
- 対象機種を48回払いで購入すること
- 端末購入から13ヶ月目以降に特典に申し込むこと
- 翌月末までに対象機種をソフトバンクが回収・査定完了すること
- 回収端末がソフトバンク指定の査定条件を満たさない場合、最大22,000円(不課税)を支払うこと
新トクするサポート(バリュー)は、全ての機種で利用できるわけではありません。次項「2.対象機種」で紹介する対象機種を、48回払いで購入した場合に適用されます。
48回払いで購入すれば、申し込み時に新トクするサポート(バリュー)への申し込みは不要です。
端末を購入したら12ヶ月使用し、13ヶ月目以降に特典への申し込み、端末をソフトバンクに返却しましょう。翌月末までにソフトバンクが回収・査定完了し、端末に故障や破損がなければ、手続きは終了です。
端末が水濡れや落下で故障・破損していた場合には、最大22,000円(不課税)の支払いが発生するので注意しましょう。
また、端末の返却が13ヶ月目以降になると、端末の分割料金が高くなります。使い続けたい場合には、端末ごとに設定された13ヶ月目以降の分割金の支払いが必要になるので要注意です。
「実質月額1円で端末を購入したい」という場合には、端末購入から13ヶ月目に新トクするサポート(バリュー)の特典に申し込みましょう。
2.対象機種
2024年1月現在、新トクするサポート(バリュー)対象機種は次の4つです。
新トクするサポート(バリュー)対象機種
- iPhone 15
- Google Pixel 8
- Xiaomi 13T Pro
- motorola razr 40s
サービス開始時はiPhone 14も対象機種でしたが、現在は新トクするサポート(スタンダード)の対象機種です。
ただし、新トクするサポート(スタンダード)を利用して2年で端末を返却すれば、iPhone 14も安く購入できます。
iPhone 14(128GB)をオンラインショップ割で購入し2年で返却すると、総額9,840円(税込)、月額410円(税込)になる計算です。
「1年で返却するのは抵抗がある」「最新機種でなくてもよい」という場合は、新トクするサポート(スタンダード)もチェックするとよいでしょう。
3.支払いイメージ
出典:ソフトバンク
新トクするサポート(バリュー)の支払いについて、iPhone 15(128GB)を例にイメージしてみましょう。
iPhone 15(128GB)が月額1円になるからくり
- 1回目~12回の支払月額:1,833円
- 13回目~48回の支払月額:3,359円
- 1年で返却すると、13回目以降の支払いが0円になる
- 1年返却時の実質支払額=1,833円×12回=21,996円
- オンラインショップ割=21,984円
※価格はすべて税込
21,996円-21,984円=総額12円
オンラインショップ割の21,984円(税込)分は、1〜12回分の支払い総額である21,996円(税込)から割り引かれます。そのため12回目までの支払いは、月額1円(総額12円)です。
1年で端末を返却すると、13回目以降の支払いは不要となるため、iPhone 15(128GB)を実質12円で1年間使えることになります。
13ヶ月目以降も端末を使用したい場合、月額3,359円(税込)の支払いが発生する点に注意が必要です。ただし、機種変更したいタイミングでソフトバンクへ端末を返却すれば、残債分の支払いは不要となります。
1年で返却すれば実質12円、1年超過後も月額3,359円(税込)で使い続けられるので、無駄のない仕組みといえるでしょう。
ソフトバンク以外に1円スマホキャンペーンを実施しているキャリアはある?
2024年1月現在、ソフトバンク以外でスマホを実質1円・月額1円で提供しているキャリアはありません。
しかし、ドコモやau、楽天モバイルでもソフトバンクと同様のサービスを展開する可能性は高いといえます。
今回の規制強化により、多くの端末メーカーは「消費者にスマホを買ってもらえなくなるのでは」と苦しい状況に立たされました。
ソフトバンクが打ち出した1年でのスマホ買い替えを促す「新トクするサポート(バリュー)」は、端末メーカーにとって朗報だといえるでしょう。
ユーザー側は安く端末を購入でき、端末メーカーは販売台数の増加効果が期待できるため、双方にメリットがあります。
キャリア側にとっても、高額・高性能機種を安く提供できれば顧客が増え、収益の増加も見込めるでしょう。
1円端末を販売すると転売目的の購入が増える可能性がありますが、新トクするサポート(バリュー)は分割払い契約のため、転売抑止にもなります。
多くのメリットがあるため、ドコモやau、楽天モバイルでも同様の仕組みが導入されるのは時間の問題と考えてよいでしょう。
実際に、auでは「Google Pixel 7a」「Galaxy S22」などの一部の機種で、月額2〜3円での販売をしています。
1円スマホキャンペーンの仕組み・からくり
1円スマホキャンペーンの仕組み・からくりは、大きく2つあります。
1円スマホキャンペーンの仕組み・からくり
- 割引+購入サポートプログラム
- 割引のみ
1.割引+購入サポートプログラム
1円スマホを実現するために用いられる仕組み・からくりとして、割引と購入サポートプログラムを組み合わせたものがあります。
先述の「ソフトバンク新トクするサポート(バリュー)」が該当し、月額1円で端末の購入が可能です。
割引額を44,000円(税込)以内に抑えつつ、1〜2年での端末返却後の残債支払いを不要にすることで、低価格での端末販売を実現しています。
残債の支払いが不要になるタイミングまでの期間と、返却可能期間超過後の分割金額を変えているのも特徴です。
ソフトバンク「新トクするサポート(バリュー)」iPhone 15(128GB)の場合
- 12回目までの分割金:月1,833円(税込)
→割引(21,984円)適用で月額1円に - 13回目以降の分割金:月3,359円(税込)
13回目以降(返却可能期間超過後)は分割金が高くなる点に注意が必要ですが、高額な機種を安く購入できる点が大きなメリットです。
2.割引のみ
規制の範囲内で割引を適用する方法でも、1円スマホキャンペーンを提供しているケースがあります。今回の規制では44,000円(税込)以下の端末は、最大22,000円(税込)の割引が可能です。
本体価格が22,001円(税込)なら一括1円で端末を販売できるため、1円スマホキャンペーンは現在も実施されています。
1円スマホを検討する際の注意点・デメリット・落とし穴
1円スマホの購入を検討する際、次の4点に注意する必要があります。安さだけで選ぶと後悔することになる場合もあるので、デメリットや落とし穴も確認しておきましょう。
1円スマホの注意点
- 端末を返却する必要がある
- キャンペーンの適用条件を確認する
- 一括1円スマホはスペックが低い
- 即時解約の繰り返しはブラックリスト入りするリスクがある
注意点1.端末を返却する必要がある
割引と購入サポートプログラムを併用してスマホ代の支払いを月額1円にしている場合、1〜2年で端末を返却する必要がある点に注意しましょう。
返却時期を過ぎても端末は利用できますが、分割料金が発生するようになります。返却時期は購入サポートプログラムにより異なるので、機種を購入する前に返却時期と返却時期を過ぎた場合の分割金額を確認しておきましょう。
注意点2.キャンペーンの適用条件を確認する
端末が1円で購入できるキャンペーンは、多くの場合で適用条件があります。キャンペーンページを読み、条件を把握してから申し込みましょう。
特に次の点は確認しておく必要があります。
キャンペーンの適用条件
- 申し込み種別:他社乗り換え(MNP)・新規契約・端末のみ購入 など
- 申し込みプラン:料金プランは指定されているか
- オプション:対象オプションへの加入が必要か
- エントリー:指定ページからの申し込みやエントリーが必要か など
他社乗り換え(MNP)と新規契約で割引額が違うケース、機種変更は割引にならないケースもあります。「1円で購入できるから機種変更しよう」と思っても、機種変更では1円にならない場合も多くあるので、注意しましょう。
例えば、ソフトバンクの「新トクするサポート(バリュー)」は、回線契約がなくても利用可能ですが「オンラインショップ割」は適用されません。iPhone 15(128GB)を新トクするサポート(バリュー)で購入する場合、1〜12回の支払いでも月1,833円(税込)かかります。
月額1円にならないケースもあるので、適用条件は必ず確認しましょう。
注意点3.一括1円スマホはスペックが低い
一括1円で購入できるスマホは、本体価格が22,001円(税込)以下と安く、基本的な性能しか備えていないものがほとんどです。規制強化により割引額に上限ができたため、高額な高性能スマホは一括1円で購入できないと考えてよいでしょう。
一括1円のスマホは「シンプルな機能だけあれば十分」「スマホに性能を求めない」という人に向いています。
注意点4.即時解約の繰り返しはブラックリスト入りするリスクがある
回線と端末のセット契約で1円スマホ購入後に即時解約を繰り返すと、再申し込みができなくなる可能性があります。
短期間で申し込みと解約を繰り返すと、サービスを利用するつもりがないと判断され、申し込み審査時に落とされるリスクがあるので注意しましょう。
ただし、総務省は「短期解約を行ったことがある」ことのみを理由に、再申し込みを断るのは違反行為とする見解を公表しています。
即時解約をしたとしてもすぐにブラックリストに入る可能性は低いと考えられますが、総合的な判断で申し込みを拒否される可能性はあるでしょう。
引用:総務省「検討の方向性(案)について(短期解約ブラックリスト)」
おすすめの1円スマホ端末
2024年1月現在、ソフトバンクで購入できるおすすめの月額1円スマホは、次の5機種です。
おすすめ月額1円スマホ
- iPhone 15(128GB)
- Google Pixel 8(128GB)
- Xiaomi 13T Pro
- iPhone SE(第3世代)
- Redmi Note 10T
1.iPhone 15(128GB)
出典:ソフトバンク
iPhone 15は、2023年9月22日に発売開始された現行では最新シリーズのiPhone端末です。
USB-Cコネクタで他のデバイスの充電ケーブルと兼用できるため、iPhone 14シリーズよりも利便性が高くなっています。
CPUにはiPhone 14 Proシリーズと同じ「A16 Bionicチップ」を採用。美麗で壮大なグラフィックが使われているゲームでも、なめらかに映像を映し出せるので存分に楽しめるでしょう。
メインカメラは48MPで、超高解像度の写真を撮影できます。細部までとらえた繊細な写真や、望遠で美しい風景を切り取ることも可能です。高性能なiPhoneを安く購入したいなら、iPhone 15はコスパがよい機種といえるでしょう。
iPhone 15 | |
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ソフトバンク価格 (税込/128GB) | 142,920円 |
本体サイズ | 147.6mm×71.6mm×7.8mm |
画面サイズ | 6.1インチ |
重さ | 171g |
カメラ | 先進的なデュアルカメラシステム 48MPメイン 超広角 |
CPU | A16 Bionicチップ |
バッテリー容量 | ビデオ再生:最大20時間 |
生体認証 | Face ID |
カラー | ピンク/イエロー/グリーン/ブルー/ブラック |
2.Google Pixel 8(128GB)
出典:ソフトバンク
Google Pixel 8は、2023年10月12日に発売された最新のGoogle Pixelシリーズです。128GBと256GBのストレージ容量から選べますが、月額1円で購入できるのは128GBのみとなります。
カメラ機能が充実しており、夜景モードや天体写真、CMでも話題の「消しゴムマジック」も利用できます。リアルタイム翻訳機能も搭載されており、対面の会話をその場で49の言語に通訳できるのは、Google Pixelシリーズの大きな魅力。
旅行や出張などで海外に行く機会が多い人におすすめの機種です。
端末名 | Google Pixel 8 |
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ソフトバンク価格 (税込) | 128GB:111,600円 256GB:126,000円 |
本体サイズ | 150.5mm×70.8mm×8.9mm |
画面サイズ | 6.2インチ |
重さ | 約187g |
CPU | Google Tensor G3 プロセッサ |
RAM/ROM | 8GB RAM/128GB・256GB ROM |
バッテリー | 4575mAh |
アウトカメラ | 広角:50MP 超広角:12MP |
インカメラ | 10.5MP |
おサイフケータイ | ◯ |
防水/防塵 | IP68 |
生体認証 | 指紋・顔 |
SIM | nanoSIM/eSIM |
カラー | Hazel/Rose/Obsidian/Mint |
3.Xiaomi 13T Pro
出典:ソフトバンク
Xiaomi 13T Proは、2023年12月8日に発売された新機種です。19分で100%までの高速充電が可能なので、うっかり充電するのを忘れた朝でも、出かける準備中にしっかりと充電ができます。
カメラ性能も高く、すばやい連続撮影や暗所での撮影など、幅広いシーンで美麗な一枚を撮影できるでしょう。
「寝る前に充電するのをよく忘れる」「カメラ性能にもこだわりたい」という人に向いている機種です。
端末名 | Xiaomi 13T Pro |
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ソフトバンク価格 (税込) | 111,600円 |
本体サイズ | アルパインブルー:約76mm×162mm×8.6mm メドウグリーン/ブラック:約76mm×162mm×8.5mm |
画面サイズ | 約6.7インチ |
重さ | アルパインブルー:200g メドウグリーン/ブラック:206g |
CPU | MediaTek Dimensity 9200+(オクタコア)3.35GHz+3GHz+2GHz |
RAM/ROM | 12GB/256GB |
バッテリー | 5000mAh |
アウトカメラ | トリプルカメラ(約5000万画素+約5000万画素+約1200万画素) |
インカメラ | 約2000万画素 |
おサイフケータイ | ◯ |
防水/防塵 | IP68 |
生体認証 | 指紋・顔 |
SIM | nanoSIM/eSIM |
カラー | アルパインブルー/メドウグリーン/ブラック |
4.iPhone SE(第3世代)
出典:ソフトバンク
iPhone SE(第3世代)は、2022年3月18日に発売されたiPhone端末です。他のiPhoneとは異なり、指紋認証ができます。
iPhoneとしては安いため、使い慣れているiPhoneを安く購入したい人におすすめです。
価格は安いものの、CPUは高性能な「A15 Bionicチップ」を採用しており、動作が遅いと感じることは少ないでしょう。
サイズもコンパクトなので、片手操作したい人や手の小さい子どもにスマホを持たせたいと考えている人にも向いています。
iPhone SE(第3世代) | |
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ソフトバンク価格 (税込) | 64GB:73,440円 128GB:81,360円 256GB:99,360円 |
本体サイズ | 138.4mm×67.3mm×7.3mm |
画面サイズ | 4.7インチ |
重さ | 144g |
カメラ | 12MP(広角) |
CPU | A15 Bionicチップ |
バッテリー容量 | 最大15時間のビデオ再生 |
生体認証 | Touch ID(指紋) |
SIM | nano-SIM/eSIM |
カラー | (PRODUCT)RED/スターライト/ミッドナイト |
5.Redmi Note 10T
出典:ソフトバンク
Redmi Note 10Tは、2022年4月22日に発売されたコスパに優れた機種です。通常価格で総額21,984円(税込)、新トクするサポートとオンラインショップ割を併用すれば、総額24円で購入できます。
性能も十分に高く、5000万画素のカメラを搭載。27種類の撮影状況を自動で認識する機能も使用できます。バッテリーも約5000mAhと大容量なので、1度の充電で長時間の利用ができるでしょう。
「安くて性能も高い機種が欲しい」「端末を返却しなくても負担額が少ない機種を買いたい」という人におすすめです。
端末名 | Redmi Note 10T |
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販売価格(税込) | 21,984円 |
本体サイズ | 約76mm×163mm×9.0mm |
画面サイズ | 約6.5インチ |
重さ | 約198g |
CPU | Snapdragon™ 480 5G(オクタコア)2.0GHz+1.8GHz |
RAM/ROM | 4GB/64GB |
バッテリー | 5000mAh |
アウトカメラ | デュアルカメラ(約5000万画素+約200万画素) |
インカメラ | 約800万画素 |
おサイフケータイ | ◯ |
防水/防塵 | IPX68 |
生体認証 | 指紋・顔 |
SIM | nanoSIM/eSIM |
カラー | ナイトタイムブルー/アジュールブラック |
キャンペーンを利用して1円スマホへ乗り換える方法
出典:ソフトバンク
キャンペーンを利用して1円スマホへ乗り換える方法として、本記事ではソフトバンクへのオンライン申し込みの方法を紹介します。
オンライン手続きなのでスタッフの対面サポートはありませんが、次の5ステップで簡単に乗り換えられるのでぜひ参考にしてください。
キャンペーンを利用して1円スマホへ乗り換える方法
- キャンペーンの適用条件を確認
- 申し込みに必要な情報を準備
- 申し込み手続き
- 開通手続き
- 端末の初期設定
手順1.キャンペーンの適用条件を確認
1円スマホを購入する場合、適用条件を必ず確認しましょう。ソフトバンクでは「新トクするサポート」と「オンラインショップ割」を併用しないと、月額1円でスマホを購入できません。
「新トクするサポート」と「オンラインショップ割」の適用条件を満たした状態で、対象端末を購入し、ソフトバンクへの乗り換えを行う必要があります。
新トクするサポート(バリュー)の適用条件
- 対象機種を48回払いで購入すること(申し込み不要)
オンラインショップ割の適用条件
- 「ソフトバンクオンラインショップ(公式)」(店舗受け取りサービスをのぞく)または「ワイモバイルからソフトバンクへののりかえ専用サイト」で対象機種を購入すること
- 対象機種の購入と同時に、ソフトバンクへの乗り換え(MNP/番号移行)を行うこと
- 契約が個人名義であること
オンラインショップ割は、他社からの乗り換え(MNP)手続きと同時にオンラインショップで端末を購入しないと適用されません。機種変更や新規申込、ソフトバンクの実店舗での申し込みは対象外なので注意しましょう。
手順2.申し込みに必要な情報を準備
申し込みをする前に、必要な情報・書類を揃えておくと手続きがスムーズにできます。ソフトバンクへ申し込む前に、次の情報を準備しておきましょう。
申し込み時に必要なもの | 必要書類・情報 |
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本人確認書類 | 運転免許証 日本国パスポート マイナンバーカード 身体障がい者手帳/療育手帳/精神障がい者手帳 在留カード+外国パスポート/特別永住者証明書 ※現住所の記載がない・現住所が異なる場合は、発行から3ヶ月以内の補助書類が必要 住民票記載事項証明書(原本) 公共料金領収書(電気・ガス・水道・NHK受信料)または官公庁発行の印刷物 |
支払い情報 (契約者と同一名義) | クレジットカード 銀行口座情報 |
MNP予約番号 | 乗り換え前の携帯電話会社にて発行可能 ※ワンストップ方式非対応の通信会社のみ |
MNP予約番号については、次のワンストップ方式対応通信サービスからソフトバンクへ乗り換える場合、事前取得が不要です。ソフトバンクへの申し込みと同時にMNP転出手続きができます。
ワンストップ方式対応の通信サービス
- ドコモ・ahamo
- au・UQモバイル・povo
- ワイモバイル・LINEMO
- 楽天モバイル
- 日本通信SIM
- mineo
- センターモバイル
- ゼロモバイル(LPモバイル)
※2024年1月現在
手順3.申し込み手続き
申し込み準備が整ったら、ソフトバンクのオンラインショップから申し込み手続きを始めましょう。
申し込みの流れ
- ソフトバンクのオンラインショップへアクセス
- 購入したい対象端末を選択
- 必要事項を選択し「次へ」
- 機種のカラー・容量・支払い回数・申し込みプランなどを選択して「次へ」
- オプションを選択して「次へ」
- 欲しいアクセサリ(付属品)があれば選択して「次へ」
- 電話番号とMNP予約番号を入力/取得していない場合は通信会社を選択して「次へ」
- (MNP予約番号を取得していない場合)選択した通信会社でMNP転出手続き
- ソフトバンクの申し込みページへ戻ったら、規約同意・内容確認
出典:ソフトバンク
月額1円で購入できる対象機種を選択し、画面の案内に従って操作をすれば、15分程度で完了します。
手順3の画面に表示される「受け取り」「お手続き」の選択項目では、必ず次の情報を選択してください。
申し込み前の選択項目
- 受け取り:「自宅などで受け取る」を選択
- お手続き:「他社からのりかえ(MNP)」を選択
手順4の「支払い回数」では「48回払い」を選択し、割引項目の「オンラインショップ割」にチェックが入っていることも確認しましょう。
出典:ソフトバンク
手順7では、乗り換える回線の電話番号を入力し、MNP予約番号を取得している場合は、MNP予約番号も入力します。
ワンストップ方式を利用する場合は「MNP予約番号情報は取得済みですか?」で「いいえ」を選び、利用中の通信会社をタップ・入力してください。
通信会社のページでMNP転出手続きが完了すると、ソフトバンクのページに戻ります。規約に同意し、申し込み内容に間違いがないことを確認したら、申し込み手続きを完了させましょう。
手順4.開通手続き
申し込み手続きが完了し、審査に通過すると、数日後に購入した端末が登録住所に届きます。
端末が届いたら、開通手続きを行いましょう。開通手続きは、電話かWebで行えますが、必要な入力情報が違い、受付時間も限られているので注意しましょう。
開通手続きについて(MNP)
- 電話の場合:契約時に決めた暗証番号(4桁の番号)
- Webの場合:受付完了メールに記載のお申し込み受付番号(16桁の英数字)
- 受付時間:どちらも9:00〜20:30(年中無休)
※ワイモバイル・LINEMOからの乗り換え時の受付時間は22:30まで
手順5.端末の初期設定
開通手続きが完了したら、購入した端末でソフトバンク回線が使えるよう初期設定をする必要があります。
初期設定方法は機種やSIMタイプにより異なるので、ソフトバンク公式ページにある「機種別設定方法」を確認しましょう。
1円スマホキャンペーンに関するQ&A
1円スマホキャンペーンを利用して端末を購入したい人が気になりやすいポイントを、5つピックアップしました。
1円スマホキャンペーンを利用して失敗したと後悔しないよう、不明点や疑問点は解決しておきましょう。
Q.1円スマホキャンペーンでiPhoneを買うにはどうしたらいい?
1円スマホキャンペーンの対象となっているiPhoneを探しましょう。例えば、ソフトバンクの新トクするサポートなら、iPhone 15(128GB)と、iPhone SE(第3世代)が月額1円で購入できます。
他にもiPhone端末を安く買える格安SIMやキャリアがあるので、次の記事を参考にiPhone端末を販売している場所を探してみてください。
Q.1円スマホを契約なしで購入する方法は?
2024年1月現在、回線契約なしで1円スマホを購入する方法は存在しないと考えてよいでしょう。
端末のみを購入する場合、割引が適用されないケースがほとんどです。多くの場合、他社からの乗り換え(MNP)での回線契約が必要になります。
Q.ヤマダ電機ではiPhoneを1円で買える?
ヤマダ電機ではソフトバンク「新トクするサポート」の契約で、iPhoneを月額1円で購入できる可能性があります。
2024年1月には、iPhone 14(128GB)を月額1円で購入できるキャンペーンを開催していました。今後も回線とセットで契約すれば月額1円でiPhoneを購入できる可能性はあるでしょう。
ただし、規制強化により22,001円(税込)以下の機種は1円で販売できなくなったため、iPhoneのみを1円で購入はできません。
Q.ドコモ・au・エディオンに1円スマホキャンペーンはある?
2024年1月現在、ドコモ・au・エディオンのオンラインショップでは1円スマホキャンペーンの開催情報はありませんでした。
ただし、auでは次の端末を月額2円(初回3円)で購入可能です。
auの月額2円端末
- iPhone SE(第3世代)(64GB)
- Google Pixel 7a
- Galaxy S22
- Galaxy A23
- Xperia 1 IV
- Redmi 12 5G
- arrows We
- Redmi Note 10 JE
※2024年1月31日現在
他社/povo2.0からの乗り換えで「au Online Shopお得割」が適用された場合に、月額2円での購入が可能です。端末のみでの購入は割引適用外なので注意しましょう。
Q.1円スマホを契約して即解約しても問題ない?
規約上、1円スマホを即時解約しても違約金が発生しないなら、大きな問題はないといえるでしょう。
また、総務省の見解では「短期解約を行ったことだけを理由に、申し込み拒否は法の規定上できない」と公表されています。短期解約を理由にキャリアや格安SIMのブラックリストに入るリスクは低いと考えてよいでしょう。
ただし、ひんぱんに繰り返すと「サービス利用の意思がない」とみなされ、次回の申し込みを拒否される可能性があります。通信会社のブラックリスト入りが心配な人は、半年ほど回線契約を継続しておくとよいでしょう。
Q.1円スマホのデメリットは?
1円スマホには、主に3つのデメリットがあります。
1円スマホのデメリット
- 高額な機種は、1〜2年で返却しないと月額1円にならない
- 回線契約をしないと1円では購入できない
- 一括1円スマホは本体価格が安いため、スペックが低い
高額な機種を月額1円で購入する場合、1〜2年で端末を返却する必要があります。返却せずに継続利用すると、端末の分割代金の支払いが発生し始めるので注意しましょう。
また、回線契約をしないと端末が1円にならないケースがほとんどです。一括1円で購入できる機種は、本体価格が22,001円(税込)以下のもののため、性能の高さは期待できない点も把握しておきましょう。
Q.スマホ代・携帯料金を安くする方法は?
スマホ代・携帯料金を安くしたいなら、4つの方法がおすすめです。
スマホ代・携帯料金を安くする方
- 格安SIMに乗り換える
- キャンペーン・ポイントサービスを利用する
- 料金プラン・オプションを見直す
- 不要なサブスクを利用していないか確認する
スマホ代・携帯料金を安くする方法についての詳細は、次の記事でも紹介しています。ぜひあわせて参考にしてください。
1円スマホキャンペーンまとめ
今回は1円スマホキャンペーンについて、2023年12月の新ルールの内容や注意点、おすすめ機種などを紹介しました。
この記事でわかったこと
- 2023年12月の新ルールでは、最大44,000円(税込)までしか端末値引きができない
- 一括1円で購入できるのは、本体価格が22,001円(税込)以下の機種のみ
- ソフトバンクの「新トクするサポート」を利用すれば、月額1円で購入できる機種がある
- 今後、ソフトバンク以外の通信会社でも月額1円で端末を販売する可能性はある
2023年12月に規制が強化され、端末の値引き額は最大44,000円(税込)となりました。一括1円で購入できるのは本体価格が22,001円(税込)以下の機種に限られ、高額な機種を実質1円で購入できなくなっています。
しかし、ソフトバンクが月額1円で機種を販売する仕組み「新トクするサポート」を実施したため、機種によっては月額1円での購入が可能な状況です。
他社でもソフトバンクと同じようなサービスを提供する可能性は十分にあり、1円でスマホを購入できるキャンペーンも出てくると考えられます。1円スマホキャンペーンや購入サポートの仕組みを活用して、高額なハイエンド機種を安く購入しましょう。