【各キャリア別】格安SIMへの乗り換え手順を徹底解説!

格安SIMへ乗り換えようと検討している方もいらっしゃるのではないでしょうか。本記事では格安SIMの乗り換え手順を解説。さらに、ソフトバンク・au・ドコモから乗り換える際の注意点も紹介。これから格安SIMの乗り換えを検討している方は今回の格安SIMの乗り換え手順をぜひ参考にしてください。
この記事の目次
今は3大キャリアからも、データ通信利用者にターゲットを絞った格安料金プランが提供されています。
キャリアから格安SIMへの乗り換えを検討している人は多いのではないでしょうか。
格安SIMの乗り換え大まかな手順は、以下の通り。
- 格安SIM会社に申し込み手続き
- SIMカードを受け取る
- 乗り換え先のSIMカードを挿入
- 初期設定を行う
- 電波が繋がっていることを確認
今回は、格安SIMを乗り換える手順をもう少し踏み込んだ内容からご紹介しつつ、ソフトバンク・au・ドコモからの乗り換えの注意点を分かりやすく解説します。
格安SIMへの乗り換え方法は2つ
格安SIMに乗り換える方法は下記のいずれかです。
- スマホ購入とSIMカード契約を同時にする
- スマホはそのままで、SIMカード契約だけをする
格安SIMへの乗り換えといっても、どちらの乗換方法を選ぶかで、乗り換え手順は大きく違ってきます。
それでは、これら2つの乗り換え手順を順を追って確認していきましょう。
スマホ購入とSIMカード契約を同時にする際の手順
スマホ購入とSIMカード契約を同時にする場合は、会社にもよりますが、基本的に個人でする作業はMNP予約番号の発行のみです。(*MNP予約番号の発行手続は、後述する「MNP予約番号の発行」で詳しく解説しています。)
後は、乗り換える格安SIM会社に任せれば、回線開通ができるためスムーズに利用できます。
「面倒なことはしたくない」というなら、同時にスマホ購入とSIMカード契約するのがおすすめです。
スマホはそのままで、SIMカード契約だけをする際の手順
SIMカードのみ契約する場合、申し込みまでの手順は同時にスマホ購入とSIMカード契約したときと同じですが、回線開通までの作業のみ異なります。
持ち込みスマホをそのまま使用する場合は、下記作業を行います。
- 乗り換え先からSIMカードを受け取る
- SIMカードを差し替える
- 開通に必要な初期設定をする
- 回線開通
スマホを購入する場合と比べ、初期設定を自分で行う必要があります。
格安SIM乗り換えで欠かせない事前準備
格安SIM乗り換えに必要な事前準備を紹介します。
事前準備を欠かすと、スムーズに乗り換えできません。必ず乗り換え手順を行う前にすましておくようにしてください。


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違約金や端末残債の確認
基本的にキャリアの契約は、2年縛りが大半です。そのため、契約期間中に解約すると違約金が発生する可能性があります。
しかも、携帯を分割購入している場合は、分割残債も気になるところです。
よって、格安SIMに乗り換える場合は、下記の2つに注意しなければなりません。
- 違約金
- 端末の分割残債
まずは、上記を確認し、乗り換えを検討してみましょう。
違約金や端末残債によっては、乗り換えを延期したほうが良いときもありますし、乗り換えキャンペーン等を使えば問題ないときもあります。
「もう少し待てば良かった…」ということにならないよう、慎重に検討するようにしましょう。
対応機種かどうかの確認
スマホをそのままで格安SIMに乗り換える場合、そのスマホが動作確認済の対応機種かの確認が必要です。
対応機種については、格安SIMを提供しているサービス会社のHPで公開されています。下記はUQモバイルがHPで後悔している動作確認ページです。
出典:UQモバイル
スマホそのままで乗り換えようにも、格安SIMに対応してなくてはどうにもなりません。乗り換え先を決めたら、いの一番に確認してください。
また、併せてSIMカードのサイズ確認も欠かさないようにしてください。SIMカードのサイズは下記3つがあります。
- 標準SIM
- microSIM
- nanoSIM
自分のスマホのSIMカードのサイズをちゃんと把握しておきましょう。
SIMロックの解除
キャリアで購入した端末には、利用制限がかかったSIMロックがかかっています。
そのため、SIMフリーの格安SIMで引き続き使用するには、このSIMロックの解除が必要です。
SIMロックの解除方法は、端末を購入した会社によって少し異なるため、以下をご覧ください。
MNP予約番号の発行
MNPは現在使用している電話番号を、乗り換え後に引き継ぐサービスです。
サービスを利用するには、現在利用している通信業者からMNP予約番号を発行してもらう必要があります。
MNP予約番号がないと、番号引き継ぎができないので忘れず申し込むようにしてください。
クレジットカードの用意
3大キャリアではさまざまな支払方法が用意されていますが、格安SIMの場合、支払方法は「クレジットカード決済のみ」のところが大半です。
中には口座振替に対応しているところもありますが、稀だと考えておいた方が無難でしょう。
まだ乗り換え先が決まっていないなら、選択肢を広げるためにも、クレジットカードの準備をしておきましょう。
以下の記事では格安SIMの支払い方法について詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。
ドコモ・ソフトバンク・auから格安SIMへの乗り換え手順
ここからはキャリア別に乗り換え手順を簡単に紹介します。ざっくりと以下の通り。
- ドコモ/ソフトバンク/auでMNP予約番号を取得
- SIMロックの解除
- 本人確認書とクレジットカードを用意する
- 乗り換え先で格安SIMの契約
- SIMカード挿入後各種設定
- 回線開通
格安SIMへの乗り換え手順は、どのキャリアからでも大差はありません。
詳しい3大キャリアそれぞれの格安SIMの乗り換え手順を知りたい方は、下記をご覧ください。
各キャリアから格安SIMに乗り換える時の注意点
キャリアよりも確実に携帯代金を抑えられる格安SIMですが、乗り換え時には注意しなければならない点がいくつかあります。
乗り換え時には、その注意点を理解した上で申し込むのがおすすめ。その主な注意点は下記のとおりです。
従来のキャリアメールが利用できなくなる回線開通の初期設定(APN設定)は自分でしなければならない
それでは、これら注意点を簡単に確認していきましょう。
従来のキャリアメールが利用できなくなる
キャリアから格安SIMに乗り換えると、下記のように自社ドメインで提供されているメールサービスが利用できなくなります。
- ドコモ:◯◯◯@docomo.ne.jp
- au:◯◯◯@au.com/@ezweb.ne.jp
- ソフトバンク:◯◯◯@i.softbank.jp
キャリアメールを利用している人は、フリーメールに移行しなければなりません。
各方面へのメールアドレス変更の通達など、少々面倒な作業が必要になるので、覚悟しておきましょう。
回線開通の初期設定(APN設定)は自分でしなければならない
格安SIMへの乗り換え時、新たに携帯を購入しSIM契約した人には関係ありませんが、持ち込み端末をそのまま利用する時は注意が必要です。
原則、回線開通までの各種設定は自分でしなければなりません。APN設定もその1つです。
機会が苦手な人には、少々厄介な作業です。
先のAPN設定の手順を見て「できそう」と思った人なら大丈夫ですが、そうでないなら携帯操作に詳しい人に依頼した方が良いかもしれませんね。
APN設定の手順
まずは、届いたSIMカードを端末本体に挿入し、下記手順で「APN」もしくは「CPA設定」まで進んでください。
- 「設定」の無線とネットワークの「その他設定」をタップ
- 「モバイルネットワーク」をタップ
- 「高度な設定」から「APN」もしくは「CPA設定」を選択
そこで、下記情報を入力すれば設定完了です。
設定項目 | 設定値 |
---|---|
APN名、アクセスポイント名 | uqmobile.jp |
APN、APN設定 | uqmobile.jp |
ID、ユーザーID、ユーザー名 | uq@uqmobile.jp |
Password、パスワード | uq |
認証タイプ、PPP認証タイプ、暗号タイプ | CHAP |
APNプロトコル | IPv4v6、IPv4/IPv6 |
APNタイプ | default,mms,supl,hipri,dun |
今回は一般的なUQモバイルのAPN設定方法を紹介していますが、APNの設定方法は端末によって異なります。
まずは、端末に付属している取扱説明書または、端末提供メーカーに問い合わせることをおすすめします。
まとめ
今回はソフトバンク・au・ドコモからの乗り換え手順と注意点を紹介しました。
乗り換えと同時に新機種購入する場合は、何ら面倒な手続きや作業は必要ありません。しかし、持ち込みスマホを使用する場合には、作業が一部増えてしまうため、やや面倒に感じる人も出てくるでしょう。
乗り換えを機に新しいスマホに買い換えるのも1つの手です。
どちらがあなたにとってメリットが高いのかを、よく検討して一番いい方法で乗り換えるようにしてください。