auから格安SIMに乗り換える手順やメリット・デメリットまとめ!乗り換えにおすすめの格安SIM3選

auから格安SIMに乗り換えたい人向けのシミュレーションを紹介していきます。格安SIMのメリット・デメリットのほかに、実際の乗り換えの方法や乗り換えにかかる費用、auから乗り換えたい人におすすめの格安SIMを3選紹介していきます。
この記事の目次
「ずっとauを使ってきたけどそろそろ格安SIMに変えたい」「毎月の通信費を少しでも節約したい」と考えていても、格安SIMがどんなものかよくわからないという人もいるのではないでしょうか。
この記事では格安SIMのメリット・デメリットから、実際の乗り換え方法とかかる費用を徹底的に紹介しています。
また、乗り換え先としてauユーザーにおすすめの格安SIMについても紹介しています。
auから格安SIMへ乗り換え!料金の違いはどれくらい?
auから格安SIMに乗り換えた場合、料金はどのように変わるのでしょうか。同じKDDIが運営し、格安SIMのなかでも人気の高いUQモバイルで比較してみましょう。
MNO | データ容量 | 通常料金 |
---|---|---|
au | 新auピタットプランN(1GB) | 3,150円/月 |
新auピタットプランN(4GB) | 4,650円/月 | |
新auピタットプランN(7GB) | 6,150円/月 | |
UQモバイル | プランS(3GB) | 1,980円/月 |
プランR(10GB) | 2,980円/月 |
毎月3GB程度を使う人であれば、auの新auピタットプランNとUQモバイルのプランSを比較すると、その差は2,670円です。
通話がメインで通信量は使わないので、1GB程度でよいという場合でも月額3,150円のため、UQモバイルのプランSのほうが安いです。
このように似たようなデータ容量でも月額の通信量金に大きく違いがあり、どのようなプランを選択してもUQモバイルの方が安いことがわかります。
格安SIMへの乗換えのメリット
auから格安SIMに乗り換えるメリットは大きく分けて4つあります。それぞれのメリットを具体的に解説します。
キャリアより通信費を安くできる
格安SIMの最大のメリットは料金の安さです。
大手キャリアのプランを使用している人の多くが、月々の通信費に7,000〜8,000円ほどかかってしまっていることに比べ、格安SIMに変えると月々の通信費が2,000〜3,000円程度に抑えることができます。
大手キャリアだと、通信費の他に基本料金が別で設定されている場合がありますが、格安SIMだと純粋な通信費だけで済むのでプランによっては月間5,000円程度のコスト削減も可能です。
なぜこんなにも差が出るかというと、格安SIMは大手キャリアから回線を借りてサービスを提供しており、維持費や設営費など運営に関わる費用を大幅に抑えられることで、消費者に安く提供できるのです。
端末&SIMカードのセットで安く購入できる
格安SIMを販売している事業者の中には、端末をセットで格安で販売しているところも多くあります。中には端末が20,000円~30,000円台のものもあります。
大手キャリアでは端末代が半額程度になるプログラムもありますが、分割かつ同じキャリアを2年以上使い続けることが前提です。
また、大手キャリアの通信費は格安SIMより高額なため、通信費と端末代の合計金額を考えると家計の負担になり得ることもあります。
格安SIMと一緒に端末を買うと、初期費用は少なからずかかるものの、その後の月々の携帯代を抑えられます。
格安SIM独自のサービスがある
格安SIMは各社キャリアにはない様々なサービスを展開しています。
格安SIM | 特徴 |
---|---|
BIGLOBEモバイル | エンタメフリー・オプションでYouTubeやU-NEXTなどがカウントフリーで使い放題 |
IIJmio | ファミリーシェアプランを選ぶと家族全員月額料金が安くなる |
LINEモバイル | 格安SIMの中で唯一LINEのID検索ができる。SNSがカウントフリーになる |
mineo | フリータンクやパケットギフト、パケットシェア等、データ通信に関するサービスが豊富 |
nuroモバイル | データ容量の前借りができる |
OCNモバイルONE | 月単位ではなく日単位の料金プランがある |
このように、データ通信量がカウントされないカウントフリーや、家族割など各社ともにそれぞれ魅力的な特徴があります。
You Tubeをよく観る人であれば、カウントフリーのBIGLOBEモバイルを選んだり、LINEやインスタなどのSNSをよく使う人はLINEモバイルを選ぶなど、選択肢の幅が広いことがメリットです。
自分に合ったプランを細かく選べる
格安SIMでは自分に必要なサービスだけを取捨選択できます。
例えば、通話を必要としない場合は「データ通信専用SIM」を選択でき、音声プランより安く利用できます。
また、SMS機能をつけるか、通話かけ放題オプションを付けるか、容量プランなど細かく設定できる場合が多く、必要のないサービスを削ることで月々の料金を抑えられます。


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格安SIMへの乗換えのデメリット
メリットがある一方でデメリットもあります。ここでは格安SIMのデメリットについて4つ紹介します。
キャリアよりも通信速度が遅く不安定
格安SIMはキャリアの回線を借りて運用しています。
そのため、キャリアと比べると多くの人が使用する通勤通学時間や夜の寝る前の時間帯など、時間帯により通信速度が遅くなることがあります。
とくにスマホゲームをしたり動画コンテンツをよく使用する人は、WiMAXなどのポケットWiFiなどを併用してWiFI環境を整えておくとよいでしょう。
キャリアのサービスを使えない
格安SIMではauかんたん決済などのように、商品の代金やサービス利用料などを携帯代金と一緒に支払うキャリア決済には対応していません。
また、キャリアメール(auなら「~@ezweb.ne.jp」)も使用できなくなるので、Yahoo!メールやGmailのようなフリーメールサービスを利用することになります。
これまでに貯まっているキャリアのポイントも乗り換えると失効してしまうため、乗り換える前に使い切ってしまいましょう。
ただし、UQモバイルのオプションメールサービスのように格安SIMでもキャリアメールを使用できる格安SIMもあります。
乗換え時の初期設定を自身で行う必要がある
格安SIMは端末とセット購入しない場合は、SIMカードだけが郵送されます。その後、自身でAPN設定(初期設定)を行う必要があります。
ただし、格安SIMの公式Webサイトに画像つきで説明が記載されているなど、初心者にもわかりやすいマニュアルなどが用意されているので心配する必要はありません。
どうしても心配のある人は、実店舗のあるワイモバイルやUQモバイル、mineoを選択するとよいでしょう。
一部の格安SIMではLINEのID検索ができない
格安SIMでもLINEは使えますが、LINEのID検索には契約キャリアでの年齢認証が必要です。
しかし、年齢確認にはマイページにログインする必要があり、格安SIMによってはID検索ができません。
ただ、ID検索はできなくても、友達をリストに加える場合はQRコードを読み込むか、招待URLを送信することで解決できます。
また、PC版のLINEではID検索は可能であることと、LINEモバイルであればLINEのID検索機能も使えます。
auから格安SIMへ乗り換える方法と費用
auから格安SIMに乗り換える場合、どんな方法で、いくらかかるのでしょうか。
乗り換えのタイミング、かかる費用、実際の乗り換え方法について紹介します。
auから格安SIMへの乗換えのタイミングはいつがよい?
乗り換えるタイミングとしては更新月がよいでしょう。契約期間の最終月から3ヶ月間の更新期間は解約の際の違約金が発生しないからです。
特に、2019年9月30日までに2年間自動更新契約をしたauユーザーは、更新月以外で解約すると違約金が9,500円発生してしまいます。
2019年10月1日以降からのau新料金プランを契約した人は違約金は1,000円で済むので、更新月以外でも負担が少なく済みます。
ただし、端末の残債が残っていると一括で残額を精算する必要があります。
格安SIMの乗換えにかかる費用
格安SIMへの乗り換えには端末の割賦残債、契約解除料、MNP転出手数料、契約事務手数料、SIMカード発行手数料がかかります。
端末の割賦残債 | 端末代や支払期間によって異なる |
---|---|
契約解除手数料(違約金) | 9,500円もしくは1,000円※更新月の場合は0円 |
MNP転出手数料 | 3,000円 |
契約事務手数料 | 3,000円 |
SIMカード発行手数料 | 400円 |
なお、端末の割賦残債、契約解除料、MNP転出手数料はauに支払う料金で、契約事務手数料、SIMカード発行手数料は乗り換え先の格安SIMへ支払う料金です。
このため、更新月に乗り換えた場合は6,400円+残りの端末代金、違約金がある場合は15,900円+残りの端末代金がかかります。
格安SIMへ乗り換える手順
乗り換えのための手順を説明していきます。
1.MNP予約番号を発行する
格安SIMでも現在使用している電話番号を使用したい場合は、MNP予約番号を発行する必要があります。MNP予約番号は、取得から15日の期限があるので取得後は速やかに手続きを進めましょう。
【auでMNP予約番号を発行する方法】
- 電話
- 店頭
- EZweb
- Web
店頭の場合、必要な作業はすべてスタッフが行ってくれるので、店舗へいくだけで問題ありません。
【電話】
- 0077-75470に電話※通話無料
- 自動音声中に「1」を2回押す
- オペレーターにMNP予約番号を発行してほしい旨を伝える
- 契約者情報を聞かれるので答える
- MNP予約番号を教えてくれる
契約者情報はおもに氏名、生年月日、電話番号などです。MNP予約番号は口頭で伝えられるのでメモの用意をしておきましょう。
受付時間は9:00〜20:00です。
【店頭】
auショップかPiPit各店に直接いきます。本人確認が必要なので身分証明書を持参しましょう。
解約する旨を店員に話す必要があるため、気まずい思いをしたり、解約の引き止めにあったり、解約理由を細かく聞かれることもあるので、こういったことが苦手な人には店舗へ行く方法はあまりおすすめできません。
【EZweb】
- EZボタン
- トップメニューまたはauポータル トップ
- My au
- 申し込む/変更する
- au 携帯電話番号ポータビリティー (MNP)
【Web】
- My au TOP
- 画面上部「スマートフォン・携帯電話」
- ご契約内容 / 手続き
- お問い合わせ / お手続き
- MNP予約
2.SIMロックを解除する
現在使用しているスマホを格安SIMでも利用したい場合は、SIMロックの解除が必要な場合があります。au回線のある格安SIMならSIMロックの解除は必要ありません。
乗り換える前に申し込む格安SIMの公式サイトで動作確認端末を確認することも大切です。メーカーやキーワイドを入力すれば簡単に検索できます。
SIMロック解除はauショップまたはMy auでできます。auショップで行うと3,000円かかってしまいますが、オンラインで行えば手数料が発生しないのでおすすめです。
- au公式サイトから[SIMロック解除のお手続き]を開く
- [SIMロック解除のお手続き]ボタンをタップ
- 画面が切り替わるのでMy auにログイン
- 端末のSIMロック解除の可否を確認(ページ下部)
- SIMロック解除が可能だった場合、左上のチェックボックスを入れ、[次へ]をタップ
- 解除の理由を選択し[この内容で申し込む]をタップ
3.格安SIMへ申し込み手続きを行う
次に格安SIMに申し込みます。MNP予約番号以外に、本人確認書類、クレジットカードなど支払いに必要な物を用意します。
- 公式サイトの申し込みページにアクセス
- 端末セットかSIMカードのみかを選択
- MNP予約番号を入力
- 個人情報、クレジットカード情報を入力
- 本人確認書類をアップロード
4.SIMカードの挿入する
SIMカードが届いたら挿入します。SIMカードはSIMピンを使用してトレイを取り出し挿入するタイプや本体の裏蓋を開けていれるタイプなど様々です。
SIMカードはとても小さく繊細です。落としたり、金色のIC部分にはあまり触れないように気をつけて作業しましょう。
5.回線切り替え・APN設定を行う
SIMカードを挿入したら、回線を切り替える必要があります。
端末を起動させ開通テストで指定された番号にかけるか、ネットから行うか、契約した格安SIM会社によって異なります。詳しくは格安SIMと同封の書類を確認してください。
回線が切り替わるとauとは自動解約となります。
その後APN設定を行います。端末のOSや契約している格安SIMにより異なります。
auから乗り換えるおすすめ格安SIM3選
auから乗り換えるにあたっておすすめの格安SIMを紹介します。選定基準はユーザーが多く、人気でau回線があるものを選んでいます。
UQモバイル

UQモバイルはau回線網を使用しており、大手キャリア並みの通信速度で一日中早いため、格安SIMの中でも突出して人気です。節約モード時の速度も300Kbpsと他社の1.5倍です。
全プランで契約期間、違約金を撤廃しているためプラン変更もスムーズに行えます。
プラン | プランS | プランR |
---|---|---|
月額料金 | 1,980円/月 | 2,980円/月 |
UQ家族割適用時(2台目以降) | 1,480円/月 | 2,480円/月 |
基本データ容量 | 3GB/月 | 10GB/月 |
節約モード時 | 最大300Kbps | 最大1Mbps |
BIGLOBEモバイル

BIGLOBEモバイルはドコモ回線とau回線を利用しています。
BIGLOBEモバイルの最大の特徴は、YouTubeやAbemaTVなどのストリーミングサービスが使い放題になるエンタメフリー・オプションです。
さらにシェアSIMで、複数端末でデータ通信量をシェアできるのでご夫婦や家族で格安SIMを使いたい場合におすすめです。
また、6GB以上の契約で全国83,000ヶ所のBIGLOBE WiFiが無料で使えるようになります。
プラン | 3ギガプラン | 6ギガプラン | 12ギガプラン |
---|---|---|---|
1回線目 | 1,600円/月 | 2,150円/月 | 3,400円/月 |
2回線目以降 | 1,400円/月 | 1,950円/月 | 3,200円/月 |
LINEモバイル
出典:LINEモバイル
LINEモバイルはドコモ回線、au回線、ソフトバンク回線のすべてを提供しているトリプルキャリア対応です。
格安SIMの中で唯一LINEのID検索が可能です。
プラン | 500MB | 3GB | 6GB | 12GB |
---|---|---|---|---|
データSIM | 600円/月 | 980円/月 | 1,700円/月 | 2,700円/月 |
音声通話SIM | 1,100円/月 | 1,480円/月 | 2,200円/月 | 3,200円/月 |
オプションのSNSデータフリーはLINE、Twitter、Facebookがカウントフリーに、SNS音楽データフリーはLINE、Twitter、Facebook、Instagram、LINE MUSICがカウントフリーで使用できるようになります。
【オプションプラン料金】
SNSデータフリー | +月額280円 |
---|---|
SNS音楽データフリー | +月額480円 |
こちらの記事では、今回紹介した3社をを含む格安SIM各社について料金や最新キャンペーンを詳しく比較解説しています。乗り換え先の格安SIMを選ぶ際にぜひチェックしてみてください。
auから格安SIMの乗り換えで毎月の費用を安くしよう
格安SIMの最大の特徴はなんと言ってもその料金設定です。また、必要な機能と必要じゃない機能を取捨選択して、自分好みに契約できることも魅力的です。
デメリットはあるものの、どのデメリットもある程度は別の方法で解決できるので致命的とはいえません。
格安SIMの乗り換え先でau回線を選択すれば、SIMロックを解除をしなくても今使っている端末を引き続き使うことができます。
月々の携帯代を安くしたいと考えているauユーザーはぜひau回線のある格安SIMに乗り換えを検討してみましょう。
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