格安SIMの支払い方法まとめ|口座振替・デビットカード・コンビニ払いは可能?

格安SIMのスマホ代をどのような方法で支払いしていますか。この記事では、格安SIMのクレジットカード以外の支払い方法を事業者別に紹介しています。格安SIMの多くはクレジットカード払いのみですが、他の支払い方法を検討している人は必見です。
この記事の目次
大手キャリアや格安SIMの多くは、クレジットカード払いに対応しています。独自のポイント制度があるクレジットカード払いを選ぶと、ポイントが貯められるのでお得です。
しかし、クレジットカードを所持していないため、毎月の収支を管理している口座での振替やコンビニ払いといった方法で支払いたいと考えている人もいるのではないでしょうか。
この記事では、格安SIMが対応している支払い方法やクレジットカード払い以外でおすすめの格安SIMを紹介していきます。
クレジットカード払い以外の支払い方法を検討している人は、この記事を読むと自分にあう支払い方法に対応した格安SIMを見つけられます。
格安SIMに対応している支払い方法一覧
気になる格安SIMがあってもクレジットカード払いにしか対応していなければ、乗り換えを躊躇する人も多いのではないでしょうか。
このような事態を防ぐためには、各格安SIMが対応している支払い方法をあらかじめ把握しておくことが大切です。ここでは、各格安SIMが対応している支払い方法を一覧で紹介していきます。
格安SIM名 | クレジットカード | 口座振替 | デビットカード | その他 |
---|---|---|---|---|
ワイモバイル | 〇 | 〇 | × | × |
UQモバイル | 〇 | 〇 | 〇 | × |
BIGLOBEモバイル | 〇 | × | × | × |
楽天モバイル | 〇 | 〇 | 〇 | 楽天スーパーポイント |
LINEモバイル | 〇 | × | × | LINE Pay |
Nifmo | 〇 | × | × | × |
ロケットモバイル | 〇 | × | 〇 | × |
表をみると、7社すべてがクレジットカード払いに対応していることがわかります。一部の格安SIMでは口座振替やデビットカード払いにも対応していますが、それほど多くありません。
楽天モバイルやLINEモバイルは、独自のポイントや決済サービスでの支払いに対応しています。そのため、日頃のショッピングで楽天スーパーポイントを貯めたり、LINE Payを使っている人にはおすすめです。
クレジットカード以外の支払いに対応している格安SIM
ほとんどの格安SIMが対応している支払い方法は、クレジットカード払いがメインです。また、対応しているクレジットカード会社も異なるため、所持しているクレジットカードが対応しているとは限りません。
セキュリティ面への懸念やクレジットカードを所持していない場合は、クレジットカード以外の支払い方法に対応している格安SIMを探すとよいでしょう。
ここでは、クレジットカード以外の支払い方法に対応している格安SIMを紹介していきます。
口座振替を行っている格安SIM会社
水道料金や電気料金の支払いにも利用できる口座振替は、一度登録すると自動で料金が引き落とされるので便利です。
口座振替に対応している格安SIMは多いですが、それぞれ条件が異なるのであらかじめ確認しておきましょう。
格安SIM名 | 申込方法 | 利用できる金融機関 | 注意事項 |
---|---|---|---|
ワイモバイル | 店舗 郵送 | ゆうちょ銀行 各都市銀行 各地方銀行 イオン銀行 など | 店頭の場合は本人名義の通帳や本人確認書類などが必要 手続き完了まで1~2ヶ月 |
UQモバイル | 店舗 | ゆうちょ銀行 三菱UFJ銀行 スルガ銀行 じぶん銀行 など | 店頭登録に対応していない金融機関の場合は口座振替依頼書の郵送が必要 |
BIGLOBEモバイル | 郵送 Web | 各都市銀行 各地方銀行 各第二地方銀行 auじぶん銀行 など | 毎月200の手数料が必要 |
楽天モバイル | Web | 楽天銀行 みずほ銀行 三井住友銀行 セブン銀行 など | 毎月100円の手数料が必要 |
OCNモバイルONE | 郵送 | ゆうちょ銀行 各信用金庫 各信用組合 農業協同組合 など | 事前にカスタマーズフロントへの連絡が必要 |
5社の格安SIMでは店頭やオンライン、郵送といった様々な申し込み方法で口座振替の手続きができます。
ただし、BIGLOBEモバイルと楽天モバイルについては、手数料として毎月100~200円が必要です。
OCNモバイルONEの支払い方法は原則としてクレジットカード払いのため、口座振替を希望する場合は契約前にカスタマーズフロントに連絡しなければなりません。
デビットカードの支払いを行っている格安SIM
各金融機関の口座と紐づけされたデビットカードは、後払いのクレジットカードと異なりその場で口座引き落としになることが特徴です。
使い方はクレジットカードと変わらず、店舗のスタッフにデビットカードで支払うことを伝えて処理してもらう仕組みとなっています。
口座の残高分しか使えないため、デビットカードで支払い場合はあらかじめ残高が十分に残っていることを確認しておくことをおすすめします。デビットカード払いに対応している格安SIMをまとめました。
格安SIM名 | 対応カード |
---|---|
UQモバイル | 発行会社の基準により異なる |
楽天モバイル | 楽天銀行デビットカード スルガ銀行デビットカード |
mineo | ジャパンネット銀行デビットカード スルガ銀行デビットカード 楽天銀行デビットカード など |
ロケットモバイル | ほとんどのデビットカードに対応 mijica、Sony Bank WALLET、KYASHは非対応 |
クレジットカードは事前審査が必要ですが、デビットカードは基本的に審査なしで作れることが特徴です。
スマホの支払いに使えるデビットカードは格安SIMによって異なり、対応しているブランドが限られているので注意しましょう。
格安SIMは基本的にコンビニ払いに対応していない
残念ながら格安SIMの場合は基本的にコンビニ払いに対応していません。
スマホ代をどうしてもコンビニで支払いたい場合は、LINEモバイルへの乗り換えがおすすめです。LINEモバイルはコンビニ払いに対応していないものの、LINE Payカードで支払えます。
LINE Payカードとはチャージ式のプリペイドカードで、JCB加盟店であればショッピングやサービスの支払いに使えることが魅力です。
LINEモバイルの支払い方法でLINE Payカードを選ぶと、チャージした金額から自動でスマホ代が口座から引き落とされます。
厳密にいうとコンビニ払いではありませんが、毎月のスマホ代をコンビニでチャージすることで、コンビニ払いの代わりになるでしょう。


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クレジットカード支払い以外に対応のおすすめ格安SIM
クレジットカード払い以外の支払い方法に対応しているおすすめの格安SIMを紹介していきます。
ワイモバイル

ソフトバンク回線を利用したワイモバイルは、他社からの乗り換えで新規割が適用された場合、各プランの月額料金から6ヶ月間にわたって最大700円割引されます。
プラン名 | 月額料金 | データ容量 |
---|---|---|
スマホベーシックプランS | 2,680円 | 3GB |
スマホベーシックプランM | 3,680円 | 9GB |
スマホベーシックプランR | 4,680円 | 14GB |
口座振替の申し込みはワイモバイルショップのみの受付で、手数料は必要ありません。ただし、手続き完了までに1~2ヶ月かかります。
ソフトバンクが提供する全国各地のWi-Fiスポットが無料で利用できるため、外出先でインターネット通信をよく利用する人におすすめです。
UQモバイル

au回線を利用しているUQモバイルは、割引サービスが一定期間に限られる格安SIMが多い中、永続的に割引が適用される家族割を提供しています。
そのため、家族みんなでUQモバイルへの乗り換えを検討している人におすすめです。
プラン名 | 月額料金 | データ容量 |
---|---|---|
スマホプランS | 1,980円 | 3GB |
スマホプランR | 2,980円 | 10GB |
家族割が適用された場合は、各プランの月額料金から毎月500円割引される仕組みとなっています。口座振替で支払う場合、申し込みできるのはUQモバイルショップと取扱い店舗です。
ただし、他社からの乗り換えに限って、次の方法でも申し込みができます。
- 電話窓口
- オンラインショップ
口座振替の手数料は無料ですが、手続き完了するまでに1~2ヶ月かかります。
BIGLOBEモバイル

ドコモ回線とau回線を利用しているBIGLOBEモバイルは、国内の通話料が半額になる専用アプリ「BIGLOBEでんわ」を提供していることが特徴です。
アプリをインストールするだけで通話料がお得になるため、ビジネスやプライベートでの国内通話が多い人におすすめです。
プラン名 | 月額料金 | データ容量 |
---|---|---|
3ギガプラン | 1,600円 | 3GB |
6ギガプラン | 2,150円 | 6GB |
12ギガプラン | 3,400円 | 12GB |
データ通信専用SIMでの申し込みに限り、「KDDI請求」での口座振替が使えます。ただし、手数料として毎月200円が必要です。
楽天モバイル

2020年4月から第4のキャリアとして本格始動した楽天モバイルは独自回線を提供するため、格安SIMでの新規受付は終了しています。
ショッピングやスマホ代に利用できる楽天スーパーポイントが貯まるため、効率よくポインとを貯めたい人におすすめです。
プラン名 | 月額料金 | データ容量 |
---|---|---|
Rakuten UN-LIMIT | 2,980円 | 楽天回線:無制限 パートナー回線:5GB |
口座振替を希望する場合はmy 楽天モバイルで登録できますが、対応しているのは月額料金と各種手数料だけです。手数料として100円かかり、端末やオプション品の購入に口座振替は利用できません。
LINEモバイル
出典:LINEモバイル
無料通話アプリの代表格ともいえるLINEは、モバイルサービスのLINEモバイルも提供しています。月額料金1,100円から利用できるリーズナブルプランを提供しているため、お試しで格安SIMを利用したい人におすすめです。
ベーシックプラン
月額料金 | データ容量 |
---|---|
1,100円 | 500MB |
1,480円 | 3GB |
2,200円 | 6GB |
3,200円 | 12GB |
口座振替には対応していませんが、LINE PayやLINE Payカードといった独自の支払い方法を提供しています。LINE Payの場合、銀行口座との連携はLINEアプリから簡単に行えます。
口座振替の審査について
スマホ代の支払いを口座振替にする場合、きちんと支払い続けられるかどうか審査が行われます。基本的に審査内容は開示されていません。
次のような状況では口座振替の審査に落ちる可能性があるので注意しましょう。
- 本人確認書類の不備
- 申し込み情報に不備や誤りがある場合
- 携帯ブラック
このうち、毎月のスマホ代が未払いの携帯ブラックは格安SIMからの信用性が低いため、審査に落ちる可能性が特に高いといえます。
口座振替にするメリット・デメリット
格安SIMの支払い方法はクレジットカードがメインですが、楽天モバイルやLINEモバイルでは独自の支払い方法を提供しています。スマホ代の支払い方法として口座振替を選ぶ場合、次のようなメリットやデメリットがあります。
メリット | 毎月の支出管理がしやすくなる クレジットカードを所持していない人も契約できる |
---|---|
デメリット | 手続き完了までに時間がかかる 手数料が必要こともある 条件付きの場合がある オンラインで申し込みできない場合がある 郵送の場合は手間がかかる |
口座振替のメリット
光熱費や保険料といった固定費を口座振替にしている場合、スマホ代もまとめると毎月の支出管理がしやすくなるでしょう。
格安SIMごとに引落日が決まっているため、残高不足が懸念される場合は期日までにお金を入れておけるので安心です。
この他には、クレジットカードを所持していない人でも格安SIMと契約できることがメリットとしてあげられます。
口座振替のデメリット
口座振替でスマホ代を支払える格安SIMが少ないため、選択肢が減ることがデメリットです。また、申し込みから1~2ヶ月程度の時間がかかり、格安SIMによっては100~200円の手数料も必要です。
条件付きの場合がある
格安SIMによっては、口座振替の条件として通信事業者の会員登録を求められることがあります。
この他には、契約できるプランが限定されていたり、一部の格安SIMでは端末やオプション品の購入は口座振替できません。
そのため、格安SIMを選ぶ際には支払い方法だけでなく条件をよく調べておく必要があります。
オンラインから手続きできない可能性がある
「格安SIMが対応している支払い方法一覧」の「口座振替を行っている格安SIM会社」で紹介したように、口座振替の申し込みは格安SIMによって様々です。
申し込み方法が店舗や郵送に限定されている場合は、オンラインでの手続きができません。郵送の場合、書類への記入や返送といった手間もかかりやすいことがデメリットです。
口座振替を選ぶなら事前に条件などを確認しておこう
格安SIMが提供しているスマホ代の支払い方法は、各社ともクレジットカードがメインです。そのため、クレジットカードを所持していない場合は新規でカードを作るか、別の支払い方法を選ばなければなりません。
他の固定費と同じ口座を使った口座振替を選べば、毎月の支出管理がしやすくなるため、きちんと家計管理したい人には口座振替がおすすめです。
一方で、決まった日に口座からスマホ代が引き落とされる口座振替を選ぶ場合は、申し込み方法が限定されていたり、会員登録などの条件が求められる可能性があります。
そのため、スマホ代の支払いを口座振替にするなら、乗り換えを検討している格安SIMの条件などをあらかじめ確認しておきましょう。