デュアルSIM最強の組み合わせ|キャリア別・メリットデメリット・キャンペーンも解説
デュアルSIMの最強の組み合わせは何なのか気になる方も多いでしょう。この記事では数ある組み合わせの中から、最強の組み合わせを複数紹介します。キャリアと格安SIMの最強組み合わせも解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
この記事の目次
デュアルSIMは、キャリア・格安SIMの組み合わせ次第で、お得に便利な利用ができます。
当記事では、デュアルSIMのおすすめ最強組み合わせ、デュアルSIMのメリット・デメリットなどを解説します。
記事の内容をまとめると、以下の通りです。
記事のかんたんまとめ
- デュアルSIMは契約が2つになるものの、お得に快適に利用が可能
- 楽天モバイルはLINEMOやpovoの組み合わせが最強
- 楽天モバイルの屋内で電波が届きにくいデメリットはデュアルSIMで補える
- mineoにはpovoの組み合わせが最強
- mineoの無制限プラン「マイそく」の平日昼間の速度制限はデュアルSIMで補える
- デュアルSIMはプライベートと仕事で回線を分ける際にも使える
- 端末によって対応しているSIMタイプが違うことに注意
デュアルSIMとは?お得になる仕組み
はじめに、デュアルSIMについてのキホンを説明します。気になっている方はしっかりチェックしましょう。
デュアルSIMとは?
デュアルSIMとは、1つの端末で2つのSIMを利用することをいいます。
通常のスマホには1枚のSIMが入っており、電話番号は1つですが、2枚のSIMを持つことで、2つの電話番号やプランを使い分けることが可能です。契約も2つの回線で行うことになり、それぞれのメリットを一度に受けられます。
また、ある回線のデメリットを、もう一つの回線のメリットで補うことも可能です。回線の特徴を理解して、相性のいいSIM同士を組み合わせる必要があります。
月額料金は二重にかかってしまうことにはなりますが、最近は低価格のプランも多く存在します。そのため、データをあまり使わない方も組み合わせ次第ではお得に利用できます。
デュアルSIMを使うには対応できるスマホ・機種が必要
デュアルSIMを使用するには、SIMカードを2枚装着できる端末、もしくはeSIM対応の端末が必要です。
以下のような機種で対応しています。
デュアルSIM対応機種一例
- iPhoneXR以降
- AQUOS sense3以降
- Google Pixel4以降
- Galaxy Sシリーズ
- moto g52jシリーズ
- OPPO Reno Aシリーズ
デュアルSIMを利用する際に注意したいのが、通常のSIMカードは1枚しか入らない機種が多い点です。
その場合は、2枚目のSIMはeSIMでの契約が必須となります。eSIMは専用のカードが発行されるものではなく、ネット上からSIMのデータをダウンロードして使えるタイプとなりますので、注意してください。
上記に記載した他にもさまざまな機種がデュアルSIMに対応していますが、注意点をよく確認し、デュアルSIMを検討している方は、購入前に対応できるかどうかの確認を忘れないようにしましょう。
デュアルSIM最強の組み合わせ
おすすめするデュアルSIM最強の組み合わせは、以下の通りです。
- 【特におすすめ!】楽天モバイル×LINEMO
- 楽天モバイル×povo
- povo×mineo
- ahamo×IIJmio
1.【楽天モバイル×LINEMO】通話もLINEも無料で使えて高コスパ
デュアルSIMで最強な組み合わせ1つ目は、楽天モバイルとLINEMOの組み合わせです。
この組み合わせは、電話とLINEをほぼ無限に使えます。そのため、LINEも電話も気にせずたくさん使いたい人におすすめです。
- 最安月額料金:月額2,068円(税込)(楽天モバイル3GBまで&LINEMO3GB)
- 電話(Rakuten Link)とLINEが無料で無制限
- 楽天モバイルの電波が悪いときはLINEMOのソフトバンク回線を使用
- LINEMO3GBを使い切った後もLINEアプリだけは制限なく高速で使える
楽天モバイル×LINEMO
楽天モバイルには、「Rakuten Link」という通話アプリがあります。
出典:楽天モバイル
このアプリを利用して通話をすれば、どれだけ電話をしても通話料が無料で利用できます。また、LINEとは違って電話番号を利用した通話が無料です。
※LINEアプリにも「LINE Out」という電話番号が利用できるアプリがありますが、無料で利用するには多くの条件があります。
また、LINEMOには全てのプランで「LINEギガフリー」の機能がついています。
出典:LINEMO
これは、ラインでのメッセージ送信や通話、ビデオ通話等基本的な操作を含むほとんどの機能がデータカウントフリーになる魅力的な内容です。
この2つのサービスが1つの端末で利用できると考えると、最強の組み合わせの1つと言えるでしょう。
楽天モバイルの料金は、下表のように3段階になっています。最も安い料金帯は3GBまでの1,078円(税込)、最も高い料金帯は20GB~無制限の3,278円(税込)です。
楽天モバイルの料金
容量 | 価格(税込) |
---|---|
0~3GB | 1,078円 |
3~20GB | 2,178円 |
20GB~無制限 | 3,278円 |
例えば、楽天モバイルでは一番安い3GBまでのプラン(税込1,078円)を選び、LINEMOでは以下表にある「ミニプランの3GB(税込990円)」を選ぶと、合わせて月額2,068円(税込)で利用できます。
楽天モバイルの電波が悪いときも、ソフトバンク回線のLINEMOで快適に利用できます。
LINEMOの料金
(税込) | LINEMO ベストプラン | LINEMO ベストプランV | |
---|---|---|---|
データ容量 | 3GB | 10GB | 30GB |
月額料金 | 990円 | 2,090円 | 2,970円 |
制限時速度 | 10GB超~15GB→300kbps 15GB超→128kbps | 30GB超~45GB→1Mbps 45GB超→128kbps |
加えて、ミニプランの3GBを使い切ったとしても、「LINEギガフリー」のおかげでLINEアプリだけは速度制限なくずっと高速で使い続けられます。LINEで連絡したい時に電波が届かず送れないことも少なくなるでしょう。
2.【楽天モバイル×povo】低料金でプランをカスタマイズ
デュアルSIMで最強な組み合わせ2つ目は、楽天モバイルとpovoです。
この組み合わせの場合、楽天モバイルの欠点を補いながら、毎月の料金は安く利用できます。また、通話料も無料とメリットだらけの組み合わせです。
- 最安月額料金:月額1,078円(税込)
(楽天モバイル3GBまで&povo基本料なし ※179日間のうちに最低220円税込必要) - 電話(Rakuten Link)が無料で無制限
- 楽天モバイルの電波が悪いときはpovoのau回線を使用
- povoのトッピングを追加しなくても使用可能(128kbpsの通信制限あり)
楽天モバイル×povo
楽天モバイルは、建物の中でも電波が比較的届きやすい「プラチナバンド」という周波数帯を持っていません。そのため、地下や建物の中、山中などでは電波が届かない欠点があります。
対して、povoはauの電波を利用しており、「プラチナバンド」も利用可能です。そのため、楽天モバイルが繋がらない場合でも、povoの電波を活用することで、圏外になるのを防ぐことができます。
また、それぞれの回線料金も安く、povoに至っては基本料金が0円(契約維持のために179日間で最低1つのトッピングが必要。最低維持費は179日で税込220円)です。
楽天モバイルの料金
容量 | 価格(税込) |
---|---|
0~3GB | 1,078円 |
3~20GB | 2,178円 |
20GB~無制限 | 3,278円 |
povoの料金
容量 | 利用可能期間 | 価格 (税込) | 約1ヵ月間 あたりの料金 |
---|---|---|---|
基本料金 | - | 0円 | - |
1GB | 7日 | 390円 | - |
180日 | 1,260円 | - | |
3GB | 30日 | 990円 | - |
20GB | 30日 | 2,700円 | - |
60GB | 90日 | 6,490円 | 20GB/約2,164円 ※30日間あたり |
150GB | 180日 | 12,980円 | 25GB/約2,164円 ※30日間あたり |
300GB | 90日 | 9,834円 | 100GB/3,278円 ※30日間あたり |
データ使い放題 | 1日 (24時間) | 330円 | - |
楽天モバイル×povoの効果的な利用方法は、普段通信に問題がない場合は楽天モバイルを使い、電波が届かない、不安定な時だけpovoに変更することです。
ポイントとしては、povo回線に変更する際に必ずしもデータ容量を購入する必要はないことです。povoでデータ量のトッピングを購入しない場合、128kbpsの通信制限がかかりますが、電波が全く届かない楽天モバイルと比べるとその差は歴然です。
地下の飲食店で電子マネーを利用する等、楽天モバイルだけだと利用できない事態も起こりうるかもしれません。また、高速通信を利用したい場合は、povoでいつでも欲しいデータ容量の分だけ購入できて、無駄遣いも少なくなるでしょう。
ちなみに、楽天モバイル×povoの場合は、povoが最大179日間のうちに最低220円は必要になるものの、特にトッピングをしなかった月は0円で、実質、楽天モバイルの料金(3GBまで)のみとなり、最安月額料金は1,078円(税込)となります。
もしもの時のために楽天モバイルに加えてpovoを契約することで、よりお得に快適に楽天モバイルを利用できるでしょう。
3.【mineo×povo】低価格で最大1.5Mbpsのデータ使い放題
デュアルSIMで最強な組み合わせ3つ目は、mineoとpovoの組み合わせです。
この組み合わせは、とにかく安く、そして無制限にデータを使いたい人におすすめです。
- 月額料金:月額990円(税込)
(mineoマイそくスタンダード&povo基本料なし ※179日間のうちに最低220円税込必要) - mineoは最大1.5Mbpsでデータ使い放題
- 平日の12時台はpovoのau回線を使用
- povoのトッピングを追加しなくても使用可能(128kbpsの通信制限あり)
mineo×povo
まず、mineoのプランは、マイそくのスタンダードプランを選択しましょう。マイそくは、通常時の最高通信速度が1.5Mbpsに制限される代わりに、データを無制限に利用できるプランです。
mineo料金表
マイピタ | 通話+データ通信 (税込) | データ通信 (税込) |
---|---|---|
1GB | 1,298円 | 880円 |
5GB | 1,518円 | 1,265円 |
10GB | 1,958円 | 1,705円 |
20GB | 2,178円 | 1,925円 |
マイそく | 料金(税込) |
---|---|
スタンダード (最大1.5Mbps) | 990円 |
プレミアム (最大3Mbps) | 2,200円 |
ライト (最大300kbps) | 660円 |
スーパーライト (最大32kbps) | 250円 ※デュアルタイプのみ |
24時間データ 使い放題 | 198円/回 |
※月~金の12時台は最大32kbps。混雑回避のための速度制限(3日間で10GB以上利用時)および通信最適化が適用される。
ただし、マイそくのみだと、平日の12時台がほとんど何も利用できない速度まで制限されてしまいます。その欠点を補えるのがpovoです。
先ほども解説したように、povoは基本料が0円で、データを購入していない場合は速度制限で128kbpsまで制限されます。ただし、mineoの混雑回避のための速度制限32kbpsと比較すると4倍の速度で通信ができます。
マイそくの弱点をpovoで補うにあたって必要な料金は、「smash.使い放題パック(24時間)」の最安のトッピングを半年に1回購入する220円(税込)だけです。
高速通信を使いたい場合は、povoのトッピングを購入するなどして対応しましょう。
4.【ahamo×IIJmio】毎月30GB強のデータ容量がお得
デュアルSIMで最強な組み合わせ4つ目は、ahamoとIIJmioの組み合わせです。
この組み合わせは、毎月30GB付近のデータ容量を利用する方や、海外で多くデータ容量を利用したい人に向いています。
- 月額料金:月額3,410円(税込)
(ahamo30GB&IIJmio eSIMプラン2GB) - 毎月30GB強のデータ容量をする方や海外でデータ容量が多い方にお得
- ahamoもIIJmioもドコモ回線を利用できる
- ahamoは海外ローミングの費用が無料
- 海外に行く予定がある場合はIIJmioを優先で利用するとお得
ahamo×IIJmio
ahamoは、基本プランが1種類のみと非常にシンプルな内容です。
ahamo料金表
料金プラン | 容量 | 料金 (税込) |
---|---|---|
基本プラン | 30GB | 2,970円 |
基本プラン+ 大盛りオプション | 110GB | 4,950円 |
上記の金額に、月額1,980円(税込)の「大盛りオプション」を加えると、毎月110GB利用できるようになります。
ただし、ahamoで30GBを少し越えそうな時に大盛りオプションを契約すると、大量のデータ容量が無駄になってしまいます。
そこで、IIJmioの「データeSIM」をデュアルSIMとして利用するのがおすすめです。IIJmioのデータeSIMの場合、他のプランに比べて1GBあたりの料金が安く、ahamoの30GBに加えてお得にデータ容量を使えます。
IIJmio料金表
プラン(税込) | 音声SIM/eSIM | データeSIM | データSIM | データSIM(SMS付) |
---|---|---|---|---|
2GB | 850円 | 440円 | 740円 | 820円 |
5GB | 990円 | 660円 | 900円 | 970円 |
10GB | 1,500円 | 1,100円 | 1,400円 | 1,470円 |
15GB | 1,800円 | 1,430円 | 1,730円 | 1,780円 |
20GB | 2,000円 | 1,650円 | 1,950円 | 1,980円 |
30GB | 2,700円 | 2,340円 | 2,640円 | 2,680円 |
40GB | 3,300円 | 2,940円 | 3,240円 | 3,280円 |
50GB | 3,900円 | 3,540円 | 3,840円 | 3,880円 |
しかも、IIJmioはドコモ回線を利用でき、ahamoを利用している時とほぼ同等の使用感です。
また、ahamoは海外ローミングの費用も無料ですが、利用できるのは30GBの基本使用量のみです。これは大盛りオプションをつけても変わらず、海外に行く前に多く利用していると使う分がなくなってしまうこともあります。
しかし海外に行く予定がある場合は、IIJmioのデータを優先的に利用することで、ahamoの海外での利用可能データを多く残せます。
キャリアとデュアルSIM最強の組み合わせ
次に、キャリアとデュアルSIMの最強の組み合わせを紹介します。
- ドコモ×mineo
- au×povo
- ソフトバンク×IIJmio
1.【ドコモ×mineo】効率よい通信の利用が可能
ドコモとデュアルSIMで組み合わせたいのは、mineoです。
この組み合わせは、オンラインゲーム時など高速で利用したい場合と、普段使いの高速でなくていい場合で、効率のよい通信の利用ができます。
ドコモの場合、3GB~無制限の大容量プランがありますが、基本料金が月額6,000円以上と高額です。その代わり、キャリア回線を存分に利用でき、快適に使えます。
ここに、mineoのマイそくをセットで契約すると、高速通信を利用するとき以外は、mineoで無制限利用が可能です。
マイピタ | 通話+データ通信 (税込) | データ通信 (税込) |
---|---|---|
1GB | 1,298円 | 880円 |
5GB | 1,518円 | 1,265円 |
10GB | 1,958円 | 1,705円 |
20GB | 2,178円 | 1,925円 |
マイそく | 料金(税込) |
---|---|
スタンダード (最大1.5Mbps) | 990円 |
プレミアム (最大3Mbps) | 2,200円 |
ライト (最大300kbps) | 660円 |
スーパーライト (最大32kbps) | 250円 ※デュアルタイプのみ |
24時間データ 使い放題 | 198円/回 |
※月~金の12時台は最大32kbps。混雑回避のための速度制限(3日間で10GB以上利用時)および通信最適化が適用される。
月額料金も安く、ドコモの利用プランも3GB以内でよくなり、合計の支払い金額が安くなる可能性が高いでしょう。
またmineoで契約するプランは、ドコモ以外の選択をおすすめします。なぜなら、ドコモで通信障害が起こった際に、mineoもドコモ回線を利用していると、同じように通信できなくなってしまうからです。
mineoは、各プラン料金が共通です。ドコモを利用しているからといってドコモを選択せず、万が一の事態に対応できるようにしておくといいでしょう。
2.【au×povo】期間限定で動画コンテンツなどが楽しめる
auとデュアルSIMで組み合わせたいのは、povoです。
ポイントは、DAZN等の動画コンテンツを期間を絞って閲覧できるようになる点です。
auの料金プランには、通常のデータ通信のみのものに加えて、DAZN等の動画配信サービスを使い放題にできるコースが存在します。ただし、例えばDAZNのコースを選んだ場合、月額料金が10,208円(税込)に跳ね上がってしまいます。
普段からDAZNをよく見る場合は、使い放題のコースで問題ないでしょう。しかし、利用する人の中には、ある期間内だけ試合を見たい場合もあるかもしれません。
その場合、povoの「DAZN使い放題パック(7日間)」を利用すると、1週間1,145円(税込)でDAZNが見放題になります。
出典:povo
auで「使い放題MAX 5G/4G DAZNパック」を契約するよりも料金が安くなり、見ない期間に料金を払い過ぎることもなくなるのでおすすめです。
3.【ソフトバンク×IIJmio】安価に効率よく切り替えができる
ソフトバンクとデュアルSIMで組み合わせたいのは、IIJmioです。
ソフトバンク回線の特徴は、安いデータプランにすると、5GBを利用した時点で通信制限がかかってしまう点にあります。
そのため、普段はあまりデータを利用しなくても、使い過ぎてしまった時に通信制限が発生する恐れがあるでしょう。
このようなケースを考慮すると、普段利用するデータをIIJmioにしておくと安心です。IIJmioの場合、ソフトバンクに比べてデータ利用料が安価で、たまにデータを多く利用してもお得に使えます。
出典:IIJmioまた、選択する回線はソフトバンク以外のものがおすすめです。理由としては、仮にソフトバンクで通信障害が発生したとしても、IIJmioで他の回線を選択していれば、問題なく通信を利用できるからです。
デュアルSIMのメリット
デュアルSIMを利用することのメリットは、以下の通りです。
デュアルSIMのメリット
- 仕事とプライベートの回線を1つの端末で使い分けられる
- 回線のデメリットを補い合える
- 通信障害時のリスクを減らせる
メリット1.仕事とプライベートの回線を1つの端末で使い分けられる
デュアルSIMでどちらも音声通話機能付きのものを選んだ場合、電話番号を2つ所持できるのが特徴です。
1つの端末で、電話番号をプライベート用と仕事用とに分けて利用できます。
もし別々で端末を用意すると、端末が2つあってややこしいと感じてしまったり、購入代としてコストがかさんでしまったりするデメリットがあります。
しかしデュアルSIMであれば、そういったデメリットを考えずに済むでしょう。
メリット2.回線のデメリットを補いあえる最強のプランが利用できる
デュアルSIMは、組み合わせ次第で最強にお得で便利なプランの利用も可能です。
通信が不安定になりやすい場合は、もう一つの回線を利用するなど、デメリットを補い合うことで快適に利用できます。
本記事で紹介した以下の組み合わせ以外にも、お得な組み合わせが存在するかもしれません。
本記事を参考にしながら、自身が今利用している回線にもう1つSIMを加えるとしたら、どこの回線が最適かを考えてみることを推奨します。
デュアルSIMのおすすめ最強組み合わせ
- 楽天モバイル×povo
- 楽天モバイル×LINEMO
- povo×mineo
- ahamo×IIJmio
メリット3.通信障害時のリスクを減らせる
デュアルSIMは、通信障害の時に通信できなくなるリスクを軽減できます。
2023年4月時点で通信の設備を提供しているのは、以下の4社です。
- NTTドコモ
- KDDI
- ソフトバンク
- 楽天モバイル
格安SIMの回線業社は複数ありますが、結局は上記の回線の内のいずれか1つを使ったプランが提供されています。
仮にいずれかの回線で通信障害が生じた場合、該当するSIMを利用している人は通話やデータ通信ができない恐れがあります。
しかし、デュアルSIMでこの内の2つの回線を利用できる状態であれば、一方で通信障害が起こっても、他方の回線で通信を使い続けられます。
それゆえ、デュアルSIMはお得なだけではなく、緊急時も安心できる使い方といえるでしょう。
デュアルSIMのデメリット
一方、デュアルSIMのデメリットは、以下の通りです。
デュアルSIMのデメリット
- 場合によっては対応する端末を用意する必要がある
- 契約が2つに分かれてしまう
- eSIMの契約が必要になる場合がある
デメリット1.対応する端末を用意する必要がある
デュアルSIMを利用したいと思っても、対応している端末でないと利用できません。
現在利用中の端末でデュアルSIMを利用したい場合は、端末がデュアルSIMに対応しているかを確認しましょう。
メーカーの公式サイト、携帯キャリアの公式サイトなどからスペックの確認ができます。
デュアルSIMに対応していたとしても、物理SIMカード2枚なのか、あるいは物理SIM+eSIMの組み合わせなのかなど、対応しているSIMが異なります。
デュアルSIMを申し込む際は、SIMタイプを間違えないことが大切です。
デメリット2.契約が2つに分かれてしまう
デュアルSIMは、端末は1つで済むものの、それぞれのSIMで契約作業が必要です。
その他、支払いが分かれたり、SIMのタイプも異なったりします。どちらの携帯会社がどのSIMタイプなのか、どのような料金プランなのかなど把握するのが難しい場合もあるでしょう。
また、電話番号が2つになった場合、無料通話アプリ等の通話料金の割引は、対応した電話番号でしか使えません。
仮に、割引がされない方の電話番号で通話すると、通話料がかかってしまいます。自分が今どちらの電話番号でかけているのかを確認しながら通話しましょう。
デメリット3.eSIMの契約が必要になる場合がある
デュアルSIMで利用しようとしている端末が物理SIM+eSIM対応のものだった場合、まだ使っていないSIMタイプを追加する必要があります。
もし未使用なのがeSIMの場合、追加するSIMもeSIMでなければいけません。まだeSIMを利用したことがない場合は、不安になる方も多いでしょう。
ただし、各キャリアで設定専用のアプリを用意している、もしくは公式サイトに利用方法を詳しく記載している場合がほとんどです。
まずは、気になるeSIM対応の携帯会社の公式サイトから、設定方法の説明があるか確認してみてもいいでしょう。
デュアルSIMはおすすめ?
ここからは、デュアルSIMがおすすめな人とそうでない人の特徴をそれぞれ解説します。
おすすめする人
以下の特徴に当てはまる人は、デュアルSIMの利用がおすすめです。
- 料金が安いだけでなく快適に利用したい
- デュアルSIM対応端末を所持している
- 2つ携帯会社のメリットを活かしたい
デュアルSIMと聞くと、「2つの会社と契約するから料金が高くなるんじゃ?」と感じる場合もあるでしょう。しかし、必ずしも料金が高くなるわけではありません。
むしろ、料金をお得にしたうえで、通信も快適にしたい場合におすすめといえます。
ただし、利用状況や組み合わせによっては逆に料金が高くなることもあります。デュアルSIMの組み合わせを選ぶ際は、実際に使用した時の月額料金をシミュレーションする必要があるでしょう。
また、現在利用している携帯会社や端末が、デュアルSIMに適しているか確認しておくこともおすすめです。
組み合わせに迷う場合は、本記事で紹介している組み合わせを参考にしてみてください。
おすすめしない人
一方、以下の特徴に当てはまるのであれば、デュアルSIMの利用はおすすめできません。
- 月のデータ使用量が極端に少ない
- デュアルSIM対応端末を持っておらず、端末購入する予定もない
月のデータ使用量が極端に少ない場合は、追加したSIMの基本料金分が増えるだけで月額料金が高くなってしまう場合があります。通信の安定性や速度に困っている場合は、デュアルSIMではなく、乗り換えをおすすめします。
また、利用しようと考えている端末がデュアルSIM不可だった場合、端末の買い替えが必要です。購入には端末代金がかかるため、購入する余裕のない方にはおすすめできません。
ただし、携帯会社の中には、端末代金が大幅に割引されるキャンペーンが開催されているところもあります。気になる場合は利用してみるのも1つの手でしょう。
デュアルSIM契約の際につかえるおすすめキャンペーン
デュアルSIMでの契約は、SIMのみの新規契約にあたります。その際、利用できるキャンペーンについてまとめてみました。
デュアルSIMで利用できるキャンペーン
- 【LINEMO】【LINEMOベストプラン】最大6カ月分基本料全額戻ってくるキャンペーン
- 【楽天モバイル】楽天モバイル紹介キャンペーン
- 【楽天モバイル】iPhoneトク得乗り換えキャンペーン
1.【LINEMO】【LINEMOベストプラン】最大6カ月分基本料全額戻ってくるキャンペーン
出典:LINEMO
特典 | 月額基本料 最大6ヵ月分全額相当のPayPayポイント還元 |
---|---|
適用条件 | ①「LINEMOベストプラン」に他社からの乗り換え、または新しい番号で申し込み ②申込日の属する月の翌月末までに開通 ③開通から特典付与対象期間終了までに、LINEMOベストプランからプランを変更しない |
期間 | 2024年9月17日~終了日未定 |
LINEMOでは、他社から乗り換え、もしくは新しい番号での契約で「LINEMOベストプラン」に申し込みをすると、月額基本料が最大6カ月分相当がPayPayポイントで全額戻ってくるキャンペーンを開催中です。
特典付与対象期間中の毎月のデータ使用量に応じてPayPayポイントをプレゼントします。月間のデータ使用量が3GB未満の場合は990円相当、3GB以上の場合は2,090円相当となります。全額戻ってくるので、データをたくさん使用しても安心です。
ちなみに、ソフトバンク、ワイモバイル、LINEモバイルからの乗り換えの場合は対象外となりますので、ご注意ください。
2.【楽天モバイル】楽天モバイル紹介キャンペーン
出典:楽天モバイル
キャンペーン名 | 楽天モバイル紹介キャンペーン |
---|---|
特典内容 | 楽天モバイル紹介者に7000ポイント 紹介された方は最大13,000ポイント |
提供条件 | ・紹介者のURLからログイン ・ログインの翌々月末日までに申し込み ・開通後にRakuten Link10秒以上の通話を行う |
キャンペーン期間 | 2023年2月15日~終了日未定 |
家族や友達に楽天モバイルを利用している人がいる場合は、紹介キャンペーンの利用をおすすめします。
端末購入や他社からの乗り換えの条件はないため、SIMのみの新規契約も対象です。
紹介された人は、電話番号そのまま乗り換えの場合、最大13,000ポイントの楽天ポイントがもらえます(乗り換え以外でも6,000ポイント)。また紹介者は、条件達成後に、楽天ポイント7,000ポイント獲得できます。
3.【楽天モバイル】iPhoneトク得乗り換えキャンペーン
出典:楽天モバイル
キャンペーン名 | iPhoneトク得乗り換えキャンペーン |
---|---|
特典内容 | 最大32,000円相当おトク |
提供条件 | ①楽天モバイルへの新規契約&電話番号そのまま他社からの乗り換え ②プラン申し込みと同時に対象iPhoneの購入 ③Rakuten最強プラン利用開始 ④Rakuten Link利用 |
キャンペーン期間 | 2024年2月21日~終了日未定 |
楽天モバイルをデュアルSIMで利用するに際して端末を購入したいときは、楽天モバイルの端末割引キャンペーンを利用しましょう。
楽天モバイルは、対象iPhoneを一括または24回払いで購入&楽天モバイルへの新規契約&他社からの乗り換えで最大32,000円相当がおトクです。
さらに楽天モバイル買い替え超トクプログラム(48回払い)なら本体代最大半額分の支払いが不要となります。
デュアルSIMの注意点
デュアルSIMの注意点は、以下の3つです。
- eSIMに対応していない格安SIMがある
- eSIMだと音声通話に対応していない格安SIMもある
- 組み合わせによっては損をする場合もある
注意点1.eSIMに対応していない格安SIMがある
格安SIMの中には、eSIMに対応していない回線も存在します。
すでに物理SIMでメインの回線を契約していて、追加で対応できるSIMがeSIMしかない場合、eSIM対応のプランがあるところしか契約できません。
もし追加で契約したい携帯会社がeSIM対応していない場合は、すでに契約している携帯会社のSIMをeSIMに変更してから申し込みましょう。
ただし、eSIMの変更には手数料がかかる場合もあるので注意です。
注意点2.eSIMだと音声通話に対応していない格安SIMもある
eSIMに対応している格安SIMの回線でも、音声通話が利用できない場合があります。
仮に仕事用の回線をeSIMで契約しようと思っても、音声通話機能がついていないSIMだと電話番号を入手できません。
デュアルSIMを契約して電話番号が欲しい場合は、必ず音声通話機能がついたプランを申し込むようにしましょう。
注意点3.組み合わせによっては損をする場合もある
デュアルSIMの組み合わせには、本記事で紹介したもの以外にも多くの種類があります。
しかし組み合わせるSIMによっては、かえって月額料金が高くなったり、使いづらくなったりする場合があります。
デュアルSIMの組み合わせを考える際は、メイン回線の欠点を補えているか、料金負担が今以上に増えないかなどを重視するといいでしょう。
組み合わせがわからない場合は、今回解説している組み合わせを試してみるのも1つの手です。
デュアルSIMに関するQ&A
Q.通信が悪くなることはある?
基本的にはありません。
むしろ、ある回線の通信状態が悪い場合に、回線を切り替えて使えるので、快適に利用できる可能性が高くなります。こだわりがなければ、デュアルSIMで契約する回線はメインと異なる回線にした方がいいでしょう。
Q.SIMカードが2枚必要?
端末によって、デュアルSIMで利用するSIMは変わってきます。基本的には、物理SIMとeSIMの組み合わせか、物理SIM2枚の組み合わせになります。
Q.デュアルSIMでもキャンペーンは使えるの?
使えます。ただし、他社から番号を引き継がない場合、乗り換えが条件となっているキャンペーンは利用できません。キャンペーンを利用する際は条件を確認しておきましょう。
デュアルSIM最強の組み合わせまとめ
デュアルSIMについて、格安SIMやキャリアでの最強の組み合わせを解説しました。
記事のまとめ
- デュアルSIMは組み合わせ次第でお得に快適にスマホを使える
- 対応した端末が必要で、利用していない方のSIMタイプにする点に注意
- キャンペーンも問題なく利用できる
デュアルSIMは、2つの回線のいいとこ取りをしたり、メイン回線の欠点を補ったりできます。
現在利用している回線にプラスアルファのメリットが欲しい場合は、デュアルSIMの導入を検討してみてもいいかもしれません。
自分に合った最強の組み合わせでデュアルSIMを利用しましょう。