家族割引サービスを実施している格安SIM8社の比較!選ぶときのポイントは?
この記事の目次
最近では格安SIMを提供する会社も増え、各社が競うように様々なキャンペーンやサービスを展開しています。
格安SIMは大手キャリアに比べて月額料金が安いことが魅力です。そのため、家族で格安SIMへの乗り換えを検討している人も多いのではないでしょうか。
多くの格安SIMでは、家族で契約するとお得になる割引サービスや料金プランを打ち出しています。
この記事では、家族割引サービスがある格安SIMの紹介や格安SIMを選ぶ際のポイントを解説していきます。
家族割引サービスがある格安SIMを選ぶときのポイント
格安SIMによって、家族のスマホ代がお得になるサービス内容や金額、適用条件などが異なります。
ここでは、家族割引サービスがある格安SIMを選ぶときのポイントを5つ紹介していきます。
割引の金額
多くの格安SIMは家族で契約するとお得になるサービスを導入していますが、各社で割り引きされる金額が異なります。
例えば、家族割引サービスを設けているワイモバイルとUQモバイル、mineoの3社で割り引きされる金額は次の通りです。
- ワイモバイル:月額料金から500円割引
- UQモバイル:月額料金から500円割引
- mineo:月額料金から50円割引
ただし、適用条件が各社で異なるため、割り引きされる金額だけで格安SIMを選ばないようにしましょう。
割引が適用される回線数
家族割引が適用される回線数は、格安SIMによって様々です。例えば、ワイモバイルとUQモバイル、mineoの3社で割り引きが適用される回線数は次の通りです。
- ワイモバイル:最大9回線まで
- UQモバイル:最大9回線まで
- mineo:最大5回線まで
家族割引が適用される回線数に限りがあるため、家族が多い場合は家族割がすべての回線に適用されない可能性があります。
また、格安SIMによっては主回線契約者は割り引きの対象外になる場合もあるため、適用条件などをきちんと確認しておくことが大切です。
家族間での通話割引
家族割引サービスを設けていなくても、家族間での通話料金が割り引きされるサービスを導入している格安SIMもあります。
例えば、LINEモバイルの場合は月額880円を支払うと1回につき10分以内の通話であれば無料になるサービスを設けています。
また、音声通話SIMで契約している場合は専用アプリを利用することで通常の通話料が半額になります。
データシェアサービスの有無
格安SIMによっては、家族間でデータをシェアできるサービスを設けています。
例えば、OCNモバイルONEの場合は主回線契約者のSIMカードを追加することでデータ容量をシェアできます。
イオンモバイルでも家族でデータをシェアできるキャンペーンを実施しており、4GBから50GBまで選択肢が豊富です。
フィルタリングサービスの有無
近年は、大手キャリアをはじめとする各事業者が小さい子ども向けのキッズケータイを販売しています。
未成年の家族がいるなら、Webページの閲覧を制限したいと考える人も多いのではないでしょうか。
このような場合、フィルタリングサービスがある格安SIMを選ぶと安心です。フィルタリングサービスを設けている格安SIMは、次の通りです。
- UQモバイル
- BIGLOBEモバイル
- LINEモバイル
UQモバイルでは「あんしんフィルター for UQ mobile」を設けており、月額料金はかかりません。
家族割引を導入している格安SIM一覧
ここでは、家族割引を設けている格安SIMを紹介していきます。
割り引きが家族3人に適用された場合の料金や実施中のキャンペーンも紹介していくので、乗り換え先を検討する際に役立ててください。
ワイモバイル | UQモバイル | mineo | |
---|---|---|---|
家族割引の金額 | 2回線目以降 毎月500円割引 | 2回線目以降 毎月500円割引 | 主回線を含めた最大5回線まで 50円割引 |
通常の月額料金 | 家族3人がスマホベーシックプランSで契約した場合、8,040円 | 家族3人がスマホプランSで契約した場合、8,040円 | 家族3人がデュアルタイプ(音声通話+データ通信)Aプランの3GBで契約した場合、4,530円 |
家族割引が適用された場合の月額料金 | 家族3人がスマホベーシックプランSで契約した場合、7,040円 | 家族3人がスマホプランSで契約した場合、7,040円 | 家族3人がデュアルタイプ(音声通話+データ通信)Aプランの3GBで契約した場合、4,380円 |


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ワイモバイル

ワイモバイルでは、主回線契約者を除く副回線契約者の月額料金が最大9回線まで500円割り引きされるサービスを実施しています。
適用条件は、同じ姓や同じ住所の家族で各回線が次のような対象プランで契約することです。
- スマホベーシックプラン
- Pocket WiFiプラン2(ベーシック)
- データベーシックプランL など
家族割引が適用されるのは最大9回線までで、主回線契約者が申し込み手続きする必要があります。
同じ姓や住所でなくても、姓が異なるパートナーや離れて暮らす家族にも適用されます。
例えば、家族3人がスマホベーシックプランSで契約した場合、通常の月額料金と家族割引適用後の月額料金は次の通りです。
通常の月額料金 | 2,680円×3=8,040円 |
---|---|
家族割引適用後の月額料金 | 2,680円+2,180円×2=7,040円 |
家族割引が適用されると、毎月1,000円のスマホ代がお得になります。
また、ワイモバイルでは次のような様々なキャンペーンを実施中です。
キャンペーン名 | キャンペーン内容 | 実施期間 |
---|---|---|
paypayモールの利用で最大15%キャッシュバック |
| 2020年4月1日~未定 |
PayPayドームでPayPayを利用するとPayPayボーナスを付与 |
| 新型コロナウイルスの影響のため対象試合は未定 |
ワイモバ学割 |
| 2019年11月29日~2020年6月1日 |
データ増量キャンペーン |
| 2019年11月29日~未定 |
UQモバイル

UQモバイルでは、主回線契約者を除く副回線契約者の月額料金が最大9回線まで500円割り引きされるサービスを実施しています。
適用条件は、同じ姓や同じ住所の家族で各回線が次のような対象プランで契約することです。
- スマホプランS
- スマホプランM
- スマホプランL
ただし、同じ姓や住所でなくても家族であることを証明できる書類を提出すれば家族割引が適用されます。
例えば、家族3人がスマホプランSで契約した場合、通常の月額料金と家族割引適用後の月額料金は次の通りです。
通常の月額料金 | 1,980円×3=5,940円 |
---|---|
家族割引適用後の月額料金 | 1,980円+1,480円×2=4,940円 |
家族割引が適用されると、毎月1,000円のスマホ代がお得になります。
また、UQモバイルでは次のような様々なキャンペーンを実施中です。
キャンペーン名 | キャンペーン内容 | 実施期間 |
---|---|---|
UQ学割 |
| 2019年12月1日~2020年5月31日 |
データ増量キャンペーン |
| 2019年11月29日~未定 |
下取りキャンペーン |
| 2018年8月29日~未定 |
mineo

mineoでは、主回線契約者を含む副回線契約者の月額料金が最大5回線まで50円割り引きされるサービスを実施しています。
適用条件は、同じ姓や同じ住所の家族で各回線が異なるeoIDを持っていることです。
例えば、家族3人がデュアルタイプ(音声通話+データ通信)Aプランの3GBで契約した場合、通常の月額料金と家族割引適用後の月額料金は次の通りです。
通常の月額料金 | 1,510円×3=4,530円 |
---|---|
家族割引適用後の月額料金 | 1,460円×3=4,380円 |
家族割引が適用されると、毎月150円のスマホ代がお得になります。
また、mineoでは次のような様々なキャンペーンを実施中です。
キャンペーン名 | キャンペーン内容 | 実施期間 |
---|---|---|
月額基本料金6ヶ月間割引 |
| 2020年2月1日~2020年5月31日 |
データ容量増量キャンペーン |
| 2020年2月1日~2020年5月31日 |
最大3,000円分の電子マネープレゼント |
| 2020年2月1日~2020年5月31日 |
端末安心保証加入促進 |
| 2020年3月3日~2020年8月31日 |
パケット放題最大2ヶ月無料 | パケット放題に申し込むと月額料金が最大2ヶ月無料になる | 2020年3月3日~2020年5月31日 |
家族向けのお得なプランを設けている格安SIM一覧
家族割引サービスを導入していないものの、家族向けのお得なプランを設けている格安SIMもあります。
家族向けの得なプランを設けている格安SIMを5社紹介していきます。
家族割引の金額 | BIGLOBEモバイル | LINEモバイル | IIJmio | OCNモバイルONE | イオンモバイル |
---|---|---|---|---|---|
割引の金額 | 副回線契約者の月額料金が200円割引 | 月額880円で1回につき10分以内の通話であれば無料 | 通常3,260円のファミリーシェアプランが1,980円 | 家族で契約するとお得にデータをシェアできる | 家族で契約するとお得にデータをシェアできる |
通常の月額料金 | 家族3人が3ギガプランで契約した場合、4,800円 | 家族3人が1日1回の通話を10分した場合、36,000円 | 主回線契約者がファミリーシェアプランで契約した場合、4,800円 | 主回線契約者が音声対応SIMカード3GBで契約した場合、4,440円 | 家族3人が音声8GBプランで契約した場合、8,040円 |
お得なプランが適用された場合の月額料金 | 家族3人が3ギガプランで契約した場合、4,400円 | 家族3人が1日1回の通話を10分した場合、2,640円 | 主回線契約者がファミリーシェアプランで契約した場合、4,080円 | 主回線契約者が音声対応SIMカード6GBで契約した場合、3,980円 | 主回線契約者がイオンモバイルシェア音声30GBプランで契約した場合、7,380円 |
BIGLOBEモバイル
BIGLOBEモバイルでは、家族で契約するとお得になる家族会員サービスを設けています。
家族会員サービスとは、BIGLOBE会員1人に対して最大4人の家族を登録することで副回線契約者の月額料金が200円安くなるサービスです。
適用条件は主回線契約者となるBIGLOBE会員と生計をともにしていることで、姓や住所が異なる場合も利用できます。
例えば、家族3人が3ギガプランで契約した場合、通常の月額料金と割引適用後の月額料金は次の通りです。
通常の月額料金 | 1,600円×3=4,800円 |
---|---|
割引適用後の月額料金 | 1,600円+1,400円×2=4,400円 |
割引が適用されると、毎月400円のスマホ代がお得になります。
また、BIGLOBEモバイルでは次のような様々なキャンペーンを実施中です。
キャンペーン名 | キャンペーン内容 | 実施期間 |
---|---|---|
音声通話SIM特典 |
| 2020年4月1日~未定 |
端末セット特典 |
| 2020年4月1日~未定 |
エンタメフリーオプション初回申込特典 |
| 2020年4月1日~2020年5月31日 |
LINEモバイル
出典:LINEモバイル
LINEモバイルでは、月額880円を支払うと1回につき10分以内の通話であれば無料になるサービスを設けています。
音声通話SIMで契約している場合は、専用アプリを利用することで通常の通話料が半額になります。
例えば、家族3人が1日1回の通話を10分した場合、通常の月額料金と割引適用後の月額料金は次の通りです。
通常の月額料金 | 400円×30日×3=36,000円 |
---|---|
割引適用後の月額料金 | 880円×3=2,640円 |
割引が適用されると、毎月33,360円の通話料金がお得になります。
また、LINEモバイルでは次のような様々なキャンペーンを実施中です。
キャンペーン名 | キャンペーン内容 | 実施期間 |
---|---|---|
月額料金が最大2ヶ月無料 |
| 2020年2月19日~未定 |
データフリーオプションが最大2ヶ月無料 |
| 2020年2月19日~未定 |
新生活応援キャンペーン |
| 2020年4月6日~2020年5月20日 |
IIJmio

IIJmioでは、家族で契約するとデータ容量をシェアできる料金プランを設けています。
例えば、主回線契約者がファミリーシェアプランで契約した場合、通常の月額料金と割引適用後の月額料金は次の通りです。
通常の月額料金(音声通話機能付きSIMミニマムスタートプラン) | 1,600円×3=4,800円 |
---|---|
割引適用後の月額料金 | 1,980円+700円×3=4,080円 |
割引が適用されると、毎月720円の月額料金がお得になります。
なお、通常のファミリーシェアプランは3,260円ですが、2020年5月31日までに申し込めば1,980円になるキャンペーンを実施しています。
また、IIJmioでは次のような様々なキャンペーンを実施中です。
キャンペーン名 | キャンペーン内容 | 実施期間 |
---|---|---|
スマホ100円セール |
| 2020年2月3日~2020年5月31日 |
初期費用1円 |
| 2020年2月3日~2020年5月31日 |
最大15,000円キャッシュバック |
| 2020年4月1日~2020年5月31日 |
通話オプション無料 |
| 2020年2月3日~2020年5月31日 |
OCNモバイルONE

OCNモバイルONEは、2023年6月26日(月)をもって、新規申し込みおよびSIMの追加申し込みの受付を終了しました。
OCNモバイルONEでは、家族で契約するとデータ容量をシェアできる料金プランを設けています。
例えば、主回線契約者が音声対応SIMカード3GBで契約した場合、通常の月額料金と割引適用後の月額料金は次の通りです。
なお、割引適用後の月額料金は、家族でデータをシェアすることを前提に音声対応SIMカード6GBの場合で計算しています。
通常の月額料金 | 1,480円×3=4,440円 |
---|---|
割引適用後の月額料金 | 1,980円+1,000円×2=3,980円 |
割引が適用されると、毎月460円の月額料金がお得になります。
また、OCNモバイルONEでは次のような様々なキャンペーンを実施中です。
キャンペーン名 | キャンペーン内容 | 実施期間 |
---|---|---|
SIMカード追加手数料無料 |
| 2018年11月5日~未定 |
イオンモバイル

イオンモバイルでは、家族で契約するとデータ容量をシェアできる料金プランを設けています。
例えば、主回線契約者がイオンモバイルシェア音声30GBプランで契約した場合、通常の月額料金と割引適用後の月額料金は次の通りです。
なお、通常の月額料金は、音声8GBプランの場合で計算しています。
通常の月額料金 | 2,680円×3=8,040円 |
---|---|
割引適用後の月額料金 | 5,980円+700円×2=7,380円 |
割引が適用されると、毎月660円の月額料金がお得になります。
また、イオンモバイルでは次のような様々なキャンペーンを実施中です。
キャンペーン名 | キャンペーン内容 | 実施期間 |
---|---|---|
3年学割 |
| 2020年2月14日~2020年5月31日 |
春得キャンペーン |
| 2020年2月14日~2020年5月31日 |
格安SIMで家族割引を申し込むときの注意点
家族割引サービスを導入している格安SIMでは、割り引きされる金額や適用条件がそれぞれ異なります。
ここでは、格安SIMで家族割引を申し込むときの注意点を紹介していきます。
主回線契約者しか手続きできないケースがある
各事業者が設けている家族割引は、申し込みが必要な場合がほとんどです。家族割引を申し込む際には、主回線契約者しか手続きできないケースがあります。
例えば、mineoの場合は会員専用サポートページから申し込みできますが、主回線契約者しか手続きできません。
主回線契約者には割引が適用されないケースがある
家族割引や家族で契約するとお得になるプランを設けている格安SIMは多いですが、主回線契約者には割引が適用されないケースがあります。
例えば、ワイモバイルとQUモバイルは月額料金が500円安くなる家族割引サービスを設けていますが、主回線契約者は対象外です。
主回線契約者の解約で家族割引が打ち切られる
家族割引が適用されている格安SIMでも、家族の誰かが乗り換えを検討することがあるかもしれません。
主回線契約者が他社に乗り換えて解約した場合、家族割引が打ち切られるので注意しましょう。
ただし、他の家族が主回線契約者になることで家族割引が継続されるケースもあるため、各事業者の適用条件などを確認しておくことが大切です。
契約が複雑になる
格安SIMによっては、新規契約と同時に家族割引の申し込みができない可能性があります。
このような場合、主回線契約者の契約後にそれぞれの家族が順次乗り換え手続きをしなければなりません。
家族それぞれが異なる事業者で契約している場合は、MNP転出手続きなどをスムーズに行う必要があります。
他の割引サービスと併用できないケースがある
家族割引を設けている格安SIMでは、他の割引サービスと併用できないケースがあります。
例えば、mineoの場合は家族割引と複数回線割引の2種類の割引サービスを設けています。
割り引きされる金額はどちらも50円ですが、2つの割引サービスは併用できません。
お得になるサービス等を利用して家族で格安SIMに乗り換えよう
多くの格安SIMでは、家族割引サービスや家族で契約するとお得になるプランを設けています。
割り引きされる金額や適用条件は各事業者によって異なるため、複数社を比較して自身と家族に合った事業者を選ぶことが大切です。
また、各事業者では月額料金や端末の購入がお得になるキャンペーンも実施しているため、公式ホームページをチェックして家族でお得に乗り換えましょう。
各事業者によって申し込み方法は異なりますが、オンラインだといつでも好きな時間に申し込めます。
オンライン限定のキャンペーンもあるため、よりお得に格安SIMに乗り換えるならオンラインでの申し込みがおすすめです。