料金未払いは格安SIMにMNP(ナンバーポータビリティ)できない?
格安SIMにドコモ、au、ソフトバンクの料金が未払いのままMNP(ナンバーポータビリティ)した時、どんなデメリットが発生するのか、MNP(ナンバーポータビリティ)自体できるのか調べましたので紹介します。
この記事の目次
格安SIMにMNP(ナンバーポータビリティ)する時、もしもドコモ、au、ソフトバンクで料金未払いがあった場合どうなるのか調べてみました。料金未払いのままMNP(ナンバーポータビリティ)すると発生するデメリットを中心に紹介します。
格安SIMの契約審査
ドコモ、au、ソフトバンクで契約するときに契約審査がありました。それは格安SIMでもあります。ドコモ、au、ソフトバンクの審査と格安SIMの審査は違いがあります。
格安SIMの契約には審査がある
格安SIM契約する時には必ず審査があります。データ通信の場合は審査のない場合もありますが、音声通話SIMを契約する場合は必ず審査が必要になります。
音声通話SIM、つまり090、080、070の携帯電話番号を使う場合は契約時に必ず審査があります。犯罪に使われる恐れはないか、クレジットカード会社に滞納はないのかあらゆる方面で審議されます。
審査基準は基本3点
ドコモ、au、ソフトバンクでも格安SIMでも審査はあるのですが、その審査はどういった点を審査するのか明確には表されていません。
しかし、格安SIMのmineo(マイネオ)の場合は審査基準を明確に記載しました。その審査基準は以下の4点です。
mineoの審査基準
- 同一のお客様からお申し込みいただける契約数は、5契約まで
- 5契約を超えてお申し込みがあった場合、その申し込みを承諾しない場合がある
- 同時に割賦購入契約(割賦による支払い)が可能な商品の台数は、1つのmineo通信サービス契約につき、2台まで
- ただし、2台目以降の商品を一括または分割(割賦)にて購入する場合は、購入月を含む3カ月経過していること
「mineo通信サービス提供条件(重要事項)」より「mineo通信サービスの端末提供条件について」より
このように他の格安SIMでも審査条件を明確にしてくれればいいのですが、審査基準を公にするとその網をくぐって不正な申し込みを行う人が出てくるため、基本的には秘密にするというのが普通となっているようです。
他の格安SIMでも同じような審査基準があると思っていいでしょう。
携帯料金未払いの場合でも格安SIMにMNP(ナンバーポータビリティ)できる?
mineoの審査基準を例として紹介しましたが、その中に別の通信会社での料金滞納については触れられていません。料金未払いのMNP(ナンバーポータビリティ)に対してはどんな対応となっているのでしょうか?
料金未払いでも格安SIMへのMNP(ナンバーポータビリティ)自体は基本可能
ドコモ、au、ソフトバンクの月額料金が未払いの場合でも格安SIM自体の契約はできるようです。
格安SIMによっては厳しい審査を独自に設けている場合もあるかもしれませんが、今の所メジャーな格安SIMでは厳しい審査はありません。
ですが、今後ドコモ、au、ソフトバンクのように大きなインフラ会社として認められるようになっていくとどんどん審査が厳しくなっていくので他社での料金未払いについて審査を行うようになることはあると思います。
MNP(ナンバーポータビリティ)予約番号を発行できるのかはキャリアの判断次第
格安SIMの契約はできてもドコモ、au、ソフトバンクがMNP(ナンバーポータビリティ)予約番号を発行してくれないという場合もあります。
SIMフリースマホ分割購入はNG
格安SIMの場合、MNP(ナンバーポータビリティ)転入時に他社の料金未払いを審査されることはないようですが、スマートフォンの分割購入代金未払いがあった場合は厳しく審査され、おそらく審査落ちします。
ドコモ、au、ソフトバンクでスマートフォンを分割購入した後、分割代金の支払いをしなかった、あるいは分割代金の一部が未払いの場合、格安SIMでSIMフリースマートフォンを分割購入することはできません。
格安SIMでもSIMフリースマートフォンの分割購入にはローン審査があります。分割ローンの場合は他の料金未払い分の情報を元に審査されますので、ドコモ、au、ソフトバンクのローンも支払いが滞っていないか見られてしまいます。
分割代金未払いがあると格安SIMでも分割購入はできません。
スマホ代金未払いの場合はかなり苦しくなる
ドコモ、au、ソフトバンクでスマートフォンの分割代金を滞納した場合、スマートフォンの契約を強制的に解約されることがある他、スマートフォン自体が利用できなくなります。そうなってしまうと格安SIMのSIMカードをセットしても動かなくなります。
ドコモ、au、ソフトバンクで買ったスマートフォンも使えない、格安SIMで分割購入もできない状態になるので苦しい状態となります。
格安SIMのMNP(ナンバーポータビリティ)契約時にSIMフリースマートフォンを一括購入する他に方法はありません。
MNP(ナンバーポータビリティ)する時は未払い分の料金を支払いましょう。
ドコモ、au、ソフトバンクの料金を未払いのまま格安SIMに未払いするのは良いことではありません。料金を正しく払うのは契約として結ばれている約束なので守るべきです。
しかし、個人個人によって事情がある場合、格安SIMにMNP(ナンバーポータビリティ)してからドコモ、au、ソフトバンクの未払い分を支払うこともできます。未払いの時のMNP(ナンバーポータビリティ)ではスマートフォンの分割購入はできませんので一括購入をしてください。