ソフトバンクからワイモバイルへの乗り換え手順!メリット・デメリットやキャンペーンも紹介
現在ソフトバンクを利用していて、格安スマホに乗り換えたいと考えている方におすすめなのが、ソフトバンクのグループ会社であるワイモバイルです。今回は、ソフトバンクとワイモバイルの速度や料金の比較、メリットデメリットなどを徹底解説します。
この記事の目次
ワイモバイルはソフトバンクのサブブランドで、低価格ながらも高品質な回線で人気があります。
月額料金の節約や、かけ放題プランの割安化など、多くのメリットがあるため、現在ソフトバンクを利用していて「ワイモバイルに乗り換えたい」と考える方も多いのではないでしょうか。
本記事では、ソフトバンクからワイモバイルへの乗り換え手順やメリット・デメリットに加え、注意点やお得なキャンペーンについて詳しく紹介していきます。ぜひ最後までご覧ください。
この記事でわかること
ソフトバンクからワイモバイルへ乗り換えの費用・必要なもの
ソフトバンクからワイモバイルへ乗り換える手順を紹介する前に、まずはソフトバンクからワイモバイルへの乗り換えにかかる費用や必要なものについて解説していきます。
乗り換えの費用・必要なもの
ソフトバンクからワイモバイルへの乗り換えにかかる費用
ソフトバンクからワイモバイルへ乗り換える場合、契約事務手数料やMNP転出手数料、番号移行手数料などの各種手数料はかかりません。
また、ソフトバンクからワイモバイルへ乗り換える際に解約違約金(契約解除料)も発生しません。
ただし、ソフトバンクで端末を購入した場合はその残債が、新しく端末を購入する場合は機種代金がかかります。
ちなみに、「基本料初月0円特典」でソフトバンクからのりかえで、ワイモバイル回線の基本料、データ定額サービス料、対象のオプションサービス料および月額使用料が初月は無料になります。
ソフトバンクからワイモバイルへ乗り換えに端末代金以外の費用は基本的にかかりません。
ソフトバンクからワイモバイルへの乗り換えに必要なもの
ソフトバンクからワイモバイルへの乗り換えに必要なものは以下の通りです。
乗り換えに必要なもの
- ワイモバイルで使用する端末
- 本人確認書類
- 毎月の支払いの手続きに必要なもの
・クレジットカード
・キャッシュカードまたは預金通帳 - 家族割引サービス同意書(家族割引サービスを利用する場合のみ)
まず、ソフトバンクからワイモバイルへの乗り換えに必要なものは、ワイモバイルで使用する端末です。
ソフトバンクで使用していた端末をそのまま使用することも可能ですし、ご自身でSIMフリースマホを準備したり、ワイモバイルオンラインストアで購入したりすることもできます。
ソフトバンクで使用していた端末やご自身でSIMフリースマホを準備する場合は、その端末がワイモバイルで使用できるかどうかワイモバイル公式サイトの「SIM動作確認済機種一覧」ページにて確認しましょう。
また、ワイモバイルの契約をするにあたって本人確認書類やクレジットカードなど毎月の支払いの手続きに必要なものを準備しましょう。口座振替の場合は、預金通帳またはキャッシュカードが必要です。
ワイモバイルで使用できる本人確認書類は以下にてご確認ください。
ワイモバイルで使用できる本人確認書類
- 運転免許証
- 日本国パスポート
- マイナンバーカード(個人番号カード)
- 住民基本台帳カード + 公共料金領収書または住民票
- 身体障害者手帳
- 療育手帳
- 精神障害者保健福祉手帳
- 特別永住者証明書
- 在留カード(資格:永住/高度専門職2号)
- 在留カード(資格:永住/高度専門職2号以外)+ 外国パスポート
契約者とクレジットカードの名義(支払名義人)が異なる場合は、支払名義人同意書が別途必要になるため注意しましょう。
また、家族割引サービスを利用する場合は、家族割引サービス同意書(家族割引サービス同意書)と、契約者が主回線の方と家族であることを証明できる確認書類が必要になります。
ちなみに、通常乗り換えには電話番号を引き継ぐためMNP予約番号の取得が乗り換え元のキャリアで取得しなければなりません。しかし、ワイモバイルはソフトバンクのサブブランドのため、MNP予約番号の取得は不要です。
ソフトバンクからワイモバイルへ乗り換える手順
ここからは、ソフトバンクからワイモバイルへ乗り換える手順について詳しく解説していきます。
- 乗り換えに必要なものを準備する
- ワイモバイル公式サイトにアクセス
- 「お申し込み」をタップする
- 端末を購入する場合、端末のカラー等を選択する
- 「今の電話番号をそのまま使用する」をタップする
- ご利用中の携帯電話会社「ソフトバンク」をタップする
- My SoftBankにログインする
- プラン・オプションを選択する
- お客さま情報を入力する
- 同意事項を確認して申し込みを完了する
出典:ワイモバイル
申し込みが完了したら、申し込み完了メールを受け取りましょう。
ソフトバンクからワイモバイルに乗り換えるメリット
ここからは、ソフトバンクからワイモバイルに乗り換えるメリットについて解説していきます。
乗り換えるメリット
基本料金が安くなる
ソフトバンクから、ワイモバイルに乗り換えると基本料金が大幅に安くなります。ソフトバンクとワイモバイルの基本料金をそれぞれ比較しました。
(税込) | ワイモバイル | ソフトバンク |
---|---|---|
0~1GB | シンプル2S:2,365円 (割引適用時:1,078円) | ミニフィットプラン+:3,278円 (割引適用時:2,178円) |
~2GB | ミニフィットプラン+:4,378円 (割引適用時:3,278円) | |
~3GB | ミニフィットプラン+:5,478円 (割引適用時:4,378円) | |
~4GB | メリハリ無制限+:7,425円 (割引適用時:4,928円) | |
20GB | シンプル2M:4,015円 (割引適用時:2,178円) | |
30GB | シンプル2L:5,115円 (割引適用時:3,278円) | |
40GB | シンプル2L+データ増量オプション:5,665円 (割引適用時:3,828円) | |
~無制限 | – |
このように、低容量から中容量のデータ利用において、ソフトバンクと比較すると圧倒的な安く契約できるというメリットがあります。
たとえば、1GBまでの利用では、ソフトバンクの「ミニフィットプラン+」が割引適用時でも月額2,178円(税込)かかるのに対し、ワイモバイルの「シンプル2S」は同条件で1,078円(税込)と半額程度の金額です。
また、20GB利用時でも、ワイモバイルの「シンプル2M」が月額2,178円(税込)であるのに対し、ソフトバンクの「メリハリ無制限+」は4,928円(税込)とその金額差は大きいです。
毎月のデータ利用が比較的少ない方はもちろん、20GBまでの中容量利用者にとっても、ワイモバイルなら通信費を大幅に節約できます。月々の基本料金を抑えたい方にとって、ソフトバンクからワイモバイルへの乗り換えはおすすめです。
かけ放題が安くなる
ソフトバンクからワイモバイルに乗り換えることで、かけ放題が安くなります。
ソフトバンクもワイモバイルも通話料は、30秒あたり22円(税込)で金額差はありませんが、通話オプションについてはワイモバイルのほうが安いです。
(税込) | ワイモバイル | ソフトバンク |
---|---|---|
1回5分以内 | 770円 | 880円 |
1回10分以内 | 1,980円 | |
24時間かけ放題 | 1,870円 |
ワイモバイルでは、かけ放題オプションがソフトバンクよりも安いです。
たとえば、「1回5分以内」の通話オプションがソフトバンクの880円(税込)に対して770円(税込)、「24時間かけ放題」も1,870円(税込)で利用できます。
通話料金を抑えつつ、気軽にかけ放題を利用したい方にはワイモバイルへの乗り換えがおすすめです。
高品質な回線を格安で利用できる
ワイモバイルはソフトバンクのサブブランドで、ソフトバンクと同じ高品質な回線を使用しています。
そのため、料金は格安ですがソフトバンクと同様の高品質な回線を利用可能です。
ワイモバイルの平均速度は以下の通りです。
- 平均ダウンロード速度:82.81Mbps
- 平均アップロード速度:14.98Mbps
- 平均Ping値:40.78ms
引用:みんなのネット回線速度
※上記は、2024年10月直近3ヶ月に計測された通信速度の平均値を計算したものです。通信速度は場所・時間帯・通信環境によって変動するため、あくまでも目安として考えてください。
インターネットを快適に利用できる速度の目安は、ダウンロード速度30Mbps程度だといわれています。ワイモバイルはその数値を大幅に上回る82.81Mbpsのため、快適に利用できるでしょう。
端末代金が安い
安いのは料金プランやオプションだけではありません。ワイモバイルで販売されている端末もソフトバンクに比べて安く購入できます。
ワイモバイルでは、ソフトバンクにように最新機種は販売されていないものの、型落ち機種は大幅に安いです。
たとえば、ソフトバンクではiPhone 14は、127,440円(税込)から購入可能ですが、ワイモバイルでは83,520円(税込)から購入できます。
最新機種にこだわりがなければ、費用を大きく抑えることができるでしょう。
各種手数料が無料で乗り換えられる
通信キャリアの乗り換えには、契約事務手数料やMNP転出手数料、番号移行手数料などの手数料がかかります。
しかし、ソフトバンクからワイモバイルへの乗り換えでは各種手数料がかかりません。
また、ワイモバイルへの乗り換えを店舗で行った場合、通常3,850円(税込)の契約事務手数料がかかりますが、ソフトバンクからの乗り換えの場合は、キャンペーンにより無料になります。
ソフトバンクで使用していた端末がそのまま使用できる
ワイモバイルとソフトバンクは同じ自社回線を使用しているため、ソフトバンクで使用していた端末をそのまま手続き不要で使用できます。
ただし、購入時期が古い端末の場合は、使用できるかどうか念の為ワイモバイル公式サイトの「SIM動作確認済機種一覧」にて確認しておきましょう。
乗り換え後もソフトバンクショップでサポートが受けられる
他社の格安料金プランは、基本的にオンライン限定であったり、店舗があっても店舗数が少なかったりとサポートが充実していません。
しかし、ワイモバイルなら全国のワイモバイルショップの他に全国のソフトバンクショップ(ワイモバイル取扱店)で乗り換え後もサポートが受けられます。
乗り換え後も動で継続されるサービスがある
乗り換えをすれば、基本的に乗り換え元のオプションやサービスは受けられなくなります。
しかし、ワイモバイルはソフトバンクのサブブランドのため以下に該当するオプションは、ソフトバンクからワイモバイル乗り換え後も利用できます。
自動継続されるオプションは以下の通りです。
自動継続されるオプション
- あんしん保証パック
- 店頭スマホサポート 定額
- あんしんデータボックス
- バスケットLIVE
- Apple TV+またはApple Arcade
ソフトバンクからワイモバイルに乗り換えるデメリット
ソフトバンクからワイモバイルに乗り換える際には多くのメリットがある一方で、いくつかのデメリットもあります。ここからは、ソフトバンクからワイモバイルに乗り換えるデメリットについて紹介していきます。
通信速度がわずかに遅くなる
ワイモバイルはソフトバンクのサブブランドのため、ソフトバンクと同様の回線を使用していますが、通信速度はメインブランドであるソフトバンクに比べるとわずかに遅くなる場合があります。
それぞれの平均ダウンロード速度は下記の通りです。
- ソフトバンク:94.32Mbps
- ワイモバイル:82.81Mbps
大きな差はないものの、動画視聴やオンラインゲームなどデータ容量の多いコンテンツを頻繁に利用する方には注意が必要です。
インターネットを快適に利用できる速度の目安は、ダウンロード速度30Mbps程度だといわれているため、基本的には気にしないでもよいでしょう。
データ無制限が利用できなくなる
ソフトバンクには無制限でデータを利用できるプランがありますが、ワイモバイルにはデータ無制限プランがなく、プランごとに設定された容量までしか利用できません。
最大でも30GBで、データ増量をしても40GBのため、それ以上使用する方には向いていません。
WiFi環境のない外出先で高画質の動画再生をする方や大容量データのダウンロードをする方などたくさんのデータを必要とするユーザーにとってはデメリットといえます。
家族間通話が無料ではなくなる
ソフトバンクでは、「家族割引」に加入している場合、家族間での通話は無料ですが、ワイモバイルでは家族間通話無料の特典がありません。
家族との通話が多い方にとっては、大きなデメリットになる可能性があります。
最新機種が販売されていない
ワイモバイルで販売されている端末は価格が安いというメリットがありますが、その反面ソフトバンクのように最新のスマートフォンがすぐに販売されるわけではありません。
たとえば、ソフトバンクでは最新のiPhone 16を取り扱っていますが、ワイモバイルでは最新モデルはiPhone 14となっています。
このため、最新機種を利用したい方にとっては、機種選びの幅が狭くなるというデメリットがあるため、注意が必要です。
ワイモバイルでは利用/引き継ぎできないサービスがある
ワイモバイルは、ソフトバンクのサブブランですが、乗り換え後に利用/引き継ぎできないサービスが複数あります。
たとえば、ソフトバンクのキャリアメールは乗り換え後使用できなくなります。これまで通り使用するには、月額330円(税込)の「メールアドレス持ち運び」に加入しなければなりません。
他にも、スーパーPayPayクーポンや店頭スマホサポート 定額Sなど契約者限定の特典やキャンペーン、クラウドサービスなどの一部機能がワイモバイルに対応していないことがあるため、乗り換え前に確認が必要です。
引き継ぎできないサービス
- キャリアメール
- スーパーPayPayクーポン
- 店頭スマホサポート 定額S
ソフトバンクからワイモバイルに乗り換える際の注意点
ここまで、ソフトバンクからワイモバイルに乗り換えるメリット・デメリットについて詳しくまとめましたが、実際に契約するにあたっても注意する点があります。
契約前にあらかじめ確認しておきましょう。
端末代金の残債は残る
ソフトバンクからワイモバイルにいつ乗り換えをしても、解約違約金(契約解除料)や契約事務手数料などは発生しません。
しかし、ワイモバイル乗り換え前に、ソフトバンクで端末を分割購入していて支払いを完了していない場合は、乗り換え後も支払い完了まで引き続き分割での引き落としが発生します。
その場合、支払いが重複して負担が大きくなるため注意しましょう。
ソフトバンクの解約月の基本料金は日割計算されない
ワイモバイルでは、契約初月日割り計算になるため、いつ契約しても損になりませんが、ソフトバンクの解約月は日割りにならないため注意が必要です。
ソフトバンクの解約月は日割り計算なしで、いつ解約をしても基本料金は満額請求されます。そのため、月末に乗り換えをするのがよいでしょう。
また、各種割引が適用されるのは解約日が属する月の前月までで、最終請求月は適用されないため注意が必要です。
おうち割の適用は一度解除される
ソフトバンク光・ソフトバンクエアーとソフトバンクの携帯電話を契約すると、スマホ料金が月額最大1,650円割引になる「おうち割光セット」が利用できます。
この割引は、ワイモバイルでも適用可能です。
ただし、ソフトバンクからワイモバイルへ乗り換える際には、一度「おうち割」の適用が解除されてしまうため、乗り換え後には再度おうち割光セットの申し込みが必要です。
ソフトバンクからワイモバイルに乗り換えがおすすめな人
乗り換えがおすすめな人
- 月々の基本料金やかけ放題の料金を抑えたい方
- 高品質な回線を安価に利用したい方
- 無制限のデータ利用をしない方
ソフトバンクからワイモバイルへの乗り換えは、月々の基本料金やかけ放題の料金を抑えたい方、高品質な回線を安価に利用したい方に特におすすめです。
また、ソフトバンクで使用していた端末がそのまま利用でき、乗り換えにかかる手数料が無料であること、さらにソフトバンクショップでのサポートを引き続き受けられる点も魅力です。
一方で、通信速度が若干低下する可能性や、データ無制限が利用できなくなる点、最新機種の選択肢が少ない点には注意が必要です。これらのメリットとデメリットをふまえて、ぜひ検討してみてください。
ソフトバンクからワイモバイルの乗り換えに使えるキャンペーン
ワイモバイルでは、お得なキャンペーンが多く実施されています。乗り換えるさいは、ぜひキャンペーンを活用してみてください。
[h3_ワイモバイル]
ソフトバンクからワイモバイルに乗り換えに関するよくある質問
最後にソフトバンクからワイモバイルに乗り換えに関するよくある質問をまとめました。
ソフトバンクからワイモバイルに乗り換えは機種そのままでSIMのみでも契約できる?
ソフトバンクからワイモバイルに乗り換えは、機種そのままでSIMのみでも契約できます。
同じ回線を使用しているため、SIMロック解除の手続きなども不要です。
以下の記事では、ワイモバイルでのSIMのみ契約についてもまとめています。ぜひ本記事と併せてご覧ください。
ソフトバンクからワイモバイルに乗り換えのおすすめのタイミングは?
ソフトバンクからワイモバイルに乗り換える際は、月末が最もおすすめです。
ソフトバンクでは解約月の料金が日割りされず、月初に解約しても満額請求されてしまいます。一方、ワイモバイルでは契約初月の料金が日割りで計算されるため、いつ契約をしても損することはありません。
ソフトバンクからワイモバイルに乗り換えまとめ
本記事では、ソフトバンクからワイモバイルへの乗り換えについて詳しく解説しました。
乗り換えるメリット・デメリットは以下の通りです。
乗り換えるメリット
ワイモバイルに乗り換えることで、毎月のスマホ料金を抑えつつ、高品質な通信サービスを引き続きお得に利用できます。
さらに、乗り換え時の手数料が無料で、現在ご利用中のソフトバンク端末もそのまま使用可能です。サポートは全国のワイモバイルショップやワイモバイル対応のソフトバンクショップでも受けられるため、サポート体制も安心です。
通信速度や提供プラン内容に一部違いはあるものの、データ無制限や最新機種にこだわりがない方には、ワイモバイルへの乗り換えはとてもおすすめです。