mineo 「家族割」の仕組みと契約方法|複数回線割引との違いも解説
リーズナブルな利用料金やサービス内容で話題を呼ぶ格安SIM。中でも人気のあるmineo(マイネオ)を家族で使ったときにお得になる割引サービスがあります。mineo(マイネオ)を現在使っている、もしくはこれから使おうと検討している方にぜひ知ってほしい割引やシェアサービスを詳しく紹介します。
この記事の目次
「mineoの家族割引はお得?」「複数回線割引とどう違うの?」と、割引されるなら家族全員の回線をmineoにしたいと考える人も多いでしょう。
mineoの家族割引は対象になる「家族」の範囲は広く、今まで家族割引を諦めていた人でも適用される可能性が十分あります。さらに、1人で複数回線を契約している場合も対象になります。
今回は、mineoの家族割引について適用条件・範囲や申し込み方法、注意点を紹介します。
複数回線割引との違いも解説するので、本記事を参考にmineoの家族割引に申し込んでみましょう。
記事のかんたんまとめ
- mineoの家族割引は、最大5回線、1回線につき毎月55円(税込)割引される
- デュアルタイプ回線を3回線以上契約する場合、3回線目以降は165円割引になる
- 三親等以内の離れて暮らす家族・姓が異なる家族、事実婚・同性パートナーも対象となる
- 同一回線での家族割引と複数回線割引は併用できない
- 申し込みは、主回線契約者がマイページで手続き可能。ただし、月末ギリギリの申請には注意
mineoの家族割引とは?
ここでは、mineoの家族割について概要と適用条件、さらに複数回線割引との違いも交えて解説していきます。
月額55円割引(最大5回線まで)
mineoの家族割は、最大5回線まで、各回線の基本料金から55円割引されるサービスとなります。
さらに、デュアルタイプ(音声通話+データ通信)の回線を3回線以上契約する場合は、3回線目以降の回線は165円(税込)割引になります。
家族割は代表回線のマイページから登録が必要です。
また、「家族割」ではありますが、1人で複数回線を契約している場合も家族割の登録により割引の対象となります。
適用範囲は3親等内|事実婚も可
出典:mineo
mineoの家族割引を適用させるには、主に5つの条件があります。
家族割引の適用条件・範囲
- 最大5回線まで適用可能
- 主回線者から三親等以内
- 離れて暮らす家族や姓が異なる家族も対象
- 事実婚・同性パートナーも対象
- マイそくスーパーライトは家族割引の適用対象外
mineoの家族割引が適用される範囲は、主回線契約者から三親等までです。配偶者には、事実婚や同性パートナーも含まれます。
三親等以内の家族であることを証明できれば、主回線契約者と姓や住所が違っていても家族割引は利用可能です。
ただし、マイそくスーパーライトは家族割引の適用対象外となるため注意してください。
複数回線割引との違い
mineoには、複数回線割引という割引サービスもあります。
初めに知っておきたいこととしては、同一回線で家族割引と複数回線割引を合算し、割引額を月額110円にすることはできないということです。
それでは、mineoの「家族割引」と「複数回線割引」の違いを見ていきましょう。
比較項目 | 複数回線割引 | 家族割引 |
---|---|---|
eoID | 同一のeoIDのみ適用 | 異なるeoIDでも適用 |
最大適用回線数 | 10回線 | 5回線 |
割引額(税込) | 55円 | 55円 ※デュアルタイプ回線を3回線以上契約 →3回線目以降は165円割引 |
申し込み手続き | 自動適用 | マイページからの申込で適用 |
複数回線割引は同一のeoIDでなければ適用されませんが、家族割は家族範囲の条件を満たしていれば、異なるeoIDでも申し込むことが可能です。
また、同一eoIDで契約された2〜10回線目は、自動で「複数回線割引」が適用されます。
少しわかりにくい部分もあるため、下記の図を参考に「複数回線割引」と「家族割引」の関係を見ていきましょう。
出典:mineo
- 複数回線割引の対象となっている回線を家族割引に登録すると、その回線には家族割引が適用されます。
- 家族割引は最大5回線まで適用されますが、6回線目以降は自動的に複数回線割引が適用されます。
- 例えば、上記の図で家族割引が適用になっている2つの回線がデュアルタイプの回線を契約していて、eoID①で契約している回線②もデュアルタイプの回線であれば、回線②も家族割引を申し込むことで3回線目は165円割引が適用となります。
家族割の申請をした方がよい方、不要な方
まず、デュアルタイプ回線を3回線以上家族または1人で契約している場合(する予定の場合)は、家族割の申請をした方がよいです。家族割引を申請しないと3回線目以降を165円引きにできないためです。
一方で、家族または1人でデュアルタイプ回線の契約が2回線以下の場合は、申請は不要です。家族割引でも複数回線割引でも割引額は同じ55円だからです。
ただし、今後、子供にもデュアルタイプで契約させたいなど、デュアルタイプの回線を増やす予定がある場合は、あらかじめ家族割の申請しておいてもよいといえます。
mineo家族割引の注意点
mineoの家族割引には、主に3つの注意点があります。「思っていたサービスと違った」「知らなくて損をした」と失敗しないように、注意点もチェックしておきましょう。
家族割引の注意点3つ
- 月末ギリギリの申請には注意
- 一つのeoIDで複数回線契約している場合はすべての回線で申請が必要
- 家族間通話は無料にならない
注意点1.月末ギリギリの申請には注意
家族割引は、申し込み後に、mineo側で行われる審査に通り、手続きが完了するとその月から適用となります。
ただし、申し込み手続きを1月28日にした場合でも、mineoで審査が完了したのが2月1日であれば、家族割引が適用されるのは2月からです。
そのため、月末ギリギリのタイミングは避けて早めに手続きをするようにしましょう。
注意点2.一つのeoIDで複数回線契約している場合はすべての回線で申請が必要
一つのeoIDで複数回線契約している場合でも家族割は申請しないと適用にはなりません。
もし、一つのeoIDでデュアルタイプ回線を3回線以上契約している場合は、自動適用になる複数回線割引よりも3回線目以降が165円割引になる家族割引の方がお得なのですべての回線で申請するようにしましょう。
注意点3.家族間通話が割引になるサービスではない
mineoの家族割引は、自分と家族の月額料金から最大165円(税込)割引になるサービスです。
一部の他社で実施されている家族加入時のサービスのように、家族間通話が無料になったり、データ容量の上限をわけあうサービスではないので注意しましょう。
ただし、mineoにはデータ容量をわけあえるサービスが複数あります。後述の「mineoで家族で契約するとお得なサービス」をぜひ参考にしてください。
mineo家族割の申し込み・変更(追加)方法
mineo家族割引について、申し込み方法と登録情報の変更方法を紹介します。
家族割引申し込み
家族割は「代表回線」という家族割のグループを管理する回線とそれに紐づく「家族回線」に分けられます。登録する場合は代表回線のマイページから簡単に手続きできます。
家族割引申し込み手順
- マイページにログイン
- 「ご契約サービスの変更」の「家族割引お申し込み・変更」をタップ
- 「家族割引のお申し込み」の「グループ追加する」をタップ
- 「ご利用番号」と「ご契約者さまとの続柄」を入力
- 「同一住所かつ同一姓」か「左記以外」を選択
- 「申し込む」をタップ
マイページにログインしたら、下にスクロールして「ご契約サービスの変更」から「家族割引お申し込み・変更」をタップしましょう。
家族割引情報を確認したら、「家族割引のお申し込み」欄にある「グループ追加する」ボタンをタップします。
出典:mineo
「ご利用番号(電話番号)」「ご契約者さまとの続柄」を入力し、直下の「同一住所かつ同一姓」か「左記以外」を選択してください。
主契約者と住所や姓が異なる場合には「左記以外」にチェックを入れ、プルダウンから選んだ「家族関係証明書類」の画像をアップロードしましょう。
複数の家族回線を登録する場合には、すぐ下の「グループ追加する」ボタンをタップし、同じ手順で入力します。
「次へ進む」をタップし、表示された内容に間違いがないかを確認して「申し込む」ボタンをタップすれば、申し込み手続きは完了です。
mineoにて申し込み内容の審査がおこなわれ、審査が終わるとメールで結果が届きます。
使用できる「家族関係証明書類」は、下表を参考にしてください。
本人確認書類 | 運転免許証 運転経歴証明書※① パスポート※② 在留カード 外交官等住居証明書 個人番号カード |
---|---|
補助書類として使えるもの | 住民票 公共料金領収書 ※いずれも発行から3カ月以内で現住所の記載があるもの |
※① 交付年月日が2012年4月1日以降のものに限る
※②2020年2月3日以前に申請されたもの
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登録情報の変更
新たに家族割引を適用させたい追加の回線がある場合や家族割引を解約したい回線は、マイページから登録情報の変更手続きが可能です。
家族割引の登録情報変更手順
- マイページにログイン
- 「家族割引お申し込み・変更」をタップ
- 「削除情報」または「追加情報」を入力
- 「申し込む」をタップ
「家族割引お申し込み・変更」をタップまでは、家族割引への申し込み手順と同じです。
回線を追加したい場合には「グループを追加」から追加情報を入力し、次へ進むをタップしましょう。
家族割引を解約したい回線がある場合には、削除情報を入力すれば家族割引のグループから指定の回線を外せます。
最後に表示された申し込み内容を確認して「申し込む」ボタンをタップすれば、家族割引の削除や追加などの登録情報変更は完了です。
mineoを家族で契約するとお得なサービス
出典:mineo
mineoでは、家族割引以外にも家族で契約するとメリットがあるサービスがあります。
通信量をわけあえる「パケットシェア」「パケットギフト」
mineoには、通信量をわけあえる「パケットシェア」と「パケットギフト」というサービスがあります。
パケットシェア
出典:mineo
パケットシェアは、使い切れなかったデータ容量を翌月に繰り越し、最大10回線のシェアメンバーとわけあえるサービスです。
シェアメンバーに登録された全回線で、余ったデータ容量をわけあえる仕組みです。たとえば、1月にデータ容量が余ったメンバーが3人いた場合、3人の余ったデータ容量の合計を、2月にメンバー全員でシェアできます。
繰り越したパケットは優先的に消費されますが、翌月中に消費されない繰り越し分は翌々月以降に消滅するので、注意しましょう。
なお、パケットシェアを利用するためには、4つの条件があります。
パケットシェア利用の条件
- シェアメンバー全員が滞納していない
- シェアメンバーが契約変更手続き中でない
- シェアメンバー全員が開通の翌日以降・回線切替後である
- 他のシェアメンバーに属していない
シェアメンバーの誰かが支払いを滞納していたり契約内容の変更手続きをしていたりすると、パケットシェアは利用できません。
また、回線契約したばかりのメンバーがいる場合、新規申し込みなら初回パケット発生の翌日以降か、SIM出荷の翌日から10日目以降である必要があります。
他社からMNPでmineoに乗り換えた場合には、回線切替後であることが条件です。
なお、シェアメンバーになれるのは1つのグループのみで、他のグループとの併用はできない点にも注意しましょう。
パケットギフト
出典:mineo
パケットギフトは、余ったデータ容量をmineoユーザーやその他の利用回線にプレゼントできるサービスです。
同一eoID間でもパケットギフトを利用できますが、同一回線には贈れません。
まず、パケットギフトを贈る人がマイページにて「パケットギフトコード」を発行します。その後、受け取る人がマイページにて「パケットギフトコード」を入力し、ギフトを受け取るのが基本の流れです。
パケットギフトでプレゼントできる最低のデータ容量10MBである点に、注意しましょう。
mineoの家族割引に関するQ&A
mineoの家族割引に関するよくある質問をまとめました。
「利用できないと勘違いしていた」というケースもあるサービスなので、損をしないためにもぜひチェックしてください。
Q.mineoの家族割引は同一名義でも大丈夫?
同一名義の場合でも家族割引は適用になります。
Q.主契約回線を解約すると家族割引はどうなる?
家族割引は、主となる回線契約を解約すると、家族割引も解約されます。
主回線を解約後も他の回線で家族割引を継続させたい場合には、別の回線を主回線とした申し込み手続きが必要です。
以前の家族割引情報を引き継げないので、改めてマイページから必要情報の入力や本人確認書類のアップロードをおこないましょう。mineoの審査に通れば、審査完了の当月分から家族割引が適用されます。
mineoの家族割引まとめ
この記事でわかったこと
- mineoの家族割引は、最大5回線、1回線につき毎月55円(税込)割引される
- 三親等以内の離れて暮らす家族・姓が異なる家族、事実婚・同性パートナーも対象となる
- 複数回線割引とは併用できない
- 主回線契約者がマイページから申し込める
今回は、mineoの家族割引について、適用条件や申し込み方法、注意点について紹介しました。
家族割引が適用される範囲は広く、主回線契約者の三親等以内であれば住所や姓が同じでなくても割引の対象です。
また、配偶者には同性パートナーや事実婚も含まれるので、多くのユーザーが家族割引を利用できるでしょう。
もし家族がmineoを利用していて家族割引を利用していないなら、この機会に申し込んで通信費を節約しましょう。