ワイモバイルのシェアプランをお得に使う方法|注意点や申し込み手順も解説
ワイモバイルのシェアプランについて、料金や利用条件、使った際と使わなかった際の料金シミュレーションなどを紹介しています。シェアプランを使った方がお得な人、おすすめな人についても触れていますので、ワイモバイルのシェアプランの契約を考えている人は参考にしてください。
この記事の目次
ワイモバイルは、月々の料金が安く抑えられている格安SIMでありながら、ソフトバンクのサブブランドという高い信用もあって人気が高いです。
そんなワイモバイルには「シェアプラン」という子回線向けの料金プランが用意されており、複数の端末を使いこなすユーザーを中心に密かな人気を集めています。
そこで今回は、ワイモバイルのシェアプランの詳細を徹底解説していきます。
タブレットやモバイルルーターのためにたくさんの回線を契約している人や、逆に家族のネット利用が少なくて月々のデータ通信容量を持て余している人は必見です。
この記事の簡単まとめ
- シェアプランとは、データ容量を別の端末と分けあうことができるプラン
- シンプル2 S/M/Lを契約している場合は、子回線が539円で使える。
- 子回線は音声通話には対応していない
- シェアプランの申し込みは店頭のみ可能
ワイモバイルのシェアプランとは?利用料金はいくら?
出典:ワイモバイル
ワイモバイルのシェアプラン(子回線専用のプラン)とは、月々のデータ通信容量をタブレットや他社が販売するSIMフリースマホなどの別の端末と分けあうことができるプランのことをいいます。
シェアプランを契約すると、最大で3枚のSIMカードが発行されます。親回線に発行されるSIMカードと合わせると最大4枚のSIMカードで、最大4台の端末で親回線に与えられるデータ通信容量をシェアすることができます。
それでは、シェアプランの利用条件、料金についてみていきます。
シェアプランの利用条件
シェアプランを契約するには、親回線としてシンプル2 S/M/L、シンプル S/M/L、スマホプランもしくはスマホベーシックプラン、またはデータプランもしくはデータベーシックプランの契約を持っている必要があります。
ただし、2024年10月末時点で新規契約可能なのはシンプル2 S/M/Lのみとなっています。
シンプル2 S/M/Lの料金を確認する
プラン | シンプル2 S | シンプル2 M | シンプル2 L |
---|---|---|---|
データ容量 | 4GB | 20GB | 30GB |
月額料金 (税込) | 2,365円 | 4,015円 | 5,115円 |
おうち割光セット(A) | -1,100円 | -1,650円 | -1,650円 |
PayPayカード割 | -187円 | -187円 | -187円 |
割引適用後料金 | 1,078円 | 2,178円 | 3,278円 |
総データ利用量が 1GB/月以下の場合 | - | 1,078円 | 1,078円 |
また、以下はシェアプランを利用する前に知っておきたい条件になります。
- 子回線では音声通話は利用できない
- 子回線はeSIMに対応していない
- 子回線はケータイ、iPhone、かんたんスマホ、かんたんスマホ2での加入はできない
▼上記の3点について詳しく知りたい方は、この記事のワイモバイルでシェアプランを利用する際の注意点で紹介しているのでぜひこちらも参考にしてください。
シェアプランの基本料金はいくら?
以下の表は、シェアプランの基本料金をまとめたものになります。
親回線 対象プラン | 子回線 月額基本料 (3回線まで) |
---|---|
・スマホプランL ・スマホベーシックプランL ・データプランL ・データベーシックプランL | 0円 |
・シンプル2 S/ M/ L ・スマホプランM/R ・シンプルM /L ・スマホベーシックプランM/R | 539円 |
・スマホプランS ・シンプルS ・スマホベーシックプランS ・データプランS ・データベーシックプランS | 1,078円 |
※「シェアプランセット割」適用時
シェアプランは親回線に紐づけるもので、親回線の月額料金と子回線の月額基本料は別に必要となります。
つまり、現在シンプル2 S/M/Lを契約している場合は、シンプル2 S/M/Lの月額料金に加えて539円払えば最大でプラス3枚のSIMカードが使えるということです。
ワイモバイルでシェアプランを利用するメリット
2台目以降の基本料金がお得
ワイモバイルでシェアプランを利用するとスマホの2台目以降の料金がお得に使えます。
ここでは、以下の前提条件を例にシミュレーションしてみましょう。
前提条件
- 「スマホ1台・タブレット1台」
- 物理的SIMの利用を考えている
- スマホ:月間4GB、タブレット:月間15GB利用
(税込) | 通常プラン | シェアプラン | ||
---|---|---|---|---|
月間データ 使用料 | スマホ (4GB) | タブレット (15GB) | スマホ (4GB) | タブレット (15GB) |
適用プラン | シンプル2 S (4GB) →2,365円 | シンプル2 M (20GB) →4,015円 | シェアプラン →539円 | シンプル2 M (20GB) →4,015円 |
合計 | 6,380円 | 4,554円 |
スマホとタブレットの両方を使いたい場合、シェアプランではない通常プランであれば、それぞれの端末に基本使用料が必要になります。
一方で、シェアプランを使えば、親回線の基本料金に「シェアプラン」の基本使用料を追加するだけで親回線のデータ容量をシェアして使うことが可能になります。
例えば、複数の端末の使用データ容量が月間で20GBであれば、上記の表でも表したようにシェアプランの方がお得に使うことができます。
データ容量(パケット)を無駄なく使える
ワイモバイルのシェアプランは、データ容量を無駄なく使うことができる点もメリットと言えます。
例えば、スマホとタブレットでそれぞれシンプル2 Mを契約している場合、どちらも月々のデータが余ってしまうという場合もあると思います。余ったデータ容量は繰り越しができ翌月まで利用できますが、翌月も使えずデータ容量を無駄にしてしまうことも多いです。
しかし、シェアプランであればデータ容量を共有して使うことができるため、効率よく使うことが可能になります。
ワイモバイルでシェアプランを利用する際の注意点
子回線は音声通話に対応していない
シェアプランで契約した子回線は、データSIMのみで音声通話には対応していません。
つまり、音声通話も必要という場合は、シンプル2 S/M/Lのどれかのプランと契約しなければいけません。
ただし、LINEの無料音声通話機能は使えるため、LINEの通話機能で十分な方はシェアプランを検討してもよいでしょう。
子回線ではeSIMが使えない
シェアプランで契約した子回線は、eSIMが使えない点にも注意が必要です。
eSIMとは、スマホ本体に内蔵されたSIMのことで物理的なSIMカードとは異なります。最短当日に開通できることなどから選択する方も多くなっています。
しかし、シェアプランで契約した子回線の端末ではeSIMを使うことができません。eSIMを使いたい場合は、シンプル2 S/M/Lの契約を検討しましょう。
加入月はデータシェアの仕組みに注意
データシェアができるようになるのは、加入月の翌月からです。
加入月は親回線のデータ容量にプラスして、子回線ごとにデータ容量を3GB利用できる仕組みとなっています。超過すると速度制限がかかります。データ容量は、0.5GBあたり550円で追加購入が可能です。
加入した月にすぐシェアができない点に注意しましょう。
子回線として利用できない端末がある
以下の端末はシェアプランの子回線として加入できません。
特にiPhoneを子回線で使おうと考えている場合は、加入できないため注意してください。
- ケータイ
- iPhone
- かんたんスマホ
- かんたんスマホ2
シェアプランを使った方がお得な人・おすすめな人
ワイモバイルのシェアプランを使った方がお得な人・おすすめな人は、以下のようなケースが考えられます。
iPad・タブレット・スマホを複数台使っている
これらはWiFi運用も十分に可能ですが、SIMカードを挿して使ったほうがより一層使い勝手が良くなります。
テザリングを使えば接続先の端末のバッテリー消費も大きくなってしまいますし、フリーWiFiがどこにでもあるとも限らないからです。
複数端末を所持していて、これらを外出中でもアクティブに使いこなしたいという人にはワイモバイルのシェアプランはぴったりです。
子供やあまりデータ通信を行わない家族がいる
ワイモバイルの料金プランで最も安いのはシンプル2 Sです。シンプル2 Sでも月のデータ通信容量は月4GBあります。
もしもスマホを持たせる家族が、小さな子供やお年寄りなど「あまりネットを使わない人」だった場合、シンプル2 Sですら持て余す可能性があります。
このような場合、親回線にシェアプランをつけて子回線の方は小さな子供やお年寄りなどが使うというふうにすると月々のスマホ料金の合計を低く抑えられます。
シェアプランのSIMカードでは音声通話ができない問題はありますが、これはLINEの無料音声通話機能を使うことで解決は可能でしょう。
一方で、シェアプランは自分には合わないと感じた人向けに、ワイモバイルでは家族割引も提供しています。家族割引という名ではあるものの、本人名義でスマホを2台持ちする方も対象になっています。
以下の記事では、ワイモバイルの家族割について詳しく紹介しています。ぜひ参考にしてください。
シェアプランの申し込みは店頭のみ契約可能
ワイモバイルのシェアプランの契約は、全国のワイモバイルショップのみの取り扱いです。ネットや電話での申し込みには対応していません。
ワイモバイルショップには「来店予約」制度が用意されていますので、事前にネット経由で来店予約をした上でショップに出向くようにしましょう。来店予約をしておけば、ショップで長時間順番待ちをする必要がありません。
ただし、親回線の契約は店舗ではなくオンラインでの契約がおすすめです。理由は、契約事務手数料3,850円がオンラインからの契約であれば無料になるためです。
少し手間が発生してしまいますが、親回線の契約はオンラインで行い、シェアプランの契約は店舗で行うという流れがおすすめといえます。
以下の記事では、ワイモバイルのオンラインでの申し込み方法やメリットについて詳しく紹介しています。ぜひ参考にしてください。
また、ワイモバイルショップを探す方は下記のリンクを参考にしてください。
ワイモバイルでシェアプランを利用する場合のFAQ
ワイモバイルでシェアプランを利用する際の「よくある質問」について見てみましょう。
シェアプランは子供・家族・夫婦でも使える?
子供・家族・夫婦でも使えます。
シェアプランはあくまでも親回線があっての子回線です。この親回線と子回線(=シェアプラン)は「同一契約名義・同一契約先」である必要があります。
しかし、父親が契約したシェアパックで発行されたSIMカードを、子供や家族あるいは夫婦間で分けて使うことは別に問題ありません。
音声通話やSMSをシェアすることはできる?
音声通話はできません。SMSはできます。
シェアプランはデータ通信専用のプランです。そのため、音声通話はできません。
ただし、SMSには対応しており、受信は無料で送信文字数に応じて1回あたり3.3円(税込)から33円(税込)で対応しています。
親回線を解約したらどうなるの?
子回線=シェアプランも同時に解約になります。
シェアプランはあくまでも「親回線の契約があってこそ成立するもの」です。そのため、親回線の契約がなくなれば同時に子回線=シェアプランも同時になくなります。
申し込みは契約時以外で後からでも可能?
はい、可能です。
2024年10月末現在、キャンペーン実施中で、親回線と同時加入でない場合でも契約事務手数料は無料です。自分のタイミングで契約しましょう。
データを分け合うならワイモバイル
ワイモバイルのシェアプランは、1人で複数の端末を使い分けている人や比較的、少なめのデータ通信容量を家族で分け合いたい人にとてもおすすめできます。
ぜひ積極的に活用して、月々のスマホ料金を上手に節約するようにしてください。