ドコモのMNP予約番号の取得方法は?電話・Web・店舗からの手続き手順
スマートフォンの月額使用料を節約したいという理由で、ドコモから格安SIMへの乗り換えを検討している方が増えています。この記事では、今お使いの電話番号は変えずに格安SIMに乗り換えたい方に向けて、MNP予約番号発行手続きの手順や、 格安SIMに乗り換える際に気を付けたい点をわかりやすく解説しています。
この記事の目次
携帯のキャリアを他社に変更したいときに、現在使用中の電話番号を変えずに引き継げるサービスのことをMNP(ナンバーポータビリティ)といいます。
この記事では、ドコモから他社のキャリアや格安SIMに変えたいときに、電話番号をそのまま引き継ぐために必要な「MNP予約番号」を取得する方法や注意点を、わかりやすく解説しています。
携帯の月額使用料の見直しを考えている方は、おすすめの乗り換え先も紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
ドコモでMNP予約番号を取得する3つの方法と手順
ドコモから他社のスマホに乗り換える際に「MNP予約番号」を取得する方法は大きく分けて3つあります。
方法 | 受付時間 | 手順 |
---|---|---|
ドコモに直接電話する | 9:00~20:00 | ドコモの携帯電話から→局番なしの151にかける 一般電話から→0120-800-000にかける |
ドコモオンラインから | 9:00~21:30 | 「My docomoサービス一覧」→「各種お申込・お手続き一覧」→「ご契約内容確認・変更」→「携帯電話番号ポータビリティ予約」から取得する |
ドコモの店舗に来店する | 店舗により異なる | docomoのスタッフに直接聞く |
時間がない方にはドコモのオンラインから手続きすることをおすすめします。
オンラインでの手続きが苦手な方は、電話で手続きをするか、店舗に直接出向くほうがおすすめです。待ち時間がある場合があるので注意が必要です。
WebからMNP転出をする場合
Webからの手続きなら、所要時間はおよそ3分から5分程度で完了します。
ここではWebからMNP転出をする場合の方法を解説します。
- スマホやパソコンからMy docomoにアクセス
- dアカウントのIDとパスワードを入力してログイン
- 「その他のお手続きはこちらから」の青いボタンをクリック
- 「ドコモオンライン手続き」ページに移動
- 「携帯電話番号ポータビリティ予約(MNP)」をクリック
- 説明の最後にある「解約お手続き」のボタンをクリック
- 各注意事項に関する説明が3回続くため、それぞれ確認済みのチェックをクリックし「次へ」を押す
- 確認画面で問題がなければ「手続きを完了する」をクリック
- 画面にMNP予約番号と有効期限が表示される
My docomoにアクセスするためには、dアカウントが必要です。
WebからMNP転出をする場合の手順
- My docomoのトップ画面から「その他のお手続きはこちら」をクリック
- 「携帯電話番号ポータビリティ予約」をクリック
- 「解約お手続き」をクリック
- dポイント・解約金・転出事務手数料・端末の残り代金について表示される
- 「手続きを完了する」をクリック
- 「MNP予約番号」と有効期限が発行される
MNP予約番号が取得できる時間帯は、9時から21時30分までとなっているので注意しましょう。
また、一括請求を選んでいる場合や3回線以上ファミリー割引の請求先になっている携帯は、Webから手続きができないので注意が必要です。
電話でMNP転出をする場合
オンラインでの手続きが苦手な方は、ドコモのインフォメーションセンターに電話するのが一番手っ取り早い方法です。
場所を問わず、わからないことがその場で聞けるのが利点です。
ドコモの携帯電話から | 局番なしの151(無料) |
---|---|
ドコモ以外の携帯や一般電話から | 0120-800-000(無料) |
受付時間は、9時から20時まで年中無休です。
電話で受け付けされる際に、ネットワーク暗証番号を必ず聞かれますが、もし忘れてしまった場合は、その他の個人情報で本人確認をされます。
注意したい点は、MNP予約番号を取得の際に、ドコモを解約されることを引き止めるような説明を多く聞かされる点ですが、はっきりとお断りしましょう。
電話でMNP転出をする場合の手順
電話でMNP予約番号取得をする手順を解説します。
- ドコモのインフォメーションセンターに電話をし音声ガイダンスを聞く
- 「4番」を押す→説明の音声ガイダンスが流れる
- 「2番」を押す→オペレーターにつながる
- 契約者情報の確認やMNP転出の説明を受けて終了
所要時間は3分から10分でMNP予約番号を取得できます。回線が込み合っている場合は、電話がつながるまで待つこともあるので時間には余裕を持ってかけましょう。
店頭でMNP転出をする場合
時間に比較的余裕がある方は、ドコモショップでMNP予約番号を発行してもらうのがおすすめです。
オンラインや電話の場合は自分で操作する必要がありますが、ドコモショップに来店してスタッフにおまかせできるので安心です。
ドコモショップに来店する際には本人確認のため免許証やパスポートなどを持って行きましょう。
デメリットとしては、ドコモショップが混雑していると1時間以上待つ場合があります。あらかじめ来店予約をしていくことをおすすめします。
予約したドコモのMNP番号を再度確認する方法
MNP予約番号を忘れてしまった!という方に向けて、MNP予約番号や有効期限を確認する方法を解説します。
MNP予約番号の再確認はMy docomoから簡単にできます。
- My docomoのトップ画面から「その他のお手続きはこちら」のボタンをクリック
- 「その他」の「お申込履歴の確認」をクリック
- 申込みの一覧が出てきたら、該当項目の「詳細」をクリック
- 予約番号発行の画面が表示される
ドコモからMNP転出で他社へ乗り換える方法・手順
MNPを使って番号を残したまま他社に移行する場合は、MNP予約番号を取得する手続きが必要になります。MNP予約番号は以下の手順で取得できます。
MNP予約番号を取得したあとは、乗り換えたいキャリアの店頭やWEBでMNP転入手続きを行います。
- 「My docomo」にアクセス、dアカウントでログイン
- 「住所・契約内容の変更手続きをしたい」を選択
- 「携帯電話番号ポータビリティ予約(MNP)」を選択
- MNP予約番号をメモなどに残しておく
- 乗り換えたいキャリアの店頭やWEBでMNP転入手続きを行う
1.乗り換え先で利用するスマホやプランを決める
格安SIMで使うスマホは、以下のいずれかのパターンに該当します。
- いま使っているドコモ版スマホをそのまま使う
- SIMフリースマホを購入して使う
- 中古品を購入して使う
新しいスマホを端末とSIMのセットで契約する場合に、お得なキャンペーンを行っているところが多いので、せっかくならスマホの端末自体を新しくするのがおすすめです。
端末にこだわりがないなら、SIMだけ格安SIMに変えて、これまで使っていたスマホや中古を使うのもよいでしょう。
格安SIMによって対応端末が異なるので、ホームページであらかじめ利用できるスマホなのか確認しましょう。
2.ドコモでMNP転出を行い乗り換え先に申し込む
MNP乗り換えの際は、「MNP予約番号」の他に「本人確認書類」と「支払い用のクレジットカード」が必要になります。
格安SIMの月額料金の支払い方法は、口座振替も対応しているキャリアもありますが、基本的にはクレジットカード払い指定がほとんどです。支払い方法は各キャリアに確認しましょう。
ドコモでMNP転出を行い乗り換え先に申し込む手順
- 公式サイトの申込みページに進む
- 端末セットかSIMカードのみかを選択
- ドコモで発行されたMNP予約番号を入力
- 個人情報やクレジットカード情報を入力
- 申込み後に本人確認書類をアップロード
- SIMカードが届くのを待ちます
キャリアによって手続きは異なりますが、基本となる申込み方法は同じになります。
3.SIMカード到着後初期設定を行う
SIMカードだけ購入した場合は、ご自身でSIMカードを取り付ける必要があります。また、格安SIMを購入して、SIMカードをスマホに挿しただけではまだ通信は行えません。
キャリアが販売している端末には、あらかじめ接続先の設定がされていますが、格安SIMを使う場合は手動で接続先を設定する必要があります。
ドコモからのMNP転出・解約にかかる費用
ドコモからのMNP転出や解約にかかる費用について、わかりやすく解説しています。
ドコモからのMNP転出・解約にかかる費用には「MNP転出手数料」と「契約解除料」があります。
ドコモの契約解除料は解約するタイミングなどによって異なります。
MNP転出手数料
ドコモからMNP予約番号を発行してもらうだけなら手数料はかかりません。このため、MNP予約番号の有効期限が切れてしまった場合は、何度でも同じ手順でMNP予約番号を発行できます。
ただし、他社への乗り換えが完了した際には「MNP転出手数料」(携帯電話番号ポータビリティ手数料)が発生します。
MNP転出手数料3,300円(税込)は、解約月の料金と併せてドコモから請求されます。電話・オンライン・来店と、どの方法で転出しても手数料は変わりません。
2021年4月1日より、オンライン・店頭問わずMNP転出手数料は無料化されます。3月31日までに予約番号を取得し、4月1日以降に転出する場合は手数料3300円(税込)が必要です。
場合によっては契約解除料がかかる
ドコモで2年定期契約に加入していて、更新月(違約金のかからない期間)以外にMNP転出を行うと、契約解除料が必要になります。
2019年9月末までに契約したプランと2019年10月以降に契約したプランでは、契約解除料が異なります。ご自身がドコモといつ契約したかをMy docomoで確認してみましょう。
プランの種類 | 料金 |
---|---|
2019年9月末までに契約したプラン | 10,450円(税込) |
2019年10月以降に契約したプラン | 1,100円(税込) |
MNP転出の前にやっておく準備
携帯電話端末の分割が支払い終わっていない場合は代金の支払いが必要です。
MNPは携帯電話番号を変えずに他社へ移行できる便利なサービスですが、移行の前に注意しておくべき点がいくつかあります。
確認を怠ると後々設定に手間がかかったり損をする場合があるので、後悔のないよう事前にチェックしておきましょう。
dポイントを使い切る
MNP転出の前にたまっていたドコモのポイントを、使い切ってしまうことをおすすめします。
ドコモを解約してもdポイントを利用できますが、たまる機会も減ってしまうため、この機会にポイントをスマホ使用料にあてて使い切ることをおすすめします。
dポイントをスマホの月額料金に使用する手順
dポイントをスマホの月額料金に使用するための手順を紹介します。
- dポイントクラブにアクセスし、ログインする
- 「つかう」をクリック
- 「ケータイ料金の支払いに使う」をクリック
- 「交換する」をクリック
- ご利用可能ポイント欄の数字すべてを入力し
- 「上記内容に同意して申し込む」にチェックを入れ「交換する」をクリック
- 対象回線のSNSにセキュリティコードが送信される
- セキュリティコードを入力してログインをクリック
- 「申込む」をタップすれば手続きが完了
dアカウントのIDを変更する
dアカウント自体はドコモを解約したとしても消滅することはなく、解約後も今まで通りログインできます。
ただし、IDをドコモのキャリアメールにしている場合はログインできなくなるので、あらかじめGmailやiCloudメールなどに変更しておきましょう。
LINEに登録しているメールアドレスを変更する
dアカウントのように、LINEに登録しているメールアドレスがドコモのアドレスの場合は、転出と同時にドコモのメールが使えなくなりますので、あらかじめ変更しておくことをおすすめします。
LINEだけではなく、Twitterなど他のSNSにドコモのメールアドレスを登録している場合は、アカウントを引き継ぐ際に必要なメールアドレスをドコモメールから他のメールアドレスに変更しておきましょう。
変更しないデメリットとして、新しいスマホに変えたあとに引き継ぎの際にアドレスを入力しても、すでにドコモユーザーではないため、認証を受け付けてくれなくなります。
ドコモから転出する前に、必ずGmailのアドレスを登録するか、Facebook経由で認証しておけば、スムーズなアカウントの引継ぎが可能になります。
ドコモからのMNP転出・予約番号取得に関する注意点
ドコモからのMNP転出・予約番号取得にする際に気を付けたい注意点を紹介します。
- MNP予約番号の発行期限は15日間
- 乗り換え先によって〇日以内に申込みが必要
- ドコモの月額料金は日割り計算なし
- ドコモでの解約手続きは不要
MNP予約番号の発行期限は15日間
取得したMNP予約番号は、全キャリア共通で15日間の有効期限が設けられています。
この15日の間に乗り換え先へ申し込めばいい、というわけではないという点に注意が必要です。
乗り換え先によって異なりますが、申込みをするには「MNP予約番号の有効期限が○日以上必要」という条件があります。
例えばUQモバイルへの申込みは、MNP予約番号取得日から2日以内にするという条件があり、あまり余裕があるとはいえません。
MNP予約番号を取得したらすぐに申込みを行いましょう。
ドコモの月額料金は日割り計算がない
ドコモでデータ定額やカケホーダイプランにしている場合では、月額料金の日割り計算はありません。
このため、月のはじめにドコモの解約をすると、以降月末まででまったく使用することのないドコモのサービスに1か月分の料金を払わなくてはいけません。
計画的にドコモを解約するならば、解約金のいらない「更新月」のうち、さらに「月末」に解約をするのがベストなタイミングとなります
ドコモでの解約手続きは不要
MNP予約番号をドコモから発行したあと、その番号を使用して移行先で契約を完了して、回線切り替え手続きを完了させると自動的にドコモの契約は解除されます。
そのため、ドコモでの解約手続きは必要ありません。
ドコモで解約すると、電話番号が他社に引き継げるMNP予約番号を発行ができなくなります。今の電話番号が使えなくなるというトラブルが発生してしまうので、注意が必要です。
ドコモからの乗り換え先におすすめの格安SIM3選
端末とセットでドコモから乗り換えれば、月額使用料は4分の1程度に抑えることができます。
そんなドコモからのおすすめ乗り換え先として格安SIM3社を紹介します。紹介する以外にもドコモ回線の格安SIMは数多くあります。
ワイモバイル
出典:ワイモバイルワイモバイルは、他の格安SIMとは違い、ソフトバンクの自社回線を利用しているサービスなので、ドコモとほぼ同じ安定した速度で快適に利用できるところが最大の特徴です。
スマホの料金は節約したいけれど、格安SIM・スマホへの乗り換えには不安を抱いている方におすすめです。
ワイモバイルの料金プラン
プラン | シンプル2 S | シンプル2 M | シンプル2 L |
---|---|---|---|
データ容量 | 4GB | 20GB | 30GB |
月額料金 (税込) | 2,365円 | 4,015円 | 5,115円 |
おうち割光セット(A) | -1,100円 | -1,650円 | -1,650円 |
PayPayカード割 | -187円 | -187円 | -187円 |
割引適用後料金 | 1,078円 | 2,178円 | 3,278円 |
総データ利用量が 1GB/月以下の場合 | - | 1,078円 | 1,078円 |
家族割やおうち割など、お得な割引が豊富なので、ライフスタイルに合ったプランをカスタマイズできます。
UQモバイル
出典:UQモバイル通信速度を重視したい方におすすめなのが、UQモバイルです。
UQモバイルの魅力は、格安SIMの中ではダントツで通信速度が速いという点です。
UQモバイルは速度や通信の安定性には定評があるので、月額使用料を抑えたうえに通信速度を安定させたい方にはUQモバイルは大変おすすめです。
UQモバイルの料金プラン
プラン名 | 容量 | 料金 (税込) |
---|---|---|
コミコミプラン+ | 33GB (+10分以内の通話無料) | 3,278円 |
トクトクプラン (従量制) | 1GB | 2,277円 →990円(※) |
15GB | 3,465円 →2,178円(※) | |
ミニミニプラン | 4GB | 2,365円 →1,078円(※) |
他の格安SIMと比べると、混雑する時間帯においてもストレスなく使用できる通信速度が出ることが多いのが特徴です。
BIGLOBEモバイル
出典:BIGLOBEモバイルBIGLOBEモバイルは、月額528円(税込)でYouTubeやAbemaTVなどのサービスが見放題になる「エンタメフリーオプション」が人気の格安SIMです。
通信量を消費せずに使い放題になるので、通信制限を理由に格安SIMへの乗り換えを迷っていた方には大変おすすめの格安SIMです。
BIGLOBEモバイルの料金プラン
音声通話SIM | 月額料金(タイプA・タイプD) |
---|---|
1GB | 1,078円 |
3GB | 1,320円 |
6GB | 1,870円 |
12GB | 3,740円 |
20GB | 5,720円 |
30GB | 8,195円 |
データSIM | SMS付き(タイプA・タイプD) | SMSなし(タイプD) |
---|---|---|
3GB | 1,122円 | 990円 |
6GB | 1,727円 | 1,595円 |
12GB | 3,102円 | 2,970円 |
20GB | 5,082円 | 4,950円 |
30GB | 7,557円 | 7,425円 |
BIGLOBEモバイルは、オプションやサービスの豊富さが特徴の格安SIMです。
ドコモのMNP予約番号取得は自分に合った方法で発行しよう
ドコモから他社に乗り換える際に、電話番号をそのまま引き継ぐ場合に必要な「MNP予約番号」を取得する方法と、お得な乗り換え先や乗り換える際の注意点を解説しました。
ライフスタイルに合った方法で、「MNP予約番号」を発行してみてください。
スマホ使用料を節約したい方は、ぜひ格安SIMに変更してお得にスマホを利用しましょう。