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【2024年】格安SIMで0円運用おすすめ・注意点を解説

更新日:2024.01.02

スマホ回線を月額0円・ほぼ0円で運用できる格安SIM・キャリアは存在します。使用目的に適したサービスを選べば、毎月の固定費節約が可能です。本記事では、月額0円・ほぼ0円で利用できる格安SIM8社を紹介し、運用のコツと注意点を解説します。

「0円運用できる格安SIM・キャリアに乗り換えたい」と考えている人も、多いのではないでしょうか。

近年では電気代の高騰や物価高が続いており、家計のやりくりのためにも固定費はなるべく節約したいですよね。

実は、適切な格安SIMを選べば、毎月のスマホ通信費をほぼ0円までに抑えられる可能性があります。しかし、格安SIMは種類が豊富なので、どれが自分に適しているのか選び出すのは困難です。

そこで今回は、月額0円で運用できる格安SIM・キャリアを紹介します。さらに、利用目的別におすすめの格安SIMをまとめました。自分にぴったりな格安SIMに乗り換えたいと考えているなら、ぜひ参考にしてください。

記事のかんたんまとめ

  • 月額0円で運用できるのは、LINEMOpovoDTI SIMの3つ
  • 利用目的やライフスタイルによっては、楽天モバイルmineoHISモバイルなども0円に近い価格で運用できる
  • 永年無料で運用できる格安SIM・キャリアは存在しないと考えてよい
  • 0円運用するためには、キャンペーンやポイント還元などの特典の活用や、WiFiの利用などがおすすめ
  • 基本料金だけでなく、通話料やオプション料、付帯サービスも考慮して選ぶと失敗しにくい
  • 初期費用や手数料、違約金など、思わぬ費用がかかるケースがあるので、契約前には利用規約をチェックしよう


格安SIM月額0円運用のおすすめ3選

0円運用3選

月額0円運用できる格安SIMなら、次の3社がおすすめです。

月額0円運用できる格安SIM

  • LINEMO
  • povo
  • DTI SIM

1.LINEMO

LINEMO

出典:LINEMO

LINEMOのポイント

  • キャンペーン活用でミニプラン最大12ヶ月無料
  • LINEMO契約から最大7ヶ月間、5分間のかけ放題が無料
  • LINEアプリが使い放題

LINEMOは、ソフトバンク回線を低価格で利用できる格安ブランドです。「おトクすぎて、あぁ、も〜〜キャンペーン」を活用すると、ミニプランなら最大12ヶ月間、スマホプランはおよそ4ヶ月間月額0円で運用できます。

おトクすぎて、あぁ、も〜〜キャンペーンの特典内容

  • 最大6ヶ月、990円相当のPayPayポイントプレゼント:合計最大5,940円相当
  • PayPay残高決済の20%還元:上限6,000円分
    →合計最大11,940円相当

また、LINEMOとの契約と同時に通話オプションに加入すると、オプション料金が最大7ヶ月間、550円(税込)割引で利用可能です。5分以内の国内通話が無料になる通話オプション「通話準定額」なら、最大7ヶ月間無料で利用できます。

「通話や連絡は、LINEアプリしか使わない」という人も、LINEMOは非常におすすめです。LINEMOユーザーなら、LINEアプリの通話やチャット、ビデオ通話などではギガを消費しません。

通信制限時でもLINEアプリは通常の速度で使用できるので、通信速度の心配なく連絡できるでしょう。

(税込)LINEMO
ベストプラン
LINEMO
ベストプランV
データ容量3GB10GB30GB
月額料金990円2,090円2,970円
制限時速度10GB超~15GB→300kbps
15GB超→128kbps
30GB超~45GB→1Mbps
45GB超→128kbps

2.povo

povo2.0

出典:povo

povoのポイント

  • 独自の「トッピング」により、不使用時は0円運用可能
  • トッピングの種類が豊富
  • 期間限定でトッピングが安くなる場合がある

povoは、auの格安ブランドです。自分に必要なサービスを組み合わせる「トッピング」の仕組みが特徴で、トッピングを購入しなければ月額0円での運用ができます。

条件はあるもののトッピングの購入は必須ではないため、povo回線を使いたい月だけ課金するという使い方が可能です。

トッピングは、24時間データ使い放題や、7日間で容量1GB、180日で容量150GBなど、豊富な種類から使用状況に応じて適切なものを選べます。

データ容量だけでなく、次のようなトッピングも購入可能です。

povoのトッピング(税込)

  • DAZN:925円/回(7日間)
  • smash.:220円/回(24時間)
  • 5分以内通話かけ放題:550円/月
  • 通話かけ放題:1,650円/月
  • 海外データトッピング:14種類から選べる

トッピングは、期間限定で容量が追加されたり、価格が安くなったりすることもあるので、なるべく安くスマホ回線を使いたい人に向いているでしょう。

容量利用可能期間価格
(税込)
約1ヵ月間
あたりの料金
基本料金-0円-
1GB7日390円-
180日1,260円-
3GB30日990円-
20GB30日2,700円-
60GB90日6,490円20GB/約2,164円
※30日間あたり
150GB180日12,980円25GB/約2,164円
※30日間あたり
300GB90日9,834円100GB/3,278円
※30日間あたり
データ使い放題1日
(24時間)
330円-

3.DTI SIM

DTI SIM
出典:DTI SIM

DTI SIMのポイント

  • データ通信のみなら、最大半年間実質0円
  • お試し期間終了後も、月額660円(税込)から回線を使える
  • 使用状況にマッチしたプランを選べる

DTI SIMでは、3種類のお試しプランを用意しています。「データ半年お試しプラン」では、最大半年間、実質0円でスマホ回線の利用が可能です。

プラン名1カ月目~6カ月目
(税込)
7カ月目以降
(税込)
でんわ定額プラン 3GB1,672円2,541円
データ半年お試しプラン 3GB0円924円
データSMS半年お試しプラン 3GB0円1,089円

「半年お試しプラン 3GB」「データSMS半年お試しプラン 3GB」は、データ通信のみのプランのため、音声通話はできません。しかし、データ通信の使用感を気軽に試せるのは、大きなメリットといえるでしょう。

音声通話も利用したいという場合は「でんわ定額プラン3GB」の利用がおすすめです。10分間の通話かけ放題つきで、半年間は月額1,672円(税込)で利用できます。

なお、お試し期間が終了しても、データ通信のみなら月額660円(税込)という低価格で回線使用が可能です。回線は繋がりやすいドコモ回線なので、格安で安定した回線を利用したい人に、おすすめできる格安SIMといえるでしょう。

容量データプラン
(税込)
データSMSプラン
(税込)
音声プラン
(税込)
1GB660円825円1,320円
3GB924円1,089円1,639円
5GB1,342円1,507円2,112円
10GB2,310円2,475円3,080円
毎日1.4ギガ使い切り2,420円2,585円3,190円

【DTI SIM】詳細はこちら

格安SIMほぼ月額0円運用のおすすめ5選

ほぼ0円運用5選

「完全0円だけでなく、なるべく安い格安SIMも検討したい」と考えているなら、次の5社がおすすめです。

ほぼ月額0円運用できる格安SIM

  • 楽天モバイル
  • mineo
  • HISモバイル
  • NUROモバイル
  • 日本通信

1.楽天モバイル

出典:楽天モバイル

楽天モバイルのポイント

  • 3GB〜データ無制限で使えるワンプラン
  • 楽天ポイントを活用すれば実質0円で運用可能
  • Rakuten Linkを使えば、国内通話は無制限で無料

楽天モバイルは、データ使用量が3GB以下の人も、20GB以上の人も、無駄なく使える料金プランが魅力のキャリアです。料金プランは「Rakuten最強プラン」のみで、データ使用量に応じて毎月の支払いが変動します。

スマホ通信費の支払いに応じて、楽天ポイントが貯まるのも楽天モバイルの強み。貯まった楽天ポイントは、楽天モバイルの支払いにも充当可能です。

さらに、楽天モバイルユーザーは、楽天市場でのお買い物時のポイント還元率が最大+3倍されます。活用すれば、楽天モバイルの料金を実質無料にすることも可能です。

たとえば、楽天カードを使用して楽天市場で毎月22,000円程度のお買い物をすると、ポイント還元率は最大5%となります。1,100円分のポイントが受け取れるので、3GB以下のデータ使用量なら、実質0円で回線を利用できる計算です。

専用アプリ「Rakuten Link」を使えば、国内通話はかけ放題なので、長電話をする人にも向いているキャリアといえるでしょう。

容量価格(税込)
0~3GB1,078円
3~20GB2,178円
20GB~無制限3,278円

2.mineo

出典:mineo

mineoのポイント

  • データを有効活用する独自オプションが豊富
  • 月額250円(税込)から利用できる
  • au・ドコモ・ソフトバンクの回線から選べる

mineoは、独自のオプションサービスが特徴の格安SIMです。データを有効活用できるオプションが多く、活用すれば毎月のデータ容量プランを1ランク安くできる可能性があります。

オプション・サービス名サービス内容月額料金(税込)
フリータンクmineoユーザー同士で余ったパケットを分け合う仕組み無料
パケット放題 Plusパケットを消費しない低速モード(最大1.5Mps)に切り替えられる機能385円
マイピタ10GBコース以上なら無料
広告フリー広告の通信量のカウントをフリーにする無料
夜間フリー毎日22:30~翌朝7:30まで、パケットを消費せず使い放題990円
パスケット余ったパケットを貯められる110円
パケットギフト余ったパケットをmineoユーザーにプレゼントできる無料

「スマホは主に通話機能しか使わない」という場合には、速度制限される代わりに料金が安くなる「マイそく」プランの利用がおすすめです。

特に「スーパーライト」は、速度が最大32kbpsに制限されるものの、月額たった250円(税込)で回線を使用できます。ライフスタイルに適したプランが選びやすいのも、mineoの魅力といえるでしょう。

マイピタ通話+データ通信
(税込)
データ通信
(税込)
1GB1,298円880円
5GB1,518円1,265円
10GB1,958円1,705円
20GB2,178円1,925円

マイそく料金(税込)
スタンダード
(最大1.5Mbps)
990円
プレミアム
(最大3Mbps)
2,200円
ライト
(最大300kbps)
660円
スーパーライト
(最大32kbps)
250円
※デュアルタイプのみ
24時間データ
使い放題
198円/回

※月~金の12時台は最大32kbps。混雑回避のための速度制限(3日間で10GB以上利用時)および通信最適化が適用される。

3.HISモバイル

HISモバイル

出典:HISモバイル

HISモバイルのポイント

  • 月額290円(税込)から利用できる
  • 通話料が9円(税込)/30秒と安い
  • 海外・国内ツアー旅行の優待を受けられる

HISモバイルは、月額290円(税込)からドコモ回線を利用できる格安SIMです。通話料は22円(税込)/30秒が相場ですが、HISモバイルは9円(税込)/30秒と低価格。通話メインでスマホを利用している人に、向いているでしょう。

低容量プランだけでなく、20GB以上の大容量プランも用意されています。音声通話付きプランの場合、20GB以上なら5分間の国内通話無料サービスが付帯しているので、短時間通話をする機会が多い人にもおすすめです。

なお、HISモバイルは旅行会社大手の「エイチ・アイ・エス」の関連会社のため、国内外のツアー旅行の優待サービスもあります。旅行好きな人なら、よりお得に利用できるでしょう。

プラン料金
(税込)
自由自在2.0
プラン
(通話+データ+SMS)
データ定額2.0
プラン
(データのみ)
ビタッ!
プラン
(データのみ)
100MB550円
(100MB未満
→280円)
400円198円
1GB770円
2GB770円580円
3GB1,320円
5GB990円880円
7GB2,310円
10GB1,340円1,100円
20GB2,090円
(6分かけ放題付)
1,850円15GBまで
→3,300円
15GB以上
→5,775円
30GB2,970円
(6分かけ放題付)
2,720円5,775円

【HISモバイル】詳細はこちら

4.NUROモバイル

nuroモバイル出典:nuroモバイル

NUROモバイルのポイント

  • 月額330円(税込)から使える
  • プランによっては対象SNSのデータ使用量がカウントされない
  • 対象プランなら3ヶ月ごとに追加のデータ容量付与

NUROモバイルは、ソニーグループが提供する格安SIMです。データ容量は0.2GB〜40GBまで、音声通話付きかデータ専用かなどを選べます。音声通話付きの40GBプラン「NEOプランW」でも、月額料金は3,980円(税込)と4,000円以下で利用が可能です。

さらに音声通話付きのNEOプランなら、次のSNS使用時にはデータ通信量を消費しない「NEOデータフリー」が自動付帯しています。

NEOデータフリー対象SNS

  • LINE
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • TikTok

よく使用するSNSが対象なら、毎月のデータ使用量を節約できるでしょう。なお、5GB・10GBのプランでも、LINEのデータ通信量がノーカウントとなります。

対象の料金プランを利用している場合、3ヶ月ごとにデータ容量が追加される「Gigaプラス」も、NUROモバイルの特徴のひとつ。

データ容量5GBの「VMプラン」でも3GB、20GB以上のNEOプランなら15GBも追加されます。余ったデータ容量は翌月に繰り越せるので、無駄なく、より多くのデータを使用したい人にもおすすめできる格安SIMです。

プラン名データ容量音声付きSIM
月額(税込)
データ+SMS
月額(税込)
データ専用
月額(税込)
NEOプラン20GB2,699円
NEOプランW40GB3,980円
VSプラン3GB792円792円627円
VMプラン5GB990円990円825円
VLプラン10GB1,485円1,485円1,320円
かけ放題プラン1GB1,870円
お試しプラン0.2GB495円330円

【NUROモバイル】詳細はこちら

5.日本通信

日本通信
出典:日本通信

日本通信SIMのポイント

  • 月額290円(税込)〜利用できる
  • 10GB・20GBのプランは、月70分まで通話無料が付帯
  • マイナンバーカードでスムーズに申し込みできる

日本通信は、月額290円(税込)で1GBのデータ通信・音声通話ができる格安SIMです。10GB・20GBプランには、月70分の無料通話が含まれているので、音声通話も安くしたい人にもおすすめできます。

また、長電話をする機会が多い人向けに「合理的かけほプラン」が用意されているのも、日本通信の魅力。スマホに標準搭載されている電話アプリでの通話が、無料でかけ放題になります。

さらに通話系のオプションも豊富で、留守番電話やキャッチホン、転送電話なども利用可能です。通話機能をよく使う人なら、日本通信は非常に利用しやすいサービスといえます。

マイナンバーカードがあるなら、申し込み時の本人確認はスマホでマイナンバーカードを読み取るだけで完了。本人確認が瞬時に完了するので、面倒な申し込み手続きもスムーズに終えられるでしょう。

プラン名データ容量月額料金(税込)
合理的シンプル290プラン1GB290円
合理的みんなのプラン10GB1,390円
合理的20GBプラン20GB2,178円
合理的かけほプラン3GB2,728円

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格安SIM月額0円運用を目指すなら、どこがおすすめ?

0円運用がおすすめの格安SIM

本記事で紹介した8つのサービスは、全て低価格で運用できる格安SIM・キャリアです。

しかし、より0円に近い価格での運用を目指す場合、回線の使用目的によって適切な格安SIMを選ぶ必要があります。

どのサービスが適しているかは、次のリストをぜひ参考にしてください。

パターン別おすすめ格安SIM

  • 連絡手段はLINEしか使わない:LINEMO
  • 全く使わない月がある:povo
  • もしもの時のサブ回線として契約しておきたい:povo
  • 日頃から楽天サービスをよく使う:楽天モバイル
  • データ通信のみでOK:DTI SIM・NUROモバイル
  • スマホは音声通話しか使わない:HISモバイル・日本通信SIM
  • 高速通信ができなくても、データ無制限で安く使いたい:mineo

povoは、全くpovo回線を使わない月がある人や、万が一のためのサブ回線として契約しておきたい人におすすめです。トッピングを購入しない限り、0円で運用できます。

「通信制限がかかっても、LINEだけは使えないと困る」という人は、通信制限時でもLINEが通常時の速度で使えるLINEMOがよいでしょう。NUROモバイルでもLINEのカウントフリーがありますが、通信制限時は速度制限の影響を受けます。

ただし、データ通信専用の回線を契約したい場合には、NUROモバイルはよい選択肢です。10GBのデータ容量を月額1,320円(税込)で使用できるだけでなく、3ヶ月ごとに6GB追加されるので、月額料金以上にお得に利用できます。

データ専用プランなら、半年間実質0円でお試しできるDTI SIMもおすすめです。お試し期間終了後も、3GBを月額924円(税込)で利用できます。

一方で、スマホは通話機能をメインで使うという場合には、低容量の音声付きプランがあるHISモバイル日本通信SIMが向いているでしょう。

「高速通信できなくても、できるだけ安くデータ無制限で使いたい」という人は、mineoの「マイそく」プランをぜひ検討してみてください。時間帯やプランによって速度制限がかかりますが、データ無制限で利用可能です。

上記を参考に、ライフスタイルやスマホの使用目的に応じて、月額0円や限りなく0円に近い価格で契約できるサービスを選びましょう。

格安SIM月額0円で運用するためのコツ

0円運用のコツ

格安SIM・キャリアを月額0円や限りなく0円に近い価格で運用したいなら、次の6点に着目してサービスを選びましょう。

格安SIMを月額0円で運用するコツ

  • 利用目的を明確にする
  • ポイント還元・キャンペーンを確認する
  • データ使用量を把握する
  • 通話料も含めて検討する
  • カウントフリーを活用する
  • なるべくWiFiを利用する

1.利用目的を明確にする

回線を利用する目的を明確にすると、自分にとって最も安いサービスを探しやすくなります。場合によっては0円運用も可能になるので、まずは利用目的をはっきりさせましょう。

利用目的(一例)

  • 音声通話のみ
  • データ通信のみ
  • 音声通話+データ通信
  • メイン回線にトラブルが発生した時のための保険 など

スマホを音声通話でしか使用しないのに、20GBのプランに加入してしまうと割高になってしまいます。逆に、iPadのようなタブレット端末の回線契約がしたいなら、料金が安い傾向にある「データ専用プラン」の利用がおすすめです。

また「万が一のためのサブ回線」として利用したいなら、povoのようにトッピングを購入時のみ料金が発生するサービスが向いているでしょう。

2.キャンペーン・ポイント還元を確認する

LINEMOや楽天モバイルのように、実質無料で利用できるキャンペーンやポイント還元サービスも要チェックです。

LINEMOはキャンペーンを活用すれば、ミニプランなら最大で12ヶ月間、実質無料で回線を利用できます。

楽天モバイルは、スマホ通信費でポイント還元される上に、楽天市場でのポイント還元率がアップします。1ヶ月の買い物合計額によっては、還元ポイントで楽天モバイルの全額支払いが可能です。

日頃から利用しているサービスを有効活用できる格安SIMを選べば、より0円に近い運用ができるでしょう。

3.データ使用量を把握する

無駄のないサービスを選びやすくするために、毎月、自分がどの程度のデータ通信をしているかを把握しておきましょう。

格安SIMによっては、データ容量が細かく設定されている料金プランを用意しています。毎月の使用量が1GB以下なのに20GBプランに加入している場合、低容量の料金プランに変更すれば、より安く回線を利用できるでしょう。

月によって使用量に大きな差がある場合には、楽天モバイルのようなデータ使用量に応じて料金が変動するプランがおすすめです。余ったデータ容量を繰り越せる、mineoやNUROモバイルのようなサービスもよいでしょう。

4.通話料も含めて検討する

スマホの基本料金に目が行きがちですが、通話料も0円運用のためには着目すべきポイントです。通話料は22円(税込)/30秒が一般的ですが、格安SIMによっては9円(税込)や11円(税込)などの低価格で利用できる場合があります。

また、専用の電話アプリを利用すれば国内通話が無料になるサービスや、プランにかけ放題サービスが自動付帯している場合もあります。よく通話をする人は、通話料やかけ放題オプションの料金もチェックしておきましょう。

5.カウントフリーを活用する

LINEMOやNUROモバイルのように、特定のサービス利用時にデータ使用量を消費しない「カウントフリー」を提供している場合があります。

LINEMOであればLINE、NUROモバイルの一部プランであればLINEやX(旧Twitter)、Instagram、TikTokがカウントフリーです。

よく利用するサービスがカウントフリーの対象なら、毎月のデータ消費量を節約でき、月額料金を安く抑えられる場合があります。

カウントフリーを利用しても0円運用はできませんが、データ容量をより多く利用したい人は、カウントフリーの活用もぜひ検討してみてください。

6.なるべくWiFiを利用する

ほとんどの格安SIM・キャリアのプランは、データ容量に応じて料金プランを設定しています。データ容量とは、格安SIM・キャリアの回線利用時のデータ通信量の上限を指すため、WiFiを利用している限り、使える容量は減りません。

WiFiを利用すれば、データが消費されにくくなるので、より安いプランやサービスへ移行しやすくなります。自宅や職場にWiFiがあるなら、積極的に利用しましょう。

ただし、街中にある「フリーWiFi」には注意が必要です。スマホがウイルスに感染したり、不正アクセスにより情報が盗まれたりする被害が報告されています。

フリーWiFiは、次の点に注意して使用してください。

フリーWiFi利用時の注意点

  • 暗号化されているアクセスポイントを使う
    →鍵マークがあるWiFiを使う
  • 不審なアクセスポイントは使わない
    →WiFiを常に接続する設定にしている場合は注意
  • 暗号化されているサイトを利用する
    →URLの最初が「https://」が目印
  • セキュリティソフトをインストールしておく
    →Norton(ノートン)・ウイルスバスターなど
  • 個人情報の入力やログインは避ける
    →ID・パスワードが盗まれるリスクあり

格安SIM月額0円で運用する際の注意点

0円運用の注意点

格安SIM・キャリアを月額0円で運用したいなら、次の3点に注意しましょう。

格安SIMを月額0円で運用する際の注意点

  • 利用停止・契約解除となる可能性がある
  • 完全0円運用は難しい
  • 初期費用・違約金・手数料に注意

注意点1.利用停止・契約解除となる可能性がある

ずっと課金せずに月額0円で使用していると、契約解除されたり、追加料金が発生したりする場合があるので注意しましょう。

たとえばpovoは、トッピングを購入しない限り、月額0円での運用が可能です。しかし、180日間以上、有料トッピングを購入しなかった場合、契約解除になる可能性があります。

思わぬ契約解除や追加料金の発生などのリスクを避けるためにも、利用規約や契約内容はしっかりと確認しておきましょう。

注意点2.完全0円運用は難しい

格安SIMは、利用目的に合わせてサービスやプランを選べば低価格での運用が可能です。しかし、現状では完全0円での運用は難しいでしょう。

0円運用が可能なpovoでも、有料トッピングを180日以上購入しないと、利用停止や契約解除になる場合があります。

キャンペーンやお試し期間適用で実質0円になるLINEMOやDTI SIMも、期間終了後は料金が発生するため、永続的に0円での運用はできません。

ただし、利用目的によっては、限りなく0円に近い低価格で運用できる格安SIMは存在します。

先述の「格安SIM月額0円運用を目指すなら、どこがおすすめ?」で紹介したパターン別リストを参考に、適切な格安SIMを選びましょう。

注意点3.初期費用・違約金・手数料に注意

初期費用や違約金、その他手数料が発生する格安SIM・キャリアも存在します。

契約前に利用規約や重要事項説明書などを読み、基本料金・オプション料金・通話料以外に発生する費用がないかを確認しておきましょう。

よくある初期費用や手数料としては、次のようなものがあります。

初期費用・手数料(一例)

  • 契約事務手数料
  • SIMカード発行手数料
  • 送料
  • 請求書発行手数料
  • 口座振替・コンビニ支払い・代金引換手数料
  • 名義変更手数料 など

違約金が発生する場合、チェックすべき項目は違約金の金額だけではありません。

最低利用期間が設定されていたり、更新月以外に解約すると違約金が発生したりするなど、サービスによって違約金が発生する条件は様々です。

契約前に利用規約を熟読し、どのようなケースでいくらの違約金が発生するのかを把握しておきましょう。

格安SIMの0円運用に関するQ&A

よくある質問

格安SIM・キャリアの月額0円運用に関して、多くの人が疑問に思うポイントを5つピックアップしました。

毎月のスマホ通信費を可能な限り安く抑えたいと考えているなら、ぜひ参考にしてください。

Q.iPhoneを0円や1円で購入できる格安SIMはある?

2023年9月17日の調査では、新品のiPhoneを0円や1円で購入できる格安SIMキャリアは、下表の3サービスです。

格安SIM
キャリア
機種名端末価格
(税込)
条件
ワイモバイル
(ヤフー店)
iPhone SE(第2世代)
64GB
1円・他社から乗り換え
・ソフトバンク認定リユース品
ソフトバンクiPhone SE(第3世代)
64GB
毎月1円
※24回目まで
・他社から乗り換え
・Web割・新トクするサポート利用時
・25回目以降は2,143円(税込)/月
楽天モバイルiPhone SE(第3世代)
64GB
実質1円・【ショップ限定】iPhone SE(第3世代)64GB 実質1円キャンペーン
最大適用時

Q.使わない月は0円の格安SIMはどれ?

使わない月の月額料金を0円にできる格安SIMは、povoです。トッピングを購入しない限り、月額0円で利用できます。

ただし、180日以上、有料トッピングの購入がない場合、利用停止や契約解除になる可能性がある点に注意しましょう。

Q.永久無料の格安SIMはある?

2023年9月現在の調査では、永久無料の格安SIMは見つかりませんでした。

ただし、楽天モバイルなら楽天市場での買い物金額によっては、ポイント還元率アップにより実質のスマホ通信費を無料にできる可能性があります。

楽天ポイントを楽天モバイルの支払いに充当できるので、還元ポイント数や楽天サービスの利用状況によっては、実質無料で使い続けられるでしょう。

Q.100円SIMって何?

「100円SIM」とは、NTT Comが提供するIoT機器通信向けの格安SIMサービスです。

通信量が1MB以内であれば、月額110円(税込)で利用できます。実際に利用を開始するまで最大11ヶ月間は料金が発生しないので、これからIoT機器を導入しようとしている場合でも、契約しやすいでしょう。

ただし、100円SIMはホームセキュリティや駐車場の出入庫管理など、遠隔操作できるIoTシステムを利用している企業向けのプランです。個人向けではない点に、注意しましょう。

Q.BIGLOBEモバイルやdonedoneは月額0円で運用できる?

BIGLOBEモバイルやdonedoneでは、月額0円での運用はできません。

ただし、BIGLOBEモバイルは、初月は無料で利用できます。さらに音声通話SIMプランなら、YouTubeやSpotifyなどの対象サービスはデータ使い放題の「エンタメフリーオプション」が半年無料です。

なお「donedone」は、2023年8月31日でサービスを終了しています。

格安SIMの0円運用まとめ

0円運用のまとめ

今回は、0円運用ができる格安SIM・キャリアを紹介し、0円運用のコツや注意点などを解説しました。

この記事でわかったこと

  • 0円運用するなら、LINEMO・povo・DTI SIMがおすすめ
  • 利用目的に適した格安SIM・キャリアを選ぶと、低価格で運用が可能
  • 永年無料で運用できる格安SIM・キャリアはない
  • オプション料・初期費用・違約金・手数料なども要チェック

キャンペーンやお試しプランを活用すれば、LINEMOやDTI SIMは実質0円での運用が可能です。ただし、適用期間終了後は通常の基本料金が発生するので、注意しましょう。

使用しない月の月額料金がかからない格安SIMは、povoです。トッピングを購入しない限り料金は発生しませんが、180日間以上トッピングの購入がない場合、契約解除になる可能性があるので気をつけましょう。

今回の調査では、永年無料で運用できる格安SIM・キャリアは、ありませんでした。しかし、利用目的に適したサービスを選べば、限りなく0円に近い価格での運用が可能です。

本記事の「格安SIM月額0円運用を目指すなら、どこがおすすめ?」で紹介した、パターン別おすすめ格安SIMをぜひ参考にしてください。

思わぬ出費を防ぐためにも、契約時には利用規約を確認し、初期費用や違約金、手数料などをチェックしておきましょう。

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