auから楽天モバイルにMNP乗り換え!注意・データ移行・後悔しないタイミングは?

auから楽天モバイルに乗り換える方法に着目して解説していきます。乗り換えまでの詳しい流れに加え、乗り換えにあたって知っておきたい確認事項や気になる質問など、楽天モバイルに乗り換えるメリットについても紹介していきます。
この記事の目次
「auのプラン料金が高くて、楽天モバイルへの乗り換えを検討している」「auから楽天モバイルに乗り換える手順は面倒じゃない?」と、auから楽天モバイルへ乗り換えを検討している人も多いのではないでしょうか。
auは豊富なプランと手厚いサービスが魅力ですが、月々のスマホ通信料は楽天モバイルよりも高額。固定費を節約したいと考えているなら、楽天モバイルへの乗り換えがおすすめです。
そこで今回は、auから楽天モバイルに乗り換えるメリット・デメリットを紹介します。auと楽天モバイルの料金を比較しているので、本記事を読めば月々どれくらい安くなるのかを把握できるでしょう。
乗り換え手順も詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてくださいね。
楽天モバイルキャンペーン実施中
- iPhone SE(第3世代)が実質1円
- Rakuten Handが実質1円
- 月額1,078円(税込)~3,278円(税込)で容量無制限(ポイント支払い可能)
- 【4キャリア最安値】iPhone 14 Proが月額3,143円(税込)~
- 2回線目の契約契約で3,000円相当ポイントプレゼント
auから楽天モバイルに乗り換えるメリット
auから楽天モバイルに乗り換えると、主に次の6つのメリットがあります。実際にどれくらい安くなるのかも紹介するので、ぜひ参考にしてください。
auから楽天モバイルに乗り換えるメリット6つ
- 月額料金が安くなる
- Rakuten Linkアプリを使うと通話がかけ放題
- 楽天ポイントが貯まる・使える
- 料金プランがシンプルでわかりやすい
- お得なキャンペーンを利用できる
- 契約事務手数料が無料
1.月額料金が安くなる
auから楽天モバイルに乗り換える大きなメリットは、月額料金が安くなることです。
下表は、データ使用量に対する楽天モバイルとauの料金を比較したものになります。
データ使用量 | 楽天モバイル 月額料金(税込) | au 月額料金(税込) | ||
---|---|---|---|---|
〜1GB | 1,078円 | 3,465円 | ||
1GB超〜3GB | 5,115円 | |||
3GB超〜4GB | 2,178円 | |||
4GB超〜7GB | 6,765円 | |||
7GB超〜20GB | 7,238円 | |||
20GB超〜30GB | 3,278円 (データ無制限) | |||
30GB超〜60GB | 8,008円〜8,338円 | |||
60GB超〜70GB | 9,108円 | |||
70GB超〜80GB | 9,988円 |
auでは、1GBまでの利用で月3,465円(税込)の料金プランが最も安いですが、楽天モバイルなら月1,078円(税込)で利用できます。また、auならデータ使用量30GBまで月7,238円(税込)ですが、楽天モバイルなら楽天回線を使用している限りデータ無制限で月3,278円(税込)と非常にお得です。
次に、auから楽天モバイルに1人で乗り換えた場合と、家族4人で乗り換えた場合の月額料金を比較して、どれくらい安くなるのかを具体的に紹介します。
1人で乗り換える場合
auから1人で楽天モバイル乗り換える場合、どれくらい安くなるかを一覧表にまとめました。もしauで光回線やWiFiルーターをスマホ回線と紐づけて契約している場合には、auスマートバリューの割引が適用になります。しかし、割引適用後の料金で比較しても、全ての価格帯で楽天モバイルのほうが安い計算です。
データ使用量 | 楽天モバイル 月額料金(税込) | au 基本月額料金(税込) | au スマートバリュー割引適用後 月額料金(税込) | 楽天モバイルと auスマートバリュー割引適用後 月額料金の差額(税込) |
---|---|---|---|---|
〜1GB | 1,078円 | 3,465円 | 3,278円 | 楽天モバイルのほうが 2,200円お得 |
1GB超〜3GB | 5,115円 | 4,565円 | 楽天モバイルのほうが 3,487円お得 | |
3GB超〜4GB | 2,178円 | 楽天モバイルのほうが 2,387円お得 | ||
4GB超〜7GB | 6,765円 | 6,215円 | 楽天モバイルのほうが 4,037円お得 | |
7GB超〜20GB | 7,238円 | 6,138円 | 楽天モバイルのほうが 3,960円お得 | |
20GB超〜30GB | 3,278円 (データ無制限) | 楽天モバイルのほうが 2,860円お得 | ||
30GB超〜60GB | 8,008円〜8,338円 | 6,908円〜7,238円 | 楽天モバイルのほうが 3,630円〜3,960円お得 | |
60GB超〜70GB | 9,108円 | 8,008円 | 楽天モバイルのほうが 4,730円お得 | |
70GB超〜80GB | 9,988円 | 8,888円 | 楽天モバイルのほうが 5,610円お得 |
楽天モバイルでは、楽天回線を使用している限りデータ無制限で使用できるので、80GB以上利用する人にとってはそれだけで料金以上のメリットがあるといえます。上表を見ると、最も差額が少ない1GB未満帯でも毎月2,200円(税込)、最も差額が大きい80GB帯では5,610円(税込)もお得になる計算です。
もし60GB以上のプランを利用していて付帯サービスをあまり使わない場合には、楽天モバイルに乗り換えたほうが月々の固定費を抑えられるでしょう。
家族4人で乗り換える場合
auから家族4人で楽天モバイル乗り換える場合、どれくらい安くなるかを一覧表にまとめました。auでは家族で加入していると、auスマートバリューの割引の他に、家族割(家族4人なら1人あたり1,100円(税込))が適用されます。しかし、家族割も適用した料金で比較しても、全ての価格帯で楽天モバイルのほうが安い計算です。
データ使用量 | 4人分の 楽天モバイル 月額料金(税込) | 4人分の au 基本月額料金(税込) | 4人分の au スマートバリュー割引・家族割 適用後月額料金(税込) | 4人分の 楽天モバイルとau 割引適用後 月額料金の差額(税込) |
---|---|---|---|---|
〜1GB | 4,312円 | 13,860円 | 8,712円 | 楽天モバイルのほうが 4,400円お得 |
1GB超〜3GB | 20,460円 | 13,860円 | 楽天モバイルのほうが 9,548円お得 | |
3GB超〜4GB | 8,712円 | 楽天モバイルのほうが 5,148円お得 | ||
4GB超〜7GB | 27,060円 | 20,460円 | 楽天モバイルのほうが 11,748円お得 | |
7GB超〜20GB | 28,952円 | 20,152円 | 楽天モバイルのほうが 11,440円お得 | |
20GB超〜30GB | 13,112円 (データ無制限) | 楽天モバイルのほうが 7,040円お得 | ||
30GB超〜60GB | 32,032円〜33,352円 | 23,232円〜24,552円 | 楽天モバイルのほうが 10,120円〜11,440円お得 | |
60GB超〜70GB | 36,432円 | 27,632円 | 楽天モバイルのほうが 14,520円お得 | |
70GB超〜80GB | 39,952円 | 31,152円 | 楽天モバイルのほうが 18,040円お得 |
上表を見ると、4人の家族全員が1GB未満で使用していた場合、合計で毎月4,400円(税込)、80GB帯では18,040円(税込)も安くなります。
家族4人で毎月合計4,440円安くなる場合、年間52,800円もスマホ通信費を抑えられる計算です。年間5万円以上の節約になるのは、楽天モバイルに乗り換える大きなメリットといえます。
2.Rakuten Linkアプリを使うと通話がかけ放題
出典:楽天モバイル
楽天モバイルに乗り換えると、楽天モバイル独自の電話アプリ「Rakuten Link」を使用できます。Rakuten Linkアプリは、相手がRakuten Linkアプリを使用していなくても国内通話が無料になるお得なサービスです。
固定電話への発信も可能なので、遠方にいる親族によく長電話をする人や、施設や勤務先に電話連絡する機会が多い人も、通話料を気にせずに通話ができます。
Rakuten Linkアプリは楽天モバイルユーザーなら無料で使用でき、オプションへの加入手続きも不要です。利用上限もなく、Rakuten Linkでの通話分はデータ使用量に含まれないので、楽天モバイルに乗り換えると通話し放題になるといえます。
下表は、Rakuten Link使用時の通話料一覧です。
Android端末 | iPhone端末 | ||
---|---|---|---|
発信料金 | 日本から日本の電話番号へかける | 無料 | 無料 |
海外から日本の電話番号へかける | |||
日本から海外の電話番号へかける | 国・地域別従量課金 | 国・地域別従量課金 | |
海外から海外の電話番号へかける | |||
着信料金 | 日本で電話を受ける | 無料 | 着信できません ※iOS標準の電話アプリでの着信 |
海外で電話を受ける |
Rakuten Linkは海外での利用もお得になる点も、見逃せないポイント。Rakuten Linkを使用すれば、海外から国内への通話料も無料になります。海外出張時に国内の家族や友人へ連絡をする際も、通話料の心配をせずに電話をかけられるでしょう。
ただし、iPhone端末ではRakuten Linkでの着信ができず、iPhoneに標準搭載されている電話アプリでの着信になります。折り返しの連絡をする場合には、iPhoneの電話アプリで着信した電話番号をコピーし、Rakuten Linkへペーストして発信しないと通話料無料にならないので注意が必要です。
相手がRakuten Linkアプリを使用していなくても無料で通話できるのは、楽天モバイルに乗り換える大きな理由になるでしょう。
3.楽天ポイントが貯まる・使える
楽天モバイルでは、楽天モバイルの対象サービス利用料金100円(税抜)につき1ポイントが貯まります。楽天モバイルでプラン料金だけを使用した場合、月3GB未満のデータ使用量の場合には9ポイント、20GB以上の利用で29ポイント加算される計算です。
ただし、楽天モバイルのサービスで楽天ポイントが付与される対象料金は下表の通りで、それ以外の料金はポイント付与の対象外となります。端末の分割料金や、キャリア決済したサービス料金などは対象外なので注意しましょう。
楽天ポイントが貯まる 対象サービス |
---|
プラン料金 ユニバーサルサービス料 電話リレーサービス料 通話料(15分(標準)通話かけ放題、国際通話、国際通話かけ放題含む) 電話番号シェアサービス SMS送受信料 マカフィー® モバイル セキュリティ Android版 楽天モバイルWiFi by エコネクト スマホ操作遠隔サポート あんしん操作サポート あんしんコントロール by i-フィルター スマホ交換保証プラス ノートン™ モバイル セキュリティ 持ち込みスマホあんしん保証 故障紛失保証 with AppleCare Services あんしん保証with AppleCare Services for Apple Watch データチャージ 楽メール持ち運び |
メリットは、楽天モバイルの使用でポイントが貯まるだけではありません。楽天モバイルと契約しているだけで、楽天市場や楽天ブックスなどでの買い物時、ポイント還元率が最大3.5倍アップします。普段から楽天サービスを利用する人なら、よりポイントを貯めやすくなるでしょう。
ポイント還元率3.5倍の内訳
- 楽天モバイルの利用:+1倍
- Rakuten UN-LIMIT VIIの利用:+1倍
- ダイヤモンド会員:+1倍
- 楽天モバイルキャリア決済:+0.5倍
楽天カードの基本ポイント還元率は、1.0%です。通常、楽天カード決済で楽天市場で買い物をする場合、合計で3.0%分のポイントが還元されます。楽天モバイルの最大3.5倍を合わせると、6.5%のポイントが付与される計算です。
仮に、日用品を月に17,000円以上楽天市場を利用して購入する場合、6.5%のポイントが還元されれば1,105ポイント付与されます。楽天ポイントは楽天モバイルの利用料金にも使用できるため、使い方によっては実質無料で楽天モバイルの利用も可能です。楽天モバイルの支払い方法をクレジットカードやデビットカードに設定する必要がありますが、活用方法によってプラン料金を無料にできるのは大きなメリットでしょう。
4.料金プランがシンプルでわかりやすい
出典:楽天モバイル
楽天モバイルの料金プランは「Rakuten UN-LIMIT VII」のみのワンプランです。他社での契約でありがちな「どのプランが自分に最適なの?」という契約時の悩みがありません。
「Rakuten UN-LIMIT VII」では、下表のようにデータ使用量により3段階の料金帯があり、楽天回線を利用している限りデータ使用量は無制限です。
月額料金(税込) | |
---|---|
0GB超過後~3GB | 1,078円 |
3GB超過後~20GB | 2,178円 |
20GB超過後~無制限 | 3,278円 |
毎月のデータ使用量にばらつきがある人でも、無駄なく利用できる点も魅力のひとつです。たとえば、データ使用量が5GBの月や25GBの月がある人の場合、auでは30GBに対応している料金プランを選ぶ必要があります。5GBしか利用しない月でも契約している30GBのプラン料金を支払わなければならず、もったいないと感じる人も多いのではないでしょうか。
楽天モバイルならデータ使用量に応じて月額料金が変動するため、無駄な支払いを省きたい人にもおすすめです。
5.お得なキャンペーンを利用できる
楽天モバイルでは、auからの乗り換え時に利用できるお得なキャンペーンを随時開催しています。楽天モバイルへの初回申し込みが条件ですが、場合によっては24,000円相当の特典を受け取ることも可能です。
楽天モバイル契約後も「エンタメコンテンツ」が初回3カ月無料になるキャンペーンや、エントリーで楽天ブックスのポイント還元率がアップする特典なども利用できます。
契約者限定特典の種類は非常に多く、時期によっても内容が変わります。auからの乗り換えでポイント還元や割引サービスを受け取った後は、活用できる契約者限定特典がないか「ご契約中の方向けのキャンペーン・特典」にて確認しましょう。
6.契約事務手数料が無料
楽天モバイルで新規契約する際にかかる契約事務手数料は無料です。
SIMカードを利用してauから楽天モバイルに乗り換える際も、SIMカードもSIMカードの送料も無料なので、乗り換え時に楽天モバイル側で発生する手数料はありません。
なお、楽天モバイルから他社に乗り換える場合も、違約金やMNP転出手数料は無料です。万が一、楽天モバイルから他社に乗り換えたくなった場合も、楽天モバイル側ではコストがかかりません。
気軽に乗り換えられるのは、大きなメリットでしょう。
auから楽天モバイルに乗り換えるデメリット・注意点
auから楽天モバイルに乗り換えるメリットは多いですが、デメリットもあるので注意が必要です。特に次の3つのポイントは把握しておきましょう。
auから楽天モバイルに乗り換えるデメリット3つ
- SIMロック解除の手数料や端末代金の残債をauに支払う場合がある
- auのメールアドレス・サービスが使えなくなる
- 楽天回線エリア外はデータ使い放題にならない
1.SIMロック解除の手数料や端末代金の残債をauに支払う場合がある
auから楽天モバイルに乗り換える際に注意が必要なのは、端末代金を分割払いで支払っている場合です。端末代金の残債は、auから楽天モバイルに乗り換えても発生します。端末の分割料金はauから、毎月の通信料金は楽天モバイルから請求されるため、支払い先が2つになり、管理が面倒と感じる人も多いでしょう。
もし「支払い先が2つに分かれてしまうと家計管理が難しくなる」と感じるなら、auから楽天モバイルへ乗り換える際に、端末の残債分を一括で支払うのもよい手段です。
なお、auでは2022年3月31日をもって契約解除料が廃止されたため、違約金は発生しません。電話番号を変更せずに楽天モバイルに移行する際に必要な「MNP転出手数料」も無料です。そのため、基本的にauから楽天モバイルへ乗り換える際に発生する手数料はありません。
手数料がかかるケースとしては、SIMロック解除の操作をauショップに依頼する場合が挙げられます。SIMロック解除の操作をauショップに依頼した場合、手数料として3,300円(税込)が発生します。SIMロック解除は、auで使用していた端末を楽天モバイルでも使用したい場合に必要な操作です。オンラインにて自分でSIMロック解除も可能で、操作はさほど難しいものではありません。手数料の負担を軽減したいなら、自分でSIMロック解除を行いましょう。
2.auのメールアドレス・サービスが使えなくなる
auから楽天モバイルに乗り換えると「@ezweb.ne.jp」「@au.com」のキャリアメールが使用できなくなる点にも注意が必要です。知人とのやりとりや、複数のサービスへの登録にauのキャリアメールを使用していた場合、連絡が取れなくなったりサービスを継続できなくなったりする可能性があります。
楽天モバイルに乗り換える前に、フリーメールアドレスを取得してメールアドレスの変更手続きをするような対処をしておきましょう。
もし「キャリアメールを多くのサービスで利用しているから、今後も使い続けたい」という場合には「auメール持ち運び」サービスの利用がおすすめです。
月額330円(税込)かかりますが、au解約後もキャリアメールを使い続けられます。「auメール持ち運び」サービスの提供条件や付随機能は、下表の通りです。
提供条件 | ①au解約後31日以内に申し込むこと ②au回線契約にもとづき発行されたau IDを所有していること |
---|---|
月額利用料(税込) | 330円/1メールアドレス |
お支払方法 | auかんたん決済 |
付随機能 | 迷惑メールフィルター(再設定が必要) 自動転送(再設定は不要) |
保存容量 | 400MB/5,000件/無期限 |
「auメール持ち運び」サービスを利用し続けるには、au IDが必要です。auを解約した後にau IDを削除してしまうとサービスは利用できないので注意しましょう。
3.楽天回線エリア外はデータ使い放題にならない
楽天モバイルは、楽天回線を利用している限りデータ無制限で使用可能です。しかし、楽天回線エリア以外ではパートナー回線(KDDI)が利用され、パートナー回線でのデータ使用量上限は無制限ではなく5GB。5GBを超えると、最大1Mbpsの通信速度制限がかかります。
最大1Mbpsでも、LINEのやりとりやWebページの閲覧、TwitterやFacebookなどのSNSの利用は可能です。ただし、動画や画像の読み込みは遅くなる可能性があり、アプリのダウンロードにも時間がかかります。
また、1Mbpsの速度が約束されているわけではないので、通信速度制限がかかると利用しづらくなる可能性が高いです。データチャージも可能ですが、1GBあたり660円(税込)がかかります。
楽天回線エリア外で利用する機会が多い場合には、楽天モバイルの低価格・データ使用量無制限というメリットを十分に活かせません。楽天回線エリアは人口カバー率97%と広い地域で利用可能ではありますが、自分の生活圏が楽天回線エリアの対象かを確認しておきましょう。


どのくらいおトクなの?
をもとに算出
プランをみつけよう
auから楽天モバイルに乗り換える方法
auから楽天モバイルに乗り換える方法は、次の2つです。
auから楽天モバイルに乗り換える方法2つ
- SIMフリー端末を持ち込んで申し込む
- 楽天モバイルで端末を購入する
方法1.SIMフリー端末を持ち込んで申し込む
auから楽天モバイルに、SIMフリー端末を持ち込んで乗り換える方法があります。SIMフリー端末とは、SIMロック解除された端末のことです。auで購入したスマートフォンの場合、au回線しか利用できないようにSIMロックがかかっている状態となっています。
SIMロックがかかっている状態では、楽天モバイルの回線を使用できません。所有している端末をそのまま楽天モバイルでも使用したい場合には、SIMロック解除が必要です。
SIMロックを解除する方法は、auの会員ページ「My au」から自分でオンラインにて操作するか、auショップに行ってスタッフにSIMロック解除をしてもらう方法があります。
auショップにてSIMロック解除をしてもらう場合、手数料が3,300円(税込)かかります。スマートフォンの操作に不慣れで自力での操作が不安という人でないなら、オンラインでの操作がおすすめです。オンラインでの手続きでも、手順に従って操作するだけなので複雑な操作はありません。
ただし、楽天回線対応端末でないと楽天モバイルにて正常に使用できない可能性があります。「楽天回線対応製品」にて、使い続けたい所有端末が対応製品か確認しておきましょう。
方法2.楽天モバイルで端末を購入する
auから楽天モバイルに乗り換えるタイミングで、機種を新しく購入しながら乗り換えることも可能です。
オンラインで楽天モバイルと契約手続きをする場合、楽天モバイルを使用できるのは購入製品の到着後です。楽天モバイルで購入した機種は、多くの場合で自分で端末を操作して楽天回線を利用できるようにする「APN設定」の操作が必要がありません。
スマートフォンの操作に不慣れな人や、スムーズに乗り換えたい人は、楽天モバイルで端末を購入して乗り換えるのがおすすめです。
auから楽天モバイルに乗り換える手順・流れ
auから楽天モバイルに乗り換える手順は、次の5ステップです。ここでは、auで使用していた電話番号を、楽天モバイルでも使用するケースについて紹介します。
auから楽天モバイルに乗り換える手順5ステップ
- データのバックアップをとる
- MNP予約番号を取得する
- 楽天モバイルに申し込む
- 回線を切り替える
- APN設定・初期設定を行う
手順1.データのバックアップをとる
もし、楽天モバイルへの乗り換えのタイミングで機種も新しくする場合、現在使用している端末にて、データのバックアップをしておく必要があります。
データのバックアップ方法は、auで使用していた端末と楽天モバイルで購入する端末が、iPhone端末かAndroid端末かで異なるので注意が必要です。
端末ごとのデータバックアップ方法は、下表を参考にしてください。
データ移行操作方法 | |
---|---|
iPhone→iPhone 【クイックスタート(iOS12.4以降同士の場合)】 | 1.【旧端末・新端末】旧iPhoneのBluetoothとWiFiをオンの状態に変更、近くに起動した新iPhoneを置く 2.【新端末】Face ID・Touch ID を設定 3.【新端末】データの転送方法を選択(旧iPhoneから直接データ転送可能) |
iPhone→iPhone 【iCloud(旧端末が古い場合)】 | 1.【旧端末】[設定]→[自分の名前]→[iCloud]→[iCloudバックアップ]にて「今すぐバックアップを作成」をタップ 2.【新端末】WiFi の画面が表示されるまで手順を進め、WiFi ネットワークをタップ 3.【新端末】「App とデータ」画面が表示されるまで案内に従って操作し「iCloud バックアップから復元」をタップ 4.【新端末】Apple ID とパスワードで iCloud にサインイン 5.【新端末】選択画面でバックアップを選択 6.【新端末】画面の案内に従って設定手順を完了させ、しばらくWiFiと電源に接続しておけば完了 |
iPhone→Android | 1.【旧端末】「Googleドライブ」アプリを起動 2.【旧端末】メニュー アイコン→[バックアップ] をタップ 3.【旧端末】移行したい項目をタップ 4.【新端末】Googleアカウントにログイン 5.【新端末】「設定」→[同期]で、移行したい項目をオンに変更 |
Android→Android | |
Android→iPhone | 1.【旧端末】「iOSに移行」アプリをインストール 2.【新端末】iPhoneを初期化後[Appとデータ]にて[Android からデータを移行]をタップ 3.【旧端末】「iOSに移行」アプリを起動 4.【新端末】「Android から移行」画面が表示されたら「続ける」をタップ 5.【新端末・旧端末】iPhoneに表示された10 桁または 6 桁のコードをAndroid端末に入力 6.【旧端末】「続ける」をタップし一時的な Wi-Fi ネットワークに接続 7.【旧端末】「データを転送」画面でデータ移行する項目を選択 8.【新端末】画面の案内に従ってiOSデバイスを設定すれば完了 |
手順2.MNP予約番号を取得する
出典:楽天モバイル
auで使用していた電話番号を楽天モバイルでも使用したい場合には、auにて「MNP予約番号」を取得する必要があります。auでのMNP予約番号を取得する方法は、次の3つです。
auでのMNP予約番号取得方法と受付時間
- Web(My au):24時間
- 電話:9:00~20:00(年中無休)
- ショップ(店舗):店舗の営業時間
いずれの方法も、無料でMNP予約番号を取得できます。取得したMNP予約番号の有効期限は取得から15日です。なお、楽天モバイルでの契約をオンラインで済ませたい場合には、MNP予約番号の有効期限が7日以上残っている必要があります。MNP予約番号を取得したら、なるべく早めに楽天モバイルへの申し込み手続きをしましょう。
手順3.楽天モバイルに申し込む
MNP予約番号を取得したら、楽天モバイルに「MNP転入」にて申し込みをしましょう。楽天モバイルへのオンラインでの申し込み手順は、次の8ステップです。
楽天モバイルの申し込み手順(MNP転入)
- 公式サイトの「お申し込み」ボタンをタップ
- ピンク色の「プランを選択をする」をタップ
- 画面の案内に従い、希望のオプション・製品・SIMタイプを選択
- 本人情報を入力
- 電話番号の選択項目では「他社から乗り換え(MNP)」を選び、MNP予約番号を入力
- 支払い方法情報を選択・入力
- 「重要事項説明・利用規約」に同意
- 「同意して申し込む」をタップ
オンライン以外に、楽天モバイルショップや電話での申し込みも可能です。もしショップスタッフにサポートしてもらいながら契約を進めたい場合には、楽天モバイルショップに来店予約をしてから店舗に行きましょう。
なお、楽天モバイルショップなら、1回あたり1,100円〜2,200円(税込)でデータ移行サポートも利用できます。データ移行の操作に不安があるなら、ショップの利用がおすすめです。
電話での申し込み手続きは、楽天モバイル公式ページの「お申し込みサポート」の「ご契約窓口」から電話番号の確認ができます。ただし、営業時間は10:00~19:00(年末年始を除く土日祝も営業)と限られており、混雑していると想定以上に手続きに時間がかかる点がデメリットです。
電話では開通手続きや初期設定のサポートも受けられないので、自分のペースで手続きできるオンラインか、手厚いサポートが受けられる楽天モバイルショップでの手続きがスムーズでしょう。
手順4.回線を切り替える
出典:楽天モバイル
楽天モバイルでの申し込み手続きが完了したら、回線を楽天モバイルに切り替えるための「開通手続き」が必要です。開通手続きの方法は、SIMタイプによって異なります。
SIMカードの場合
SIMカードを使用して楽天モバイルと契約した場合の手順は、次の通りです。
- 公式ページより「my 楽天モバイル」にログイン
- 該当の申込番号をタップ
- 「転入を開始する」をタップ
- 「MNP転入に関する注意事項を読み理解しました」にチェックし「MNP転入を開始する」をタップ
- 「開通手続き中です」の表示を確認
- 手続きが完了し、通話ができなくなったことを確認
- 楽天モバイルから届いたSIMカードを端末にセット
楽天モバイルからSIMカードが届くまでには、通常申し込みから数日~1週間ほどかかります。楽天モバイル用のSIMカードが手元に届くまでは、開通手続きは完了できないので注意が必要です。
eSIMの場合
eSIMを使用して楽天モバイルと契約した場合の手順は、次の通りです。
- 「my 楽天モバイル」アプリを起動
- アプリ画面下部「ホーム」から該当の申込番号をタップ
- 「転入を開始する」をタップ
- 「MNP転入に関する注意事項を読み理解しました」にチェックし「MNP転入を開始する」をタップ
- 手続きが完了し、通話ができなくなったことを確認
- WiFiに接続した状態で「my 楽天モバイル」アプリを再度起動
- アプリ画面下部「ホーム」から該当の申込番号をタップ
- 「開通手続きへ進む」をタップ
- 画面の案内に従って開通を完了させる
- 「開通手続きが完了しました」と表示されれば手続き完了
auで利用していた端末でeSIMを利用して楽天モバイルに乗り換えた場合、SIMカードや製品の到着を待つ必要がありません。楽天モバイルに申し込み手続きが完了したタイミングで開通手続きを開始できます。
手順5.APN設定・初期設定を行う
SIMカードやeSIMでの開通手続きが完了したら、利用端末で初期設定やAPN設定をする必要があります。iPhone端末とAndroid端末で初期設定方法が異なるので、自分の所有している端末や、楽天モバイルで購入した端末に適した方法で初期設定を完了させましょう。
なお、楽天モバイルで購入した端末を使用する場合、APN設定は完了していることが多いです。ここでは、auで利用していた端末を楽天モバイルで継続して利用する場合の初期設定方法を紹介します。
楽天モバイルで購入した端末の初期設定方法は「楽天モバイルで購入した各種製品の初期設定」にて確認が可能です。
iPhoneの場合
楽天モバイルで今まで使用していたiPhone端末を使い続けたい場合の初期設定手順は、nanoSIM(SIMカード)かeSIMで異なります。nanoSIMの初期設定手順は、次の通りです。
nanoSIMの初期設定手順
- 「設定」アプリを起動し「一般」→「ソフトウェア・アップデート」にてiOSのバージョンを確認
- 「ダウンロードしてインストール」が表示されていれば、タップして最新のものにアップデート(表示がなければ最新バージョンです)
- 「APN構成プロファイル」を削除(auからの乗り換え時には不要)
- nanoSIMを挿しかえる
- キャリア設定をアップデート
- WiFiをOFFに変更し、楽天回線が使用できるか確認
eSIMの初期設定手順は、次の通りです。nanoSIMの手順より多いですが、手順自体に難しい操作はありません。
eSIMの初期設定手順
- 「設定」アプリを起動し「一般」→「ソフトウェア・アップデート」にてiOSのバージョンを確認
- 「ダウンロードしてインストール」が表示されていれば、タップして最新のものにアップデート(表示がなければ最新バージョンです)
- 「my 楽天モバイル」アプリをインストール
- 位置情報提供を選択(どちらを選択してもOK)
- アプリからの通知許可の設定(どちらを選択してもOK)
- 位置情報の使用を「Appの使用中は許可」に設定
- Rakuten IDでログイン
- 「APN構成プロファイル」を削除(auからの乗り換え時には不要)
- スタートガイド裏面のQRコードを確認し、QRコードがあれば10へ、なければ11へ
- QRコードを読み込み、「申し込み履歴を開く」をタップ
- 開通手続きを完了させ、モバイル通信プランを追加
- キャリア設定をアップデート
- WiFiをOFFに変更し、楽天回線が使用できるか確認
auからの乗り換え時にはnanoSIM・eSIMともに、基本的に「APN構成プロファイルの削除」は不要です。初期設定開始時には、端末のOSを最新バージョンにしておきましょう。
Androidの場合
Android端末の場合、楽天回線対応端末であれば初期設定時にAPN設定は不要です。
まずは「ご利用製品の対応状況確認」にて、利用端末にてAPN設定が必要かを確認しましょう。
「Androidスマートフォン」から製品ブランド(AQOS・arrowsなど)を選び「au」を選択すると、製品が一覧表示されます。自分が利用している製品を選択し「APN 自動設定」にピンク色のチェックがついていれば、APNの設定は不要です。
もし紺色の×印が表示されている場合には、下表の情報を使用してAPN設定をする必要があります。
APN名 | 楽天(rakuten.jp) |
---|---|
APN | rakuten.jp |
MCC | 440 |
MNC | 11 |
APNタイプ | default,supl |
APNプロトコル | IPv4/IPv6 |
APNローミングプロトコル | IPv4/IPv6 |
PDPタイプ | IPv4/IPv6 |
AndroidでのAPN設定手順は機種によって異なりますが、次の手順でAPN設定できることが多いです。
- Android端末に標準搭載されている「設定」アプリを起動
- 「ネットワークとインターネット」→「モバイルネットワーク」→「アクセスポイント名」をタップ
- 「楽天モバイル」の項目があれば選択して終了。なければ次へ
- 画面右上の「+」をタップし「アクセスポイントの編集」を選択
- 上表のAPN情報を入力し保存
auから楽天モバイルに乗り換えるとどれくらい安くなる?
auから楽天モバイルに乗り換えるとどれくらい安くなるかは、auでの契約プランや月々のデータ使用量によって異なります。安くなる金額の目安は「auから楽天モバイルに乗り換えるメリット」の『1.月額料金が安くなる』にて紹介した通りです。
1人で乗り換えると2,200円(税込)〜5,610円(税込)、家族4人で乗り換ると合計4,400円(税込)〜18,040円(税込)が、安くなる目安の金額となります。
auと楽天モバイルの料金プラン比較
下表は、楽天モバイルとauの料金プランを比較した一覧表です。auでは複数の料金プランが用意されているのに対し、楽天モバイルはシンプルなワンプランとなっています。
楽天モバイル 料金プラン名 | 楽天モバイル月額料金(税込) | au料金プラン名 | au月額料金(税込) |
---|---|---|---|
Rakuten UN-LIMIT VII | 1,078円〜3,278円 (データ無制限) | ピタットプラン 5G/ ピタットプラン 4G LTE (新auピタットプランN) | 〜1GB:3,465円 1GB超~4GB:5,115円 4GB超~7GB:6,765円 |
使い放題MAX 5G/ 使い放題MAX 4G | 30GBまで:7,238円 | ||
使い放題MAX 5G with Amazonプライム | 60GBまで:8,008円 ※Amazonプライム・TELASA付帯 | ||
使い放題MAX 5G DAZNパック/ 使い放題MAX 4G DAZNパック | 60GBまで:8,338円 ※DAZN付帯 | ||
使い放題MAX 5G Netflixパック(P)/ 使い放題MAX 4G Netflixパック(P) | 60GBまで:8,338円 ※Amazonプライム・Netflix(ベーシックプラン)・TELASA付帯 | ||
使い放題MAX 5G テレビパック/ 使い放題MAX 4G テレビパック | 70GBまで:9,108円 ※TELASA・Paravi・FODプレミアム付帯 | ||
使い放題MAX 5G ALL STAR パック | 80GBまで:9,988円 ※Amazonプライム・Netflix(ベーシックプラン)・Apple Music・YouTube Premium・TELASA・DAZN・GeForce NOW Powered by au付帯 |
auの「使い放題MAX 5G with Amazonプライム」から「使い放題MAX 5G ALL STAR パック」までの料金プランには、無料で利用できるサービスが付帯しています。付帯サービスを単独で加入した場合の月額料金は、次の通りです。
付帯サービス単独の月額料金(税込)
- Amazonプライム:500円
- Netflix(ベーシックプラン):990円
- Apple Music:980円
- YouTube Premium:1,180円
- TELASA:618円
- DAZN:3,000円
- Paravi:1,017円
- FOD:976円
- GeForce NOW Powered by au:1,650円(auユーザーの場合)
仮に「使い放題MAX 5G ALL STAR パック」を契約しており、毎月すべての付帯サービスを利用するなら、通信費は1,070円になる計算です。
しかし、もし「付帯サービスをほとんど使用しない」「80GBのデータ使用量目的でプラン契約している」という場合には、8,918円分を有効活用できていないことになります。
付帯サービスをほぼ使用しない場合には、楽天モバイルに乗り換えたほうがコスト削減ができるでしょう。
povoへの乗り換えもおすすめ
auのプラン料金が高いと感じているなら、auの格安プラン「povo 2.0」への乗り換えもおすすめです。「povo 2.0」ならauからの乗り換えも比較的スムーズで、引き続きau回線を利用できます。
「povo 2.0」は基本料金が無料で、自分に必要なサービスだけをトッピングできるのが魅力です。トッピングできるサービスと料金は、下表の通りです。
トッピング種類 | トッピング | 料金(税込) |
---|---|---|
データトッピング (都度購入) | 1GB(7日間) | 390円 |
3GB(30日間) | 990円 | |
20GB(30日間) | 2,700円 | |
60GB(90日間) | 6,490円 | |
150GB(180日間) | 12,980円 | |
通話トッピング (継続購入) | 5分以内通話かけ放題 | 550円/月 |
通話かけ放題 | 1,650円/月 | |
コンテンツトッピング (都度購入) | DAZN使い放題パック (7日間) | 760円 |
smash.使い放題パック (24時間) | 220円 |
データトッピングは継続購入ではないので、指定の期間が終了したら都度購入手続きをする必要がある点がデメリットです。しかし、その時に必要な分を追加購入できるので、無駄なく利用できるというメリットがあります。
また、期間限定でデータ使用量が増量していたり、1GB(30日間)のパックが登場したりなどのキャンペーンが開催されている場合があります。有効活用すれば、毎月のスマホ通信費をより安く抑えられるでしょう。
auから楽天モバイルへの乗り換えはどんな人におすすめ?
auから楽天モバイルへの乗り換えは、スマホ通信費の削減ができる点ではおすすめですが、全ての人に乗り換えをおすすめできるわけではありません。ここではおすすめできる人とおすすめしない人の特徴をそれぞれ紹介します。
おすすめする人
次の特徴に当てはまる人は、auから楽天モバイルへの乗り換えがおすすめです。
auから楽天モバイルへの乗り換えがおすすめな人
- スマホ通信費を安くしたい人
- データ使用量を気にせず利用したい人
- auプランに付帯しているサービスを利用しない人
スマホ通信費を安くしたい人
「毎月のスマホ通信費をとにかく安くしたい」と考えているなら、楽天モバイルへの乗り換えがおすすめです。特に家族割やauの光回線やWiFiルーター契約による割引が適用されていない場合には、楽天モバイルに乗り換えるだけで毎月の固定費を削減できます。
楽天モバイルでは、楽天回線を利用している限りデータも使い放題で、毎月のプラン料金は最高でも3,278円(税込)です。auでは80GBまでのプラン料金が9,988円(税込)なので、楽天モバイルへ乗り換えるだけで毎月6,000円以上の節約になります。
できる限り毎月の支出を減らしたいと考えている人に、非常におすすめです。
データ使用量を気にせず利用したい人
生活圏が楽天回線エリアに含まれており、データ使用量を気にせず利用したい人も、楽天モバイルへの乗り換えがおすすめです。データ使用量無制限で、インターネットが使い放題になります。テザリングを活用すれば、インターネットに接続されていないPCやタブレットなどの他デバイスでも、楽天回線がデータ無制限で使用可能です。
自宅でのインターネット使用がWebページの閲覧やSNSの利用程度であれば、別途WiFi契約をしなくてもテザリングで十分な可能性があります。個人の使用状況によるので、絶対に光回線やWiFiルーターの契約が不要になるとはいえません。
しかし、使用状況よっては光回線・WiFiルーターの契約を解除し、さらに固定費を削減できるでしょう。
auプランに付帯しているサービスを利用しない人
auでデータ使用量上限60GB〜80GBのプランを契約している場合、有料サービスが付帯されています。もし有料サービスをほぼ利用しておらず、データ使用量の上限目的でプラン契約しているなら、楽天モバイルへ乗り換えたほうがお得です。
また、次のauプランを利用している場合は、付帯されている有料サービスを全て使用していても、楽天モバイルのほうが安くなります。
- 使い放題MAX 5G with Amazonプライム
- 使い放題MAX 5G DAZNパック/使い放題MAX 4G DAZNパック
- 使い放題MAX 5G Netflixパック(P)/使い放題MAX 4G Netflixパック(P)
- 使い放題MAX 5G テレビパック/使い放題MAX 4G テレビパック
ただし、auにて適用される各種割引によっては、同等程度になる可能性もあります。毎月auに支払っている料金と、楽天モバイルの料金に利用している有料サービスの月額料金を加算した価格で比較しましょう。
おすすめしない人
次の特徴に当てはまる人は、auから楽天モバイルへの乗り換えはおすすめできません。
auから楽天モバイルへの乗り換えがおすすめできない人
- 楽天回線エリア外の人
- 安定した通信環境を求めている人
- 各種割引や付帯サービスによってauのほうがお得になる人
楽天回線エリア外の人
2022年10月現在、楽天回線の対象エリアは人口カバー率97%と高水準ですが、auの99.9%と比較するとまだ狭いといわざるを得ない状況です。山間部や地方では、auのほうがつながりやすいでしょう。
楽天回線がつながらない場合、楽天モバイルではパートナー回線であるau回線を使用します。楽天回線エリア外ではデータ使用量は無制限ではなく、パートナー回線のデータ使用量上限は月5GBです。
データチャージを活用すれば、通信速度制限を受けずに月5GB以上の利用も可能ですが、1GBあたり660円(税込)かかります。通信費削減のために楽天モバイルへの乗り換えを検討しているなら、楽天回線エリア外では恩恵を受けにくいでしょう。
安定した通信環境を求めている人
安定した通信環境を求めている人も、楽天モバイルへの乗り換えはおすすめできません。楽天モバイルで使用している4G LTE回線の周波数は、障害物に弱い特徴があります。商業施設をはじめとする屋内や地下ではつながりにくく、パートナー回線に切り替わるケースも多い状況です。
回線状況の改善のため、楽天モバイルでは障害物に強い周波数帯「プラチナバンド」の割り当てを総務省に求めています。しかし、au・ドコモ・ソフトバンクの3社は難色を示しており、実際に割り当てられるまでには時間がかかるでしょう。
毎月の通信費を抑えつつ、安定した通信環境を求めている人は「povo 2.0」へのプラン変更がおすすめです。データ使用量は無制限ではありませんが、必要な分だけをトッピングして使えるので、無駄なく利用できます。
各種割引や付帯サービスによってauのほうがお得になる人
家族割や光回線やWiFiルーターとのセット割(auスマートバリュー)、au PAY カードお支払い割など、auでは各種割引サービスが利用できます。
家族割はプランによって、2人までは550円(税込)/人、3人以上では1,100円(税込)/人の割引額です。auスマートバリューはプランによって割引額が異なり、月に1GB以上使用するなら、割引額は550円(税込)〜1,100円(税込)となります。
有料サービスが付帯しているプランと割引を含めて計算すると、場合によってはauで使用し続けたほうが安くなる場合があるので注意しましょう。
楽天モバイルへの乗り換えで使えるお得なキャンペーン
auから楽天モバイルへの乗り換えで利用できるキャンペーンには、主に下表の3つがあります。auから引き続き同じ端末を利用したい場合には「お持ちのスマホそのままOK!初めてお申し込みで最大8,000円相当分のポイント還元!」が利用可能です。
楽天モバイルへの乗り換えとともにiPhone端末を購入するなら「iPhoneトク得乗り換え!」が、Android端末を購入するなら「スマホトク得乗り換え!」が適用になります。
キャンペーン名 | 特典内容 | 適用条件 | 期間 |
---|---|---|---|
iPhoneトク得乗り換え! | 対象のiPhone購入で最大24,000円相当分の楽天ポイント還元 | Rakuten UN-LIMIT VIIに初めて申し込み、対象のiPhoneを購入する | 終了未定 |
スマホトク得乗り換え! | 対象のAndroid端末/WiFiとセットで最大19,000円相当の特典進呈 | Rakuten UN-LIMIT VIIに初めて申し込み、対象のスマホ・WiFiを購入する | 終了未定 |
お持ちのスマホそのままOK!初めてお申し込みで最大8,000円相当分のポイント還元! | 他社で利用していた端末をそのまま、回線のみの乗り換えで最大8,000円相当分の楽天ポイント還元 | 他社からの乗り換えでRakuten UN-LIMIT VIIに初めて申し込む | 終了未定 |
iPhoneトク得乗り換え!
出典:楽天モバイル
iPhoneトク得乗り換え! | |
---|---|
特典 | 対象のiPhone購入で最大24,000円相当分の楽天ポイント還元 |
提供条件 | 期間内に①②③の条件を全て満たした楽天会員 ①対象商品の購入&「Rakuten UN-LIMIT VII」へ申し込み(新規・他社乗り換え・プラン変更(移行)で初回の申し込み限定) ②「Rakuten UN-LIMIT VII」プラン利用開始 ③「Rakuten Link」で10秒以上発信して通話 |
期間 | 2022年9月10日(土)4:00~終了日未定 |
「iPhoneトク得乗り換え!」は、対象のiPhone端末を購入し、初めて楽天モバイルと契約する場合に適用されるキャンペーンです。条件を達成すると最大24,000ポイントが還元されるので、高額な最新iPhone端末が実質24,000円割引で購入できる計算になります。
キャンペーンの利用にエントリーは不要ですが、付与されるポイントは期間限定ポイントなので注意が必要です。ポイントの有効期限は付与日から6カ月あるので、日頃から楽天サービスを活用しているなら、ポイントを使い逃すリスクは低いでしょう。
ポイントは、キャンペーン適用条件のひとつである「Rakuten Link」での10秒以上発信後、翌々月末日頃に付与されます。
対象のiPhone端末と還元されるポイント数は、下表の通りです。
対象のiPhone機種 | 還元されるポイント |
---|---|
iPhone 14 Pro Max iPhone 14 Pro iPhone 14 Plus iPhone 14 iPhone 13 Pro Max iPhone 13 Pro iPhone 13 iPhone 13 mini iPhone SE(第3世代) | プラン初回申し込み:3,000ポイント 対象iPhone購入:13,000ポイント 楽天モバイルiPhoneアップグレードプログラム:5,000ポイント 合計:24,000ポイント |
iPhone 12 | プラン初回申し込み:8,000ポイント 楽天モバイルiPhoneアップグレードプログラム:5,000ポイント 合計:13,000ポイント |
スマホトク得乗り換え!
出典:楽天モバイル
特典 | 対象のAndroid端末/WiFIのセット購入で、最大19,000円分の特典進呈 |
---|---|
提供条件 | Rakuten UN-LIMIT VIIに初めて申し込み、対象製品を購入 期限までにRakuten Linkから発信して10秒以上通話 |
期間 | 2022年7月1日~終了日未定 |
「スマホトク得乗り換え!」は、対象のAndroid端末を購入し、初めて楽天モバイルと契約する場合に適用されるキャンペーンです。条件を達成すると最大19,000円相当の割引・ポイント付与が適用になるため、活用すれば端末によっては実質1円で購入できます。
「iPhoneトク得乗り換え!」と同様にキャンペーンへのエントリーは不要で、付与されるポイントは付与日から6カ月間の期間限定ポイントです。
2022年10月現在、「スマホトク得乗り換え!」対象のAndroid機種と割引額・ポイント付与数は、下表を参考にしてください。
対象のAndroid機種/ポケットWiFi | 還元されるポイント |
---|---|
Rakuten Hand 5G Rakuten BIG s Xperia 5 IV OPPO Reno7 A Redmi Note 11 Pro 5G OPPO A55s 5G OPPO Reno5 A Xperia 10 III Lite AQUOS sense6 AQUOS sense6s AQUOS wish AQUOS zero6 | 16,000円値引き 3,000ポイント還元 合計:19,000円相当 |
Xperia 10 IV | 10,000円値引き 3,000ポイント還元 合計:13,000円相当 |
Rakuten WiFi Pocket 2C Rakuten WiFi Pocket 2B | 3,579円値引き 4,401ポイント還元 合計:7,980円相当 |
お持ちのスマホそのままOK!初めてお申し込みで最大8,000円相当分のポイント還元!
出典:楽天モバイル
特典 | 通常の申し込み特典に加えて、さらに5,000ポイント(合計8,000ポイント) |
---|---|
提供条件 | 期間内に①②③の条件を全て満たした楽天会員 ①「Rakuten UN-LIMIT VII」へ申し込み(新規・他社乗り換え・プラン変更(移行)での初回申し込み限定) ②楽天回線対応製品を利用し「Rakuten UN-LIMIT VII」プラン利用開始 ③楽天回線対応製品を利用し「Rakuten Link」の利用 |
期間 | 2022年7月20日(水)9:00~終了日未定 |
「お持ちのスマホそのままOK!初めてお申し込みで最大8,000円相当分のポイント還元!」は、auで使用していた端末を引き続き楽天モバイルで使用したい場合に利用できるキャンペーンです。
「iPhoneトク得乗り換え!」「スマホトク得乗り換え!」同様に、キャンペーンへエントリーする必要はありません。端末を購入する必要がないので、楽天モバイルに乗り換えるだけで8,000円相当の恩恵を受けられることになります。
デメリットは特にないので、達成条件を確認してお得に乗り換えましょう。
auから楽天モバイルへの乗り換えのベストタイミング
auから楽天モバイルに乗り換えるなら、月の末日にauを解約し、月初の1日に楽天モバイルに契約する方法がおすすめです。楽天モバイルでは、加入時にプラン料金やオプション料金の日割計算はありません。
たとえば、10月31日に楽天モバイルに申し込み完了した場合、10月分のプラン料金として1,078円(税込)〜3,278円(税込)と1カ月分のオプション料金が発生します。
au側でも10月分の料金が発生しているので、au・楽天モバイルの二重で料金を支払わなければなりません。また、au側でも解約時にプラン料金の日割計算はされないので、無駄なく乗り換えるなら、月の末日に解約する必要があります。
9月30日にauを解約し、10月1日に楽天モバイルに契約すれば、10月分から楽天モバイルの料金のみの支払いになり、二重支払いの回避が可能です。auでの解約日、楽天モバイルでの契約日を調整し、お得に乗り換えましょう。
auから楽天モバイルへの乗り換えに関するQ&A
auから楽天モバイルに乗り換える際によくある疑問点をまとめました。乗り換え前に不明点は解消し、納得して楽天モバイルに乗り換えましょう。
Q.残っている機種代はどうなる?
au側で機種代を分割払いしている場合、残債分はauから継続して請求されます。もしスマホに関する料金の支払い先を一本化したいなら、au解約時に端末の残債分を一括で支払うことも可能です。
場合によっては、auで端末を購入した際に利用した割引や購入サポートプログラムなどが適用外になることがあるので、解約前にサポートセンターに問い合わせて確認しておくとよいでしょう。
Q.データ移行のやり方は?
データ移行の方法は、移行前と移行後の端末がiPhoneかAndroidかで異なります。本記事内「auから楽天モバイルに乗り換える手順・流れ」の『手順1.データのバックアップをとる』を参考にしてください。
なお、楽天モバイルショップに行けば「データ移行サポート」を利用できます。操作に慣れたスタッフがデータ移行を代行してくれるので、スマホの操作に苦手意識がある人は、有効活用しましょう。
データ移行の内容によりますが、1回につき1,100円(税込)〜2,200円(税込)で対応してくれます。
Q.楽天モバイルにiPhone13の取り扱いはある?
楽天モバイルでは、iPhone13シリーズを全て取り扱っています。ただし、希望のモデル・色・容量に在庫がなく、予約が必要なケースがあります。なお、2022年10月現在、最新のiPhone14シリーズも全モデル扱っていますが、iPhone 14 Pro Maxの予約受付は一時停止状態です。
iPhone14シリーズの在庫状況は「Apple製品(iPhone、Apple Watch、Air Pods)のWebお申し込み在庫状況一覧」にて確認できます。
Q.楽天モバイルの引き落とし日はいつ?
楽天モバイルでは毎月1日から末日までの料金が請求されますが、引き落とし日は支払い方法によって異なります。支払い方法に応じた引き落とし日は、次の通りです。
支払い方法ごとの引き落とし日
- クレジットカード・デビットカード:カード会社指定の引き落とし日
- 口座振替:毎月27日(土日祝日の場合は翌営業日)
- 楽天ポイント支払い:毎月11日ごろ(月により変動あり)
Q.au解約後でもポイントは使える?
auのポイントはPontaポイントです。au解約後もそのままPontaポイントは利用できます。au IDとPonta会員IDを連携すれば、Pontaポイントをau PAY残高にチャージして街中での買い物に使うことも可能です。
ただし、ポイントの有効期限が過ぎると失効するので、auで貯めたポイントを活用したいなら早めに利用しましょう。
auから楽天モバイルへの乗り換えまとめ
今回は、auから楽天モバイルへの乗り換えるメリット・デメリットや、乗り換え手順を解説しました。auから楽天モバイルへの乗り換えがおすすめな人は、次の特徴に当てはまる人です。
auから楽天モバイルへの乗り換えがおすすめな人
- スマホ通信費を安くしたい人
- 生活圏が楽天回線対応エリアの人
- データ使用量を気にせず利用したい人
- auプランに付帯しているサービスを利用しない人
auから楽天モバイルへの乗り換えは、オンライン上での手続きで完結できます。全ての手続きをオンラインで済ませた場合、基本的にau側でも楽天モバイル側でも手数料は発生しません。
ただし、端末のSIMロック解除の操作をauショップのスタッフにしてもらう場合、3,300円(税込)の手数料が発生します。SIMロック解除は「My au」にて自分で行えば手数料無料なので、スマホ操作が特別に苦手でない限り「My au」での操作がおすすめです。
auから楽天モバイルに乗り換えれば、多くの場合で月額使用料を安くできます。固定費削減に効果的なので、この機会にぜひ楽天モバイルへの乗り換えを検討してみてくださいね。