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キャリアをMNP転出で解約する方法と格安SIMに転入するまでの手順

更新日:2020.05.15

MNPで大手キャリアから格安SIMに乗り換えるための方法を紹介します。転出方法やタイミング、ドコモ・au・ソフトバンク回線別のおすすめ格安SIMも紹介します。メリットを確認して格安SIMにMNP転出しましょう。

「通信費を抑えられる格安SIMへ乗り換えたい」
「MNPで転出、転入するための手順がわからない」

このような方のために、大手キャリアをMNP転出で解約する方法と、格安SIMにMNP転入するための手順について解説します。

キャリアから格安SIMにMNP転出できる?メリットは?

かつてスマホといえば、ドコモ・au・ソフトバンクの3社でしか契約できませんでした。

しかし、現在では格安SIM業者による割安のスマホサービスが多く提供されています。では、大手キヤリアから格安SIMに乗り換えるメリットについて考えてみましょう。

料金が安くなるのが最大のメリット

大手携帯キャリアから格安SIMへと乗り換える最大のメリットは、月々の通信費が安く抑えられるということです。

乗り換える前のプランや乗り換え後の業者・プランによって料金は異なりますが、スマホに掛かる費用を大手携帯キャリアの半額以下に抑えることも可能です。

大手キャリアは、それぞれが自社の通信回線や基地局を持っています。それらの初期投資やメンテナンスに掛かる維持費などが費用に上乗せされるため、月額料金は高くなります。

一方、格安SIM業者の多くは自社の回線を持たず、大手キャリアの回線を間借りしてサービスを提供しています。そのため、設備に掛かる初期費用やメンテナンスに掛かる費用が必要ないので、その分月額料金を抑えられるというわけです。

キャリアから格安SIMへ番号を受け継ぐことは可能

近年導入されたMNP(ナンバー・ポータビリティ)により、これまで使用していた電話番号をそのまま受け継いで、他のキャリアに乗り換えることが可能になりました。

また、MNPは大手キャリアから格安SIMに乗り換える場合でも適用できるというのも、大きなメリットの1つといえます。そのため、面倒な連絡先変更の通知なども必要なく、気軽に乗り換えられるでしょう。

大手携帯キャリアと格安SIMの違いやメリット・デメリットについて詳しく知りたい方はこちらの記事を参考にしてください。

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キャリアからMNP転出方法やタイミングは?

大手キャリアから格安SIMへと乗り換えやすくなってはいるものの、具体的にどのような手順で乗り換えればいいのかわからない方もいるでしょう。

また、MNPでの乗り換えはタイミングを合わせなければ余計な費用が掛かってしまうことがあるため、注意したいところです。

そこで、乗り換えの手順と乗り換えに適したタイミングについて解説します。

キャリアから格安SIMへ乗り換える手順

大手キャリアから格安SIMへと乗り換えるための大まかな手順は以下の通りです。

  • 大手キャリアでMNP予約番号を取得する
  • 格安SIMでMNP転入手続きを行なう

基本的にはこれだけで格安SIMへと乗り換えられます。それぞれ詳しく見ていきましょう。

MNP予約番号を取得する

格安SIMへと乗り換えるための最初の手順は、MNP予約番号の発行です。

各キャリアとも、以下の方法でMNP予約番号を取得できます。

  1. 電話
  2. Web(ユーザーページ)
  3. キャリアショップ

最も簡単にMNP予約番号を取得できるのは電話による申し込みです。連絡先は以下の通りです。

  • ドコモ:携帯「151」/一般電話0120-800-000(9:00~20:00)
  • au:携帯・一般電話共通0077-75470(9:00~20:00)
  • ソフトバンク:携帯「*5533」/一般電話0800-100-5533(9:00~20:00)

また、ドコモのスマホなら「My docomo」からMNP予約番号を取得可能です。au・ソフトバンクはフィーチャーフォンのみ、WebからのMNP予約番号を取得できます。

格安SIM業者にMNP転入を申し込む

任意の格安SIM業者を選択し、MNP転入にて乗り換えの手続きを行います。手続きが完了次第、業者側からSIMカード(場合によっては端末とセット)が配送されます。

回線の開通手続きと初期設定を行えば、これで格安SIMへの乗り換えは完了です。

タイミングは契約期間外がベスト

キャリアから格安SIMへと乗り換える場合に、気を付けなければならないのがそのタイミングです。

キャリアを契約しているタイミングと乗り換えのタイミングによっては、契約解除料が発生するからです。

実は、2019年9月から、各社の契約解除料が大幅変更されました。具体的には以下の金額が必要となります。

 対象者違約金
ドコモ2019年10月1日以降に以下のプランで契約したユーザー
■ギガホ
■ギガライト
■ケータイプラン
2年定期契約満了月の当月・翌月・翌々月以外の解約の場合、1,000円
au以下のプランを契約したユーザー
■auデータMAXプラン Netflixパック
■新auピタットプランN
■auピタットプランN(s)
■auフラットプラン7プラスN
■auフラットプラン20N(シンプル)
■auフラットプラン25 NetflixパックN(シンプル)
■auデータMAXプランPro
2年定期契約満了月の当月・翌月・翌々月以外の解約の場合、1,000円

(対象プラン以外の契約ユーザーの解約金は引き続き9,500円)
ソフトバンク2019年9月13日以降に申し込みをしたユーザー2年契約はなく、違約金もなし

2019年10月1日以降に契約している場合は、契約満了月当月と翌月、翌々月以外でも1,000円もしくは無料で格安SIMに乗り換え可能です。

しかし、それ以外の契約では、契約満了月当月・翌月・翌々月以外での解約には9,500円以上の契約解除料が発生します。

MNP乗り換えのための費用を増やさないためには、契約満了月周辺に手続きを行なうことが大切です。

キャリア独自のポイントを使い切る

格安SIMに乗り換えるということは、キャリアを解約するということになります。キャリアでこれまでに使用した分のポイントがたまっている場合、思い切って何かに利用してみるのもいいかもしれません。

ただ、ドコモのdポイント、auのWALLETポイント、ソフトバンクのTポイントは解約後でも利用できます。そのため、無理やり使い切る必要はないということを覚えておきましょう。

キャリア独自のサービスに加入していたら解約する

キャリアを解約すると、キャリア独自のサービスを利用する際のIDやパスワードも消滅してしまうことになります。

何らかのサービスに加入して月額料金を支払っているという場合は、あらかじめ解約しておいたほうがいいでしょう。

バックアップをとる

現在使用している端末を使って格安SIMにそのまま乗り換える場合、データの移行は必要ありません。しかし、端末も新たに購入する場合は話が別です。

データ移行の際に誤って消去されてしまう可能性はゼロではありません。乗り換えの際には最新データのバックアップを取っておきましょう。

LINEアカウントを引き継ぐ

キャリアから格安SIMに乗り換える場合に注意が必要になるのが、LINEアカウントの引継ぎです。

現在使用しているスマホに格安SIMを入れて利用する場合はそのまま利用可能ですが、端末が新しくなる場合はあらかじめ引継ぎの設定をしなければなりません。

LINEアカウントを引き継ぐためには、以前使用した端末のLINEアプリの[設定]から[アカウント]へと進み「メールアドレスの登録」を行います。

さらに、[アカウントの引継ぎ]をオンにしておきましょう。オンにしてから24時間以内なら新しい端末にLINEアカウントを引き継ぐことができます。

新しい端末にLINEアプリをダウンロードし、旧端末で登録したメールアドレスとパスワードでログインすれば引継ぎ完了です。

引継ぎの設定をしていないとLINEのデータが消滅し、購入したスタンプなども使えなくなりますのでくれぐれも注意しましょう。

必要書類を準備する

キャリアから格安SIMへと乗り換える場合は、本人確認書類の提出が必要になります。

利用できる本人確認書類

  • 運転免許証
  • マイナンバーカード
  • 健康保険証
  • 外国人登録証明書
  • 特別永住者証明書
  • 在留カード
  • 住民基本台帳カード
  • 身体障がい者手帳
  • 精神障がい者保健福祉手帳 など

また、連絡の取れるメールアドレスと、業者によっては支払用のクレジットカードが必要になりますので、準備しておきましょう。

有効期限内に新規契約手続きを済ませる

キャリアから取得したMNP予約番号には有効期限が定められています。MNP予約番号取得から15日以内に格安SIMでのMNP転入手続きを完了されなければなりません。

そのため、予約番号取得後はできるだけ早く手続きを済ませるようにしましょう。有効期限を過ぎると、再度取得の手続きが必要になりますので注意してください。

SIMカードを差し替える

格安SIM業者からSIMカードが送られてきたら、端末へ挿入します。

ただ、機械の設定が苦手な方や慣れていないという方は、挿入時に故障させる可能性もあるでしょう。そういう場合は、サポート店を利用することをおすすめします。

iCrackedの「iTechサポート」なら、1回3,000円で作業を代行してもらうことが可能です。

また、初期設定やLINEの引継ぎ、データ移行、バックアップも行ってくれます。やり方がよくわからない場合は、ぜひ利用してみてください。

iCrackedに依頼する

キャリア別!新規契約におすすめの格安SIM

転出するキャリア別におすすめの格安SIMを紹介します。

元ドコモユーザーにおすすめ

ドコモユーザーが格安SIMに乗り換えるなら、以下の格安SIMがオススメです。

  1. OCNモバイルONE
  2. mineo
出典:OCNモバイルONE

OCNモバイルONEは、2023年6月26日(月)をもって、新規申し込みおよびSIMの追加申し込みの受付を終了しました。

ドコモ回線を利用でき、NTTという知名度の高さに安心感があるOCNモバイルONEは、契約期間が半年と短めの設定です。

そのため、格安SIMを試してみたいという方にも使いやすくなっています。また、基本的な機能はすべてそろっているため、初めての方にもおすすめです。

OCNモバイルONEを契約する!

出典:mineo

mineoは関西電力グループのケイ・オプティコムが展開するサービスです。契約期間と違約金が発生しないため、こちらも試しやすい格安SIMといえるでしょう。

選べるプランの幅が広く、ユーザーの満足度も高い格安SIMですので、ぜひ試してみてください。

mineoを契約する!

mineoの月額料金やオプションに掛かる費用については、こちらの記事で詳しく解説しています。

mineoの評判について気になるという方は、こちらの記事が参考になります。

元ソフトバンクユーザーにおすすめ

ymobile出典:ワイモバイル

ソフトバンクユーザーが格安SIMに乗り換えるなら、サブブランドでもあるワイモバイルがおすすめです。ソフトバンクに比べてシンプルな料金設定となっているので、たいていの場合はワイモバイルと契約したほうが通信料をお得にできます。

また、10分かけ放題プランなど通話機能も充実しているほか、ソフトバンクショップで手続きなどの対応が可能です。いざというときでも近くにショップがあるというのは安心要素でしょう。

ワイモバイルを契約する!

ワイモバイルの通信速度や口コミについては、こちらの記事を参考してください。

また、ソフトバンクとワイモバイルどちらがおすすめなのか詳しく知りたい方は、こちらの記事をチェックしてみてください。

元auユーザーにおすすめ

UQモバイル202403出典:UQモバイル

auユーザーにおすすめしたい格安SIMはUQモバイルです。契約期間が設定されていないため、別の格安SIMへの乗り換え・解約時に契約解除料が発生しません。

また、家族で契約するとUQ家族割の適用を受けるため、月額1,480円から使用可能。かけ放題プランも用意されているので、プライベートでもビジネスでも使用しやすいでしょう。

UQモバイルを契約する!

UQモバイルへの乗り換え時に利用できる機種やSIMフリー端末については、こちらの記事で詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。

まとめ

キャリアから格安SIMへとMNPで乗り換える方法について解説しました。格安SIMなら通信費を大きく節約できます。

また、キャリア別におすすめの格安SIMを選択すれば、これまでと遜色なくスマホを使えるでしょう。

本記事を参考に、ぜひ乗り換えを検討してみてください。

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