ドコモからLINEモバイルへ乗り換え(MNP)完全ガイド|費用・口コミ・注意点まとめ
ドコモからLINEモバイルへのお得な乗り換え方法や注意点、速度・料金・サービスの違いについて詳しく解説します。口コミも紹介するので参考にして下さい。LINEモバイルへ乗り換えを行うための手順や注意点を把握して、スムーズな手続きをしましょう。
この記事の目次
大手キャリアから格安SIMへの乗り換えは、月々の支払いが安くなるメリットがあります。ドコモからLINEモバイルへの乗り換えを検討している人もいるでしょう。
しかし、速度・料金・サービスの違いがわからず決め手にかけると感じる人もいるかもしれません。
ここでは、ドコモとLINEモバイルの速度・料金・サービスの比較とドコモからLINEモバイルにスムーズに乗り換える方法を解説します。
また、実際に乗り換えをした人の声も紹介するので参考にしてください。
ドコモとLINEモバイルの速度・料金・サービスを比較
キャリアが変わることで心配になるドコモとLINEモバイルの速度・料金・サービスを徹底比較します。
月々の料金以外にどのような変化があるのか見てみましょう。
速度はドコモの方が速い
格安SIMの中でも比較的速度に力を入れているLINEモバイルですが、ドコモのほうが安定した速度で利用可能です。
おおむね1日中速い速度で利用できるドコモに対して、時間帯によって速度が遅くなってしまうLINEモバイルですが、大手キャリア回線利用なのでストレスを感じるほどにはなりません。
料金はLINEモバイルの方が圧倒的に安い
格安SIMが人気の理由に、月々の料金が安くなることが挙げられます。
LINEモバイルも同じく月々の料金を大きく下げることができるので、ドコモよりも圧倒的に安くなります。
例えば3GBで比較した場合、ドコモのギガライト(2019年10月1日提供開始のプラン)3GBは4,150円/月(定期契約なし)ですが、LINEモバイルのベーシックプラン3GBは1,480円/月です。
ドコモのギガライトを定期契約ありにしたとしても3GBは3,980円なので、LINEモバイルのベーシックプランのほうが断然安くなります。
サービスはどちらも充実している
ドコモには「ケータイ補償サービス」「あんしんセキュリティ」「子育て応援プログラム」などのサービスがあり、LINEモバイルには「データフリー」「データシェア」「LINEポイント」などのサービスがあります。
端末の補償をしたりセキュリティ対策ができたりするドコモに対し、LINEモバイルではデータ通信に重点を置いたサービスを提供しています。
どちらもサービスの種類は多いので、自分が求めるサービス内容があるかを比較しましょう。
ドコモからLINEモバイルに乗り換えた人の声
実際にドコモからLINEモバイルに乗り換えた人の声を見てみましょう。メリット・デメリットがわかりやすくなります。
携帯代が安くなった
LINEモバイルまじ安すぎて今までのdocomoの支払い金は何だったんだ(毎月の支払いで毎回新規でLINEモバイル入れるレベル)
— マリタカ(姉さん) (@StarRingChild) March 6, 2020
ドコモからLINEモバイルに変更したことで、月々の料金が大きく下がったことを実感している口コミです。
ドコモの月々の料金に不満を抱えての変更なら、とてもうれしい結果になるでしょう。
SIMロックの解除をしなくても使えた
私は昔docomoからLINEモバイルに変えたんですが、、LINEモバイルは、SIMロック解除せずに使える端末も多かったので、SIMロック解除せずに使えてました。そのあと海外旅行行く前に気付き、慌ててdocomoに連絡してSIMロック解除した記憶があります。ymobileはどうなんだろう😀
— ゆう (@travel_sweets) February 16, 2020
本来SIMカードは各キャリアごとのものになるため、解約後はSIMロック解除を行わないとスマホは使えなくなります。
しかし、LINEモバイルではドコモスマホをドコモ回線で乗り換え契約した場合、SIMロックを解除しなくても利用可能です。そのため、SIMロックの解除を忘れたまま継続利用する人もいるようです。
外出すると使い勝手が悪くなる
LINEモバイルは外出するとかなり使い勝手悪くなるけど、在宅多くて家にWiFiある私にはそんなに気にならない。ドコモから乗り替えて固定費削減できたことが良かった♪
— fuzzzzzisan (@appia88888) February 19, 2020
ドコモからLINEモバイルへ乗り換えたことで料金の安さを実感する一方で、外出時の通信速度の悪さを感じている口コミです。
在宅が多い人には問題ないようですが、外出が多い人は困ってしまうかもしれません。
昼と帰宅時間の速度が遅い
そういえば先月docomoからLINEモバイルのソフトバンク回線にしたけど、お昼と帰宅時間はやっぱり遅い…安さを取るか速さをとるか。
— sil (@beach_silsil) February 19, 2020
昼と帰宅時間の通信速度の遅さを感じているようですが、ドコモ回線からソフトバンク回線になったのが理由かもしれません。
回線を変えて乗り換えを行う場合は、キャリアの基地局が近くにあるかなどを調べるのがおすすめです。
ドコモからLINEモバイルに乗り換える方法
いよいよドコモからLINEモバイルに乗り換える方法を解説します。手順を覚えてスムーズに乗り換えをしましょう。
SIMロック解除と動作確認
さきほど「SIMロックの解除をしなくても使えた」という声があった通り、ドコモ回線からLINEモバイルのドコモ回線への乗り換えであればSIMロックを解除しなくても継続利用できます。
しかし、au回線やソフトバンク回線を使う場合はSIMロックの解除が必要になります。
また、使用したい端末がLINEモバイルで動作確認されているかのチェックも行いましょう。
LINEモバイル使用したい端末の動作確認でOKとなっていれば、SIMカードを入れ替えるだけで利用できます。
ドコモからMNP予約番号を取得する
ドコモからLINEモバイルへの乗り換えは、SIMロック解除なしで問題ありませんがMNP予約番号を取得する必要があります。
MNP予約番号は、LINEモバイルになってもドコモのときと同じ電話番号を使うために取得します。My docomoやドコモショップ、電話窓口で取得可能です。
ドコモショップや電話窓口は、店舗に行く手間や営業時間など面倒があるためMy docomoでの取得がおすすめです。
また、MNP予約番号を取得したからといってドコモの契約解除にはならないのでご安心ください。
予約番号の有効期限は10日以上必要
MNP予約番号には、最大15日間の有効期限があります。
LINEモバイルは基本web申し込みとなっており、MNP予約番号の有効期限が10日以上残っていないと申し込みができません。
MNP予約番号取得後は、即手続きできるよう準備しておきましょう。「明日やろう」「明後日やろう」などと先延ばししてしまうと有効期限内に手続きできない可能性があります。
LINEモバイルの申し込み手続きを行う
出典:LINEモバイル
MNP予約番号を取得したらLINEモバイルの申し込み手続きを行いましょう。LINEモバイルの申し込み手続きは、公式サイトから行えます。
公式サイトの「申し込む」をクリック後は、画面の表示に従い必須項目を入力します。
店舗での申し込みも可能ですが、LINEモバイルを取り扱っている店舗は少ないうえにキャンペーンの適用もされません。
LINEモバイルの申し込み手続きは、時短かつお得な公式サイトがおすすめです。
LINEモバイルの申し込みに必要なもの
LINEモバイルの申し込みには「本人確認書類」「クレジットカードなどの支払い手段」「連絡先のメールアドレス」「MNP予約番号」が必要になります。
本人確認書類は以下のいずれかを用意しましょう。
- 運転免許証
- 健康保険証+補助書類
- 在留カード+補助書類
- マイナンバーカード
- 日本国パスポート+補助書類
- 住民基本台帳カード
- 運転経歴証明書
- 特別永住者証明書
- 身体障害者手帳
- 後期高齢者医療被保険者証+補助書類
- 特定疾患医療受給証+補助書類
- 特定疾患医療登録者証+補助書類
- 届出避難場所証明書
補助書類は公共料金領収書もしくは住民票です。また、LINEモバイルの支払方法はクレジットカードもしくはLINE PayカードもしくはLINE Payのみです。
APN設定を行う
APN設定とは、通信を行うための初期設定です。SIMカードが手元に届いたらスマホに挿して初期設定を行いましょう。
APN設定を行うとLINEモバイルの電波が拾えるようになります。iOSとAndroidでは設定方法が異なるので、公式サイトで確認しながら初期設定を行いましょう。
また、APN設定を行う際はWiFiネットワークに接続できる環境が必要になります。
回線切り替えを行う
APN設定が完了したら、LINEモバイルの利用開始手続きを行います。
切り替え方法は「LINEモバイルカスタマーセンターに電話する」「マイページから設定する」「自動的に切り替わるのを待つ」の3通りがあります。
LINEモバイルカスタマーセンターへの電話が切り替えを確実に行える手段ですが、受付時間が決まっており時間がない人には不向きです。
また、自動的に切り替わるのを待つとSIMカード到着の3日後の午後以降まで待たなければいけません。
自分の好きなタイミングで切り替えを行いたい人は、マイページからの設定がおすすめです。
LINEモバイルのマイページにログイン後、MNP確認画面の右上にある「MNP開通申し込み」をタップして必要事項を記入して申し込めば数分~1時間程度で切り替えが完了します。
乗り換えに必要な手数料を支払う
ドコモからLINEモバイルへの乗り換えが完了したらドコモとLINEモバイルに手数料を支払います。
ドコモにはMNP転出手数料として3,000円(2019年9月30日までに提供している料金プランを契約していた場合は2,000円)、LINEモバイルにはweb登録事務手数料およびSIMカード発行手数料として3,400円です。
また、手数料のほかにも申し込みをしたプランの月額料金も必要になり、これらが初期費用となります。
初期費用は申し込むプランにより異なりますが、10,000円ほど準備しておくと安心です。
ドコモからLINEモバイルへの乗り換えでできなくなること
電話番号を変えずにLINEモバイルへの乗り換えは可能ですが、キャリアが変わることでできなくなることがあります。
乗り換えてから困らないために、しっかり把握しておきましょう。
ドコモのキャリアメールの使用
ドコモのキャリアメールは、ドコモ契約者しか使えないためLINEモバイルに乗り換えると使えなくなります。
そのため、LINEモバイルへ乗り換え後はメールアドレスが変わったことを友人や会社関係の人に伝える必要があります。また、ドコモのキャリアメールを登録しているサイトなどにもメールアドレスの変更を行いましょう。
こちらの記事では、SIMフリースマホでドコモメールを使う方法や設定手順を解説しています。LINEモバイルに乗り換えたいけどドコモメールも使いたい、という方はぜひご覧ください。
ドコモからLINEモバイルへ乗り換えたあとは、フリーメールの利用が便利です。
特にキャリアメールで不要なメルマガや迷惑メールに悩まされていた人は、フリーメールに乗り換えると不要なメールを大きく減らせます。
長期利用割引特典の適用
ドコモを長期間利用していると「ずっとドコモ割」や「更新ありがとうポイント」などの長期利用特典が受けられます。
しかし、ドコモからLINEモバイルに乗り換えてしまうと、これらの特典が受けられなくなります。
ただし、LINEモバイルには「ずっとドコモ割」や「更新ありがとうポイント」のような長期利用特典はありませんが、そもそもの月額料金がドコモと比べてとても安く利用可能です。
そのため、月々の料金に重点をおいて考えると、ドコモからLINEモバイルに乗り換えて長期利用特典の適用外となっても問題ありません。
店舗でのサポート
ドコモショップは全国にあるため、故障の問い合わせだけでなく使い方がわからないといった気軽な相談もしやすくなります。
しかし、LINEモバイルにはドコモショップのような店舗がないため、店舗スタッフによるサポートが受けられません。
そのため、故障などの相談はLINEモバイルカスタマーセンターもしくはメールもしくはいつでもヘルプでの問い合わせになります。
いつでもヘルプはLINEモバイル公式アカウントのメニュー内にあり、チャット形式での問い合わせ方法になります。
いつでもヘルプは24時間受け付けているので、時間を気にせずすぐに悩みを解決したい人におすすめです。
スマホ利用によるdポイントの付与
ドコモでは毎月の利用料金に応じたdポイントが付与されますが、LINEモバイルに乗り換えるとdポイントはもらえなくなります。
しかし、ドコモからLINEモバイルに乗り換えてもdポイントカードは利用可能なので、dポイントを貯め続けたいという人は実店舗での買い物やネットショッピングなどほかの方法で貯めましょう。
ドコモ光回線とのセット割
ドコモのスマホとドコモの光回線をセットで契約すると料金の割引が適用されますが、LINEモバイルに乗り換えるとセット割の契約も解除されます。
セット割が解除されることでドコモ光の料金が高くなる場合があります。セット割が解除されることで、ドコモ光の月々の料金がいくらになるのか確認しておきましょう。
ドコモからLINEモバイルに乗り換えるときの注意点
ドコモからLINEモバイルへの乗り換えは簡単ですが、注意点もあります。上手に乗り換えるための注意点3つです。
解約金がかかる場合もある
加入時期やプランによっては、更新月以外に解約してしまうと解約金が請求されます。
My docomoやドコモショップなどで、更新月がいつなのか、解約金がいくらなのか事前に確認しましょう。
また、端末代金を分割払いしていた場合は残債を返済する必要があります。支払い方法は分割払いが継続されるので、慌てて一括清算する必要はありません。
一括清算希望の場合は、ドコモショップやドコモのカスタマーセンターに相談してください。
月初のタイミングで乗り換えると損をする
ドコモの月額利用料金は日割り計算が適用されません。そのため、月初に解約すると1ヶ月分の利用料金が無駄になります。
仮にドコモの月額料金が7,000円だったとして、LINEモバイルの最高月額料金は3,520円なので月初に乗り換えてしまうと7,000円が無駄になります。できるだけ月末近くの20〜25日あたりの乗り換えがおすすめです。
また、LINEモバイルでは初月の利用が日割り計算されます。そのため、月末からの利用でも損はしません。
dポイントを使いたいならアカウントの継続手続きが必要
日常の買い物でポイントを貯められるdポイントの継続利用には、アカウントの継続手続きが必要になります。
dアカウントの継続手続きはYahoo! JAPANやGoogle+、Twitter、Facebook、mixiといったSNSもしくはメールアドレスで可能です。
dアカウントの継続手続きにはdocomo IDとdアカウント用のメールアドレスの用意が必要になります。
また、ドコモ契約中に登録IDをドコモのメールアドレスからキャリア以外のものに設定している人はdアカウントの継続手続き不要です。
キャンペーン期間中に申し込むとお得
LINEモバイルではキャンペーンを随時開催しているため、期間中に申し込めばお得に契約できます。
月額基本利用料3ヶ月500円キャンペーン
出典:LINEモバイルLINEモバイルでは、2020年8月26日から音声通話SIMを3GB以上のベーシックプランを契約すると月額基本利用料から3ヶ月間980円割引されるキャンペーンを実施しています。
- 2020/8/26(水)〜 終了日未定
データSIM(SMS付き)やベーシックプラン500MBはキャンペーン対象外のためご注意ください。また、初月の月額基本利用料は日割り計算となります。
ベーシックプランで契約する際は、データフリーオプションを選ぶ必要があります。
ここでは、月額0円のLINEデータフリーオプションを選んだ場合のキャンペーン適用時の料金を紹介します。
データ容量 初月 2~4ヶ月目 5ヶ月目以降 3GB 初月の月額基本料金は 日割り計算 500円 1,480円 6GB 1,220円 2,200円 12GB 2,220円 3,200円 データフリーオプションは、LINEデータフリー・月額280円のSNSデータフリー・月額480円のSNS音楽データフリーの3つの中から選択できますが、どのオプションでもこのキャンペーンは適用されます。
LINEモバイル招待プログラム
出典:LINEモバイルLINEモバイル招待プログラムは、LINEモバイルに知人を招待した人に1,000LINEポイントが付与されるプログラムです。招待する人数が増えれば増えるほど、ポイントがアップします。
現在のところ常時特典として期間の定めはないので、キャンペーンを見逃した方はぜひ利用してください。
招待プログラムの参加方法は、すでにLINEモバイルを契約している方なら3手順で完了します。
- 紹介者マイページにログイン
- 招待URLページを開き、招待URLを発行
- URLを招待したい人に共有
招待された人は、送られてきたURLから申し込み、利用開始するだけなので簡単です。
招待プログラムの対象者や注意点は、先述した「招待キャンペーン(第12弾)」と大きく変わりません。キャンペーンの方が期間が限定されているので、ポイントをより多くGETしたい方はキャンペーンを上手に活用しましょう。
▼LINEモバイルで実施中のキャンペーンは以下記事で解説しています。
手順を確認しながらドコモからLINEモバイルへスムーズに乗り換えよう
ドコモからLINEモバイルへの乗り換えは簡単にできます。
しかし、ドコモの解約金やMNP予約番号の有効期限など、気をつけるべきポイントもあります。
乗り換え前に手順をしっかり確認して、ドコモからLINEモバイルへの乗り換えをスムーズに行いましょう。