1. 格安SIM比較サイト SIMチェンジ
  2. ソフトバンクからLINEモバイルへ乗り換える方法(MNP)や注意点を解説

ソフトバンクからLINEモバイルへ乗り換える方法(MNP)や注意点を解説

更新日:2021.02.08

ソフトバンクスマホの料金を見直すため、乗り換えを考えているならLINEモバイルを検討してみませんか。LINEモバイルでは同じソフトバンク回線を使えますし、何といっても安い料金は魅力的です。ここでは乗り換えの手順と何が変わるのかを解説します。

料金を見直すためとはいえ、ソフトバンクとLINEモバイルでは異なる点が多く、そう簡単に比較できるものではありません。

しかし、1つずつ丁寧に見てみるとその違いやメリットとデメリットが見えてきます。

まずはソフトバンクとLINEモバイルの速度や料金、サービスの面で比較・整理してみましょう。

ソフトバンクとLINEモバイルを速度・料金・サービスで比較

ソフトバンクとLINEモバイルを速度や料金などサービスの面から比較してみましょう。

メリット・デメリットを理解しておくと、乗り換え後にどうなるかがよくわかります。

速度はソフトバンクの方が速い

LINEモバイルでは契約時に、利用する回線をドコモ・au・ソフトバンクから選べます。

それぞれ通信できないエリアや場所があったりと特徴があり、通信速度も状況によって異なります。

LINEモバイルが3つの大手キャリア回線から自由に選べるのは、それらを借りて独自サービスとして提供しているためです。

自前で維持しなくてよいので大きなコストがかからず、それを料金に反映させているのです。

しかし一方で、大手キャリアの「一定の範囲内だけ」しか使えないこともあります。もし、同エリアでソフトバンク回線を使うユーザーが多ければ繋がりにくかったり速度が遅くなる可能性があります。

その点、ソフトバンクを契約・利用していればエリアに存在するソフトバンク回線をフルに使えるので、繋がりにくくなることも速度が遅くなることも圧倒的に少なくなります。

また、ソフトバンクが繋がりにくい状況であれば、自前の回線なのですぐに改善に乗り出せます。LINEモバイルはあくまで「借りているだけ」なので、直接改善はできません。

料金はLINEモバイルの方が安い

月額料金では圧倒的にLINEモバイルの方が低料金です。

ソフトバンクは2020年3月12日に料金体系をリニューアルしましたが、その新プランと同じ状況でLINEモバイルと比較してみましょう。

(例)月あたりのデータ容量上限3GB、音声+データプランでの利用

LINEモバイルソフトバンク
月上限3GBの基本料金音声通話SIM基本料 1,480円ミニフィットプラン 6,500円
音声通話基本料金-(上記に含まれている)基本プラン(音声)980円
合計1,480円7,480円

圧倒的にLINEモバイルの方が安いことがわかります。これほどの差があればLINEモバイルがとても魅力的に見えるのは仕方ないかもしれません。

LINEモバイルを契約する!

サービスはどちらも充実している

月額料金以外の各種サービスはどちらも非常に充実しています。

ソフトバンク独自のオプションやサービス

あんしん保証パック端末の故障や破損といったトラブルの際、修理代金の割引が受けられる
アメリカ放題アメリカ本土・ハワイからアメリカ国内・日本宛の通話やSMS、データ通信が使い放題
Netflix画質や同時接続端末数に応じて3つのプランがあり、ストリーミングやダウンロードができる
ソフトバンクまとめて支払いデジタルコンテンツ・ショッピングの代金を料金と一緒にまとめて支払う

LINEモバイル独自のオプションやサービス

データフリープランごとに異なるサービスでの消費データ量をゼロにする
端末保証端末の落下や水没などの際、最低限の負担で交換・修理できる
ウイルスバスターオプションスマホやタブレットなど合計3台までウイルスや不正サイトの脅威を防ぐ
WiFiオプションカフェや駅など全国49,000ヶ所のスポットで公衆WiFiを利用できる

ただ、サービスの内容や月額料金が違うことから、一概にどちらがよいとはいえません。自分の使い方に合っているかどうかで判断しましょう。

ソフトバンクからLINEモバイルに乗り換えた人の声

実際にソフトバンクからLINEモバイルに乗り換えた人が、どのような感想を持っているかを見てみましょう。

何も問題がない

乗り換え後の問題はまったく感じていないという口コミがありました。それよりソフトバンクの料金体系が非常に複雑であること、結局は10,000円以上を毎月払わなくてはならないことに不満を持っているようです。

またLINEモバイルが、ごく当たり前に大手3キャリアの回線を選べるようになっていることを「凄まじいビジネスモデル」と呼び、称賛しています。

ソフトバンクの最終請求に驚いた

こちらは乗り換え後、ソフトバンクから届いた最後の請求金額が非常に高額だったことに驚いたというツイートです。LINEモバイルは想定したとおりかなりの低料金でした。

それまで夫婦2回線でおよそ12,000円だったソフトバンク料金が、最後の請求でなんと合計35,000円を超えました。ちなみに、乗り換えはどちらも更新月に行ったため契約解除料はかかっていません。

その理由は次の2つでした。

  • 各種の割引が適用されなくなった
  • 同時契約していたタブレットの使用料が増えた

タブレットは1台のスマホとデータシェアで安価に利用していたため、盲点だったようです。乗り換えの際は、元のソフトバンクからの請求がどうなるかについても詳しく確認しておく必要があります。

スマホ代が5分の1になった

具体的な金額はありませんが、スマホ料金が5分の1になったとしても、LINEモバイルならデータSIMなら500円から(旧プランの場合:新プランは600円から)なので当然あり得ます。

現在の新プランでいうと、音声通話SIMでデータ容量が6GB、SNSデータフリープラン(Twitter・Facebook・Instagram・LINEでのデータ消費がゼロ)で、2,480円とやはり格安です。

注目!
注目!
格安SIMに切り替えると
どのくらいおトクなの?
現在、月々のスマホ代が だとしたら
格安SIMに替えると
月々0,000円もおトク!
3GBプランの安値上位10社の平均値
をもとに算出
さっそくあなたにぴったりな
プランをみつけよう

ソフトバンクからLINEモバイルに乗り換える方法

ソフトバンクからLINEモバイルへ乗り換える手順を解説します。1つずつ見ていきましょう。

必要な場合はSIMロックを解除する

ソフトバンクで使っていた端末をLINEモバイルで使うなら、ソフトバンク回線を選びましょう。

ただし、あまり古い機種だとSIMロック解除できません。解除できないのはiPhoneならiPhone5以前の、Androidなら2017年8月以前に発売された端末です。

また、ソフトバンクで購入してまだ一定期間が経過していない端末も解除できません。その場合は経過してから端末から、解除手続きをするか手数料を支払ってショップで手続きしてもらいましょう。

ドコモ回線やau回線を選びたい場合は

LINEモバイルでドコモやauの回線を契約するならSIMロック解除は必須です。解除できない端末だったり契約する回線に合った端末を持っていなければ、新しく購入することになります。

とはいえ、新品で購入する以外に「中古で購入する」という方法もあります。お目当ての機種を見つけたら、SIMロックされているかどうかを確認してあらかじめ確保しておくとよいでしょう。

ソフトバンクでMNP予約番号を取得する

利用端末を確保したら、次はソフトバンクで契約している電話番号をLINEモバイルに乗り換える「MNP」の手続きに入ります。

MNPではあらかじソフトバンクでMNP予約番号を取得することが必要です。MNP予約番号は、次の契約に使う重要なものです。

メモするなどして決して、忘れないよう注意しましょう。

MNP予約番号は、ソフトバンクの「携帯電話番号ポータビリティお問い合わせ窓口」や近くのソフトバンクショップ、または公式Webサイトの「MySoftbank」で取得できます。

携帯電話番号ポータビリティお問い合わせ窓口(午前9時から午後8時まで)

  • ソフトバンク携帯電話から:✳︎5533
  • フリーコール:0800-100-5533

LINEモバイルの申込を行う


出典:LINEモバイル

いよいよLINEモバイルへ申し込みます。申し込みは家電量販店や取扱ショップだけでなく、公式Webサイトからもできます。

店頭窓口ではスタッフがいますので、ここではWebサイトでの申し込みを解説します。

Webサイトでは、次の手順で手続きを進めます。

  1. 申し込みページで「上記に同意して申し込む」をクリック
  2. 次画面でデータフリーオプションやデータ容量、SIMタイプなどを選び「オプション選択へ」
  3. 次の画面でオプションを選び、「手続き内容の選択へ」
  4. 次の画面で新規契約またはMNPを選択し、MNPなら予約番号を入力後「契約者情報の入力へ」
  5. 次画面で氏名や生年月日などの個人情報を入力し、規約への同意等を入力したら「送信」
  6. 送信後、届いたメールの指示に従い本人確認書類を提出し、支払い方法の確定、ログインIDとパスワードを設定する

一連の流れでチェックされる要素はおよそ大手キャリアと変わりません。1つずつしっかり確認しながら進めましょう。

LINEモバイルを契約する!

申込はMNP予約番号を取得してから5日以内

MNP予約番号は通常、取得した当日を含めて15日間有効とされていますが、LINEモバイルに乗り換える場合注意しなくてはならないのが有効期間が10日以上残っていないと申し込みできないことです。

そのため、取得後5日以内に乗り換えしなくてはなりません。あらかじめ予定しておけば店頭窓口でも手続きできますが、難しければWebサイトから申し込むとよいでしょう。

LINEモバイルの申込に必要なもの

LINEモバイルの申し込みに必要なものは以下のとおりです。

本人確認書類運転免許証やマイナンバーカード、住民基本台帳カードなど顔写真付きのものが望ましい
クレジットカードまたはLINE Payカード
  • 必ず契約者本人名義
  • 口座振替・デビットカードは利用不可
連絡用のメールアドレス
  • フリーメールで可
  • 乗り換え元のソフトバンクキャリアメールは不可
MNP予約番号有効期限が10日以上残っていること
(端末)端末を持ち込む場合

本人確認書類は他にも健康保険証やパスポートなども利用できますが、その際は住民票などの補助書類が必要です。あらかじめ必要な確認しておくとよいでしょう。

キャンペーンを利用すればお得に申し込める

LINEモバイルではキャンペーンをよく実施しています。例えば2020年4月時点で実施されている次の2つのキャンペーンは今回の乗り換えで適用すれば大きなメリットがあります。

  1. 月額利用料が最大2ヶ月間0円:音声SIM限定 ベーシックプラン3GB以上が対象
  2. 最高5,000円相当プレゼント:キャンペーンコードを入力しLINE Pay残高かLINEポイントをもらう

このようなキャンペーンは突然始まることがよくあります。LINEモバイルへ申し込むときは、直前にあらかじめ適用するキャンペーンがないか確かめておきましょう。

利用開始手続きを行う

SIMカードのみ、またはSIMカードと購入した端末が到着したら、利用する回線をLINEモバイルに変更する「利用開始手続き」を行います。この手続きが完了するまでは、ソフトバンク回線が利用できます。

手続きはWebサイトか電話で行います。

  • Webサイト:マイページの契約情報確認にある「利用開始手続きをする」から
  • 電話で:0120-889-279(受付時間は年中無休午前10時から午後7時まで)

手続きは完了した契約者から順番に実施されますが、午後5時以降に手続きすると翌日の実施となる場合があることには注意しましょう。

また、もし商品を受け取ってマイページからの利用開始手続きがない場合は、MNP予約番号の有効期限最終日に自動的に利用開始手続きが実施されます。

APN設定を行う

APN設定は通信をするために施す端末の設定です。設定方法は端末のOSによって違うため、慎重に設定しましょう。ただし、乗り換えと同時に端末を購入していればこの設定は必要ありません。

乗り換えに必要な手数料が請求される

乗り換えに必ずかかる手数料は次の通りです。

MNP転出料金(ソフトバンク)3,000円
契約事務手数料(LINEモバイル)3,000円
SIMカード発行手数料(LINEモバイル)400円
合計6,400円

この他、ソフトバンク契約の上で更新月でない場合は契約プランや契約時期で定まる契約解除料が、もし端末代金の未払いがあればその残金が請求されます。

これらの費用は契約時期さえわかれば事前に調べることができます。よく考えて契約時期を決めましょう。

ソフトバンクからLINEモバイルへの乗り換えでできなくなること

キャリアを乗り換えるときに心配なのは、今当たり前にできていることのうち、できなくなることが何なのかです。

ここではソフトバンクからLINEモバイルへ乗り換えるときにできなくなることを解説します。

ソフトバンクのキャリアメール

まず、ソフトバンクのキャリアメール(「softbank.ne.jp」で終わるメールアドレス)は使えなくなります。このアドレスはソフトバンクと契約しているからこそ使えるものだからです。

今は、Gmailなどのフリーメールを使うユーザーも多いので、キャリアメールを使っていなければ問題ありません。しかしネットショッピングやメールマガジンへ登録している場合は、メールが届かなくなります。

そこでおすすめするのは、キャリアが変わっても使えるGmailやYahooメールをメインに切り替えることです。

もちろんLINEモバイルでも利用できますし、用途ごとに使い分けるのもよいでしょう。

ソフトバンク独自の特典

ソフトバンクユーザーにはすっかりおなじみとなった「SUPER FRIDAY」は、毎週何かしらのお得な特典が受けられるうれしいサービスです。しかしこれも乗り換えれば使えなくなります。

SUPER FRIDAYだけでなく、ソフトバンク契約者のみを対象としたキャンペーンや割引も乗り換え後はすべて適用されません。乗り換える前によく確認しておきましょう。

Tポイントの付与

たくさんのお店で使えるTポイントもソフトバンクでは支払う料金ごとに付与されますが、LINEモバイルではそもそもこのようなポイントサービスがありません。

これまでのように黙っていても勝手にたまるという恩恵はなくなりますが、Tポイントそのものがゼロになってしまうわけではありません。

引き続き別の方法で、貯めたり使ったりすることはできます。

自宅のネット回線とのセット割引

ソフトバンクスマホを利用していると一部の光回線が割引されます。「おうち割り光セット」の割引対象である光回線の料金は1,000円割引されますが、これもLINEモバイルに乗り換えるとなくなってしまいます。

おうち割り光セットの対象となる光回線は次の通りです。

  • ソフトバンク光
  • ソフトバンク光 ファミリー・ライト
  • Softbank Air
  • ソフトバンクブロードバンドADSL(エンジョイBB)
  • ケーブルライン
  • ひかりdeトークS(ケーブルライン)
  • NURO光でんわ(ケーブルライン)
  • Yahoo!BB光シティ
  • ホワイトBB(2年間限定で割引)
  • Yahoo!BBバリュープラン(2年間限定で割引)

このうちどれかを利用していれば、乗り換えることで支払いが1,000円増えてしまいます。

海外でのネット通信

ソフトバンクには、追加料金なしでアメリカ・ハワイでいつものスマホがそのまま、しかもアメリカ国内および日本宛の通話やSMS、データ通信が使い放題になる「アメリカ放題」というサービスがあります。

しかしLINEモバイルはこのような海外でのネット通信や国際ローミングに対応していません。

ソフトバンクからLINEモバイルに乗り換えるときの注意点

最後に、ソフトバンクからLINEモバイルに乗り換えるときに注意するべきことを解説します。

乗り換え前にキャリアメールのIDの変更をしておく

これまでソフトバンクのスマホを利用していたら、キャリアメールのアドレスでIDやメールマガジンを登録しているかもしれません。

乗り換えたあとはキャリアメールが使えなくなるためそれらのサービスが利用できなくなる可能性があります。

特に重要なApple IDやよく使うショッピングサイトなどのID登録はあらかじめ変更しておきましょう。

こんなときのメールアドレスは、GmailやYahoo!メールなどのフリーメールアドレスが便利です。

無料で取得できる上にアプリだけでなくWebでもメールの受信を確認できるからです。

乗り換えのタイミングは締め日によって変わる

ソフトバンクの料金締め日は他のキャリアと異なり、ユーザーごとに月の10日・20日・末日のいずれかに定められています。

自分の締め日がいつなのかは、ソフトバンクで尋ねるとすぐにわかります。

ソフトバンクは月半ばで解約しても日割計算してもらえないので、乗り換えてもこの請求締日の直前に手続きすれば基本料金をできるだけ使い切れてお得です。

ソフトバンクの契約解除料がかかる場合がある

2019年9月13日から契約解除料(いわゆる違約金)は不要になりましたが、それはその日以降に契約した場合です。

それ以前の契約なら契約解除料は当初の契約のまま、最大9,500円と高額になることも十分ありえます。

その代わり、契約更新月であれば契約解除料はかかりません。事情が許す限り契約更新月に乗り換え手続きをしたいものです。

契約更新月は、ソフトバンク公式サイトのユーザーページ「My Softbank」で確認できます。

ソフトバンクからLINEモバイルへスムーズに乗り換えよう

ソフトバンクほど手厚いサービスは必要なく、できるだけ料金を抑えたいならLINEモバイルに乗り換えると大気なメリットが得られます。

ただし、乗り換えるとできなくなることもあるため、慎重に検討するほうがいいでしょう。

乗り換えることを決めた場合は、契約解除料がかかるかどうかも確認しながら、解説した手順に沿ってスムーズに乗り換えてください。

LINEモバイルでお得なネットライフを満喫しましょう。

LINEモバイルを契約する!

SHARE!!

あわせて読みたい