楽天モバイルの回線エリア確認方法!電波を受信できるか確認する方法も解説!

楽天モバイルの回線エリアを確認したい方のために簡単な確認方法を解説。さらに、契約前に楽天回線に接続可能か確認する手順なども紹介します。楽天モバイルの回線を確認したい方はぜひご覧ください。
この記事の目次
楽天モバイルの契約を検討しているけど、自分の生活範囲が回線エリアなのか、通信環境はよいのか契約前に確認したいと思っている方は少なくないのではないでしょうか。
契約前に楽天回線を利用可能か確認することは可能です。
本記事では、回線エリアの確認方法や契約前に楽天回線に接続可能か確認する手順なども解説しています。
この記事でわかること
楽天モバイルの回線エリアを確認する方法
出典:楽天モバイル
楽天モバイルの回線エリアは公式サイトの「通信・エリア」から確認できます。
具体的な確認方法は以下の通りです。
- 楽天モバイル公式サイトの「通信・エリア」にアクセスする
- 使用するエリアをマップ上で確認または検索する
楽天モバイルでは、利用するエリアによって回線の種類が異なります。「4G LTE」「5G ミリ波」「5G sub6」のどれかに含まれる場合は通信可能です。
楽天モバイルの回線の種類について紹介していきます。
楽天モバイル 4G LTEエリア
出典:楽天モバイル
4G LTEとは、第4世代(4G)に位置する通信技術になります。LTEは4Gの中でも特に進化した技術で、高速で安定した通信が可能です。エリアの図見ても分かるように、既に広範囲に展開されており、都市部から郊外までほぼどこでも利用できます。
楽天モバイルのサービスエリアマップでピンク色で表示されているエリアが4G LTE対応エリアです。なお、4G LTEのみ表示したい場合はマップ右下にある「4G LTEのみ表示」を選択しましょう。
楽天モバイル 5G ミリ波/5G Sub6エリア
出典:楽天モバイル
5Gは、4G LTEよりも高速通信が可能な通信技術ですが、まだ全国的に使えるエリアは限定的です。
楽天モバイルのサービスエリアマップで濃いピンクで表示されているエリアが5G ミリ波対応エリア、その次に薄いピンクで表示された場所が5G Sub6対応エリアです。
また、5Gでは「ミリ波」と「Sub6(サブシックス)」と呼ばれる、周波数の異なる2つの電波を利用しています。「ミリ波」と「Sub6」の違いを簡単にまとめた表を参考にしてください。
メリット | デメリット | |
---|---|---|
ミリ波 | ①超高速・大容量 ②超低遅延 ③多数同時接続 | ①電波の届く範囲が狭い ②障害物の影響を受けやすい |
Sub6 | ①電波が広域まで届く ②障害物の影響を受けにくい | ①通信速度、多数同時接続 においてミリ波に劣る。 |
また、楽天モバイルの対応エリア内でも、「本当に使えるか不安」「自宅で電波が届くか心配」という方は、近くに楽天回線の基地局があるかを確認しておくと安心です。基地局の場所を調べる方法については、以下の記事で詳しく紹介しています。
楽天モバイルの楽天回線エリア・パートナーエリアとは?
楽天モバイルでは、自社が整備する楽天回線エリアと、KDDI(au)の回線を借りてサービスを提供しているパートナー回線エリアの2種類の通信エリアがあります。
ここからは、パートナー回線エリアの確認方法と楽天モバイルの通信回線を確認する方法について解説していきます。
パートナー回線エリアの確認方法
パートナー回線エリアは、楽天モバイルの公式サイトにあるエリアマップから簡単に確認できます。
パートナー回線エリアの調べ方
- 楽天モバイルのパートナーエリアマップにアクセスする
- 検索ボックスに住所や郵便番号を入力する
- 地図上に「パートナー回線エリア」が表示されるか確認する
楽天回線エリアとパートナー回線エリアは色分けされており、視覚的に判別できます。
楽天回線は濃いピンク色、パートナー回線は薄いピンク色です。契約前にチェックしておきましょう。
楽天モバイルの通信回線を確認する方法
つづいて、楽天モバイルの通信回線を確認する方法について解説していきます。
現在、自分が楽天回線に接続されているかパートナー回線に接続されているかを確認するには、以下の方法がおすすめです。
なお、「my 楽天モバイル」アプリでは2021年4月1日以降、接続回線の表示機能が廃止されているため、代替手段が必要です。
iPhoneでの確認方法(フィールドテストモード)
- 電話アプリで「*3001#12345#*」と入力して発信する
- FTM Dashboardを開く
- 識別番号を確認する
Androidでの確認方法(アプリを使用)
- 「Sympulse」などのアプリをインストールする
- 識別番号を確認する
上記の方法で「440 50〜54」という識別番号だった場合はKDDI(au)回線=パートナー回線に接続されています。
回線を意識することで、通信速度の低下やエリア外での不具合に迅速に対応できます。特にパートナー回線エリアでは高速通信容量に制限があるため、自分の通信状況を定期的にチェックすることをおすすめします。
契約前に楽天モバイル回線の電波を受信できるか確認する方法
楽天モバイル回線の電波を受信できるかどうかは、楽天モバイルが提供するツールまたは、端末で確認可能です。
それぞれ詳しく解説していきます。
「my エリア 通信シミュレーション」で確認する
契約前でも楽天モバイルが提供する「my エリア 通信シミュレーション」を使えば楽天モバイル回線の電波を受信できるか確認できます。手順は以下の通りです。
- 「my エリア 通信シミュレーション」にアクセスする
- 自宅の場所を入力する
- 「つながりやすさをチェックする」をタップする
- 結果を確認する
出典:楽天モバイル
手軽に電波状況を判定できるので、シミュレーションを試してみてください。
iPhoneで確認する方法
iPhoneで楽天回線エリアの電波を受信できるか確認する手順は、次の通りです。
- 設定アプリから「モバイル通信」を開く
- 「ネットワーク選択」を開く
- 「自動」をオフにする
- 「440 11」もしくは「Rakuten」が表示されているか確認する
まずは、設定アプリを開き「モバイル通信」をタップします。「ネットワーク選択」を開くと「自動」のボタンがオンになっているはずなので、オフに切り替えてください。
切り替えると、使用可能なネットワークの一覧が表示されます。「440 11」または「Rakuten」が表示されれば、楽天回線エリアの電波を利用可能です。
確認後は「自動」を再度オンにすれば、元通り利用できます。
Androidで確認する方法
Androidで楽天回線エリアの電波を受信できるか確認する手順は、次の通りです。
- 設定アプリから「ネットワークとインターネット」を開く
- 現在接続している回線の名前をタップする
- 「ネットワークを自動的に選択」をオフにする
- 「440 11」もしくは「Rakuten」が表示されているか確認する
設定アプリから「ネットワークとインターネット」を開いてください。現在接続している回線の名前が表示されるので、それをタップします。
「ネットワークを自動的に選択」をオフにすると、利用できる回線の一覧が表示されます。表示されない場合には「詳細」などのボタンを探してみてください。タップすると利用できる回線の一覧が表示されます。
表示された回線の中に「440 11」または「Rakuten」があれば、楽天回線エリアに接続可能です。確認後は「ネットワークを自動的に選択」をオンに戻してください。
楽天モバイルが繋がりやすい場所・繋がりにくい場所
楽天モバイルの公式サイトにある「サービスエリアマップ」では、楽天モバイルの接続可能な回線エリアを確認できます。
しかし、サービスエリア内であっても、実際の接続状況には場所による違いがあり、「繋がりやすい場所」と「繋がりにくい場所」が存在します。以下に、それぞれの特徴について解説します。
楽天モバイルが繋がりやすい場所
- 都市部や主要駅周辺
- 基地局の近く
- 屋外で障害物が少ない場所
- 人口が多いエリア
楽天モバイルが繋がりにくい場所
- 山間部や郊外の過疎地
- 地下やトンネル内など遮断された空間
- 鉄筋コンクリートでできた建物内
- 高層ビルの高層階
楽天モバイルは、都市部や主要駅周辺では繋がりやすく、楽天モバイル専用の基地局が多いエリアでは安定した通信が可能です。特に障害物の少ない屋外では、高速で安定した接続を期待できます。
一方で、山間部や郊外では基地局の数が限られているため、繋がりにくい場合があります。また、地下やトンネル内、鉄筋コンクリートで構成された建物内などでは電波が遮断され、届きにくくなることが多いです。さらに、高層ビルの上層階も、電波が届きにくい傾向にあります。
しかし、2024年6月より楽天モバイルでは「プラチナバンド」の提供が開始されたため、今後建物内での繋がりにくい問題などが改善される可能性が高いです。
楽天モバイルを利用する際は、自分がよく利用する場所がサービスエリアマップで繋がりやすいエリアに該当しているか確認し、利用シーンに応じて適切に選択することが重要です。
楽天モバイルが繋がらない/繋がりにくい場合の対処法
楽天モバイルは高速通信を提供していますが、利用環境や端末の設定によっては繋がりにくいことがあります。以下の対処法を試して、通信状況の改善を図りましょう。
繋がらない/繋がりにくい場合の対処法
- 端末の再起動を行う
- 「機内モード」のオン・オフを試す
- SIMカードの抜き差しを行う
- SIMロック解除済みか確認する
(※2021年9月以前に販売されている機種は要チェック) - OSを最新バージョンへアップデートする
- 電波の良い場所に移動する
- 楽天回線対応端末を使用する
- APN設定を確認・再設定する(楽天回線対応外の製品の場合)
端末の再起動や機内モードのオン・オフは一時的な不具合の解消に効果的です。動作が不安定なときや、通信が不調な場合に行ってみてください。
また、SIMカードの抜き差しを行うことで、物理的な接触不良の改善や、再認識によって繋がる場合があります。
そしてSIMロック解除済みであるか確認してください。SIMロックがかかっていると、楽天モバイル以外のSIMカードを正しく認識できず、通信ができない原因となります。
他にも、電波の良い場所に移動するのも効果的です。地下やビル内では電波が弱くなるため、屋外や窓際で試してみましょう。
そして、楽天回線対応端末の利用は非常に重要です。対応端末でない場合は正常な接続ができないことがあるため、楽天モバイルの公式ページで動作確認端末をチェックしましょう。
なお、APN設定は、楽天回線に対応していない端末の場合のみ必要です。楽天モバイルで販売された楽天回線対応製品は、APN設定が不要です。対応外端末を使っている方は、楽天モバイル公式サイトで案内されている正しいAPNを設定してください。
楽天モバイルで通信障害が起きている場合
楽天モバイル側で通信障害が発生している可能性もあります。公式サイトの「障害情報のお知らせ」ページで最新情報を確認しましょう。
通信障害が原因であれば、利用者側でできることは限られており、復旧を待つしかない場合もあります。状況を見ながら他の対処法とあわせて様子をみましょう。
楽天モバイルに電波改善・調査依頼の要望を出す
楽天モバイルは、ユーザーからの要望に基づき電波改善の調査を実施しています。繋がりにくい場所がある場合は、「電波改善依頼」を出しましょう。
実際に、ユーザーからの要望によって基地局の増設や対応が行われた事例もあります。どうしても繋がらないと感じた場合は、カスタマーサポートへの相談も含め、上記の方法を一つずつ試してみてください。
楽天モバイルの回線エリアに関するよくある質問
楽天モバイルの回線エリアは地図で確認できる?
楽天モバイルの回線エリアは、楽天モバイル公式サイトの「サービスエリアマップ」で確認できます。
利用したいエリアで使用できるか地図上で確認してみましょう。
楽天モバイルの回線エリアは嘘?
結論、楽天モバイル公式サイトで公開されている回線エリアは嘘ではありません。
ただし、回線エリア内でも、鉄筋コンクリートでできた建物内にいる場合や地下、トンネル内にいる場合は繋がらない場合があります。
繋がりにくい場合は、本記事で紹介した「楽天モバイルが繋がりやすい場所・繋がりにくい場所」もぜひ参考にしてください。
楽天モバイルの回線エリア外の場合はどうすればいい?
楽天モバイル回線エリア外の場合は、残念ながら接続できません。そのため、エリア内にいくかWiFiを利用するなどの対策が必要になります。
ただし、楽天モバイルの回線エリアは日々拡大されているため、対応していないエリアも今後繋がる可能性は高いです。
また、楽天モバイル以外の通信事業者を検討するというのも一つの方法です。
SIMチェンジ編集部では、回線別おすすめ格安SIMについても詳しく紹介しているため、ぜひチェックしてみてください。
〇回線別おすすめ格安SIM | ||
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ソフトバンク回線 格安SIM | au回線 格安SIM | ドコモ回線 格安SIM |
楽天モバイルの回線確認まとめ
この記事のまとめ
- 楽天モバイルの回線エリアは、公式サイトの「サービスエリアマップ」で確認可能
- 楽天モバイルは「4G LTE」「5G ミリ波」「5G Sub6」の3種類の回線を提供
- 契約前に楽天回線の電波をキャッチできるか確認できる
- 都市部や主要駅周辺、屋外などでは繋がりやすい
- 山間部、郊外、地下やトンネル内では繋がりにくい場合がある
- 楽天モバイルの「プラチナバンド」提供により、建物内や郊外での通信環境は今後改善が期待される
- 繋がりにくい場合は、端末の再起動やOSが最新かどうかの確認などを試す
楽天モバイルを利用する際には、自分の生活圏がサービスエリアに含まれているかを事前に確認することが重要です。また、通信環境が不安定な場合の対処法を知っておくことで、スムーズに利用できます。
都市部では快適に利用できる一方で、郊外や山間部では接続が不安定になる可能性があるため、公式サイトのエリアマップを活用し、自分の行動範囲を確認しておきましょう。
楽天モバイルでは、一部繋がりにくいエリアが現時点ではありますがプラチナバンドの提供開始や回線エリアの拡大が進んでいるため、将来的には改善されより繋がりやすくなることが期待されています。