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au・ドコモ・ソフトバンクの5Gスマホ発売情報|5G対応iPhoneはいつから?

更新日:2020.06.18

各キャリアで5Gがスタートし、それにあわせて5G対応のスマホも発売しています。この記事では、au・ドコモ・ソフトバンクから販売している5Gスマホや今後発売予定の5Gスマホを紹介します。また5G対応iPhoneの噂についても触れます。

「5G」とは携帯電話やスマホなどの移動体通信における「5th Generation(第5世代)」を表しています。現在主流の4G LTEの次世代で、まったく新しい世代になります。

この記事では、5Gになると何が変わるのか、どうすれば利用できるのかを解説し、それに対応したスマホのスペックとおすすめポイントを紹介します。

5Gを使用するには5G対応スマホが必要

移動体通信の世代が変わることは、3Gから4G LTEに変わったときと同じことが起こるということです。前回も端末は「3G対応」「4G LTE対応」で区分され、機種変更するときは必ず確認しました。

なぜなら、「使う電波が変わる」ことが原因です。5Gを利用するには5Gに対応した端末が必要で、それ以外は利用できないのです。ここで「専用」ではなく「対応」としたのには理由があります。

残念ながら5Gのサービスエリアは現在、とても限定的です。そのため、5G専用の端末ではなく、5Gと4G LTEのどちらも利用できる「5G対応端末」を販売しています。

大手3キャリアは今後の発売も含めるとドコモが6種類、auが7種類、ソフトバンクは4種類をラインアップしています。

2020年4月から新たにMVOとなった楽天モバイルは、5Gサービスを2020年6月からの開始としていましたが、新型コロナ感染症拡大の影響により約3ヶ月の延長を発表しました。料金プランなど詳細は公開されていません。

それではさっそく、5G対応スマホを1種類ずつ詳しくみていきましょう。

各キャリアで発売済みの5G対応のスマホ

5Gの本格的普及はむしろこれからだといえます。とはいえ、勢いのあるAndroid端末メーカー各社はそれぞれ1〜2機種の5G端末をサービス開始と同時に発売し、現在キャリア合計6機種がラインアップされています。

ここでは各端末の主要なスペックと、それからわかるおすすめポイントを紹介します。

Galaxy S20 5G


出典:Galaxy

Android端末の中でもとくに端末性能の高さが際立つサムスン電子が、5G端末2機種のうちハイスペックモデルとして発売したのがこのGalaxy S20 5Gです。

対応キャリアドコモ・au
最安価格ドコモ:102,960円
サイズ(高さx幅x厚み)152mm x 69mm x 9.2mm
重量163g
ディスプレイサイズ6.2インチ有機EL
解像度3200 x 1440
CPUSnapdragon 865
RAM/ROM12GB / 128GB
カメラ性能メイン1,200万画素/1,200万画素/6,400万画素
サブ1,000万画素
バッテリー容量4000mAh
ワイヤレス充電対応
生体認証指紋・顔
防水防塵あり
おサイフケータイ機能あり

スマホは一般にスペックが高くなるほど大型化しますが、Galaxy S20 5Gはスペック高めながらスリムな外観というバランスの取れた「ちょうどよい」端末だといえます。

重さに関わるバッテリーも大きめの4,000mAhながら163gという平均的な重量、解像度の高い有機ELなのでディスプレイも見やすく、RAMが大きいので動画再生やゲームなどスムーズな動作が期待できます。

カメラは最大30倍ズームが可能で、動画撮影ではAIを活用した高度な手振れ補正にも対応しており、横幅がスリムなので小さめの手のユーザーにも横向き片手動画撮影がしやすいのも魅力の1つです。

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AQUOS R5G


出典:シャープ

AQUOS R5Gは、高性能ディスプレイで名を馳せたシャープのブランド「AQUOS」の5G対応端末です。

対応キャリアドコモ・au・ソフトバンク
最安価格ドコモ:111,672円
サイズ(高さx幅x厚み)162mm x 75mm x 10.3mm
重量189g
ディスプレイサイズ6.5インチ
解像度3168 x 1440
CPUSnapdragon 865
RAM/ROM12GB / 256GB
カメラ性能メイン1,220万画素/4,800万画素/1,220万画素/ToFカメラ
サブ1,640万画素
バッテリー容量3730mAh
ワイヤレス充電非対応
生体認証指紋・顔
防水防塵あり
おサイフケータイ機能あり

ディスプレイには10億色の表現力を持ち、従来より色鮮やかな映像体験を実現したPro IGZOディスプレイを採用しています。新搭載のRGBセンサーは周囲の明るさに合わせて、バックライトの輝度を見やすく自動調整します。

超高精細8K動画を撮影でき、様々なシーンに対応できる4眼カメラ性能をしっかり支えるのは、5G端末でも最大クラスの12GBのRAMと最大1TBまで拡張できる外部メモリスロットです。

もちろんシリーズ通して対応してきた、防水防塵機能・おサイフケータイ、ワンセグ・フルセグも搭載しています。暮らしの様々なシーンに使える「普段使いの手厚すぎないベストフィット端末」といえます。

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ZTE Axon 10 Pro 5G


出典:ソフトバンク

5G対応端末で最も安く購入できるのが、この「ZTE Axon 10 Pro 5G」です。生産しているZTEコーポレーションは新興著しい中国に本社を置くITメーカーです。

対応キャリアソフトバンク
最安価格ソフトバンク:72,720円
サイズ(高さx幅x厚み)159mm x 73mm x7.9mm
重量176g
ディスプレイサイズ6.4インチ有機EL
解像度2340 x 1080
CPUSnapdragon 865
RAM/ROM6GB / 128GB
カメラ性能メイン4800万画素/2000万画素/800万画素
サブ2000万画素
バッテリー容量4000mAh
ワイヤレス充電非対応
生体認証指紋
防水防塵なし
おサイフケータイ機能なし

安価とはいえ、ZTE Axon 10 Pro 5Gには高いスペックも多くあります。ディスプレイに有機ELを採用し、ハイスペック端末と同じCPUとROM容量、指紋認証搭載、4000mAhのバッテリーなどがそれにあたります。

ただし一方で、防水防塵機能がなく、ディスプレイの解像度はやや低い、RAMが少ないといったところに低価格のしわ寄せが見えます。

ただ、それらが必要なければ自分にぴったりな端末として大きな価値があるでしょう。

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Xperia 1ll


出典:ドコモ

2020年6月18日発売予定のXperia 1ll(エクスペリア・ワン・マークツー)は、Xperia初の5G端末であることに加え、5Gで大きく変わるであろう「エンターテインメント」に力を入れて開発されています。

対応キャリアドコモ・au
最安価格ドコモ:118,052円
サイズ(高さx幅x厚み)166mm x 72mm x 7.9mm
重量181g
ディスプレイサイズ6.5インチ有機EL
解像度3840 x 1644
CPUSnapdragon 865
RAM/ROM8GB / 128GB
カメラ性能メイン1220万画素/1220万画素/1220万画素/ToFカメラ
サブ800万画素
バッテリー容量4000mAh
ワイヤレス充電対応
生体認証指紋
防水防塵あり
おサイフケータイ機能あり

4K対応の6.5インチ有機ELディスプレイは、クリエイターモードで21:9シネマワイドディスプレイが映像を映画館で見ているかのように感じさせます。残像低減技術を搭載し、よりなめらかな再生を可能にしました。

また、音楽ではCDの3〜6倍の情報量を持つハイレゾ音源の再生も可能です。音の劣化が少ないハイレゾワイヤレスに対応し、まるでアーティストと同じ空間にいるかのような立体的な音楽を感じることができます。

21:9のワイドディスプレイはゲームの世界も広く見渡すことができ、5Gの低遅延が生きるタッチレスポンスの改善により各種eスポーツ大会で公式端末に採用されています。

Xperia 1llは、映像・音楽・ゲーム、5Gで大きく変わるだろうエンターテインメントにまつわるスペックをしっかり押さえているのです。

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LG V60 ThinQ 5G


出典:LG

LG V60 ThinQ 5Gの最大の特徴は、増設ディスプレイと一体化したケースと一緒に使うと「2画面ならでは」のマルチタスクが可能なことです。

対応キャリアドコモ・ソフトバンク
最安価格ドコモ:118,008円
サイズ(高さx幅x厚み)本体:170mm x 78mm x 9.2mm ケース付:177mm x 166mm x 15mm
重量本体:218g ケース付:353g
ディスプレイサイズ6.8インチ有機EL
解像度2640 x 1080
CPUSnapdragon 865
RAM/ROM8GB / 128GB
カメラ性能メイン6400万画素/1300万画素/ToFカメラ
サブ1000万画素
バッテリー容量5000mAh
ワイヤレス充電対応
生体認証指紋
防水防塵あり
おサイフケータイ機能なし

たとえばWeb情報を表計算ソフトでまとめるなら、それぞれの画面にアプリを立ち上げ、同時に利用できます。他にも動画を見ながらSNSにコメントする、お店のWeb情報を見ながら地図を見ることもできるのです。

また、ゲームでは一方の画面をコントローラーとして使い、携帯型ゲーム機のようにプレイすることもできます。

ケースは取り外し可能なので、ちょっとした外出なら本体だけを持ち出せば荷物を減らせます。

そのため、バッテリー容量は紹介する中で最大の「5,000mAh」、もちろんカメラも6,400万画素の高解像度のものを搭載し、8Kでの動画撮影も可能です。

LG V60 ThinQ 5Gは、「2画面」であることを最大限生かしながら、求められるスペックの高さもしっかり押さえているのです。

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Galaxy S20+ 5G


出典:ドコモ

サムスン電子はもっともスペックの高い5G端末も発売します。このGalaxy S20+ 5Gは、Galaxy S20 5Gよりさらにパフォーマンスが高く、まさに「隙がない」端末だといえます。

対応キャリアドコモ・au
最安価格ドコモ:109,340円
サイズ(高さx幅x厚み)162mm x 74mm x 9.1mm
重量186g
ディスプレイサイズ6.7インチ有機EL
解像度3200 x 1440
CPUSnapdragon 865
RAM/ROM12GB / 128GB
カメラ性能メイン1200万画素/1200万画素/6400万画素/ToFカメラ
サブ1000万画素
バッテリー容量4500mAh
ワイヤレス充電対応
生体認証指紋・顔
防水防塵あり
おサイフケータイ機能あり

大きな違いは、バッテリー容量とディスプレイサイズです。バッテリーは500mAh大きい4,500mAh、ディスプレイはもはや7インチに近い6.7インチで、しかもベゼルレスで映像に没入しやすくなっています。

カメラ性能は同じく8K動画を撮影できますし、その機能を同じCPUとRAM容量が支えます。5Gの性能を引き出しやすくなったGalaxy S20 5Gをパワーアップした現時点での最高峰端末だといえそうです。

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各キャリアで今後発売予定の5G対応スマホ

各キャリアに参入しているメーカーの中で、5G端末をまだ発売していないメーカーがあります。ここでは現在発売が予定されている5機種を紹介します。

arrows 5G


出典:富士通

富士通が2020年6月下旬以降に発売予定している「arrows 5G」は、本当の心地よさをめざし「あなたに寄り添うスマートフォン」の通りスペックとユーザビリティのバランスの取れた端末です。

発売予定2020年6月下旬以降
対応キャリアドコモ(ドコモ独自モデル)
サイズ(高さx幅x厚み)未定
重量未定
ディスプレイサイズ6.7インチ有機EL
解像度不明
CPUSnapdragon 865
RAM/ROM8GB /128GB
カメラ性能メイン4800万画素/1630万画素/800万画素
サブ3200万画素
バッテリー容量4070mAh
ワイヤレス充電非対応
生体認証指紋
防水防塵あり
おサイフケータイ機能あり

arrows 5Gの魅力は、6.7インチの大型有機ELディスプレイとDolbyAtmosとの合わせ技による迫力ある視聴体験と、どの画面からでも片手でアプリを起動できるなどの手厚いユーザビリティにあります。

SNSなど思い出を鮮明に残すために必要なサブカメラは3200万画素とメインカメラ並、しかもメインカメラと同時に撮影できるなどこれまでの「撮影」の概念が変わりそうです。

普段使いには、指紋認証によるロック解除当時にあらかじめ設定したアプリを起動する独自技術を用い、レジ前でのキャッシュレス決済でももたつく時間が短縮されます。

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OPPO Find X2 Pro


出典:au

OPPOが発売を予定している「OPPO Find X2 Pro」は、端末のカラーによってサイズが異なるという変わり種です。

発売予定2020年7月以降
対応キャリアau(au独自モデル)
サイズ(高さx幅x厚み)165mm x 74mm x (ブラック)8.8mm/(オレンジ)9.5mm予定
重量(ブラック)217g/(オレンジ)200g予定
ディスプレイサイズ6.7インチ
解像度3168 x 1440
CPUSnapdragon 865
RAM/ROM12GB / 512GB
カメラ性能メイン4,800万画素/4,800万画素/1,300万画素
サブ3,200万画素
バッテリー容量4260mAh予定
ワイヤレス充電非対応
生体認証指紋・顔
防水防塵あり
おサイフケータイ機能なし

本格的なハイスペック端末でもあり、とくにディスプレイの大きさと解像度、バッテリー容量、RAM容量には、写真撮影や動画視聴、普段使いをしっかりカバーしてくれそうです。

ディスプレイをタッチして実際に反応が返ってくるまでの遅延を表す「タッチサンプルレート」は最大240Hzと非常に高く、5Gの低遅延とも相まってオンラインゲームでもその優位性を実感できるでしょう。

カメラはズームもワイドも思いのままで、シャッターチャンスを逃さず夜のような低照度環境でも瞬時にピントを合わせることができます。さらに光学式と電子式で手ブレを抑え、広角でも揺れのない撮影が可能です。

しかもCPUはハイスペック端末と同じSnapdragon 865で、RAMも12GBと最大クラスです。欲しい機能を思いのままに利用できる端末です。

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ZTE a1


出典:au

ZTE a1はauとZTEコーポレーションが独自に開発した5G対応端末です。

発売予定2020年7月以降
対応キャリアau(au独自モデル)
サイズ(高さx幅x厚み)164mm x 77mm x 9.0mm予定
重量185g予定
ディスプレイサイズ6.5インチ
解像度2340 x 1080
CPUSnapdragon 765
RAM/ROM6GB / 128GB
カメラ性能メイン4,800万画素/800万画素/200万画素/ToFカメラ
サブ3,200万画素
バッテリー容量4000mAh予定
ワイヤレス充電非対応
生体認証指紋
防水防塵なし
おサイフケータイ機能なし

5G端末ラインアップの中ではミドルスペックに含まれますが、4,000mAhのバッテリー容量と4,800万画素のメインカメラ、3,200万画素のサブカメラと考えると、要所にハイスペックがみられます。

一方、CPUがSnapdragon 765でRAMが6GBと性能はやや低く、防水防塵機能・おサイフケータイ機能がないことから考えると、重要な部分は押さえながらお得に変えるモデルであるといえそうです。

それでも6.5インチの大きめなディスプレイを備えているので、見やすく使いやすい端末となるでしょう。あまりハイスペックを求めない、普段使いを押さえたいユーザー向けだといえます。

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OPPO Reno3 5G


出典:ソフトバンク

OPPO Reno3 5Gは、ラインアップの中でミドルスペック端末に含まれます。ハイスペックではないものの、その分使いやすい端末を求めているユーザーにおすすめです。

発売予定2020年7月下旬
対応キャリアソフトバンク
サイズ(高さx幅x厚み)159mm x 72mm x 7.7mm
重量171g
ディスプレイサイズ6.55インチ有機EL
解像度2400 x 1080
CPUSnapdragon 765G
RAM/ROM8GB / 128GB
カメラ性能メイン4800万画素/1300万画素/800万画素/200万画素
サブ3200万画素
バッテリー容量4025mAh
ワイヤレス充電不明
生体認証なし
防水防塵なし
おサイフケータイ機能あり

CPUがSnapdragon 765G、RAMが8GBとやや低いスペックですが、その代わり6.55インチ有機ELと大きなディスプレイの割に171gと軽く持ち運びやすいメリットがあります。

バッテリー容量も大きめの4,025mAhでカメラもサプで3,200万画素と、写真や動画視聴をよく使うユーザーには「押さえたいスペックはしっかり備えている」端末だといえます。

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auのMi 10 Lite 5Gは詳細情報が未公開


出典:au

Mi 10 Lite 5Gは、今回国内通信事業者への初参入となる「Xiaomi(シャオミ)」が開発した端末です。

発売予定2020年7月以降
対応キャリアau(au独自モデル)
サイズ(高さx幅x厚み)未公開
重量未公開
ディスプレイサイズ未公開
解像度未公開
CPU未公開
RAM/ROM未公開
カメラ性能未公開
バッテリー容量未公開
ワイヤレス充電未公開
生体認証未公開
防水防塵未公開
おサイフケータイ機能未公開

発売予定とされているものの、Mi 10 Lite 5Gについての詳細情報は公開されていません。初参入なのでどのようなスペックを持つのか、今後の発表に注目したいところです。

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5G対応のiPhoneの発売について

最新となるiPhoneSE(第2世代)を含め、5Gに対応したiPhoneは発売されていません。

開発元であるAppleは、毎年メインとなる新型iPhoneは9月に発表・発売開始してきました。そのため、2020年も9月に発表されると予想されていますが、新型コロナウイルスの影響で延期される可能性があります。

状況によっては2021年に持ち越されることも考えられます。現在の5G普及状況や2021年までの見通しを考慮すれば、それでもまだ5Gが主流になる前です。

iPhone11につぐ正規のナンバリングシリーズなので、5G対応はもちろんですがUSB TYPE-C端子の採用やApple Pencil対応など様々な憶測が飛び交っています。

いずれにせよiPhoneは、きっとユーザーの求めているスペック・価格を最大限考慮した魅力的な端末を発売してくれるでしょう。

大手キャリアの5Gプランの利用料金

現在サービス提供中の5Gプランは、各大手キャリアが大きく分けて2種類設けています。それは大容量データ通信ができる「大容量プラン」と、データ通信量が少ないユーザー向けの「従量型プラン」です。

ドコモの5Gプラン

ドコモは、大容量プランを「5Gギガホ」、従量型プランを「5Gギガライト」として提供しています。

プラン名(プラン内のステップ名)利用できるデータ量上限月額料金
5Gギガホ100GB(キャンペーンで無制限)7,480円
5Gギガライト(ステップ1)1GB2,980円
5Gギガライト(ステップ2)3GB3,980円
5Gギガライト(ステップ3)5GB4,980円
5Gギガライト(ステップ4)7GB5,980円

5Gギガライトは、利用データ量によって自動的に月額料金がアップしていく仕組みになっており、7GBを超えると通信速度が制限されます。

【ドコモ】5Gプランのキャンペーン

ドコモでは大容量プラン5Gギガホでの利用データ量の上限が「無制限」となるキャンペーンを開催しています。さらに2020年8月までに5Gの利用を申し込むと通常1,000円かかる5G基本料が2年間無料になります。

これは5Gエリアがかなり限定的であることによる5G普及促進の一環と考えられますが、試しに2年間使ってみたい、または普段からデータ利用量の多いユーザーは非常にお得です。

このキャンペーンは現在のところ「終了日未定」とされています。早々と終了する可能性もありますから、いずれ利用したいと考えているユーザーはぜひ利用を検討しましょう。

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auの5Gプラン

auの5Gプランは、大容量プランが3つ、従量型プランが1つとなっています。

プラン名利用データ量月額料金
データMAX 5G ALL STAR パック2GB9,670円
データMAX 5G ALL STAR パック2GB超80GB11,150円
データMAX 5G Netflix パック2GB8,170円
データMAX 5G Netflix パック2GB超60GB9,650円
データMAX 5G2GB7,170円
データMAX 5G2GB超30GB8,650円
ピタットプラン5G1GB4,150円
ピタットプラン5G4GB5,650円
ピタットプラン5G7GB7,150円

auの大容量プランには、当月のデータ利用量が2GB以下なら自動的に1,480円割引される仕組みがあるため、表の通り各大容量プランの料金を「2GBまで」と「2GB超」に分けて表示しました。

【au】5Gプランのキャンペーン

auでも2020年8月31日までに5G利用を申し込めば、2年間5G基本料1,000円が無料になるキャンペーンを開催しています。

またスマホ以外の指定インターネット回線との同時契約で適用される「auスマートバリュー」で家族全員のauスマホ料金が1,000円、家族2人以上の契約で500円〜2,020円が毎月割引されます。

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ソフトバンクの5Gプラン

ソフトバンクは大容量プラン「メリハリプラン」と従量型プラン「ミニフィットプラン」に加え、ガラケーからスマホに変えるユーザー向けの少データ量プラン「スマホデビュープラン」があります。

プラン名データ量上限月額料金
メリハリプラン(5G)2GB6,980円
メリハリプラン(5G)2GB超50GBまで8,480円
ミニフィットプラン(5G)1GB4,980円
ミニフィットプラン(5G)2GB6,980円
ミニフィットプラン(5G)5GB8,480円
スマホデビュープラン(5G)1GB3,480円

ソフトバンクのメリハリプランにも、大容量プランにもかかわらず月のデータ利用量が2GB以下の場合は自動的に1,500円割引される仕組みがあります。

よく見るとわかる通り、データ量2GBならメリハリプランとミニフィットプランが同額になります。さらに5GBを超えるとミニフィットプランは速度が制限され、メリハリプランの方が便利ということになります。

【ソフトバンク】5Gプランのキャンペーン

ソフトバンクでも、2020年8月31日までに5Gの利用を申し込むと、通常1,000円の5G基本料が2年間無料になるキャンペーンが開催されています。

この他、5Gでもいわゆるセット割となる「おうち割光セット」適用で1,000円、ソフトバンクスマホを家族と利用すると人数によって最大2,000円が毎月割引されます。

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5Gのメリット・デメリット

最後に、5Gの利用普及でどのようなメリットがあるのか、また4G LTEと比較した場合の5Gのデメリットについて振り返ってみましょう。

5Gのメリット

5Gのメリットは、高速大容量通信と低遅延、多数同時接続とされています。

快適な通信が実現できる

5Gの理論上の速度の最大値は、4G LTEの最大値の約20倍とされています。つまり同じデータ量でもより短い時間で送受信できるということであり、速度が追いつかずフリーズすることもかなり少なくなるでしょう。

わかりやすい例でいうと、動画再生でも画質の細かい精密な動画は時間あたりの受信データ量が多いのですが、これが「4K」「8K」レベルになると4G LTEでは数秒に一度の割合で動画再生が止まってしまいます。

5Gは約20倍の速度なので、再生が止まることはほとんどありません。今までより精密でキレイな動画が滑らかに視聴できるようになるでしょう。

通信にかかるコストが削減できる

通信がより高速で大容量化すると、これまで起こっていた通信の混雑による遅延やトラブルは少なくなります。また、エリアの1平方kmあたりの回線収容数が10倍になり、効率的に通信ができるようになります。

すると中継装置など設置コストだけでなく障害に備えるコストも、ひいては回線あたりの通信コストも抑えられるでしょう。

IoTで活用されていく

5Gではデータの送信から伝送、相手に到着して処理、伝送、こちらで受信といった通信にかかる時間「遅延時間」は4G LTEに比べ約10分の1になるといわれています。

そうなると10分の1秒未満での反応が求められる、自動車の自動運転や遠隔地でロボットを使ったオンライン手術が、有線ではなく5Gで可能になってきます。

さらに単位面積あたりの回線収容数が10倍になれば、最近増えている「WiFi対応家電」も利用しやすくなります。真夏の仕事帰りにエアコンを作動しておいたり、炊飯器のスイッチを入れることも可能になるのです。

5Gのデメリット

5Gのデメリットは主に、セキュリティ安全面とその普及スピードにあるといえます。

サイバー攻撃を受ける可能性が増える

5Gに接続する機器が増えれば、それだけインターネットを通じたウイルス感染やハッキングなどのサイバー攻撃のターゲットになる確率は上がります。

現実として、情報通信研究機構(NICT)の調査では、2018年に観測した約2,121億パケットの約半数がWebカメラやホームルーターなどのIoT機器を狙った攻撃だったと報告されています。

便利になればなるほど、その通信を守る責任や義務は大きくなり、5Gの普及はそれを大きく加速するといえます。

5Gの普及には時間がかかる

これほどメリットがある5Gであるからこそ、それにかかる設備や機器、ネットワークそのものをもすべて変えてしまう必要があります。

それには手間もかかりますが、なによりコストがかかります。

現在の5Gサービスエリアは非常に限定的で、これが現状の4G LTEと同程度までになるには最低でも2年はかかるといわれています。

今後も5G対応スマホに注目していこう

大手キャリアの5G対応スマホについて、その詳細とおすすめポイントを紹介してきました。どれも魅力があり、自分に合った端末を選ぶのがベストなのですが、残念ながら全国的な普及には時間がかかりそうです。

しかし、多くのメリットがあり、通信手段としてはもちろんむしろその他の用途について5Gは大いに期待されているため、今の4G LTEほど普及するのは時間の問題でしょう。

それまでの間により高機能な、今は考えもしないような端末が出る可能性もあるということです。今後も、5G対応スマホラインアップに注目していきましょう。

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