トーンモバイルの機種変更の方法と手数料・注意点を解説|iPhoneは使える?

全国にTSUTAYAを展開するCCCが提供するトーンモバイルは、格安ながら本格的な端末とデータ通信量無制限プランで、今も多くのユーザーが利用しています。ここではそんなトーンモバイルでの機種変更の方法や手順について解説します。
この記事の目次
提供する端末は専用端末の1種類だけ、しかも利用できる料金プランもデータ利用量無制限プランが1つだけと、トーンモバイルは他の通信会社にはないシンプルさと格安料金で人気があります。
この記事では、そんなトーンモバイルの機種変更を解説します。オリジナルの専用端末への機種変更からデータ移行の方法まで、詳しく紹介します。
トーンモバイルの機種変更は2通り
TONEモバイルでの機種変更には、店舗から申し込む方法とネットからの2つの方法があります。
どちらでも機種変更はできるのですが、それにかかる手間には大きな違いがあります。
店舗で機種変更するメリットとデメリット
店舗での機種変更では、専門のスタッフと自由に話せることが大きなメリットです。トーンモバイルはシンプルなサービス内容ですが、それでも不安に思うことがないわけではありません。
ほかにも、カタログやWebサイトの情報だけでは決して得られない、端末を実際に操作してみたり手に取ってみたりもできます。在庫があれば契約後、すぐに使い始められる利点もあります。
デメリットは、店舗には営業時間が限られていることが挙げられます。貴重な休日のひとときを使わなくてはなりませんし、来店しても長い待ち時間がかかることもあります。
また、機種変更を取り扱う店舗はTSUTAYAでもごく一部に限られており、なかには受け付け不可の曜日を設けている店舗もあります。
ネットで機種変更するメリットとデメリット
ネットでの機種変更は、時間の制限がほとんどありません。公式Webサイトから24時間申込可能で、手続きも早ければ10分ほどで完了できます。
ただ、ネットでの機種変更は手続き方法や端末の設定などについてある程度理解できるユーザーである必要があります。
ネットのほうが確かに便利で時間を節約できますが、あまり詳しくないユーザーであれば、専門スタッフから説明を受けたりこちらから質問したりしながらサービス全般に納得して契約したほうが安心でしょう。
トーンモバイルで機種変更できる端末
2020年4月現在、トーンモバイル が販売している端末は「TONE e20」のみで、リーズナブルな価格ながらなかなかの高性能です。
もちろんその他の端末への機種変更もできますが、トーンモバイルが動作を保証しているのはこのTONE e20と一部のiPhoneだけ、Android端末は利用できたとしてもおすすめはできません。
TONE e20
出典:トーンモバイル
トーンモバイルはサービス開始当初から端末代金の安さが大きな魅力でしたが、それに似合わないほど性能・機能が充実していることでも有名です。
TONE e20はm14から数えて4代目にあたる最新端末で、高い性能を持っています。
サイズ | 縦159mm x 横76.5mm x 厚み8.2mm |
---|---|
重さ | 175g |
RAM | 4GB |
ROM | 64GB 対応のSDカードをセットすれば最大320GBまで増設可能 |
ディスプレイサイズ | 約6.26インチ(1520×720ドット) |
CPU | Mediatek Helio P22 (MT6762WB) Octa-Core |
アウトカメラ | 1200万画素+1300万画素+200万画素のトリプルカメラ |
インカメラ | 800万画素 |
充電容量 | 3900mAh |
SIMカードタイプ | nanoSIM(参考:iPhone 5s以降と同じ) |
WiFi接続規格 | 802.11 b/g/n(2.4GHz) |
生体認証 | 指紋・顔 |
セット内容 | TONE e20本体・ACアダプタ・microUSBケーブル・置くだけサポート |
先代にあたるTONE e19と比べると、次のような性能が向上しています。
- ディスプレイサイズ:5.93インチから6.26インチにアップ
- ROM(メインメモリ):32GBから64GBにアップ
- カメラ:デュアルカメラからトリプルカメラに進化
さらにうれしい機能として、TONE e19から搭載された「AIによる見守り機能」が挙げられます。この機能は、カメラの自撮り機能を監視し、裸など不適切な写真撮影を検知・規制して保護者の端末に通知します。
ネット被害が心配な現代社会で、子どもが使いたがるスマホは保護者の悩みの種です。しかしこの機能があれば知らずに操作しても自動で規制してくれるので安心して利用できるでしょう。


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TONE SIM for iPhone でiPhoneも使える
トーンモバイルではiPhoneは販売していませんが、iPhoneで使えるSIMカードを契約することはできます。対応しているiPhoneは次の通りです。
SIMフリー版・ドコモ版 | au版・ソフトバンク版 | |
---|---|---|
iPhone 5s | 利用可 | 利用不可 |
iPhone 6・iPhone 6Plus | 利用可 | 利用不可 |
iPhone 6s・iPhone 6sPlus以降 | 利用可 | SIMロック解除後に利用可 |
原則として、nanoSIMを使うiPhone 5s以降のSIMフリー版・ドコモ版ならそのまま利用できますが、それ以前のシリーズには対応しておらず利用できません。
また、SIMロック解除できるようになったiPhone 6s・iPhone 6sPlusシリーズ以降はau版・ソフトバンク版でもSIMロックを解除すれば利用できます。
iPhoneは子どもにも人気があります。iPhoneでトーンモバイルのAI見守り機能が使えるなら、子どもも保護者も安心できるでしょう。
機種変更できるiPhoneは、新品でSIMフリー版ならアップル公式Webサイトから、中古ならリサイクルショップやオークション・フリマなどで手に入ります。その際はSIMロックの有無を必ずチェックしましょう。
トーンスマホ以外の端末でも機種変更できる?
トーンモバイルでは、トーンスマホ以外のAndroid端末への機種変更動作保証をしていないので自己責任で利用することになります。
さらにiPhoneも含めトーンスマホ以外の端末での利用はサポートの対象外とされ、破損や水没に対しての保証もありません。不具合で問い合わせても充分なサポートを受けられない可能性もあり、不安が残ります。
これからも長くトーンモバイルを利用するのなら、安心して使えるのはやはりトーンスマホです。リーズナブルな価格で高性能ですし、すべてのサポートが何回でも無料なので気軽に尋ねることができます。
トーンモバイルの機種変更キャンペーン
2020年2月20日からトーンモバイルで最新機種TONE e20に機種変更すると、様々な特典が得られるキャンペーンを開催しています。
対象は、トーンモバイルまたはフリーピットモバイルで契約した端末をTONEe20に機種変更するユーザーで、店舗・ネットどちらからの申し込みでも適用されます。得られる特典は3つです。
- 基本プラン月額料金が6ヶ月間半額:月額料金1,100円(税込)が6ヶ月間550円(税込)に
- 安心オプションが最大3ヶ月無料:月額550円(税込)が3ヶ月間無料に
- 保護ケースプレゼント:傷や衝撃から守ってくれる保護ケースを全員にプレゼント
ただし、2.の安心オプションについては1つだけ注意があります。機種変更の際、通常なら安心オプションに加入するかどうかを選べますが、キャンペーンではすべて加入することになります。
3ヶ月間は無料なので気づかないかもしれませんが、このまま何もしなければ4ヶ月目から550円(税込)追加で請求されます。不要なユーザーは、それまでに自分で安心オプションを解約してください。
トーンモバイルの機種変更方法
新品のトーンスマホに機種変更する場合と、iPhoneに機種変更する場合の2つの方法があります。ここでは便利なネットでの方法を見てみましょう。
トーンモバイル端末に機種変更する場合
- 公式Webサイトの右上にある「Webの申し込みはこちら」ボタンをクリック
- 「機種変更のお申し込み」をクリック
- MY TONEにサインインして手続きを進める
機種変更するということは、今すでにトーンモバイル ユーザーであるはずです。サインインにはそのIDとパスワードを使います。
申し込みを完了したら数日後、端末が届きます。端末はすでに初期設定済みなので、電源を入れればすぐに利用できます。
iPhoneに機種変更する場合
iPhoneに機種変更するときは、まず動作確認されているかどうかを確認しましょう。
- 公式Webサイトから「TONE SIM」の「トーンモバイルオリジナル機種からの変更」をクリック
- プラン変更フォームにアクセスしサインインする
- 変更する契約を選択する変更後のプランを選択し、申し込み内容を確認後申し込みを完了する
- 数日後SIMカードが届くので、それをiPhoneにセットする
- 専用アプリ「TONE SIM」をインストールする
- トーンモバイルのIDとパスワードを入力する
- アプリの「設定アプリへ」をタップしプロファイルをインストールする
- インストール後TONE SIMアプリに戻り「許可」をタップし画面に従って設定を進める
専用アプリ「TONE SIM」をインストールするにはWiFiなどのネット環境が必要です。ネット環境のある場所で設定しましょう。

トーンモバイルの機種変更にかかる費用
機種変更にかかる費用は、機種変更する端末がトーンスマホかどうかで違います。
トーンスマホに機種変更する場合 | TONE SIMの場合 | |
---|---|---|
機種変更手数料 | 2,200円(税込) | – |
SIM交換手数料 | 550円(税込)(1年間に1回まで無料) | 3,300円(税込) |
SIM再発行手数料 | 1,650円(税込) | 3,300円(税込) |
トーンスマホの場合、機種変更手数料は2,200円(税込)です。TONE SIMの場合はSIMカードの再発行にかかる手数料が機種変更手数料と考えるとわかりやすいかもしれません。
いずれにしても、トーンスマホの方が非常にお得なことは明らかです。やはりコストを考えると、トーンモバイルではトーンスマホを利用した方がメリットは大きいといえます。
またトーンモバイルでは契約期間も定められています。最低利用期間は24ヶ月とされ、その間に解約すると9,800円(不課税)の違約金が発生します。
トーンモバイル機種変更後のデータ移行手順
トーンスマホ同士であれば、データ移行する方法は2つあります。
Googleアカウントを使う
Android端末に登録されているデータには、スマホだけに登録されているものとGoogleアカウントに登録されているものがあります。
何もしないまま機種変更すると、Googleアカウントに登録されているデータは移行できますが、そうでないデータは移行できません。そのためにはまず旧端末で次のような同期設定を行います。
- 「設定」を開き、「アカウント」次に「グーグル」とタップします
- 「アカウントの同期」をタップして、同期できるGoogleのサービスを選ぶ
- 画面右上をタップして「今すぐ同期」をタップする
すると選んだサービスすべての同期が始まります。この後、新端末にGoogleアカウントを登録してデータを読み込めばデータ移行は完了します。
SDカードを使う
旧端末で移行したいデータをすべてSDカードに保存し、新端末にSDカードをセットしてデータを読み込みます。とくに連絡先はまとめてバックアップできるので非常にかんたんです。
- 旧端末にSDカードをセットする
- 連絡先アプリを開いて右上のメニューを開き「インポート/エクスポート」をタップ
- 「SDカードにエクスポート」をタップし、移行したい連絡先を選んで移行する
- 旧端末から新端末にSDカードをセットしなおす
- 連絡先アプリを開いて右上のメニューを開き「インポート/エクスポート」をタップ
- 「SDカードへバックアップ/復元」をタップし「復元」をタップ
- 復元データで「連絡先」を選び、次に「上書き」をタップして復元が開始
これはデータ移行だけでなく、万が一の紛失や全損にも役立つ方法です。定期的にバックアップを取り、SDカードを別に保管しておくとよいでしょう。
トーンモバイルで機種変更する際の注意点
機種変更の際、特に注意すべき点を2つ解説します。
Webでの機種変更はクレジットカード払いのみ
トーンモバイルでは店舗での申し込みに限り、料金を口座振替で支払うことができます。しかし、Webで機種変更するときは料金を含め支払い方法はすべてクレジットカードに変更することになります。
どうしても口座振替を続ける場合は、トーンモバイルを取り扱うTSUTAYAやカメラのキタムラの店舗で申し込む必要があります。ただし、それらの店舗の中でも手続きできる店舗とそうでない店舗があります。
手続きする場合は、あらかじめ電話や公式Webサイトなどで確認しましょう。
旧端末からのデータ移行は自己責任
トーンモバイルでは機種変更した後、旧端末から新端末への連絡先や写真などのデータの移行はすべてユーザーの責任で行うこととされています。
Googleアカウントを利用すればある程度の環境は引き継ぎできますが、すべてとなると一旦SDカードに保存して新端末にセットして読み込むといった操作が必要です。
また、手元に残った旧端末を友だちに譲ったりリサイクルショップなどで買い取ってもらう場合は、端末を初期化して記録されている個人情報をすべて消去してからにしましょう。
トーンモバイルは専用端末への乗り換えがおすすめ
トーンモバイルは、今ある中でもめずらしい「オリジナルの専用端末しか取り扱わない」通信会社です。この専用端末「TONE e20」は性能が高く、使いやすいと非常に人気があります。
しかもこの端末限定の補償サービスやキャンペーンがあるなどメリットも大きく、SIMカードだけを申し込むTONE SIMもありますが、機種変更するなら専用端末がおすすめです。
ただ、やはり利用するユーザーが使いやすいものを選ぶのがベストです。使い心地やデータ移行の方法、端末代金やその他のコストもしっかり比較し、自分に合った端末へ機種変更しましょう。