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速度制限時でも1Mbps使える格安SIMを徹底比較!低速モードは?

更新日:2025.02.22

格安SIMの速度制限時の速度はブランドによって異なります。この記事では、速度制限時に何ができるのかを詳しく解説。さらに、データ通信の使用量を節約できる低速モードについても解説します。格安SIMの速度制限が気になっている人はぜひご覧ください。

この記事の目次

格安SIMでは、契約した高速データ通信の容量を使い切ると速度制限がかかります。

しかし、普段スマホを使う中で、メールやLINEのテキストメッセージのやり取りなど、必ずしも高速な通信が必要ない場面もあるでしょう。

そのような場合には、低速モードを利用すると便利です。低速モードとは、意図的に通信速度を落とすことで、高速データ通信の使用量を節約する機能のことです。

この記事では、格安SIMの速度制限と低速モードについて詳しく解説。さらに、速度制限時に何ができるのかや、低速モードを利用できるおすすめの格安SIMについても紹介します。

格安SIMの速度制限について詳しく知りたい方は、ぜひご覧ください。

記事のかんたんまとめ

  • 格安SIMは契約した高速データ通信の容量を使い切ると速度制限がかかる
  • 低速モードを使うと高速データ通信の使用量を節約できる
  • 低速モード時の通信速度は格安SIMブランドによって異なる
  • バースト転送機能があると低速モードでも快適に使える
  • 低速モードへの切り替えはマイページやアプリから可能
  • 低速モードでも一定量使うと通信制限がかかるブランドもある

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格安SIMの速度制限とは?

格安SIMでは、通信速度に制限がかかることがあります。格安SIMの速度制限とはどのようなものか、次の2つの項目に沿って解説します。

  • 速度制限による影響
  • 速度制限と低速モードの違いは?

1.速度制限による影響

速度制限とは、言葉の通り、通信速度に制限がかかることです。通常、モバイルデータ通信を使用する際には「高速データ通信」の使用量を選び、契約して利用します。

契約した高速データ通信の容量を使い切ると、通常のモバイルデータ通信時より遅い速度でしか通信ができなくなります。これが、速度制限です。

速度制限がかかると、データの送信や受信に時間がかかるようになります。

太いパイプを使ってデータを送受信していたのが、細いホースを使ってデータを送受信しなければいけないような状態になったとイメージしてもらえるとわかりやすいかもしれません。

特に、動画やビデオ通話などは大きなデータを送受信するため、速度制限がかかると使いにくくなる場合が多いでしょう。

また、画像の読み込みにも時間がかかるようになる場合があります。

速度制限がかかると、同じ通信をするのにも普段と比較して大幅に時間がかかると考えてください。

2.速度制限と低速モードの違いは?

速度制限と混同されやすいものとして「低速モード」があります。速度制限とは、次のようなものです。

  • 高速データ通信の容量を使い切った場合に発生する
  • 次の月がくるか追加のデータ通信容量を購入するまで解除されない

一方、低速モードとは次のようなものです。

  • 任意のタイミングで低速モードに切り替え可能
  • 低速モード中は高速データ通信の容量を利用しない
  • 低速モードをオフにすれば再度高速データ通信を利用できる

つまり、速度制限は一定の高速データ通信容量を使い切ってしまった場合のペナルティ的なものです。

それに対して低速モードは、高速なデータ通信が必要ない場合にあえて通信速度の遅いモードに切り替えることで、高速データ通信の容量を節約できる機能です。

低速モードを上手に活用すれば、格安SIMをさらにお得に活用できる可能性があります。

【速度別】格安SIMの速度制限・低速モード時にできること

格安SIMの速度制限や低速モードの際の速度は、ブランドによって異なります。それぞれの速度でどんなことができるのか、詳しく解説します。

  • 128kbps:テキスト通信は可能
  • 200kbps:音声通話や音楽ストリーミングを使用可能
  • 300kbps:低画質なら動画を閲覧可能
  • 1Mbps:標準画質の動画を閲覧可能

1.128kbps:テキスト通信は可能

通信速度が128kbpsの場合、テキスト通信は可能です。例えば、LINEやメールでメッセージを送るだけであれば、それほど不便を感じずに使えるでしょう。

速度制限や低速モード時に128kbpsの速度になるブランドには、次のようなものがあります。

  • povo
  • ドコモ(ギガホ以外のプラン)
  • ソフトバンク
  • au

上記のブランドを使用する際には、速度制限がかかるとテキストを送受信する以外の作業は難しいと考えておいた方がよいでしょう。

2.200kbps:音声通話や音楽ストリーミングを使用可能

通信速度が200kbpsの場合、音声通話や音楽ストリーミングも使用できるようになります。

例えばLINEのように、モバイルデータ通信の回線を利用する通話アプリを利用する場合、200kbps程度の速度が出れば問題ないでしょう。

速度制限や低速モード時に200kbpsの速度になる回線には、次のようなものがあります。

  • LIBMO
  • HISモバイル
  • mineo

音声通話や音楽ストリーミングを使用することが多い人は、通信速度制限がかかったときでも最大200kbpsの速度が出るブランドを選んでおくと安心です。

3.300kbps:低画質なら動画を閲覧可能

300kbpsの速度では、低画質なものであれば動画を閲覧可能です。

画質にこだわらず、情報収集などのための動画閲覧であれば、300kbps程度の速度が出れば問題なく利用できる可能性があります。

速度制限や低速モード時に300kbpsになる格安SIMには、次のようなものがあります。

  • LINEMO(ベストプラン)
  • ワイモバイル(シンプル2 S)
  • UQモバイル(ミニミニプラン など)

高画質な動画は必要ないけれど、画像が多いWebサイトを利用することが多い人の場合には、速度制限時に300kbps程度の速度が出るブランドを選ぶのがおすすめです。

4.1Mbps:標準画質の動画を閲覧可能

1Mbpsの速度が出ると、標準画質の動画も閲覧可能です。

ビデオ通話の場合、カクつきが出たり複数人での通話になると画面が見えなくなったりしてしまう可能性がありますが、ある程度は利用できます。

速度制限や低速モード時に1Mbpsになる格安SIMには、次のようなものがあります。

  • UQモバイル(トクトクプラン など)
  • LINEMO(ベストプランV)
  • ahamo
  • ワイモバイル(シンプル2 M/L)

普段の生活で動画を見る機会が多い人や、ビデオ通話の必要性が高い人の場合、速度制限後にも最大1Mbpsの速度で通信できるブランドを選んでおくとよいでしょう。

速度制限時でも最大1Mbpsの格安SIMおすすめ5選

速度制限時でも最大1Mbpsの速度で通信できる格安SIMのプランには、次のようなものがあります。

データ容量料金(税込)
ahamo30GB〜2,970円
LINEMO30GB2,970円
ワイモバイル30GB〜2,178円〜
※割引適用後
UQモバイル1GB〜990円〜
※割引適用後
NUROモバイル20GB〜2,699円
J:COM MOBILE10GB〜2,178円
LinksMate20GB〜2,618円〜

速度制限時でも最大1Mbpsの通信ができる格安SIMの中から、おすすめを5つピックアップしました。速度制限時でもある程度快適に使いたい人は、ぜひ参考にしてください。

1.ahamo

2.ahamo出典:ahamo

ahamoは、月額2,970円(税込)で30GBのデータ通信を利用できるブランドです。

さらに、大盛りオプションを利用すれば、月額4,950円(税込)で110GBの高速データ通信を利用できます。

ahamoの料金プランは、次の通りです。

料金プラン容量料金
(税込)
基本プラン30GB2,970円
基本プラン+
大盛りオプション
110GB4,950円

ドコモの格安料金プランであるため、ドコモの回線を利用できるのもメリットといえるでしょう。

格安SIMで大容量の高速データ通信を利用したい人には非常におすすめのブランドです。

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2.LINEMO

LINEMO出典:LINEMO

LINEMOは、ソフトバンク回線を利用できる格安SIMブランドです。ベストプランVを契約している場合、速度制限時も通信速度が1Mbpsで利用できます。

LINEMOの料金プランは、次の通りです。

(税込)LINEMO
ベストプラン
(従量制)
LINEMO
ベストプランV
データ容量3GBまで10GBまで30GB
月額料金990円2,090円2,970円
制限時速度10GB超~15GB→300kbps
15GB超→128kbps
30GB超~45GB
→1Mbps
45GB超→128kbps
※【LINEMOベストプランV】注意事項

※5分超過の国内通話料は従量制、一部対象外の通話あり
※時間帯により速度制御の場合あり
※オンライン専用
※表記は基本料金

LINEMOの最大の特徴は、LINEをギガフリーで利用できることです。

メッセージやスタンプの送受信だけでなく、音声通話やビデオ通話もギガフリーで利用できます。

速度制限がかかった場合でも、LINEは高速データ通信を利用して通信できます。

普段の通信手段としてLINEを利用している、LINEの利用頻度が高いという人には非常におすすめのブランドです。

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3.ワイモバイル

ワイモバイル出典:ワイモバイル

ワイモバイルは、家族で利用した場合に特にお得になる格安SIMブランドです。

親子割や家族割引などの制度が用意されているほか、自宅でソフトバンクAirなどの光回線を利用しているとスマホの料金が割引となります。

ワイモバイルの料金プランは、次の通りです。

(税込)基本料金
(割引前)
おうち割適用時
家族割引適用時
シンプル2 S
(4GB)
2,365円1,078円
1,078円
シンプル2 M
(30GB)
4,015円2,178円
2,728円
シンプル2 L
(35GB)
5,115円3,278円
3,828円

※割引適用後の料金はPayPayカード割(187円/月割引)適用時の料金記載
※おうち割と家族割引の併用は不可
※おうち割は対象サービス1契約につき、最大10回線まで適用
※家族割引は2回線目以降から最大9回線まで適用

速度制限時でも最大1Mbpsで利用できるのは、MまたはLのプランを利用している場合です。

家族で使える格安SIMブランドを探している人は、ワイモバイルを検討してみてください。

【ワイモバイル】詳細はこちら

4.UQモバイル

uq mobile出典:UQモバイル

UQモバイルは、高速データ通信の使用量が少なかった月は自動的に料金が安くなる「トクトクプラン」が魅力の格安SIMです。

UQモバイルの料金プランは、次の通りです。

(税込)基本料金
(割引前)
自宅セット割適用時
家族セット割適用時
コミコミプラン+
33GB
(+10分以内の通話無料)
3,278円適用不可
トクトクプラン
1~15GB
(従量制)
1GBまで
2,277円
990円
1,540円
15GBまで
3,465円
2,178円
2,728円
ミニミニプラン
4GB
2,365円1,078円
1,628円

※割引適用後の料金はau Pay カードお支払い割(187円/月割引)適用時の料金記載
※自宅セット割と家族セット割の併用は不可
※自宅セット割は対象サービス1契約につき、UQモバイル回線合計10回線まで適用
※家族セット割は2回線目以降から最大9回線まで適用

コミコミプラン+ではデータの繰り越しもできるため、自分の使い方にあったプランを選びやすいブランドだといえるでしょう。

速度制限後も最大1Mbpsの通信速度で利用できるのは、コミコミプラン+とトクトクプランの2種類です。

毎月のデータ使用量に差が出やすい人におすすめのブランドです。

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5.NUROモバイル

nuroモバイル出典:nuroモバイル

NUROモバイルは、データ繰り越しやパケットギフトのサービスを利用できる格安SIMブランドです。

NEOプランを契約した場合、速度制限後も最大1Mbpsで通信を利用できます。

NUROモバイルの料金プランは、次の通りです。

(税込) 音声通話
付きSIM
データ+SMS
※ドコモ・au回線
のみ
データ専用
NEOプラン20GB 2,699円 - -
NEOプラン40GB 3,980円 - -
VSプラン3GB 792円 792円 627円
VMプラン5GB 990円 990円 825円
VLプラン10GB 1,485円 1,485円 1,320円
VLLプラン15GB 1,790円 1,790円 1,625円
5分かけ放題プラン
1GB
930円 - -
10分かけ放題プラン
1GB
1,320円 - -
かけ放題プラン
1GB
1,870円 - -
お試しプラン0.2GB - 495円 330円

トリプルキャリア対応で、3つのキャリアの回線の中から好きな回線を選んで利用できるのも魅力。繋がりやすいと感じている回線があれば選んでみましょう。

音声通話SIMだけでなく、データ+SMSやデータ専用のSIMも用意されているため、自分の使い方に合ったSIMを選べるのも魅力です。

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低速モードが使える格安SIMおすすめ5選

低速モードが使える格安SIMの代表的な例は、次の通りです。

低速モード時の最大速度
IIJmio300kbps
mineo1.5Mbps
エキサイトモバイル200kbps
イオンモバイル200kbps
ロケットモバイル200kbps
UQモバイル300kbps(ミニミニプラン)
1Mbps(トクトクプラン・コミコミプラン+)
LinksMate200kbps(プラン100MB〜18GB)
1Mbps(プラン20GB〜)
LIBMO200kbps

低速モードが使える格安SIMの中から、おすすめの5つをピックアップして紹介します。

1.IIJmio

IIJmio出典:IIJmio

IIJmioは、SIMの機能やデータ通信量、使用する回線などを豊富な選択肢の中から選べるブランドです。

通話定額オプションプランも充実しているので、音声通話が多い人にもおすすめできます。

IIJmioの料金プランは、次の通りです。

2025年6月2日までキャンペーン中!

キャンペーン内容

  • 音声SIM/eSIM:5GBプランが最大6ヵ月間500円/月(通常価格から450円割引)
  • 音声SIM/eSIM:10GB〜55GBプランが最大6ヵ月間、データ容量を10GB増量で使える
  • 10GBプランは最大6ヵ月間900円/月で、月20GBまで利用可能!
プラン(税込)音声SIM/eSIMデータeSIMデータSIMデータSIM(SMS付)
2GB850円440円740円820円
5GB950円650円860円930円
10GB1,400円1,050円1,300円1,370円
15GB1,800円1,430円1,730円1,780円
25GB2,000円1,650円1,950円1,980円
35GB2,400円2,240円2,340円2,380円
45GB3,300円2,940円3,240円3,280円
55GB3,900円3,540円3,840円3,880円

IIJmioの低速モードには、次のような特徴があります。

  • オン・オフの切り替えはホームページまたはMy IIJmioから可能
  • 低速モードでも3日で366MB以上の通信を利用すると通信規制がかかる

IIJmioでは、低速モードでも多くのデータ通信量を使うと通信規制がかかってしまいます

低速モードにしたまま、たくさん通信をする可能性がある場合には注意した方がよいでしょう。

【IIJmio】詳細はこちら

2.mineo

mineo出典:mineo

mineoは、余ったパケットを貯められる「パスケット」やmineoユーザー同士でパケットをシェアできる「フリータンク」などユニークなサービスを提供しているブランドです。

mineoの料金プランは、次の通りです。

マイピタ(データ容量で選ぶ)

(税込)通話+データ通信データ通信
1GB1,298円880円
5GB1,518円1,265円
10GB1,958円1,705円
20GB2,178円1,925円

マイそく(データ無制限!最大通信速度で選ぶ)

(税込)通話+データ通信データ通信
プレミアム
(最大3Mbps)
2,200円
スタンダード
(最大1.5Mbps)
990円
ライト
(最大300kbps)
660円
スーパーライト
(最大32kbps)
250円
※デュアルタイプのみ
-

mineoの低速モードには次のような特徴があります。

  • 385円(税込)の有料オプション
  • 10GB以上のプランを契約するとオプション料金無料
  • 最大1.5Mbpsの速度で通信できる
  • 低速モードでも3日で10GB以上使うと速度規制がかかる場合がある

mineoは、通常速度制限時は200kbpsの通信速度しか出ません。しかし、低速モードを利用する場合には最大1.5Mbpsの速度で利用できます

本来は有料のオプションですが、10GB以上のプランを契約すると無料で利用可能です。

低速モードにもある程度のスピードを求めたいという人におすすめです。

【mineo】詳細はこちら

3.エキサイトモバイル

出典:エキサイトモバイル

エキサイトモバイルは、最大5枚のSIMで容量を分け合いながら利用できるブランドです。

1枚ごとにSIMの機能や利用する回線を選べるため、使う人に合ったスタイルでSIMを契約できます。

エキサイトモバイルの料金プランは、次の通りです。

音声プランSMSデータ
低速通信のみ495円462円385円
~3GB880円847円770円
~7GB1,430円1,397円1,320円
~12GB1,980円1,947円1,870円
~17GB2,750円2,717円2,640円
~25GB3,245円3,212円3,135円

エキサイトモバイルの低速モードには、次のような特徴があります。

  • エキサイトモバイルマイページから切り替え可能
  • SIMごとにオン・オフの切り替えができる

低速モードのオン・オフの切り替えは、エキサイトマイページにログインすると可能です。切り替えに複雑な手続きや作業は必要ありません。

また、複数のSIMカードで容量をシェアしている場合でも、特定のSIMだけ低速モードをオンにすることも可能です。

複数人で高速データ通信をシェアしながら利用したいという人におすすめのブランドです。

【エキサイトモバイル】詳細はこちら

4.イオンモバイル

イオンモバイル出典:イオンモバイル

イオンモバイルは、複数人でデータをシェアしながら利用できる格安SIMです。さらに、余ったデータ通信量は翌月に繰り越しも可能です。

家族で効率良くデータ通信量を分け合いながら利用したいという人には適したブランドだといえるでしょう。

イオンモバイルの料金プランは、次の通りです。

容量音声プラン
(税込)
データプラン
(税込)
シェアプラン(1人)
(税込)
0.5GB803円--
1GB858円528円1,188円
2GB968円748円1,298円
3GB1,078円858円1,408円
4GB1,188円968円1,518円
5GB1,298円1,078円1,628円
6GB1,408円1,188円1,738円
7GB1,518円1,298円1,848円
8GB1,628円1,408円1,958円
9GB1,738円1,518円2,068円
10GB1,848円1,628円2,178円
20GB1,958円1,738円2,288円
30GB2,508円2,288円2,838円
40GB3,058円2,838円3,388円
50GB3,608円3,388円3,938円
60GB~200GB
のプランあり
要確認要確認要確認
※家族2人以上で利用できるシェアプランあり

イオンモバイルの低速モードには、次のような特徴があります。

  • オン・オフをアプリで切り替えできる
  • アプリで高速データ通信の残量をすぐに確認できる
  • データ通信容量をシェアしていても個別に切り替えが可能

イオンモバイルの低速モードは、毎回マイページにログインしなくても、速度切り替えアプリでオン・オフの切り替えが可能です。

また、速度切り替えアプリを開くとすぐに高速データ通信の残量を確認できるため、低速モードを使うかどうかの判断がしやすいのも魅力です。

イオンモバイルは複数人でデータをシェアして利用できることが魅力の格安SIMですが、低速モードのオン・オフ切り替えは個別に可能なため、他の人に影響を与えることがありません。

家族でデータをシェアしつつ、手軽に低速モードの切り替えができる格安SIMを選びたい人におすすめのブランドです。

【イオンモバイル】詳細はこちら

5.ロケットモバイル


出典:ロケットモバイル

ロケットモバイルは、法人をメインの対象とした格安SIMです。

さまざまなプランがありますが、楽天回線を利用するRプランのみ個人で申し込みができます

ロケットモバイルの料金は、次の通りです。

料金プラン(一部抜粋)

料金
(税込)
ドコモauソフトバンク楽天モバイル
データプラン通話プランデータプラン通話プランデータプラン通話プランデータプラン
無制限
(最大速度200kbps)
328円490円328円490円438円627円328円
1GB649円765円649円765円869円1,099円438円
2GB759円850円528円
3GB924円985円924円985円594円
5GB1,320円1,430円1,320円1,430円759円
7GB2,035円1,980円1,947円1,980円836円
10GB15.2GB
→1,690円
15.2GB
→1,760円
1,045円
20GB4,345円4,400円4,345円4,400円4,510円4,400円1,595円
30GB25.2GB
→2,778円
25.2GB
→2,948円
2,376円
50GB3,553円

ロケットモバイルの低速モードには、次のような特徴があります。

  • オン・オフの切り替えはできない
  • 月額328円(税込)で無制限に利用可能

ロケットモバイルは神プラン(R)を選択すると回線速度が最大200kbpsに制限される代わりに、無制限に通信を利用できます。

ただし、オン・オフの切り替えができない点に注意が必要です。常に最大200kbpsでの通信を行うことになります。

ロケットモバイルは、低速モードを利用できないブランドとデュアルSIMで併用して利用することで、仮想的に低速モードを実現可能です。

高速データ通信を利用したい場合には普段使っている格安SIMで通信し、通信容量を節約したいときにはロケットモバイルのSIMに切り替えるといった使い方が考えられます。

低速モードを利用したいけれど、使いたいと考えている格安SIMに低速モードの機能がない場合には、ロケットモバイルの併用を検討してみてください。

【ロケットモバイル】詳細はこちら

低速モードが使える格安SIMの選び方

低速モードが使える格安SIMを選ぶ際には、次のような点に注目しましょう。

  • 低速モード時の通信速度を確認する
  • 低速モードへの切り替え方法を確認する
  • バースト転送機能の有無を確認する
  • データ繰り越しのサービスを実施しているか確認する

それぞれ、詳しく解説します。

1.低速モード時の通信速度を確認する

低速モード時の通信速度は、格安SIMのブランドによって異なります。そのため、低速モード時にどの程度の通信速度が出るのかは、事前に確認しておきましょう

その際、低速モードでどのような作業をしたいか考えておくことも重要です。

例えば、メールやLINEのやりとりがスムーズにできればよいと考えているのであれば、低速モード時の速度が最大180kbpsであっても問題ないかもしれません。

しかし、低速モードで動画を閲覧したいと考えているのであれば、最大1Mbps程度の速度が出るブランドを選んだ方がよいでしょう。

自分自身の低速モードの使い方を考えるとともに、使い方に合った速度の低速モードが利用できるブランドを選んでください。

2.低速モードへの切り替え方法を確認する

低速モードへの切り替え方法も、事前に確認しておくと安心です。

格安SIMの場合、多くはマイページへのログインまたはアプリで低速モードへの切り替えができます。もちろん、それほど頻繁に低速モードを利用しないのであれば、マイページでの切り替えでも問題ないかもしれません。

しかし、こまめに低速モードのオン・オフを切り替えたい場合には、アプリがあると便利です。

低速モードを利用する頻度が高い場合には、アプリでの切り替えができるブランドを選ぶとよいでしょう。

なお、アプリで低速モードへの切り替えができる格安SIMは、次の通りです。

  • NUROモバイル
  • イオンモバイル
  • IIJmio

3.バースト転送機能の有無を確認する

バースト転送機能とは、低速モード中であっても通信開始時に少しだけ高速データ通信を利用して通信ができる機能です。

バーストモードがあると、短いテキストコンテンツであれば、数秒程度で読み込みができます。

そのため、低速モード中にメールやLINEのメッセージをやり取りするのであれば、バースト転送機能がある格安SIMを選んでおくと快適に利用できるでしょう。

なお、バースト転送機能がある格安SIMの例は、次の通りです。

  • IIJmio
  • NUROモバイル
  • ロケットモバイル

4.データ繰り越しのサービスを実施しているか確認する

低速モードのある格安SIMブランドを選ぶ場合には、データ繰り越しのサービスを実施しているか確認しておきましょう。

例え低速モードを上手に使って通信容量を節約したとしても、データ繰り越しのサービスがないと、月末に残った高速データ通信の容量が消えてしまいます。

データ繰り越しのサービスを実施していれば、低速モードを上手に使って高速データ通信の使用量を節約した分、翌月は多くの高速データ通信を利用可能です。

節約できるときは節約し、必要なときにはしっかり高速データ通信を使うという使い方の人は特に、データ繰り越しのサービスを実施しているか確認しておくとよいでしょう。

なお低速モードを使え、データの繰り越しも可能な格安SIMは、次の通りです。

  • mineo
  • イオンモバイル
  • UQモバイル

格安SIMの低速モードのメリット

格安SIMの低速モードには、次のようなメリットがあります。

  • 毎月の料金を下げられる可能性がある
  • 月末の強制的な速度制限を避けられる可能性がある
  • 簡単に切り替えができる

それぞれ、詳しく解説します。

1.毎月の料金を下げられる可能性がある

低速モードを使用している間は、高速データ通信の容量は消費されません。そのため、低速モードを上手に活用する事で、高速データ通信の容量を節約できる可能性があります。

例えば、外出時にメッセージのやり取りや低画質での動画閲覧が多い場合、低速モードでもストレスなく使える可能性があります。

しかし、低速モードを使用していない場合、そうした通信でも高速データ通信の容量を消費してしまうのです。

低速モードを利用すれば、高速な通信が必要ないときには低速モードに切り替えることで、毎月必要なデータ通信容量を減らして料金を節約できる可能性もあります。

2.月末の強制的な速度制限を避けられる可能性がある

高速データ通信の容量を使い切ると、自動的に速度制限がかかってしまいます。

月末になると速度制限がかかってしまい、不便な思いをしているという人も多いでしょう。

しかし、低速モードがあれば、自分の好きなタイミングで低速モードに切り替えられます。

テキストメッセージのやり取りなど、高速データ通信を必要としない場面では低速モードに切り替えることで、月末の速度制限を回避できる可能性があります。

3.簡単に切り替えができる

低速モードの機能があっても、使用するのに手間がかかってしまうと面倒になり使わなくなってしまうケースも考えられます。

しかし、多くの格安SIMブランドでは、マイページやアプリから簡単に低速モードへの切り替えができます

面倒な作業をせずに高速データ通信の容量を節約したい人に適した機能だといえるでしょう。

格安SIMの低速モードの注意点・デメリット

格安SIMの低速モードには、次のような注意点やデメリットもあります。

  • 低速モードでも通信制限が設けられている場合がある
  • 必ず最大速度で通信できるとは限らない
  • アプリやマイページを確認しないと低速モードの状況を確認できない場合がある

それぞれ、詳しく解説します。

注意点1.低速モードでも通信制限が設けられている場合がある

低速モードに切り替えると高速データ通信の容量を消費しなくなりますが、必ずしも無制限で使い放題になるとは限りません。

低速モードに切り替えていても、通信量が規定の量を超えると速度制限がかかり、低速モードよりもさらに通信速度が遅くなる場合があります

例えば、IIJmioでは、低速モード中に3日で366MB以上通信すると速度制限がかかります。

低速モードを頻繁に利用するのであれば、低速モード中の速度制限についても確認しておきましょう。

注意点2.必ず最大速度で通信できるとは限らない

各ブランドの低速モードのページには、通信速度が記載されています。

しかし、そこに記載されている通信速度はあくまでも最大値です。常に最大値の速度で通信できるとは限りません

そのため、低速モードを利用する場合には、事前に実際の通信速度をチェックしておきましょう。

SNSなどには、ユーザーが計測した通信速度が掲載されている場合があります。

また、利用する格安SIMを選ぶ際には、常に最大速度が出るわけではないことを念頭におき、少し余裕を持った速度で低速モードを利用できるブランドを選ぶとよいでしょう。

注意点3.アプリやマイページを確認しないと低速モードの状況が確認できない場合がある

低速モードに切り替えても、画面上にはまったく変化は現れません。

WiFiの使用時や機内モードへの切り替え時のようにはわかりやすいマークが出ないため注意が必要です。低速モードになっているか確認するためには、アプリやマイページにアクセスする必要があります。

そのため、低速モードに切り替えて使っていたと思い込んでいたのに、実は切り替わっておらず高速データ通信を消費していたということも考えられるでしょう。

高速データ通信を節約したいのであれば、低速モードを利用できているかこまめに確認するのがおすすめです。

低速モードをうまく使うコツ

低速モードをより効果的に使うためには、次のようなコツを覚えておきましょう。

  • バックグラウンド通信をオフにする
  • 必要なときだけ高速データ通信に切り替える
  • 低速で使えるアプリを把握しておく

それぞれ、詳しく解説します。

1.バックグラウンド通信をオフにする

バックグラウンド通信とは、アプリを使っていないときでも必要に応じて情報の取得や更新のために通信を行う機能のことです。

低速モードに切り替えているときにバックグラウンド通信が行われると、その分本来利用したい機能の通信が圧迫され、時間がかかってストレスを感じる可能性があります。

そのため低速モードを使用する際には、バックグラウンド通信をオフまたはWiFi接続時のみに設定しておきましょう。

2.必要なときだけ高速データ通信に切り替える

徹底的に高速データ通信の容量を節約したい場合は、必要なときだけ高速データ通信に切り替える方法がおすすめです。

節約したいときだけ低速モードに切り替える方法の場合、低速モードでもストレスなくできる通信にもかかわらず、高速データ通信を使用してしまう可能性があります。

必要なときだけ高速データ通信に切り替える運用であれば、通信に時間がかかってストレスを感じたときだけモードを切り替えればよいので、必要以上の高速データ通信容量消費を避けられます。

3.低速で使えるアプリを把握しておく

低速でも使えるアプリを把握しておくと、より高速データ通信量の消費を抑えられる可能性があります。

例えば移動中にスマホで何かしたいと思った場合、低速で使えるアプリを利用した作業や娯楽であれば、低速モードを解除せずに利用できます。

しかし、低速モードで使えるアプリを把握していないと、高速データ通信への切り替えが必要になるかもしれません。

低速で使えるアプリを把握し、WiFiのない場所ではそれらのアプリを優先的に活用する事で、高速データ通信量の節約につながります。

格安SIMの速度制限に関するQ&A

格安SIMの速度制限に関するよくある質問を集めました。格安SIMの速度制限が気になる人は、ぜひチェックしてみてください。

Q.速度制限なしの格安SIMはある?

楽天モバイルでは、月の通信量を無制限に利用できるため、基本的には速度制限がありません。

速度制限なしの格安SIMを選びたい場合には、楽天モバイルをチェックしてみるとよいでしょう。

ただし、あまりにも短時間で大容量の通信を利用した場合、速度制限がかかるケースもあるため注意してください。

【楽天モバイル】詳細はこちら

Q.格安SIMの低速モードは無制限?

格安SIMの低速モードの制限は、ブランドによって異なります

低速モードであれば無制限に使えるブランドもあれば、一定量の通信を行うと速度制限がかかるブランドもあります。

低速モードの活用を考えているのであれば、事前に利用したいブランドの制限について調べておきましょう。

なお、低速モードであっても速度制限がかかる格安SIMの例は、次の通りです。

  • mineo
  • IIJmio
  • イオンモバイル

Q.1Mbpsの低速モードが使い放題の最安格安SIMはどこ?

1Mbpsの低速モードが使い放題の格安SIMの中で、最安なのはmineoです

mineoでは、データ通信のみのSIMであれば、1GBのプランを月額880円(税込)で利用できます。

さらに、月額385円(税込)のパケット放題Plusのオプションを使えば、最大1.5Mbpsの通信を使い放題で利用可能です。

月額1,265円(税込)で利用できるため、ぜひチェックしてみてください。

mineoについては「低速モードが使える格安SIMおすすめ5選」 の項目内でも詳しく紹介していますので、ぜひあわせてご覧ください。

【mineo】詳細はこちら

Q.低速モードでもLINEやYouTubeは使える?オンラインゲームもできる?

低速モードの速度はブランドやプランによって異なるため、一概にはいえませんが、もっとも遅い180kbpsの場合でも、LINEのテキストメッセージはやり取りできます。

1Mbpsの速度があれば、標準画質なら動画を閲覧可能です。また、ゲームが必要とする通信の量によっては、オンラインゲームを楽しめるケースもあります。

自分の使用したいサービスでどの程度の通信速度が必要なのか、格安SIMを選ぶ前にチェックしておきましょう。

格安SIMの速度制限まとめ

この記事のまとめ

  • 格安SIMでは高速データ通信容量を使い切ると速度制限がかかる
  • 低速モードに切り替えて容量を節約できる格安SIMもある
  • 1Mbpsで通信できる場合標準画質の動画を閲覧できる

格安SIMでは、高速データ通信の容量を使い切ると速度制限がかかります。

しかし、低速モードに切り替えて容量を節約できる格安SIMもあるため、上手に活用すれば高速データ通信の使用量を節約できる可能性があります。

低速モードの通信速度は格安SIMのブランドによってさまざまですが、1Mbps程度の速度が出る場合、YouTubeでの標準画質の動画閲覧が可能です。

格安SIMの速度制限が気になる方は、低速モードにも注目して使用するブランドを選んでみてください。

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