ワイモバイルの最新料金プランを解説!おすすめは?|キャンペーン・申し込み方法!5社と比較

大手キャリアから格安SIMに切り替えようか悩んでいる方に、ソフトバンクの格安SIMであるワイモバイルのサービスを紹介します。ワイモバイルはかけ放題がついているほか、料金プランが他社と比べてシンプルなので、はじめて乗り換える方でも安心して利用できます。
この記事の目次
大手キャリアと比べて、格安SIMは使用料が安価なのが特徴です。これまで契約していた携帯電話会社から、格安SIMに乗り換えてみたいと考えている方も多いのではないでしょうか。
しかし格安SIMは、安価な一方で、大手の回線を借りているため通信が遅かったり、通話料金が高かったりするというデメリットもあります。
そのなかで、データ通信が比較的速く、かけ放題が最初から付いているのが「ワイモバイル」というソフトバンクの格安SIMです。
今回は、そんなワイモバイルの料金・サービスについて紹介します。
ワイモバイルの特徴・通信エリア
ワイモバイルとはどういったものなのか、そして通信エリアについて紹介します。
ソフトバンク傘下の格安SIM
ワイモバイルは、ソフトバンクのモバイル通信事業のサブブランドで、格安SIMや格安スマホを提供しています。
元々は別の会社でしたが、2015年にワイモバイルの親会社をソフトバンクが吸収合併し、傘下のブランドとなりました。
ソフトバンクブランドが大容量ユーザーやビジネスユーザーを、そして子会社のLINEモバイルが10代・20代のユーザー向けのブランドである一方で、ワイモバイルのターゲットは主に中容量のライトユーザーです。
当初は月額料金の安さを理由に、ワイモバイルへの乗り換えが多く進むことが懸念されていました。
そのためソフトバンクは超大容量のパックプランを導入することで、ニーズによってワイモバイルとのすみわけを行っています。
ワイモバイルの通信エリアと通信速度
一般的な格安SIMや格安スマホは、ドコモやau、ソフトバンクといった大手キャリアの回線を間借りしてサービスを提供しています。
一方でワイモバイルは、そういった多くの事業者とは違いソフトバンクの自社回線を使っていることが特長です。
しかし、通信エリアはソフトバンクと一緒で、高速データ通信である4Gに対応しており全国で幅広く使うことができます。また通信速度は受信最大で988Mbps、実行速度は87~166Mbpsです。
端末ごとの通信エリアはワイモバイルのホームぺージから確認することができます。
ワイモバイルの基本の料金
ここではワイモバイルの使用料について見てみましょう。
データ通信容量別3つの料金プラン
ワイモバイルにはS、M、Rの三つのベーシックプランがあります。それぞれの月あたりの基本使用料とデータ通信容量は次の通りです。
S | M | R | |
---|---|---|---|
使用料/月 | 2,680円 | 3,680円 | 4,680円 |
データ容量/月 | 3GB | 9GB | 14GB |
ワイモバイルの通話料金
ワイモバイルの大きな特徴として、国内通話で1回10分以内なら無料でかけ放題になります。他者スマホやケータイ、固定電話が相手でもこのサービスは適用されます。
10分を超えると、30秒ごとに20円の通話料金がかかります。タブレットには通話機能がないため、このサービスは適用外です。
ワイモバイルでのメール送信料
ワイモバイルでのメール送信料は、MMSとSMSによって違います。
MMSはキャリアのアドレスを使う、ガラケーで利用されていたメッセージングサービスです。
格安SIMの多くはMMSを提供していませんが、ワイモバイルはソフトバンクのアドレスを使ってMMSを利用することができ、料金は0円です。1回あたりに送信できる文字数の制限も特にありません。
一方でSMSは電話番号あてにメッセージを送信できるサービスで、画像やデータを送ることができなかったり、1回あたりの文字数に制限があります。MMSとは違い、送信の際に料金がかかります。
格安SIMではSMSを利用するために申し込みを行う必要がある場合がありますが、ワイモバイルでは申し込み不要ですぐ使うことができます。
ワイモバイルでのSMSは1通あたり3円からとなっていますが、文字数によって料金が変わります。
回あたりの送信文字数と文字数あたりの料金は次の表の通りです。
2Byteで換算する場合 | 半角英数字のみ | 料金 |
---|---|---|
1~70文字 | 1~160文字 | 3円 |
71~134文字 | 161~306文字 | 6円 |
135~201文字 | 307~459文字 | 9円 |
202~268文字 | 460~612文字 | 12円 |
269~335文字 | 613~765文字 | 15円 |
336~402文字 | 766~918文字 | 18円 |
403~469文字 | 919~1,071文字 | 21円 |
470~536文字 | 1072~1,224文字 | 24円 |
537~603文字 | 1225~1,377文字 | 27円 |
604~670文字 | 1378~1,530文字 | 30円 |
ワイモバイルのオプションやサービスの料金
基本のプランに加えて、ワイモバイルにはお得なプランやオプションがついています。
ワイモバイルのシェアプランの料金
「スマホプラン/スマホベーシックプラン」および「データプラン/データベーシックプラン」に加入している場合、タブレットなどの別端末とデータ通信容量を分け合える子回線専用のシェアプランを利用することができます。
使えるUSIMカードは最大で3枚で、タブレットだけでなくSIMフリーの他社のスマートフォンにも利用できます。
たとえばスマホとタブレットを使う場合、各々の通信料がかかってしまいますが、シェアプランを使えば親回線の通信料に子回線のシェアプランでの通信料をプラスするだけで済むため、料金がお得になります。
また、あまったパケットを子回線の端末に分けることができるので、効率的に容量を使うことができるのです。
親回線のプランごとの通信料や、データ通信容量は次の通りです。
親回線 | 基本使用料 | 低速化まで使える通信料 | 追加料金 | |
---|---|---|---|---|
加入月 | 翌月以降(親回線との合算) | |||
スマホプランS | 980円 | 3GB | 2GB | 500円/500MB |
スマホベーシックプランS | 3GB | |||
スマホプランM | 490円(シェアプランセット割適用時) | 6GB | ||
スマホベーシックプランM | 9GB | |||
スマホプランR | 10GB | |||
スマホベーシックプランR | 14GB | |||
スマホプランL | 0円(シェアプランセット割適用時) | 14GB | ||
スマホベーシックプランL | ||||
データプランS | 980円 | 1GB | ||
データベーシックプランS | ||||
データプランL | 0円(シェアプランセット割適用時) | 7GB | ||
データベーシックプランL |
長時間の電話に「スーパーだれとでも定額」
別途の申し込みでこのオプションを追加すると、すべてのスマートフォンやケータイ(他者含む)および固定電話への国内通話を無料で利用することができます。
このサービスでは、通話時間や回数は無制限になります。料金はスマホベーシックプランなら月額で1,000円です。
また、ケータイプランに加入している場合は、月額1,500円でインターネットも無料で使用することができます。
もしもに備えて「故障安心パックプラス」
「故障安心パックプラス」は月額690円で万一のトラブルに応じたサービスを提供してくれるオプションです。
対象の料金プランはスマホプラン・スマホベーシックプラン・シェアプランで、購入と同時にしか入会の申し込みができないので注意が必要です。
故障安心パックプラスでは8つのサービスを提供しています。
故障保証サービス | 自然故障時の修理対応 | 水漏れ・全損は対象外 |
---|---|---|
破損保証サービス | 外装破損時の外装交換対応 | – |
故障交換サービス | 故障した端末を同一機種の新品と交換 | 年1回まで、ワイモバイルショップでのみの申し込み |
水漏れ・全損保証サービス | 水漏れ・全損トラブルの対応 | 修理の対象は本体のみ |
盗難・紛失保証サービス | 盗難・紛失時の対応 | 同一機種を会員価格で購入可能 |
電池パック無料交換サービスまたは内蔵バッテリー交換修理割引サービス | 1機種につき電池パック1つを無料で進呈/バッテリー交換費用を3,000円割引 | 1年以上機種を利用かつ1年以上購入に加入している場合に適用 |
セキュリティトラブル補償 | セキュリティ上のトラブルへの対応費用を補償 | 上限5,000円、年1回まで |
データ復旧支援サービス | トラブル時のデータ復旧対応 | 年1回まで |
上限設定ができるオートチャージ
各料金プランのデータ容量を通過した場合も、オートチャージをONにしていると自動的に容量が追加され、通信が低速化しないまま快適にデータ通信を行うことができます。
追加のデータ通信容量は1回500MBで500円です。
この追加の回数には上限が設定でき、上限を迎えるとオートチャージはOFFになるので、使いすぎる心配はありません。
シェアプランの場合は親回線からのみ申し込みができ、請求先は親回線となります。
5社と比較したワイモバイルの料金
ここまでワイモバイルの利用料金やサービスについて見てきましたが、他のキャリアや格安SIMと比べるとどれくらい安いのかを比較で紹介していきます。
ワイモバイルと大手キャリアの料金比較
まずはソフトバンクとau 、ドコモと料金を比較していきます。
データ通信容量 | 料金プラン | 使用料金(月) | |
---|---|---|---|
ワイモバイル | 3GB | スマホベーシックプランS | 2,948円 |
ソフトバンク | 3GB | ミニモンスター | 8,228円 |
au | 4GB | 新auピタットプランN | 5,115円 |
ドコモ | 3GB | ギガライト | 4,565円 |
大手キャリアのプランと比べて、ワイモバイルは使用料がお得であることがわかります。この容量のプランの場合、ソフトバンクとは特に大きく差が出ています。
ワイモバイルと他格安SIMの料金比較
それでは、他の格安SIMと比べるとどうでしょうか。格安SIMの大手事業者であるUQモバイル、BIGLOBEモバイルと音声通話の月額料金を比較してみましょう。
データ通信容量 | 料金プラン | 使用料金(月) | |
---|---|---|---|
ワイモバイル | 3GB | スマホベーシックプランS | 2,948円 |
UQモバイル | 3GB | スマホプランS | 2,178円 |
BIGLOBEモバイル | 3GB | 音声通話 3ギガプラン | 1,760円 |
この2つと比べると、月額の基本料金だけを見ればワイモバイルの方が少し高くなるようです。
かけ放題込みならワイモバイルがお得
基本の料金だけを比較するとワイモバイルはUQモバイルやBIGLOBEモバイルより少し高くなります。
しかし、ワイモバイルは、この3社で唯一、基本のプランの中に10分間のかけ放題が入っています。
同じ10分間のかけ放題を使うためには、UQモバイルなら700円、BIGLOBEモバイルなら830円の追加オプションが必要になります。
またワイモバイルなら、1,000円で無制限のかけ放題オプションをつけることも可能です。
さらにもう1つの利点として、ワイモバイルは料金プランに通話やデータ通信容量が最初から含まれています。
他社の格安SIMと違って、通話やデータ通信容量のプランも別途で選ぶ必要がありません。
ワイモバイルで実施中のキャンペーン
ワイモバイルでは月額料金が更に安くなるキャンペーンがいくつか行われています。
新規割
- 2019年10月1日(火)~
新規割は、スマホベーシックプラン契約から6ヶ月間、基本料金が700円割引になるキャンペーンです。スマホベーシックプランはスマホ向けの料金プランなので、ほとんど全ての人が新規割の対象となります。
さらに嬉しいことに、家族割引やおうち割 光セット(A)といったキャンペーンとも併用可能です。キャンペーンを組み合わせると、プランSは2,680円→1,480円/月となります。
スマホが月々1,480円で使えるというのは、かなり安いですよね。料金プランには10分以内の国内通話料も含まれているので、ネットも通話も格安で利用できます。
データ増量無料キャンペーン2
出典:ワイモバイル
- 2019年11月29日~
ワイモバイルでは、月額500円でデータ容量を増やすことができます。これが「データ増量オプション」です。
スマホベーシックプランを契約すると、加入翌月から1年間このデータ増量オプションが無料になります。
- プランS:3GB→4GB
- プランM:9GB→12GB
- プランR:14GB→17GB
プランが大きくなるほど追加されるデータ容量が大きくなり、プランM・Rでは3GB/月も多く使えます。
後から料金プランを変更することもできるので、これからワイモバイルの契約を考えている方にはプランM・Rがおすすめです。
▼その他のワイモバイルで実施中のキャンペーンは以下記事でまとめて解説しています。
ワイモバイルの申し込み方法
出典:ワイモバイル
新規で申し込む場合と、いま契約中の携帯電話からMNPを使って乗り換える場合についてそれぞれ紹介します。
MNPとは番号ポータビリティのことで、電話番号を変えぬまま通信サービスを変更できる仕組みのことを指します。
ワイモバイルとの契約で支払う手数料
まずは加入する際に発生するすべての事務手数料を紹介します。2019年10月の料金改定により、事務手数料は一律で3,000円となっています。
対象の手数料は次の通りです。
- 契約事務手数料
- 機種変更手数料
- 契約変更時の手数料
- MNP転出手数料および番号移行手数料
- 電話番号変更手数料
- 譲渡手数料
- USIMカード再発行手数料
- SIMロック解除手数
新規でワイモバイルに申込む場合
ワイモバイルに新しく加入する場合の方法について紹介します。
オンラインと店舗による申込みの違い
ワイモバイルに新規で申し込むには、店舗で契約する方法とネット上で契約する方法があります。
ネット上での申し込みには抵抗のある方もいるかもしれませんが、オンライン契約であってもお得なキャンペーンやプランを余すことなく利用できます。
ゆっくり慎重に登録したとしても、15分ほどで申し込みが完了します。
店舗では実際に店員さんに丁寧な説明をしてもらえますが、そのぶん多く時間がかかってしまいます。
また、店舗契約では事務手数料がかかりますが、オンライン契約の場合は無料となります。
ワイモバイルはオンラインストアでも最短で翌日には製品が届くので、オンラインでの申し込みの方がおすすめといえるでしょう。
オンラインからの申し込み方法
オンラインで申し込むためには、まずクレジットカードと本人確認書類を用意します。
本人確認書類は運転免許証、日本国パスポート、マイナンバーカードなどが各当します。家族割に申し込む場合には戸籍謄本や同性パートナーシップを証明する確認書類もあわせて必要になります。
必要書類を用意したら、あとは次の手順で申し込むだけです。
- ワイモバイルオンラインストアを開く
- 希望の機種を選択する
- プランやオプションを選択する
- 本人確認書類をアップロードする(スマートフォンで写真を撮るだけで簡単にできます)
- 申し込み完了
書類の審査が終わると製品が配送されます。
また、17時までに本人確認書類が受理された場合は、最短で翌日発送・翌々日に到着で発送が行われます。
他社から乗り換える場合
他社から乗り換える場合も、基本の手順は新規申し込みと変わりません。
1つ違う点が、電話番号をそのままに乗り換えるために、MNPを利用するところです。
- 今契約している携帯電話会社のMNP予約受付窓口に申し込みます。
- MNP予約番号を受け取ったら、本人確認書類とあわせて持って、ワイモバイルの新規契約に申し込みます。
- ワイモバイルで予約番号を照会したら、元の携帯電話会社と解約します。
- これで手続きが完了です。
MNPの予約番号は予約した日から15日間が有効期限なので、過ぎてしまわないよう注意しましょう。
ワイモバイルの料金はかけ放題つきでお得
ワイモバイルは他社の格安SIMと比べてプランがシンプルであるほか、かけ放題付きなので電話をよく使う人には非常にお得であるといえます。
プランやオプションも充実しているので、ニーズに合った使い方ができるのも魅力の1つです。
そしてワイモバイルへの契約を申し込む際は、店舗契約より時間や手数料がかからないネット上の契約がおすすめです。