ドコモから乗り換えにおすすめの格安SIM8選|乗り換え手順やメリット・デメリットを解説

ドコモから格安SIMへの乗り換えを考えている方へ向けて、おすすめの格安SIM8選を厳選して紹介します。また、乗り換えることのメリットやデメリット・注意点のほか、具体的な乗り換え手順もあわせて解説しますので、ぜひ参考にしてください。
この記事の目次
通信環境が良く、サービスやサポートも充実しているドコモですが、月額料金は高めの設定なので、格安SIMへの乗り換えを検討している方もいるでしょう。
ただ、実際に乗り換えをしようと思っても、「乗り換えるならどこがおすすめなのか」「そもそもドコモから格安SIMへの乗り換えって何がお得なのか」など、わからない人も多いのではないでしょうか。
この記事では、ドコモからの乗り換え先としておすすめの格安SIMを厳選して紹介します。さらにドコモから格安SIMに乗り換えるメリット・デメリット、具体的な乗り換え手順などもあわせて解説します。
ドコモから格安SIMへの乗り換えに後悔しないよう、ぜひ最後までご覧ください。
この記事でわかること
- 毎月のデータ使用量・通話時間などの使用状況の把握は重要
- 安さだけでなく、回線速度や支払い方法もポイント
- データ無制限なら、楽天モバイルがおすすめ
- 回線速度が遅い、実店舗が少ないなどのデメリットもある
- 格安SIMへの乗り換えは、月末がおすすめ
ドコモから乗り換えにおすすめの格安SIM
ドコモからの乗り換え先におすすめの格安SIM
ドコモからの乗り換え先におすすめの格安SIM8つを紹介します。
1.楽天モバイル|電話もデータも使い放題

おすすめポイント
- 使った分だけ支払う従量課金制
- 20GB以上はデータ使い放題
- Rakuten Link使用で国内通話が無制限で無料
- 楽天市場での買い物時、ポイント還元率が最大+4倍
容量 | 料金 (税込) | 家族割適用時 (税込) |
---|---|---|
0~3GB | 1,078円 | 968円 |
3~20GB | 2,178円 | 2,068円 |
20GB~無制限 | 3,278円 | 3,168円 |
※家族割は代表者の回線含めて最大20回線まで適用可能
楽天モバイルは、格安SIMではありませんが低価格で回線を使用できる、国内4大キャリアのひとつです。
楽天モバイルの料金プランは、データ使用量によって料金が変動する「Rakuten最強プラン」のみです。使った分だけ支払う従量課金制で、20GB以上はどれだけ使っても料金は月額3,278円(税込)で利用できます。
また、毎月のスマホ通信費で通話料が大部分を占めているという人にも、楽天モバイルはおすすめです。専用アプリ「Rakuten Link」を使えば、国内通話は時間や回数に制限なく無料で通話が可能です。
楽天モバイルでは、常時キャンペーンが豊富に開催されているので、利用できるキャンペーンを活用すれば、よりお得に契約できるでしょう。
楽天モバイルのリアルな使用感を確認したいなら、楽天モバイルの口コミ・評判をまとめた次の記事もぜひ参考にしてください。
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2.ahamo|格安でドコモの高品質回線を利用

おすすめポイント
- ドコモの格安料金プランなので回線品質が安定している
- 30GB・2,970円(税込)で使用可能
- 基本プランに5分以内の国内通話無料サービス付き
- dカード払いでデータ容量が無料追加
料金プラン | 容量 | 料金 (税込) |
---|---|---|
基本プラン | 30GB | 2,970円 |
基本プラン+ 大盛りオプション | 110GB | 4,950円 |
ahamoは、ドコモが提供している格安料金プランです。
料金プランは、シンプルに基本プランのみとなり、オンライン限定で提供しています。月額2,970円(税込)で30GBのデータ通信を利用できますが、大盛りオプションに加入すれば110GBを月額4,950円(税込)で使用可能です。
しかも、基本プランの場合は、追加料金なしで国内通話5分無料のサービスが含まれています。特に月10~30GBのデータ容量を使う方は、ドコモの他のプランより料金が安くなるため、ahamoの使用を検討するといいでしょう。
また、ahamoの支払いをdカードで支払うと、dカードで毎月+1GB、dカード GOLDで+5GBのボーナスパケットが付与されます。支払い方法をdカードに設定するだけでデータ容量が毎月無料で追加されるので、30GBでは少し足りないという人は活用できるでしょう。
なお、ahamoでは毎月独自のキャンペーンを開催しています。期間限定のキャンペーンも多いので、利用できるキャンペーンが開催されていたら早めの契約がおすすめです。
ahamoのリアルな使用感を確認したいなら、ahamoの口コミ・評判をまとめた次の記事もぜひ参考にしてください。
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※ahamoに関する注意点
サービスに関する内容
※ahamoでは、一部ご利用できないサービスがあります。
サポートについて
※ahamoはお申込みからサポートまで、オンラインにて受付するプランです。
ドコモショップなどでのサポートをご希望の場合は、「ahamoWebお申込みサポート(※2)」(税込3,300円) をご利⽤ください。
なお、お申込み時の端末操作はお客さまご⾃⾝で実施頂きます。また、端末初期設定およびデータ移⾏などは本サポートの範囲外となります。
端末初期設定およびデータ移⾏の補助をご希望のお客さまは「初期設定サポート(有料)(※3)」を別途お申込みください。
※2お客さまのご要望に基づき、ahamo専⽤サイトからのお申込みの補助を⾏うものです。
※3お客さまのご要望に基づき、ahamoアプリおよび専⽤サイトからのお⼿続き補助を⾏うものです。
⽉額料⾦について
※機種代⾦別途
国内通話料⾦について
※5分超過後は、22円/30秒の通話料がかかります。
「SMS」、他社接続サービスなどへの発信は、別途料⾦がかかります。
SIMカードのご契約について
※MNP予約番号を取得のうえ、ahamoサイトからMNPによる新規お申込み⼿続きが必要です。
3.LINEMO|LINEが使い放題

おすすめポイント
- 3GB、10GB、30GBのデータ容量が選べる
- 毎週・毎月変わる豊富なキャンペーンなどを利用すればお得
- LINEアプリはギガを消費しない
(税込) | LINEMO ベストプラン (従量制) | LINEMO ベストプランV | |
---|---|---|---|
データ容量 | 3GBまで | 10GBまで | 30GB |
月額料金 | 990円 | 2,090円 | 2,970円 |
制限時速度 | 10GB超~15GB→300kbps 15GB超→128kbps | 30GB超~45GB →1Mbps 45GB超→128kbps |
※【LINEMOベストプランV】注意事項
※5分超過の国内通話料は従量制、一部対象外の通話あり
※時間帯により速度制御の場合あり
※オンライン専用
※表記は基本料金
LINEMOは、ソフトバンクが提供している格安SIMです。
3GBまたは10GBの「LINEMOベストプラン」と、30GBの「LINEMOベストプランV」から料金プランを選べます。3GBは月額990円(税込)、10GBは月額2,090円(税込)と低価格なので、データ使用量が少ない人に向いているでしょう。
また、LINEMOはLINEアプリをギガフリーで利用できます。LINEのトークや音声・ビデオ通話などでギガを消費せず、通信制限下でもLINEアプリは高速通信での利用が可能です。
そのため、主な連絡手段としてLINEをよく利用している人には非常におすすめです。
しかもLINEMOでは、多数のキャンペーンを常時実施しています。ドコモからの乗り換えの際にも利用できるキャンペーンが豊富なので、ぜひ活用しましょう。
LINEMOで開催中のキャンペーンについては、「格安SIMキャンペーン比較」の記事をぜひ参考にしてください。
LINEMOを実際に利用している人の感想を確認したいなら、LINEMOの口コミ・評判をまとめた記事もぜひ参考にしてください。
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4.UQモバイル|auの高品質な回線

おすすめポイント
- 圧倒的に通信速度が速い
- 10分以内の国内通話無料・データ容量33GBで3,278円(税込)
- 余ったギガを翌月に繰り越せる
(税込) | トクトクプラン2 (従量制) | コミコミプラン バリュー | |
---|---|---|---|
データ容量 | 5GBまで | 5GB超~ 30GBまで | 35GB |
基本料金 | 2,948円 | 4,048円 | 3,828円 |
①自宅セット割 ②家族セット割 | -1,100円 -550円 | -1,100円 -550円 | - |
③au PAY カードお支払い割 | -220円 | -220円 | - |
割引後料金 | ①+③適用で1,628円 ②+③適用で2,178円 | ①+③適用で2,728円 ②+③適用で3,278円 |
※自宅セット割と家族セット割の併用は不可
※自宅セット割は対象サービス1契約につき、UQモバイル回線合計10回線まで適用
※家族セット割はUQ mobile回線合計10回線まで適用。(家族がau回線を使用している場合はau回線とあわせて10回線まで)
UQモバイルは、通信速度も圧倒的に速く、高品質な回線をお得な料金で利用できる、auのサブブランドです。
料金プランは大きく2つの中から自分の使用状況に合わせて選べます。特に通話もデータも使用する人なら、データ容量35GBで10分以内の国内通話無料がついている月額3,828円(税込)の「コミコミプランバリュー」がおすすめです。
また、すべてのプランで余ったデータ容量を翌月末まで持ち越せます。。そのため、毎月のデータ使用量に波がある人も、無駄なくデータを使用できるでしょう。
なお、UQモバイルではお得なキャンペーンを常時複数開催しています。端末が安くなったり、対象サービスを数ヶ月無料で使用できたりするので、キャンペーンもチェックしておきましょう。
UQモバイルを実際に利用している方の評価を確認したいなら、UQモバイルの口コミ・評判をまとめた記事もご覧ください。
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5.ワイモバイル|家族割やセット割などが豊富

おすすめポイント
- 家族割で2回線目以降が最大1,188円(税込)割引
- おうち割光セットで最大1,650円(税込)割引
- 端末1円~購入できる
- Yahoo!プレミアムが無料で使える
(税込) | 基本料金 (割引前) | おうち割適用時 家族割引適用時 |
---|---|---|
シンプル2 S (4GB) | 2,365円 | 1,078円 1,078円 |
シンプル2 M (30GB) | 4,015円 | 2,178円 2,728円 |
シンプル2 L (35GB) | 5,115円 | 3,278円 3,828円 |
※割引適用後の料金はPayPayカード割(187円/月割引)適用時の料金記載
※おうち割と家族割引の併用は不可
※おうち割は対象サービス1契約につき、最大10回線まで適用
※家族割引は2回線目以降から最大9回線まで適用
ワイモバイルは、ソフトバンクが提供している格安料金プランです。
主に家族で利用する場合や自宅のネットをソフトバンク光にしてセット利用することで、スマホ通信費を効率よく抑えたい人に向いてます。
また、ワイモバイルは、お得な端末1円セールやキャンペーンを随時開催しているのも強みのひとつ。機種にこだわりがなければ、端末代の支払いを大幅に抑えられます。
さらに、ワイモバイルユーザーはYahoo!プレミアムの会員費が無料になるので、Yahoo!ショッピングを利用する人はよりお得に使えるでしょう。
「ワイモバイルはメリットがたくさんありそうだけど、実際に使いやすい?」と使用感が気になるなら、ワイモバイルの口コミ・評判をまとめた次の記事をぜひ参考にしてください。
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6.IIJmio|スマホ本体が格安で購入できる

おすすめポイント
- 豊富な料金プランや通話オプションも選べる
- ドコモとau回線が利用できる
- スマホ本体が格安で購入できたり、キャンペーンが豊富
プラン(税込) | 音声SIM/eSIM | データeSIM | データSIM | データSIM(SMS付) |
---|---|---|---|---|
2GB | 850円 | 440円 | 740円 | 820円 |
5GB | 950円 | 650円 | 860円 | 930円 |
10GB | 1,400円 | 1,050円 | 1,300円 | 1,370円 |
15GB | 1,800円 | 1,430円 | 1,730円 | 1,780円 |
25GB | 2,000円 | 1,650円 | 1,950円 | 1,980円 |
35GB | 2,400円 | 2,240円 | 2,340円 | 2,380円 |
45GB | 3,300円 | 2,940円 | 3,240円 | 3,280円 |
55GB | 3,900円 | 3,540円 | 3,840円 | 3,880円 |
IIJmioは、ドコモ・auの回線が選べる格安SIMです。
データ容量が2GB〜55GBまで選べ、データ専用SIMや音声SIM、SMS SIMの選択もできます。そのため、自分の使用状況に適した料金プランを選べば、毎月のスマホ通信費を安く抑えられるでしょう。
また、IIJmioは常時多くのキャンペーンを開催しているのも特徴です。端末を安く購入できたり、通話オプションが一定期間割引で使用できたりと、多くの人が活用しやすいキャンペーンが豊富です。
通話オプションは、次の3種類から選べます。
IIJmioの通話オプション(税込)
- 5分以内の国内通話無料:500円
- 10分以内の国内通話無料:700円
- 無制限:1,400円
無制限のかけ放題オプションが1,400円(税込)と安いため、スマホで長時間の通話をする機会が多い人にもおすすめです。
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7.mineo|料金プランや独自サービスが充実

おすすめポイント
- 独自のオプションサービス・料金プランが豊富
- 加入するとデータ容量が増量するオプションあり
- ドコモ・au・ソフトバンクの回線が選べるトリプルキャリア
マイピタ(データ容量で選ぶ)
(税込) | 通話+データ通信 | データ通信 |
---|---|---|
1GB | 1,298円 | 880円 |
5GB | 1,518円 | 1,265円 |
10GB | 1,958円 | 1,705円 |
20GB | 2,178円 | 1,925円 |
50GB | 2,948円 | 2,695円 |
マイそく(データ無制限!最大通信速度で選ぶ)
(税込) | 通話+データ通信 | データ通信 |
---|---|---|
プレミアム (最大5Mbps) | 2,200円 | |
スタンダード (最大1.5Mbps) | 990円 | |
ライト (最大300kbps) | 660円 | |
スーパーライト (最大32kbps) | 250円 ※デュアルタイプのみ | - |
mineoは、独自のオプションや料金プランが魅力の格安SIMです。
料金プランは、データ容量別に料金が設定されている「マイピタ」と、速度制限内でデータが無制限で使える「マイそく」の2種類あります。
マイピタには音声SIMとデータ通信専用SIMがあり、スマホの使用状況によって適切なプランを選べるでしょう。
回線は、ドコモ・au・ソフトバンクから選べます。どの回線を選んでも利用料金は同じですが、選んだ回線によっては契約できないオプションがあるので注意してください。
また、mineoは家族や友達とパケットを分け合えるパケットギフト、mineoユーザー同士で交流できるコミュニティサイトがあるなど、独自のオプションやサービスが豊富です。特にmineoユーザーと余ったデータ容量をシェアできる「フリータンク」は、他にはないサービスです。
mineo独自のキャンペーンも常時開催しており、活用すれば月額料金をより安く抑えられます。
mineoを実際に利用している方の評価を確認したいならmineoユーザーのリアルな口コミや評判をまとめた記事もぜひ参考にしてください。
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8.イオンモバイル|家族でデータをシェアできる

おすすめポイント
- 豊富な料金プラン
- 家族でデータを分け合いながら利用できる
- 無料でお試し可能
- 全国のイオン店舗で相談サポートや契約できる
容量 | 音声プラン (税込) | データプラン (税込) | シェアプラン(1人) (税込) |
---|---|---|---|
0.5GB | 803円 | - | - |
1GB | 858円 | 528円 | 1,188円 |
2GB | 968円 | 748円 | 1,298円 |
3GB | 1,078円 | 858円 | 1,408円 |
4GB | 1,188円 | 968円 | 1,518円 |
5GB | 1,298円 | 1,078円 | 1,628円 |
6GB | 1,408円 | 1,188円 | 1,738円 |
7GB | 1,518円 | 1,298円 | 1,848円 |
8GB | 1,628円 | 1,408円 | 1,958円 |
9GB | 1,738円 | 1,518円 | 2,068円 |
10GB | 1,848円 | 1,628円 | 2,178円 |
20GB | 1,958円 | 1,738円 | 2,288円 |
30GB | 2,508円 | 2,288円 | 2,838円 |
40GB | 3,058円 | 2,838円 | 3,388円 |
50GB | 3,608円 | 3,388円 | 3,938円 |
60GB~200GB のプランあり | 要確認 | 要確認 | 要確認 |
イオンモバイルは、細かく料金設定がわかれており、自分にぴったりなプランを選べる格安SIMです。
データ容量は翌月に繰り越しもでき、通信速度もアプリで簡単に切り替えが可能です。
また、1人での利用はもちろん、家族2人以上で利用できるシェアプランを利用すれば、家族でデータを分け合いながら使えるため、1人あたりの金額を下げることも可能でしょう。
しかも、SIMカードやスマホを1週間無料でお試しできるので、電波状況が不安など迷っている人にもおすすめです。
そしてなんと言ってもイオンモバイルは、オンラインだけでなく、全国の150店舗以上のイオンでも相談や契約ができます。スマホの操作に自信がない人や、申し込み手続きに苦手意識がある人でも安心です。
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ドコモから格安SIMに乗り換えるメリット
ドコモから格安SIMに乗り換えることでさまざまなメリットがあります。それぞれのメリットについて、以下で詳しく解説していきます。
ドコモから格安SIMに乗り換えるメリット
月額料金が安くなる
ドコモから格安SIMに乗り換えることで、毎月のスマホ料金を安く抑えることが可能です。
もちろん、使うデータ通信量やサービス、オプションによって料金は変動しますが、格安SIMに乗り換えることで、平均して月々2,000円〜5,000円程度は安くなる可能性があります。
特に大容量プランを利用している方はさらにスマホ料金を安くできる可能性があるため、携帯料金の見直しを考えている方は格安SIMへの乗り換えを検討しましょう。
スマホを格安で購入できる
スマホ端末を販売している格安SIM各社では、スマホ端末を安く購入できる場合が多いです。
なぜなら格安SIMでは、最新ではなく前世代のモデルだったり、キャリアでは扱わない端末を用意しているからです。ただし、中にはiPhoneなど最新モデルを扱う格安SIMもあります。
また、特に格安SIM各社では、乗り換えと同時に端末をセットで購入するとお得になるキャンペーンを多数開催しています。キャリアよりも値下げになるケースも多いため、キャンペーンを活用することでスマホ端末を安く購入できるでしょう。
キャンペーン活用でお得に契約できる
他社から乗り換える場合、キャンペーンを使うとお得に契約できます。
例えば、他社乗り換えで20,000円相当のポイント還元があったり、月額料金が割引になったり、スマホが1円で購入できるケースも。新規契約よりもお得になる場合がほとんどなので、ドコモから他社へ乗り換える際はキャンペーン情報をしっかり確認するといいでしょう。
解約違約金がない
ドコモは原則として解約金がかかりません。
そのため、いつでも解約金なしで格安SIMに乗り換えができます。
ただし、契約から1年以内に解約する場合は、通常利用目的以外の契約とみなされるため、1,100円(税込)の契約解除料が発生する場合があるので注意しましょう。
ドコモから格安SIMに乗り換えるデメリット・注意点
ドコモから格安SIMに乗り換える際にはデメリットや注意点もあります。
ドコモから格安SIMに乗り換えるデメリット
回線品質が悪くなる可能性がある
ドコモは基地局数もトップクラスで通信エリアが広く、快適に利用できます。
格安SIMの場合は、各キャリアの回線を一部借りている状況のため、通信速度が低下する可能性があります。
例えば、2025年8月の直近3カ月に計測された「みんなのネット回線速度(みんそく)」のデータによると、ドコモは通信速度(下り)が平均177.65Mbpsに対し、ドコモの格安料金プランahamoは138.56Mbps、格安SIMの中でも速度が速いUQモバイルでも124.83Mbpsです。
特に格安SIMの場合は、お昼の時間帯や通勤時間帯など、利用者が増えるタイミングで通信速度が低下する傾向があります。ドコモの快適で安定した通信環境に近い状況を選びたい場合は、ドコモの格安料金プランであるahamoや、UQモバイル、ワイモバイルなどのサブブランドを選ぶのがおすすめです。
ドコモの一部サービスが受けられなくなる
ドコモから格安SIMに乗り換えることで、一部のサービスが利用できなくなるため注意しましょう。
例えば、ドコモの契約者特典や、セット割などで自宅のネット回線を契約している場合など、他社に乗り換えることで適用が外れます。
ドコモのキャリアメール(@docomo.ne.jp)も利用ができなくなります。どうしてもキャリアメールを利用したい方は、月額330円(税込)の「ドコモメール持ち運び」サービスに申し込むことで、引き続きドコモのキャリアメールを利用できます。
一方、ドコモから乗り換えても一部のオプションは自動解約されない場合もあります。解約を忘れて不要に支払いが続くことがないよう、乗り換えの際には契約していたオプションを改めて確認してください。
店舗での対面サポートがなくなる
ドコモは全国各地に店舗があり、対面でのサポート体制がしっかり整っています。
一方で格安SIMは、店舗数がかなり少ない、もしくは店舗を持たずオンラインのみの場合も多いため、対面でのサポートが必要な人は注意が必要です。
もちろん各格安SIMでは、店舗での対面サポートができない代わりに、電話やチャットなどでのサポートやユーザー同士で交流できるコミュニティサイトがあるなど、できる限りのサポート体制を整えています。
それでも店舗での対面サポートが必要な人は、格安SIMの中でも珍しく実店舗を構えている楽天モバイルやワイモバイル、全国のイオンでサポートしてくれるイオンモバイルなどを選ぶのがおすすめです。
支払いがクレジットカードのみが多い
ほとんどの格安SIMでは、クレジットカードでの支払いが条件となります。
そのため、クレジットカードを持っていなかったり、使いたくない人は、クレカ以外の支払いができる格安SIMを選ぶ必要があります。
クレジットカード以外の支払い方法には、デビットカードや口座振替などの支払い方法があります。
そのため、ドコモから格安SIMに乗り換える際には、自分が希望する決済方法ができるのかを事前に確認しておきましょう。
以下の記事では、デビットカードが使える格安SIMについてまとめています。ぜひ本記事と併せてご覧ください。
ドコモから格安SIMへの乗り換え手順
ここでは、ドコモから格安SIMに乗り換える手順をわかりやすく解説していきます。
大まかな流れは以下の通りです。
1. MNP予約番号を取得する
MNP番号の手続きは、現在利用している電話番号を変更せずに乗り換えるために必要なものです。
この手続きは、オンライン、電話、ドコモショップから申し込みでき、発行手数料も基本的にかかりません。
ただし、有効期限は発行日から15日間なので、できるだけ早めに次の手続きに進みましょう。期限が切れた場合は再度はじめから手続きが必要です。
なお、「MNPワンストップ」に対応している場合は、MNP予約番号の取得は不要です。MNPワンストップとは、他社から電話番号を変えずに乗り換えるために従来必要だったMNP予約番号の手続きが不要になる制度のことです。
現在では多くの事業者が対応しています。対応業者は以下の通りです。
MNPワンストップ対応の携帯電話会社
- ドコモ
- au
- ソフトバンク
- ahamo
- UQモバイル
- povo
- ワイモバイル
- LINEMO
- LINEモバイル
- 楽天モバイル
- ジャパネットたかた通信サービス
- 日本通信SIM
- b-mobile
- mineo
- センターモバイル
- LPモバイル
- IIJmio
- NUROモバイル
- イオンモバイル
- KABU&モバイル
- FLASH MOBILE
- NifMo
- Smiles Connect
- メルカリモバイル
2. 格安SIMに申し込む
MNP予約番号を取得したら、希望する格安SIMに申し込みましょう。
申し込み時には、本人確認書類などの提出が必要なケースが多いので、運転免許証やマイナンバーカードなどをあらかじめ準備しておくとスムーズです。
また、現在使用しているスマホが2021年10月1日より前にキャリアで販売された端末の場合は、SIMロックがかかっている可能性もあるため注意してください。
SIMロック解除が必要かどうかは、端末の購入元キャリアのWebサイトやサポートに確認すれば簡単に調べられます。
SIMロックがかかっている場合は、Web上で無料で解除手続きが可能なため、格安SIMへの申し込み前に対応しておきましょう。
なお、格安SIMでは乗り換え時に適用となるさまざまなキャンペーンを開催しています。条件などの詳細をしっかり確認の上、キャンペーンを上手に活用しましょう。
3. 開通手続き・初期設定を行う
SIMカードが届いたら、契約した格安SIMのマイページや専用サイトから開通手続きを行います。
開通後は、スマホに新しいSIMカードを挿入し、APN設定(ネットワーク設定)を行えば、すぐに格安SIMで通信ができるようになります。
APN設定はSIMカードと一緒に届く説明書を参考に進めると迷わず設定できるでしょう。
以下の記事では、SIMカードの乗り換えや入れ替え方法などについてもまとめています。
また、MNPや開通手続きについてもっと詳しく知りたい方には、格安SIMで即日MNPする方法についての記事もあります。ぜひ本記事と併せてご覧ください。
ドコモから格安SIMに乗り換えに関するよくある質問
ドコモから格安SIM乗り換えに関するよくある質問をまとめました。
Q. ドコモから格安SIMに乗り換えるベストなタイミングはいつ?
ドコモから格安SIMへ乗り換えるベストなタイミングは、以下の2つです。
- 月末
- キャンペーンが実施されているとき
1つ目のおすすめタイミングは、月末頃です。
ドコモは乗り換え月の料金は日割り計算にならず、1カ月分が満額請求になります。そのため、月初の乗り換えでも月末の乗り換えでも、金額は変わらないので、月末頃まで利用した方がお得です。
また、基本的には乗り換え先の格安SIMでは、初月料金が日割り計算になるところが多いため、月末頃に乗り換えることで最後まで無駄なく利用できます。
あとは、キャンペーンが実施されているタイミングもチェックしておきましょう。キャンペーン内容によっては、通常よりもかなりお得に乗り換えられる場合もあります。
Q. ドコモから乗り換えで後悔しない格安SIMの選び方は?
ドコモから乗り換えで後悔しない格安SIMの選び方は、以下の4点がポイントです。
- 毎月のデータ使用量と料金プランは合っているか
- どのキャリアの回線なのか
- 通信速度はどのくらいなのか
- 独自のサービスやキャンペーンがあるか
ドコモから格安SIMへの乗り換えの場合、スマホの月額料金の安さだけを重視すると、通信速度が遅かったり、逆にドコモの時と変わらない金額払ったり、損をする場合もあります。
そうならないためにも、自分が必要とするデータ使用量を把握し、最適な料金プランやサービスがある格安SIMを選択してください。また、ドコモ以外のキャリア回線に乗り換えたいときは、対応エリアの確認も忘れずに。
Q. ドコモから乗り換え時に必要な費用は?
ドコモから他社へ乗り換える際に、原則としてMNP転出料や違約金はかかりません。。
ただし、ドコモを契約した人で利用実態がない場合や、契約から1年以内の解約だと、通常利用目的以外の契約とみなされるため、1,100円(税込)の契約解除料が発生するケースがあるので注意しましょう。
なお、乗り換え先では契約事務手数料が発生する場合があるため、確認してください。
ドコモから格安SIMに乗り換えまとめ
ドコモから格安SIMに乗り換える際のおすすめの格安SIMやメリット、注意点などについて詳しく説明しました。
この記事でわかったこと
- 毎月のデータ使用量・通話時間などの使用状況の把握は重要
- 独自サービスやキャンペーンも活用すればさらにお得
- 安さだけでなく、回線速度や支払い方法もポイント
- データ無制限なら、楽天モバイルがおすすめ
- 回線速度が遅い、実店舗が少ないなどのデメリットもある
- 格安SIMへの乗り換えは、月末頃がおすすめ
ドコモから格安SIMに乗り換えることで、月々のスマホ料金を大幅に抑えることもできます。格安SIM各社では豊富な料金プランを用意していたり、独自サービスやキャンペーンなども常時開催していて、お得に乗り換えることができるでしょう。
ただし、ドコモと比べると、通信速度が悪くなる可能性があったり、店舗での対面サポートが受けられないなど注意点もあります。
ドコモからの乗り換えで後悔しないためにも、毎月のデータ使用量・通話時間などの使用状況を把握し、メリットとデメリットをよく理解した上で、自分にピッタリの料金プランやサービスを選びましょう。