LINEモバイルを海外で使う方法!通話やSMSの料金は?
LINEモバイルを海外で使いたい方もいると思いますが、残念ながら利用は制限されてしまいます。どのようにすればLINEモバイルを快適に海外でも使用できるのか、ポケットWi-Fiを使った使用方法を解説します。また、その際の料金についてもお伝えします。
この記事の目次
これからLINEモバイルへの申込みを検討している人やすでに利用中の方の中には、海外旅行や海外出張へよく行かれる人も多いでしょう。そこで気になるのは、LINEモバイルが海外でも利用できるのかということです。
今回はLINEモバイルを海外で使用するための手段を具体的に解説します。また、その際の通話やSMSの料金についても説明します。
結論!LINEモバイルを海外で使う方法!
国内においては、主要3キャリアに対応する利便性のよいLINEモバイルですが、海外での使用状況については次のようになります。
【結論】LINEモバイルを海外で使う場合
- 音声通話機能(国際電話)はできる
- データ通信(インターネット通信)はできない
- SMS(ショートメッセージ)はできる
- 海外で使えるWiFiレンタルを使う
- もしくは海外で使えるeSIM対応プランのIIJmioがおすすめ
つまり日本国内と異なり、渡航先の国での使用は制限されるのです。
海外では音声通話・SMSができる
海外においてLINEモバイルは、ドコモ回線限定で音声通話とSMSの使用が可能です。ソフトバンク回線とau回線に関しては残念ながらどちらも海外での使用はできません。
ただし、日本国内から海外への国際電話に関してはすべての回線が対応しています。
ドコモ回線に限り国際ローミングのオプションが使用でき、渡航先では海外の通信会社の電話回線を利用し通話をおこなう仕組みです。
通話料は滞在先の国によって異なりますが、決して安い金額ではなく1分あたり125円~250円の範囲と考えてください。
また、海外から日本国内に向けてのSMSは1通100円となり、こちらも1通3円~30円の国内での利用料と比較すると割高です。
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データ通信(インターネット通信)はできない
残念ながらLINEモバイルでは、使用しているキャリアの回線に関係なく海外でのデータ通信(インターネット通信)はおこなえませんので注意してください。
ドコモ回線で加入できる国際ローミングオプションについてもデータ通信は対象外です。
国際ローミングオプションとは・注意点や準備物
国際ローミングオプションは申し込み手続きが必要です。事前に用意しなければいけないものもあるため覚えておいてください。
申し込みは、LINEモバイルの利用開始日が属する月の3ヶ月後の月初1日目から、マイページの「プラン・オプション」のページよりおこなえます。
例えば、利用開始日が3月1日の場合は6月1日から申し込みができるというわけです。
申し込みにあたり契約者本人名義のパスポートの提出が必要です。(※パスポートと契約者の名義が異なる場合は住民票も提出)
サービスを解約したい場合は、マイページのプラン・オプションから解除の手続きができます。
LINEモバイルを海外で使う方法
LINEモバイルではドコモ回線に限り海外での通話とSMSが利用できますが、データ通信に関しては一切利用することはできません。
そこで渡航先でも利用できるデータ通信サービスを紹介します。
海外で使えるおすすめのポケットWiFiレンタルサービス
海外でインターネットを使用する上で便利なのが「WiFiレンタルサービス」です。サービスによっては、ネットで申し込んだあと空港で直接端末を受取れます。
レンタルWiFiの会社一覧
サービス名 | 対応国 | 金額/日 | 容量/日 |
グローバルWiFi | 236ヵ国 | 3G:670円~770円 | 300MB |
4G:570円~1,470円 | ~無制限 | ||
イモトのWiFi | 200ヵ国以上 | 3G:540円~1,260円 | 500MB |
4G:540円~1,580円 | ~1GB | ||
Wi-Ho! | 200ヵ国以上 | 4G:980円~1,880円 | 500MB |
3G:1,380円~ | ~無制限 | ||
JAPAEMO | 208ヵ国 | 4G:430円~ | 150MB~500MB |
3G:290円~ | |||
Fast-fi | 100ヵ国以上 | 4G:410円~1,580円 | 350MB |
~1GB | |||
グローバルモバイル | 40ヵ国以上 | 4G:690円~880円 | 500MB |
~無制限 | |||
エクスモバイル | 170ヵ国以上 | 4G:550円~1,250円 | 200MB |
~500MB | |||
フォートラベル | 200ヵ国以上 | 3G:870円~970円 | 250MB |
4G:970円~1,670円 | ~1GB | ||
jetfi | 100ヵ国以上 | 4G:680円~1,580円 | 350MB |
~1GB | |||
Lucky wifi | 4ヵ国 | 4G:550円~800円 | 1GB |
~無制限 | |||
JAL ABC | 170ヵ国以上 | 3G:678円~ | 無制限 |
4G:621円~ | |||
SAKURAモバイル | 10ヵ国以上 | 4G:680円~ | 無制限 |
Wi-Ho!Biz | 30ヵ国以上 | 4G:700円~2,980円 | 500MB~無制限 |
iVideo | 100ヵ国位上 | 4G:800円~1,230円 | 500MB~無制限 |
88mobile for GLOBAL | 20ヵ国以上 | 4G:1,680円~4,650円 | 300MB~1GB |
数が多くどのサービスを選べばよいか迷ってしまうと思うので、中でもおすすめのポケットWiFiレンタルサービスを紹介します。
GLOBAL WIFI(グローバルWiFi)
出典:グローバルWiFi
GLOBAL WiFiはアメリカ・韓国・中国などの人気海外旅行先はもちろん、全200ヵ国以上に対応しているため、出張での利用にも適したレンタルWiFiです。
料金は定額制で、どれだけ通信をおこなっても1日あたりの金額が上がることはありません。(※料金は使用する国ごとで異なります)
無制限プランもあり、定額データ制のプランを利用中でも渡航中にデータ量の追加が可能です。
ネットで申込後、国内18ヵ所の空港・38ヵ所のカウンターで受取れるため便利です。ハワイ・韓国・台湾・ロサンゼルスに限り現地の空港でも受取ができます。
1日あたりに使用できるデータ通信料
プラン | データ量/日 |
通常 | 300MB |
大容量 | 600MB |
超大容量 | 1.1GB |
無制限 | 無制限 |
LINEやメールの送信程度なら通常プランでも構いませんが、友達や家族など複数人で使用する場合は大容量プラン以上を選ぶのがよいでしょう。
現地でどうしてもデータ量が足りないと感じる場合は、容量の追加を検討してみてください。
イモトのWiFi
出典:イモトのWiFi
お笑いタレントのイモトアヤコがイメージキャラクターを務める、海外WiFiレンタルサービスがイモトのWiFiです。
アメリカ・ヨーロッパ・アジア・アフリカといった様々な国で利用でき、1カ国および2カ国以上の渡航先によって異なる料金設定を設けています。
使用できる回線は3G・4Gです。利用料は日本人の海外旅行先として人気のあるハワイの場合、3Gなら980円/日、4Gなら1,580円/日です。
ネットで申込後、全国6ヵ所の空港で受取りができ、指定した住所へのお届けにも対応しています。
また、端末の盗難・紛失時の補償制度「あんしんパック」も用意されているため、心配の方は加入を検討してみてください。(※あんしんパック200円/日~)
1日あたりに使用できるデータ通信料
プラン | データ量/日 |
大容量 | 500MB |
ギガ | 1GB |
無制限 | 無制限 |
このほかにも、30日間(500MB/日)をお得に利用できる料金プランも用意されているため、興味ある人は利用してみてもよいでしょう。
Wi-Ho!(ワイホー)
出典:NEXT mobile
2010年から海外用レンタルWiFiのサービスを提供する、株式会社テレコムスクエアが運営するのがWi-Ho!です。
利用できる国は200ヵ国以上となるため、海外旅行やビジネスでの利用に適しています。
また、WiFiルーターのデータ量無制限プランもあるため、友達や家族とシェアして使用できます。無制限なら旅先でデータ量を気にせず、メッセージを送ったり調べものができたりできるため便利です。
回線は3Gと4Gのそれぞれに対応したルーターを選択できます。3Gは速度は遅いが障害物に強く、4Gは速度は速いが障害物に弱いという特徴がそれぞれあります。
1日あたりに使用できるデータ通信料
プラン | データ量/日 |
通常プラン | 300MB |
大容量プラン | 500MB |
ギガプラン | 1GB |
無制限プラン | 無制限 |
申込はWebサイトからで、端末の受取は国内8ヵ所の空港のほか、宅配でのお届けが可能です。
モバイルバッテリーのレンタル、端末の故障や紛失時の保証オプションサービスなどもあります。
海外レンタルWiFiを詳しく知りたい方はこちらの記事もおすすめです。
eSIM対応プランのIIJmioもおすすめ
出典:IIJmio海外旅行や海外出張を頻繁にする方はIIJmioの利用も検討してみてください。
物理SIMを必要としない、eSIMに対応した「eSIMプラン(ベータ版)」を利用すれば、渡航先で現地のSIMプロファイルを追加するだけで簡単にデータ通信ができます。
そのため、「eSIMプラン(ベータ版)」を利用すれば海外用レンタルWiFiを別途申し込む必要はありません。
ただし、eSIMプラン(ベータ版)はデータ通信専門で音声通話には対応していないので注意してください。
eSIM対応のスマホ(デュアルSIM)を持っている場合は、海外でSIMスロットに現地で使用できる音声SIMを挿入し、データ通信はeSIMでおこなうといった使い方ができます。
IIJmioのeSIMプラン(ベータ版)は、6GBで月額1,520円です。現在国内でeSIMサービスを提供しているのはIIJmioだけとなります。
公共のフリーWiFiを使う
LINEモバイルを利用して海外でデータ通信をおこなう方法のひとつに、公共のフリーWi-Fを使用する手段があります。飲食店や公共交通機関などで、無料で使用できるのがフリーWiFiの最大のメリットです。
しかし、誰でも簡単に利用できるため、通信データの盗み見やウイルスによる感染の恐れといったリスクも伴います。個人情報を入力する必要があるサイトの利用はなるべく避けましょう。
また、フリーWiFiは多くの人が利用するため、混線し速度が出にくい場合もあります。そして、限られたエリアでしか使えないのもネックです。
簡単な調べものをする程度ならフリーWiFiは役立ちますが、快適にインターネット楽しむという面では不十分でしょう。
まとめ
LINEモバイルへの申込みを検討している人には残念ですが、海外での利用は限定されてしまいます。ドコモ回線を使用している場合は、音声通話とSMSを利用できますがデータ通信はおこなえません。
海外旅行や海外出張が頻繁にある人は、海外用レンタルWiFiやeSIMを利用できるIIJmioの利用も検討してみてください。