ASUS ZenFone Max実機レビュー|2万円台で圧倒的なコスパ!
大容量バッテリーを搭載したSIMフリースマホ「ASUS ZenFone Max(ZC550KL)」を海外で一足先に購入してきました!スペックや動作・電池もちなどを実機レビューしていきたいと思います。
大容量バッテリーを搭載したSIMフリースマホ「ASUS ZenFone Max」を一足先に購入してきました!スペックや動作・電池持ちなどを実機レビューしていきたいと思います。日本国内発売前に参考にしてみて下さい。
サムネイル画像の出典:ZenFone Max (ZC550KL)
ZenFone Maxの実機レビュー
海外ではすでに発売されているASUS製のSIMフリースマホ「ZenFone Max(ZC550KL)」。一足先に購入してまいりました。価格は2万円弱だったので、日本での発売予定価格より若干安めで買うことができました。
まずは開封。このような箱に入っています。今回はカラー「ホワイト」を購入。
中身は簡単な説明書・microUSBケーブル・ACアダプター・USBのホストケーブル(OTGケーブル)が同梱されています。日本公式サイトには製品保証書も入っているという旨が記載されていましたが、海外ではレシートが保証書代わりと言われました。
このOTGケーブルを利用するとZenFone Maxをモバイルバッテリーとしても使えるようになるのはおすすめポイント。タブレットユーザーや2台持ち運用にはおすすめしたい機能です。
出典:ASUS公式HP
本体の前面はASUSらしいデザインとなっており、下部にはスピン加工が施されています。
背面のデザイン。ASUSのロゴとカメラ、スピーカーなどが設置されています。背面のパネルは金属製では無いようです。
サイドからの写真がこちら。背面が丸みを帯びているので持ちやすいのですが、大容量バッテリーを搭載していることもあってか厚みはそこそこあります(最大約10.55mm)。薄さを求めている人よりは、バッテリーなど実用性重視のユーザーにおすすめかもしれません。
背面パネルを開けるとSIMカードスロット、microSDカードスロットがあります。micro SIMカード×2のデュアル仕様になっており、両スロットがLTEに対応。
またmicroSDスロットは別途用意されているので、排他利用になることはありません。格安SIM運用の上級者にはもってこいの機種と言えそうです。
…ここまで付属品や本体デザインを見てきましたが「ZenFoneシリーズのデザインを継承しつつ、大容量バッテリーを搭載。その分厚みが増しました」といった印象です。
ZenFone Maxのスペック
Android 5.0.2を搭載したSIMフリースマホ。どうやらAndroid 6.0 Marshmallowのアップデート予定機種にもリストアップされていたので、このあたりも長く運用できそうなポイントです。
機種名 | ZenFone Max(ZC550KL) |
---|---|
メーカー | ASUS |
OS | Android 5.0 |
ディスプレイ | 5.5インチ HD ゴリラガラス4 |
プロセッサー | Qualcomm Snapdragon 410(クアッドコア1.2GHz) |
RAM/ROM | 2GB/16GB |
microSDスロット | 搭載(SD/SDHC/SDXC対応) |
カメラ | 背面1300万画素(レーザーAF・デュアルLEDフラッシュ) フロント500万画素 |
バッテリー | 5000mAh |
対応バンド | GSM(2G) : 850/900/1800/1900 W-CDMA(3G): 800(6)/800(19)/850(5)/900(8)/1900(2) /2100(1) 4G (FDD-LTE): 100(1)/1800(3)/850(5)/800(6)/900(8) /1700(9)/800(18)/800(19)/700(28) |
SIMスロット | micro SIM×2(デュアル仕様) |
Wi-Fi | 802.11b/g/n |
Bluetooth | v4.1 |
本体サイズ | 高さ約156mm×幅約77.5.mm×奥行き約5.2mm~10.55mm |
重量 | 約202g |
付属品 | USB ACアダプターセット、イヤホンマイク、OTGケーブル、ユーザーマニュアル、製品保証書 |
(日本公式サイトの情報を元にスペック表を作成しています)
大画面の5.5インチHDディスプレイは思った以上にきれいです。ゴリラガラス4を採用しているので、耐久性も優れているものと思われます。
プロセッサーはクアルコム製のSnapdragon 410(クアッドコア1.2GHz)。格安スマホによく搭載されるエントリーモデル用のSoCですが、Youtubeの高画質動画視聴・ゲームアプリなど色々試してみましたが、問題なくサクサク動きました。このスナドラ410はメーカーやモデルによって評価が分かれるプロセッサーですが、このあたりはさすがASUSといったところです。
RAMは2GB、ROMは16GB。内部ストレージが若干物足りない感じがしますが、「ASUS WebStorage (5GB永久無料)」「Googleドライブ(100GB2年間無料)」が付いてくる(海外版)上に、microSDカードもXCまで対応。このあたりを使いこなせば保存容量は問題ないでしょう。
無線LAN(WiFi)はIEEE 802.11 b/g/nに対応。価格相応と言えます。現在海外に滞在していることもありカフェや宿泊施設など多くのスポットで接続を試みましたが、今のところ全く問題はありません。
バッテリー
ここからはZenFone Maxの購入を検討するうえで、抑えておきたいポイントをレビューしていきます。まずはバッテリーと電池もち。
最大のおすすめポイントは5000mAhの超大容量バッテリーです。公式サイトでは「WiFi 約22.6時間/モバイル通信 約20.7時間/連続通話 約37.6時間」とぶっちぎりの電池もち。連続待ち受け時間は驚異の38日間となっており、いかにバッテリーをアピールしているかが分かります。
実際に1日使用してみたところ、新品購入で明るさMax、利用アプリ一括ダウンロードやYoutube視聴・ゲームアプリとヘビーに使ってもまだまだ電池は持ちます。(下の画像のように、アプリから利用量を確認することも可能)
また「パワーセーバー」というアプリがあらかじめ入っており、ワンタッチで節約モードへ切り替え可能。こちらを併用すると60%程度の充電で1日十分持つといった印象です。
デメリットを1つ挙げるとすれば、フル充電までの時間が約4.8時間と長いこと。これは夜充電すれば問題ないですが、少し気になる点かもしれません。ただし利用頻度が多くても充電60%の状態で1日十分電池が持ったので、OTGケーブルによるモバイルバッテリーとしての利用を想定していないのであればそこまで苦に感じることはないでしょう。
カメラ機能
背面が1300万画素。レーザーオートフォーカス対応で、デュアルLEDフラッシュを内蔵します。写真撮影が下手な筆者でも、InstagramやFacebookにアップできるくらいの写真を撮れるGoodなカメラ。まずは明るい場所で通常の写真を撮ってみました。
色のコントラストも綺麗に撮影できているのが分かります。レーザーAFということもあり、撮影速度も爆速。…次に暗所でのフラッシュ撮影で1枚。
デュアルLEDフラッシュがあるので、くっきりと映るのが分かります。フラッシュ撮影なので、まわりが暗くなるのはどのスマホも同じでしょう。
…ただしASUS ZenFone Maxには「ローライトモード」という機能があり、フラッシュなしでも明るい写真を撮ることができます。早速同じ暗所環境で試してみました。
上の画像のように、暗い場所でも明るい写真を撮ることができます。これは非常におススメ!ただしローライトモードの場合、ピクセル数は3MPに制限されるのを発見。このあたりは場所・状況に応じて使い分けるときれいな写真が撮れることでしょう。
SIMフリー
ZenFone MaxはSIMフリー端末です。国内で格安スマホとしてガンガン運用が可能なほか、海外でも使える優れもの。
- LTE:Band 1/3/5/6/8/9/18/19/28
- 3G:Band 1/2/5/6/8/19
- GSM:850/900/1800/1900MHz
周波数帯と対応バンドは上記の通り。国内の格安SIMで利用するには非常にコレが重要なわけですが、LTEはドコモ系MVNOの周波数帯をきっちりカバーしています。また3GもFOMAプラスエリアのバンドに対応しており、モバイルデータ通信まわりは評価◎。
またSIMフリースマホということで海外滞在時には非常に便利。国内大手キャリアの国際ローミングを利用すると1日千円~数千円ほどかかるところ、私は現地でSIMカードを購入したので1か月1000円程度で運用できています。電池持ちも抜群に良いので、国内利用のみならず海外出張などが多い方にもおすすめしたい機種です。
価格・発売日
日本での販売価格は、3万円弱程度になる予定。海外から2万円程度で購入できた筆者はタイミングが良かったのですが、仮に3万円台でも満足していたでしょう。国内での発売日は2016年3月中旬ごろとなっています。
ASUS ZenFone Max実機のレビューとおすすめポイント
ここまでハンズオン・実機レビューしてみて、最後に特徴とおすすめポイントをまとめてみました。
- おすすめポイント!
- 格安スマホ最高峰のバッテリーライフ
- スナドラ410搭載ながら動作はサクサク
- ドコモ系の格安SIM◎
- SIMフリーなので海外での利用もOK
…ということで、カメラや充電持ちも含め実用性に長けたSIMフリー機種であることが分かりました。本体の充電時間と厚みさえ除けば素晴らしい出来となっており、これが3万円であれば即買いレベル。個人的には「ビジネスで外にいることが多く、日中は充電できない」「とにかく実用的なスマホがほしい」というユーザーにおすすめしたい機種です。
以上、一足先に海外で購入したZenFone Maxの実機レビューでした!日本発売後に買うことを検討される際は、ぜひ参考にしてみて下さい。