【実機レビュー】AQUOS SH-M04を使ってみた!他スマホと比較も
2016年12月より発売を開始したAQUOS SH-M04をBIGLOBE SIMの格安SIMで使った感想をまとめました。格安スマホ「AQUOS SH-M04」の気になるスペックやカメラ画質のチェックはもちろん、販売しているMVNO等や他スマホとの比較についてもご紹介します。
この記事の目次
2016年12月より発売を開始したAQUOS SH-M04を触る機会がありましたので、BIGLOBE SIMの格安SIMで使ってみました。ミドルスペックながら手にしやすい価格になっており、幅広い世代で扱いやすいスマホなのではないしょうか。
今回はAQUOS SH-M04を実機レビューしていきます。気になるスペックやカメラ画質のチェックは勿論、販売しているMVNO等や他スマホとの比較についてもご紹介します。
AQUOS SH-M04を実機レビュー!
出典:SHARP AQUOS SH-M04/SH-M04-A スペック
AQUOS SH-M04はSHARPが手がけたSIMフリースマホで、防水構造など日本人向けの機能を多数搭載した国産スマホながら価格も3万円台。コストパフォーマンスに優れている点が特徴です。まずは実機でカメラ画質など使い心地をチェックしていきます。
※今回使用しているのは厳密には「AQUOS SH-M04-A」という名前です。AQUOS SH-M04-AはACアダプタとmicroUSBケーブルが付属しているタイプになります。
AQUOS SH-M04を開封してみる
AQUOS SH-M04はシャープの強みであるIGZOディスプレイを搭載した5.0インチスマホです。やや丸みを帯びた形状をしているので、手にはよく馴染んでくれます。筆者もこれまでにいくつものSIMフリースマホをレビューしてきましたが、AQUOS SH-M04のフィット感はかなり高評価です。同じサイズである富士通のarrows M03はフレームがカクカクしていて引っかかりも良いのですが、こちらのほうが万人受けするように感じます。なお、カラー展開としてはネイビー/ホワイト/レッド(楽天モバイル限定)の3色が販売されていますが、今回のレビューにはホワイトを使用しています。
開封してみて気づいたのですが、こちらのスマホはmicroSDカードとSIMカードの挿入をSIMピン無しで行えます。SIMピンは紛失しやすく不便でしたので、SIMピンなしでSDカードやSIMカードの入れ替えができるのは便利です。データやバックアップをSDカードに保存する方にもおすすめです。また、充電に使用するmicroUSB端子はキャップがないのですが、こちらはキャップレスで防水対応してくれますのでご安心ください。最近は入出力端子にmicro USB typeCを使うスマホも発売されていますが、こちらはtypeB端子です。ポケットWiFiなどと同じ端子なので、充電環境も手間が少ないです。
AQUOS SH-M04のスペックは?
続いてAQUOS SH-M04の細かいスペック(性能)をみていきましょう。こちらのスマホはミドルスペックの部類に入りますが、CPUはQualcomm® Snapdragon™ 430(MSM8937)のオクタコアですし、性能も比較的高めに設定されています。そして国産スマホだけあって、防水・防塵構造やおサイフケータイへの対応もお手の物といった感じですね。シャープ製のアプリセット(辞書・QRコードリーダーなど)がプリインストールされているのも嬉しいポイントです。また液晶はIGZOディスプレイで、想像していた以上に色彩鮮やかに表示してくれました。
しかしAQUOS SH-M04は国産スマホによく搭載されているワンセグ機能を搭載していません。これはコストカットによる影響と言われています。最近はYoutubeやAbemaTVなどの登場でワンセグを必ずしも使わない人もいますが、ワンセグがどうしても必要な人はArrows M03や前機種であるAQUOS mini SH-M03を検討してみてるのも良いかもしれません。
AQUOS SH-M04 スペック表
端末名 | AQUOS SH-M04 |
---|---|
画面サイズ | 約5.0インチ IGZO 720×1,280ドット HD 広視野角/S-PureLED |
CPU | Qualcomm® Snapdragon™ 430(MSM8937) オクタコア 1.4GHz(クアッドコア)+1.1GHz(クアッドコア) |
OS | Android™ 6.0 |
RAM | 2GB |
ROM | 16GB |
カメラ画素 | 背面:1,310万画素 前面:500万画素 |
SIMカード | nanoSIM |
microSDカードスロット | ○ |
Wi-Fi | IEEE802.11b/g/n(2.4GHzのみ) |
LTE(通信) | 3G : 2.1GHz / 800MHz LTE : 2.1GHz / 1.7GHz / 800MHz |
Bluetooth | v4.2 |
バッテリー | 2,700mAh |
サイズ | 143mm×71mm×8.3mm |
カラー | ホワイト/ネイビー/レッド(楽天モバイル限定) |
重量 | 約138g |
カメラ性能レビュー
AQUOS SH-M04のカメラ機能を使ってみます。カメラ画質としては「背面:1,310万画素/前面:500万画素」ですので、3万円台のスマホとしては上々ではないでしょうか。今回も被写体でよく使っている白いぬいぐるみは残念ながら旅行中なので、被写体は身の回りのものを撮影してみました。
今回は某コーヒーショップのカフェラテを撮影。少し撮影場所の関係でバックが暗くなってしまいましたが、被写体を綺麗に撮れていますね。AQUOS SH-M04は背面のメインカメラにはコストカットのためか広角レンズを搭載していないものの、前面のインカメラには広角レンズを搭載しています。自撮りを利用する場合には自撮り棒なしでも周りの風景がより広く写ってくれるほか、美肌補正などの機能もありますので、女性には嬉しいところではないでしょうか。
また、動画撮影においては撮影したビデオから静止画を切り出せる「あとからキャプチャー」機能もあります。AQUOS SH-M04は思っている以上にコストパフォーマンスの高いスマホでした。
どこで買える?販売予定のMVNO
AQUOS SH-M04を販売予定のMVNOは以下の通りです。今回のレビューではBIGLOBEモバイルの格安SIMを使ってレビューしましたが、他のMVNOでも販売されています。なお限定カラーについては、楽天モバイル限定でレッドも取り扱われています。
他スマホと比較してみる
AQUOS SH-M04と他のスマホのスペックを比較してみましょう。SHARPから発売されているハイスペックな前モデルの「AQUOS mini SH-M03」と、競合メーカー富士通の「arrows M03」の2機種とスペックを比較してみます。
【vs AQUOS mini SH-M03】前機種との違いは?
まずは、前モデルであるAQUOS mini SH-M03とスペックを比べてみます。まずCPUやメモリで比較してみると、SH-M04がクアッドコアに対してSH-M03はヘキサコアですがメモリが3GBとなっています。AQUOS SH-M04はどちらかというとコスパ重視のAQUOS SH-M02の流れを汲んだスマホで、ハイエンドモデルのAQUOS mini SH-M03とは少し毛色が違いますね。逆に言えばAQUOS SH-M04はSH-M03の半額ほどで購入できる利点がありますので、性能・価格のどちらを重視するかによっておすすめの端末は変わりますね。
ちなみスペックの上下関係としては、AQUOSのSH-Mシリーズでみると、「AQUOS SH-M02 < AQUOS SH-M04 < AQUOS mini SH-M03」という位置づけになっています。
AQUOS SH-M04 AQUOS mini SH-M03 スペック比較
端末名 | AQUOS SH-M04 | AQUOS mini SH-M03 |
---|---|---|
画面サイズ | 約5.0インチ IGZO 720×1,280ドット HD 広視野角/S-PureLED | 4.7インチ フルHD ハイスピードIGZO |
CPU | Qualcomm® Snapdragon™ 430(MSM8937) オクタコア 1.4GHz(クアッドコア)+1.1GHz(クアッドコア) | Qualcomm® Snapdragon™ 808(MSM8992) ヘキサコア 1.8GHz(デュアル)+1.4GHz(クアッド) |
OS | Android™ 6.0 | Android™ 6.0 |
RAM | 2GB | 3GB |
ROM | 16GB | 16GB |
カメラ画素 | 背面:1,310万画素(F値2.2) 前面:500万画素 | 背面:1,310万画素(F値1.9、光学手振れ補正) 前面:500万画素 |
SIMカード | nanoSIM | nanoSIM |
microSDカードスロット | ○ | ○ |
Wi-Fi | IEEE802.11b/g/n(2.4GHzのみ) | IEEE802.11a/b/g/n/ac |
LTE(通信) | 3G : 2GHz(B1)/800MHz(B6)/800MHz(B19) 4G : 2GHz(B1)/1.7GHz(B3)/800MHz(B19)/800MHz(B26) | 3G : Band1(2.0GHz)/Band5(850MHz)/Band6(800MHz) /Band19(800MHz) LTE : Band1(2.0GHz)/Band3(1.7GHz)/Band19(800MHz) GSM : 850MHz、900MHz、1,800MHz、1,900MHz |
Bluetooth | v4.2 | v4.1 |
バッテリー | 2,700mAh | 2,810mAh |
サイズ | 143mm×71mm×8.3mm | 126mm×66mm×8.9mm |
カラー | ホワイト/ネイビー/レッド(楽天モバイル限定) | ホワイト/レッド |
重量 | 約138g | 約120g |
【vs arrows M03】国産スマホのライバルと比較
続いてライバルスマホと言われている富士通のarrows M03とスペックを比較してみましょう。防水・防塵構造やおサイフケータイなどの対応は両端末とも国産スマホだけあって対応しています。しかしスペック表からも分かるように、CPUやバッテリー容量など、いくつかの点でAQUOS SH-M04のスペックはarrows M03を少し上回っています。
一方でワンセグにも対応している点やカラーバリエーションではarrows M03に軍配が上がりますね。また、AQUOS SH-M04はau系の通信規格には対応していないので、mineo(マイネオ)やUQモバイルといったau系MVNOの利用を検討しているかたにはarrows M03のほうがおすすめです。
AQUOS SH-M04 arrows M03 スペック比較
端末名 | AQUOS SH-M04 | arrows M03 |
---|---|---|
メーカー | SHARP | 富士通コネクテッドテクノロジーズ |
画面サイズ | 約5.0インチ IGZO 720×1,280ドット HD 広視野角/S-PureLED | 約5.0インチHD IPS液晶(720×1280) |
CPU | Qualcomm® Snapdragon™ 430(MSM8937) オクタコア 1.4GHz(クアッドコア)+1.1GHz(クアッドコア) | Qualcomm® Snapdragon™ 410(MSM8916)1.2GHz クアッドコア |
OS | Android™ 6.0 | Android™ 6.0 |
RAM | 2GB | 2GB |
ROM | 16GB | 16GB |
カメラ画素 | 背面:1,310万画素 前面:500万画素 | 背面:1,310万画素 前面:500万画素 |
SIMカード | nanoSIM | nanoSIM |
microSDカードスロット | ○ | ○ |
Wi-Fi | IEEE802.11b/g/n(2.4GHzのみ) | IEEE802.11a/b/g/n(2.4GHz/5GHz) |
LTE(通信) | 3G : 2GHz(B1)/800MHz(B6)/800MHz(B19) 4G : 2GHz(B1)/1.7GHz(B3)/800MHz(B19)/800MHz(B26) | LTE:1/3/8/19/26 3G:1/5/6/8/19 GSM:850MHz/900MHz/1,800MHz/1,900MHz |
Bluetooth | v4.2 | v4.1 |
バッテリー | 2,700mAh | 2,580mAh |
サイズ | 143mm×71mm×8.3mm | 144mm×72mm×7.8mm |
カラー | ホワイト/ネイビー/レッド(楽天モバイル限定) | ブラック/ホワイト/ピンク/シャンパンゴールド(楽天モバイル限定)/グリーン(mineo限定) |
重量 | 約138g | 約141g |
AQUOS SH-M04のレビューまとめ:幅広い世代に使いやすいスマホ
AQUOS SH-M04の実機レビューをしました。AQUOS SH-M04は国産スマホとして防水・防塵やおサイフケータイに対応し、幅広い世代に使いやすいスマホとして人気が出てくることでしょう。高性能なスマホには格安SIMを利用して料金を節約すると、月々の負担をぐっと抑えることができます。自分に合ったSIMプランを探すにはSIMチェンジの「おすすめ格安SIM比較」をぜひご利用下さい。
公式サイト:BIGLOBE SIM
公式サイト:楽天モバイル
公式サイト:IIJmio