データ通信のみの場合のおすすめ格安SIMを徹底解説|メリット・デメリットも紹介

格安スマホはデータ通信のみのプランを選ぶべきでしょうか?データ通信専用のSIMカードは月額料金が安くお得ですが、その反面でセルスタンバイ問題なども存在します。今回の記事ではSMS機能、音声通話機能付きSIMカードとの違いや、データ通信のみの格安SIMを利用するメリット・デメリットを紹介します!
この記事の目次
スマホの回線をキャリアから格安SIMを提供しているMVNOに乗り換える場合、価格を安くするのに最も効果的なのはデータ通信のみの格安スマホプランを契約することです。音声通話機能は使えませんが、そのぶん安い維持費で使うことができます。
しかしながら、格安スマホの中にはデータ通信のみの契約で利用するとセルスタンバイ問題などが起こってしまう機種も存在します。
この記事では、データ通信のみのSIMカードを利用するメリット・デメリットやおすすめのプランを紹介します。
▼SIMチェンジではおすすめの格安スマホ・格安SIMを比較しご紹介しています。ぜひご一読ください。
格安スマホ データ通信のみ VS 音声通話プランの違い
格安スマホではデータ通信のみが使えるプランも選べることが多いのですが、そもそもほかのSIMカードとの違いは何なのでしょうか。まずはSMS機能が付いたSIMカードや、音声通話機能が付いたSIMカードの違いを説明します。
データ通信専用のSIMカードは、インターネットのみが使える
SIMカードの種類は、大きく分けて3種類あります。それは「データ通信専用のSIMカード」「データ通信とSMS機能が使えるSIMカード」そして「データ通信、SMS機能、音声通話がすべて使えるSIMカード」です。
3種類のSIMカード
- データ通信専用SIMカード
- インターネット接続のみが行えるSIMカード
- データ+SMS機能付きSIMカード
- インターネット接続とSMS送受信が行えるSIMカード
- 音声通話機能付きSIMカード
- インターネット接続、SMS送受信、音声通話が行えるSIMカード
「データ通信専用のSIMカード」は、文字どおりインターネット接続のみが使えるSIMカード、またはプランです。
単純に「データSIM」「データプラン」などと呼ばれ、SMS機能や音声通話機能は使えません。使える機能がデータ通信のみとなっているため、そのぶん月額料金は安いのが特徴です。
「データ+SMS機能付きのSIMカード」は、データ通信に加えて、SMS送受信機能の付いたSIMカード、またはプランです。
「データSIM(SMS付き)」などこちらも呼び方はMVNOによってさまざまで、データ通信専用のSIMカードの月額料金に150円前後追加すれば、利用できることが多いです。
「音声通話機能付きのSIMカード」は、データ通信、SMS機能、音声通話機能のすべてが使えるSIMカード、またはプランです。
単純に「音声SIM」「音声プラン」などと呼ばれ、データ通信専用のプランと比較すると、音声通話機能が使えるため700円前後月額料金が高いです。
基本的には機能が少ない順に月額料金が安いので、データ通信のみのプランが必要であればデータ通信専用のSIMカードを選ぶのが1番お得です。逆に通話機能やSMS機能を使う予定があるなら、別のプランを選んでください。
- データ通信のみが使える「データSIM」は、使える機能が限定されているぶん安いのが特徴です!
データ通信のみで格安スマホを使うメリット・デメリット
ではデータ通信のみのプランを格安スマホで使うと、どんなメリットやデメリットがあるのでしょうか?使い方によってはSMS機能や音声通話機能があったほうが良いこともあるので、しっかり確認しておきましょう。
データ通信のみプランは、月額料金が安い
データ通信のみのSIMカードは、とにかく料金が安いことが魅力です。
音声通話プランでは、大抵どこのMVNOでもデータプランの料金に700円程度が加算された金額を請求されます。そのためほとんどの場合、データプランと音声通話プランには700円前後の差額ができてしまうということですね。
700円あれば、定食屋で1食分はご飯を食べられる金額です。毎月この金額を支払うことで、1年につき12食分の金額、およそ8,400円が失われることになります。
データプランではたしかに通常の音声通話をすることができませんが、050番号のIP電話サービスであれば利用できる場合もあります。そのため、ほとんど電話をしない方であればいっそのことデータ通信のみのプランを契約してしまうのも1つの手です。
そもそもSIMフリータブレットなどは音声通話機能に対応していない機種もあるので、そういった機種で格安SIMを使う場合はデータ通信のみのプランを選んだほうがお得に使えます。
格安SIMは最低利用期間・縛りのないデータプランが多い
MVNOが提供しているデータ通信のみのプランは、最低利用期間や2年縛りを設けていない格安SIMが多いので、気軽に契約して使うことができます。簡単に言うと、いつ解約しても違約金のかからないプランが多いのです。
例えば今までのdocomo、au、SoftBankなど大手キャリアのデータプランは、2年縛りなど定期契約のものがほとんどでした。
一度契約すると(解約時期によっては解約手数料がかかるため)気軽に他社サービスへ乗り換えることができない、という欠点があったのですが、縛りなしの格安スマホ データ通信のみプランを契約すればその問題は解消されます。
また各プランのデータ容量に対しての月額料金は、大手キャリアのプランと比較して格安SIMのほうが安いことがほとんどです。そのため、大手キャリアでデータプランを利用している方は、きりの良いタイミングで縛りがなく安い格安SIMへ乗り換えたほうがお得です。
セルスタンバイ問題がある
データ通信のみのSIMカードを利用するにあたって避けて通れない問題があります。それは、セルスタンバイ問題です。
これは何かというと、データ通信のみのSIMカードを利用していると端末によってはその状態を圏外と判断し、通話回線を探し続けてバッテリーを無駄に消費していく現象です。通話回線に繋ごうとする処理はバックグラウンドでも行われることがあるので、何もしなくても余分に電池残量を消費していきます。
セルスタンバイ問題の影響は利用する格安スマホによりけりですが、通話回線を利用するSIMカードを使えば避けることができます。音声通話機能に対応したSIMカード、もしくはデータSIMであってもSMS機能が付いていれば(SMSは通話回線を利用するため)セルスタンバイ問題の回避に繋がります。
SMS機能自体は月額150円前後で追加することができるので、気になる方は付けておいても良いかもしれません。
- 格安スマホのデータ通信のみプランは、月額料金の安さや契約縛りのない点がメリット!セルスタンバイ問題が気になる方は、安いのでSMS機能を付けておいても良いかもしれませんね♪
安いデータ通信専用SIMを比較
データ通信のみの格安スマホプランの詳細やメリット・デメリットを確認したあとは、インターネット専用で使えるおすすめの格安SIMもチェックしておきましょう。タイプ別に紹介するので、どのプランが自分に合っていそうか確認してみてください!
イオンモバイル
スーパーでも有名なイオンの格安スマホ イオンモバイルも、月額料金の安い通信サービスです。
特に1GBプランは高速通信が使えて月額519円からとMVNOの中でも最安級の価格で使えることに加えて、大容量プランも最大50GBまでと豊富なコースを揃えています。
イオンモバイルのデータプランなら最低利用期間はないので、気軽に契約してSIMフリースマホやSIMフリータブレットでインターネットを楽しむことができます。
イオンモバイル 格安SIM料金プラン
イオンモバイル | データプラン | SMS付きデータプラン (docomoのみ) | 音声プラン | シェア音声プラン | 最大通信速度 | SIM枚数 |
---|---|---|---|---|---|---|
500MBプラン | - | - | 1,130円 | - | ・docomo 下り788Mbps/上り50Mbps ・au 下り370Mbps/上り25Mbps | 1枚 |
1GBプラン | 480円 | 620円 | 1,280円 | - | ・docomo 下り788Mbps/上り50Mbps ・au 下り370Mbps/上り25Mbps | 1枚 |
2GBプラン | 780円 | 920円 | 1,380円 | - | ・docomo 下り788Mbps/上り50Mbps ・au 下り370Mbps/上り25Mbps | 1枚 |
4GBプラン | 980円 | 1,120円 | 1,580円 | 1,780円 | ・docomo 下り788Mbps/上り50Mbps ・au 下り370Mbps/上り25Mbps | 最大5枚 |
6GBプラン | 1,480円 | 1,620円 | 1,980円 | 2,280円 | ・docomo 下り788Mbps/上り50Mbps ・au 下り370Mbps/上り25Mbps | 最大5枚 |
8GBプラン | 1,980円 | 2,120円 | 2,680円 | 2,980円 | ・docomo 下り788Mbps/上り50Mbps ・au 下り370Mbps/上り25Mbps | 最大5枚 |
12GBプラン | 2,680円 | 2,820円 | 3,280円 | 3,580円 | ・docomo 下り788Mbps/上り50Mbps ・au 下り370Mbps/上り25Mbps | 最大5枚 |
20GBプラン | 3,980円 | 4,120円 | 4,680円 | 4,980円 | ・docomo 下り788Mbps/上り50Mbps ・au 下り370Mbps/上り25Mbps | 最大5枚 |
30GBプラン | 4,980円 | 5,120円 | 5,680円 | 5,980円 | ・docomo 下り788Mbps/上り50Mbps ・au 下り370Mbps/上り25Mbps | 最大5枚 |
40GBプラン | 6,480円 | 6,620円 | 6,980円 | 7,280円 | ・docomo 下り788Mbps/上り50Mbps ・au 下り370Mbps/上り25Mbps | 最大5枚 |
50GBプラン | ・docomo 下り788Mbps/上り50Mbps ・au 下り370Mbps/上り25Mbps | 最大5枚 | ||||
※2019年7月1日より、30GB以上のプランの料金が改定になりました。 |
3GB、10GBプランが最安クラスのDTI SIM
DTI SIMは3GBプラン、10GBプランが特に安く、これらの容量でデータ通信のみのSIMカードを使うのであればおすすめです。
格安スマホでも珍しい「ネット使い放題」プランを提供しているのも特徴で、データ通信のみであれば月額2,376円で月間容量制限なしで使うこともできます。
3GBプランに関しては「半年お試し」のキャンペーンが終了期間未定で開催されており、半年間は月額基本料金が実質0円で使えます。とりあえず格安スマホを試してみたい、という方にもおすすめです。データ通信専用プランであれば最低利用期間・解約金もありません。
DTI SIM 格安SIM料金プラン
DTI SIM | データプラン | データSMSプラン | 音声プラン | 高速通信容量 | 通信速度 | SIM枚数 |
---|---|---|---|---|---|---|
1GB | 600円 | 750円 | 1,200円 | 1GB/月 | 下り最大370Mbps 上り最大50Mbps | 1枚 |
3GB | 840円 | 990円 | 1,490円 | 3GB/月 | 下り最大370Mbps 上り最大50Mbps | 1枚 |
5GB | 1,220円 | 1,370円 | 1,920円 | 5GB/月 | 下り最大370Mbps 上り最大50Mbps | 1枚 |
10GB | 2,100円 | 2,250円 | 2,800円 | 10GB/月 | 下り最大370Mbps 上り最大50Mbps | 1枚 |
ネット使い放題 | 2,200円 | 2,350円 | 2,900円 | 上限なし | 下り最大370Mbps 上り最大50Mbps | 1枚 |
SNSヘビーユーザー向けデータ通信専用SIMを比較
次はSNS利用がお得な格安スマホを紹介。サービスによっては特定サービスの特定機能が高速通信消費としてカウントされなくなるので、LINEやInstagram、Twitterを多く利用する方はこちらのMVNOをチェックしておきましょう。
データフリーがお得なLINEモバイル
LINEモバイルは「データフリー」機能がお得な格安SIMです。
各プランに応じて対象のサービスのデータ容量消費がカウント0になる仕組みを利用して、節約しながら使うことができます。
例えばLINEフリープランならLINEの対象機能が、コミュニケーションフリープランならLINE、Twitter、Instagram、Facebookの対象機能が、MUSIC+プランならLINE、Twitter、Instagram、Facebookに加えてLINE MUSICの対象機能もデータフリーとなります。
LINEフリープラン 1GBなら月額540円からと基本料金も安く、コミュニケーションフリープランやMUSIC+プランならSMS機能がすべて付いているので、セルスタンバイ問題の回避にも繋がります。
LINEモバイルの月額料金
SIMタイプ データ容量 月額料金 データSIM(SMS付き) 500MB 600円 3GB 980円 6GB 1700円 12GB 2700円 音声通話SIM 500MB 1100円 3GB 1480円 6GB 2200円 12GB 3200円 LINEモバイルはドコモ・au・ソフトバンクの3キャリアに対応しており、料金はどの回線でも同じです。
料金プランは、(1)SIMタイプ、(2)データ容量、(3)データフリーオプションの3段階で選んでいきます。
- データSIM(SMS付き)
- 音声通話SIM
SIMタイプは、「データSIM(SMS付き)」と「音声通話SIM」の大きく分けて2種類です。以前はSMSが付いていないデータSIMもありましたが、現在は上記2種類となっています。
データSIMは電話番号を使った通話ができないSIM、音声通話SIMはできるSIMと考えてください。電話番号を使った通話なので、LINE電話のようなネット回線を使った通話はデータSIMでも可能です。
どちらのプランにもSMSがついているため、ショートメッセージの送受信ができます。SMSを使った認証はGmailやメルカリといった様々なアプリで必要なので、ありがたいですね。
- 500MB
- 3GB
- 6GB
- 12GB
データSIMを選んだら次はデータ容量です。データ容量は、500MB・3GB・6GB・12GBの4種類から選びます。
データSIM(SMS付き)で最も少ない500MBを選んだ場合、月額料金はたったの600円です。(3)データフリーオプションで詳しくご紹介しますが、LINEモバイルの全料金プランにはLINE使い放題が付いています。
そのため、LINEをメインに使っている方なら500MBでも十分足りるのです。その他、SNS使い放題のオプションもあるため、データ容量はオプションと合わせて選んだ方が良いでしょう。
- LINEデータフリー:0円
- SNSデータフリー:+280円/月
- SNS音楽データフリー:+480円/月
最後は、3種類の中からデータフリーオプションを決めます。
「LINEデータフリー」は、文字通りLINEがデータ通信量ゼロで使えるオプションです。LINEデータフリーは全ての料金プランに無料で付いているため、全プランでLINEが使い放題となっています。
「SNSデータフリー」は、LINE+Twitter+FaceBookが使い放題になるオプションです。「SNS音楽データフリー」は、LINE+Twitter+FaceBook+Instagram+LINE MUSICの5種類が使い放題になります。
SNSをよく使っている人なら、オプションに加入するだけで消費データ量がグンと減るでしょう。そうすれば、契約するデータ容量が減って月々のスマホ代も節約できるはずです。
WiFiユーザー向けのデータ通信専用SIMを比較
格安スマホではWiFiスポットを無料で使える特典のあるサービスが存在します。その中でもOCN モバイル ONEとBIGLOBEモバイルのデータ通信のみプランは月額料金もお得なので紹介します。
OCN モバイル ONE
OCNモバイルONEはdocomo回線網を利用したSIMカードですが、6GB/月コースが1,566円からとお得な料金設定になっています。
月額プランであればコースを問わずすべてのプランでWiFiスポットが利用可能なので、外出先で接続できるスポットがあれば、データ容量を節約しながら使うことができます。2016年にはDoSPOTエリアも追加されているので、利用できる公衆無線LANアクセスポイントは拡大しています。
OCN モバイル ONE 格安SIM料金プラン
コース | データ通信専用SIM | SMS対応SIM | 音声対応SIM | 高速通信容量 | 通信速度 | SIM枚数 |
---|---|---|---|---|---|---|
110MB/日 | 900円 | 1,020円 | 1,600円 | 110MB/日 | 下り最大988Mbps 上り最大75Mbps | 最大5枚 |
170MB/日 | 1,380円 | 1,500円 | 2,080円 | 170MB/日 | 下り最大988Mbps 上り最大75Mbps | 最大5枚 |
3GB/月 | 1,100円 | 1,220円 | 1,800円 | 3GB/月 | 下り最大988Mbps 上り最大75Mbps | 最大5枚 |
6GB/月 | 1,450円 | 1,570円 | 2,150円 | 6GB/月 | 下り最大988Mbps 上り最大75Mbps | 最大5枚 |
10GB/月 | 2,300円 | 2,420円 | 3,000円 | 10GB/月 | 下り最大988Mbps 上り最大75Mbps | 最大5枚 |
20GB/月 | 4,150円 | 4,270円 | 4,850円 | 20GB/月 | 下り最大988Mbps 上り最大75Mbps | 最大5枚 |
30GB/月 | 6,050円 | 6,170円 | 6,750円 | 30GB/月 | 下り最大988Mbps 上り最大75Mbps | 最大5枚 |
※データ通信専用SIM、SMS対応SIMにはオプションで050 plus(月額150円)をつければIP電話で通話ができます。 |
BIGLOBEモバイル(ビッグローブSIM)
BIGLOBEモバイル(ビッグローブSIM)も、6GBプランの月額料金が1,566円とお得です。
6GB以上のプランであれば「BIGLOBE WiFi」のライセンスが1つ無料で使えます。全国8万3,000カ所のアクセスポイントでWiFiに接続して、モバイルデータ通信による高速通信容量の消費を抑えることが可能です。
BIGLOBEモバイルの料金プラン
- SIMの種類:3種類
- データ容量:6種類
- 回線の種類:2種類
BIGLOBEモバイルは、音声通話SIM・データSIM(SMS付き)・データSIM(SMSなし)の3種類のプランがあります。
SMS付きだと、電話番号宛にくるショートメッセージの送受信が可能です。SMSはGmailやアプリの認証でよく使うので、あった方が便利です。
3つのSIMタイプから選んだら、あとはデータ容量と回線の種類を選びます。データ容量は1GB〜30GBまでの6種類、回線はau回線・ドコモ回線の2種類です。
音声通話SIM 月額料金(タイプA・タイプD) 1GB 1400円 3GB 1600円 6GB 2150円 12GB 3400円 20GB 5200円 30GB 7450円 BIGLOBEモバイルの音声通話SIMは、月額1400円〜7450円までの6種類です。低容量プランが主流な中、20GBや30GBといった大容量プランがあるのは珍しいですね。
ネットもSNSも十分使えてコスパの高い、6GBプランが最も人気なようです。
データSIM SMS付き(タイプA・タイプD) SMSなし(タイプD) 1GB ー ー 3GB 1020円 900円 6GB 1570円 1450円 12GB 2820円 2700円 20GB 4620円 4500円 30GB 6870円 6750円 データSIMは、SM付きとSMSなしの2種類があります。SMS付きはau回線・ドコモ回線どちらも選べますが、SMSなしはドコモ回線のみです。
また、データ容量は3GB〜30GBの5種類となっています。1GBは音声通話SIM限定で、データSIMでの契約はできないので注意してください。
高速通信がないデータ通信専用SIMを比較
高速通信がないデータ専用SIMは、通信速度が遅くなる代わりに月々の料金を安く抑えられるSIMカードです。値段は安くなっているものの、速度はベストエフォートで200kbps~500Kbps程度となっています。
多くの格安SIMで採用されている最大速度200kbps程度のプランでもアプリのダウンロードは一応可能ですが、非常に時間はかかってしまいますし、動画は再生中に止まってしまうでしょう。
これは最大速度で200Kbps程度とされているため、実際は基本的にそれ以下の速度での通信になるからです。また、仮に200kbpsで通信が継続できたとしても快適な動画の再生には不十分です。
そのため家にWiFi 完了があり、外ではあまりスマホを触らない人向けの格安SIMになります。
MVNO名 | プラン名 | 月額 | 最大通信速度 | 公式サイト |
---|---|---|---|---|
DMM mobile (DMMモバイル) | シングルコース ライトプラン | 476円 | 200Kbps | 公式を確認 |
ワイヤレスゲートSIM | 480円プラン | 480円 | 250Kbps | 公式を確認 |
楽天モバイル | 組み合わせプラン ベーシックプラン | 567円 | 200Kbps | 公式を確認 |
エキサイトモバイル | 定額プラン 0MB | 702円 | 200Kbps | 公式を確認 |
インターリンクLTE SIM | グローバル固定IP付き 128kbpsで 使い放題プラン | 1,080円 | 128Kbps | 公式を確認 |
上の表のとおり、月額500円前後で利用できるプランがほとんどです。インターリンクLTE SIMの128kbpsで使い放題プランは他の格安SIMに比べて高額ですが、固定IPアドレスが1個付与されるので、外出先から自宅のパソコンをリモート操作をすることができるといったメリットがあります。
3GBまで使えるデータ通信専用SIMを比較
次は月に3GBまで使えるデータ専用SIMをご紹介します。スマホではメールやWEBの閲覧ぐらいであまり動画を閲覧しないので3GBの通信量で十分な人も多いと思います。
実際、NTTコムの「リサーチスマートフォンのデータ通信量と月額料金に関する調査」によると、月に3GB未満しか使用していない人が9割にものぼるという結果が出ています。


出典:OCN モバイル ONE
1GB~3GBのデータ専用SIMプランがあるMVNOは下表のとおりです。
MVNO名 | プラン名 | 500MB | 1GB | 2GB | 3GB | 公式サイト |
---|---|---|---|---|---|---|
DMM mobile (DMMモバイル) | シングルコース | - | 519円 | 832円 | 918円 | 公式を確認 |
イオンモバイル (イオンスマホ) | データプラン | - | 519円 | 843円 | - | 公式を確認 |
LINEモバイル | フリープラン | - | 540円 | - | - | 公式を確認 |
b-mobile (ビーモバイル) | 190PadSIM | - | 584円 | 962円 | 1,340円 | 公式を確認 |
DTI SIM | データプラン | - | 648円 | - | 908円 | 公式を確認 |
エキサイトモバイル | 定額プラン | - | 724円 | 832円 | 972円 | 公式を確認 |
mineo (マイネオ) | auプラン/ドコモプラン シングルタイプ | 756円 | 864円 (2018年9月3日に 新規受付終了) | - | 972円 | 公式を確認 |
ソフトバンクプラン シングルタイプ | 854円 | - | - | 1,070円 | ||
IIJmio (みおふぉん) | ミニマムスタートプラン タイプD | - | - | - | 972円 | 公式を確認 |
NifMo (ニフモ) | データ通信専用SIM | - | - | - | 972円 | 公式を確認 |
BIGLOBEモバイル (ビッグローブSIM) | データSIM | - | - | - | 972円 | 公式を確認 |
UQモバイル | データ高速プラン | - | - | - | 1,059円 | 公式を確認 |
OCN モバイル ONE | 3GB/月コース | - | - | - | 1,188円 | 公式を確認 |
110MB/日コース | - | - | - | 972円 | ||
インターリンクLTE SIM | グローバル固定IP付き データ通信専用SIM | - | 1,458円 | - | 1,728円 | 公式を確認 |
楽天モバイル | 組み合わせプラン 3.1GBプラン | - | - | - | 972円 | 公式を確認 |
主要なMVNOだけをピックアップしていますが、これだけの数があるとどのMVNOを選べばよいか迷う人もいるのではないでしょうか。実は各MVNOでそれぞれ魅力的な特長を持っています。
例えばLINEモバイルのフリープランはSNSアプリ、LINEを使用する際のデータ消費はカウントしない「データフリー」というサービスがあります。
ソフトバンク回線は、2018年秋頃にデータフリー対応予定のため、現在は未対応です。代わりに、ソフトバンク回線では2018年8月31日までデータ容量2倍キャンペーンを実施しています。
IIJmioやmineoのように高速データ通信のON/OFFの切り替えで高速データ通信量の節約ができるアプリがあるMVNOもあります。
詳しくは以下の記事でご紹介していますので合わせて参考にしてください。
20GB以上使えるデータ通信専用SIMを比較
動画を視聴することが多かったり、アプリをたくさん使う人向けに高速データ通信を月に20GB以上使えるデータ専用SIMを紹介します。WiFi環境が家にない人にもおすすめです。
20GB以上使えるデータ専用SIMがあるMVNOは下表のとおりです。
MVNO名 | プラン名 | 20GB | 30GB | 40GB | 50GB | 公式サイト |
---|---|---|---|---|---|---|
DMM mobile (DMMモバイル) | シングルコース | 4,299円 | - | - | - | 公式を確認 |
イオンモバイル (イオンスマホ) | データプラン | 4,299円 | 5,811円 | 8,078円 | 1万1,124円 | 公式を確認 |
エキサイトモバイル | 定額プラン | 4,299円 | 6,459円 | 8,619円 | 1万995円 | 公式を確認 |
mineo (マイネオ) | auプラン/ドコモプラン シングルタイプ | 4,299円 | 6,372円 | - | - | 公式を確認 |
ソフトバンクプラン シングルタイプ | 4,396円 | 6,470円 | - | - | ||
IIJmio (みおふぉん) | データ通信専用SIM+ データオプション | 4,320円 (ミニマムスタートプラン+20GB) | 6,113円 (ファミリーシェアプラン+ 20GB) | 8,165円 (ファミリーシェアプラン+ 30GB) | 9,720円 (ミニマムスタートプラン+20GB+30GB) | 公式を確認 |
OCN モバイル ONE | データ通信専用SIM | 4,482円 | 6,534円 | - | - | 公式を確認 |
インターリンクLTE SIM | グローバル固定IP付き データ通信専用SIM | - | 7,344円 | - | - | 公式を確認 |
LinksMate (リンクスメイト) | データ+SMS SIMカード | 4,536円 | 5,832円 | 公式を確認 | ||
Fiimo (フィーモ) | データ通信タイプ | 4,536円 | 6,696円 | 公式を確認 | ||
楽天モバイル | 組み合わせプラン | 5,130円 | 6,642円 | - | - | 公式を確認 |
QTmobile (QTモバイル) | Dタイプ | (利用開始月~6カ月目まで)4,320円 (7カ月目以降~)4,536円 | (利用開始月~6カ月目まで)6,480円 (7カ月目以降~)6,696円 | - | - | 公式を確認 |
Aタイプ | (利用開始月~6カ月目まで)5,066円 (7カ月目以降~)5,292円 | (利用開始月~6カ月目まで)7,226円 (7カ月目以降~)7,452円 | - | - | ||
Sタイプ | 5,281円 | 7,441円 | - | - | ||
BIGLOBEモバイル (ビッグローブSIM) | データSIM | 4,860円 | 7,290円 | - | - | 公式を確認 |
データ通信専用の格安SIMに悩んだらここから選ぼう!
今回は価格、通信速度、安定感を考慮してこの3つを選びました。
通信速度が速い:UQモバイル
出典:UQモバイル
UQモバイルの料金プラン
SIMタイプ プラン名 データ容量 月額料金 速度 音声通話SIM スマホプランS 3GB 1980円 節約モード時 最大300kbps スマホプランR 10GB 2980円 節約モード時 最大1Mbps データ無制限プラン 無制限 980円 受信最大225Mbps 送信最大25Mbps データSIM データ高速プラン 3GB 1980円 送受信最大500kbps UQモバイルは音声通話SIMで3種類、データSIMで1種類の料金プランがあります。
他社格安SIMと違い、「節約モード」や送受信で最大速度が異なるのが特徴です。
音声通話SIMは、スマホプランS・スマホプランR・データ無制限プランの3種類です。スマホプランS・Rは、どちらも「節約モード」という機能があります。
節約モードでは、最大通信速度が制限される代わりにどれだけ使ってもデータが消費されません。つまり、節約モードの時はネット使い放題ということです。
スマホプランSは最大300kbps、スマホプランRは最大1Mbpsまで速度が出ます。最大300kbpsの場合、動画視聴や画像の多いSNSの使用は難しいですが、テキストメインのネット閲覧やメールの送受信は問題ありません。
一方最大1Mbpsまで出る場合は、YouTubeの標準画質の動画視聴も可能です。
「データ無制限プラン」は、文字通りデータ通信量無制限で使えるプランとなっています。送受信最大500kbpsという速度制限はありますが、月々1,980円で使い放題なのは格安といえるでしょう。
データSIMは、「データ高速プラン」の1種類です。月間3GBで980円という破格の料金となっています。
音声通話SIM同様、データ高速プランにも通信速度の制限があります。
月間3GBまでは、受信最大225Mbps、送信最大25Mbpsの通信速度です。3GBを超えた場合は、送受信最大200kbpsに制限されます。
一般的な通信制限は最大128kbpsなので、速度制限時よりも若干速いようです。
UQモバイルのデータ増量に関するくわしい情報はこちら
注目度急上昇:楽天モバイル
出典:楽天モバイル
楽天モバイルの料金プラン
Rakuten UN-LIMIT V(ファイブ) 2,980円/月 Rakuten UN-LIMIT Vは「UN-LIMIT」という名前の通り、データ容量無制限の使い放題プラン。
楽天回線エリアであれば、「毎月〇GBまで」といった制限がなく、使いたいだけインターネットが使えます。
楽天回線エリア外(パートナー回線エリア)では、月間5GBまで利用可能です。さらに、5GBを超えた後は、最大1Mbpsでデータ容量使い放題になります。
最大1Mbpsというのは、YouTubeの標準画質の動画が視聴できる速度です。動画が視聴できる速度なら、大抵のSNSやネット閲覧も問題ないでしょう。
月額料金も2,980円/月と格安で、契約年数が経っても料金は変わりません。一律2,980円で使い続けることが可能です。
さらに、月額2,980円の中には国内通話かけ放題も入っています。
「Rakuten Linkアプリ」経由で電話をかけると、楽天モバイルユーザー以外への発信・受信も無料になるのです。
大手キャリアの場合かけ放題だけで1,500~1,700円かかるので、2,980円でギガ使い放題・通話し放題がいかに安いのかがわかります。
▼楽天モバイルの料金プランについては以下記事でさらに詳しく解説しています。
シェアトップクラスの安心感:IIJmio
出典:IIJmio 公式サイト
IIJmioの料金プラン
プラン名 音声通話SIM SMS付きデータSIM データSIM タイプD・タイプA タイプD タイプA タイプD 3GB 1600円 1040円 900円 900円 6GB 2220円 1660円 1520円 1520円 12GB 3260円 2700円 2560円 2560円 IIJmioの料金プランは、音声通話SIM・SMS付きデータSIM・データSIMの3種類です。
ここ数年、SMSなしのデータ通信SIMが減ってきているので、なるべく料金を抑えたい方にとってはありがたいですね。
回線は、ドコモ・au回線の2種類から選べます。ただし、SMSなしのデータSIMはドコモ回線のみなので、注意してください。
データ容量は、3GB・6GB・12GBの3種類です。IIJmioでは、データ容量に応じて1つのプランで複数のSIMカードが使えます。
- 3GB(ミニマムスタートプラン):最大2枚
- 6GB(ライトスタートプラン):最大2枚
- 12GB(ファミリーシェアプラン):最大10枚
最も容量が多い12GBプランでは、最大10枚までSIMカードが使えます。
複数のSIMカードが使えるメリットは、複数端末や家族でギガを分け合える点です。スマホとタブレットでギガを分け合って使えば、SIMカードを2枚別々に契約するよりも安く済みます。
また、あまりギガを使わない子どもや両親とギガを分け合うのもおすすめです。IIJmioなら、スマホだけでなく家計の通信費用も抑えることができるでしょう。
支払いは使った分だけ!|従量制プラン
出典:IIJmio 従量制プランは、モバイル通信は自宅での利用が多い方や、LINEやメールの利用が中心でデータ通信をあまり使わない方におすすめの料金プランです。こちらは、タイプA(au回線)のみ選択できます。
使った分だけ1GB単位で支払いできて、SMS機能付きSIMなら1GB480円から利用可能。最大20GBまで使用できます。
1GBを超える場合は、1GB単位ごとに200円ずつかかります。従量制プランの月額基本料金はこちらです。
バンドルクーポン SMS機能付きSIM 音声通話機能付きSIM ~1GB 480円 1,180円 ~2GB 700円 1,400円 ~3GB 900円 1,600円 ~4GB 1,100円 1,800円 ~5GB 1,300円 2,000円 ~20GB 4,300円 5,000円 ※すべて税抜価格です。
高速通信が使えるバンドルクーポンの適用はオン/オフ可能です。非適用時は、通信速度が低下したり通信制限にかかりやすくなるので注意しましょう。
また、使いすぎ防止機能としてデータ通信容量の上限を設定できます。上限を超えそうなときは、会員ページから上限値を変更すると即日反映されます。
SIMカードを3枚まで利用できてデータシェアが可能なので、家族でシェアしたり複数の端末で使いたい方にもおすすめです。
高い技術力と豊富な知識で運営される格安SIM、それがIIJmioです。
一口に品質といってもさまざまです。使いたいときに通信が圏外にならずにつながることや、通信速度が低速になってサイト閲覧やアプリの利用に不具合がでないこと、アクセスが集中したときの輻輳(ふくそう)対応でユーザーが望まない画像圧縮をされないことなど、そのほかにもたくさんありますが、IIJmioは格安SIM内でも特に安定した回線を提供しており、ユーザーから厚い信頼を得ています。重大なトラブルが発生してもその技術と確かな知識で問題をいち早く解決し、公式ブログでは常に新しい情報を発信・提供している魅力的な格安SIMです。
データ通信のみの格安スマホプランを活用しよう!
データ通信のみで利用できる格安スマホや、タイプ別のおすすめSIMカードを紹介しました。データ専用SIMであれば音声通話やSMS機能を搭載したプランよりも月額料金が安く、また縛りもないサービスが多いので積極的に活用してみましょう!