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楽天モバイルでは余ったデータ通信量を繰越できる?

更新日:2023.07.24

数あるMVNOの中でもNo.1の利用者数を誇る楽天モバイル。プランによって毎月使える高速データ容量が決められていますが、それが余ってしまってはもったいないですよね。この記事では、楽天モバイルに用意されているデータ繰越という仕組みについて詳しく解説していきます。

この記事の目次

利用することで買い物などでも使える楽天ポイントがもらえるMVNO、楽天モバイル。「楽天モバイルでは余ったデータを繰り越しできるの?」「いつまでデータ繰り越しできる?」などと、疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、楽天モバイルで余ったデータ通信量の繰越について解説します。

楽天モバイルではデータ繰越できる?

楽天モバイルでは、余ったデータを繰越できるのかについて解説します。

楽天モバイルは新料金プランによってデータ繰越が終了

結論からいうと、楽天モバイル(アンリミット・最強プラン)では、新料金プランに伴い、データの繰越が終了しました。

2019年10月までは、MVNOとしてサービスを展開していましたが、現在はキャリアとして事業を展開しています。それに伴って、新料金プランでは、自分が使用した分だけ料金を支払います。その結果、データを繰り越す必要がなくなりました。

楽天モバイルの料金プラン(最強プラン)は、以下の通りです。

容量価格(税込)
0~3GB1,078円
3~20GB2,178円
20GB~無制限3,278円

ただし、旧楽天モバイルのプランに加入している場合、余った通信データの翌月以降への繰越が可能です。

【旧プラン向け】楽天モバイルで繰越できる「余ったデータ通信量」とは?

楽天モバイルにおいて、翌月以降に繰り越せる「余ったデータ通信量」とは、一体どういった定義なのでしょうか。

楽天モバイルでは、料金プランを月々に使える高速通信データの容量を基準に選びます。

データ容量がそのままプラン名になっている、3.1GBプランや5GBプラン、10GBプランは、それぞれ月々に使える高速通信のデータ量が3.1GB、5GB、10GBであることを意味しています。

たとえば、3.1GBプランを契約していて、その月に高速データ通信量を2.8GBしか使わなかったとき、残りの0.3GBの通信データ量が「余った通信量」となります。この0.3GBを翌月以降に繰越可能です。

余ったデータ通信量、つまり、その月にどれくらいのデータ通信量を使ったかを確認するには、楽天モバイルのマイページにログインすればOK。楽天モバイルのSIMアプリでも確認は行えます。

【旧プラン向け】楽天モバイルでは何カ月分まで繰越可能?

楽天モバイルで繰越できる期限は1カ月となっています。その月に余ったデータ通信量は、その次の月で全て消費しないとなくなってしまいます。

なお、データ通信量の消費は、繰越したデータ通信量から先に自動で行われます

【旧プラン向け】楽天モバイルのデータ繰越のメリット

翌月までデータ通信量を繰越できる便利な楽天モバイルのデータ繰越のメリットを紹介します。

メリット1.データ容量を使い切ることを意識しなくていい

もしデータ繰越がなければ、プランで定められたデータ容量を使い切らないともったいないという気持ちになりますよね。でも、プランで定められたデータ容量を毎月ちょうど使い切るという調整はかなり難しいですし、実践は面倒くさいです。

楽天モバイルではデータ繰越があるので、データ容量をちょうど使い切ることを意識する必要はありません。通信速度制限にかかってしまわないよう、データ容量の使いすぎにだけ注意すればいいのです。

メリット2.データ繰越をした翌月にたくさんのデータ容量を使える

当たり前のことですが、データ繰越をした翌月は、使えるデータ容量がプランで定められたものより多くなります。

したがって、その分データ容量を贅沢に使うことができます。外で写真や動画を見たり、ちょっとした贅沢ですが、できると嬉しいですよね。

メリット3.繰越したデータ容量をみんなで分けあえる

繰越したデータを使えるのは自分だけではありません。実は、楽天モバイルには繰越したデータを楽天ユーザーで分けあえるデータシェアサービスというものがあります

この仕組みを使えば、自分が繰越したデータを家族や友達に分けることができます。データ容量を使い切ってしまった場合、通信速度制限にかかってしまうか、それを解除するために追加でデータ容量を購入する必要がありますが、家族や友達にデータ容量を分けることで不便を解消できるというわけです。

データシェアサービスについては、のちほど詳しく説明します。

メリット4.プランを変更してもデータ繰越可能

楽天モバイルでは、プラン変更が手軽に行えます。プラン変更を申し込めば翌月からはそのプランが適用されるので、たとえば毎月データ容量が余っているのであれば、データ容量の少ないプランに切り替えて、月々の利用料金を節約することが可能です。

しかも楽天モバイルの場合、プラン変更しても前月からのデータ繰越は反映されます。したがって、データ消費量が少ないなと思った月は、翌月をデータ容量の少ないプランに変更し、繰越したデータ容量を活用して、翌月の基本料金を安く抑えるということができます。

【旧プラン向け】楽天モバイルにおけるデータ繰越の注意点とは?

翌月までデータ通信量を繰越できるのは便利な仕組みですが、注意すべきこともあります。ここでは、その注意点について紹介します。

注意点1.繰越できるのは翌月まで

前述の通り、楽天モバイルで繰越できるデータ通信量は、1カ月先までと限定されています。したがって、仮にあまりデータ通信量を使わない月があったとしても、それを消費できるチャンスは翌月しかありませんので注意しましょう。

ちなみに、楽天モバイル以外にもデータ繰越に対応しているMVNOはたくさんありますが、多くの会社で繰越は翌月までとなっています。

注意点2.データ通信量の繰越のしすぎはプラン見直しのチャンス

出典:楽天モバイル

その月に契約プラン分のデータ通信量を使いきれなかったとしても、翌月で使えるようになる繰越機能はかなりお得に感じますが、毎月かなりの量のデータ通信料を繰越しているなら、それはプランの見直しのチャンスです。

たとえば、5GBプランを契約していて毎月2GB以上データを繰越しているようなら、3.1GBプランに変更しても大丈夫ということです。その場合、月々600円近い節約になります。

その他不明点がある場合は、楽天モバイルに問い合わせてみましょう。

繰越したデータ量を有効活用する「データシェアサービス」とは?


出典:楽天モバイル

余ったデータ通信量を繰越できるのはとても便利ですが、楽天モバイルでは、さらにそれをうまく活用できる「データシェアサービス」が利用できます。

楽天モバイルの「データシェアサービス」

楽天モバイルの「データシェアサービス」は、2017年の1月からスタートしたサービス。前月から繰越したデータ通信量を、楽天モバイルを利用している家族や友人で分け合えるサービスです

サービスを利用するには、楽天モバイル利用者専用の「メンバーズステーション」というサイトにアクセスし、最大で5回線までグループを設定します。そのグループ内で前月繰越分のデータ通信量を自由に分け合う仕組みです

楽天モバイルの「データシェアサービス」を利用するには?

楽天モバイルの「データシェアサービス」を利用するには、シェアオプション料金として月額110円(税込)が必要です。

この料金は1回線ごとに必要です。データシェアを行うグループが5回線であれば、合わせて月額550円(税込)必要になります。

お金がかかるように感じるデータシェアプランですが、たとえば1人が20GBや30GBといった大容量プランを申し込み、それをみんなで分け合えば、結果的に1人当たりの支払い金額を抑えることができます。

楽天モバイル以外にデータ繰越できる会社はある?

楽天モバイル以外のMVNOでも、多くの会社でデータ繰越が可能です。ここでは、楽天モバイルと同じく人気の高いMVNOを中心に、その会社ならではのデータ繰越について紹介していきます。

1.IIJmio(みおふぉん)

出典:IIJmio

ファミリーシェアプランが特徴のIJmio(みおふぉん)も楽天モバイルと同様にデータ繰越ができるMNVOです。

通常使っている中で余ったデータ容量は翌月末まで繰越できる他、追加でチャージしたクーポン(データ量)であれば購入から3カ月後の末日まで利用可能です

IIJmioの場合も家族でデータを分けあえるファミリーシェアプランがあるので、データ繰越と組み合わせば家族みんなで効率よくデータ容量を使うことができます。

また通信速度制限により低速モードになっているときでも、ページを読み込むときに一時的に通信速度が速くなるバースト機能を使えるので、万が一データ容量の少ないプランに変更してデータ容量を使い切ってしまったときでも安心です。

プラン(税込)音声SIM/eSIMデータeSIMデータSIMデータSIM(SMS付)
2GB850円440円740円820円
5GB990円660円900円970円
10GB1,500円1,100円1,400円1,470円
15GB1,800円1,430円1,730円1,780円
20GB2,000円1,650円1,950円1,980円
30GB2,700円2,340円2,640円2,680円
40GB3,300円2,940円3,240円3,280円
50GB3,900円3,540円3,840円3,880円

IIJmioについて詳しくは、公式サイトを参考にしてみてください。

2.mineo

出典:mineo

docomo、au、SoftBankの3社の回線すべてでサービスを展開するmineoも、楽天モバイルと同様にデータ繰越ができるMVNOです。

もともとプランで定められたデータ容量に加えて、パケットギフトという仕組みを使い、他のmineoユーザーから分けてもらったデータ容量も翌月末まで繰越できます

前月から繰越した高速データ容量をパケットギフトを使って他のmineoユーザーに送ることができ、その場合贈られたパケットはその翌月末まで有効になるため、余ったデータを家族や友達など特定の人とパケットギフトを毎月交換しあえば、実質半永久的にデータ繰越を行えるということになります。

マイピタ通話+データ通信
(税込)
データ通信
(税込)
1GB1,298円880円
5GB1,518円1,265円
10GB1,958円1,705円
20GB2,178円1,925円

マイそく料金(税込)
スタンダード
(最大1.5Mbps)
990円
プレミアム
(最大3Mbps)
2,200円
ライト
(最大300kbps)
660円
スーパーライト
(最大32kbps)
250円
※デュアルタイプのみ
24時間データ
使い放題
198円/回

※月~金の12時台は最大32kbps。混雑回避のための速度制限(3日間で10GB以上利用時)および通信最適化が適用される。

mineoについて詳しくは、公式サイトを参考にしてみてください。

【受付終了】楽天モバイルのスーパーホーダイプラン

上でも紹介したように、楽天モバイルに限らず多くのMVNOがデータ繰越の仕組みを持っています。ただ、他のMVNOにはない楽天モバイルならではの特徴といえるのがスーパーホーダイプランです。ここでは、そんなスーパーホーダイプランについて紹介します。

スーパーホーダイは、楽天モバイルのキャリア移行に伴い、現在では新規受付が終了しています

楽天モバイルのスーパーホーダイは通話し放題付き!

楽天モバイルの1つ目の特徴が、10分以内の国内通話かけ放題がプランにセットになっている点。10分以内の通話であれば、月に何回通話しても基本使用料以外にはかかりません。短い時間の通話をたくさんする人におすすめのプランといえます。

楽天モバイルのスーパーホーダイは低速時も安心

楽天モバイルのもう1つの特徴が、プランで定められた高速データ容量を使い切ってしまった後の速度制限時でも最大1Mbpsという比較的速い通信速度で使えることです。安さを優先してデータ容量の少ないプランを契約しておき、データ容量を使い切ってしまった後でも、低速状態でなんとか乗り切るという使い方も可能です。

ただし、通信が混み合う12:00〜13:00と18:00〜19:00の時間帯は、低速時の通信速度が他のプランと同様の最大300kbpsとなってしまうので注意が必要です。

楽天モバイルのデータ繰越に関するQ&A

楽天モバイルのデータ繰越に関して、多くの人が疑問に思うポイントを5つピックアップしました。

不明点があるなら、ぜひこちらをチェックしてみてください。

Q.楽天モバイルで繰越されたデータ量を確認する方法は?

楽天モバイルのSIMアプリ、あるいはメンバーズステーションから確認できます。

Q.楽天モバイルではデータ繰り越しに上限がある?

余ったデータ通信量を永遠に繰り越しできるわけではありません。

楽天モバイルで繰越せるのは翌月までです。



楽天モバイルではデータ繰越できないが損はしない!

以上、楽天モバイルにおけるデータ通信量の繰越について解説しました。

楽天モバイルの旧プランでは、その月に余ったデータ通信量を翌月に繰越できましたが、現在ではデータ繰越が終了しました。というのも、使用した分だけ料金を払うプランに変更になったため、データを繰越す必要がなくなったからです。

そのためデータ通信量を無駄なく、スマホ代を節約したい方におすすめのキャリアです。これを機会に楽天モバイルへの乗り換えを検討してみてはいかがでしょうか?

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