格安SIMの法人契約おすすめ比較5選!一番安いのはどこ?
格安SIMを法人で利用したい方向けに、法人契約ができるおすすめの格安SIMブランドを紹介。さらに、格安SIMの法人契約をするメリットや注意点も解説します。法人での格安SIM利用を考えている企業の方はぜひご覧ください。
この記事の目次
格安SIMを法人契約で利用したいと考えている方もいるでしょう。格安SIMの中には、法人契約に対応しているブランドもあります。
この記事では、格安SIMの法人契約で確認すべきポイントを解説。さらに、法人契約が可能なおすすめの格安SIMを紹介します。
法人契約で格安SIMを選びたいと考えている方は、ぜひご覧ください。
記事の簡単まとめ
- 格安SIMには法人契約に対応しているブランドと対応していないブランドがある
- 料金の支払い方法やサポートは事前に確認しておくと安心
- 通信速度も事前に確認できると良い
- 格安SIMを利用するとコストを下げられる
- 法人契約では契約内容やプランをまとめて管理できる
- 法人契約の場合契約時は書類の郵送が必要
格安SIMの法人契約で確認すべきポイント
格安SIMの法人契約をする場合には、次のようなポイントを確認しましょう。
- 法人契約に対応しているか
- 契約期間に縛りはあるか
- どのような料金プランが用意されているか
- どの通信会社の回線を利用しているか
- 料金の支払いにはどのような方法があるか
- 通信速度に問題はないか
- どのようなサポートを実施しているか
それぞれ、詳しく解説します。
1.法人契約に対応しているか
格安SIMの中には、法人契約に対応していないブランドもあります。
まずは、検討しているブランドが法人契約に対応しているか確認しておきましょう。
多くの場合、公式サイトに法人契約の情報が掲載されています。
調べてみてもわからない、不明確な情報が多いといった場合には、問い合わせをすると確実な情報を得られます。
2.契約期間に縛りはあるか
格安SIMの中には、契約期間に縛りを設けているブランドもあります。
検討しているブランドでは契約期間に縛りを設けているかどうか、事前に確認しておきましょう。
個人向けでは多くのブランドが期間の縛りがあるプランを廃止していますが、法人向けでは残っているケースも少なくありません。
必ず、法人向けプランの契約について念入りに調べておきましょう。
3.どのような料金プランが用意されているか
契約するブランドによって、料金プランは異なります。また、法人向けには個人とは異なる料金プランが提供されている場合もあります。
法人向けにどのようなプランが提供されているのか、必ず確認しておきましょう。
また、自社での使い方に合ったプランを見つけることも重要です。例えば、音声通話を利用しない場合には、データSIMのプランがあるブランドを選ぶと良いでしょう。
逆に、音声通話の頻度が高い場合には、かけ放題プランを提供しているブランドを選ぶのがおすすめです。
スマホをどのような目的で利用するかに応じて、適したプランを提供しているブランドを選んでください。
4.どの通信会社の回線を利用しているか
格安SIMは、大手通信会社から回線を借りて運営しています。
検討中のブランドが、どの通信会社の回線を利用しているか事前に確認しておきましょう。
例えば、社内で特定のキャリアの電波が入りにくいという状況がある場合、そのキャリアの回線を利用している格安SIMを選ぶと、通信しにくく不便に感じる可能性があります。
自社やよく利用する場所の電波状況を確認し、繋がりやすいキャリアの回線を利用している格安SIMを選びましょう。
5.料金の支払いにはどのような方法があるか
格安SIMの中には、クレジット払いのみに対応のブランドも多くあります。また、個人と法人で支払い方法に違いがあるブランドもあります。
検討中のブランドが、どのような支払い方法を受け付けているのか、事前に確認してみてください。
特に、自社で利用できる支払い方法が限られている場合には、注意して確認しましょう。
6.通信速度に問題はないか
格安SIMの中には、安い分通信速度が遅くなるものもあります。
検討中のブランドでどの程度通信のスピードが出るのか、事前に確認しておくと安心です。
例えば、SNSなどの口コミを見ると、通信速度の目安がわかりやすいでしょう。
ただし、通信状況は場所や環境によって異なります。正確な状況を調査するのは難しいため、あくまで参考として確認してみてください。
7.どのようなサポートを実施しているか
なんらかのトラブルが合ったときに、どのようなサポートを実施しているのかも確認しておきましょう。
格安SIMの中には、サポートの受付がチャットや電話のみでしか行われていない場合も多くあります。
困った時の問い合わせ方法や、問い合わせ先は事前に確認しておくと安心です。
トラブル時に出張サポートを依頼したい場合には、検討中のブランドが出張サポートに対応しているか調べてみてください。
法人契約が可能な格安SIM比較一覧
法人契約が可能な格安SIMは、次の10種類です。
- 楽天モバイル
- mineo
- ワイモバイル
- イオンモバイル
- BIGLOBEモバイル
- irumo
- UQモバイル
- IIJmio
- QTモバイル
- 日本通信SIM
データ通信の容量別に紹介します。
〜3GBの場合
使用するデータ通信の量が少なく、1ヶ月3GB程度まででおさまる場合の料金は、次の通りです。
音声SIM (税込) | データSIM (税込) | 備考 | |
---|---|---|---|
楽天モバイル | 2,178円 | 1,078円 | |
mineo | 1,441円〜 | 770円〜 | 500MBから利用可能 |
ワイモバイル | 2,365円 | – | 4GBまで |
イオンモバイル | 803円〜 | 528円〜 | 1GB刻みのプラン設定 |
BIGLOBEモバイル | 770円〜 | 220円〜 | 0GBからプランあり |
irumo | 550円〜 | – | |
UQモバイル | 1,265円〜 | – | 割引適用時の料金 |
IIJmio | 1,760円 | 990円 | |
QTモバイル | 1,100円〜 | 770円〜 | |
日本通信SIM | 290円〜 | 209円〜 | データSIMは1GB刻みのプラン設定 音声SIMは1GB220円で追加可能 |
データSIM、音声SIMどちらを利用する場合でも、最も安く利用できるのは日本通信SIMです。
1GB刻みで料金を設定しているブランドもあるため、自社の使い方に合わせて適切な通信量のプランを選びましょう。
5GB程度の場合
使用するデータ通信の量が1ヶ月5GB程度の場合の料金は、次の通りです。
音声SIM (税込) | データSIM (税込) | 備考 | |
---|---|---|---|
楽天モバイル | 2,618円 | 1,628円 | データSIMは7GBまでの価格 |
mineo | 2,409円 | 1,738円 | 6GBまで |
ワイモバイル | – | – | |
イオンモバイル | 1,298円 | 1,078円 | 1GB刻みのプラン設定 |
BIGLOBEモバイル | 1,650円 | 1,375円〜 | 6GBまで |
irumo | 1,540円 | – | 6GBまで 割引適用時の料金 |
UQモバイル | 2,365円 | – | 15GBまで 割引適用時の料金 |
IIJmio | 2,420円 | 1,650円 | |
QTモバイル | 1,760円 | 1,430円 | 6GBまで |
日本通信SIM | 1,390円 | 1,045円 | データSIMは1GB刻みのプラン設定 音声SIMは10GBまで |
1ヶ月に5GB使用する場合、単純に比較すると価格が安いのは日本通信SIMです。
ただし、mineoやirumoは6GB、楽天モバイルは7GBまで使えるなど、利用できる通信量が異なるため自社の使い方に合わせて比較してください。
20GB以上の場合
使用するデータ通信量が20GB以上の場合の料金は、次の通りです。
音声SIM (税込) | データSIM (税込) | 備考 | |
---|---|---|---|
楽天モバイル | 3,058円〜 | 2,618円 | 30GBまでの料金 音声SIMは無制限プランあり |
mineo | 4,378円〜 | 5,049円〜 | 20GB・30GBのプランあり |
ワイモバイル | 4,015円〜 | – | 20GB・30GBのプランあり |
イオンモバイル | 1,958円〜 | 1,738円〜 | 10GB以上は10GB刻みのプラン設定 |
BIGLOBEモバイル | 5,500円〜 | 4,730円〜 | 20GB・30GBのプランあり |
irumo | – | – | |
UQモバイル | 3,278円 | – | 10分以内の国内通話かけ放題 |
IIJmio | 5,170円〜 | 4,400円〜 | 20GB・30GB・50GBのプランあり |
QTモバイル | 2,200円〜 | 1,870円〜 | 20GB・30GBのプランあり |
日本通信SIM | 2,178円 | 4,180円〜 | データSIMは1GB刻みのプラン設定で30GBまで 音声SIMは30GBまで |
20GBの使用量の場合、最も料金が安いのはイオンモバイルです。また、楽天モバイルの音声SIMにはデータを無制限に利用可能なプランがあります。
一方irumoでは、大容量の通信が可能なプランはありません。
10GB刻みのプラン設定をしているブランドもあれば、一定の金額で無制限に使えるブランドもあります。
そのため、普段使用しているデータ通信量を確認し、自社に合ったプランを選びましょう。
法人契約が可能な格安SIMおすすめ5選
法人契約が可能な格安SIMのおすすめは、次の5つです。
- 楽天モバイル
- mineo
- ワイモバイル
- イオンモバイル
- BIGLOBEモバイル
各ブランドの料金や特徴を紹介します。
1.楽天モバイル
出典:楽天モバイル楽天モバイルは、法人向けにデータ使い放題プランを提供しているのが特徴のブランドです。
データ専用プランも用意されており、月々1,078円(税込)から利用できます。
Rakuten Link Officeアプリを利用すれば、国内にも海外にもかけ放題となるため、音声通話が多い企業にも向いているブランドだといえるでしょう。
さらに、海外でも最大2GBまでデータ通信を無料で利用できるため、海外での仕事が多い企業にもおすすめです。
楽天モバイルの法人向けプランの料金は、次の通りです。
データプラン(税込) | 音声+データプラン(税込) | |
---|---|---|
3GB (海外データ1GB) | 1,078円 | 2,178円 |
7GB (海外データ1.5GB) | 1,628円 | 2,618円 |
30GB (海外データ2GB) | 2,618円 | 3,058円 |
無制限 (海外データ2GB) | – | 3,278円 |
2.mineo
出典:mineomineoの法人向けプランでは、月々770円(税込)からスマホを利用できます。
au・ドコモ・ソフトバンクすべての回線に対応しているため、繋がりやすい回線を選んで契約できる点がメリットです。
使用量に合わせて料金プランを選べることに加え、余ったデータ容量を翌日に繰り越せるため、ムダなく利用できるでしょう。
SIMごとに利用端末の制限が可能で、不正利用の防止にも役立ちます。
mineoの料金プランは、次の通りです。
シングルタイプ(データ通信のみ)(税込) | デュアルタイプ(データ通信+音声通話)(税込) | |
---|---|---|
500MB | 770円〜 | 1,441円〜 |
3GB | 990円〜 | 1,661円〜 |
6GB | 1,738円〜 | 2,409円〜 |
10GB | 2,772円〜 | 3,443円〜 |
20GB | 4,378円〜 | 5,049円〜 |
30GB | 6,490円〜 | 7,161円〜 |
3.ワイモバイル
出典:ワイモバイル※詳細はワイモバイルの公式サイト(https://www.ymobile.jp/store/)でご確認ください。
ワイモバイルは、法人向けに2回線以上の契約で割安となるプランを提供しているブランドです。
複数回線の契約を検討しているのであれば、ワイモバイルをチェックしてみると良いでしょう。
法人向けのBizコンシェルサイトを利用すれば、契約している回線の管理や請求書のダウンロード、契約回線のグループ分けなどの手続きが可能です。
音声通話の定額プランも用意されているため、音声通話の頻度が高い企業にも適しています。
ワイモバイルの料金プランは、次の通りです。
1回線目(税込) | 2回線目以降(税込) | |
---|---|---|
4GB | 2,365円 | 1,408円 |
20GB | 4,015円 | 3,058円 |
30GB | 5,115円 | 4,158円 |
4.イオンモバイル
出典:イオンモバイルイオンモバイルは、最大8回線で使えるシェアプラン、1GBから使えるデータプランなど、豊富なプランが魅力のブランドです。
クレジットカード、銀行振込、口座振替と3種類の支払い方法に対応しているため、自社に合った支払い方法を選びやすいでしょう。
端末のレンタルや中古スマホの販売も行っているため、端末も安く入手したい企業におすすめです。
イオンモバイルの料金プランは、次の通りです。
音声プラン(税込) | シェアプラン(税込) | データプラン(税込) | IoTプラン(税込) | |
---|---|---|---|---|
0.1MB | – | – | – | 385円 |
0.5GB | 803円 | – | – | 440円 |
1GB | 858円 | 1,188円 | 528円 | – |
2GB | 968円 | 1,298円 | 748円 | – |
3GB | 1,078円 | 1,408円 | 858円 | – |
4GB | 1,188円 | 1,518円 | 968円 | – |
5GB | 1,298円 | 1,628円 | 1,078円 | – |
6GB | 1,408円 | 1,738円 | 1,188円 | – |
7GB | 1,518円 | 1,848円 | 1,298円 | – |
8GB | 1,628円 | 1,958円 | 1,408円 | – |
9GB | 1,738円 | 2,068円 | 1,518円 | – |
10GB | 1,848円 | 2,178円 | 1,628円 | – |
20GB | 1,958円 | 2,288円 | 1,738円 | – |
30GB | 2,508円 | 2,838円 | 2,288円 | – |
40GB | 3,058円 | 3,388円 | 2,838円 | – |
50GB | 3,608円 | 3,938円 | 3,388円 | – |
60GB | 4,158円 | 4,488円 | 3,938円 | – |
70GB | 4,708円 | 5,038円 | 4,488円 | – |
80GB | 5,258円 | 5,588円 | 5,038円 | – |
90GB | 5,808円 | 6,138円 | 5,588円 | – |
100GB | 6,358円 | 6,688円 | 6,138円 | – |
150GB | 9,108円 | 9,438円 | 8,888円 | – |
200GB | 11,858円 | 12,188円 | 11,638円 | – | 無制限 | – | – | – | 462円 (最大通信速度200kbps) |
5.BIGLOBEモバイル
出典:BIGLOBEモバイルBIGLOBEモバイルは、導入前にお試し利用ができる格安SIMです。電波状況や通信速度を確認してから導入したい企業には適したブランドだといえるでしょう。
4種類のかけ放題オプションが用意されており、使い方に合わせてオプションを選べばさらにお得に利用できます。
BIGLOBEモバイルの料金プランは、次の通りです。
データSIM(税込) (SMSなし) | データSIM(税込) (SMSあり) | 音声SIM(税込) | |
---|---|---|---|
0ギガプラン | 220円 | 352円 | 770円 |
プランS(1ギガ) | – | – | 858円 |
3ギガプラン | 770円 | 902円 | 1,100円 |
6ギガプラン | 1,375円 | 1,507円 | 1,650円 |
12ギガプラン | 2,750円 | 2,882円 | 3,520円 |
20ギガプラン | 4,730円 | 4,862円 | 5,500円 |
30ギガプラン | 7,205円 | 7,337円 | 7,975円 |
かけ放題に対応している法人契約が可能な格安SIM一覧
通話の頻度が高い場合には、かけ放題に対応している格安SIMを選ぶとお得です。
かけ放題に対応しており、法人契約が可能な格安SIMには次のようなものがあります。
- 楽天モバイル
- mineo
- ワイモバイル
- イオンモバイル
- BIGLOBEモバイル
- UQモバイル
- 日本通信SIM
かけ放題を利用したい場合には、上記のブランドから自社に合うものを選んでみてください。
格安SIMで法人契約することのメリット
格安SIMでの法人契約には、次のようなメリットがあります。
- コストを下げられる
- データ通信のみのプランを選択できる
- 契約をまとめて管理できる
それぞれ、詳しく解説します。
1.コストを下げられる
格安SIMは、大手キャリアと比べて安い価格で利用できます。
特に、多くの回線を利用する企業では、大手キャリアで契約した場合と格安SIMを利用する場合とでコストに差が生じやすいでしょう。
コストを抑えて通信を利用したい場合には、格安SIMの利用がおすすめです。
2.データ通信のみのプランを選択できる
企業で端末を利用する場合に、データ通信のみで利用したいというケースもあるでしょう。
格安SIMであれば、データ通信のみのプランを提供している企業も多くあります。
データ通信のみのプランは音声通話を利用できるプランより安いため、ムダなコストを抑えて回線を確保可能です。
データ通信のみで回線を利用したい場合には、格安SIMの利用を検討してみましょう。
3.契約をまとめて管理できる
個人向けのプランで契約した場合、契約状況やプランは個別にしか確認できません。
しかし、法人向けのプランでは多くの場合専用サイトなどにアクセスすることでまとめて確認・管理ができます。
契約を一括で変更したい場合や、利用者が変わる際に状況に応じて契約状況を変更する場合などにも便利です。
契約している端末の状況を一括管理したい場合には、法人向けプランを選ぶのがおすすめです。
格安SIMで法人契約することのデメリット・注意点
格安SIMでの法人契約には、次のようなデメリット・注意点もあります。
- 大手キャリアに比べて通信速度が遅い場合がある
- サポートが充実していない可能性がある
- 端末の分割購入ができない
- 実店舗が少ない
- 申し込み時の必要書類が多い
- 法人契約では利用できないサービスがある
それぞれ、詳しく解説します。
1.大手キャリアに比べて通信速度が遅い場合がある
格安SIMは、大手キャリアの回線を借りて運営しています。そのため、大手キャリアに比べると通信速度が遅くなる可能性があるのです。
特に、昼休みなど混雑する時間帯は通信速度が遅くなりやすい傾向にあります。
可能であれば、事前に利用を検討しているブランドの通信状況を調べておくと良いでしょう。
2.サポートが充実していない可能性がある
格安SIMの場合、問い合わせの対応はチャットがほとんどです。法人契約の場合には、電話での問い合わせに対応しているブランドもあります。
しかし、多くのブランドでは対面でのサポートに対応していません。
充実したサポートを求める企業には、格安SIMは適さないといえるでしょう。
契約前には、どのような形でサポートを受けられるのか確認しておくことも重要です。
3.端末の分割購入ができない
個人で格安SIMを利用する場合には、端末の分割購入が可能な場合も多くあります。
しかし、法人向けプランの多くは、端末の分割購入ができません。
契約と同時に端末を購入する場合には、事前に予算を確保し、まとめて支払えるようにしておく必要があるでしょう。
4.実店舗が少ない
法人契約に限らず、格安SIMは実店舗数が少ない傾向にあります。対面でのサポートが受けられない場合があるので、手続きに慣れている社員に契約を任せるとよいでしょう。
一方で、オンライン申し込みに対応していない格安SIMもあります。手軽にオンラインで申し込みを済ませたいと思っても、サービスによっては郵送でのやりとりや店頭に足を運ぶ必要があるので要注意です。
実店舗が少ないのにオンライン手続きができない場合には、近くに店舗がないと手続きに時間がかかります。オンライン手続きに対応しているか、近くに実店舗がある格安SIMを選びましょう。
5.申し込み時の必要書類が多い
法人契約の場合、個人での契約よりも必要な書類が増えます。たとえば、mineoなら申し込み時に次の書類・情報が必要です。
申し込み時の必要書類(例)
- 申し込み書(法人印 捺印済みのもの)
- 登記簿謄(抄)本(原本)/登記全部事項証明書(原本)
- 契約担当者(個人)の本人確認書類
- 契約担当者(個人)の社員証明書
- 支払い情報(法人名義)
法人契約する場合、法人の証明書だけでなく、担当者個人の本人確認書類や社員証明書が必要です。格安SIM各社で必要書類・情報が異なるので、申し込み前に問い合わせて確認しておきましょう。
6.法人契約では利用できないサービスがある
法人契約の場合、個人では利用できるオプションに加入できない場合があります。また、法人契約は対象外のキャンペーンもあるので注意が必要です。
法人契約と個人契約は、同じ格安SIM会社でも別のサービスと認識しておきましょう。
格安SIMの法人契約に申し込む方法
格安SIMの法人契約に申し込む方法は、次の通りです。
- 必要な書類を準備する
- Webまたは電話で見積もりを作成する
- 必要書類を印刷し郵送する
手順1.必要な書類を準備する
申し込みをするブランドを決めたら、手続き前に必要な書類を準備しておきましょう。
必要な書類は、各ブランドの公式サイトに掲載されています。多くの場合、次のような書類が必要です。
- 登記謄本または開業届
- 申込者の本人確認書類
- 申込者の社員証など所属が確認できるもの
ブランドによって異なる場合もあるため、事前に確認しておくと手続きをスムーズに進められます。
手順2.Webまたは電話で見積もりを作成する
次に、見積もりを作成しましょう。
多くのブランドでは、Webまたは電話での問い合わせで見積もりを作成可能です。
利用する端末や契約するプラン、回線数などを選択し、見積もりを作成してください。
手順3.必要書類を印刷し郵送する
作成された見積もりに問題がなければ、必要書類を印刷し、郵送します。
個人で契約する場合と違い、Web上での契約はできない場合が多いため、手続きには少々時間がかかることを覚えておきましょう。
郵送後、通信会社側で必要な情報を確認できたら、端末やSIMカードなどが発送されます。
発送された商品が届いたら、開通手続きや初期設定を行い利用を開始できます。
格安SIMの法人契約に関するQ&A
格安SIMの法人契約に関するよくある質問を集めました。気になる項目があれば、確認しておきましょう。
Q.格安SIMの法人契約と個人契約の違いは何?
格安SIMの法人契約と個人契約の違いは、次の通りです。
個人契約 | 法人契約 |
---|---|
契約できる回線数に限りがある | 多くの回線を契約可能 |
契約状況の確認は1回線ごと | 契約している回線の情報をまとめて確認できる |
端末を分割払いで購入可能 | 端末の分割払いはできない場合が多い |
Webからの申し込みが可能 | 書類の郵送が必要 |
どちらで契約するか迷っている場合には、違いを把握したうえで適した方を選びましょう。
Q.格安SIMの法人契約では電話番号やメールアドレスはどうなる?
格安SIMには、キャリアメールはありません。
電話番号は、個人で利用する場合と同様、新規で契約することも、別のブランドから乗り換えることも可能です。
Q.格安SIMの法人契約では支払い方法はどうなる?
格安SIMの法人契約の支払い方法には、次のようなものがあります。
- クレジットカード
- 口座振替
- 口座振込
- 請求書払い
対応している支払い方法はブランドによって異なるため、契約前に確認しておきましょう。
Q.格安SIMの法人契約ではオプション契約は可能?
格安SIMの法人契約でのオプション契約も可能です。
音声通話を使用する頻度が高いのであれば、かけ放題オプションを契約しておくと良いでしょう。
Q.nuroモバイル、lineモバイルは法人契約できる?
NUROモバイルやLINEモバイルでは法人契約は受け付けていません。
法人契約で利用したい場合には、他のブランドを選びましょう。
Q.1回線から法人契約はできる?
法人契約できる格安SIMなら、ほとんどの場合で1回線から契約できます。
ただし、法人割引は2回線目以降に適用されるケースが多く、1回線のみの契約ではあまり安くならない可能性があるので注意しましょう。
格安SIMの法人契約まとめ
この記事のまとめ
- 法人契約に対応している格安SIMもある
- 格安SIMを利用することでコストを下げられる可能性がある
- 通信速度を確認しておくのがおすすめ
格安SIMの中には、法人契約に対応しているブランドもあります。
ただし、全てのブランドが法人契約に対応しているわけではありません。利用したいブランドがあれば、まずは法人契約に対応しているか確認しましょう。
法人契約で格安SIMを利用することで、大手キャリアと契約するよりコストを下げられる可能性があります。
ただし、格安SIMは料金が安い分通信速度が遅い場合も少なくありません。事前に通信速度を確認しておくと安心です。
この記事が、法人契約で格安SIMを利用したい方の参考になれば幸いです。