ヤフーモバイルとワイモバイルの違い比較!どちらがおすすめ?
Yahoo!モバイル(ヤフーモバイル)とY!mobile(ワイモバイル)の違いを解説しています。Yahoo!モバイルはソフトバンクのサブブランド、ワイモバイルはヤフーが運営するワイモバイルのオンラインショップです。併せてワイモバイルのメリットや特徴についても紹介しています。
この記事の目次
テレビCMでもお馴染みのワイモバイルは、キャリア並みの通信品質と格安な料金を両立していることでユーザーから高い人気を集めています。そんなワイモバイルと似た名称のサービスに「Yahoo!モバイル(ヤフーモバイル)」というものがあります。
インターネットでワイモバイルを検索していてYahoo!モバイルにたどり着き、両者の違いがわからずに混乱してしまった人も多いのではないでしょうか。そこでこの記事では、ワイモバイルとヤフーモバイルの違いを解説します。
ワイモバイルのメリットや特徴、料金プランについても詳しく紹介していますので、ワイモバイルの契約を考えている人はぜひ参考にしてください。
Yahoo!モバイル(ヤフーモバイル)とY!mobile(ワイモバイル)の違いは
ワイモバイルとヤフーモバイルは、名前こそ似ていますが全くの別物、別種類のサービスです。
ヤフーモバイルとワイモバイルの違いについて明確にしておきましょう。
Yahoo!モバイル(ヤフーモバイル)とは
ヤフーモバイルとは、インターネットポータルサイト「Yahoo!JAPAN」が提供するサービスの1つで、ワイモバイルを取り扱うオンラインショップです。
かつてヤフーモバイルといえば、Yahoo!JAPANの携帯電話(ガラケー)向けのポータルサイトのことを指しました。今ではサービス名称こそ同じヤフーモバイルですが、その中身はワイモバイルのオンラインストアとなっています。
Y!mobile(ワイモバイル)とは
ワイモバイルは、ソフトバンク株式会社が手掛ける携帯電話サービスのブランド名です。「ソフトバンクの携帯電話サービスは『ソフトバンク』なんじゃないの?」という声が聞こえてきそうですが、そのとおりです。
ソフトバンク株式会社はソフトバンク・ワイモバイルという2つの携帯電話サービスブランドを手掛けています。わかりやすく表現すると「ワイモバイルはソフトバンクのサブブランド」になります。
Y!mobile(ワイモバイル)はMVNOではない
よくワイモバイルをMVNO(仮想移動体通信事業者=ドコモ、au、ソフトバンクから回線を借りてサービスを提供する業者)だと思っている人がいますが、それは違います。
なぜならワイモバイルはソフトバンクが運営しており、ソフトバンクは自社で回線を持つキャリアだからです。ワイモバイルはどこからか回線を借りているわけではなく、自社回線でサービスを提供しているので、MVNOではありません。
しかし、一般的にワイモバイルをキャリアとしてカウントすることはありません。日本国内のキャリアといえば、ドコモ、au、ソフトバンク、そして2020年4月8日から自社回線でのサービスを提供する楽天モバイルの4つです。
そのため、ワイモバイルは「MVNOではないけど格安SIM」という微妙な立ち位置の上に存在しています。
Yahoo!モバイル(ヤフーモバイル)とY!mobile(ワイモバイル)の違い
ヤフーモバイルとワイモバイルの違いを表にまとめました。
Yahoo!モバイル | Y!mobile | |
運営会社 | ヤフー株式会社 | ソフトバンク株式会社 |
料金プラン | 同じ | |
通話品質 | 同じ | |
キャンペーン | 公式+独自のキャンペーン | 公式のキャンペーン |
端末のラインナップ | 必ずしも全ての端末を取り扱うわけではない | 全ての端末を取り扱う |
運営会社
運営会社はヤフーモバイルがヤフー株式会社、ワイモバイルがソフトバンク株式会社です。
ヤフーモバイルとワイモバイルは別会社による別サービスでありながらも元を辿れば同系列であるということになります。
料金プランと通話品質
ヤフーモバイルは、ワイモバイルの回線および端末を販売するオンラインショップに過ぎず、キャリアやMVNOのように通信サービスそのものを提供しているわけではありません。ヤフーモバイルは販売代理店の1つとして、ワイモバイルが提供する通信サービスを販売しているだけです。
そのため、「両者の料金プランや通話品質を比較する」こと自体が理屈として成立しません。あえて言えば「両方とも同じ」です。
キャンペーン
ヤフーモバイルはワイモバイルが行う公式のキャンペーンとは別に、販売代理店として独自のキャンペーンを行う場合があります。
例えば2020年3月末時点では、ヤフーモバイルで「ワイモバイル どこでももらえる特典」という独自のキャンペーンを行っています。これはヤフーモバイルのサイトにYahoo!JAPAN IDを使ってログインをし特典エントリーをすると、所定の条件を満たした場合3,000円相当のPayPayボーナスライトが付与されるというものです。
そのほかにも、合計最大14,000円相当のPayPayボーナスライトが付与される「ワイモバイル SIMカードご契約特典」や、合計最大8,555円相当のPayPayボーナスライトが付与される「ワイモバイル スマホご契約特典」といったキャンペーンも行われています。
インターネット経由でワイモバイルの契約をしようと考えているのであれば、契約前にヤフーモバイルで行われているキャンペーンを確認しておきましょう。
端末のラインナップ
ワイモバイルは公式サイト経由でもスマホの購入や回線の契約ができます。公式なだけあって、端末はワイモバイルが取り扱っているものは原則として全て揃っています。
しかし、ヤフーモバイルはワイモバイルから端末を仕入れて販売するので、必ずしも全ての取り扱い端末が揃っているわけではありません。
そのため、より豊富なラインナップの中から端末を選びたければ、ワイモバイル公式オンラインショップがおすすめです。
Y!mobile(ワイモバイル)の料金プラン・特徴
ワイモバイルの料金プランや特徴について、具体的に見ていきましょう。
ワイモバイルのメリットと特徴
出典:ワイモバイル※詳細はワイモバイルの公式サイト(https://www.ymobile.jp/store/)でご確認ください。
ワイモバイルのメリットと特徴は4つに集約されます。
通信品質が安定している
通信品質が安定している理由は、ワイモバイルがソフトバンクのサブブランドであることが大きいと思われます。ソフトバンクはサブブランドに提供する回線と、それ以外のMVNOに提供する回線とでは差はないと明言していますが、各種速度調査の結果やユーザーの口コミなどを見ると通信品質の高さは明らかです。
当サイトでも「格安SIMスピードチェッカー」で各MVNOの通信速度をリアルタイムで測定していますが、全時間帯でワイモバイルの平均通信速度は速い傾向にあります。
家族割引サービスが利用できる
ワイモバイルでは家族全員でソフトバンクを使うと月々の料金がとてもお得です。ワイモバイルの家族割引サービスは、家族で利用する複数の回線を指定の料金プランで契約すると2回線目以降の月々の料金が毎月500円割引になります。
回線は9回線までで、家族は同居していなくても同一住所に住んでいれば別姓の他人(同居中の恋人など)でも対象です。家族であることの確認には、健康保険証や住民票記載事項証明書、戸籍謄本などが必要です。
家族4人でも合計月2,000円、年間24,000円、3年で72,000円が割引され、意外と大きい金額になります。
料金プランがシンプル
ワイモバイルの料金プランは、月々の高速データ通信量によって3つに分かれています。どの料金プランも1回10分以内の国内通話がかけ放題になるため、差がつくのは高速データ通信量のみです。
毎月どのくらい高速データ通信を行うのかで料金プランを決めればよいので、料金プランで迷うことが少ないでしょう。
ショップ網が充実している
格安SIMのデメリットの1つに「ショップが少ない」ということが挙げられます。格安でサービスを提供するために低コスト運営が必要になるためですが、ワイモバイルは格安SIMにも関わらずショップ網が充実しており、全国いたるところにショップが存在します。
ワイモバイルは様々な手続きをネットで済ませることができますが、「何かあった時のためにすぐに相談に行けるショップが近くに欲しい」という人は多いでしょう。
調査会社MCAが2019年2月に行った「キャリアショップの展開状況と店舗状況一覧2020春」によると、ワイモバイルショップの数は881となっています。これはドコモショップの2,342、auショップの2,207などには及ばないものの、同じキャリアのサブブランドであるUQモバイルのUQスポットの182に比べると圧倒的に多いです。
「月々のスマホ料金は少しでも安くしたいけど、キャリア並みにショップでのサポートも受けたい」という人にも、ワイモバイルはおすすめと言えます。
ワイモバイルの料金プラン
ワイモバイルの料金プランは、以下のようになっています。
Y!mobile | 基本月額料金 | 新規割適用 (6カ月間) | おうち割 光セット(A)」または「家族割引サービス」適用 | 高速通信容量 | SIM枚数 |
---|---|---|---|---|---|
スマホベーシックプランS | 2,948円(税込) | -770円(税込) | -550円(税込) | 4GB/月(2年経過後:3GB/月) | 最大3枚 |
スマホベーシックプランM | 4,048円(税込) | 12GB/月(2年経過後:9GB/月) | 最大3枚 | ||
スマホベーシックプランR | 5,148円(税込) | 17GB/月(2年経過後:14GB/月) | 最大3枚 | ||
「データ増量無料キャンペーン」データ増量オプション(550円(税込)/月)が2年間無料となります。2年経過後は、「データ増量オプション」の料金として、550円(税込)/月がかかります。 |
ワイモバイルのスマホ向け料金プランは月々可能な高速データ通信量によって、3GBは「S」、9GBは「M」、14GBは「L」と分かれています。
1年目の高速データ通信量はそれぞれ4GB、12GB、17GBと各プラン増量されて提供されます。これは「データ増量無料キャンペーン2」が適用され、月々500円の「データ増量オプション」が無料になるためです。
月々の料金は、「新規割」が適用されると6カ月間は月々700円が割引されます。新規割とは新規契約、他社からのMNP、番号移行、またはワイモバイル内での契約変更でスマホベーシックプランの契約をする場合に適用です。
家族割引サービスか、ソフトバンクが運営する光通信サービス「ソフトバンク光」を指定オプション付きで契約していれば「おうち割 光セット(A)」が適用されれば、月々500円割引されます(併用不可)。
音声通話では、全てのプランで1回10分までの国内通話が無料です。1回あたりの通話時間も無制限でかけ放題にしたい人は、月々1,000円のオプション「スーパーだれとでも定額」がつけられます。
ワイモバイルの料金プランの注意点
広告などの宣伝でアピールされる料金の多くが新規割に加えて、おうち割 光セット(A)もしくは家族割引サービスが適用された最安時の料金です。
例)スマホベーシックプランSの場合
- 新規割+おうち割 光セット(A)もしくは家族割引サービス適用時:1,480円
- 新規割のみ(おうち割 光セット(A)もしくは家族割引サービス適用なし):1,980円
- 半年後:2,680円
契約前には半年後に上がる料金、1年後に減る高速データ通信量、自分に適用される割引サービスなどを十分に把握した上で契約するようにしましょう。
新規契約・乗り換えならY!mobile(ワイモバイル)へ
ワイモバイルは格安SIMの1つに数えられますが、ソフトバンクの回線を使用しているので「キャリア並みの通信品質」でサービスが受けられます。それでいて月々の料金はキャリアより安いので、ユーザーから見た「お買い得度」は非常に高いでしょう。
運営しているのがソフトバンクであること、ショップ網が充実していることからキャリアに準じたサポートを受けられ、「キャリアの料金が高いから格安SIMに乗り換えたいけど、よくわからない会社と契約するのは不安」という人が最初に使う格安SIMとしてはぴったりです。
キャリアの料金に不満を感じている人、1度は格安SIMに乗り換えたものの通信品質やサポート品質に不満を覚えた人などは、この機会にワイモバイルへの乗り換えを考えてみてはいかがでしょうか。
この記事では、実際にワイモバイルを使っているユーザーの生の声を紹介しています。口コミをチェックしてから決めたい人は参考にしてください。