mineoの「持ち込み端末安心保証サービス」を全解説!料金・保証内容・交換方法

格安SIMのmineoが提供する「持ち込み端末安心保証サービス」の保証内容や条件、対象となるトラブル、月額料金、保証対象となる端末を徹底的に解説します。また、mineo以外の会社の保証サービスにもふれ、後半では両者を比較し、どちらがおすすめなのか一刀両断します。
この記事の目次
mineo(マイネオ)が提供する端末保証サービス「持ち込み端末安心保証サービス」。
mineoを利用する際、他社から購入した端末でも保証に入れるのが魅力的です。
本記事ではmineoの持ち込み端末安心保証サービスと、mineo以外の会社が提供している端末保証サービスを解説します。
記事の後半ではmineoのサービスがよいのか、mineo以外のサービスのどちらがよいのかも比較します。
mineo「持込み端末安心保証サービス」とは?
mineoの持ち込み端末安心保証サービスとは、mineoで購入していないスマートフォン端末を破損・全損・水濡れなどで故障した場合に修理や交換をおこなうサービスです。
他社でよくあるのは「自社で購入した端末」の保証サービスです。しかし、mineoのサービスは「mineo以外で購入した端末が対象」です。
mineoに加入する時に、それまで使っていた端末を利用し続けていた場合や、mineoからはSIMカードのみ購入して端末は自身で用意する場合でも保証に入れるのです。
月額料金・保証内容
mineoの持ち込み端末安心保証サービスの月額料金は税込550円です。初期費用は不要で、加入した31日後から保証が開始されます。
加入から30日間保証が効かない理由は、端末が壊れてから加入するといった不正をできないようにする免責期間を設けているためです。
申し込んでから保証が適用されるまでの免責期間に落とすなどして故障させるともったいないので、加入直後は慎重にスマートフォンを扱いましょう。
保証の内容は、端末の破損・故障状況に応じて修理または交換となります。
交換の場合は、価格帯により下記のスマートフォンに交換されます。
利用端末の価格帯 | |
〜20,000円 | OPPO A5 2020またはMoto G8 |
---|---|
20,000円〜 | arrows Mシリーズ、HUAWEI P liteシリーズ、AQUOS sense シリーズ |
交換される端末は、今まで使っていた端末に交換されるわけではなく、mineo指定のスマートフォンになることに注意しましょう。
保証上限金額、上限回数など
mineoの持ち込み端末安心保証サービスの上限金額は税込40,000円です。上限を超えた修理代金や交換費用は別途請求されます。
また、上限回数は1年間に2回までで、3回目以降は実費となります。
また、保証を使って交換する場合は無料ではなく有料になります。金額は1回目が税込5,500円、2回目が税込8,800円です。
修理の場合は1回目、2回目ともに無料で済みます。
対象のトラブル
mineoの持ち込み端末安心保証サービスの対象となる例と対象にならない例を挙げます。
よくある一般的なトラブルである、故障や水没などは問題ありません。
対象とならない場合で気をつけたいのは、盗難や紛失など、端末が手もとにない場合は対象外となります。
対象になる故障理由
- 登録通信端末の自然消耗、磨滅、さび、かび、むれ、腐敗、変質、変色、その他類似の事由
- ねずみ食い、虫食いにより端末に生じた故障または損害
- 登録通信端末の盗難、紛失、詐欺または横領による損害
- 火災による焼失や、全損または一部破損


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保証可能な対象端末
保証可能な対象端末は、Android、iOSの端末です。
対象機種は細かく設定されていて、どの機種が対象になるかはmineoのサイトで確認できます。
有名メーカーの端末なら2014年以降に発売されたモデルが対象になることが多いでしょう。例外が多数あるため、必ずmineoのサイトで対応機種かどうかの確認してください。
iOSの対象端末は、デビュー時期が古いiPhone 6(2014年発売)だと保証対応期間は2020年12月まで、最新のiPhone 11 Pro Max(2019年発売)だと2025年12月末まで。
Androidだと、デビュー時期が古いSAMSUNGのGALAXY S5(2014年発売)なら保証対応期間は2020年12月まで、最新のGALAXY Note10+(2019年発売)が2025年12月まで。
非常に重要な注意点として、SONY製端末は全て対象外です。
保証条件
mineoの持ち込み端末安心保証サービスで保証される条件
- 持ち込み端末安心保証サービスにスマートフォンを登録していること
- スマートフォンがmineoのサイトに記載されている保証可能対応期間内であること
- 故障発生日の当日からさかのぼった30日間で、mineo通信サービスを常時利用している端末であること
- 改造されていない端末(分解改造、部品の交換、塗装等)
正しく登録して普通に使っている分には特に問題ありません。
また、下記の注意事項があります。
注意事項
- 故障したスマートフォンについていたフィルムやカバー、ストラップなどは返却されません
- 修理依頼後に、修理や交換へ進めなかった場合はキャンセル費用が7,000円かかります
- 代替機を借りて紛失や破損したり、返却しなかったりした場合は違約金が44,000円(税込)請求されます
故障したスマートフォンを送る際は、カバーやストラップは外しておきましょう。
また、気軽に借りられる代替機の紛失や破損は高くつくので、借りない選択肢もあります。
mineo「持込み端末安心保証サービス」の使い方
mineoの持ち込み端末安心保証サービスの使い方を順番に説明します。
修理と交換に分けていますが、実際にどちらになるかはmineoに端末を送って確認してもらってから確定します。
そのため、端末が故障したらmineoのサービス窓口に電話をするところからがスタートです。
修理の流れ
修理の場合は下記の流れとなります。
- 窓口へ電話
- 故障端末のデータバックアップや初期化など
- 返送キットの配達+代替機貸し出し(希望した場合)
- 代替機へSIMカード挿入、各種設定(借りていなけば不要)
- 確認結果の連絡
- 修理端末の配達
- 修理端末の各種設定
- 代替機返却(代替機を借りた場合)
交換の流れ
交換の場合は、機種はmineo指定の機種に変わります。
使っていた端末と同じ機種ならラッキーですが、そうでない場合もあることを覚えておきましょう。
- 窓口へ電話
- 故障端末のデータバックアップや初期化など
- 返送キットの配達+代替機貸し出し(希望した場合)
- 代替機へSIMカード挿入、各種設定(借りていなけば不要)
- 確認結果の連絡
- 交換機の配達
- 交換機の各種設定
- 代替機返却(代替機を借りた場合)
mineo「持込み端末安心保証サービス」は加入すべき?
mineoの持ち込み端末安心保証サービスは、mino加入前に購入した端末でも加入できる使い勝手のよいサービスです。
ただし、mineo以外が提供しているサービスもありますので、それらと比較検討してから加入するのもよいでしょう。
「mineo以外が提供する端末保証サービス」を2件紹介します。最後には比較表も記載しますのでご覧ください。
mineo以外の端末保証サービス
この章では、mineo以外の端末補償サービスを2件紹介します。
モバイル保険

モバイル保険は2006年に設立された、さくら少額短期保険株式会社が提供する「スマートフォンや周辺機器」の故障や盗難をカバーする保険です。
この保険の特徴は、スマートフォン1台のほかに無線通信ができる端末を2台、合計3台まで登録しておける点です。
無線通信ができる端末とは、Wi-FiやBluetooth通信の機能を指します。サブのスマホはもちろん、タブレットやスマートウォッチ、ワイヤレスヘッドホン、ゲーム機、モバイルルーター、プリンタなどがあたります。
保険料は毎月700円で、修理代金の補償額は最大100,000円(3台合計)、mineoの持ち込み端末安心保証ではカバーされない盗難もカバーされます。
保険金の請求はWEBで写真を3枚送信するだけという手軽さです。
気をつけておきたいのは、登録する端末3点は主端末1点、副端末2点となること。副端末は、主端末に比べ保険金額上限が30,000円になります。
また、故障端末が修理可能な場合は、自己負担0円で上限100,000円まで保証されます。しかし、修理不能や盗難の場合は上限額が25,000円です。
対象となる端末は、購入してから1年未満か、1年以上であってもメーカーや通信キャリアの有償補償サービスに加入していて、補償が受けられる状態の端末です。中古端末は対象から外れます。
▼モバイル保険の内容・料金などを詳しく知りたい方は以下記事をご一読ください。
スマホ保険

スマホ保険は、2016年設立の株式会社JustInCaseが提供するスマートフォンの故障や盗難紛失をカバーする保険です。
この保険の特徴は、中古のスマートフォンでも加入できる点と、盗難紛失の場合も保障される点です。
また、フリマアプリやオークションなどで購入した中古スマホ、購入から数年経過しているスマホもOKです。
日頃の使い方によって、4ヶ月目から平均で30%割引されるのもユニークです。
「平均で30%」というのはスマートフォン内蔵のセンサーで日頃のスマホの扱い方を独自の数値にし、その数値に応じて割引されるというもの。安全に使っている人ほど安くなるというおもしろい試みです。
毎月の保険料は機種により細く設定されています。
例を挙げると、iPhoneSE(第一世代)なら最安で月々356円、修理費用の上限額は49,800円、iPhone 11 Pro Maxだと最安で月々916円、修理費用上限額は135,800円。
Androidスマホの場合は一律で、毎月最安で370円、修理費用上限50,000円。
なお、全損や盗難紛失の場合は、上限額の半額までの支払いです。
保険請求は写真2点のアップロード、WEBで詳細を記入、請求が虚偽でないことを自撮り動画で宣誓する3ステップと手軽で簡単です。
mineoVS他社保証サービス比較
mineoのサービスと他社サービスではどちらが優位なのでしょうか。比較表にまとめてみましたのでご覧ください。
サービス名 | mineo持ち込み端末安心保証サービス | モバイル保険 | スマホ保険 |
---|---|---|---|
月額料金 | 550円 | 700円 | iPhoneは機種ごとに設定 Androidは自己負担金3,500円ありなら370円、自己負担金なしなら482円 ※4ヶ月目以降は平均30%割引 |
保証回数 | 2回/年 | – | 上限額に達するまで |
登録台数 | 1台 | 3台(主端末1台、副端末2台) | 1台 |
補償額上限 | 40,000円 | 主端末・副端末の合計で100,000円 (主端末)最大100,000円、 (副端末)30,000円 ※修理不能・盗難の場合は主端末25,000円、副端末7,500円 | iPhoneは機種ごとに設定 Androidは50,000円 ※全損及び盗難紛失の場合は修理費用上限の半額まで |
画面割れ・破損 | ○ | ○ | ○ |
水濡れ | ○ | ○ | ○ |
盗難 | ✕ | ○ | ○ |
紛失 | ✕ | ✕ | ○ |
ガラケー | ✕ | ✕ | ✕ |
スマホ以外の機器 | ✕ | ○ | ✕ |
保証開始日 | 加入日から31日後 | 主端末:申込日の翌日午前0時 副端末:申込日から31日後 | 申し込み1〜2日の審査後 |
中古スマホ | ○ | ✕ | ○ |
代替機貸出 | ○ | ✕ | ✕ |
▼SIMチェンジではスマホの保険会社を比較しご紹介しています。契約を検討中の方はぜひ以下記事をご一読ください。
【結論】mineo以外の保証サービスのほうがお得
mineoの持ち込み端末安心保証サービスも、今まで持っていたスマートフォンでもそのまま保証に加入できる便利なサービスです。
しかし、表にして並べてみるとモバイル保険やスマホ保険にアドバンテージがあります。
一番大きなポイントは、仮にmineoから別の格安SIM会社に移行しても保証に影響がない点。mineoの持ち込み端末安心保証サービスだと、mineoから移行すると保証が途切れてしまいます。
また、盗難や紛失に対応してくれるサービスもmineoに比べて有利です。
これらの保証をうまく活用して、万が一のスマホトラブルを乗り切りましょう。