ahamoでSMSは使える?届かない・送れない時の対処法まで解説
ahamoのSMS(ショートメッセージサービス)について、できること・できないこと、送受信の料金、送受信できない原因と対策を紹介します。拒否設定方法や、海外利用時の注意点も解説。ahamoでSMSを利用したいなら、ぜひ参考にしてください。
この記事の目次
ahamoで利用できる機能のひとつに「SMS(ショートメッセージサービス)」があります。
相手の電話番号宛にメッセージを手軽に送信できるので、活用している人も多いのではないでしょうか。
今回は、ahamoのSMSでできること・できないことや、送受信にかかる料金、海外で利用する場合の注意点などを紹介します。
SMSの送受信ができない場合の原因と対処法も解説しているので、ahamoでSMSを利用したいなら、ぜひ本記事を参考にしてください。
記事のかんたんまとめ
- ahamoでは申込不要・月額料無料でSMSを利用できる
- 料金は、送信時に3〜33円(税込)、受信時は無料
- 一度に送信できる文字数は、全角670文字(半角1,530文字)まで
- 絵文字の送信はできるが、画像・動画・音声ファイルの添付はできない
- SMSの受信拒否は、My docomoから設定できる
- 海外200以上の国・地域でも利用できるが、送信可能文字数は全角で70文字まで、送信料は1回100円かかる
ahamoでSMS(ショートメッセージサービス)は使える?
ahamoでは、SMS(ショートメッセージサービス)を利用できます。
iPhone端末でもAndroid端末でも利用できますが、送受信できない場合もあるので注意が必要です。
1.ahamoのSMSでできること
ahamoのSMSでできることは、主に次の3つです。
ahamoのSMSでできること
- 全角670文字まで(半角英数字1,530文字まで)のテキスト送信
- 絵文字の送受信
- テキストの受信
ahamoのSMSでは、全角670文字、半角英数字1,530文字までのテキスト送信が可能です。
絵文字も送受信できますが、機種によっては文字化けする場合があるので注意しましょう。
2.ahamoのSMSでできないこと
ahamoのSMSでできないこととしては、主に次の3つが挙げられます。
ahamoのSMSでできること
- 全角671文字(半角英数字1,531文字)以上の送信
- 画像・動画・音声ファイルの送受信
- iPadへのSMS送信
SMSで送信できる文字数は、全角670文字が上限です。全角671文字以上のテキストは送信できないので、気をつけましょう。
また、画像・動画・音声ファイルの添付もできません。画像・動画・音声ファイルを共有したいなら、LINEやメールなどのツールを使うか、データをアップロードしたURLを知らせる方法がおすすめです。
意外と知られていませんが、ahamoに限らず、SMSはiPadへの送信ができません。iPad単体での受信もできないので、注意しましょう。
ただし、Wi-Fi+Cellularモデルなら、次の手順でiPhoneからiPadへの転送は可能です。
iPhoneからiPadへのSMS転送方法
- iPhone・iPadで同じApple IDでiMessageにサインイン
- iPhoneの設定アプリを起動
- 「メッセージ」を選択し「SMS/MMS転送」をタップ
- 転送したいデバイスを選択
ahamoのSMSの送受信にかかる料金
ahamoのSMSの送受信にかかる料金は、下表の通りです。
文字数 | 1回あたりの料金 (税込) | |
---|---|---|
送信 | 全角:1~70文字 半角:1~160文字 | 3円 |
全角:71~134文字 半角:161~306文字 | 6円 | |
全角:135~201文字 半角:307~459文字 | 9円 | |
全角:202~268文字 半角:460~612文字 | 13円 | |
全角:269~335文字 半角:613~765文字 | 16円 | |
全角:336~402文字 半角:766~918文字 | 19円 | |
全角:403~469文字 半角:919~1,071文字 | 23円 | |
全角:470~536文字 半角:1,072~1,224文字 | 26円 | |
全角:537~603文字 半角:1,225~1,377文字 | 29円 | |
全角:604~670文字 半角:1,378~1,530文字 | 33円 | |
受信 | 全文字数 | 無料 |
送信時の料金は、全角70文字以内であれば3円(税込)、最大でも33円(税込)となっています。
受信は無料で、迷惑メールSMSを受信した場合でも料金は発生しません。
ahamoのSMSが送れない時の原因と対処法
ahamoでSMSが送れない場合、考えられる原因は次の5つです。
SMSが送れない原因
- 送信先の拒否設定に引っかかっている
- 電波が悪い
- 送信先の電話番号が誤っている
- 全角671文字以上・1日200通以上送信している
- 送信可能な事業者以外への送信している
1.送信先の拒否設定に引っかかっている
SMSを送信できない場合、送信先の拒否設定の影響を受けている可能性があります。
連絡先に未登録のSMSやURL付きのSMSを全て受信拒否している場合があるので、相手へ拒否設定の有無を確認してみましょう。
2.送信先の電話番号が誤っている
SMSが送信できない場合、送信先の電話番号が間違っている可能性も考えられます。
特に初めて相手にSMSを送信する場合には、電話番号を間違って登録・入力していないか、確認しましょう。
3.全角671文字以上・1日200通以上送信している
SMSで送信できる文字数は、最大で全角670文字、半角で1,530文字までです。特にメッセージ内で長いURLを記載している場合には、文字数の上限が原因の可能性が考えられます。
どうしてもURLが長くなってしまう場合には「短縮URL」を作成して、送信を試してみてください。
また、SMSの送信可能数には上限があります。迷惑メール対策のため1日に送信できるSMSは、200通未満です。
ただし、1通の文字数が71~670文字の場合、2〜10通分としてカウントされます。長文メッセージが含まれていると、200通よりも送信できるSMS数は少なくなるので注意が必要です。
ahamoのSMS送信には、文字数や送信数に制限があることを把握しておきましょう。
4.送信可能な事業者以外へ送信している
SMSの送信が可能な事業者は、次の5社です。以下に当てはまらない送信先へは送信できないので、注意しましょう。
SMSの送信が可能な事業者
- ドコモ
- KDDI・沖縄セルラー電話
- ソフトバンク
- ワイモバイル
- 楽天モバイル
5.電波が悪い
電波の悪さが原因で、SMSが送信できない場合があります。
端末の電波マークを確認し、電波状況が悪い場合には、電波を受信しやすい場所まで移動し、送信を試してみましょう。
もし、どうしても電波状況が改善しない場合には、端末の再起動で改善する可能性があります。再起動ボタンを押すか、電源を切った後に、完全に画面のライトが消えたことを確認したら、電源を入れてみてください。
再起動後、完全に端末が起動するまで数分かかる場合があります。端末に電源が入ったら、数分置いて再度SMSを送信してみましょう。
ahamoのSMSが受信できない・届かない時の原因と対処法
ahamoでSMSが受信できない場合、考えられる原因は次の3つです。
SMSが受信できない原因
- 拒否設定をしている
- 電波が悪い
- 本体メモリの空き容量が少ない
1.拒否設定をしている
SMSの受信拒否設定が原因で、SMSが受信できなくなっている可能性があります。
受信拒否の設定状況は、次の方法で確認可能です。まずは受信拒否設定の状況を確認しましょう。
SMS受信拒否の設定状況確認
- 携帯電話から「*20184」へ発信
- ネットワーク暗証番号入力
- ダイヤルで「8」を押す
すべての受信拒否設定を解除したい場合には、上記手順のネットワーク暗証番号入力後に「7」を押しましょう。
なお、SMSの受信拒否設定の変更は「My docomo」にて可能です。ahamoで契約しているdアカウントでログインし、SMS設定を見直しましょう。
2.電波が悪い
電波が悪いと、SMSの受信ができない場合があります。端末の電波状況を確認し、電波状況がよい場所へ移動してから受信できるか試してみましょう。
なお、一時的に電波が受信できていない場合、SIMカードを入れ直すと改善する可能性があります。SIMカードを入れ直す場合には、次の手順で行ってください。
SIMカードの入れ直し手順
- 必要な情報はバックアップをとっておく
- 端末の電源を切る
- SIMトレイを引き出す
- SIMカードを取り出し、再度セットする
- SIMトレイを押し込む
- 端末の電源を入れる
SIMトレイは、ほとんどの端末で本体側面にあります。iPhone端末をはじめとする一部の端末では、SIMピンを小さな穴に差し込まないとSIMトレイを引き出せないので注意が必要です。
SIMピンとは上の画像のような金属製のピンで、多くの場合で端末が入っていた箱に同梱されています。
3.本体メモリの空き容量が少ない
端末の本体メモリの空き容量が少ない場合も、SMSが受信できなくなる原因のひとつです。
端末の「設定アプリ」から使用済みストレージを確認し、空きが少ないようなら不要なアプリや画像や動画のデータを削除しましょう。
また、キャッシュデータの削除も、本体メモリに空きを作る有効な手段です。Android端末なら、設定アプリから「アプリと通知」を選択後、アプリを全て表示させ、キャッシュを削除したいアプリを選べば消去できます。
iPhone端末の場合は、各アプリから手動での削除が可能です。
ahamoのSMS拒否設定方法
ahamoのSMS拒否設定は、My docomoから設定可能です。ここでは「条件を指定して拒否する」場合の手順を紹介します。
出典:ドコモ
ahamoのSMS拒否設定方法
- 「メール」欄の「SMS拒否設定」をタップ
- ネットワーク暗証番号を入力し「認証する」をタップ
- 「条件を指定して拒否する」を選択し「次へ」をタップ
- 拒否条件の選択し「確認する」をタップ
- 内容を確認し「設定を確定する」をタップ
- 反映された設定内容の確認する
上記の手順3にて「全てを拒否する」「電話番号を指定して受信する」設定も可能です。「電話番号を指定して受信する」を選んだ場合には、受信を許可する電話番号を入力しましょう。
ahamoのSMSは海外では使えない?
出典:ahamo
ahamoでは、通話が可能な海外200以上の国・地域でSMSの利用が可能です。料金は、送信が1通100円、受信は無料で利用できます。
ただし、次の4点に注意しましょう。
海外でSMSを利用する際の注意点
- 送信可能文字数は全角70文字、半角160文字
- 海外のケータイ事業者番号へ送信する場合は「+国番号」が必要
- 海外での電話とSMSの月間利用額が5万円を超過すると、当月末までサービスの利用は停止される
- 5万円を超過した場合、データ容量を追加しても海外での電話、SMS、データ通信は利用できない
海外でSNSを送信する場合、1通あたり全角70文字、半角160文字までしか送信できません。
送信先が日本の通信会社の場合は、日本での送信と同じ方法でSMSの送信が可能です。しかし、海外の事業者へ送信する場合には、送信先電話番号の前に「+国番号」を入力して送信する必要があります。
また、ahamoでは電話とSMSの海外での月間利用額が5万円を超過すると、当月末までサービスを利用できなくなります。データ容量を追加しても、電話やSMSだけでなくデータ通信もできなくなるので注意しましょう。
ahamoのSMSに関するQ&A
ahamoでSMSを利用する際に多く寄せられる質問を、5つ厳選しました。ahamoでのSMS利用で不明点や疑問点があるなら、ぜひチェックしてください。
Q.ahamoのSMSとプラスメッセージアプリは何が違うの?
SMSとプラスメッセージは、電話番号を使ってメッセージのやりとりをする点は同じですが、対応している機能に大きな違いがあります。
ahamoのSMSとプラスメッセージアプリの違いは、下表を参考にしてください。
項目 | SMS | プラスメッセージ |
---|---|---|
spモード契約 | 不要 | 要 |
最大文字数 | 全角670文字 | 全角2,730文字 |
写真・動画 | × | 〇 (100MB) |
ファイル添付 | × | 〇 |
グループメッセージ | × | 〇 |
既読・未読確認 | × | 〇 |
料金(税込) | 1通:3~33円 ※文字数によって異なる | パケット通信料のみ |
プラスメッセージでは、画像や動画を添付できます。また、送信できるテキストの文字数も多く、送信料もパケット通信料のみなので、人によってはプラスメッセージのほうが使い勝手がよいでしょう。
Q.ahamoでプラスメッセージ・iMessageを利用する際の料金は?
プラスメッセージは、ahamoユーザーなら申し込み不要・月額料金不要で利用できます。
iMessageは、Apple IDを利用したメッセージ機能のこと。Apple端末同士なら、無料で利用可能です。送信先がAndroid端末の場合には、自動でSMSやMMSでの送信となります。
iMessageとSMSで使用するアプリは同じです。iMessageで送受信した場合は青い吹き出し、SMS/MMSは緑の吹き出しでメッセージが表示されます。
出典:Apple
Q.ahamoのSMS送受信にかかる料金は?
SMSの送受信にかかる料金は、送信で1通3〜33円(税込)、受信は無料です。
送信料は、文字数により異なります。全角70文字以内であれば、送信料は3円(税込)です。
Q.ahamoは海外でSMSを使える?
はい、使えます。
ただし、送信料は1通100円と高く、1回で送信できる文字数も全角70文字以内と限られている点に注意が必要です。
Q.ahamoユーザーの場合、SMSのメッセージはどこに届くの?
SMSのメッセージは、通常、端末に最初から入っている「メッセージアプリ」に届きます。
なお、プラスメッセージを利用している場合、プラスメッセージアプリでもSMSの利用は可能です。
ahamoのSMSまとめ
今回は、ahamoのSMSについて、できること・できないこと、送受信にかかる料金、送受信できないときの対処法を紹介しました。
この記事でわかったこと
- ahamoではSMSの利用ができる
- 送信可能文字数は全角670文字まで
- 受信料は無料
- 海外でも利用できるが、1通あたり100円の送信料がかかる
ahamoではSMSの利用が可能です。1回で送信できるのは最大で全角670文字までで、文字数によって送信料が異なります。ただし、受信料は文字数に関係なく無料です。
海外200以上の国や地域でもSMSは利用可能ですが、1通あたり送信料が100円と割高で、文字数も全角70文字までしか送信できません。
なお、ahamoでは「プラスメッセージアプリ」を利用できるので、SMSの送信料が気になるなら「プラスメッセージアプリ」の活用もぜひ検討してみてください。