ドコモのケータイ補償サービスを徹底解説!対象サービス・料金プラン

ドコモのケータイ補償サービスは、万が一の故障や紛失に備えてサポートがあります。ここでは加入が必要なのか悩んでいる人に、月額料金、加入条件のほか、画面割れやiPhoneユーザーは補償対象なのか、未加入時と加入時とのかかる金額の違いについてドコモのケータイ補償サービス内容を徹底紹介しています。
この記事の目次
多くのキャリアや格安SIMでは、オプションサービスとしてスマホの故障や紛失といった、様々なトラブルに備えた端末補償サービスを設けています。
ドコモでも「ケータイ補償サービス」と銘打ち、突然襲うスマホのトラブルに対して独自のサポートサービスを提供しています。
ここでは、加入は本当に必要なのか悩んでいる人のために、ドコモのケータイ補償のサービス内容や加入条件、申し込み方法などを徹底解説していきます。
誤ってスマホを落下させてしまい、画面が割れてしまった。このような場合は対象になるのでしょうか。
また、iPhoneユーザーは補償の対象になるのかも紹介しています。
ドコモが提供するケータイ補償サービスとは
スマホは電話やメール、インターネット通信だけでなく、日々のスケジュール管理からキャッシュレス決済まで、生活のあらゆるシーンで必要不可欠なツールとなりつつあります。
そのためスマホが故障や紛失といったトラブルに遭うと、すぐに代替端末がないと困る人も多いでしょう。
このようなときに、加入していると便利なのがドコモのケータイ補償サービスです。
ケータイ補償サービスは、故障や紛失といったスマホを取り巻く様々なトラブルに対する補償が受けられる仕組みです。
サービスの対象となる端末 iPhoneユーザーも対象になる?
ドコモケータイ補償サービスは、iPhoneユーザーも対象です。
Androidスマホはもちろん、ドコモで契約しているdtabやiPadといったタブレット端末、ドコモケータイもサービスの対象です。
ドコモケータイ補償のサービス内容
ケータイ補償サービスに加入すると、1年に2回まで様々な補償が受けられます。ケータイ補償サービスの補償内容は、主に次の5点です。
- 端末トラブルに対する様々なサポート
- データ復旧時の割引
- 保証期間の延長
- 修理時の料金を一部サポート
- 代替端末の交換
ここでは、ドコモのケータイ補償サービスの補償内容についてそれぞれ詳しく解説していきます。
端末トラブルに対する様々なサポート
ケータイ補償サービスは、画面割れ、故障や水漏れ、盗難、紛失、破損、全損といった様々なトラブルに対する補償が受けられます。
利用している端末にトラブルがあり新しい端末が必要な場合は、申し込み手続きをすることで、リフレッシュ品と交換ができます。
データ復旧時の割引
通常時 | 割引適用後 | |
---|---|---|
データ復旧料金 | 8,800円(税込) | 1,100円(税込) |
端末のトラブルによって本体に保存されたデータが失われた場合、上記のように通常料金よりもかなり安い料金でデータ復旧が可能です。
復旧が可能なデータは次の通りです。
- 電話帳
- 写真・動画
- スケジュール
- メモ
- ドコモメール
ただし、端末の機種やOSによっては復旧できないデータもあります。
保証期間の延長
ケータイ補償サービスでは、修理を行った場合に端末の保証期間が延長できるサービスを提供しています。
通常の保証期間は端末の購入から1年間ですが、ケータイ補償サービスに加入して修理を行った場合の保証期間は、修理完了日から6ヶ月間です。
たとえば端末の購入後、11ヶ月目に不具合が起きてサポートを利用した場合、保証期間が1年5ヶ月になります。
修理時の料金を一部サポート
端末の修理を依頼すると、修理代金が発生します。通常の場合、ディスプレイの交換は3万円以上もするためかなりの高額です。
しかし、ドコモケータイ補償サービスに加入している場合は、修理代が次のように割引されます。
修理内容 | 通常の料金 | 割引後の料金 |
---|---|---|
ディスプレイの修理 | 40,150円(税込) | 上限3,300円(税込) |
内蔵電池交換 | 11,770円(税込) |
※端末がXperia 1 SO-03Lの場合
このように、ケータイ補償サービスに加入することで修理代やデータ復旧代が大幅に割引されることがわかります。


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代替端末の交換
ドコモケータイ補償サービスでは、端末を預かって修理が必要になった場合は代替の端末を提供してくれます。
代替端末の受け渡しはドコモショップ、もしくは宅配のいずれかを選べます。宅配で代替端末を受け取る場合は、会員専用サポートページのMy docomoから手続きする必要があります。
ドコモケータイ補償サービスの対象外となる補償内容
ケータイ補償サービスでは、端末のすべてのトラブルが補償対象になるわけではありません。
対象外となる内容は、ユーザー自身の故意による破損や、ドコモ以外の場所で修理した場合です。
補償対象の対象外となると、ケータイ補償サービスに加入していても修理代やデータ復旧代が割引されなくなります。
ドコモケータイ補償サービスの月額料金
ケータイ補償サービスは無料で利用できるわけではなく、次のように端末の機種ごとに月額料金が定められています。
端末の種類 | 月額料金 | 対象機種(iPhone・iPad) | 対象機種(Android:2019年以降の発売機種・ドコモタブレット・ドコモケータイ) |
---|---|---|---|
スマホ | 550円(税込) | iPhone 5c | AQUOS zero2 SH-01M |
825円(税込) | iPhone 11 | AQUOS R5G SH-51A | |
1,100円(税込) | iPhone 11 Pro | – | |
タブレット | 550円(税込) | iPad(第7世代) | dtab Compact d-02K |
825円(税込) | 12.9インチiPad Pro(第4世代) | – | |
1,100円(税込) | – | – | |
ケータイ | 363円(税込) | – | arrows ケータイ F-03L |
ドコモのケータイ補償サービスの月額料金は、端末の機種によって月額料金に差があることがわかります。
なお、初回加入時に限って最大31日間の月額料金が無料になるサービスを実施しています。
ドコモケータイ補償サービスの加入条件
ケータイ補償サービスは、いつでも加入できるわけではありません。ドコモのケータイ補償サービスへの加入条件は次の3点です。
- ケータイ補償サービスの対象端末である
- 端末の購入から14日以内である
- 端末が良好な状態である
端末の購入からケータイ補償サービスに加入するまでの間に何かしらのトラブルが発生した場合は、ケータイ補償サービスに加入できません。
未加入時と加入時とのかかる金額の違い
ケータイ補償サービスへの加入時と未加入時では、修理代が大きく異なります。次の表では、加入時と未加入時にかかる金額をシミュレーションしています。
トラブル内容 | 端末 | 加入時 | 未加入時 |
---|---|---|---|
水漏れ | iPhone | 交換:5,500~12,100円(税込) | 機種変更:iPhone XS(64GB)の場合、38,133円~ |
画面割れ | Android | 修理:上限3,300円(税込) | 修理:上限39,300円程度 |
電池の減りが早い | ドコモタブレット | 修理:上限3,300円(税込) | 修理:上限18,600円程度 |
ケータイ補償サービスへの加入時と未加入時では修理代が大きく異なることがわかります。
ドコモのケータイ補償以外の補償サービス
ドコモでは、ケータイ補償サービス以外に利用できる補償サービスもあります。ここでは、ケータイ補償サービス以外の補償サービスを紹介していきます。
dカードケータイ補償
dカードケータイ補償は、端末の故障や紛失といったトラブルで修理不能となった場合に利用できるサービスです。
dカードを利用して新たな端末を購入すると、端末代金の一部を補償してくれます。このサービスを利用するためには、次のような条件を満たす必要があります。
- 端末の購入から1年以内のトラブルである
- 新たに購入する端末は同じ機種で同じカラーである
- dカードを利用して購入する
dカードケータイ補償の補償金額は、dカードが最大10,000円、dカード GOLDが最大10万円です。
AppleCare
iPhoneユーザーの場合、ドコモのケータイ補償サービスのほかに、Apple社が提供する補償サービスApple Care+ for iPhoneも利用できます。
ケータイ補償サービスと同様に、AppleCareも端末の機種によって修理代などが異なります。ケータイ補償サービスとAppleCareの違いは次の通りです。
ケータイ補償サービス | AppleCare | |
---|---|---|
月額料金 | 550~1,100円(税込) | 587~1,045円(税込) |
利用回数の上限 | 1年に2回まで | 2年に2回まで |
故障の修理代 | 8,250円(税込)、または12,100円(税込) | 12,980円(税込) |
バッテリー交換 | なし | 無償交換 |
加入条件の期間 | 端末の購入から14日以内 | 端末の購入から14日以内 |
電話によるサポート | なし | あり |
ケータイ補償サービスとAppleCareでは月額料金や修理代だけでなく、サポート内容が異なることがわかります。
ドコモのケータイ補償はこんな人におすすめ
ケータイ補償サービスへの加入がおすすめなのは、次のような人です。
- 端末を持ち歩く際に落下させる頻度が多い
- 端末にトラブルが生じた際、すぐに代替端末を使いたい
- 自宅や職場などで端末を紛失する頻度が多い
よく端末を落とす人は画面割れを起こすリスクが高く、割引価格でディスプレイ交換ができるのでおすすめです。
また、仕事で使用している人や連絡手段が端末のみの人は、トラブルがあったときすぐに代替端末のサポートが受けられるので安心です。
端末を紛失した際におおよその位置を検索できる「ケータイお探しサービス」が無料で利用できるので、端末を紛失する頻度が多い人にもおすすめです。
ドコモのケータイ補償サービスへの加入方法
ケータイ補償サービスに加入するには申し込みが必要です。申し込み方法は、ドコモショップと電話、ドコモオンラインショップの3種類から選べます。
ここでは、ケータイ補償サービスの申し込み方法をそれぞれ紹介していきます。
ドコモショップ
- ドコモショップで端末を購入
- スタッフの案内にしたがって手続き
ケータイ補償サービスは最寄りのドコモショップでも申し込みできますが、営業時間内に行く必要があります。
場合によっては混雑して長時間待たされる可能性があるため、来店予約を利用すると便利です。また、家電量販店などのドコモの取り扱い店舗でも手続きできます。
ただし、ドコモショップやドコモ取り扱い店舗の場合は、端末を購入した当日しかケータイ補償サービスに申し込めません。
端末を購入した当日以外は、電話やドコモオンラインショップを利用するとケータイ補償サービスに申し込めます。
電話で申し込む場合
- ドコモインフォメーションセンターに連絡
- オペレーターの案内にしたがって手続き
まずは、ドコモのスマホや固定電話から次の番号にダイヤルしてドコモインフォメーションセンターに連絡します。
- ドコモのスマホ:局番なしの151
- 固定電話:0120-800-000
- 受付時間:9時~20時
ドコモオンラインショップで申し込む場合
- ドコモオンラインショップのサイトを開く
- 購入する端末を選ぶ
- 受け取り方法や配送先などを入力
- 料金プランやオプションサービスを選ぶ
- 支払い方法を選ぶ
ドコモオンラインショップの場合、料金プランやオプションサービスを選ぶ画面でケータイ補償サービスに申し込みできます。
ドコモオンラインショップは24時間年中無休で受け付けており、端末の修理代金が10%割引されます。
ドコモのケータイ補償サービスの加入時に注意したいこと
ケータイ補償サービスは端末の購入から14日以内に申し込みしなければならないため、端末を購入したらすぐに加入の有無を検討する必要があります。
ここでは、ケータイ補償サービスに申し込む際の注意点を3つ紹介していきます。
加入のタイミングによって異なるサービス内容
ケータイ補償サービスは、加入のタイミングによってサービス内容が異なります。2019年6月1日を境にサービス内容が一新され、月額料金も変更されています。
2019年5月31日までにケータイ補償サービスに加入している場合は、月額料金が363円~550円(税込)です。
一方で2019年6月1日以降にケータイ補償サービスに加入した場合の月額料金は、前述したように550円~1,100円(税込)です。
さらに、端末がトラブルに見舞われた際にかかる負担金も2019年6月1日を境に変更されています。
一定期間までに代替端末の受け取りが必要
ケータイ補償サービスでは、トラブルに見舞われた端末を預けて修理が必要になった場合に、代替端末を提供してくれます。
しかし、代替端末は一定期間までに受け取らなければなりません。様々な理由で一定期間までに代替端末を受け取らなかった場合、ケータイ補償サービスの申し込みがキャンセル扱いになります。
一度解約すると二度と加入できない
ケータイ補償サービスは、端末の購入から14日以内の加入が必要です。たとえ端末の購入から数ヶ月経過した後に加入を検討しても、加入はできない仕組みとなっています。
また、一度解約してしまうと二度と加入できない規約となっているので注意が必要です。解約にともなって、故障や紛失時も代替端末の受け取りもできなくなります。
万が一に備えてドコモのケータイ補償サービスに加入しよう
ケータイ補償サービスは、端末の故障や紛失といったトラブルに見舞われた際に様々なサポートが受けられるサービスです。
月額料金は端末の機種によって異なりますが、ケータイ補償サービスに加入しておくと、万が一画面の割れや故障が生じても、修理代やデータ復旧代の負担が軽減されます。
ドコモケータイ補償は加入する必要はありませんが、端末の落下や水没による故障はいつどこで起こるかわかりません。
まだどの補償サービスにも加入していないという場合には、トラブル時の不安を解消するためにも、ドコモのケータイ補償サービスに加入しておくと安心です。