楽天モバイルは、データをよく使う人も使わない人もお得に使えるMNO回線です。そのお得さから、現在使っているキャリアと料金を比べて乗り換えを決める方も増えてきています。

ですが、端末の残債が残っているなどの契約上の問題で、一度申し込んだ後にキャンセルしてしまう人も一定数います。また、一度キャンセルしてしまった人は、再申し込みできるのか不安になる人もいるでしょう。

そこで、本記事では、楽天モバイルのキャンセルに関して徹底解説します。

楽天モバイルのキャンセルは可能

結論、楽天モバイルのキャンセルは、ほとんどの人が可能です。一度申し込みをしてしまうと、二度とキャンセルできないわけではないので安心してください。

そのうえで、申し込みをしてからある一定の基準まで進んでしまうと、キャンセルができなくなるタイミングがあります。そのタイミングについては、次で解説していきます。

キャンセルができない場合

楽天モバイルでは、製品、SIMカード（eSIMを申し込んだ場合はスタートガイド）が届いた後、もしくはMNP転入手続き完了後のキャンセルはできません。

そのため、SIMカードや製品、アクセサリーは出荷前にキャンセルする必要があります。

また、SIMカードと製品を同時に申し込みした人が、どちらか片方だけをキャンセルすることもできません。その場合、一旦全ての契約をキャンセルしてから、新たに申し込みをし直す必要があります。

ちなみに、初期契約解除（クーリング・オフ）に関しては、回線の契約を含むSIMカードのみ適応されます。端末やアクセサリーは対象外になり、返却しても代金は戻らないので注意しましょう。

キャンセルにかかる期間はどのくらい

楽天モバイルのキャンセルにかかる時間については、個人差がありますが1～2週間です。はっきりと期間が決まっているものではないので、自身でキャンセルできたかどうかをチェックする必要があります。

キャンセル処理ができたかどうかは、my 楽天モバイルの「申し込み履歴」から確認できます。

楽天モバイルのキャンセル手順

ここでは、楽天モバイルのキャンセル手順について解説していきます。手順は以下の通りです。

楽天モバイルのキャンセルは、インターネット上で簡単に行えるので、特に準備などをしておく必要はありません。時間がある時になるべく早めに行っておきましょう。

手順1.my 楽天モバイルを開く

まずは、楽天モバイルの公式サイトのメニューバーからmy 楽天モバイルにログインしましょう。申し込み時に使った楽天モバイルのアカウント情報を入力すると、my 楽天モバイルのログインできます。

手順2.メニューから「申し込み履歴」を選択し、キャンセルしたい申し込み番号を選択

my 楽天モバイルにログインできたら、右上の三本線のマークをタップして、「申し込み履歴」を選択しましょう。

選択すると、申し込んだプランの番号が出てくるので、キャンセルしたい契約番号を選択します。

手順3.「申し込みのキャンセルを申請する」をタップ

該当する申し込み番号の選択ができたら、画面の下までスクロールをして、「申し込みのキャンセルを申請する」をタップしましょう。

ピンクの枠で囲われているので、申請ボタンはわかりやすい印象です。

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手順4.「キャンセルの申請を完了する」をタップしてキャンセル完了

キャンセルを確定する際の確認事項が表示されますので、よく読んだ上で問題がなければ、申請を完了しましょう。

キャンセルする際の注意点

次に、キャンセルする際の注意点について、以下の順で解説します。

注意点1.キャンセルの申し込みは取り消せない

注意点1つ目は、一度キャンセルの申し込みをした場合、取り消せなくなることです。

そのため、キャンセル後に「やっぱり楽天モバイルを使いたい」と思った場合は、もう一度初めから申し込みの作業をする必要があります。

危険性としては、在庫が残りわずかの端末を契約していた場合、再申し込みの際には在庫がなくなっていて、入荷まで時間がかかることが考えられます。また、申し込み当時では適用できたキャンペーンの期限が切れてしまっていることも考えられるでしょう。

もし楽天モバイルのキャンセルを行う際は、再び申し込む可能性があるか、端末やキャンペーンの状態は大丈夫か考えてからキャンセルするようにしましょう。

注意点2.キャンセル完了前にSIMカードや端末が来たら受け取らない

注意点2つ目は、キャンセル完了前にSIMカードや端末が来ても受け取らないことです。

楽天モバイルは、SIMカードや端末をお届けした時点でキャンセルができなくなります。そのため、受け取ってしまうとキャンセルできる権利がありません。

また、クーリングオフ制度もSIMカードしか適用されず、端末やアクセサリーは対象外です。端末料金自体安くない場合が多いので、もし受け取ってしまうと代金を負担しないといけなくなります。

そのため、キャンセルを考えている場合は、楽天モバイルから製品などが送られてきても受け取らないようにしましょう。

注意点3.宅配ボックスに入っていた場合はすぐに楽天モバイルに電話で連絡

注意点3つ目は、宅配ボックスに製品が入っていた場合は楽天モバイルにすぐ連絡することです。

先ほど解説したように、楽天モバイルは製品が届いた時点でキャンセルができなくなります。その場合、my 楽天モバイルからキャンセル操作ができなくなるので、チャットサポート、もしくは電話サポートにすぐ連絡しましょう。

公式サイトにも、my 楽天モバイルからキャンセルができない場合は、ページ下部にある「チャットでお問い合わせ」でお問い合わせするように記載があります。

注意点4.キャンセル手続きが完了した後に本人確認不備メールが届くことがある

注意点4つ目は、キャンセル手続きが完了した後でも本人確認不備メールが届いてしまう可能性があることです。

本人確認書類を提出後にキャンセルした場合、本人確認の審査は継続して行われているため、不備があった場合のメールは変わらず届いてしまいます。

もしメールが届いても焦らずに、念の為もう一度キャンセルができているかどうか確認してから、メールを無視しましょう。また、もしキャンセルができていなかった場合は、先ほど説明したキャンセル手順に則ってキャンセルを行いましょう。

注意点5.iPhoneアップグレードプログラム利用者はキャンセル不可

注意点5つ目は、申し込みの際にiPhoneアップグレードプログラムを選択した場合、キャンセルができなくなることです。

iPhoneアップグレードプログラムとは、端末を48回の楽天クレジットカード払いにすることで、iPhoneをお得に乗り換えられるサービスです。ただ、メリットのあるサービスがゆえに、一度申し込むとキャンセルができなくなっています。

もし、申し込んだ後に解約をする場合、購入した端末を現在契約している事業者の回線で利用するか、解約して端末代金を全額払う等の措置が必要です。

そのため、iPhoneアップグレードプログラムを申し込む際は、楽天モバイルの申し込みをキャンセルする可能性がない状態か確認してからするといいでしょう。

楽天モバイルはキャンセルしても再申し込みできる

ここまでの解説でも何度か触れましたが、楽天モバイルはキャンセルしても再申し込みできます。

また、再申し込みするにあたって何か条件が不利になるなどの制約も特にありません。例えば、以下のような項目です。

キャンペーンは再適用できる

楽天モバイルの申し込みをキャンセルした後に再申し込みしても、基本的にほとんどのキャンペーンを利用できます。

そのため、申し込みをキャンセルしたら次にキャンペーンが使えなくなるのではと心配する必要はありません。キャンセルすると決めたのであれば、すぐに行うようにしましょう。

再申し込み手順は一回目の申し込み手順と同じ

また、再申し込みの手順は1回目よりもややこしくなってしまうこともありません。1回目と同じように手続きを進めれば、問題なく申し込みできます。

もちろん、もう一度やり直すという手間は必要ですが、確認項目が増えるなど面倒が増えるわけでもないので、再申し込みの際につまづくこともないでしょう。

ただし、端末の在庫状況などは申し込み時の時点が反映されるので、1回目と全く同じ申し込みができない場合もあるので理解しておきましょう。

楽天モバイル再申し込みの注意点

次に、楽天モバイル際申し込み時の注意点について解説します。注意点は以下の通りです。

注意点1.「再申し込み時には特典対象外」と書かれている

注意点1つ目は、楽天モバイルのキャンペーンページに「初めての申し込み」が条件に含まれていて勘違いしやすいことです。

文面を見て、再申し込みの場合キャンペーンが適用されないのではないかと思ってしまう人もいますが、申し込みをキャンセルした人の場合は当てはまりません。

つまり、一度楽天モバイルを開通させて、その後解約した場合はキャンペーンを適用できませんが、申込だけしてそれをキャンセルした人の場合、キャンペーンが使えるということです。

そのため、一度申込キャンセルしたからキャンペーンは使えないと思って楽天モバイルを諦めた場合、せっかくの機会を逃してしまうことになるので注意しましょう。

注意点2.キャンセルして間がないとエラーになることがある

注意点2つ目は、キャンセルして間がないと再申し込み時にエラーになる可能性があることです。

そもそも、楽天モバイルはキャンセル申請をした後に、楽天モバイル側でキャンセル処理をしてもらう必要があります。このキャンセル処理には1～2週間ほどの期間が必要ですので、この処理が終わるまでは再申し込みができません。

また、キャンセルの処理が終了しても、システムの関係などで、すぐに再申し込みしようとした際にエラーになることもあります。

エラーになった場合は、少し期間を明けてから再度チャレンジするようにしましょう。

注意点3.本人確認書類に不備があると完了しない

注意点3つ目は、申し込みの際に本人確認処理に不備があると、申し込みが完了しないことです。

楽天モバイルの申し込みの際には、本人確認書類を提出する必要があります。その本人確認書類に不備があった場合、再アップロードしない限り製品の発送が行われることはありません。

不備があった場合は、楽天モバイルからメールが届くので、もし申し込みが進まないと感じた場合はメールを確認するようにしましょう。

注意点4.SIMカードタイプを間違えない

注意点4つ目は、SIMカードタイプを間違えないことです。これは、楽天モバイルへの申し込みが完了して、実際にSIMカードが発送された時に注意する項目となります。

発送されてくる楽天モバイルのSIMカードは、1番大きな標準SIMのサイズで届きます。そこから、microSIM、nanoSIMのどちらか対応するサイズに切り取っていく作業が必要になります。

そのため、もしmicroSIM対応の端末なのに、一番小さなnanoSIMのサイズまで切り取ってしまった場合、挿入ができなくなります。

SIMカードを切り取る際は、挿入する端末がどのSIMに対応しているかを確認してから切り取るようにしましょう。

注意点5.オプションは本当に必要なものだけに加入する

注意点5つ目は、申し込みの際に必要なオプションにのみ加入しておくことです。

楽天モバイルでは、機器保証サービスやかけ放題サービスなど、さまざまなオプションがあります。

ただし、どちらも月額料金がかかるので、月に払う料金は高くなります。また、かけ放題については、Rakuten Linkという専用アプリから通話すれば無料で電話もできるので、電波の質を最大限に重視する人以外はオプション加入はいらないといえます。

楽天モバイルのキャンセルに関するまとめ

今回は、楽天モバイルのキャンセル、再申込について、手順や注意点を中心に解説しました。

楽天モバイルのキャンセルはオンライン上で簡単に行うことができます。また、再申し込みする際も、面倒な手順を踏むことはなく、従来と同じ方法で申し込みが可能です。

ただ、一度キャンセルをすると取り消すことはできないため、1～2週間ほど手続きを待つ必要があります。再申し込みもできますが、もう一度行う手間がかかるので、キャンセルする際はよく考えて行いましょう。

本記事の内容をまとめると、以下のとおりです。

楽天モバイルのキャンセルについて理解し、損をしない行動ができるようにしましょう！