「楽天モバイルは子供用に利用できる？」「そろそろ子供にスマホを持たせたいけど、コストは抑えたい」と、悩む保護者も多いでしょう。子供用スマートフォンをどこで購入し、どこで回線契約するのがよいのか、機種や回線業者が豊富で迷いますよね。

子供用スマホは、毎月の料金をなるべく安くしつつ、インターネットのリスクから子供を守れるセキュリティ性の高さも重要です。そこで今回は、楽天モバイルで子供用スマホの契約がおすすめできる理由や、子供用に適している端末を紹介します。

子供用スマホをリーズナブルな価格で購入し、安全に使い続けたいと考えているなら、ぜひ本記事を参考にしてくださいね。

楽天モバイルは子供用スマホとして使える？

出典:楽天モバイル

楽天モバイルは、子供用スマホとして問題なく使用できます。未成年の使用にも配慮されたオプション「あんしんコントロール by i-フィルター」があり、詐欺サイトや有害サイトへのアクセスを防ぐ設定が可能です。

キッズ携帯や子供用プランはない

楽天モバイルには、キッズ携帯や子供用スマホの取り扱いはありません。小さい子供にスマートフォンを持たせたい場合でも、大人と同じ機種を購入する必要があります。

もし他社のキッズ携帯を使っていて、楽天モバイルのSIMカードを挿入して使おうと検討している場合には、楽天モバイルで使える機種か、確認が必要です。キッズ携帯は楽天モバイル非対応の可能性が高いので、必ず「楽天回線対応製品」にて端末が使用できるかチェックしましょう。

料金プランも、子供用のプランはありません。大人と同じ「Rakuten UN-LIMIT VII」に加入することになります。ただし「あんしんコントロール by i-フィルター」を活用すれば、利用時間を制限できます。月のデータ使用量を3GB以下に収まるように利用可能時間を設定すれば、月額1,078円（税込）の支払いに抑える工夫も可能です。

楽天モバイルの子供用のオプション

出典:楽天モバイル

楽天モバイルが用意している子供用オプション・子供におすすめのオプションは、次の2つです。

あんしんコントロール by i-フィルター

楽天モバイルには、未成年も安心してスマートフォンの利用ができるよう、子供用オプション「あんしんコントロール by i-フィルター」があります。

18歳未満は加入が必須のオプションで月額330円（税込）かかりますが、未成年をインターネットトラブルから守るために必要な、5つの機能が利用可能です。

Webフィルタリング機能

Webフィルタリング機能では、Webサイトを「見せる」「見せない」の設定が可能です。年齢に合わせたフィルタリング設定が簡単にでき、アクセスできるカテゴリーやページも限定できます。設定の精度や自由度が高いので、家庭の方針に合わせて「見せる」Webサイトの選択がしやすいです。

必要なサイト以外は閲覧できないように設定できるので、子供にスマートフォンを利用させる目的が決まっている場合にも活用しやすいでしょう。

なお、Webフィルタリング機能でブロックしたサイトや検索語句は「見守り機能」で保護者による閲覧が可能です。1日1回、利用状況のメールが届くように設定もできます。見守り機能を使えば、利用状況を確認してフィルタリング機能の強度変更も可能です。

アプリフィルター設定

アプリフィルター設定は、Android端末が対象の機能です。子供に不適切なアプリを自動で選別して制限したり、インストールできるアプリのカテゴリーを手軽に設定できたりと、年齢に応じたフィルタリング設定ができます。

LINE・Twitter・YouTube・Facebookなどのよく利用されるSNSアプリは、ワンタップで許可・禁止を選択できるので、子供をSNSのトラブルから守りたい場合にも有効活用できるでしょう。

利用時間制限

「あんしんコントロール by i-フィルター」を活用すれば、子供が使う端末の利用時間を制限できます。Android端末なら端末自体の使用時間を制限できるので「スマホばかりいじって、家の手伝いや宿題をしない」という、子供によくありがちな困りごとを防げます。

iPhone端末では、専用ブラウザの利用時間制限が可能です。スマホ自体の利用時間は制限できませんが、使えるブラウザを専用ブラウザに限定しておけば、スマホの使いすぎを防げるでしょう。

さらに、iPhone自体に「スクリーンタイム」の機能があります。ファミリー共有しておけば、子供が利用しているiPhone端末をどれくらい利用しているかの把握が可能です。アプリの使用時間も制限できるので、有効活用しましょう。

子供の位置情報共有

Android端末なら、子供が使用しているスマートデバイスの位置情報履歴の表示が可能です。学校からなかなか帰宅しない日や、電車やバスを利用して塾や習い事に通う道中が心配な場合など、位置情報が確認できると安心でしょう。

これはiPhone端末では非対応の機能ですが、一方でiPhone自体に「iPhoneを探す」機能が搭載されています。子供用のiPhone端末を、保護者のiPhoneの「ファミリー共有」に家族として追加すれば、子供が所有しているiPhone端末の位置情報を確認可能です。

子供の位置情報を確認したいなら、iPhone自体の機能も有効活用しましょう。

不正アクセスや課金アプリの危険性を通知

Android端末なら、子供用スマートフォンで不正アクセスするリスクがある場合や、アプリ内課金ができるアプリを起動した時にアラートが出る機能が利用できます。

子供が意図せず危険なサイトにアクセスしてしまったり、ゲームアプリに熱中してしまい、軽い気持ちで課金をしすぎてしまったりするトラブル防止に役立つでしょう。

iPhone端末では「あんしんコントロール by i-フィルター」による不正アクセスや、課金アプリの通知機能は利用できません。ただしiPhone自体に「承認と購入のリクエスト」機能があります。「ファミリー共有」から「承認と購入のリクエスト」を設定しておけば、保護者の承認がないと子供が利用しているiPhoneでの買い物はできません。

熱中しているゲーム内で欲しいアイテムがあると、お小遣いの範囲を超えて課金してしまうケースも珍しくありません。ランダムにアイテムを入手できる「ガチャ」を希望のアイテムが出るまで回すと、課金額が万単位になる可能性も十分にあります。

大人でも自制が難しいので、子供が欲求に負けて保護者が知らないうちに多額の課金をしないよう、機能を駆使して防ぎましょう。

ノートン™ モバイル セキュリティ

出典:楽天モバイル

「ノートン™ モバイル セキュリティ」は、Android端末・iPhone端末のどちらでも利用できるセキュリティオプションです。ノートンは世界中で信用されているセキュリティシステムで、インターネット上のさまざまな脅威から子供を守ってくれます。月額220円（税込）で、次の4種類の機能が利用可能です。

悪質なサイトや詐欺サイトへのアクセスを事前に検知して警告してくれるので、危険サイトへのアクセスを未然に防げます。街中でWiFiに接続したい場合にも、リスクのあるWiFiネットワークに接続するとアラートが表示されるので、フリーWiFiも安全に利用できるでしょう。

Android端末なら、アプリの危険性を判定し危険があれば警告してくれるので、リスクのあるアプリの利用を防げます。iPhone端末なら、古いオペレーティングシステムがを使用している場合にユーザーに通知し、どのような影響があるかを知らせてくれる機能を利用可能です。

特にiPhone端末の場合には「あんしんコントロール by i-フィルター」による不正アクセス通知を利用できないので、ノートン™ モバイル セキュリティへ加入しておくと安心でしょう。

楽天モバイルでの子供用スマホにおすすめの機種

楽天モバイルに対応している機種のなかでは、次の3つが特に子供用としておすすめです。

Rakuten Hand 5G

出典:楽天モバイル

「Rakuten Hand 5G」は、楽天モバイルオリジナルのAndroidスマートフォンです。2022年9月現在、16,000円のプランセット値引きと3,000円分のポイント還元で、実質1円で購入できます。

画面サイズは約5.1インチと小さめで約134gと軽く、子供でも持ちやすいコンパクトサイズです。端末価格は安いですが、5G対応・高画質なカメラ機能・防水機能など、必要で十分な性能を備えています。

生体認証は顔と指紋のどちらにも対応しており、マスクをしていてもスムーズにロック解除が可能です。シンプルで低価格な「Rakuten Hand 5G」は、子供が持つスマートフォンに最適な機種といえます。

Oppo A55 5G

出典:楽天モバイル

「Oppo A55 5G」は、4,000mAhの大容量バッテリーが搭載されているにもかかわらず、本体の厚さが約8.2mmしかない、子供の小さな手でも持ちやすいAndroidのスマートフォンです。

IP68防水防塵対応なので、急な雨や水回りでの使用にも耐性があります。キッズスペース機能が大きな特徴のひとつで、使用時間や使用できるアプリの制限が可能です。子供の誤操作を防げるので、安心して子供に渡せるでしょう。

おさいふケータイが使えない機種でもあります。子供が勝手に決済してしまうリスクがないのも、子供用のスマートフォンとしておすすめできるポイントです。

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iPhone SE（第3世代）

出典:楽天モバイル

iPhone SE（第3世代）は、指紋認証「Touch ID」に対応している最新のiPhoneです。画面サイズは4.7インチで厚さは7.3mmと薄く、重さも144gと軽量なので、子供でも扱いやすいでしょう。

CPUは2022年9月に発売開始されたiPhone 14・Plusと同じ、高性能な「A15 Bionicチップ」を搭載しており、スムーズな操作が可能です。シンプルな性能だけでは不十分な中学生・高校生や、保護者がiPhoneユーザーでiPhoneのファミリー共有機能を使用したい人に向いています。

スマートフォンのなかでも頑丈なガラスを使用しているため、不注意による落下にも耐えやすいです。うっかりジュースをこぼしてしまっても耐水性が高いため故障しにくく、子供に持たせても安心できるでしょう。

※アップグレードプログラムとは：iPhoneを48回の分割払いで支払う場合、24回目まで支払った時点で端末を楽天モバイルに返却すれば、残りの支払い（最大24回分）が不要になる購入サポートの仕組み

楽天モバイルの料金プラン｜子供と大人は同じ

出典:楽天モバイル

楽天モバイルには、子供用の料金プランはありません。大人も子供も同じ料金です。楽天モバイルの料金プランはひとつだけですが、月のデータ使用量によって毎月の料金が変わります。下表は、楽天モバイル料金プラン「Rakuten UN-LIMIT VII」の料金表です。

「あんしんコントロール by i-フィルター」やiPhoneの「ファミリー共有機能」を活用して毎月のデータ使用量を3GB未満に制限すれば、月額料金を1,078円（税込）に抑えられます。

なお、18歳未満が使用する場合には、月額330円（税込）の「あんしんコントロール by i-フィルター」の加入が必須です。危険な利用から子供を守るためには、さらに月額220円（税込）の「ノートン™ モバイル セキュリティ」の加入も推奨されます。月の支払額は最低で1,408円（税込）、よりセキュリティを強固にしたいなら1,628円（税込）かかる計算です。

その他、端末を分割で購入する場合には、端末の分割料金もかかります。

楽天モバイルの最新キャンペーン

楽天モバイルでは、期間によってお得なキャンペーンを実施しています。現在、新規契約時に利用できるキャンペーンとして次の2つを開催中です。

iPhoneトク得乗り換え！

出典:楽天モバイル

「iPhoneトク得乗り換え！」は、楽天モバイルでiPhone端末を購入し、初めて「Rakuten UN-LIMIT VII」に契約する場合に最大24,000ポイントが還元されるキャンペーンです。

還元されるポイントは端末によって異なり、iPhone14シリーズ、iPhone13シリーズ、iPhoneSE（第3世代）で24,000ポイント、iPhone12・miniで13,000ポイントとなります。

回線の新規申し込みだけでなく、他社からの乗り換え、楽天モバイル（ドコモ回線・au回線）の料金プランからのプラン変更（移行）も対象です。高額なiPhone端末も、キャンペーンを利用すればお得に購入できます。

ただし、ポイント還元を受けるには、プラン契約後、指定の期限までにプランの使用を開始し、Rakuten Linkから発信して10秒以上通話する必要があるので注意しましょう。プランの利用開始とRakuten Linkの使用期限は、プラン申し込みの翌月末日23:59までです。楽天回線が使用できるようになったら、忘れないうちにRakuten Linkでの発信を済ませておきましょう。

スマホトク得乗り換え！

出典:楽天モバイル

「スマホトク得乗り換え！」は、対象のAndroid端末やポケットWiFiの購入で最大19,000円相当が割引・還元されるキャンペーンです。2022年9月現在の対象端末と割引額は、下表の通りです。

上記の端末割引に追加して、「Rakuten UN-LIMIT VII」のプラン利用開始と「Rakuten Link」の利用が確認された月の翌々月末日ごろに、3,000ポイントが付与されます。

端末の値引き額に還元されるポイントを合計すると、実質最大19,000円割引で端末の購入が可能になる計算です。特に「Rakuten Hand 5G」は、本キャンペーンの利用で実質1円で購入できるので、端末の購入価格を抑えたい人は有効活用しましょう。

楽天モバイルで子供用スマホを契約する流れ

楽天モバイルで子供用スマホを契約する方法は、次の2パターンです。ここでは「プラン＋製品セット」で、新規回線契約する場合の流れについて紹介します。

保護者（親）名義で契約する場合

出典:楽天モバイル

保護者（親）名義で契約する場合の流れは、次の通りです。

保護者名義での契約でも、利用者が18歳未満の場合には「あんしんコントロール by i-フィルター」への加入が必須です。オプション選択時に忘れないようにしましょう。

子供（未成年）名義で契約する場合

子供名義で契約する場合の流れは、次の通りです。

子供名義で契約する場合には「あんしんコントロール by i-フィルター」は自動で選択された状態になります。なお、プラン料金の支払いに使用する銀行口座は、子供名義・保護者名義のどちらも設定可能です。

楽天モバイルで子供用を契約する際の注意点

楽天モバイルで子供用のスマホを契約する際には、次の4点に注意しましょう。

注意点1.未成年は「あんしんコントロール by i-フィルター」への契約が必須

楽天モバイルでは、18歳未満の未成年がスマートフォンを利用する場合に「あんしんコントロール by i-フィルター」への契約が必須です。契約者が保護者でも、利用者が18歳未満であれば、加入しなければなりません。

月額330円（税込）かかりますが、未成年者をインターネットの脅威から守る大切なオプションなので、必ず加入しましょう。

注意点2.【子供名義の場合】保護者と未成年者の両方で本人確認書類が必要

楽天モバイルショップに行って子供名義で契約する場合、保護者と利用する子供の本人確認書類の提示が必要です。子供の本人確認書類として使用できるのは、基本的に次の3種類となり、学生証は利用できないので注意しましょう。

健康保険証やパスポートを本人確認書類として提示したい場合には、住民票も必要になります。マイナンバーカードを提示する場合には住民票は不要です。その他、保護者を含め利用できる本人確認書類の詳細は、楽天モバイル公式ページ記載の「本人確認書類」を確認しましょう。

注意点3.【親名義の場合】キャンペーンが適用されない可能性がある

親名義で契約する場合、契約者がすでに楽天モバイルを利用していると「初めての楽天モバイルへの契約」が条件になっているキャンペーンは、適用外になります。

2回線目の契約扱いになると、端末料金の割引やポイント還元が受けられるキャンペーンが活用できないケースが多いです。キャンペーンを利用してお得に端末を購入したいなら、保護者の2回線目としての契約ではなく、子供名義で新規契約しましょう。

子供名義での新規契約でも、支払い方法は親名義の銀行口座やクレジットカードに設定できます。

注意点4.【子供名義の場合】Web契約なら保護者の同意が必要

Webから申し込む場合、保護者の本人確認書類が不要な代わりに「法定代理人同意書 兼 支払名義人同意書」へ記入したものをアップロードする必要があります。18歳以上20歳未満が契約者の場合も、該当箇所にチェックを入れて提出する必要があるので注意しましょう。

楽天モバイルの子供用スマホに関するよくある質問

楽天モバイルの子供用スマホに関する「よくある質問」をまとめました。契約前に確認しておくと契約後もスムーズに利用できるので、チェックしておきましょう。

楽天モバイルの子供用スマホまとめ

今回は、楽天モバイルの子供用スマホについて、おすすめ端末や料金プラン、オプション内容を紹介しました。楽天モバイルでの子供用スマホの契約には、次の特徴があります。

楽天モバイルの料金プランは「Rakuten UN-LIMIT VII」のみで、大人も子供も同じです。月のデータ使用量が3GB未満なら月額1,078円（税込）と、低価格で利用できます。「あんしんコントロール by i-フィルター」の月額330円（税込）を含めても、毎月の負担額は合計1,408円（税込）にしかなりません。子供用のスマホ料金を、できる限り抑えたい保護者におすすめです。

楽天モバイルでは、キャンペーンを利用すれば実質1円で購入できるスマートフォンもあります。「そろそろ子供にスマートフォンを持たせたい」と考えているなら、ぜひ楽天モバイルでの契約を検討してくださいね。