海外版iPhoneと国内版iPhone、何が違う!? 新型iPhoneまでまとめて紹介

海外版iPhoneと国内版iPhoneに違いはあるの?iPhone 5から最新のiPhone XS、iPhone XS Max、iPhone XRまでまとめて紹介。もしかして、海外版の方が安く手に入ったりするのでは!?と思っているの人のために国内版・海外版iPhoneのメリットや注意点についてまとめました!
海外版iPhoneと国内版iPhoneってどう違うの?という疑問を抱いている方もいるのではないでしょうか。結論からいうと、両者の最大の違いはモデル番号と対応周波数にあります。国内版iPhoneの方が日本での対応周波数などが幅広く、技適マークも付いているのでおすすめです。
今回は、そんな海外版iPhoneと国内版iPhoneの違いや注意点について、まとめていきます。
iPhoneでテザリングできるかについてまとめた以前の記事は、こちらから参照してください。
iPhoneの海外版と国内版の違いは何?
海外版iPhoneと国内版iPhoneは、一体どんな違いがあるのでしょうか?価格の違いや、日本で扱っているモデル番号などを見てみましょう。
海外版iPhoneと国内版iPhoneはどちらが安い?
海外版と国内版のiPhoneの価格の違いについて、2018年9月13日に発表された最新のiPhone XS、iPhone XS Max、iPhone XRで日本とアメリカの価格を確認しました。
為替レートなどによっても異なりますが、最新のiPhoneの発表時点の価格では数千円程度アメリカのほうが安いようです。しかし、アメリカから輸入をする場合の送料や手数料がかかります。手間や送料を考えると、価格面では国内での購入のほうがいいでしょう。
国内版(税別) | 海外版 (米国では州により小売売上税が異なる) | |
---|---|---|
iPhone XR | 8万4,800円〜 | 749ドル(8万3,393円〜) |
iPhone XS | 11万2,800円〜 | 999ドル(11万1,227円〜) |
iPhone XS Max | 12万4,800円〜 | 1,099ドル(12万2,361円〜) |
米国の価格は1ドル111.34 円(2018年9月13日時点の金額)で小数点以下は四捨五入で計算しています。また米国の小売売上税は州により異なるため、税別の価格で比較しています。
最新のiPhoneを国内で購入するにはApple StoreでSIMフリーモデルを購入するか、docomo・au・SoftBankのいずれかの回線とセットでの購入となります。SIMフリーモデルに比べるとキャリアの回線とセットでの購入のほうがさまざまな割引で端末価格が割安になることが多いので、安く最新iPhoneを入手したいのであればキャリアでの購入を検討すると良さそうです。(iPhone XS、iPhone XS Maxは9月14日午後4時1分から、iPhone XRは10月19日から予約受付開始。)
国内と海外のiPhoneはモデル番号が違う
iPhoneの背面カバーに書かれている数字にお気づきでしょうか?それがiPhoneのモデル番号です。日本で流通しているのは数あるモデルの中でも1つだけ、となっているようです。たとえば、iPhone 5sには6種類のモデル番号がありますが、日本で売られているのは、次のモデル番号になります。
- iPhone 5
- A1429
- iPhone 5s
- A1453
- iPhone 6
- A1586
- iPhone 6 Plus
- A1524
- iPhone 6s
- A1688
- iPhone 6s Plus
- A1687
- iPhone SE
- A1723
- iPhone 7
- A1779
- iPhone 7 Plus
- A1785
- iPhone 8
- A1906
- iPhone 8 Plus
- A1898
- iPhone X
- A1902
- iPhone XS
- A2098
- iPhone XS Max
- A2102
- iPhone XR
- A2106
海外でiPhoneを使うには対応周波数に要注意
そしてモデル型が違うと、対応している周波数・通信方式も違うということになります。ここが、国内・海外で使うときの注意点!つまり、周波数や通信方式が国内と海外では違うので、たとえSIMフリーであってもそれぞれに対応したiPhoneでないと利用できないかもしれないというわけです。
ややこしいことに、モデル番号は同じでも、通信方式が違う種類の端末があります。例えばiphone 6では、A1586はGSM版とCDMA版があります。CDMAに対応していないと日本のキャリアの周波数に対応しないので、国内で使うには日本で流通しているA1586(CDMA)が必要ということになります。香港・欧州で流通している端末はA1586(GSM)なので、結局国内で使うには国内版がよいというわけですね。
アメリカのApple StoreでもA1586 CDMA対応iPhoneが売られています。
結論をいうと、iPhoneはモデル番号や周波数の違いにより使える地域が異なるので、国内で海外版を使うときも、海外で国内版を使うときも注意が必要だということになります。では、どんな点に注意すればいいか、どんなメリットとデメリットがあるか、さらに詳しく調べていきましょう。
国内版iPhoneのメリット
中古などでiPhoneを選ぶとき、国内版を選ぶメリットは何でしょうか?実は国内版iPhoneは、海外で利用するときのメリットがあります!
国内版iPhoneは海外でも使える最強のモデル
上記で考えたように、地域ごと通信方式と周波数が違うので、より多くの周波数に対応しているモデルを購入できれば、より多くの場所で利用可能になるわけです。その点、国内のApple Storeで購入するSIMフリーiPhoneはどのモデルも対応周波数などが幅広いので、他の場所にも対応しやすいモデルとなっています。
そういうわけで、海外で売られている端末でなくても海外現地のSIMなどを利用しやすい、というメリットがあります。
技適マークがある
技適マークとは、携帯電話が技術基準に満たしていることを保証するものです。技適マークは設定>端末情報からスマホの画面上で確認できるようになっています。この技適マークがない端末は、キャリアで契約したSIMを利用できません。さらに、MVNOの格安SIMであっても、技適のない端末で使うと違法になってしまいます。一方国内版のものであれば、こうした心配は必要ありません。
技適マークの確認方法はこちら!
格安SIMのMVNOで動作確認がされている
SIMフリーのiPhoneを購入するなら、もちろんMVNOの格安SIMを利用したいはず。MVNOのSIMがその端末で使えるかどうかの動作確認は、もちろん国内で流通している端末に限ります。SIMフリー・docomo版・au版など、ほとんどが動作確認されています。例えばIIJmio(みおふぉん)ではこのようになっています。
出典:IIJmio公式サイト
このように、国内版のiPhoneは海外版にくらべて格段に安心感があります。では、海外版のメリットとデメリットも確認しましょう。
海外版iPhoneのメリットとデメリット
海外版を選ぶメリットはあるのでしょうか?デメリットについても、しっかり押さえたいと思います。
海外版iPhoneのメリット
Apple StoreでSIMフリーのiPhoneが売られるまで、海外版のSIMフリーiPhoneはメリットの豊富な端末でした。今では国内でもSIMフリーが手に入るため、海外でわざわざ購入するメリットは少なくなっているようです。
しかし、次のようなメリットもあります。
- シャッター音を無音にできる
- 海外の方がいくらか安価に手に入ることがある
国内版では消せないシャッター音。国内版と同じような型番を海外で買えるとしたら、それこそがまさに最強のiPhoneといえます。周波数の対応も幅広く、シャッター音も消せるiPhoneが、もしかしたら日本で買うよりも安く手に入るかもしれません。
中古で探す場合、人気の国内版端末より安価になっている場合もありますし、現地で購入する機会があれば、新品も日本のApple Storeで買うよりいくぶん安い場合もあります。しかしバイヤーなどを通すと税金や送料などで結局割高になってしまうので、シャッター音のメリットのためだけにわざわざ海外版を購入することはおすすめしません。
海外版iPhoneのデメリット
さきほどまで見てきたように、注意点がいくつかあります。まとめると次のとおりです。
- モデル番号によって周波数や通信方式が異なり、日本で使えないことがある
- 技適マークが付いていない端末は日本で使うと違法になる
- 日本版と一部機能が違い、国内のサービスに対応しないことがある
- 付属の充電アダプターの形状などが違うことがある
海外版を購入する場合は少なくとも日本の周波数に適しているか、技適マークが付いているかを必ず確認しましょう! また、iPhone 8以降では対応しましたが、iPhone 7のFeliCa機能は海外版にはありませんのでおサイフケータイが使えません。このように一部の機能に対応していないこともあるので、事前によく確認しましょう。
国内版iPhoneの方が安心して使える!
海外版・国内版iPhoneの違いについてまとめます。
中古で買うなら国内版がおすすめ
海外版iPhoneは、現時点でメリットがそれほど大きくないにもかかわらず、周波数などのややこしい注意点が多いので、できることなら避けた方がいいかもしれませんね。国内版なら多くのLTEバンドに対応しているので、海外に行くことになってもSIMフリー版であれば広範囲で利用できます。
周波数などをチェックして海外でも利用できるはずだと勇んでも、いろいろなトラブルや不都合もあるようで、必ずどこでも使える端末というものはないようです…。国内で利用することを最優先させるなら、日本でiPhoneのSIMフリー版を安く手に入れるのが一番ですね。
中古のSIMフリー版iPhoneを購入するのもおすすめ!
SIMフリーのiPhoneを安く手に入れるには、中古品を買うのもおすすめです。
スマホのマーケット(スママ)は中古iPhone購入を考えている方にオススメのフリマサイトで、動作保証サービスを提供しており、万が一初期不良があった場合には返金対応も行っているため、安心して購入することができます。
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をもとに算出(2018年5月23日現在)
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