ワイモバイルとLINEモバイルを徹底比較|どちらがおすすめ?違いは?料金・通信速度を調査
知名度も人気も高いY!mobile(ワイモバイル)とLINEモバイル(ラインモバイル)の2つの格安SIMを比較してみました!料金・速度・端末の面でメリットとデメリットを見比べて、Y!mobile(ワイモバイル)とLINEモバイル(ラインモバイル)のどちらが自分に合っているかたしかめましょう。
この記事の目次
ワイモバイルとLINEモバイルはどちらも知名度の高い優秀な格安SIM会社です。この2社の選択で迷っている方も多いのではないでしょうか?ワイモバイルとLINEモバイルのメリットは共通点も多く、比較できるポイントが多くあります。そこで、料金、速度、取り扱う端末などをワイモバイルとLINEモバイルで比較しながら、どんなタイプの人にどちらの格安SIMがおすすめか考えてみたいと思います。
ワイモバイルとLINEモバイルのプランの特徴とメリット
まずはワイモバイル・LINEモバイルの特徴を概観してみましょう。
ワイモバイルのメリット
ワイモバイルのプランといえば、通話もネットもコミコミで税抜1,624円(税込)から始められるセットプランが目玉です。しかしこの金額はスマホプランSにワンキュッパ割とおうち割光セット(A)を適用した金額となります。ワイモバイルの基本料金は下記の一覧のとおりです。
Y!mobile | 基本月額料金 | 新規割適用 (6カ月間) | おうち割 光セット(A)」または「家族割引サービス」適用 | 高速通信容量 | SIM枚数 |
---|---|---|---|---|---|
スマホベーシックプランS | 2,948円(税込) | -770円(税込) | -550円(税込) | 4GB/月(2年経過後:3GB/月) | 最大3枚 |
スマホベーシックプランM | 4,048円(税込) | 12GB/月(2年経過後:9GB/月) | 最大3枚 | ||
スマホベーシックプランR | 5,148円(税込) | 17GB/月(2年経過後:14GB/月) | 最大3枚 | ||
「データ増量無料キャンペーン」データ増量オプション(550円(税込)/月)が2年間無料となります。2年経過後は、「データ増量オプション」の料金として、550円(税込)/月がかかります。 |
ワイモバイルでは国内通話10分以内かけ放題オプションがスマホプランに組み込まれているので、通話が多い人にぴったりの格安プランです。ほかにも強調したいワイモバイルのメリットは次のとおりです。
- 速度が安定しており通信が快適
- 高性能で最新のスマホの取り扱いがある
- ワイモバイルのショップが全国展開しているので窓口で相談できる
▼ワイモバイルの料金やおすすめのプランについては以下記事でより詳しく解説しています。
LINEモバイルのメリット
LINEモバイルは3つのシンプルなプランでわかりやすい料金体系が魅力です。「LINEフリープラン」は1GBしか用意されていませんが、「コミュニケーションフリープラン」「MUSIC+プラン」では、それぞれ3GB・5GB・7GB・10GBの容量を選ぶことができます。
[table “856” not found /]LINEモバイルのメリットで特に特徴的なのが、「データフリー」という独特なサービスです。LINEを含めたSNSのサービスの通信料が無料になるので、LINEモバイルはSNSをよく使う人におすすめの格安SIMです。このデータフリーの対象になるサービスは次のとおりです。
- LINEフリープラン
- LINE(通話・トークなど)
- コミュニケーションフリープラン
- LINE・Twitter・Facebook・Instagram
- MUSIC+プラン
- LINE・Twitter・Facebook・Instagram
- LINE MUSIC
LINE MUSICにかかる通信量は無料になりますが、LINE MUSICの利用料金は別途かかります。
LINEモバイルはSNSのサービスに特化しているだけではありません。以下のようなメリットもあります。
- docomo回線だけでなくSoftBank回線も扱うマルチキャリア
- SoftBank回線では混雑時にも1Mbps以上の速度を維持するチャレンジを行うなど、快適な通信速度にも力を入れている
- 月額基本料の1%がLINEポイントとして還元され、LINEモバイルの支払いにあてることができる
- LINEの年齢認証とID検索に対応している
- データのシェアや翌月繰り越しが可能となっている
ワイモバイルのメリットと似た部分もありますが、LINEアプリを使う際に役立つLINEモバイルならではのサービスも多いですね。これから共通したメリットの詳しい内容を1つずつ見比べていきましょう。
ワイモバイルとLINEモバイルの料金比較
ワイモバイルとLINEモバイルの料金については上記で取り上げましたが、2つのプランの違いを比較して、どちらがお得か考えてみましょう。
ワイモバイルは1年目と2年目で料金が違う
ワイモバイルのスマホプランは「ワンキュッパ割」「おうち割光セット」などのキャンペーンが適用されるためとても安く利用できるのですが、このキャンペーンの適用期間に注意しないと料金の変動に後々驚かされる可能性があります。
- ワンキュッパ割
- 加入翌月から1年間基本使用料が1,100円(税込)割引になる
- おうち割光セット(A)
- SoftBank 光、SoftBank Airとセットで利用すると基本使用料がずっと割引になり、割引率はプランによって異なる
キャンペーンの割引の期間が過ぎると料金が値上がりしてしまいますが、最低利用期間は2年間あるので、2年目の月額料金を意識したうえで契約する必要があります。LINEモバイルにはこうした料金変動は全くないので、この点で料金体系が大きく違うと言えますね。また、最低利用期間についてもLINEモバイルに分があります。最低利用期間は次のような比較になります。
- ワイモバイル
- 音声通話SIMは24カ月(2年)
- データSIMは36カ月(3年)
- LINEモバイル
- 音声通話SIMは12カ月(1年)
- データSIMは最低利用期間なし
LINEモバイルでは音声通話SIMで12カ月の最低利用期間がありますが、データSIMには最低利用期間が設けられていないのでいつでも解約手数料なしで解約可能です。データSIMを検討しているならLINEモバイルがお得に試してみることができますね。
ワイモバイルにはかけ放題オプションが含まれている
ワイモバイルには「スーパー誰とでも定額」というかけ放題オプションがプランに組み込まれているという大きなメリットがあります。LINEモバイルにもかけ放題オプションが用意されていますが、毎月968円(税込)の有料サービスです。通話することが多い人は、かけ放題をつけた場合の値段で両社を比較すると良いでしょう。
例えば、ワイモバイルのスマホプランS(2年目まで3GB)と、LINEモバイルのコミュニケーションフリー3GBでかけ放題をつけた場合を比較してみましょう。
- ワイモバイル
- スマホプランS 月額2,178円(税込)(ワンキュッパ割適用時1年目)
- LINEモバイル
- コミュニケーションフリー3GB音声通話SIM 月額1,859円(税込)
- かけ放題オプション 月額968円(税込)
LINEモバイルの合計が2,827円(税込)となるので、ワイモバイルとの差額は+649円となります。ワイモバイルの1年目はLINEモバイルのプランよりずっとお得に利用できますね。データプランはLINEモバイル、通話プランはワイモバイルがおすすめです!
ワイモバイルとLINEモバイルの速度比較
次に、ワイモバイルとLINEモバイルの通信速度についても比較してみましょう。通信速度がどれほど安定しているかは、格安SIMの使用時の快適さに直結します。ワイモバイルもLINEモバイルも速度面で高評価の格安SIMですが、実際に出ている速度結果を確認したいと思います。
ワイモバイルの速度結果
ワイモバイルは速度面で評価が高い格安SIMですが、ワイモバイルが使っている通信網には他社にはないメリットが隠されています。ワイモバイルは自社で回線網を所有しているMNOなので、他社から通信網を借りて利用しているMVNOと違い、安定した通信回線を提供できます。格安SIMではありますが、キャリアのような速度の安定性も望める理想的な形ですね。先ほど料金プランをLINEモバイルと比較しましたが、少し基本料金が高かったとしても、速度の安定性を考えると割高に感じないかもしれません。
上の実際の速度結果が示すとおり、速度が不安定になりやすい12:00~13:00の混雑時の通信速度も、ワイモバイルは優秀な数字を一定して保っています。平常時には速度が速くても混雑時には速度が落ちてしまうこと格安SIMもありますが、ワイモバイルではそうした不安定な時間帯がないのでいつでも快適に利用できます。
SIMチェンジではリアルタイムの格安SIMの速度もチェックできるので、当サイトのスピードチェッカーでリアルタイムのワイモバイルの速度をぜひ確認してみてください。
▼こちらの記事ではワイモバイルの通信速度の口コミ・評判について紹介しています。
LINEモバイルの速度結果
では、LINEモバイルの通信速度はどうでしょうか?スピードチェッカーで最新の速度をチェックしてみると、SoftBank回線では時間帯で数字が落ち込むときもあるものの、一定して1Mbps前後の速度を保っています。お昼時もワイモバイルよりは遅い数字ですが、LINEモバイルも2Mbpsほど出ているので実際に使ううえでは快適さに違いを感じることはないでしょう。
下記の速度結果は、ワイモバイルとLINEモバイルのSoftBank回線そしてdocomo回線のリアルタイム速度結果を比較したグラフです。測定日は2018年12月25日から12月26日です。
LINEモバイルのSoftBank回線は不安定であっても利用する際に快適に使えるレベルでの変動となっています。しかしdocomo回線では1Mbpsを下回る速度が計測されているので、動画視聴などのデータ量のかかる動作は、お昼時などの混雑時には避けた方がいいでしょう。
ワイモバイルとLINEモバイルで扱う端末の比較
端末とセットで契約できるという点でもワイモバイルとLINEモバイルは似ています。セットで購入できる端末のラインナップや、端末に関するメリットの違いを確認しましょう。
ワイモバイルの端末のメリット
ワイモバイルで扱う格安スマホのラインナップはとても豊富で、iPhoneも購入できます。ワイモバイルで購入できる端末のポイントをまとめると次のようなメリットがあります。
- 高性能ハイエンドのスマホが用意されている
- Android Oneシリーズの最新端末を購入できる
- iPhoneはiPhone7・iPhone6sから選べる
- 月額割引のサポートがある
- ワイモバイルオンラインストアではセールが開催されることもある
高性能な端末を月々2,000円~3,000円台でセット購入できるのは魅力的ですね。セールやキャンペーンも豊富な格安SIMなので、随時チェックするのがおすすめです。
出典:ワイモバイル
LINEモバイル(ワイモバイル)の端末のメリット
LINEモバイルではワイモバイルと比較すると、よりリーズナブルなスマホを扱っています。LINEモバイルで端末を購入するときのメリットになる点は次のとおりです。
- リーズナブルで人気の機種を選べる
- 一括払いもしくは分割払いを選択できる
- APN設定など初期設定が済んだ状態で手元に届く
端末購入時の料金サポートはありませんが、月額料金の複雑な計算がないので、よりシンプルに使うことができるでしょう。ワイモバイルでは扱われていない安価な格安スマホもLINEモバイルは購入できるので、安さを求めるならLINEモバイルで端末購入がおすすめです。LINEモバイルで購入した端末なら、初期設定も済んでいてすぐにSIMを挿せば使い始めることができるので、初めて格安SIMを購入する人にも優しいサービスが提供されています。
ワイモバイルとLINEモバイルはこんな人におすすめ
ワイモバイルとLINEモバイルには共通点もありますが、異なった魅力ポイントがあり、おすすめしたい使い方もそれぞれ違います。最後にメリットとデメリットをまとめてふりかえり、自分にはどちらの格安SIMが合っているか確認しましょう。
ワイモバイルは通話と安定重視、LINEモバイルはSNSとコスパ重視
ワイモバイルとLINEモバイルの料金・速度・端末のメリットを比較してきましたが、まとめると次のようなポイントに絞ることができるでしょう。
- ワイモバイル
- 月額基本料金は高めの設定
- 2年にわたる最低利用期間と、1年目と2年目の料金の変動に要注意
- かけ放題が無料でついてくるので通話SIMがお得
- 自社回線を使った安定した速度に定評がある
- 高性能スマホを月額割引のサポートつきで購入できる
- LINEモバイル
- シンプルでリーズナブルな料金プラン
- SNSの使い放題が可能になるデータフリーのサービスがある
- かけ放題はオプション料金がかかる
- 速度は不安定だがSoftBank回線はどの時間帯でも快適に利用できるレベル
- スマホセットも安価で初心者向けの設定済み端末が届けられる
まとめると、ワイモバイルは割高でも安定した速度環境と高性能な端末が欲しい人におすすめですが、LINEモバイルはLINEアプリなどのSNSをよく利用し、リーズナブルなSIMや格安スマホが欲しい人におすすめです。
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