HUAWEI P9 lite PREMIUMがUQモバイルから発売へ

「HUAWEI P9 lite PREMIUM」がUQ mobile(UQモバイル)で取扱決定。au VoLTEやWiMAX 2+のキャリアアグリケーション(CA)に対応したSIMフリースマホで、プロセッサがSnapdragon 617へ変更。メモリも3GB RAMに増量するなど注目ポイントが満載です。
この記事の目次
格安スマホ「UQモバイル」を提供するUQコミュニケーションズですが、2016年秋冬ラインナップとして「HUAWEI P9 lite PREMIUM」が発表されました。通常モデルであるP9 liteからプロセッサの変更やスペックの底上げ、au VoLTEヘの対応やWiMAX 2+のキャリアアグリケーションで下り最大220Mbpsの高速通信にも対応しています。
発売日は2016年11月下旬以降を予定。詳しいスペックなど内容を確認しておきましょう。
2016年10月の記事です。
サムネイル画像の出典:UQモバイル
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HUAWEI P9 lite PREMIUMがUQモバイルで取扱へ
au回線の格安SIMを取り扱うブランド「UQモバイル」が2016年秋冬モデルとして発表したSIMフリースマホがファーウェイ社の「HUAWEI P9 lite PREMIUM」。
出典:UQモバイル
通常の「HUAWEI P9 lite」というモデルはすでにドコモ回線の格安SIMなどとセットで販売されていましたが、今回UQが取り扱う「P9 lite PREMIUM」はau回線でも使えるよう、au VoLTEに対応した特別モデルになっています。
HUAWEI P9 lite PREMIUMのスペック
HUAWEI P9 lite PREMIUMのスペックは以下のとおり。左がPREMIUM、右が通常モデルのP9 liteです。性能を比較してみましょう。
機種名 | HUAWEI P9 lite PREMIUM | HUAWEI P9 lite |
---|---|---|
OS | Android™ 6.0 (With EMUI 4.1) | Android™ 7.0 (With EMUI 5.0) |
ディスプレイ | 5.2インチ / FHD(1920×1080ドット) | |
CPU | Snapdragon 617 (MSM8952) オクタコア(4 x 1.5GHz+4 x 1.2GHz) | Huawei Kirin650 オクタコア (4×2.0GHz+4x1.7GHz) |
RAM | 3GB | 2GB |
ROM | 16GB | |
外部ストレージ | microSDスロット(最大128GB) | |
バッテリー | 3,000mAh | |
カメラ | メインカメラ:1,300万画素 F値2.0 インカメラ:800万画素 F値2.0 | |
通信速度 | 受信時最大220Mbps 送信時最大25Mbps | 受信時最大150Mbps 送信時最大50Mbps |
通信方式 | 4G LTE / WiMAX 2+キャリアアグリゲーション対応 国際ローミング可能(GSM,UMTS対応。ただし音声とSMSのみ対応) Wi-Fi:802.11b/g/n(2.4GHz) Bluetooth®通信:v4.1 テザリング機能 / 最大接続台数:8台 | LTE:1/3/5/7/8/19/28/40 W-CDMA:1/5/6/8/19 GSM : 850/900/1800/1900MHz Wi-Fi:802.11b/g/n (2.4GHz ) Bluetooth®通信:v4.1 テザリング機能 / 最大接続台数:8台 |
本体サイズ | サイズ 146.8 mm x 72.6 mm x 7.5 mm | |
重量 | 147 g | |
カラー | ゴールド、ホワイト、ブラック | |
その他 | 測位方式:GPS/AGPS/Glonass nano SIM x 1 au VoLTE対応 | 測位方式:GPS/AGPS/Glonass センサー:指紋、加速度、コンパス、環境光、近接 Nano-SIM × 2 |
(通常モデルのP9 liteと大きく異なる点はラインを引いて目立たせています。記事後半で詳細を比較 ※実際に発売される仕様は異なる可能性があります)


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HUAWEI P9 lite PREMIUMの発売日と価格
HUAWEI P9 lite PREMIUMの発売日は2016年11月下旬以降となっており、年内には発売される見込みで、発表時点の価格は不明。今まではau回線の格安SIMに対応しているSIMフリースマホ(au VoLTE対応スマホ)が少なかったのですが、2016年はASUSのZenFone GoやZenFone 3が使えるようになるなど、メーカーの方でも対応は着々と進んでいるようです。
今回のP9 lite PREMIUMもau回線に対応させた特別モデルということで注目ですね。
HUAWEI P9 lite PREMIUMの注目ポイント
ネットワーク対応面でも違いがありますが、そもそもの基本性能の部分で違いが出てくるようなプロセッサーや内臓メモリの部分も異なります。特に性能面で違う部分をP9 lite PREMIUMとP9 liteで比較してみましょう。
プロセッサがSnapdragon 617
HUAWEI P9 lite PREMIUMに搭載されているSoCは、Qualcommの「Snapdragon 617(MSM8952)」です。基本スペックを通常モデルで搭載している「Kirin 650」と比較してみます。
モデル名 | Snapdragon 617(MSM8952) | Kirin 650 |
---|---|---|
シリーズ | Snapdragon 6xxシリーズ | Kirin 6xxシリーズ |
製造 | 28 nm LP | 16 nm FinFET+ |
CPU | Cortex-A53 | Cortex-A53 |
クロックスピード | 最大1.5GHz | 最大2.0GHz |
コア数 | 8(オクタコア) | 8(オクタコア) |
GPU | Adreno 405 (550 MHz) | Mali-T830 MP2 (600 MHz) |
メモリ | LPDDR3 | LPDDR3 |
64bitサポート | ○ | ○ |
お互いカスタムモデルになっていない限りは上記のようなSoCスペックになっているのですが、どちらのブランドも600シリーズでミドルレンジ~ミドルハイレンジのスマートフォンに搭載されるようなSoCです。「どちらの性能が上か」という部分には議論が分かれるところではありますが、少なくとも極端にグレードが上がった・下がったということはありません。
メモリが3GB RAM
日本で発売されている通常版のP9 liteは2GB RAMですが、PREMIUMはそれよりも1GB多い「3GB RAM」を搭載しています。一般的には内臓メモリが多い方がより多くの処理をこなせますから、こちらはP9 lite PREMIUMが有利と言えそうです。
au VoLTE/WiMAX 2+のCA対応
HUAWEI P9 lite PREMIUMにおける一番の特徴は「au回線の格安SIMに最適化」しているという部分です。
- 決定的な違い
- au VoLTEに対応しており、au系の格安SIM(UQ mobile/UQモバイル)で通話が使える。
- WiMAX 2+のCA(キャリアアグリケーション)に対応しており、最大下り220Mbpsの通信速度に対応している。
ですのでスペック(基本性能)が大きくプレミアム仕様になったというよりは「au回線に最適化されたという意味でのプレミアム」という部分が大きな違いです。本体のサイズ感・カラーも変わらないので、「UQモバイル用のHUAWEI 9 lite=PREMIUMが発売される」といったところでしょう。
HUAWEI P9 lite PREMIUMとUQモバイルまとめ
- SoCがSnapdragon 617に変更
- 内臓メモリが3GB RAMへ増量
- au VoLTEに対応=au系SIMで通話OK
- WiMAX 2+でのCA対応=周波数帯も調整?
全体的な変更点を見るとUQモバイル向けの発売する端末というのがひしひしと伝わってくる仕様になっています。また同サービスでは2016年冬モデルとして「AQUOS L(シャープ)」「IDOL 4(アルカテル)」「SHINE LITE(アルカテル)」など、セット購入できるSIMフリースマートフォン/格安スマホのラインナップが一気に増えます。詳しい内容は公式サイトで確認しておきましょう。