【実機レビュー】ハンドソープで洗える!arrows M04を使ってみた
2017年7月より発売開始されたarrows(アローズ) M04。泡ソープで洗えるという特徴が発売前から話題を呼んでいました。今回はそんなarrows M04を実機レビューしてみました。実際にハンドソープで洗って検証もしています。前作からの改善点や他機種との比較もしています。
この記事の目次
2017年7月より発売開始されたarrows(アローズ) M04。今回は、そんなarrows M04をBIGLOBEモバイルを使ってレビューしてみました。日本製格安スマホの雄であった前作のarrows M03と比べてどう進化を遂げたのでしょうか。さっそく、arrows M04を実機レビューしていきます。気になるスペックやカメラ画質チェックはもちろん、販売しているMVNOや前作との比較についてもご紹介します。
arrows M04を実機レビューしてみた!
- 発売日
- 2017年7月20日
- 価格
- 42,984円
- カラー
- ホワイト/ブラック/ゴールド(楽天モバイル限定)/グリーン(mineo限定)/デニムブルー(ビックカメラ、コジマ、ソフマップ、IIJmio限定)
今回は、BIGLOBEモバイルさんからarrows M04のホワイトをお借りしたので、さっそく実機レビューしていきたいと思います。
前作のarrows M03は、高コスパの国産スマホとして大変人気を博した端末でした。こちらは、国産スマホならではのワンセグ機能やおサイフケータイ機能、防水防塵設計で安心して利用できるのはもちろん、手袋をしながら操作可能であるなどシーンを選ばずに利用できる格安スマホです。
そんな前作を踏襲し、満を持して登場したのが、2017年7月20日発売のarrows M04。
後継機として登場したarrows M04は、価格が4万円代のミッドレンジモデル。カラーバリエーションも豊富で、標準色のホワイトとブラックに加え、販路限定色のゴールド(楽天モバイル限定)、グリーン(mineo(マイネオ)限定)、デニムブルー(ビックカメラ、コジマ、ソフマップ、IIJmio限定)の全5色展開となっています。
今回レビューするにあたって、デザインをはじめ前作に比べてどの程度スペックが上がっているかなどに注目していきます!SIMカードにはBIGLOBEモバイルを使用。それでは、さっそく見ていきましょう!
arrows M04を開封
まずは外観をチェック!
箱は段ボール調のシンプルなもの。中を開けると厚い説明書などが本体や付属アクセサリーを守ってくれていました。
同梱物を確認しよう!
- 同梱物
- スマホ本体
- microUSBケーブル
- ACアダプタ
- かんたん操作ガイド
- arrows M04をお使いになる前に(説明書)
- Googleアカウント新規登録操作手順(説明書)
- nanoSIMの取り付け方(説明書)
- 予備SIMトレイ
箱の中は区分けされており、説明書一式の下にスマホ本体、アダプタ、USBケーブル、そして予備SIMトレイが入っています。
- 箱自体にはこれといった特徴はありませんが、分厚い説明書には日本製ならではの配慮がうかがえました。文字も大きくシニアの方でも楽々スタートアップができそうです。
arrows M04のデザイン
まずは前面
前面には画面割れを防ぐ工夫が。Corning®Gorilla®Glass 3採用の5インチディスプレイはただでさえ割れにくく、画面周囲には0.3mmのフチがあり、落下時にも画面が直接地面に当たりにくくなっています。また、画面上部には500万画素のインカメラとセンサー、下部にはFUJITSUのロゴが刻まれています。
続いて背面
背面上部には1,310万画素のカメラとフラッシュ、通話時の騒音を抑える背面マイクが搭載。おサイフケータイもしっかりついていて文句なしです。マットな質感で指紋も傷もつきにくい仕様となっています。
- 今回提供して頂いたのはホワイトの端末。非常にシンプルなデザインとマットな質感で、いつまでも触っていたくなります。もちろんケースなしでも十分に楽しめます!
本体の側面と上下を見てみよう!
側面は前面の画面保護フレームと本体メインカラーの2色のコントラストが美しいデザイン。右側面には電源ボタンと音量調整ボタン、左側面にはmicroSDとnanoSIMカードスロットがあります。
本体上部には防水設計のイヤホンジャックとワンセグアンテナ、下部にはmicroUSB端子と最近のスマホには珍しいストラップホールがあります。お気に入りのストラップをつけてワンポイントアクセントを加えることもできますね。
- SIMカードスロット部以外にはカバーがついていませんが、防水設計となっているので心配いりません。ただ、濡れるような場面で使う場合は、スロットカバーには細心の注意を払いましょう!
実際持ってみるとどんな感じ?
5インチのディスプレイは手になじみやすくなっています。電源ボタンがちょうど親指で押しやすい中央寄りに付いているので、簡単に操作できます。音量ボタンもしっかり押さないと反応しないので、うっかり押してしまう心配はなさそうです。
- 大きな画面サイズでも、この端末のようにフチが丸くなっているデザインのものはスッと手になじんでくれます。ボタンの位置などは一度手に取って体感して見てください!
arrows M04のスペック
arrows M04 スペック表
端末名 | arrows M04 |
---|---|
メーカー | 富士通コネクテッドテクノロジーズ |
画面サイズ | 約5.0インチHD IPS液晶(720×1280) Corning®Gorilla®Glass 3 |
CPU | Qualcomm Snapdragon 410 MSM8916 クアッドコア 1.2GHz |
OS | Android™ 7.1 |
RAM | 2GB |
ROM | 16GB |
カメラ画質 | 背面:約1,310万画素 CMOS 前面:約500万画素 CMOS |
micro SD スロット | microSD/microSDHC/microSDXC(最大256GB) |
SIMカード | nanoSIM |
通信(LTE) | 2G(GSM):850MHz/900MHz/1,800MHz/1,900MHz 3G:Band1/5/6/8/19 LTE:Band1/3/8/19/26 |
Wi-FI | IEEE802.11a/b/g/n |
Bluetooth | 4.1 |
バッテリー | 2,580mAh |
連続通話時間 | LTE:約530分 3G:約660分 |
連続待受時間 | LTE:約640時間 3G:約780時間 |
バッテリー充電時間 | 約150分 |
防水・防じん | 防水:IPX5/IPX8 防じん:IP6X |
おサイフケータイ | ○ |
入出力端子 | micro USB |
サイズ | 約144mm×71mm×8.0mm |
本体カラー | ホワイト/ブラック ゴールド(楽天モバイル限定) グリーン(mineo限定) デニムブルー(ビックカメラ、コジマ、ソフマップ、IIJmio限定) |
重量 | 約148g |
- 国産スマホならではの機能が充実!
- タフな作りで過酷な環境での使用にも対応
- 泡ソープで洗うことができる!
arrows M04は国産スマホならではの機能が網羅されています。ワンセグ機能はもちろん、おサイフケータイ機能も付いているのでスマホだけでお買い物だってできちゃいます。また、シニアの多い日本ならではの機能として、文字を拡大したりホーム画面をシンプルにしたりする「かんたんセット」という機能も搭載されています。
そして、アメリカの国防総省が定めたMIL規格の23項目に準拠しているため、雨の日でも風の日でも、お風呂の中でも雪山の上でも使用できます。日常から非日常のあらゆるシーンでの利用ができるというわけですね。
さらに、最大の特徴ともいえるハンドソープでの洗浄が可能という点ですが、これは後程検証します。
搭載されているOSをチェック
arrows M04にはAndroid 7.1が搭載されています。最近発売されている格安スマホ同様、最新のOS搭載で問題なく動作します。このホーム画面の右下にある虫メガネのアイコンをタップすると「いつでもズーム」が起動し、画面を拡大表示することができます。
またデフォルトでは、画面左下から画面中央に向かって指をスライドすると、よく使うアプリが表示される「スライドインランチャー」を利用することができます。スライドインランチャーに表示されるアプリは自分でカスタマイズすることもできます。
かんたんセットを使ってみる
arrows M04に初搭載されたホーム画面をシンプルかつ見やすくする機能です。上の画像を見ていただければ分かる通り、電話やインターネットなどよく使う機能が大きく表示されて、迷わず選択が可能です。最近のスマホでは電話やインターネットはアイコンのみの表示になっているので、スマホ初心者の人は戸惑ってしまうことがあるでしょう。でも、かんたんセットを使えばそんな悩みを解決してくれます。
ベンチマークスコアを確認!
- 3D
- 1,618
- UX
- 12,381
- CPU
- 10,730
- RAM
- 2,625
- 合計
- 27,354
Antutuを使用してベンチマークスコアを出してみました。スコアが高いほど性能がいいことを示しています。
測るたびにスコアは微動しますが、だいたい2万後半程度。価格的にはミッドレンジモデルなのですが、スコアは伸び悩んでいる印象を受けます。3Dゲームなど高負荷なゲームの利用には向いていないですが、スマホを初めて使う方やシニアの方には文句なしのスペックといえます。
Antutuのスコアの見方は?
- スコア20,000~30,000
- エントリーモデル、ローエンドモデル
- スコア30,000~50,000
- ミッドレンジモデル
- スコア50,000~
- ハイエンドモデル
Antutuのスコアを見るときは上記を参考にしてみましょう。最近はスペックの高い端末が登場しているため、若干誤差があるかもしれませんが、基準を持っておくと他機種と比較しやすいですよ!
arrows M04のカメラ性能
arrows M04のカメラはインカメラが約500万画素、メインカメラが約1,310万画素で、日常での利用には問題ない画素数です。
画素数は平均的ではありますが、レンズは高性能です。F値2.0で暗所でも色鮮やかに撮影でき、かつイン・アウトカメラ双方に広角レンズが採用されているので、壮大な写真を撮ることが可能です。なお、撮影の際に露出やホワイトバランスの調整を行うこともできます。そして、細かい配慮としてインカメラでセルフタイマーを利用した場合に、レンズ付近にタイマーが表示されるので、自然にカメラ目線の写真を撮影できます。
また、カメラに付随する機能として、拡大鏡を利用することができます。細かい文字を見るときに通知パネルから拡大鏡を選択すれば、メインカメラを通して拡大された文字を読むことができます。
接写で撮影した写真をチェック!
- まずは接写で撮影した写真を見てみましょう。薄暗いところでもしっかり被写体のツヤや影などが表現できています。
続いては風景
- 曇天の空でも、はっきりとスカイツリーを捉えることができました。注意点として、arrows M04で撮影した写真は縦長になってしまうという特徴があります。スマホで閲覧する分には問題ないですが、SNSに投稿する際などにはリサイズが必要になる可能性があります。
arrows M04でアプリはできる?
Shadowverse(シャドウバース)
- 問題なく動作
大人気カードゲームのshadowverse(シャドウバース)をarrows M04でプレイしてみましたが、全く問題なく動作します。
アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ(デレステ)
- 問題なく動作
リズムゲームで重要となる音ズレの心配もなく快適にプレイできました。ただ、難しい曲などで処理が重くなる可能性はあるので注意が必要です。
実証!arrows M04を洗ってみた
arrows M04最大の特徴でもある、泡ソープで洗えるという点について、実際に洗って検証してみました!なお、洗うときには説明書の記載通りの順序で正しく洗いましょう。また、必ず電源を切ってから洗うようにしてください。
まずはハンドソープを泡立て、前面・背面を洗う
まずは、写真のようにハンドソープを泡立て、本体を優しく撫で洗いします。この際、SIMカードが入っているスロットキャップが開かないように手で押さえながら洗うのがポイントです。なお、ハンドソープの代わりに食器用洗剤を使用することもできます。
次に泡を完全にすすぐ
泡でよく洗ったら今度はしっかりと水ですすぎます。この際、先ほど同様スロットキャップが開かないように注意し、直接水がかからないように注意してすすぎます。また、水流はあまり強くしすぎないようにします。イヤホンジャックやUSB端子も忘れずにすすぎましょう。
水滴が残らないようにふき取る
最後に端末を飛んでいかないようにしっかりと持って、数回振って水抜きをします。水抜きの後、乾いた柔らかい布などでよく拭きます。この際、イヤホンジャックなどに水が残らないように軽くたたきながら拭きます。拭き終えたら、タオルや布の上に置き、30分程度常温で放置します。
電源を入れる
すべて終えたら、電源を入れて使用します。本当に洗えるのか半信半疑でしたが、しっかり電源もつき、使用感も洗う前と変わりませんでした。これでいつでも清潔にスマホを利用できますね!
arrows M04はどこで買える?
ここまで、arrows M04の魅力をご紹介してきました。ここでは、どこでarrows M04が手に入るのか紹介します。下記にarrows M04を購入できるMVNO会社をまとめてみました。
- 楽天モバイルではゴールド、mineo(マイネオ)ではグリーン、IIJmioではデニムブルーの限定色が手に入ります。カラーで選ぶのも選択肢としてありですね!
arrows M04を購入できるMVNO各社
- 楽天モバイル限定色ゴールドあり!
- mineo(マイネオ)限定色グリーンあり!
- IIJmio限定色デニムブルーあり!
- BIGLOBEモバイル
- イオンモバイル
- NifMo(ニフモ)
- LINEモバイル
arrows M04を他のスマホと比較!
ここでは、arrows M04を前機種であるarrows M03、同価格帯のHUAWEI P10 liteとNuAns NEO [Reloaded]の3機種と比較します。
【vs arrows M03】前機種との違いは?
arrows M03 arrows M04 比較表
機種名 | arrows M04 | arrows M03 |
---|---|---|
メーカー | 富士通コネクテッドテクノロジーズ | 富士通コネクテッドテクノロジーズ |
画面サイズ | 約5.0インチHD IPS液晶(720×1280) Corning®Gorilla®Glass 3 | 約5.0インチ IPS液晶 Corning®Gorilla®Glass 3 (1280×720)HD |
CPU | Qualcomm Snapdragon410 (1.2GHzクアッドコア) | Qualcomm Snapdragon410 (1.2GHzクアッドコア) |
OS | Android™ 7.1 | Android 6.0 Marshmalllow |
RAM | 2GB | 2GB |
ROM | 16GB | 16GB |
カメラ画質 | 背面:約1,310万画素 CMOS 前面:約500万画素 CMOS | 背面:1,310万画素 前面:500万画素 |
micro SDカードスロット | microSD/microSDHC/microSDXC(最大256GB) | microSD/microSDHC/microSDXC(最大200GB) |
SIMカード | nano SIM | nano SIM |
通信(LTE) | 2G(GSM):850MHz/900MHz/1,800MHz/1,900MHz 3G:Band1/5/6/8/19 LTE:Band1/3/8/19/26 | 2G(GSM):850MHz/900MHz/1,800MHz/1,900MHz 3G:Band1/5/6/8/19 LTE:Band1/3/8/19/26 |
WiFi | IEEE802.11a/b/g/n | IEEE802.11 a/b/g/n |
Bluetooth | 4.1 | 4.1 |
バッテリー | 2,580mAh | 2,580mAh |
連続通話時間 | LTE:約530分 3G:約660分 | LTE:約770分 3G:約700分 |
連続待受時間 | LTE:約640時間 3G:約780時間 | LTE:約640時間 3G:約780時間 |
バッテリー充電時間 | 約150分 | 約150分 |
防水・防塵 | 防水 IPX5/8 防塵 IP6X | 防水 IPX5/8 防塵 IP6X |
おサイフケータイ | ○ | ○ |
サイズ | 約144mm×71mm×8.0mm | 約144mm×72mm×7.8mm |
本体カラー | ホワイト/ブラック/ゴールド(楽天モバイル限定)/グリーン(mineo限定)/デニムブルー(ビックカメラ、コジマ、ソフマップ、IIJmio限定) | ブラック/ホワイト/ピンク/シャンパンゴールド(楽天モバイル限定)/グリーン(mineo限定) |
重量 | 約148g | 約141g |
上の表を見ても分かる通り、スペック面ではOSのアップグレード以外には前作からほぼ変化がありません。では何が進化したのでしょうか。改善点として、ハード面では堅牢度の向上と泡ソープ洗浄が可能になったという点、ソフト面では「かんたんセット」や「いつでもズーム」の導入でスマホ初心者やシニアの方にも圧倒的に手に取りやすくなったという点が挙げられます。
- 国産スマホならではの細かい配慮が随所にみられる改善となっています。特にスマホを初めて扱う方にとっては、うれしい改善といえるでしょう。
【vs HUAWEI P10 lite】同価格帯端末との違いは?
arrows M04 HUAWEI P10 lite 比較表
端末名 | arrows M04 | HUAWEI P10 lite |
---|---|---|
メーカー | 富士通コネクテッドテクノロジーズ | HUAWEI |
画面サイズ | 約5.0インチHD IPS液晶(720×1280) Corning®Gorilla®Glass 3 | 5.1インチ 1920×1080 フルHD |
CPU | クアッドコア 1.2GHz | Huawei Kirin658 オクタコア (4×2.1GHz+4x1.7GHz) |
OS | Android™ 7.1 | Android 7.0 EMUI 5.1 |
RAM | 2GB | 3GB |
ROM | 16GB | 32GB |
カメラ画質 | 背面:約1,310万画素 CMOS 前面:約500万画素 CMOS | 背面:1,200万画素 前面:800万画素 |
micro SD スロット | ○ | ○ |
SIMカード | nano SIM | nano × 2 |
通信(LTE) | GSM:850MHz、900MHz、1800MHz、1900MHz 3G:Band1/5/6/8/19 LTE:Band1/3/8/19/26 | FDD LTE:B1/2/3/4/5/7/8/9/12/17/ 18/19/20/26, TDD LTE:B38/39/40/41 LTE CA DL (国内) : B1+B19/(B1+B18対応予定※2) WCDMA: B1/5/6/8/19 GSM:850/900/1800 /1900 セカンダリーSIM:WCDMA, GSMの上記周波数 |
Wi-Fi | IEEE802.11a/b/g/n | IEEE 802.11 a / b / g / n / ac (2.4GHz / 5GHz) |
Bluetooth | v4.1 | v4.2 |
バッテリー | 2580mAh | 3000mAh |
入出力端子 | micro USB | micro USB Type B |
サイズ | 約144mm×71mm×8.0mm | 高さ:146.5 mm × 幅:72 mm × 厚さ:7.2 mm |
本体カラー | ホワイト/ブラック/ゴールド(楽天モバイル限定)/グリーン(mineo限定)/デニムブルー(ビックカメラ、コジマ、ソフマップ、IIJmio限定) | サファイアブルー、パールホワイト、ミッドナイト |
重量 | 約148g | 146g |
スペック面でいえばHUAWEI P10 liteの圧勝といえるでしょう。ただ、おサイフケータイやワンセグ機能、防水防塵などの機能や使いやすさの面で見れば、arrows M04に軍配が上がります。同じ予算であれば、スマホヘビーユーザーの方はHUAWEI P10 liteを、利用度がそこまで高くない初心者・シニアの方はarrows M04を選択するのが無難であるといえるでしょう。
【vs NuAns NEO [Reloaded]】おサイフケータイ機能付き同士で比較!
arrows M04 NuAns NEO [Reloaded] 比較表
端末名 | arrows M04 | NuAns NEO[Reloaded] |
---|---|---|
メーカー | 富士通コネクテッドテクノロジーズ | Trinity(トリニティ) |
画面サイズ | 約5.0インチHD IPS液晶(720×1280) Corning®Gorilla®Glass 3 | 5.2インチ |
CPU | クアッドコア 1.2GHz | Snapdragon 625(MSM8953) |
OS | Android 7.1 | Android 7.1 |
RAM | 2G | 3GB |
ROM | 16GB | 32GB |
カメラ画質 | 背面:約1,310万画素 CMOS 前面:約500万画素 CMOS | メインカメラ:1,300万画素 インカメラ:800万画素 |
micro SD スロット | 〇 | ○ |
SIMカード | nano SIM | nano SIM |
通信(LTE) | GSM:850MHz、900MHz、1800MHz、1900MHz 3G:Band1/5/6/8/19 LTE:Band1/3/8/19/26 | 2G (Quad band) 3G (W-CDMA):1/3/5/6/8/9/19 42Mbps/5.76Mbps 4G LTE 1/3/4/5/7/8/9/12/17/18/19/26/28 Cat.4、最大150Mbps VoLTE対応 |
Wi-Fi | IEEE802.11a/b/g/n | IEEE 802.11 a/b/g/n/ac 2.4GHz/5GHz帯 テザリング対応 |
Bluetooth | v4.1 | v4.1 BLE対応 |
バッテリー | 2,580mAh | 3,450mAh |
入出力端子 | micro USB | USB Type C |
サイズ | 約144mm×71mm×8.0mm | 141 × 74 × 11mm |
本体カラー | ホワイト/ブラック/ゴールド(楽天モバイル限定)/グリーン(mineo限定)/デニムブルー(ビックカメラ、コジマ、ソフマップ、IIJmio限定) | ブラック |
重量 | 約148g | 約150g |
NuAns NEO [Reloaded]はデザインが特徴的な格安スマホ。TWOTONEと呼ばれる別売りのカバーで、実に600以上の組み合わせを自分でカスタマイズすることが可能です。また、おサイフケータイ機能付きで防滴設計です。arrows M04と比べて少々値段が高めで、カスタマイズのための別売りカバーによって追加費用が発生するため、特に個性を出したいという方でなければ、arrows M04の方がいいかもしれません。
- arrows M04はシンプルで、飽きがこないデザインともいえます。ただ、オシャレの一環としてスマホを持ちたい方にはNuAns NEO [Reloaded]も良い選択であるといえます。デザイン面でスマホを選ぶ際には参考にどうぞ。
arrows M04を数日間使ってみた感想!
最後に、arrows M04を数日間使ってみて感じたメリット・デメリットを紹介します。arrows M04の購入を迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
arrows M04のメリット
- いつでも清潔に使える
- かんたんセットを使うと楽々アクセスが可能
- やはり使いやすい国産スマホ
やはり驚きだったのがハンドソープで洗浄可能という点です。格安スマホはケースや保護シートが豊富とは言えないため、裸で使うことが多いのですが、arrows M04は裸で使って汚れてしまってもすぐに洗えるというのはメリットといえます。実際、指紋などは洗ってすぐ落ちたので、いつでも清潔に使うことができます。
さらに、意外と使いやすかった「かんたんセット」についてです。最近のスマホでは、アプリはアイコンのみで説明がなく、どんな機能が使えるのかわからないことがあります。しかし、かんたんセットを利用すれば、電話やメール、インターネットといった基本機能が一目でわかるので操作に迷う心配がありません。格安スマホでこのようにスマホ初心者やシニアの方に向けた製品は珍しいといえます。
また、賢い日本語変換で定評のあるSuper ATOK ULTIASが搭載されているだけあり、快適な日本語入力が可能です。他にもワンセグ機能やおサイフケータイなど国産スマホ独自の機能が標準装備でとても使いやすくなっています。そして故障時や困ったときのメーカーサポートが充実しているのも日本製ならではといえるでしょう。
- arrows M04を一言でいえば「らくらく格安スマホ」。いままで、キャリアのらくらくフォンなどを使うしかなかった方々が、格安スマホデビューするのにもってこいのスマホです!
arrows M04のデメリット
- スペックがもう少し高くても良い
- 動作がもっさりしている
- SNS投稿には不向き(特にInstagram)
arrows M04を使用していて気になったのは、やはりスペックの低さ。CPUが最新ではないため、他の同価格帯格安スマホと比べると動作にもたつきがあります。M03の後継モデルとして、もう少しスペック面で改善がみられてもよかったのではないかというのが正直なところです。同価格帯ではarrows M04よりもスペックの高い機種が多いので、スペック面だけで判断すれば「買い」の格安スマホではないかもしれません。
また、カメラについてですが、撮影した写真がインカメラ・メインカメラ問わず縦長になってしまうというため、SNSで縦長サイズの写真を投稿する際は、リサイズが必要となります。広角レンズを採用しているため、しょうがないともいえますが、SNSに写真をよく投稿する方は、少々煩わしく感じてしまうかもしれません。ただ、横向きで撮影すると、風景などは壮大に撮ることができるので、一長一短といえます。
- デメリットを見ても分かる通り、高スペックを求める方にはarrows M04はおすすめできません。といっても、初心者・シニアの方の普段使いに支障はない程度のスペックは兼ね備えているので、過剰にネガティブになる必要はなさそうです。
arrows M04は、格安スマホデビューにはもってこいの一台!
今回はarrows M04を実機レビューしました!ハンドソープで洗えるという斬新さが発売前から話題になっていた端末だったので、レビューをするのが楽しみでした。実際に使ってみると、これぞ日本の思いやり!といえるような工夫が随所に見られ、とても使いやすいスマホでした。このレビューが、購入のきっかけや比較の参考になればうれしい限りです。
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