ドコモのいつでもカエドキプログラムとは?メリット・デメリットや評判を徹底解説
ドコモのいつでもカエドキプログラムの詳細と適用条件、メリット・デメリットをまとめました。いつでもカエドキプログラム+、スマホおかえしプログラムとの違いや使い分け方法も解説。損する人やお得になる人などわかりやすく説明してますので、プログラムを検討中の方は参考にしてください。
この記事の目次
スマホを買い替えようと思っても、価格が高くて「もっと安くならないの?」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
ドコモをはじめ、大手のキャリアでは、使い終わったスマホを返却することで、実質負担を減らせるプログラムを用意しています。
本記事では、ドコモユーザーにおすすめの「いつでもカエドキプログラム」を徹底調査しました。プログラムの内容や適用条件のほか、メリット・デメリットについても解説します。
また、さらに安くなる方法や利用する前に知っておくべき注意点も紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
この記事の簡単まとめ
- いつでもカエドキプログラムは残価設定型のプログラム
- 22ヵ月目までに返却するのがお得
- ドコモの回線契約なしでも適用可能
- iPhone 16シリーズを購入したい方は「いつでもカエドキプログラム+」
- ahamoでも利用できる
ドコモのいつでもカエドキプログラムとは
出典:ドコモ
「いつでもカエドキプログラム」は、スマホをお得に利用できるプログラムのことです。
ドコモのスマホを分割払いで購入し、使い終わった端末を返却すると残価の支払いが減る、または不要になります。
お得度は利用期間や利用する端末によって異なりますが、利用する条件が合えば半額違う価格でスマホを利用できるとてもお得な制度です。
ここでは、どういったプログラムなのかどれくらいお得になるのかを、詳しく解説します。
残価設定型24回のプログラム
残価設定型24回のプログラムは、分割払いで対象の端末を購入する場合に利用できます。
残価設定型とは
残価設定型とは、あらかじめ将来の下取り価格(残価)を設定し、その金額をスマホ本体価格から差し引いた残りの金額に対して分割払いを組む方法です。
対象のスマホを23ヵ月目までに返却すると、残った24回目(残価)の分割支払金の支払いが不要となるため、うまく活用すれば大変お得です。
流れとしては、まず残価を差し引いた金額を分割23回払いで支払い、使い終えた端末を返却します。すると24回目の残価の一部、もしくは全部の支払いが不要になるというものです。
iPhone 16の128GBを新規契約で購入する場合を例に、23ヵ月目で返却する場合とプログラムを適用しない場合では実質負担額がいくらになるのかを比較しましょう。
(税込) | 販売価格 2024年9月時点 | 1回目~23回目 (合計) | 24回目 | 実質負担額 |
---|---|---|---|---|
非適用の場合 | 145,200円 | 6,050円×23回 (139,150円) | 6,050円 | 145,200円 |
適用の場合 | 145,200円 | 2,410円×23回 (55,440円) | 89,760円は支払不要 | 55,440円 |
非適用の場合は、単純に販売価格を24回で分割した金額が毎月請求され、実質負担額も販売価格と同じ145,200円です。一方、適用の場合は、24回目に残価として89,760円が設定されます。
23ヵ月目にiPhone 16をドコモに返却すると、この89,760円の支払いが不要になり、負担額が販売価格から残価を差し引いた55,440円で済むのが大きな特徴です。
1回目~23回目の分割支払い額は、55,440円を23回に分割した2,410円となり、プログラムを適用しない場合よりも毎月の支払い額が3,500円ほど安くなるのもポイントです。
なお、23ヵ月目に限らず22ヵ月以内や24ヵ月以上でも返却可能で、返却したタイミングによって実質負担額が変わってきます。
お得な返却タイミングは「いつでもカエドキプログラムのタイミング別実質負担額」解説します。
プログラム適用条件
プログラムを利用するには、以下の条件を満たす必要があります。
プログラム適用条件
- プログラムの対象機種を購入する
- dポイントクラブへ加入する
- スマホを「残価設定型24回払い」で購入する
- 端末購入時にプログラムに加入する
- 端末返却時に未払金がないこと
- 返却端末に正常に動作することを確認できる(故障や水濡れ、破損、改造などがないこと)
- 郵送返却時は申し込みの翌月末までに端末が到着させること
対象機種をみる
対象機種は、以下の通りです。
対象機種(iPhone)
- iPhone 16
- iPhone 15
- iPhone 14 Pro Max
- iPhone 14 Pro
- iPhone 14 Plus
- iPhone 14
- iPhone SE(第3世代)
- iPhone 13 Pro Max
- iPhone 13 Pro
- iPhone 13
- iPhone 13 mini
- iPhone 12
- iPhone 12 mini
対象機種(Android)
- Google Pixel 9
- Google Pixel 9 Pro Fold
- arrows We2 Plus F-51E
- Galaxy Z Flip6 SC-54E
- Galaxy Z Fold6 SC-55E
- Xperia 10 VI SO-52E
- Galaxy A55 5G SC-53E
- Google Pixel 8a
- Google Pixel 8
- Galaxy Z Flip5 SC-54D
- Galaxy Z Fold5 SC-55D
- AQUOS wish3 SH-53D
- AQUOS R8 SH-52D
- AQUOS R8 pro SH-51D
- Xperia 10V SO-52D
- Google Pixel Fold
- Xperia 1 Ⅴ SO-51D
- Galaxy A54 5G SC-53D
- Google Pixel 7a
- Galaxy S23 SC-51D
- Galaxy S23 Ultra SC-52D
- AQUOS sense7 SH-53C
- Galaxy A23 5G SC-56C
- Xperia 5 IV SO-54C
- Galaxy Z Fold4 SC-55C
- Galaxy Z Flip4 SC-54C
- AQUOS sense6 SH-54B
- Xperia 5 III SO-53B
- Galaxy Z Flip3 5G SC-54B
- Galaxy Z Fold3 5G SC-55B
- Galaxy S22 SC-51C
- Galaxy S22 Ultra SC-52C
- Galaxy A53 5G SC-53C
- Xperia 1 IV SO-51C
- Xperia 10 IV SO-52C
- Xperia Ace III SO-53C
- AQUOS R7 SH-52C
- arrows N F-51C
iPhone16を含む5G対応のiPhoneと、5G対応のハイスペックで高価格なAndroidスマホなどでプログラムを適用できます。
4GのiPhone SE(第2世代)・Androidスマホ、ガラケーなどは対象外です。また、購入後の加入はできません。
その他にも、以下のような場合は適用されません。
対象外になる例
- 端末を返却する際に料金を滞納している
- 返却した端末が正常に動作しない
- 申し込みをした翌月末までに端末が到着していない
なお、ドコモの回線契約なしでも適用可能ですが、利用する場合は以下の条件を追加で満たす必要があります。
ドコモの回線契約なしの場合
- 本人確認書類:運転免許証・運転経歴証明書のみ
- 支払い方法:口座振替またはクレジットカード
特に注意が必要なのが本人確認書類で、マイナンバーカードやパスポートなどではプログラムが適用されません。
ドコモの回線契約なしでプログラムを適用できるのは、運転免許証や過去に運転免許を持っていたことを証明する運転経歴証明書を持っている方のみです。
いつでもカエドキプログラム+との違い
出典:ドコモ
ここでは「いつでもカエドキプログラム+」と「いつでもカエドキプログラム」の違いについて解説します。一見、「+」が付いただけに見えますが、内容は大きく異なります。
両者の大きな違いは、主に以下の3つです
- 対象機種が違う
- smartあんしん補償オプションへの加入が必要
- 早期返却で分割金と残価の支払金が不要
まず1つ目の大きな違いは、対象機種が違う点です。「いつでもカエドキプログラム+」では、2024年9月13日時点で、以下の機種でプログラムが適用されます。
いつでもカエドキプログラム+の対象機種
- iPhone 16 Pro Max
- iPhone 16 Pro
- iPhone 16 Plus
- iPhone 15 Pro Max
- iPhone 15 Pro
- iPhone 15 Plus
- Google Pixel 9 Pro
- Google Pixel 9 Pro XL
- AQUOS R9 SH-51E
- Xperia1 VI SO-51E
- Galaxy S24 SC-51E
- Galaxy S24 Ultra SC-52E
- Google Pixel 8 Pro
- AQUOS sense8 SH-54D
- Xperia 5 V SO-53D
iPhone 15シリーズを購入したい方はこちらのプログラムを利用しましょう。
2つ目は、「smartあんしん補償」への加入が必要となった点です。月額料金は月額330円~1,100円程度で、選択する機種によって料金が異なります。
smartあんしん補償は本体故障時やスマホの不正決済など、万が一トラブルが発生した際も補償してくれるので、安心です。
最後の違いは、いつでもカエドキプログラム+では早期に返却するほどお得になる点です。
例えば、12ヶ月目までに機種を返却すると13~23ヵ月目の分割支払金(最大11ヵ月分)と、24回目の残価支払いが不要となるため、一年周期でスマホを変えたい方にはもってこいのプログラムと言えるでしょう。
スマホおかえしプログラムとの違い
出典:ドコモ
ドコモには他にも、スマホを返却することで実質負担額を安くできるプログラムとして「スマホおかえしプログラム」もあります。
どちらがお得なのか気になっている方に向けて、両プログラムの違いを見ていきましょう。
いつでもカエドキプログラム | スマホおかえしプログラム | |
---|---|---|
対象機種 | iPhone 16を含むハイスペック機種 | iPhone 12シリーズを含むハイスペック機種 |
支払い回数 | 残価設定型24回 | 36回 |
実質負担額 | 販売価格のおよそ3分の2~半額近く | 販売価格の3分の2 |
早期返却による割引 | あり | なし |
「いつでもカエドキプログラム」はiPhoneの場合は、iPhone 16やiPhone15シリーズに対応しているのに対し、「スマホおかえしプログラム」はiPhone 12シリーズ以下にしか対応していません。
最も気になる実質負担額は、「いつでもカエドキプログラム」が販売価格のおよそ3分の2~半額近くで済みます。
一方で、「スマホおかえしプログラム」は必ず販売価格から3分の2程度の負担が必要です。
基本的に「いつでもカエドキプログラム」の方が、スマホおかえしプログラムよりも実質負担額が少なく済みます。
いつでもカエドキプログラムのタイミング別実質負担額
「いつでもカエドキプログラム」は、端末の購入から1ヵ月目からであれば、いつでも返却が可能です。
ここでは、iPhone 15の128GBを例に、返却するタイミング別にかかる実質の負担額を解説します。
1~22ヵ月目に返却する場合の負担額
購入から22ヵ月目までに端末を返却すると、24回目にある残価の支払いが不要になります。さらに、早期利用特典も受けられて大変お得です。
特典が適用されると、端末を返却した翌月以降〜23回目まで、分割支払い金が毎月割引されます。
iPhone 15 128GBの早期利用特典300円で計算すると、以下のようになります。
こちらの価格をベースに比較しましょう。
- 販売価格(2024年8月時点):149,490円(税込)
- 支払い免除の残価:86,592円(税込)
(税込) | 早期利用特典 合計額 | 実質負担額 |
---|---|---|
1ヵ月目 | -6,600円 | 56,298円 |
2ヵ月目 | -6,300円 | 56,598円 |
3ヵ月目 | -6,000円 | 56,898円 |
4ヵ月目 | -5,700円 | 57,198円 |
5ヵ月目 | -5,400円 | 57,498円 |
6ヵ月目 | -5,100円 | 57,798円 |
7ヵ月目 | -4,800円 | 58,098円 |
8ヵ月目 | -4,500円 | 58,398円 |
9ヵ月目 | -4,200円 | 58.698円 |
10ヵ月目 | -3,900円 | 58,998円 |
11ヵ月目 | -3,600円 | 59,298円 |
12ヵ月目 | -3,300円 | 59,598円 |
13ヵ月目 | -3,000円 | 59,898円 |
14ヵ月目 | -2,700円 | 60,198円 |
15ヵ月目 | -2,400円 | 60,498円 |
16ヵ月目 | -2,100円 | 60,798円 |
17ヵ月目 | -1,800円 | 61,098円 |
18ヵ月目 | -1,500円 | 61,398円 |
19ヵ月目 | -1,200円 | 61,698円 |
20ヵ月目 | -900円 | 61,998円 |
21ヵ月目 | -600円 | 62,298円 |
22ヵ月目 | -300円 | 62,598円 |
購入して1ヵ月目に端末を返却する場合、2ヵ月目~23ヵ月目までの計22ヵ月間の分割支払金が毎月300円(税込)割引されます。
そのため、早期返却による特典の合計割引額は6,600円(税込)(300円×22ヵ月)です。
販売価格から支払いが免除となる24回目の残価と、特典を引いた実質負担額は56,298円(税込)とかなり安いです。
その後は月を追うごとに特典の合計額が減っていき、その分実質負担額が増えていきます。早めに買い換えるほど安いのが大きな特徴です。
23ヵ月目に返却する場合の負担額
iPhone 15 128GBを23ヵ月目に返却する場合です。
販売価格(税込) (2024年8月時点) | 支払い免除される残価(税込) | 早期利用特典合計額(税込) | 実質負担額(税込) | |
---|---|---|---|---|
23ヵ月目 | 149,490円 | 86,592円 | 0円 | 62,898円 |
23ヵ月目に返却すると早期返却の特典がないため、実質負担額は販売価格から支払いが免除となる24回目の残価を引いた62,898円(税込)となります。
24ヵ月目以降に返却する場合の負担額
2024年8月時点の販売価格149,490円(税込)の「iPhone 15 128GB」を、24ヵ月目以降に返却する場合です。
支払い免除される残価(税込) | 実質負担額(税込) | |
---|---|---|
24ヵ月目 | 82,984円 | 66,506円 |
25ヵ月目 | 79,376円 | 70,114円 |
26ヵ月目 | 75,768円 | 73,722円 |
27ヵ月目 | 72,160円 | 77,330円 |
28ヵ月目 | 68,552円 | 80,938円 |
29ヵ月目 | 64,944円 | 84,546円 |
30ヵ月目 | 61,336円 | 88,154円 |
31ヵ月目 | 57,728円 | 91,762円 |
32ヵ月目 | 54,120円 | 95,370円 |
33ヵ月目 | 50,512円 | 98,978円 |
34ヵ月目 | 46,904円 | 102,586円 |
35ヵ月目 | 43,296円 | 106,194円 |
36ヵ月目 | 39,688円 | 109,802円 |
37ヵ月目 | 36,080円 | 113,410円 |
38ヵ月目 | 32,472円 | 117,018円 |
39ヵ月目 | 28,864円 | 120,626円 |
40ヵ月目 | 25,256円 | 124,234円 |
41ヵ月目 | 21,648円 | 127,842円 |
42ヵ月目 | 18,040円 | 131,450円 |
43ヵ月目 | 14,432円 | 135,058円 |
44ヵ月目 | 10,824円 | 138,666円 |
45ヵ月目 | 7,216円 | 142,274円 |
46ヵ月目 | 3,608円 | 145,882円 |
23ヵ月目以内に端末を返却しない場合は、24回目の残価が新たに24回に分割されます。そのため、返却する月まで分割金を支払い続けることになるということです。
iPhone 15 128GBは24回目の残価86,592円を24回に分割するため、毎月の分割金は3,608円(86,592円÷24回)です。
返却するタイミングが1ヵ月遅れるたびに、支払い不要の残価が3,608円ずつ減っていきます。
例えば24ヵ月目に返却すると、本来の残価86,592円から3,608円減額されて82,984円となります。実質負担額は3,608円増えて66,506円です。
46ヵ月目に返却すると、残価が3,608円のみで実質負担額は145,882円となり、ドコモの販売価額とほぼ同じになります。
つまり、返却するタイミングが遅れるほど分割金の支払いが増えて損をするということです。
返却しない(利用しない)場合の負担額
購入した端末を返却しない場合、利用から47ヵ月目に残価がなくなります。つまり、ドコモの販売価格の代金を分割ですべて返済したことになります。
返却しなかったからといって違約金などはかかりません。まとめると、22ヵ月目までに返却するのがお得ということです。
また、返却するタイミングが早いほど特典の割引額が大きくなるため、さらに実質負担額を少なくできます。
逆に、返却のタイミングが24ヵ月目以降になると、支払いが不要になる残価が減ってくるので、少しずつ損することになります。
うまく活用したい場合は、22ヵ月目までに端末を返却してください。
いつでもカエドキプログラムをahamoで使う方法
出典:ahamo
「いつでもカエドキプログラム」は、ドコモの新料金プランであるahamoでも利用できます。
「いつでもカエドキプログラム」は、ドコモオンラインショップやドコモショップで端末を購入する際に適用されるプログラムです。
ahamoを契約中に利用するには、ドコモオンラインショップで端末のみ購入すればOKです。
ただし、ドコモの場合と対象機種が異なるため注意が必要です。
ドコモのいつでもカエドキプログラムのメリット
「いつでもカエドキプログラム」にはさまざまなメリットがあります。ここでは改めてどのようなメリットがあるか、詳しく紹介します。
メリット
- 実質負担額が大幅に減る
- キャンペーン適用でさらに安く購入できる
メリット①.実質負担額が大幅に減る
最大のメリットは、実質負担額を大幅に減らせる点です。
また、端末を22回目の支払いまでに返却して、早期返却による特典を受ければ、ドコモの販売価格の半額以下の実質負担額で済む場合もあります。
早く返却してもお得になるのは、常に最新機種を使いたい方には嬉しいでしょう。
メリット②.キャンペーン適用でさらに安く購入できる
現在、ドコモでは「5G WELCOME割」を適用できます。
「5G WELCOME割」は、現在、他社の4Gもしくは3G端末を使っている方などを対象にドコモで販売している5G対応端末を購入すると、機種代金が最大44,000円(税込)割引されます。
「いつでもカエドキプログラム」も5G対応機種を対象としていて、「5G WELCOME割」と併用可能です。
「5G WELCOME割」が適用されると、割引適用後の価格に割引前の残価がそのまま設定されるため、分割での支払い金額がさらに安くなりお得です。
ドコモのいつでもカエドキプログラムのデメリット
「いつでもカエドキプログラム」には、メリットだけでなくデメリットもあります。
ここからは、デメリットについて解説しますので、しっかりと理解した上で、プログラムを利用するかどうか検討しましょう。
デメリット
- 元の価格が高い
- 返却端末が故障していると最大22,000円の費用がかかる
- 下取りプログラムは併用できない
デメリット①.元の価格が高い
特にiPhoneの価格には注意が必要で、同じiPhoneのモデルでもドコモはApple Storeより価格が高く設定されています。
iPhone 16 128GBで比較(2024年9月時点)
- ドコモ:145,200円(税込)
- Apple Store:124,800円(税込)
- 差額:20,400円
返却するタイミングが遅れるほど実質負担額が増えます。
iPhone 16 128GBの場合は、ドコモに返却するのが41ヵ月目以降になるとApple Storeの価格以上で購入したこととなり損です。
iPhoneを購入する場合は、何ヵ月目までにドコモに返却すれば得なのかを先に調べておいて、その月までに必ず返却するようにしましょう。
デメリット②.返却端末が故障していると最大22,000円の費用がかかる
返却する端末に問題がある場合は追加で費用が必要になるかもしれません。
もしも、端末が故障しているなどでドコモの査定基準を満たさない場合は、故障時利用料22,000円(税込)の支払いが必要です。
ただし、ケータイ補償サービスに加入している場合は2,200円(税込)で済みます。
なお、査定条件を満たさない場合の例は、以下の通りです。
査定条件を満たさない症状の例
- 筐体が破損している
- 電源が入らない
- 液晶表示に異常がある
- タッチパネルの動作不良
- カメラや音声、各種ボタンなどの機能が正常に作動しない
- SIMトレイが不足または破損している
自分の端末が過去に上記の症状になったことがある方は、ケータイ補償サービスに加入しておくことをおすすめします。
また、以下に該当する場合は受付自体をしてもらえませんので、ご注意ください。
- 初期化されていない
- 改造などによりメーカー保証の対象外
- ネットワーク利用制限がかかっている
- 基板が断裂している
特に自分で郵送する場合は、初期化を忘れないようにしましょう。
デメリット③.下取りプログラムは併用できない
ドコモでは現在使っている端末を下取りに出すと、新しい端末の代金が割引される下取りプログラムがあります。
下取りプログラムは、下取りに出す機種によっては新しい端末を50,000円以上安く購入可能です。
しかし、残念ながらこの「いつでもカエドキプログラム」との併用はできません。
基本的には、「いつでもカエドキプログラム」の方が支払い不要になる金額が多くお得です。
ただし、返却のタイミングが24ヵ月目以降になり残価が減ってくると、下取りプログラムの割引額の方が大きくなる場合もあります。
端末を返却する際には、どちらの割引額(支払い免除される残価)が大きいかを必ず確認しましょう。
ドコモのいつでもカエドキプログラムは損?お得?
プログラムについて詳しく解説してきましたが、結局自分にとって損なのか、得なのかも確認しておきたいですよね。
ここからは、メリット・デメリットをふまえて、利用すると損する人と得する人について解説します。
損をする人
- スマホを2年以上使う予定
- 過去にスマホを破損したことがある
スマホを2年以上利用する場合、支払いが不要になる残価が徐々に減っていき、実質負担額が増えるため損をする可能性が高くなります。
特に3年以上同じ機種を使う場合は、残価が少なく販売価格とほとんど変わりません。
その場合は、下取りプログラムの利用を検討しましょう。
また、過去にスマホを破損したことがありケータイ補償サービスに加入しない人も、22,000円(税込)の故障時利用料を支払うリスクが高くなります。
心配な場合は、ケースや保護フィルムなどで端末を破損から守るなどの対策をしておきましょう。
お得になる人
- スマホを2年以内に買い換える予定
- 過去にスマホを破損したことがない
- 現在利用している端末が4Gもしくは3Gで他社からの乗り換えでドコモのSIMとセットでスマホを購入する
スマホに2年以内に買い換える予定の人は残価の支払い免除に加え、早期返却による特典も適用されます。実質負担額をさらに安く済ませることができるので、ぜひプログラムに加入しましょう。
また、現在使っている端末が4Gもしくは3G端末で、他社からの乗り換えでドコモのSIMとスマホをセット購入する人は、「5G WELCOME割」も適用されて端末の購入代金が割り引かれます。
「5G WELCOME割」と「いつでもカエドキプログラム」は併用できるので、ぜひどちらも適用したいところです。
いつでもカエドキプログラムの利用方法
ここでは、オンラインで申し込む場合の方法を解説します。
返却方法についてもまとめていますので、購入前に目を通しておきましょう。
申し込み方法
- ドコモオンラインショップでプログラムの対象機種を選ぶ
- 「機種代金を確認する」の項目で「いつでもカエドキプログラム 分割払い」を選ぶ
- 「注意事項」をクリックして内容を確認してチェックを入れる
- 「カートに入れる」をクリック
- 流れに沿って購入手続きを済ませれば完了
プログラムの対象機種は、分割払いを選べば自動で選択できる状態になります。
返却方法
端末の返却方法は、ドコモショップ店頭もしくは郵送で返送するだけです。
ショップ店頭ではスタッフが必要事項を確認してくれます。
郵送の場合は全て自分で不備がないかをチェックする必要があります。初期化のし忘れには注意しましょう。
ドコモのいつでもカエドキプログラムの口コミ・評判
「いつでもカエドキプログラム」の評判を紹介します。
プログラムの利用を検討している方は、こちらの口コミもチェックしておきましょう。
docomoだからいつでもカエドキでSE4でるまでしのぐか?
見た感じ5万くらいは免除されるしなぁ— ゆりれんにゅう (@ren_nyuu1) March 6, 2024
※ここでいうSE4とは、発売が噂されている廉価版モデルiPhone SEの第4世代のことだと予想されます。
定価ではなかなか手を出せない高額なスマホでも、プログラムを利用すれば、お得に購入できます。
2年程度で返却が必要になるとはいえ、販売価格のおよそ3分の2から半額近く安くなるのはありがたいですよね。
いつでもカエドキだと2年で強制買い替えだろ…?2年で買い換える気はないしなぁ。だからって4年もローン抱えたくないしなぁ。手っ取り早く一括で買ったらほぼほぼ当たり前の金額だしなぁ…。どうしようかなぁ😵
— 明日香🏯備中国 (@mikachitoutoi) January 27, 2022
頻繁に買い替える方には負担が少ないプログラムですが、スマホを2年で買い替えるのが面倒な方や長く使い続けたい方には不向きです。
〜24ヶ月目で買い換えればいいのですが、それ以上は長くなるほどお得感がなくなってしまいます。
基本的にスマホを買い替えない方やいつも3年以上は使うという場合は、通常通り購入した方がよいでしょう。
iPhoneはキャリア販売価格>Apple Store価格なので微妙だけど、Galaxyのようなキャリアで独占供給してる機種買うならdocomoのいつでもかえどきプログラムがお得か?
— ぶるーむーん (@Hakuraku_Graf) August 18, 2022
iPhoneはキャリアで購入するとAppleストアよりも割高なのでお得感が少ないです。
利用する期間によっては、Appleストアで購入した方が安く済む場合もあります。
しかし、キャリアが独占で供給している機種であれば、Appleストアのように割安で売っている販売店はほとんどありません。そのため、新品が実質約半額相当で使える「いつでもカエドキプログラム」がおすすめです。
ドコモのいつでもカエドキプログラムに関するよくある質問
プログラム利用について、「返却しないとどうなるのか?」「ベストなタイミングは?」など、よくある質問をまとめました。
購入を進める前に、こちらもチェックしておきましょう。
端末を返却しないで使い続けるとどうなる?
端末を返却せずにそのまま使い続けると、割高になることが多いです。
iPhoneなどをキャリアでスマホを購入する場合、Apple公式サイトで購入するよりも端末の価格が高い場合があります。
端末を使い続けるとプログラムの恩恵を受けられ、「結局、Apple公式サイトで購入した方が安かった」ということになりかねません。
2年程度で返却できる自信がなければ、端末代金が安い販売店で購入することも検討しましょう。
途中で解約したらどうなる?
ドコモの契約を途中で解約した場合も、利用条件を満たせばプログラムの利用は可能です。
利用期間が22か月目までなら、24回目(残価)の支払いは必要ありません。さらに早期返却による利用特典が受けられます。
そもそもドコモには契約期間が設けられていないため、解約にかかる違約金などもありません。24回の支払いに満たない場合でも、特典を利用すればお得になります。
ドコモのいつでもカエドキプログラムを有効活用しよう
こんな人におすすめ
- スマホを2年以内に買い換える予定
- 過去にスマホを破損したことがない
- 現在利用している端末が4Gもしくは3Gで他社からの乗り換えでドコモのSIMとセットでスマホを購入する
「いつでもカエドキプログラム」は、23ヵ月目までに返却すれば機種によっては半額近い負担額で済むため、スマホを2年程度に買い換える予定の方に特におすすめです。
また、22ヵ月目までに返却すれば早期返却による特典が適用されるので、2年以内に買い換える場合もお得になります。
さらに、現在利用中の端末が5G以外で他社からの乗り換えなら、「5G WELCOME割」でさらに負担額が少なくなるのもメリットです。
プログラムを活用して、ドコモのスマホをお得に購入しましょう。