ワイモバイルから楽天モバイルへの乗り換え方法|メリット・デメリットも解説
ワイモバイルから楽天モバイルへの乗り換えを迷っている方向けに、乗り換えるメリットや乗り換えの際の注意点を解説。この記事を読めば、楽天モバイルに乗り換えるべきかどうかがわかります。乗り換えを検討中の方はぜひご覧ください。
この記事の目次
ワイモバイルから楽天モバイルに乗り換えるべきかどうか、迷っている方もいますよね。そんな方のために、この記事ではワイモバイルから楽天モバイルに乗り換えるメリットや注意点を紹介します。
ワイモバイルから楽天モバイルに乗り換える際の手順も解説。この記事を読めば、ワイモバイルから楽天モバイルに乗り換えるべきかどうかがわかります。
ご自身の状況と照らし合わせながら、ぜひご覧ください。
ワイモバイルから楽天モバイルに乗り換えるメリット
ワイモバイルから楽天モバイルに乗り換えるメリットは次の6つです。
- 毎月の携帯料金が安くなる
- Rakuten Linkアプリを使うと通話がかけ放題
- 楽天ポイントが貯まる・使える
- 料金プランがシンプルでわかりやすい
- お得なキャンペーンを利用できる
- 解約金、事務手数料、転出料などは無料
それぞれ、詳しく解説します。
1.毎月の携帯料金が安くなる
ワイモバイルと楽天モバイルを比較すると、同じデータ使用量の場合楽天モバイルの方が料金が安く設定されています。また、楽天モバイルではデータ使用量が無制限なので、20GBを超えてしまっても通信速度の制限はかかりません。
そのため、楽天モバイルに乗り換えれば、毎月の携帯料金が安くなります。
2.Rakuten Linkアプリを使うと通話がかけ放題
楽天モバイルでは、Rakuten Linkアプリを使うと日本国内での通話がかけ放題となります。相手がRakuten Linkアプリを使っていない場合でも問題ありません。また、自分が海外にいるときでも、日本宛ての電話が無料でかけられます。
海外宛に電話する場合、相手がRakuten LINKを利用していれば無料で音声通話ができます。そのため、音声通話の多い人には楽天モバイルがおすすめです。
3.楽天ポイントが貯まる・使える
楽天モバイルでは、月々の使用料金の支払いに対して楽天ポイントが付与されます。また、楽天モバイルを契約していると、楽天市場での買い物でもらえるポイントが増えます。
さらに、楽天ポイントを料金の支払いに充てることも可能です。普段から楽天のサービスをよく使っている人にとっては、楽天モバイルは非常にお得に利用できるスマートフォンだといえます。
4.料金プランがシンプルでわかりやすい
楽天モバイルの料金体系は、Rakuten UN-LIMIT VIIのみのワンプランです。非常にシンプルでわかりやすいのが魅力です。
他のキャリアや格安SIMの料金プランはわかりにくい、自分の使い方だとどれだけ料金がかかるのかよくわからないという方でも、楽天モバイルなら検討しやすいでしょう。
5.お得なキャンペーンを利用できる
楽天モバイルでは、乗り換えに利用できるお得なキャンペーンを開催しています。詳しくは、後ほど「ワイモバイルから楽天モバイルへの乗り換えがお得になるキャンペーン」の項目で解説していますので、ぜひご覧ください。
6.解約金、契約事務手数料、転出料などは無料
ワイモバイルから楽天モバイルに乗り換える際、解約金や契約事務手数料、転出料などの費用はかかりません。乗り換えの際には、こうした費用を気にすることなく、料金やサービスだけを純粋に比較して検討できます。
ワイモバイルから楽天モバイルに乗り換えるデメリット・注意点
ワイモバイルから楽天モバイルへの乗り換えは、メリットだけではありません。気をつけるべき点は次の5つです。
- 解約違約金・端末代金の残債が発生する
- ワイモバイルの時に使っていたメールアドレス・サービスが使えなくなる
- 楽天回線エリア外はデータ使い放題にならない
- PayPayやYahooプレミアムのワイモバイル限定サービスが受けられなくなる
- 今使っているスマホが楽天モバイルでは使えない可能性あり
それぞれ、詳しく解説します。
注意点1.解約違約金・端末代金の残債が発生する
ワイモバイルでは、違約金は基本的には廃止されています。ただし、契約の条件によっては違約金が発生する可能性もあるので念のため事前に確認してください。
また、端末代の支払いが終わっていない場合、残債を支払わなければなりません。基本的には分割払いを継続するか一括で支払うかを解約時に選択できます。ただし、分割分の支払い遅れが多い場合などは、一括払いで請求される可能性があります。
また、端末代が実質無料となるような料金割引サービスを利用していた場合、解約すると割引がなくなる点には注意が必要です。
注意点2.ワイモバイルの時に使っていたメールアドレス・サービスが使えなくなる
ワイモバイルを解約すると、ワイモバイルのメールアドレスが使えなくなります。引き続きワイモバイルのメールアドレスを利用したい場合は、月額330円(税込)または年額3,300円(税込)の支払いが必要です。
また、ワイモバイル経由で契約しているサービスも、解約後には使えなくなる可能性があります。
注意点3.楽天回線エリア外はデータ使い放題にならない
楽天モバイルの魅力はデータ使い放題のプランですが、楽天回線エリア外では、5GBを上限に速度制限がかかります。
自宅や勤務先など、よく使う場所が楽天回線エリア外の場合、速度制限がかかってしまう可能性があるので注意してください。
注意点4.PayPayやYahooプレミアムのワイモバイル限定サービスが受けられなくなる
PayPayやYahooプレミアムでは、ワイモバイル限定のサービスを提供しています。ワイモバイルを解約すると、こうしたサービスが利用できなくなります。
ワイモバイル限定のサービスを頻繁に利用している人は、乗り換えた場合と比べてどちらがお得になるか、慎重に検討した方がよいでしょう。
注意点5.今使っているスマホが楽天モバイルでは使えない可能性あり
ワイモバイルの対応スマホと、楽天モバイルの対応スマホは異なります。楽天モバイルに乗り換えた場合、今使っているスマホをそのまま使えない可能性があります。
今使っている端末をそのまま利用したい場合には、事前に楽天モバイルの対応端末を確認しておきましょう。
ワイモバイルから楽天モバイルに乗り換える手順・流れ
ワイモバイルから楽天モバイルに乗り換える手順は次の通りです。
- データのバックアップをとる
- MNP予約番号を取得する
- 楽天モバイルに申し込む
- 回線を切り替える
- APN設定・初期設定を行う
それぞれの項目について、詳しく解説します。
手順1.データのバックアップをとる
端末を変更する場合には、データのバックアップをとっておきましょう。バックアップには、iPhoneならiCloud、AndroidならGoogle Oneを利用すると便利です。バックアップにはデータ通信を利用するため、WiFi環境下での作業がおすすめです。
iCloudを利用してデータをバックアップする場合には、設定アプリを開き、ユーザー名を選択してから「iCloud」をタップします。「今すぐバックアップを作成」をタップし、バックアップ完了まで待つだけです。
Google Oneを利用する場合には、Google Oneアプリを開き、画面下部の「ストレージ」をタップします。
「デバイスのバックアップ」までスクロールし、初めてバックアップする場合には「データのバックアップ設定」を、以前にバックアップしたことがある場合には「詳細を表示」をタップしてください。
バックアップの設定を確認したら「今すぐバックアップ」をタップします。後は、バックアップ完了まで待つだけです。
iPhone・Androidどちらの場合も、必要があれば個別アプリのデータ引き継ぎやバックアップの作業も行ってください。
手順2.MNP予約番号を取得する
データのバックアップが完了したら、MNP予約番号を取得します。予約番号の取得は、My Y!mobileから24時間申し込みが可能です。
ログインしたら「ご契約内容の確認」から「携帯電話番号ポータビリティ(MNP)予約関連手続き」をタップし、指示に従って手続きを進めてください。20時以降に申し込んだ場合、MNP予約番号の発行は翌朝9:00以降となります。
また、カスタマーセンターへの電話や、店舗でもMNP予約番号を発行できます。
手順3.楽天モバイルに申し込む
次に、楽天モバイルに申し込みます。申し込みは、楽天モバイルの公式サイトから可能です。
申し込むプランを選択したら、次に進んで必要なオプションやサポートなどを選択してください。その後、SIMカードかeSIMを選択します。
「この内容で申し込む」をタップすると、楽天にログインする画面が表示されます。配送先などは、ログイン後に設定できます。
手順4.回線を切り替える
楽天モバイルへの申し込みが完了し、SIMカードや端末が届いたら、回線の切り替えを行いましょう。
まずは、My楽天モバイルにアクセスします。SIMカードを利用する場合はWebで、eSIMを利用する場合はアプリをインストールしてアクセスしてください。
ログイン後、今回契約する電話番号をタップします。「転入を開始する」をタップし、注意事項を確認したら、チェックボックスにチェックを入れて「MNP転入を開始する」をタップしてください。
そのまま少し待ち「手続きが完了しました」と表示されたら回線の切り替えが完了です。
手順5.APN設定・初期設定を行う
楽天モバイルで動作確認ができている端末であれば、SIMカードを差し替えるだけでそのまま利用できます。動作確認端末ではなく、SIMカードを差しても通信ができない場合はAPN設定が必要です。
iPhoneの場合
APN設定を行う場合、次のいずれかの手順で設定画面を開きます。
- 「設定」→「モバイルデータ通信」→「通信のオプション」→「Cellular Network」
- 「設定」→「モバイルデータ通信」→「通信のオプション」→「モバイルデータ通信ネットワーク」
どちらの設定もない場合、問い合わせが必要です。
上記いずれかを開いたら、次の通りに情報を入力します。
APN名 | 楽天(rakuten.jp) |
---|---|
APN | rakuten.jp |
MCC | 440 |
MNC | 11 |
APNタイプ | default,supl |
APNプロトコル | IPv4/IPv6 |
APNローミングプロトコル | IPv4/IPv6 |
PDPタイプ | IPv4/IPv6 |
誤りがないよう、注意しながら情報を入力してください。
Androidの場合
Androidの場合、次の手順でAPN設定を行います。
- 「設定」を開く
- WiFiをオフにする
- 「ネットワークとインターネット」→「モバイルネットワーク」を選ぶ
- 「アクセスポイント名」→「APN設定」を選ぶ
- APN名「楽天(rakuten.jp)」を選ぶ
上記の手順で設定は完了です。APN名として楽天が表示されない場合には、APN設定の画面でメニューを開き「新しいAPN」を選択してください。以下の情報を入力し、保存します。
APN名 | 楽天(rakuten.jp) |
---|---|
APN | rakuten.jp |
MCC | 440 |
MNC | 11 |
APNタイプ | default,supl |
APNプロトコル | IPv4/IPv6 |
APNローミングプロトコル | IPv4/IPv6 |
PDPタイプ | IPv4/IPv6 |
保存できたら元の画面に戻り、APN名「楽天(rakuten.jp)」を選択すれば完了です。
ワイモバイルから楽天モバイルへ乗り換えるべきベストタイミング
ワイモバイルから楽天モバイルに乗り換えるベストタイミングは、月末です。
ワイモバイルを解約する場合も、楽天モバイルを契約する場合も、日割りでの料金請求は行われません。そのため、乗り換えた月はワイモバイル・楽天モバイル両方の料金を支払う必要があります。
楽天モバイルは3GBまでなら月額1,078円(税込)で利用できます。そのため、なるべく月末近くに契約し、楽天モバイルのデータ通信量を抑えるとお得です。ただし、月末ギリギリに手続きをすると、翌月まで手続きが完了しない可能性もあるため注意してください。
ワイモバイルから楽天モバイルに乗り換えるとどれくらい安くなる?
ワイモバイルから楽天モバイルに乗り換えるとどのくらい安くなるのでしょうか。それぞれの料金プランを比較しながら解説します。
ワイモバイルと楽天モバイルの料金プラン比較
ワイモバイルと楽天モバイル、それぞれの料金プランを比較すると次の表の通りです。
月額料金(税込) | 楽天モバイル | ワイモバイル |
---|---|---|
〜3GB | 1,078円 | 2,178円 |
15GB | 2,178円 | 3,278円 |
20GB | 4,158円 | |
25GB | 3,278円 | |
25GB〜 | – |
ワイモバイルと楽天モバイルでは、どのデータ使用量の場合も大体月額1,000円程度の差があります。また、15GBから20GBの間の使用量では特に金額の差が大きく、約2,000円です。
また、ワイモバイルでは、25GB以上利用できるプランはありません。25GB以上利用するならデータ容量の追加購入が必要です。
そのため、データ通信量が多ければ多い人ほど、楽天モバイルへの乗り換えがお得になるといえるでしょう。
ワイモバイルから楽天モバイルへの乗り換えはどんな人におすすめ?
ワイモバイルから楽天モバイルへの乗り換えは、誰にでもおすすめできるわけではありません。おすすめする人、しない人をそれぞれ紹介します。
おすすめする人
ワイモバイルから楽天モバイルへの乗り換えをおすすめするのは次のような人です。
- 月額料金を安くしたい人
- 音声通話が多い人
- 楽天のサービスを利用する機会が多い人
ワイモバイルから楽天モバイルに乗り換えると、月額の利用料金が安くなります。また、Rakuten LINKを利用すると、日本国内へは無料で電話をかけられます。
さらに、楽天モバイルを利用すると楽天ポイントが貯まりやすく、料金の支払いにポイントを利用することもできるため、楽天のサービスを利用する機会が多い人にとっては非常にお得です。
おすすめしない人
PayPayやYahoo! プレミアムのワイモバイル限定サービスを愛用している人には、楽天モバイルへの乗り換えはおすすめできません。ワイモバイルを解約すると、限定サービスは利用できなくなってしまいます。
普段、ワイモバイルを使っていることでどれだけお得になっているか、一度計算してみると乗り換えるべきかどうかがわかりやすいでしょう。
ワイモバイルから楽天モバイルへの乗り換えがお得になるキャンペーン
ワイモバイルから楽天モバイルへの乗り換えがお得になるキャンペーンは次の3つです。
- スマホ/WiFiトク得乗り換え 最大19,000円分お得
- iPhoneトク得乗り換え 最大24,000ポイント還元
- 楽天モバイルへの初めての申し込みで最大8,000円分ポイント還元
それぞれの内容を詳しく解説します。
スマホ/WiFiトク得乗り換え 最大19,000円分お得
出典:楽天モバイル
スマホ/WiFiトク得乗り換え 最大19,000円分お得キャンペーンは、次の3つの条件を満たすことで最大19,000円分の特典を受け取れるキャンペーンです。
- Rakuten UN-LIMIT VIIを初めて申し込み&対象製品を購入
- プランの利用開始
- Rakuten Linkアプリで10秒以上通話
上記の条件を満たすと、製品価格最大16,000円引きに加えて、期間限定ポイントとして3,000ポイントが付与されます。プランの利用開始とRakuten Linkアプリで10秒以上の通話は、申し込みの翌月末日23:59が締め切りとなっていますので注意してください。
iPhoneトク得乗り換え 最大24,000ポイント還元
出典:楽天モバイル
iPhoneトク得乗り換え 最大24,000ポイント還元キャンペーンは、次の3つの条件を満たすことで最大24,000円分のポイント還元を受けられるキャンペーンです。
- Rakuten UN-LIMIT VIIを初めて申し込み&対象製品を購入
- プランの利用開始
- Rakuten Linkアプリで10秒以上通話
プランの利用開始とRakuten Linkアプリで10秒以上の通話は、上記キャンペーンと同様に申し込みの翌月末日23:59が締め切りです。
楽天モバイルへの初めての申し込みで最大8,000円分ポイント還元
出典:楽天モバイル
楽天モバイルへの初めての申し込みなら、スマホを購入しなくても最大8,000ポイントの還元が受けられます。キャンペーンの適用条件は次の通りです。
- Rakuten UN-LIMIT VIIを初めて申し込み
- プランの利用開始
- Rakuten Linkアプリで10秒以上通話
他のキャンペーンと同様に、プランの利用開始とRakuten Linkアプリで10秒以上の通話は申し込みの翌月末日23:59が締め切りです。
ワイモバイルから楽天モバイルへの乗り換えに関するQ&A
ワイモバイルから楽天モバイルへの乗り換えに関する、よくある質問を集めました。
Q.乗り換え後に使えなくなるワイモバイルのサービスは何?
乗り換え後に使えなくなるワイモバイルのサービスは次の2つです。
- Yahoo! プレミアム会員特典を追加料金なしで利用
- Yahoo! ショッピングでお得なポイント還元
Q.端末代金の残債があっても乗り換え可能?
端末代金の残債があっても乗り換えは可能です。残債は、解約時に一括で支払うか、そのまま分割支払いを継続するか選べます。
Q.乗り換えるために必要な手数料はいくら?
乗り換えに必要な手数料はありません。
Q.開通までどれくらいかかる?
手元に端末がありeSIMを利用する場合、最短で即日の開通が可能です。SIMカードを申し込んだ場合、1週間程度でSIMカードが到着し、それから手続きができます。端末を楽天モバイルで購入した場合も、SIMカードの場合と同様です。
MNPの予約番号は、20:00までであれば即日発行できます。また、開通手続きは21:00までの申し込みなら即日手続き可能です。どちらも、決まった時間以降の申し込みは翌朝9:00以降に手続きが行われます。
Q.申込み後のキャンセルは可能?
MNP予約番号は発行後15日以内に楽天モバイルの開通手続きをしない場合自動的にキャンセルとなります。端末やSIMカードを購入する場合には、発送前ならキャンセルが可能です。
Q.最新のiPhoneは楽天モバイルで購入できる?
最新のiPhoneは楽天モバイルで購入可能です。
Q.楽天モバイルの引き落とし日は?初月は日割り?
楽天モバイルの引き落とし日は、口座振替と楽天カードの場合27日です。その他のカードの場合はクレジットカードの引き落とし日です。初月の日割りはありません。
ワイモバイルから楽天モバイルへの乗り換えまとめ
この記事のまとめ
- ワイモバイルから楽天モバイルに乗り換えると月額料金が安くなる
- Yahoo! プレミアムのサービスを活用している場合乗り換えると損をする可能性
- 端末をそのまま利用できない可能性がある
ワイモバイルから楽天モバイルに乗り換えた場合、月額料金が安くなります。ただし、Yahoo! プレミアムのサービスやPayPayを活用している場合、解約すると損をしてしまう可能性があるため注意が必要です。
また、乗り換えには端末の変更が必要になる可能性があります。乗り換え前に楽天モバイルの動作確認端末をチェックしておきましょう。
この記事を参考に、ワイモバイルから楽天モバイルへの乗り換えを検討してみてください。