ahamoでタブレットは使える!データプラスとの比較・申込方法や対応機種を解説

ahamoと、iPadのようなタブレットの関係についてまとめました。この記事を読めば、ahamoの申込方法、タブレットの使用可否と対応端末、ドコモのデータプラスとの比較や乗り換え方法、ahamoでタブレットを使う際の注意点などがわかります。
この記事の目次
ahamoは、2021年3月に始まったドコモのオンライン専用料金プランです。
月20GBで2,970円(税込)という格安な料金で人気を博していますが、ahamoでiPadのようなタブレットで使いたいと考えている人も多いのではないでしょうか。
この記事を読めば、ahamoの申し込み方法や対応端末はもちろんのこと、そもそもahamoでタブレットは使えるのかどうか、ドコモのデータプラスと比較するとどちらがお得なのか、ahamoでタブレットを使いたい場合に注意すべき点などがわかります。
ahamoでタブレットを使いたい人は、ぜひ参考にしてください。
ahamoでタブレットは使える?
最初に、ahamoでiPadのようなタブレットは使えるのか、使えるとしたらどのようにすれば使えるのか、を紹介しましょう。
タブレット専用での契約も可能
結論から先に述べると、ahamoでタブレットは使えます。
ただし、ahamoにタブレット向けの専用プラン(データプラン)といったようなものはありません。
そのためスマホでahamoを使う場合と同様に、ahamoを契約して、発行されたSIMカードをタブレットに挿して使うことになります。
ahamoはスマホで使う前提のため、音声通話ができるSIMカードが発行されます。そのSIMカードを音声通話ができないタブレットで使うことになりますが、これにはまったく問題はありません。
SIMカード差し替え方法はこちらの記事で詳しく説明していますので、あわせて参考にしてください。
テザリングでの使用もできる
テザリングとは、SIMカードを挿してインターネット回線に接続されたスマホを介して、ノートパソコンや携帯ゲーム機などをインターネットに接続する機能のことです。
テザリングを使えば、ノートパソコンや携帯ゲーム機自体にSIMカードを挿せなくても、スマホの回線を利用することでインターネットに接続できる、というわけです。
この方法で、ahamoのSIMカードを挿しているスマホを介してタブレットでインターネットを使えます。
ahamoの対応タブレット機種
タブレットに限らず、ahamoはahamoで使える「対応端末」の一覧をahamo公式サイト上で公表しています。
対応端末は、ahamo側で動作確認が取れています。そのため、ahamoを問題なく使えます(すべての端末で、すべての動作が保証されるわけではありません)。
対応端末に掲載されていないスマホ・タブレットでは、「必ずahamoが使えない」ことはありませんが、ahamo側で動作の確認が取れていない上、何か不具合が発生しても一切の保証やサポートはありません。
そのため、ahamoでスマホ・タブレットを使うには、この対応端末一覧に掲載されていることが必須といえます。
現時点で、対応端末一覧に掲載されているタブレットは以下の通りです。
種別 | 機種名 |
---|---|
iPad | 11インチiPad Pro(第3世代)、11インチiPad Pro(第2世代)、11インチiPad Pro(第1世代)、12.9インチiPad Pro(第5世代)、12.9インチiPad Pro(第4世代)、12.9インチiPad Pro(第3世代)、12.9インチiPad Pro(第2世代)、12.9インチiPad Pro(第1世代)、10.5インチiPad Pro、9.7インチiPad Pro、iPad Air(第4世代)、iPad Air(第3世代)、iPad Air(第2世代)、iPad Air(第1世代)、iPad(第9世代)、iPad(第8世代)、iPad(第7世代)、iPad(第6世代)、iPad(第5世代)、iPad mini(第6世代)、iPad mini(第5世代)、iPad mini(第4世代)、iPad mini(第3世代)、iPad mini(第2世代) |
Androidタブレット | ARROWS Tab F-02F、arrows Tab F-02K、ARROWS Tab F-03G、arrows Tab F-04H、ARROWS Tab F-05E、ARROWS Tab LTE F-01D、dtab Compact d-01J、dtab Compact d-02H、dtab Compact d-02K、dtab d-01G、dtab d-01H、dtab d-01K、MEDIAS TAB N-06D、GALAXY Tab 10.1 LTE SC-01D、GALAXY Tab 7.7 Plus SC-01E、GALAXY Tab S 8.4 SC-03G、dtab d-41A、Xperia Tablet Z SO-03E、Xperia Z2 Tablet SO-05F、Xperia Z4 Tablet SO-05G |


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申込方法
ahamoはオンライン手続き専用のプランなので、申し込み手続きも原則としてオンラインで進めます。
ahamoのオンライン申し込み手続きの流れは「ドコモを契約中か、他社を契約中か」「スマホとSIMをセットで購入するか、SIMカードのみ契約するか、eSIMを契約するか」など、申し込み形態によって流れが多少異なります。
ここで紹介するのは「ドコモ契約中の人が料金プランのみahamoに変更する」ケースで申し込みの流れです。
なお、ドコモ契約中の人がahamoに変更するにあたっては、最低限「dアカウントの取得」と「dポイントクラブへの入会 & dポイントカード利用者登録」(どちらも無料)が必要です。
更に、契約状況によっては事前に申し込みや変更、廃止が必要なサービスがあります。これはahamoの手続きを進めようとすると、対応が必要な場合は案内が出るので、基本的にはその段階で案内に従って処理をすれば大丈夫です。
ドコモ契約中の人が料金プランのみahamoに変更する際の流れは以下の通りです。
【ドコモ→ahamo】ahamoの申し込み方法
- ahamo公式サイトへアクセスし、「今すぐ申し込み」をタップ
- 「契約形態の選択」で、該当の契約形態を選択して「次へ」をタップ(ここでは「docomo契約中の方」「料金プラン変更のみ」を選択)
- 「ahamoご契約前の確認」で、利用する端末が対応端末であること、VoLTEの設定がオンであることを確認の上、「上記の内容を確認しました」にチェックを入れて「手続きへ」をタップ
- 「ご注意・ご確認事項」で、ahamoを契約するにあたっての注意・確認事項が表示されるので、目を通した上で「はい」をタップ
- 「料金プランの選択」で、「ahamo」を選択した上で、音声通話定額オプションやその他オプションを選択し
- 画面を下へスクロールし、廃止になるサービスと継続になるサービスの一覧、適用開始日などが表示されるので確認
- 更に画面を下へスクロールすると、申込書の電子交付の方法の選択箇所があるので、指定のメールアドレスか、登録済みの連絡先メールアドレスかを選択する
- 「同意が必要な注意事項」で、利用するサービスや廃止となるサービスについて詳細な注意事項が表示されるので、それぞれを確認の上で「同意する」にチェックを入れる
- 解約金に関する注意事項が表示されるので、「はい」をタップ
- 「お手続き内容の確認」が表示されるので、必要箇所にチェックを入れた後、すべて目を通して問題がなければ「この内容で手続きを完了する」をタップ
すべての手続きが終了すると、電子申込書の送信先に指定したメールアドレスにメールが届きますので、内容に問題がないかどうか確認してください。
ahamoはドコモショップで申し込むこともできる
ahamoはオンライン手続き専用のプランですが、2021年4月から「ahamo Webお申込みサポート」(3,300円(税込))という有償サポートが始まりました。
これにより、ドコモショップでスタッフのサポートを受けながら新規契約・他社からのMNP・ドコモからの料金プランの変更手続きをできるようになっています。
「オンラインでの手続きに不安がある」「スタッフの助けを受けながら手続きをしたい」という人は、ahamo Webお申込みサービスを活用するとよいでしょう。
ahamo Webお申込みサポートは、手続きをしたいドコモショップへの来店予約を行う必要があります。いきなりドコモショップへ行っても手続きは不可能なので、注意してください。
ドコモショップの来店予約の流れは、以下の通りです。来店予約にはdアカウントが必要なので、事前に取得するようにしてください(無料)。
ドコモショップの来店予約方法
- ドコモ公式サイトトップページから「ショップ」をタップ
- 画面を下へスクロールし、「条件を指定して検索」から行きたいドコモショップを検索
- 行きたいドコモショップが画面に表示されたら画面下の「来店予約」をタップ
- 来店の目的をタップ→「次へ進む」をタップ
- dアカウントでログインする
- 「他にご希望されるお手続きはございますか」で「はい」もしくは「いいえ」を選択(ここでは「いいえ」を選択)
- 「来店されるのはご契約者本人さまですか」で「本人」もしくは「本人以外」を選択(ここでは「本人」を選択)
- 「確認済み」をタップ→「次へ進む」をタップ
- 希望の日時を選択→「次へ進む」をタップ
- 「お客様情報の入力」で必要事項を入力→
- 入力した必要事項に間違いないことを確認し、「同意して予約する」をタップ
ドコモのデータプラスとahamoはどっちがお得?
次に、タブレットを使ったデータ通信を行う場合に、ドコモの「ギガプラン」と組み合わせることでデータ量をシェアできる「データプラス」を使うのと、ahamoを使うのとではどちらがお得になるのかを紹介します。
なお、ここでいうギガプランとは、「5Gギガホ プレミア」「5Gギガホ」(新規受付終了済み)「5Gギガライト」「ギガホ プレミア」「ギガホ」(新規受付終了済み)「ギガライト」の総称です。
ahamoではデータプラス使用不可
最初に大事なことを述べておきますが、ahamoでデータプラスを組み合わせて使うことはできません。
データプラスを組み合わせて使えるのは、あくまでもドコモのギガプランのみです。
そしてahamoには、ドコモのギガプラン + データプラスのような「2枚のSIMで1つの料金プランのデータ量を分け合う」という方法はありません。
ドコモデータプラスとahamoの料金比較
それではここで、ドコモのギガプランにデータプランを組み合わせた場合と、ahamoの料金を比較してみましょう。
まずはahamoからです。
ahamo | |
---|---|
データ容量 | 料金 |
20GB | 2,970円(税込) |
ahamoの料金は極めて単純なワンプランで、月20GB・2,970円(税込)です。
音声通話は、1回5分までの国内通話が回数無制限で無料になります。
続いてギガプラン + データプラスです。
ギガプラン + データプラス | ||||
---|---|---|---|---|
料金プラン | データ容量 | 料金 | データプラス | 合計 |
5Gギガホ プレミア | 無制限 | 7,315円(税込) | 1,100円(税込) | 8,415円(税込) |
5Gギガライト | ~1GB | 3,465円(税込) | 4,565円(税込) | |
1GB~3GB | 4,565円(税込) | 5,665円(税込) | ||
3GB~5GB | 5,665円(税込) | 6,765円(税込) | ||
5GB~7GB | 6,765円(税込) | 7,865円(税込) | ||
ギガホ プレミア | ~3GB | 5,555円(税込) | 6,655円(税込) | |
3GB~60GB | 7,205円(税込) | 8,305円(税込) | ||
ギガライト | ~1GB | 3,465円(税込) | 4,565円(税込) | |
1GB~3GB | 4,565円(税込) | 5,665円(税込) | ||
3GB~5GB | 5,665円(税込) | 6,765円(税込) | ||
5GB~7GB | 6,765円(税込) | 7,865円(税込) |
ギガプランは、5G向けの5Gギガホ プレミアと5Gギガライト、4G向けのギガホ プレミアとギガライトに分かれます。
このうち、5GBギガホ プレミアのみがデータ容量無制限で、それ以外は毎月の利用データ量に応じた段階料金制です。
スマホとタブレットを合わせたデータ通信量が月20GB以内であれば、ahamoの方が圧倒的にお得です。
月20GBを超える場合は少し注意が必要になります。
「ギガプラン + データプラス」とahamoの料金比較の考え方
- 月20GBまでならahamoの方がお得
- 月29GBまでなら「ahamo + 追加データ量購入」の方がお得
- 月30GB以上なら「5GBギガホ プレミア + データプラス」もしくは「ギガホ プレミア + データプラス」がお得
ahamoで月20GB以上の高速データ通信をしたい場合、追加データ容量を1GBあたり550円(税込)で購入しなくてはなりません。
すると、10GB追加したところで、ahamoの月額料金2,970円(税込) に加えて追加データ容量1GB550円(税込) × 10GB = 5,500円(税込)が発生、合計が8,470円(税込)となります。
つまり、この時点でギガホ プレミアの3GB~60GBの7,205円(税込)にデータプラス1,100円(税込)を加えた8,305円(税込)を超えてしまいます。
また、5GBギガホ プレミアの7,315円(税込) + データプラス1,100円(税込)の合計8,415円(税込)も超えてしまいます。
このことから、月30GB以上であればahamoよりもギガホプレミア + データプラス、もしくは5Gギガホ プレミアの方がお得である、といえます。
データプラスからahamoへ乗り換える方法
繰り返しになりますが、ahamoではデータプラスが使えません。
そのため、ahamoに乗り換える際に、ahamo以外に別途(ドコモで)タブレット用の回線をもつつもりがないのであれば、ギガプランに紐づいているデータプラスを解約する必要があります。
データプラスの解約は、ahamoへの乗り換え手続きをする前に、Webかドコモショップで行ってください。コールセンターでは出来ませんので要注意です。
なお、Webでの解約手続きは、dアカウントでのログインさえ出来れば問題ありません。データプラス契約に紐づいているSIMカードや、モバイルネットワーク接続の必要はなく、WiFi経由でも大丈夫です。
データプラスの解約が済んだら、前述の通りahamoの契約を進めてください。
ahamoでタブレットを使う際のポイント
最後に、ahamoでタブレットを使う際に押さえておきたいポイントをまとめて紹介します。
セット購入はできない
ahamoは、ahamoの契約時にタブレットをセット購入することは出来ません。
そのため、ahamoでタブレットを使いたければ別途用意する必要があります。
タブレットを用意する際は、ahamo公式サイトで対応端末になっているかどうかを必ず確認するようにしてください。
セルラーモデルを使う
タブレットには「WiFiモデル」と「セルラーモデル」が存在します。
WiFiモデルとは、WiFiに接続して使うものです。SIMカードスロットを備えていないので、SIMカードを挿して使うことはできません。
一方のセルラーモデルは、SIMカードスロットを備えています。そのため、スマホのようにSIMカードを挿れてモバイル回線に接続して使うことが出来ます。もちろんWiFiに接続して使うことも可能です。
ahamoでタブレットを使いたい場合は、ahamoのSIMカードが挿せるセルラーモデルを使うようにしてください(テザリングして使う場合はWiFiモデルでもOK)。
ドコモのデータプラスは自動解約されない
これは前述しましたが、ドコモをギガプラン + データプラスの組み合わせで使っていた場合、必ずahamoへの乗り換え手続き前にデータプラスを解約してください。
データプラスは自動解約されません。
スマホとタブレットのデータシェアはできない
ahamoは月に20GBのデータ通信ができますが、これはあくまでも1枚のSIMカードに対して与えられるデータ容量です。
ahamoは1つの契約に対して1枚のSIMカードしか発行されません。つまり、複数のSIMカードでデータをシェアすることは出来ません。
ahamoでスマホとタブレットの両方を使いたい場合は、「スマホとタブレットでSIMカードを挿し替えながら使う」か、「SIMカードはスマホ(もしくはタブレット)に挿し、タブレット(もしくはスマホ)はテザリングして使う」のいずれかになります。
ahamoでお得にタブレット生活を送ろう!
以上、ahamoとiPadのようなタブレットの関係について、「ahamoでタブレットは使えるのか」「ahamo対応のタブレット機種」「ahamoの申し込み方法」や、「ahamoとデータプラスの関係と料金比較」「データプラスからahamoに乗り換える方法」をまとめました。
あわせて、ahamoでタブレットを使う際に見逃せない4つのポイントも紹介しました。
ahamoとタブレットの関係
- ahamoでタブレットは使えるが、専用のデータプランはない
- ahamoのSIMカードを挿したスマホのテザリング機能を使って、タブレットを使う手もある
- ahamo対応タブレットは、ahamo公式サイトの「対応端末一覧」を確認
- ahamoの申し込みは原則オンラインだが、ドコモショップでの有償サポートもある
- ahamoで「データプラス」は契約不可
- ahamoとドコモのギガプラン + データプラスを比較すると、月20GBまでならahamoの方がお得
- 月29GBまでなら「ahamo + 追加データ量購入」の方がお得
- 月30GB以上なら「5GBギガホ プレミア + データプラス」もしくは「ギガホ プレミア + データプラス」がお得
- ahamo契約前にデータプラスは解約する必要がある(自動解約はされない)
- ahamoでタブレットのセット契約は出来ない
- ahamoでタブレットを使うならセルラーモデルを使う
- ahamoでスマホとタブレットのデータシェアは不可
ahamoの月20GBまでというデータ容量は、自宅や会社・学校でWiFiを活用すれば、多くの人にとって十分な容量です。
そのため、ahamoでタブレットを使いたい場合は「スマホにahamoのSIMを挿して、タブレットはスマホのテザリングで使う」のが最も現実的でおすすめといえます。