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iPhoneの防水性能はどのくらい?防水時の対処法・防水ケースも紹介

更新日:2020.12.28

最新機種のiPhone12の防水のIP等級、値下げが期待できるiPhone11やSEの防水機能を詳しく見てみましょう。iPhoneは完全防水ではないので、水没や水濡れの対処時に注意点もあります。iPhoneを水没させてしまったときの対処法や、故障を防ぐ防水ケースなどを紹介します。

水没や水濡れにも強いiPhoneですが、すべてのモデルで完全防水が備わっているのでしょうか?

機種によって防水性能は異なるので、防水規格(IP)についてしっかり把握し、故障の原因になる使い方を防ぎましょう。

防水規格(IP)とは?iPhoneの防水性能を比較

iPhoneの最新機種は、防水機能のおかげで水濡れや水没のリスクに対しても強く、安心して使用できます。

防水性能は防水規格(IP)によって機能が裏付けされています。防水規格(IP)について詳しく確認してみましょう。

iPhoneの古い機種から最新のiPhone 12まで、各機種の防水性能を比較します。

防水規格(IP)とは

IPとは「Ingress Protection」の頭文字で、防水・防塵性能を測る国際規格です。

規格に基づいてテストが実施され、防塵と防水の両方の等級が数字によって表されています。

防水規格(IP)

  • 左の数字:人体・固形物体に対する保護【防塵機能の性能】
  • 右の数字:水の侵入に対する保護【防水機能の性能】

例えばIP68なら、防塵機能の最高数値6が表記されているので完全な防塵構造です。

また、防水機能の最高数値8の表記によって水面下での使用が可能であることが示されています。

IPで規格されている防水機能は0から数えて最高数値が8なので、IP0~8までの9等級が存在します。

IPのテスト方法

  1. IP0:テストなし
  2. IP1:200mmの高さより10分の水滴を3〜5mm/分
  3. IP2:200mmの高さより10分の15°の水滴を3〜5mm/分
  4. IP3:200mmの高さより10分の60°の放水10ℓ/分
  5. IP4:300〜500mmの高さより10分の放水を全方向に10ℓ/分
  6. IP5:3mの距離から3分間の噴流水を全方向に 12.5ℓ/分・30kpa
  7. IP6:3mの距離から3分間の噴流水を全方向に 100ℓ/分・100kpa
  8. IP7:水面下で30分間15㎝〜1m
  9. IP8:継続的に水没しても内部に浸水しない

最高値の8級の防水性能に関しては、水面下での使用でどれほど耐えられるのか、メーカーによるテストが行われる取り決めになっています。

iPhoneの最新機種ではより厳しい状況下でのテストが行われ、防水機能が向上していることが開示されています。

iPhoneの防水機能ってどれくらい?

IP等級とAppleによる防水テストの方法を表にしました。同じIP68でも最新機種ではテスト方法が異なり、より向上した防水性能が明示されています。

IP等級Appleによるテスト
iPhone 6s以前なしなし
iPhone 7 / 7plusIP67水深1メートルで最大30分間
iPhone 8 / 8plusIP67水深1メートルで最大30分間
iPhone X / XRIP67水深1メートルで最大30分間
iPhone XS / XS MaxIP68水深2メートルで最大30分間
iPhone SE(第2世代)IP67水深1メートルで最大30分間
iPhone 11IP68水深2メートルで最大30分間
iPhone 11 ProIP68水深4メートルで最大30分間
iPhone 12 / mini / Pro / Pro MaxIP68水深6メートルで最大30分間

最新機種のiPhone 12シリーズは最も高い防水性能を備えていることがわかります。

iPhoneの防水機能の注意点

厳しい防水テストをクリアしているiPhoneとはいえ、実は完全防水ではありません

長時間の水面下の使用が可能というわけではなく、一時的な水没に耐えられる性能が施されているという認識が正しいようです。Apple公式サイトにも「耐水機能」を備えていると表記されています。

だからといって、最高値の防水機能があるから水没や水濡れのリスクにさらしても平気と考えるのは危険です。具体的にどんな場面で防水機能の過信に注意すべきか、見ていきましょう。

お風呂でiPhoneは使えるの?

IP67やIP68の防水機能のあるiPhone7以降は、一見バスルームでの使用も可能に思えます。しかし、iPhoneの通過した防水テストは常温の水温で試されています。

お風呂の水蒸気や湿度、入浴剤の成分などはテスト外の使用環境になるので、故障のリスクへの注意が必要です。

Appleの公式サイトに載せられている防沫・耐水・防塵性能についてのページでは、次のような使用方法を避けるよう注意が促されています。

iPhone7以降の防沫・耐水・防塵性能について

  • iPhoneを着用したままの遊泳または入浴
  • サウナやスチームルームでの使用
  • 推奨される温度範囲外、または極度に湿度の高い条件下での使用
  • 石鹸、洗剤、毛髪染料、などの溶剤や化粧用液体の付着

iPhoneに推奨される湿度範囲は95%が上限なので、結露しているバスルームは推奨外の環境になります。

入浴剤の混ざった浴槽内に誤って落としてしまったら、単なる水没ではなく不純物の混ざった液体の中の水没になり、iPhoneが故障する可能性も高くなるでしょう。

お風呂での短時間の使用なら可能かもしれませんが、入浴剤などを混ぜた浴槽の近くや湿度や温度の高くなった場所での使用、それも動画を見るなどの長時間の動作はかなりリスキーと言えます。

防水性能が高いとはいえ、過信せず水濡れには注意して利用しましょう。

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時間の経過と共に防水・防塵機能は落ちる

バッテリーなどの他の機能と同じように、防水・防塵機能も消耗・劣化するものです。IP68の高い防水・防塵性能のあるiPhoneであったとしても、年数が経つにつれ性能が落ちてくると考えられます。

水没や水濡れがずっと保証されるわけではないことを念頭において、使用年数の長いiPhoneの水濡れの危険に注意しましょう。

水没によるiPhoneの故障は保証対象外

購入後すべての製品には1年間のAppleCareの保証サービスがついてきます。しかし、この1年限定保証では水没は保証対象外です。

水没の故障に対する保証をつけたい場合は、Apple Care+ for iPhoneやキャリアの補償サービスに加入しましょう。追加で保証サービスに入っているなら修理費用を比較的安価に抑えられるかもしれません。

しかし、保証サービスに加入していたとしても、水没や水濡れの故障が保証対象外になるリスクも否定できません。お風呂などiPhoneの推奨されていない場所での使用に保証が適用されない可能性があるからです。

AppleCare+に加入していなかったり、保証対象外になったりすると、修理がかなりの高額になってしまうので、水濡れにはよく注意して使用するのが重要です。

水に濡れたままの充電は危険

防水機能があるので、雨に打たれたり水がかかったりしてもある程度は安心して利用できます。しかし、濡れた状態での充電には気をつけましょう。

濡れたまま充電すること自体が危険ですし、濡れた状態の充電やアクセサリーの使用がiPhoneの故障の原因になります。iPhone本体がよく乾いてから充電するようにしてください。

iPhoneを水没させてしまったら

iPhoneが水没したときの対処法によって、故障の有無に大きな違いがあります。

水没させてしまったときすぐに試してほしい応急処置と、やってはいけない対処法について見ていきましょう。

iPhone水没時の応急処置方法

防水機能があるiPhoneだとしても対処法を間違えると故障のリスクは高まるので、水没や水濡れの際にどう対処したらいいか正しい処置方法を知っておきましょう。

iPhoneを水没させてしまったら、まず以下の方法で対応してください。

電源をoffにする

水没した直後はすぐにiPhoneの電源を切っておきましょう。電源がついたままだとiPhoneの起動中にショートしてしまうかもしれません。

水没そのものが原因で故障になるよりも、内部に入った水が電気回路を通る電気とショートして重大な損傷につながることのほうが多いようです。

電源はすぐにoffにして、電気経路と水が接触するのを防ぐようにしましょう。

カバー、アクセサリーを外す

iPhoneのカバーやケースが水を吸い込んでいると水がそのままiPhoneに侵入してしまう可能性があります。カバー類はすぐに外してiPhone本体をしっかり乾かせるようにしましょう。

さらにケーブル類やアクセサリー類も外しておく必要があります。充電コネクターなど付属品がそのままになっていると、付属品も故障してしまうかもしれません。

iPhoneについているもので外せるものはすべて取り外しておきましょう。

水分をよく拭き取る

iPhoneについた水分を丁寧に拭き取ります。拭き取るときにiPhoneを傷つけないよう、表面の柔らかい布でやさしく丁寧に拭くのを心がけましょう。

Lightningコネクターを下に向けて手のひらに置いて優しくたたくとコネクターの中の水分を飛ばせます。ただし、iPhoneを左右や前後に振ったりするのは厳禁です。

SIMカードを抜き取る

SIMカードも取り出して水分を飛ばす必要があります。SIMトレーやSIMカードに水分が残っていると、iPhoneとSIMカード両方の故障や不具合の原因になります。

SIMカードに水分がついていたら丁寧に拭いて、水気をとりましょう。

しっかりと乾燥させる

表面に見える水分は拭き取れても、内部へ侵入した水分が残っていると故障の原因になります。

防水機能が働いて内部に水分が入っていないといいのですが、SIMカードを取り出したときなどに水分がついていたら、内部まで水が入ってしまった可能性も否定できません。

内部の水分をしっかり乾燥させるには、乾燥剤と密閉できる袋を使いましょう。乾燥剤はお菓子の袋などに入っているものや100円ショップなどでも手に入ります。

乾燥剤とiPhoneをジップロックのついたビニール袋に入れ、1日ほど待って内部の水分を乾燥させます。

もし乾燥剤などが手に入らなくても、風通しの良い湿気のない場所に数日置いておけば自然乾燥ができます。

扇風機などでLightningコネクターに風を当てると、より早くiPhoneを乾かすことができるでしょう。

iPhone 水没時にやってはいけないこと

水没させてしまったときの対処としてNGとなる方法もあります。

良かれと思ってやってしまいがちなのですが、水没時には避けた方がいい場面を紹介します。

水分を飛ばすためiPhoneを振る

水気を吹き飛ばすつもりでiPhoneを振ってしまうと、中に入ってしまった水分が内部で拡散してより危険な場所へ入り込んでしまう危険があります。

Lightningコネクターを下に向けてから、軽くたたくような処置はAppleの公式サイトでも推奨されています。ただし、上下左右に振るのは逆効果なので気をつけましょう。

ドライヤーで乾かす

水分を乾かさなければいけないと思うと、つい熱を使って乾燥させたくなりますが、熱風はiPhone本体にとって良くありません。熱の影響でiPhoneの部品や電気系統の故障のリスクがあります。

さらに、真水以外の水分が侵入していた場合、水分以外の成分が熱で焼けてしまったり変異したりする可能性もあります。iPhoneを乾かすのはあくまで自然乾燥をおすすめします。

iPhoneを水没から守るには「完全防水ケース」を使おう

防水機能のあるiPhoneでも浴室や海水浴で利用するのはリスクがあるので、防水対策を強化するために完全防水ケースを活用しましょう。

防水性能がIP8のレベルカバーをつければ、iPhoneを持って海の中にもぐるなんてことも可能です。もちろんそうしたリスキーな使用をするなら、使用に適した完全防水ケースを選ぶ必要があります。

おすすめしたいiPhone用の完全防水ケースを紹介するので、用途やニーズに合わせて選んでみてください。

米軍軍用規格もパスした海水浴向け防水ケース「LIFEPRROOF」

水深2mの防水試験をクリアしたIP8の防水機能を持ち、耐衝撃・防塵・防雪も最高クラスのスマホケースです。

米軍軍用規格「MIL STD 810G-516.6」で強力な耐衝撃がテストされているので、ビーチやキャンプなどのアウトドアでも安心してiPhoneを扱えるでしょう。

360度保護するケースなのに、特別構造でスピーカーは聞こえやすいのも高ポイントです。iPhoneの様々な機種にも対応し、カラーも豊富なので選びやすいでしょう。

他の防水ケースと比べると値段は張りますが、アクティブに動きつつしっかり安全にスマホを保護したい人にぴったりの防水ケースとなっています。

iPhone11シリーズ用極薄完全防水ケース「Temdan」

iPhone 11/11 Pro/Max Pro用のIP68の防水・防塵ができるTemdanのケースは、超薄0.26mmのタッチスクリーンで、重量はわずか69g

防水ケースは重くてスマホが扱いづらくなるというイメージを払拭してくれる軽量薄型のデザインになっています。

軽くて操作性が抜群で、ワイヤレス充電もケースをつけたままできる利便性の高さが魅力です。

比較的安価で保護もばっちりクリアケースタイプの「Owltech」

ハードカバータイプでがっちり保護するよりも、シーンに合わせて必要な時だけ水の危険から保護したいという場合は、ソフトケースの防水対策がおすすめです。

OwltechのクリアケースはIP68の防水・防塵機能があるだけでなく、ケースを開け締めが簡単で、スマホ操作も問題なく行える利便性に富んでいます。

水に浮くタイプなので、誤って水の中に落としてもすぐに見つけられるでしょう。首からかけられるネックストラップもアウトドアのアクティビティで活躍すること間違いなしです。

防水機能のあるケースを始めて使うという人は、比較的安価でコスパのいいOwltechのケースで試してみるといいでしょう。

浮かんで光るおしゃれな防水クリアケース「DIVAID」

iPhoneと一緒に500円玉を6枚入れても沈まない浮力を持つフローティング防水ケースです。エアクッションの特殊構造で水中のスマホが常に浮いてくれるので、海水浴やお風呂で大活躍するでしょう。

水の中で浮くだけでなく、太陽やライトの光を蓄えて暗闇で光る蓄光機能もあるケースもあり、花柄やトロピカルデザイン、ディズニーやMarvelのキャラクターなど様々なデザインが魅力的です。

防水機能はもちろんIP68で、水深20mで30分の防水が可能。約縦16×横8cm以下のスマホが収納できるので、様々な機種に対応してくれます。

新しいiPhoneは防水性能が進化している

iPhone 7から備わった防水機能は、最新モデルが発表されるごとに進化して、ますます水に強いボディを備えています。

iPhone 11はIP68の最高クラスの防水性能で、iPhone11 ProとPro Maxは、水深4mの30分にも耐えられる性能と発表されています。

iPhone 11は、iPhone 12の発売によりAppleにて値下げされました。iPhone 11の発売時より約1万円値下がりしています。

高いスペックのiPhoneに買い替えを考えている人は、お買い得のiPhone 11シリーズのスペックや比較をチェックしましょう。

iPhone 12の防水性能はAppleの公式サイトで公開され、ほぼ予想通り性能が向上しています。iPhone 11 Pro・Pro Maxの水深4mのさらに上をいく、水深6mで30分間耐えられる性能です。

気になる最新iPhone 12のスペックや値段をチェックしてみましょう。

iPhone SEでも防水性能は向上しており、第2世代ではIP67の高レベルの耐水が備わっています。初代iPhone SEには防水機能はなく水に弱いのが残念でしたが、iPhone SE第2世代は防水性能も備わったコスパのいいiPhoneです。

防水性能があるスマホにしたいけど高額はかけられないという人にぜひ検討してほしいモデルなので、iPhone SEの魅力とお得な購入方法をチェックしてみてください。

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