通話定額MVNOまとめ!21社比較して最適プランを紹介します
MVNOの通話定額のプランは増え続け、今や完全かけ放題の形になった通話定額も登場し、ますます使いやすくなっています!格安SIMの乗り換えを考えているなら、通話定額プランのMVNOは要チェック!かけ放題のMVNOを一挙比較し、どの通話定額が自分に一番合うのか考えてみましょう。
MVNOの通話定額はますますパワーアップ!通話定額が多くのMVNOで始まったことで、格安SIMのウィークポイントも確実に解消しています。制限時間も回数制限もなしの、完全かけ放題も提供されるようになりました。格安SIMに乗り換えることを今考えているなら、どのMVNOでどんな通話定額プランがあるのか要チェック!かけ放題のMVNOを一挙比較してみましょう。
MVNOの通話定額とは?
MVNOで言う通話定額には様々な形がありますが、多くの場合オプションで利用できるようになっています。MVNOが通話定額にこれほど力を入れてきているのはなぜでしょうか?MVNOの通話定額は必要なのか、格安SIMのユーザーにどんなメリットがあるのか、どのMVNOでこのオプションを利用できるのか見ていきましょう。
MVNOの通話定額のメリット
MVNOの通話料は通常21.6円/30秒。通話定額などのオプションが非常に少なかった時期、通話量の多いユーザーにとっては、MVNOはデータ通信量が安いとはいえ割高な選択でした。たとえば、月に120分利用しただけでも5,180円の通話請求となってしまうからです。そのデメリットを解消する方法として、通話定額またかけ放題のオプションが続々と投入されるようになったというわけです。
通話定額のあるMVNO一覧
2016年に入ってから続々と各社が通話定額のオプションを開始し、2017年12月現在では主に21社で通話定額・かけ放題のプランが提供されています。MVNOの一覧は次の通りです。
- 楽天モバイル
- イオンモバイル(イオンスマホ)
- ワイモバイル
- IIJmio
- NifMo(ニフモ)
- OCN モバイル ONE
- U-mobile
- b-mobile(ビーモバイル)
- BIGLOBEモバイル
- mineo(マイネオ)
- UQモバイル
- LINEモバイル
- DTI SIM
- DMMモバイル
- nuromobile(nuroモバイル)
- TONEモバイル(トーンモバイル)
- @モバイルくん。
- J:COM MOBILE(ジェイコムモバイル)
- Fiimo(フィーモ)
- QTモバイル
- LIBMO(リブモ)
各MVNOによって通話定額のオプション内容は異なります。どんなサービスなのか、次の部分で比較しながら確認していきましょう。
各MVNOの通話定額プランを確認しよう
それでは、通話定額・かけ放題のMVNOを一挙に確認しましょう。
楽天モバイル
2016年1月に開始された楽天モバイルの「5分かけ放題オプション」は、通話定額の先駆者。2018年7月11日からは通話可能時間が10分に延びて、月額918円で10分以内の通話がいくらでも可能になりました。
楽天モバイルのかけ放題オプションは、「楽天でんわ」のアプリを利用したものです。この楽天でんわアプリは通話料も半額にしてくれる優れもので、アプリ自体はどのキャリアであっても利用できます。楽天モバイルユーザー以外もアプリを通して電話をすれば通話料が半額になりますが、かけ放題は楽天モバイルユーザーに限られたオプションになります。
イオンモバイル
イオンモバイルも2016年7月に通話定額に対応し始め、選べる2つのオプションには個性的な魅力が満載。「イオンでんわ」アプリを利用して10分通話無料になるオプションと、24時間回数無制限で通話が無料になるオプションがあります。
- 「イオンでんわ10分かけ放題」
- 月額918円
- 10分以内の通話が何度でも無料
- 「050かけ放題」
- 月額1,620円
- 国内通話が何分でも何度かけても無料
完全無制限タイプのプランでは、楽天モバイルとの大きな違いはIP電話を利用したサービスという点。このIP電話サービスではメリットとデメリットがあり、それらを見極めて利用するのがポイントになるかも。月額料金が非常に安い設定となっているのも魅力です。さらに、海外にいてもWiFi下であればオプションが適用され、無料で電話することが可能です。
ワイモバイル
ワイモバイルでは早くから通話を意識したプラン展開が行われており、通話定額がセットになったプランが用意されています。そしてこのスマホプランS・M・Lに加えられる「スーパーだれとでも定額」オプションでは、通話時間や回数の制限ない完全な通話定額が利用可能です。同じタイプのオプションとしては最安料金となっています。
2023年10月3日よりワイモバイルの料金プランが新しくなりました。
新料金プランの「シンプル2 S/M/L」は、データ使用量にあわせて選べるお得なプランです。
プラン | シンプル2 S | シンプル2 M | シンプル2 L |
---|---|---|---|
データ容量 | 4GB | 20GB | 30GB |
月額料金 (税込) | 2,365円 | 4,015円 | 5,115円 |
おうち割光セット(A) | -1,100円 | -1,650円 | -1,650円 |
PayPayカード割 | -187円 | -187円 | -187円 |
割引適用後料金 | 1,078円 | 2,178円 | 3,278円 |
総データ利用量が 1GB/月以下の場合 | - | 1,078円 | 1,078円 |
なお、一部旧プランを掲載している記事がございます。ご了承くださいますようお願いいたします。
- スマホプランS
- 月額2,138円。
- データ容量2GB(2年間)、10分以内の国内通話無料通話のセットプラン。回数は無制限。
- スマホプランM
- 月額3,218円。
- データ容量6GB(2年間)、10分以内の国内通話無料通話のセットプラン。回数は無制限。
- スマホプランL
- 月額5,378円。
- データ容量14GB(2年間)、10分以内の国内通話無料通話のセットプラン。回数は無制限。
- 「スーパーだれとでも定額」
- 月額1,080円。
- だれとでも何回でも何度でも通話無料。
IIJmio(みおふぉん)
IIJmioの「何度でもかけ放題」は2016年9月に開始。オプションには2タイプ用意され、家族割引のサービス内容が含まれているのが特徴的です。
- 10分かけ放題
- 月額648円で家族との10分の通話が無料で、家族以外は3分まで無料。回数制限なし。
- 30分かけ放題
- 月額896円で家族との通話が30分無料で、家族以外は10分まで無料。回数制限なし。
他のMVNOのかけ放題・通話定額も見ていきますが、同じようなタイプのサービスの中ではIIJmioのコスパは抜群です。特に家族割引でお得感が増すのも、差別化をうまくはかったIIJmioならではのアイディアという印象です。
OCNモバイルONE
OCNモバイルONEのかけ放題オプション「OCNでんわ」は、2016年8月に始まりました。OCNでは好みに合わせて3つのかけ放題オプションを選択することができます。
- 10分かけ放題
- 月額918円で、10分以内の国内通話が何度かけても無料。
- トップ3かけ放題
- 月額918円で、その月の国内通話料上位3番号の通話料が無料。
- かけ放題ダブル
- 月額1,404円で、10分以内の国内通話が何度かけても無料。
- 上記を適用した残りの国内通話料上位3番号の通話料が何分でも無料
中でも特徴的なのが、トップ3かけ放題のオプションです。毎月決まった人にしか電話を掛けない方であれば、このオプションで通話時間を気にせずに電話を掛けることができます。これらのかけ放題サービスは「OCNでんわアプリ」からの通話が推奨されています。
U-mobile
U-moileのSIMにも通話にお得なプランが2016年7月から開始されました。U-mobileでもオプションという形にとどまらず、通話定額も含まれた新プランとして「U-mobile SUPER」が提供されています。サービス体系としては、ワイモバイルと似ていると言えるでしょう。
1GB・3GBの3種類から選ぶことができますが、データ増量キャンペーンが行われているときには2GB・6GBのプランになります。Lプランもあったのですが、現在は受付を終了しています。
- Talk Sプラン
- データ量1GB・10分以内の通話が無料のセットプラン。
- 月額3,218円
- Talk Mプラン
- データ量3GB、10分以内の通話が無料のセットプラン。
- 月額4,298円
また、U-mobileのほかの音声通話SIMプランに、オプションとして通話定額を利用することもできます。「でんわパック60」は、月60分までの2,592円分の通話が月額864円で使えます。docomoなどのキャリアではかけ放題ではなく無料通話分を賢く利用して節約していたという方も多いはず。その無料通話に対応する形のサービスといえるでしょう。
また、他のMVNOと同じく短時間制限タイプのオプションもあります。この「3分50回かけ放題オプション」の50回というのは、1ヵ月ではなく1日のことで、最大で1日150分間は無料になるシステム。しかしU-mobileの「U-mobile MAX」プランでしか利用できないので要注意です。
- 「でんわパック60」
- 2,592円分(60分の通話量)がパックになったオプション
- 月額864円
- 「3分50回かけ放題オプション」
- 3分以内の国内通話が1日50回まで無料
- 月額540円
この2つのサービスは、専用電話アプリの「U-CALL」を使って利用できます。
b-mobile(ビーモバイル)
b-mobileはソフトバンク系格安SIMの提供を始めたことで話題になっているMVNOです。ソフトバンク系のSIMを利用するときにさっそく通話定額を利用できるように、オプションが用意されています。プラン形態は、U-mobileの「3分50回かけ放題オプション」と似ていて、「b-mobile電話アプリ」を通して使うことができます。
月額540円で5分以内の通話が何回かけても無料となっています。
以上のように、b-mobileでは「b-mobile S 990ジャストフィットSIM」と「b-mobile S スマホ電話SIM」の方がかけ放題オプションのコスパは良いようです。
BIGLOBEモバイル
BIGLOBEモバイルにも無料通話分の形態に近いプランが提供されています。U-mobileの「でんわパック60」と競合になるプランですが、価格はBIGLOBEモバイルが有利。
- 「通話パック90」
- 1,620円分(90分の通話量)がパックになったオプション
- 月額896円
- 「通話パック60」
- 1,080円分(60分の通話量)がパックになったオプション
- 月額648円
- 「10分かけ放題」
- 10分以内の国内通話が何度でも無料
- 月額896円
- 「3分かけ放題」
- 3分以内の国内通話が何度でも無料
- 月額648円
自分に合った使い方を選ぶことができます。「BIGLOBEでんわ」アプリを通して利用するかたちになるので、無料通話分を超えた電話になったりしても、通話料10.8円/30秒で抑えられるので安心です。
mineo
au系の貴重価値の高いau系MVNOのmineoで、通話定額オプションを開始したのは2016年6月。無料通話タイプのオプションが2つ、時間制限タイプのオプションが1つがあります。
- 「10分かけ放題」
- 月額918円で10分以内の通話が誰とでも何回でも無料。
- 「通話定額30」
- 月額907円で1ヶ月最大30分の通話が無料。
- 「通話定額60」
- 月額1,814円で1ヶ月最大60分の通話が無料。
他の格安SIMのオプションと比べると割高な印象のmineoの通話定額。au回線のSIMを選びたいというわけでなければ、他社のほうがお得に感じるかもしれません。
UQモバイル
mineoと同じくau回線のSIMであるUQモバイルでは、通話オプションも含まれたプランが提供されています。プランはS・M・Lから選べて容量はプランSが2GB月額2,138円・プランMが6GB月額3,218円・プランLが14GB月額5,378円。さらに、通話体系はぴったりプランとおしゃべりプランから選ぶことができます。
- ぴったりプランS
- 1ヶ月最大60分の通話が無料
- ぴったりプランM
- 1ヶ月最大120分の通話が無料
- ぴったりプランL
- 1ヶ月最大180分の通話が無料
- おしゃべりプラン
- S・M・Lどれでも、5分以内の通話が何度でも無料
ワイモバイルなどと似たプランかと思いきや、自分の通話時間に合わせてプランをカスタマイズできる楽しさがありちょっと個性的。自分の通話時間を調べてから考えれば、ピッタリ合うプランが選べそうです。
TONEモバイル(トーンモバイル)
基本プランがひとつだけのTONEモバイルには2つの通話オプションが用意されています。
- 「TONE電話かけ放題 オプション」
- 月額540円でIP電話アプリから発信する10分以内の国内通話が回数無制限でかけ放題。
- 「090電話かけ放題オプション」
- 月額810円で090音声オプションを利用した5分以内の国内通話が回数無制限でかけ放題。
「TONE電話かけ放題 オプション」はイオンモバイルと同様に、IP電話サービスとなっています。また、通常の音声通話に対応したかけ放題サービスも用意されているので、通話品質にこだわる方でも選びやすくなっています。
データ通信は500~600kbpsの低速使い放題です。
Fiimo(フィーモ)
docomo、auの両回線に対応しているFiimo(フィーモ)では2つの通話オプションを提供しています。
- 「通話パック30」
- 月額540円で1ヶ月最大30分の通話が無料。
- 「通話パック45」
- 月額777円で1ヶ月最大45分の通話が無料。
- 「10分かけ放題」
- 月額918円で10分以内の通話が何度かけても無料。
LINEモバイル
LINEモバイルは、LINEにかかるデータ通信量がカウントフリーになる画期的なMVNOで、LINE通話などで連絡を済ませる人におすすめしたいSIM。しかし通常の電話番号を利用する人にもうれしい通話定額も開始され、SNS向けだけにとどまらず万人向けプランになりました。
月額950円の「10分かけ放題オプション」では、「いつでも電話」アプリを利用して、10分間の通話が誰とでも何度でもかけ放題になります。
NifMo(ニフモ)
MVNOで初めての通話定額を始めたのがこのNifMo。10分かけ放題のオプションがお得な価格で提供されています。「NifMo 10分かけ放題」は、月額896円で10分以内の通話が何度でも無料となっています。また、10分を超過しても通常の通話料金の半額(10.8円/30秒)で通話を楽しむことができます。
DTI SIM
DTI SIMのでんわかけ放題は2016年5月に始まり、ネットつかい放題も同時開始され話題となりました。しかし、DTI SIM でんわかけ放題は2017年9月14日をもってサービスの新規受付を停止してしまいました。代わりに、「おとくコール10」という新たなかけ放題オプションの提供が開始されました。
「おとくコール10」は月額885円で10分以内の通話が何回でも無料となります。「おとくコールアプリ」からの発信で適用され、10分を超過した分も10.8円/30秒で通話が可能です。
DMMモバイル
最安級価格のプランを提供するDMMモバイルにも、「10分かけ放題」オプションがあります。月額918円で10分以内の通話が何度でも無料。オプション面で特別なメリットはないですが、安いSIMプランが各種揃っているので、シンプルに通話SIMと合わせて利用できそうです。
nuromobile(nuroモバイル)
通常の料金プランに加えて、5時間高速プランや深夜割プランなど、シンプルかつ斬新なプランを提供するnuromobile。通話定額もわかりやすく、「10分かけ放題オプション」が月額864円となっています。「nuroモバイルでんわ」からの発信で、もちろん超過分の通話料は10.8円/30秒になります。
J:COM MOBILE(ジェイコムモバイル)
J:COM MOBILEはも、かけ放題オプションとして「かけ放題5分」が用意されています。こちらは、月額918円で5分以内の通話が何度でも無料となっています。
QTモバイル
QTモバイルもかけ放題オプションを提供しています。2018年10月から受付を開始した「無制限かけ放題」オプションは月額2,700円で通話時間・回数が無制限でかけ放題になります。短い通話が多い人には月額918円で10分以内の通話が何度かけても無料になる「10分かけ放題」のオプションもあります。
LIBMO
LIBMOでは、「10分かけ放題」オプションを提供しています。こちらは、月額918円で10分以内の通話が何度かけても無料になるオプションです。
@モバイルくん。
@モバイルくん。は使えば使うほどにデータ追加料金が安くなる「もっと使ったぶ〜んだけプラン」が特徴的な格安SIMです。かけ放題オプションとして、月額1,080円で10分以内の通話が何度でも無料となる「モバイルくんでんわ 10分かけ放題オプション」が用意されています。さらに月額1,620円の「モバイルくんでんわかけ放題ダブル」では10分かけ放題オプションに加え、通話料が多い上位3番号がかけ放題になります。
通話定額の5つのタイプでMVNOを比較してみよう
それでは、一挙に見てきたMVNOの通話定額オプションを比較してまとめしょう。まず、MVNOの通話定額には、主に5つのタイプがあります。
- 時間制限も回数制限もない本物の通話定額
- 制限時間があるタイプ
- 通話量が決められている無料通話分タイプ
- セットプランタイプ
- IP電話タイプ
時間制限があるタイプが最もよく見るかと思いますが、10分間・5分間・3分間など、時間の割合にばらつきがあり、どれが一番お得かを見極めるのはなかなか困難。さらに、通話定額の安さだけでなく、SIMプランを加えた時のトータルプライスでコスパが良いところを選びたいですよね。どのプランにどんなメリットとデメリットがあるか、タイプごとに比較してみましょう。
完全通話定額のプラン比較
時間制限も回数制限もない通話定額プランが増えたことによって、格安SIMの利用しやすさが格段にアップしたのではないでしょうか。3大キャリアと変わらない使い方ができるようになり、しかもより安い価格でそれが実現しています。では、今まで見てきたMVNOでより安くコスパが良いプランはどれでしょうか?
- ワイモバイル
- 月額1,080円
- QTモバイル(QTモバイル)
- 月額2,700円
- イオンモバイル
- 月額1,620円(IP電話によるサービス)
金額だけ見ると純粋に安いのはワイモバイルですね。
しかし、ワイモバイルのコミコミプランにかけ放題オプションを付けてしまうと、高額プランになってしまうかも。スマホプランS 2,138円+1,080円=3,218円ですが、実は2年目からは3,218円+1,080の4,298円になってしまいます。ワイモバイルのこうした料金体系は少し複雑ですね。
また、イオンモバイルはIP電話なので、使い方によってはデメリットになることも。しかしメリットを感じる場合もあるので、価格も安くコスパも良い選択肢になる場合もあるはず。IP電話サービスの使い方については、続く部分で取り上げます。
時間制限のあるプラン比較
10分間・5分間が主流ですが、3分間の短時間だけかけ放題になるプランも増えてきました。
- 10分間プラン
- nuromobileが月額864円
- DTI SIMが月額885円
- NifMo、IIJmio、BIGLOBEモバイルが月額896円
- 楽天モバイル、イオンモバイル、mineo、DMMモバイル、OCN モバイル ONE、FiiMo、LIBMO、QTモバイルが月額918円
- LINEモバイルが月額950円
- @モバイルくんが月額1,080円
- 5分間プラン
- b-mobileが月額540円
- J:COM MOBILEが月額918円
- 3分間プラン
- U-mobile、b-mobileが月額540円(1日50回の制限あり)
- IIJmio、BIGLOBEモバイルが月額648円
格安SIMプランのコスパを考えるとやはり価格だけでは決められないという印象。IIJmio(みおふぉん)にはこれに加えて家族との通話可能時間が3倍になることを考えると、コスパがいいといえます。10分間の通話定額がやはり多いですが、どれも数十円の違いなので、サービスやプランを注意深く比較したほうが良さそうです。
無料通話分タイプのプラン比較
次に一定量の通話量がオプションになっている、無料通話分の考え方に近い通話定額を比較してみましょう。
- BIGLOBEモバイル
- 1,080円分(60分の通話量)がパックになった「通話パック60」が月額648円
- 1,620円分(90分の通話量)がパックになった「通話パック60」が月額896円
- U-mobile
- 2,592円分(60分の通話量)がパックに「でんわパック60」が月額864円
- mineo
- 30分の通話量がパックになった「通話定額30」が月額907円
- 60分の通話量がパックになった「通話定額60」が月額1,814円
- FiiMo
- 30分の通話量がパックになった「通話パック30」が月額540円
- 45分の通話量がパックになった「通話パック45」が月額777円
BIGLOBEモバイルの「通話パック60」が最安です。10分以内の通話などの時間制限のタイプは細切れの電話を多くかける人には適切ですが、1回にどのくらいの通話時間になるかわからない場合は、このBIGLOBEモバイルのオプションは有効でしょう。
セットになったプランの比較
通話料が含まれているプランも多くのMVNOで提供されています。
- UQモバイル「ぴったりプラン」
- 2GBのS・6GBのM・14GBのLから選べる
- 月に最大60分(プランS)・120分(プランM)・180分(プランL)の通話が無料
- プランS 月額2,138円・プランM 月額3,218円・プランL 月額5,378円
- UQモバイル「おしゃべりプラン」
- 2GBのS・6GBのM・14GBのLから選べる
- 5分以内の通話が何度でも無料
- プランS 月額2,138円・プランM 月額3,218円・プランL 月額5,378円
- U-mobile
- 「Talk Sプラン・Mプラン」
- 1GBのS・3GBのMから選べる
- 10分間300回の無料通話が可能
- プランS 月額3,218円・プランM 月額4,298円
- ワイモバイル
- 2GBのS・6GBのM・14GBのLから選べる
- 10分以内の国内通話無料通話が何回でも可能
- プランS 月額2,138円・プランM 月額3,218円・プランL 月額5,378円
セットプランを比べると、最低価格ラインはワイモバイルのスマホプランSやUQモバイルのSプラン2,138円からでしょう。また、ワイモバイルやUQモバイルではプランの選択肢が3つなので容量の選択肢が限られていますが、逆に選ぶとき迷わずに済むシンプルさもセットプランの魅力かもしれません。
IP電話のプラン比較
最後にIP電話ですが、IP電話のかけ放題サービスは次のMVNOで提供されていましたね。
- イオンモバイル
- TONEモバイル
080・090から始まる番号が使えず050の番号でかけなければいけないことや、電話品質が下がること、そして緊急番号(110番や119番)にかけられないことなどがデメリットですが、逆にメリットとなる場合もあります。たとえば・・・
- 完全通話定額の価格が安い
- 050から始まる番号は別用途に使い分けることができる
- 音声通話SIMに申し込まなくても通話ができる
イオンモバイルやTONEモバイルの完全通話定額のオプションは、音声通話のプランなどよりずっと安価に利用できます。しかも別の電話番号が配られるので2つ電話番号を使いたい人にはもちろん最適ですし、データ通信専用SIMを契約してIP電話のかけ放題サービスを利用してコストを抑えることだって可能です。こうしたメリットとデメリットを考慮して、IP電話のサービスが自分の用途に合っているか見極めていきましょう。
増え続けるMVNOの通話定額
最近のMVNOの通話定額の充実ぶりには驚かされますね。今まで見てきたポイントを最後にまとめます。
通話量と通話時間を見極めて選ぼう
今やほとんどのMVNOで通話定額は利用できるようになりました。どのプランを選ぶか決める前に、自分の通話する頻度や1回の通話時間を知っておきましょう。そして、次のような大まかなタイプのどれに当てはまるか考えて、格安SIMを決めることができます。
- 通話量が多い人
- 完全通話し放題の「ワイモバイル」や「イオンモバイル」
- 通話は頻繁でも時間は短い人
- 10分間無料の「nuromobile」や「DTI SIM」
- 1回の通話が長い人
- 60分の通話量がパックになった「BIGLOBEモバイル」や「U-mobile」
いかがだったでしょうか?各社の料金プランについての詳しい点は、公式サイトからぜひご覧ください。
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