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mineoの法人契約の申し込み方とは?料金や個人との違いも解説

更新日:2023.02.20

mineoの法人向けサービスの利用を視野に入れている方向けに、mineoの法人向けサービスの概要や個人向けサービスとの違いを解説します。この記事を読めば、自社にmineoの法人向けサービスが適しているかわかりますよ。

この記事の目次

社員向けにスマートフォンを用意する際に、便利なのが法人向けのサービスです。法人向けサービスを利用すれば、個人向けサービスとは異なり、よりビジネスに適したスタイルで利用できます。2023年2月時点で、約7,000社10万回線が利用しています。

この記事では、mineoの法人向けサービスの利用を視野に入れている方向けに、mineoの法人向けサービスの概要や個人向けサービスとの違いを解説します。この記事を読めば、自社にmineoの法人向けサービスが適しているかわかりますよ。

法人向けサービスがある通信会社を利用したい方は、ぜひご覧ください。

記事のかんたんまとめ

  • mineoには法人向けサービスがある
  • 3種類の回線から自社に合った回線を選べる
  • パケットシェアも可能
  • 法人向けサービスではVPN-SIMやM2Mアクセスを利用可能
  • 専用の管理ページから一括管理が可能
  • SIMの不正利用を防げる

mineoの法人向けサービス

mineoは、個人向けだけでなく法人向けにもサービスを展開しています。法人向けサービスの内容は、次の通りです。

  • スマホ・モバイルルーター向けサービス
  • 閉鎖網との接続サービス
  • M2Mアクセス
  • IoTソリューション

それぞれのサービス内容について、詳しく解説します。

1.スマホ・モバイルルーター向けサービス

mineoは、法人向けにもスマホ・モバイルルーター向けサービスを提供しています。個人向けと同様にau・ドコモ・ソフトバンクの3回線から回線を選択可能。1企業が管理するIDで複数の回線契約もできるため、それぞれの社員の状況によって違う種類の回線を契約することもできます。

動作確認端末も多いため、今使っている端末をそのまま使える可能性が高いのも魅力。動作確認済端末は公式サイトに掲載されているので、気になる方は確認してみてください。

余ったデータ通信量は翌月に繰り越しできることに加え、パケットシェアも可能です。例えば、出張などで多くデータ通信量の消費が見込まれる社員には、その月だけ多くのパケットを割り当てておけば安心です。au・ドコモ・ソフトバンクの回線をまたいでのパケットシェアもできます。

ただし、シェアできるのはあくまでも余ったデータ通信量分だけです。またシェアできるのは、翌月となることにも注意が必要です。

データ通信容量が不足してしまった場合には、追加での購入も可能です。また、データ通信量の契約は500MBから30GBまで選べるため、毎月容量が不足してしまう、もしくは余ってしまうという場合には、契約するデータ通信量を変更すればムダなく利用できます。

また、法人向けプランでは企業管理ページでの一括管理が可能です。社員の利用状況を確認できるシステムで、容量の変更やパケットチャージ、紛失時のSIMカードの緊急停止などができます。また、通信速度を制限することで、データ容量の節約も可能です。

2.閉域網との接続サービス(VPN-SIM)

mineoの法人向けプランでは、閉域網との接続サービスも提供しています。VPNへの利用が可能なため、出張時や外出時などでも社内のデータに接続可能です。

たとえば、出張先のホテルで業務を行おうとしたとき、社内のデータがないと困ってしまうこともあるでしょう。そんなときでも、mineoの法人向けプランで適切に設定を行っていれば、データを利用できます。

またインターネットから切り離された環境で利用できるため、セキュリティ面でも安心できます。

テレワークにも便利な機能のため、社員に在宅で仕事をしてもらいつつ、安全性の高い通信でデータにアクセスできる環境を作りたいときには、ぜひ検討してみてください。

3.M2Mアクセス

M2Mアクセスとは、同じネットワークに接続した機器同士を、直接通信させることができる技術のことです。

mineoの法人プランでは、M2Mアクセスに利用できるSIMカードを提供しており、次のようなシーンで活用できます。

  • センサーや計測機器への組み込み
  • 車両運行状況のの収集
  • レジや自動販売機のデータ集計

4.IoTソリューション

IoTとは、コンピューターだけでなく、ものをインターネットに接続して活用する技術のことです。

mineoの個人向けプランでは、スマホなどコンピューターに対応したSIMカードのみの提供ですが、法人向けプランではIoT機器に使用できるSIMカードも提供されています。

例えば監視カメラにSIMカードを組み合わせれば、店舗の遠隔監視や映像配信が可能となります。

mineoの法人契約の特徴

mineoの法人契約には、次のような特徴があります。

  • 通信キャリアを選択可能
  • 不正利用を防止できる
  • VPN-SIMを使えば災害発生時の臨時回線として利用できる
  • 動作確認済みのネットワーク機器が多い
  • データ通信のみ利用可能なプランがある

それぞれ、詳しく解説します。

特徴1.通信キャリアを選択可能

多くの携帯電話会社では、会社によってどの通信キャリアの回線を利用するか決まっています。どの通信キャリアを利用したいかを選んでから、携帯電話会社を決める場合も少なくありません。

しかしmineoでは、大手3社の通信キャリアの回線から、自由に回線を選択できます。

また、回線トラブルがあった場合などに備え、複数キャリアの回線を確保しておきたい場合もあるでしょう。他の携帯電話会社の場合、通信キャリアを選べないため、複数キャリアの回線を確保するためには複数の携帯電話会社と契約しなければならない場合もあります。

mineoの場合は、mineoと契約するだけで3種類の通信キャリアを利用できますし、一括での管理も可能です。1社との契約で、複数の回線を利用できる環境を作っておきたい場合に最適です。

特徴2.不正利用を防止できる

SIMカードを使って通信をする場合、社用のスマートフォンから私用のスマートフォンにSIMカードを差し替えてしまえば、不正利用が可能です。

不正利用されると余計な費用がかかってしまう可能性があるだけでなく、セキュリティ的にもリスクが増します。そのため、どうしたら不正利用を避けられるのか、頭を悩ませている企業もあるでしょう。

mineoの法人プランでは、SIMごとに利用端末を指定できます。SIMを差し替えての不正利用を防止できるだけでなく、盗難時などにネットワークの不正利用を避けることも可能です。

企業管理ページから端末固有の識別番号を事前登録しておくだけなので、セキュリティ面が不安な企業は利用してみると良いでしょう。

特徴3.VPN-SIMを使えば災害発生時の臨時回線として利用できる

災害発生時には回線が混雑しがちなため、通常通り通信できず困ってしまうこともあるでしょう。特に、出張などで社員がなじみのない土地にいる場合、連絡が取れないと不安が大きくなります。

mineoのVPN-SIMで一時帯域確保メニューを利用すれば、トラフィックの混雑を回避できます。そのため、災害発生時にも通信が可能になる可能性があります。また、マルチキャリアに対応しているため、特定のキャリアで起きた通信障害などのトラブルに強い点も特徴です。

特徴4.動作確認済みのネットワーク機器が多い

mineoでは、動作確認済みのネットワーク機器が多いのも特徴です。今まで使っていたネットワーク機器に対応していない通信会社を選ぶと、大規模な機器の入れ替えが必要になる可能性があり、費用がかかってしまいます。

mineoは動作確認済み端末が多いため、機器を買い換えずに回線の入れ替えを実施できる可能性が高いでしょう。

特徴5.データ通信のみ利用可能なプランがある

スマートフォンではなく音声通話機能のない機器にSIMカードを利用する場合などには、データ通信の機能は必要でも、音声通話は必要ないというケースも多くありますよね。場合によっては、スマートフォンでも音声通話機能を使わないケースもあるでしょう。

mineoには、データ通信のみ利用可能なプランがあります。音声通話を利用しない分料金が安く設定されているため、音声通話が不要な場合には非常にお得なプランといえます。

まずはどのような用途に使うかを確認しましょう。そして音声通話が不要な場合には、データ通信のみ利用可能なプランを契約すると、費用をムダにせず通信機能を利用できます。

mineoの法人契約の料金プラン

mineoの法人契約の料金プランにおいて、データ通信のみ利用可能なシングルタイプの場合、次の通りです。

基本データ容量auプラン(Aプラン)ドコモプラン(Dプラン)ソフトバンクプラン(Sプラン)
500MB700円700円790円
3GB900円900円990円
6GB1,580円1,580円1,670円
10GB2,520円2,520円2,610円
20GB3,980円3,980円4,070円
30GB5,900円5,900円5,990円

また、音声通話も可能なデュアルタイプの場合は、次の通りです。

基本データ容量auプラン(Aプラン)ドコモプラン(Dプラン)ソフトバンクプラン(Sプラン)
500MB1,310円1,400円1,750円
3GB1,510円1,600円1,950円
6GB2,190円2,280円2,630円
10GB3,130円3,220円3,570円
20GB4,590円4,680円5,030円
30GB6,510円6,600円6,950円

シングルタイプとデュアルタイプで、通信料金は毎月500円程度の差があります。また、契約する回線によっても料金が異なるため注意してください。

法人契約の場合、複数回線割引として、2回線目以降は各回線の月額料金から55円(税込)の割引が受けられます。

mineoの法人契約と個人契約の違い

mineoの法人契約と個人契約には、次のような違いがあります。

  • 余った容量をシェアできる相手
  • 法人プランでは利用端末を指定できる
  • 複数回線割引の制限

違い1.余った容量をシェアできる相手

mineoの個人契約では、通信容量が余った場合、繰り越した通信容量を家族や友人など事前に登録した任意の相手とパケットシェアできます。パケットシェアができるのは最大10回線までです。

それに対してmineoの法人契約では、繰り越した通信容量をシェアできる相手は同一企業管理IDの相手に限られます。シェアをするには、企業管理ページからの申し込みを行いましょう。

違い2.法人プランでは利用端末を指定できる

mineoの法人プランを利用すると、利用端末を指定できます。端末を指定しておくことで、私用のスマートフォンにSIMカードを挿し、不正利用することを防げます。

不正利用はさまざまなトラブルに繋がることもあります。より安全に社用のスマートフォンを用意したいのであれば、法人プランを利用するのがおすすめです。

違い3.複数回線割引の制限

mineoでは、複数回線を契約すると1回線あたり55円(税込)の割引を受けられます。個人契約の場合割引を受けられるのは最大10回線ですが、法人向けプランを利用した場合は回線数の制限はありません

10回線を超えて多くの社員に社用のスマートフォンを提供するのであれば、回線数に制限のない法人プランをにしておくことを推奨します。

mineoの法人契約の申し込み方法

mineoの法人契約を申し込む手順は、次の通りです。

  • 法人名義のクレジットカードまたは口座を用意する
  • 公式サイトから必要事項を入力し、申し込みする
  • 必要書類を送付する
  • SIMカードの到着を待つ
  • 各種設定をして利用開始

それぞれの手順について、詳しく解説します。

手順1.法人名義のクレジットカードまたは口座を用意する

mineoの法人契約では、口座振替またはクレジットカードでの支払いを行います。契約する法人名義の口座またはクレジットカードを用意してください。

手順2.公式サイトから必要事項を入力し、申し込みする

mineoの公式サイトに記載されている専用フォームに、必要事項を入力して申し込みをしてください。

手順3.必要書類を送付する

法人に関する確認書類や契約担当者の社員証明書など、法人契約に必要な書類を指定の住所に送付します。

手順4.SIMカードの到着を待つ

申し込み後、SIMカードが発送されるので到着を待ちます。SIMカードの到着までには、公式サイトでの申し込みから1週間程度時間がかかります。

eSIMを利用する場合、郵送ではなくeSIMプロファイル設定の案内メールが届くため、確認してください。

手順5.各種設定をして利用開始

SIMカードまたはeSIMプロファイル設定の案内メールが届いたら、各種設定をすれば利用を開始できます。

mineoの法人契約後の初期設定・APN設定

mineoの法人契約後には、初期設定やAPNの設定が必要です。ただし、mineo端末を利用する場合は設定不要です。設定手順は端末によって異なるため、ここでは、Android端末を利用する場合の一例を紹介します。

  • 設定アプリからモバイルデータ通信の設定画面を開く
  • CPA設定画面で各項目の情報を入力する
  • 設定を有効にして完了する

それぞれ、詳しく解説します。

手順1.設定アプリからモバイルデータ通信の設定画面を開く

端末内にある設定アプリから「無線とネットワーク」を開き、Wi-Fiをオフにします。「その他の設定」または「その他」を開いて「モバイルネットワーク」を開いたら「モバイルデータ通信」にチェックを入れ「高度な設定」を開いてください。

手順2.CPA設定画面で各項目の情報を入力する

「高度な設定」の画面を開いたら「CPA設定」をタップします。情報を入力する画面が開くので、下記の情報を入力してください。

表記例入力項目
名前
ネットワーク名
(設定が必要な場合)
任意の名前を入力
APN
APN設定
Aプラン:mineo.jp
Dプラン:mineo-d.jp
Sプラン:mineo-s.jp
ユーザーID
ユーザー名
mineo@k-opti.com
passwordmineo
認証タイプ
PPP認証方式
PPP認証設定
CHAPを選択

手順3.設定を有効にして完了する

情報を入力したら「CPA接続」または「設定を有効にする」にチェックを入れます。インターネットへの接続を確認し、問題無なく接続できれば設定は完了です。

mineoの法人契約の注意点

mineoの法人契約では、次の点に注意する必要があります。

  • 一度に6回線以上申し込む場合はWebで手続きできない
  • SIMカードは必要書類に記載されている住所宛に届く
  • 担当者の本人確認書類は住所が記載されたものが必要

それぞれ、詳しく解説します。

注意点1.一度に6回線以上申し込む場合はWebで手続きできない

mineoの法人契約は、5回線までであれば公式サイトからの申し込みが可能です。

しかし、6回線以上同時に申し込む場合には書面での手続きが必要です。他にもWebでの手続きにはさまざまな条件があるため、必ずしもWebで手続きできるとは限らない点には注意が必要です。

注意点2.SIMカードは必要書類に記載されている住所宛に届く

申し込みの際、住所などが記載された書類をmineoに提出します。SIMカードなど、郵送が必要なものがあれば、書類に記載された住所宛に届きます。

なお、書類に記載された住所と別の場所への郵送が必要な場合には、公共料金の払い込み用紙など、住所が記載された書類が別途必要になるため注意してください。

注意点3.担当者の本人確認書類は住所が記載されたものが必要

mineo法人契約の際には、担当者の本人確認書類を提出する必要があります。本人確認書類は、免許証など住所が書かれたものが必要です。

住所が書かれていない本人確認書類を使用する場合には、公共料金の払い込み用紙など、住所を証明できるものを用意しなければなりません。

mineoの法人契約に関するQ&A

mineoの法人契約に関するよくある質問を集めました。mineoの法人契約を検討している方は参考にしてください。

Q.mineoの法人契約を解約する方法は?

mineoの法人契約は、企業管理ページから解約できます。アクセスしたらまずはmineo登録証に記載されている企業管理IDとパスワードを入力し、ログインしてください。

解約する端末の利用番号を選択し、決定をクリックします。利用番号を確認したら「回線解約」をクリックしてください。

解約希望日を入力し、注意事項を確認したら「同意する」にチェックを入れ「確認画面へ」をクリックします。内容を確認し「解約する」をクリックしたら手続き完了です。

Q.mineoの法人契約にかけ放題はある?

mineoでは、法人向けのかけ放題プランとして「10分かけ放題」と「ビジネスLaLa Call」を用意しています。

10分かけ放題は、音声通話が10分以内なら何度でもかけ放題になるサービスで、月額880円(税込)で利用できます。
ビジネスLaLa Callは050から始まるIP電話を利用できるオプションで、専用アプリ同士なら通話が無料となります。オプション料金は、月額550円(税込)です。

Q.mineoの法人契約でSIMカードを申し込むには?

新規で契約する場合には、mineoの公式サイトから手続きができます。

追加でSIMカードを申し込むには、公式サイトからダウンロードした書類に必要事項を記入したものと、必要書類を指定の住所に送付し、申し込みを行います。

mineoの法人契約まとめ

この記事のまとめ

  • mineoの法人向けサービスでは、VPN-SIMやM2Mアクセスが利用できる
  • 法人契約を利用すればSIMカードの不正利用を防げる
  • 3キャリアから自由に回線を選べる

mineoの法人向けサービスでは、スマホやモバイル端末向けのサービスだけでなく、VPN-SIMやM2Mアクセスが利用できます。また、SIMカードを利用する端末を指定できるため、SIMカードの不正利用を防げるのも魅力です。

3キャリアから自由に回線を選べるため、環境に合わせた回線を選んだり、複数の回線を使ってリスク分散したりすることも可能です。

この記事を参考に、mineoの法人契約を利用するか検討してください。

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