格安SIMはデビットカード・口座振替が使える?分割払いは可能?
格安SIMを契約する場合、支払い方法をクレジットカードに限定している会社が多いですが、デビットカードを利用できる格安SIMもあります。ここでは、デビットカードが使えるおすすめの格安SIMを紹介するほか、メリットやデメリットについて詳しく解説します。
この記事の目次
格安SIMはクレジットカードで支払う場合が多く、クレジットカードを持っていなければ契約できないと思っている方もいるのではないでしょうか?
しかし、クレジットカードを持っていなくても、デビットカードや口座振替で支払いができる格安SIMがあります。
本記事では、デビットカードで契約できる格安SIMと、口座振替で支払い可能な格安SIMを紹介します。
この記事のかんたんまとめ
- デビットカード払い・口座振替に対応している格安SIMはある
- おすすめは「ahamo」「楽天モバイル」「LINEMO」「UQモバイル」
- 契約している格安SIMがデビットカード支払いに対応しているかを確認すること
- ポイント払いやコンビニ払い、PayPay払いなどの支払い方法もある
格安SIMのデビットカード・口座振替対応一覧表
デビットカードと口座振替に対応している格安SIMの一覧は、以下のとおりです。
※現時点での対応状況となり、申し込み時には変わっている可能性があります。
格安SIM | デビットカードの利用可否 | 口座振替の利用可否 |
---|---|---|
【PR】楽天モバイル | 〇 | 〇 |
LINEMO | 〇 | 〇 |
ahamo | 〇 | 〇 |
UQモバイル | 〇 | 〇 |
ワイモバイル | 〇 | 〇 |
mineo | 〇 | △ eo光ネット利用中で口座振替を選択している場合のみ |
irumo | × | 〇 |
povo 2.0 | × | 〇 |
BIGLOBEモバイル | × | △ データSIMのみ |
J:COMモバイル | 〇 | × |
ロケットモバイル | 〇 | × |
デビットカードに対応している格安SIM一覧
デビットカードで契約できるおすすめの格安SIMは、以下の8社です。
※現時点での対応状況となり、申し込み時には変わっている可能性があります。
格安SIM | 利用可能なデビットカード |
---|---|
【PR】楽天モバイル | 楽天銀行デビットカード ※一部:他社発行のデビットカード(発行するカード会社の基準による) |
LINEMO | VISA・Master・JCBのマークがついているカード ※「J-Debit」は利用不可 |
ahamo | 一部のデビットカードは利用可能 取り扱いの可否については、デビットカード発行会社に要確認 |
UQモバイル | 発行するカード会社の基準による |
ワイモバイル | VISA・Mastercard・JCBのマークがついているカード ※「J-Debit」は利用不可 |
mineo | 楽天銀行デビットカード JNB Visaデビットカード セブン銀行デビットカード など |
J:COMモバイル | 発行するカード会社の基準による |
ロケットモバイル | 発行するカード会社の基準による |
デビットカードでスマホ代を支払いたい方は、上記の格安SIMがおすすめです。なお、公式サイトにて利用可能なデビットカードが明記されていない場合は、申し込む前に問い合わせてみてください。
一部人気の格安SIM、y.u mobile・nuroモバイル・BIGLOBEモバイル・イオンモバイルなどは、デビットカードでの支払いができないため注意しましょう。
1.【PR】楽天モバイル
出典:楽天モバイル厳密には楽天モバイルはMVNOではなく、自社回線をもつMNOですが、料金が非常に安いため「デビットカードが利用できる格安SIM」としてご紹介します。
楽天モバイルでは楽天銀行デビットカードにて契約が可能で、毎月の携帯料金の1%分楽天ポイントが貯まります。
スマホの料金を支払いながらお得にポイントも貯まるので、非常におすすめです。
楽天モバイルの料金プラン
【Rakuten 最強プラン】 | ||
---|---|---|
月額料金/データ容量 | ~3GB未満 | 1,078円 |
3GB~20GB未満 | 2,178円 | |
20GB | 3,278円 |
楽天モバイルの料金プランは、データ使用量に応じて月額料金が変動する「Rakuten 最強プラン」のみです。シンプルでわかりやすく、プラン選びで迷うことがありません。
また、「Rakuten Link」アプリを使えば国内通話が無料でかけ放題なので、仕事で電話を使う方や、長電話を楽しみたい方にもぴったりです。
2.LINEMO
出典:LINEMOLINEMOは、安定した回線を格安SIM並みの安い料金で使える人気のブランドです。ソフトバンクの高品質な通信回線を使用しており、通信速度が安定しています。
LINEMOは、VISA/Master/JCBのマークがついているデビットカードが利用可能で、引き落としのタイミング(目安)は、毎月8日から11日頃となります。
LINEMOの料金プラン
(税込) | LINEMO ベストプラン | LINEMO ベストプランV | ||
---|---|---|---|---|
データ容量 | 3GB | 10GB | 20GB | 30GB |
月額料金 | 990円 | 2,090円 | 2,970円 | 3,960円 |
制限時速度 | 10GB超~15GB→300kbps 15GB超→128kbps | 30GB超~45GB→1Mbps 45GB超→128kbps |
LINEMOの料金プランは、シンプルに2種類となっており、最大の特徴はLINEのデータが使い放題という点です。トークはもちろん、電話・ビデオ通話を利用しても、データ容量が消費されません。
しかもデータ容量を使い切って通信速度制限がかかっても、LINEアプリの通信速度はそのままでずっと使い続けることが可能です。
そのためLINEをよく使う方は、LINEMOがおすすめです。
3.ahamo
出典:ahamoahamoは、安定したドコモ回線をそのまま使えて、他社よりも平均実測値が圧倒的に速くリーズナブルな価格で人気の格安SIMです。
ahamoでは一部デビットカードに対応していますが、取り扱いの可否については、デビットカード発行会社に事前に確認するようにしましょう。
ahamoの料金プラン
料金プラン | 容量 | 料金 (税込) |
---|---|---|
基本プラン | 30GB | 2,970円 |
基本プラン+ 大盛りオプション | 110GB | 4,950円 |
ahamoは、データ容量30GBで2,970円(税込)のプランを提供しています(※1)。国内通話料金が5分無料になるオプション(※2)も含まれているので、短い通話をよくする方にもおすすめです。
ahamoの魅力の1つとして、海外91の国・地域でのパケット通信が30GBまで無料(※3)という点が挙げられます。大盛りオプションを追加すると毎月110GBまで利用することができるようになります。海外用のSIMを別途申し込む必要がないので、海外旅行や海外出張をよくする方にぴったりです。
事務手数料が0円で公式サイトから簡単に申し込みができるので、ぜひこの機会に検討してみてください。
(※1~3)
※1. 機種代金別途
※2. 5分超過後は、22円/30秒の通話料がかかります。「SMS」、他社接続サービスなどへの発信は、別途料金がかかります。
※3. 15⽇を超えて海外で利⽤される場合は速度制限がかかります。国内利用と合わせての容量上限です。
4.UQモバイル
出典:UQモバイルauのサブブランドとして展開している「UQモバイル」。格安SIMの中でも通信速度が安定していることや、サービスが充実していることで人気を集めています。
デビットカード払い・口座振替に対応しているので、クレジットカードを持っていない方でも気軽に申し込むことができます。
UQモバイルでは、カード会社の基準によって申し込みの可否が判断されます。詳細は、カード会社に問い合わせてみましょう。
UQモバイルの料金プラン
プラン名 | 容量 | 料金 (税込) |
---|---|---|
コミコミプラン+ | 33GB (+10分以内の通話無料) | 3,278円 |
トクトクプラン (従量制) | 1GB | 2,277円 →990円(※) |
15GB | 3,465円 →2,178円(※) | |
ミニミニプラン | 4GB | 2,365円 →1,078円(※) |
UQモバイルは、4GB・15GB・20GBのデータ容量プランを提供しており、用途に合わせてプランを選べます。
特におすすめなのは、10分以内の国内通話無料サービスが付帯しているデータ容量20GBの「コミコミプラン」。「通話無料になる時間が5分は短い」と感じる人にも向いています。
また、対象のインターネットサービス・ルーターサービスを利用していると、「自宅セット割」が適用されて毎月638円(税込)~1,100円(税込)の割引を受けられます。
例えば、トクトクプランやミニミニプランの場合、月額1,100円(税込)割引されますので、通信費を節約したい方は必見です。
5.ワイモバイル
出典:ワイモバイルワイモバイルは、ソフトバンクのサブブランドという位置付けです。「家族割引サービス」が適用されるお得な料金プランを提供しているので、家族で乗り換えを考えている方に適しています。
また、全国に店舗を構えているため、格安SIMを初めて契約する方にもおすすめです。
ワイモバイルはデビットカードに対応していますが、UQモバイル同様カード会社の基準によって申し込みの可否が異なります。デビットカードを利用する場合は、事前に問い合わせて確認しましょう。
ワイモバイルの料金プラン
プラン | シンプル2 S | シンプル2 M | シンプル2 L |
---|---|---|---|
データ容量 | 4GB | 20GB | 30GB |
月額料金 (税込) | 2,365円 | 4,015円 | 5,115円 |
おうち割光セット(A) | -1,100円 | -1,650円 | -1,650円 |
PayPayカード割 | -187円 | -187円 | -187円 |
割引適用後料金 | 1,078円 | 2,178円 | 3,278円 |
総データ利用量が 1GB/月以下の場合 | - | 1,078円 | 1,078円 |
ワイモバイルの料金プランは、シンプル2 S/M/Lの3種類です。
すべてのプランに「家族割引サービス」または「おうち割光セット(A)」が適用されます。そのため、条件を満たすと「家族割引サービス」が毎月1,100円(税込)割引、「おうち割光セット(A)」が最大毎月1,650円(税込)割引で契約できます。
いずれかの割引とPayPayカード割が適用されると、データ容量4GBのシンプル2 Sの場合、1,078円(税込)/月から利用できるので、スマホ代を安く抑えたい方にぴったりです。
また、データ容量が最大5GB増量される月額550円(税込)の「データ増量オプション」が6ヵ月間無料になるキャンペーンも実施しているので、ぜひこの機会にチェックしてみてください。
6.mineo
出典:mineomineoは、ドコモ、au、ソフトバンクの回線に対応しています。キャリアで契約した端末であればSIMカードを差し替えるだけですぐに使用可能です。
また、mineoは5G回線が使用できる月額220円(税込)の「5G通信オプション」も提供しています。
mineoもデビットカードでの申し込みに対応していますが、一部利用できないカードもあります。実際にデビットカードを利用しているmineoユーザーの口コミなどから、以下のデビットカードは使用できることがわかりました。
- 楽天銀行デビットカード
- JNB VISAデビットカード
- セブン銀行デビットカード
- ソニー銀行デビットカード
- 三菱UFJ VISAデビットカード など
なお、こちらは現時点での対応状況となるため、デビットカードの利用を考えている方は事前に問い合わせて確認してみてください。
mineoの料金プラン
マイピタ | 通話+データ通信 (税込) | データ通信 (税込) |
---|---|---|
1GB | 1,298円 | 880円 |
5GB | 1,518円 | 1,265円 |
10GB | 1,958円 | 1,705円 |
20GB | 2,178円 | 1,925円 |
マイそく | 料金(税込) |
---|---|
スタンダード (最大1.5Mbps) | 990円 |
プレミアム (最大3Mbps) | 2,200円 |
ライト (最大300kbps) | 660円 |
スーパーライト (最大32kbps) | 250円 ※デュアルタイプのみ |
24時間データ 使い放題 | 198円/回 |
※月~金の12時台は最大32kbps。混雑回避のための速度制限(3日間で10GB以上利用時)および通信最適化が適用される。
mineoの料金プランは、音声通話+データ通信が利用できる「デュアルタイプ」と、データ通信専用の「シングルタイプ」から選択できます。どの回線を選んでも料金は変わりません。
データ容量は、1GB~20GBまで4種類用意されています。自分の利用状況に合わせて自由に契約可能です。プランがシンプルでわかりやすいので、格安SIMを初めて契約する方にもおすすめです。
また、mineoでは、200MBのお試しコースも利用できるので、mineoの使い心地が気になる方はこちらもあわせてチェックしてみてください。
7.J:COMモバイル
出典:J:COMモバイル
J:COMモバイルは、ケーブルテレビ事業会社のJ:COMが運営している格安SIMです。au回線とドコモ回線に対応しており、他社と比較しても月額料金が安いことで人気を集めています。
契約期間の縛りがなく契約解除料も発生しないお得な料金プランを提供しているので、初めて格安SIMを利用する方にもおすすめです。
J:COMモバイルの支払い方法は、クレジットカード・口座振替・デビットカードの3つから選択できます。デビットカードも利用可能ですが、カード会社によっては使えないことがあるのでカード会社に確認してみましょう。
J:COMモバイルの料金プラン
1GB | 1,078円 |
---|---|
5GB | 1,628円 |
10GB | 2,178円 |
20GB | 2,728円 |
J:COMモバイルは、データ容量1GB・5GB・10GB・20GBの4種類のシンプルでわかりやすい料金プランを提供しています。契約期間によって料金が変わるものもありますが、J:COMモバイルの場合ずっとこの料金なので安心です。
また、J:COMモバイルに新規申し込みまたはプラン移行すると「J:COM MOBILEスタート割」が適用されて、10GB・20GBの月額料金から毎月割引されます。
最大12か月間440円(税込)~550円(税込)/月割引を受けられるので、ぜひこの機会にチェックしてみてください。
8.ロケットモバイル
出典:ロケットモバイル
ロケットモバイルはドコモ・ソフトバンク・au回線に対応している格安SIMです。通信速度を200kbpsと制限することで月額料金を抑えた「神 プラン」の月額料金(データプラン)は328円(税込)~で利用できます。
ロケットモバイルでもデビットカードでの契約が可能です。ただし、現時点で次のカードは使用できないとされています。
- mijica
- Sony Bank WALLET(VISAデビットカード)
- Kyash
- 三井住友VISAデビットカード
- LINEpayカード(プリペイド)
- GМOあおぞら銀行/VISAデビットカード
ロケットモバイルの料金プラン
プラン名月額料金(税込) | ドコモ | au | ソフトバンク | 楽天モバイル | |||
---|---|---|---|---|---|---|---|
データプラン | 通話プラン | データプラン | 通話プラン | データプラン | 通話プラン | データプラン | |
神プラン (データ容量無制限/最大通速度200kbps) | 328円 | 490円 | 328円 | 490円 | 438円 | 627円 | 328円 |
1GBプラン | 649円 | 765円 | 649円 | 765円 | 869円 | 1,099円 | 438円 |
2GBプラン | 759円 | 850円 | – | – | – | – | 528円 |
3GBプラン | 924円 | 985円 | 924円 | 985円 | – | – | 594円 |
5GBプラン | 1,320円 | 1,430円 | 1,320円 | 1,430円 | – | – | 759円 |
7GBプラン | 2,035円 | 1,980円 | 1,947円 | 1,980円 | – | – | 836円 |
20GBプラン | 4,345円 | 4,400円 | 4,345円 | 4,400円 | 4,510円 | 4,400円 | 1,595円 |
50GBプラン | – | – | – | – | – | – | 3,553円 |
ロケットモバイルは4回線に対応していますが、回線によって選択できるプランおよび月額料金が異なります。特にソフトバンク回線は、選べるプランが少ないので注意しましょう。また、楽天回線はデータプランのみの提供です。
「神プラン」とは、最大通信速度200kbpsでデータ容量が無制限のプランです。通常のプランは、データ容量1GBから50GBのプランから選択できます。
クレカ不要!口座振替が可能なおすすめ格安SIM
口座振替で支払いができる格安SIMは、下表の9つです。
サービス名 | 口座振替の可否 | 振替手数料(税込) |
---|---|---|
楽天モバイル | 〇 | 110円 |
ahamo | 〇 | なし |
LINEMO | 〇 | なし |
UQモバイル | 〇 | なし |
mineo | △ eo光ネット利用中で口座振替を選択している場合のみ | なし |
ワイモバイル | 〇 | なし |
irumo | 〇 | なし |
BIGLOBEモバイル | △ データSIMのみ | 220円 |
povo 2.0 | 〇 | なし |
振込手数料が有料の場合、口座振替をするためには条件がある場合など、さまざまです。
その中でも口座振替を利用するなら、ahamo、LINEMO、UQモバイルなどがおすすめです。
格安SIMのデビットカード払いのメリット・デメリット
デビットカードで支払う上でのメリット・デメリットを詳しく解説します。
デビットカードで支払うメリット
まずはデビットカード払いするメリットについて解説していきます。
メリット1.審査が不要で15歳以上なら利用可能
デビットカードは預金残高が利用限度額です。クレジットカードと違い、支払いが滞るといったリスクがカード会社にはありません。そのため、デビットカードには申し込みの審査が必要なく、誰でも利用できます。中学生を除いた満15歳以上であれば申し込みが可能です。
クレジットカードに比べるとお金の管理もしやすいので、スマホ代の節約にもつながります。
メリット2.即時決済でスマホに通知が届く
スマホ料金の支払いに限らず、デビットカードは即時決済です。後から請求が来ない分、使い過ぎを防げます。また、スマホ料金の支払いでデビットカードを利用すると、登録したメールアドレスに利用状況が通知されます。
利用状況の通知を確認することができるので、使いすぎていたらその段階でカード利用を抑えることができます。
メリット3.毎月の支払いでポイントが貯まる場合がある
デビットカード支払いなら、カード利用料金に応じてポイントが貯まることがあります。例えば、楽天モバイルの毎月の支払いを「楽天銀行デビットカード」にすると、利用料金の1%分楽天ポイントが貯まります。
このように、毎月少しずつポイントがたまるので、たまるポイント分だけお得です。
デビットカードで支払うデメリット・注意点
次にデビットカード払いをするデメリット・注意点について解説していきます。デビットカード払いはメリットだけではなくデメリットや注意点があるので注意しましょう。
デメリット1.残高不足では利用できない
デビットカードは預金残高以上の利用はできません。クレジットカードのように使いすぎる心配はありませんが、支払いの際に残高不足であれば引き落としできなくなります。
携帯料金の未払いを防ぐためにも、引き落とし日までに預金残高を確認しておきましょう。
デメリット2.デビットカードに対応している格安SIMが少ない
格安SIMではクレジットカード払いのみ対応していることが多く、デビットカードに対応している格安SIMは限定的です。また、デビットカードに対応している場合でもすべてのカードを使用できるとは限りません。
デビットカードでの支払いを検討している場合は、支払い可能かだけでなく、利用できるカードの種類も確認しておきましょう。
格安SIMを口座振替で支払う際の注意点
格安SIMの月額料金を口座振替で支払う際、次の5点に注意が必要です。
口座振替で支払う際の注意点
- 決済のたびに手数料がかかる場合がある
- 残高不足だと引き落としができない
- 契約できるサービスが限られる
- 口座情報が登録されるまで時間がかかる
- 審査が厳しくなる可能性がある
口座振替は引き落とし日に口座に十分な残高がないと、支払いができません。再振替となると手数料が発生する場合もあるので、引き落とし日には特に注意をしましょう。
1.決済のたびに手数料がかかる場合がある
クレジットカード払いでは手数料がかからないケースがほとんどですが、口座振替では決済のたびに手数料が発生する場合があるので注意が必要です。
例えば、楽天モバイルの場合は口座振替の引き落とし時に110円(税込)、BIGLOBEモバイルの場合は220円(税込)の手数料がかかります。
口座振替の手数料は毎月の利用料金に上乗せされるため、年間で1,000円〜3,000円程度の出費になる計算です。
通信費を少しでも抑えたいなら、口座振替手数料を含めた月額料金で通信サービスを比較する必要があります。契約をする前に、口座振替にかかる手数料も確認しておきましょう。
2.残高不足だと引き落としができない
口座振替の際に最も注意すべき点は、残高不足による引き落とし失敗のリスクです。クレジットカード払いの場合、カード自体が利用可能な状態であれば支払いが完了するため、滞納のリスクを避けられます。
しかし口座振替では、毎月の引き落とし日に口座に十分な残高がないと、支払い自体ができません。
引き落としできずに支払いができないと、再引き落としの手数料や請求書発行手数料が発生する可能性があります。支払いが滞ると、場合によっては通信サービスが停止されるので、注意が必要です。
引き落としのタイミングが給料日の直前で、残高が不足しやすいという人も珍しくありません。定期的に口座の残高を確認し、引き落とし日に備えて口座には十分な金額を入金しておきましょう。
3.契約できるサービスが限られる
すべての格安SIMやプラン、窓口が口座振替に対応しているとは限らない点にも注意が必要です。
例えばBIGLOBEモバイルの場合、データプランは口座振替での支払いに対応していますが、音声通話SIMプランは口座振替ができません。
また、店頭では口座振替で申し込める場合でも、オンライン申し込みではクレジットカード払いが必須というケースもあります。
格安SIMを口座振替で契約したい場合には、口座振替に対応しているプランや申し込み窓口を確認しましょう。
4.口座情報が登録されるまで時間がかかる
口座振替を支払い方法に設定する際、多くの場合で口座情報の登録に時間がかかります。
クレジットカード払いであれば、登録後すぐに利用開始できるケースが多いのに対し、口座振替は金融機関との確認手続きが必要です。
口座情報の登録が完了するまでには、1〜2か月程度かかるサービスも珍しくありません。
口座情報の登録が完了するまでの間は請求書のような別の方法で支払う必要があり、請求書発行手数料がかかる場合もあります。
登録完了までの期間中に何らかのトラブルが発生するリスクも考慮し、口座振替を希望する場合には早めに口座情報の登録手続きをしましょう。
5.審査が厳しくなる可能性がある
格安SIMの申し込み時に支払い方法を口座振替にすると、クレジットカード払いより審査が厳しくなる可能性がある点に注意が必要です。
クレジットカード払いの場合はカード発行時に審査が行われているため、一般的に未払いが発生するリスクが低いと判断される傾向にあります。
しかし口座振替の場合、口座に十分な残高がないと支払いができません。格安SIM側にとって、料金未納のリスクが発生するのは大きなデメリットです。
そのため、過去に通信料金の滞納履歴がある人は、審査に通りにくいといわれています。審査に不安がある場合には、クレジットカードでの申し込みや、プリペイド式サービスの利用も検討しましょう。
PayPay(ジャパンネット)銀行デビットカードでデビットカード払いができる格安SIM
デビットカードは各銀行から発行されています。
デビットカードの中でもよく使われるPayPay(ジャパンネット)銀行デビットカードを持っているという方も多いのではないでしょうか。
PayPay(ジャパンネット)銀行デビットカードが使える格安SIMは、以下の4つです。
- LINEMO
- UQモバイル
- ワイモバイル
- mineo
これ以外は使用可否の情報が出てこなかったため、事前問い合わせの上利用しましょう。
格安SIMの支払い方法はクレカのみが多数!デビットカード・口座振替以外は?
多くの格安SIMでは、支払い方法としてクレジットカードしか登録できません。
支払い方法をクレジットカードに限定している主な理由として、次の3点が挙げられます。
支払い方法をクレジットカードに限定する理由
- 未払いが防げる
- 料金回収のコストを節約できる
- カード会社の審査があるため、信用度が高い
クレジットカード払いの場合、クレジットカード会社が格安SIM側に料金を立て替えて支払ってくれます。
料金が未払いとなるリスクを回避しやすい点が、多くの格安SIM事業者が支払い方法にクレジットカードを指定している大きな理由です。
また利用者が料金を支払わなかった場合、料金の回収をするのはクレジットカード会社のため、格安SIM側が料金回収をする必要がありません。
支払い方法をクレジットカードに限定すれば、料金回収のコストを節約しつつ、カード会社の審査を通過した信用度の高い人にサービスを利用してもらえます。
低価格でサービスを提供するため、支払い方法をクレジットカードに限定している格安SIMが多い傾向です。
一方で、一部の格安SIM事業者ではクレジットカードやデビットカード、口座振替以外の支払い方法を選べる場合があります。
本記事で紹介した格安SIMでは、次の支払い方法にも対応している場合があります。
クレカ・デビットカード・口座振替以外の支払い方法
- ポイント
- コンビニ払い(振込用紙・ペイディなど)
- PayPay残高(電子マネー)
1.ポイント
月額料金の支払いに、格安SIM独自のポイントを利用できるケースがあります。
例えば楽天モバイルでは、楽天モバイルや楽天市場などの楽天サービスの利用で獲得できる「楽天ポイント」を月々の利用料金に充当可能です。
楽天モバイルユーザーは楽天市場でのポイント還元率も高くなるため、活用すれば毎月のスマホ通信費を節約できるでしょう。
ただし、楽天モバイルで貯めたポイントをスマホ通信費に利用したい場合、支払い方法をクレジットカードかデビットカードに設定する必要があります。
ポイントの使用には上限が設定されている場合もありますが、少しでも月額料金を節約したい人にとって非常にメリットのある支払い方法といえるでしょう。
2.コンビニ払い(振込用紙・ペイディなど)
一部の格安SIMでは、振込用紙やペイディを使ったコンビニ払いに対応しています。
コンビニ払いとは、支払いのたびに郵送される振込用紙やペイディで表示される支払い画面を利用して、コンビニのレジで支払う方法です。
クレジットカードや口座振替ではなく、現金払いをしたい人や請求書での支払いに慣れている人に向いています。
ただし、毎回コンビニに行く手間がかかったり、手数料が発生したりする点はデメリットです。
また、支払い期限を過ぎると延滞金が発生するリスクがあるため、期限内に支払うように支払い期日に気をつけましょう。
3.PayPay残高(電子マネー)
PayPay残高のような電子マネーで、月額料金を支払える格安SIMもあります。例えば本記事で紹介しているLINEMOやワイモバイルでは、PayPay残高での支払いが可能です。
スマホアプリから簡単に支払いが完了するため、PayPayユーザーにとっては手軽で便利な支払い方法といえます。
PayPay残高は、銀行口座やコンビニATMなどからチャージが可能です。また、日常的な利用で貯まったPayPayポイントも、LINEMOやワイモバイルの月額料金にも充当できます。
PayPayはキャンペーンも多く開催しているため、活用してポイントを多く貯めればスマホ通信費の節約にもつながるでしょう。
デビットカード・口座振替に対応している格安SIMのFAQ
デビットカードや口座振替に対応している格安SIMに関するよくある疑問に答えていきます。
Q.端末セットでも分割払いできる?
デビットカードは分割払いに対応していません。一括払いのみです。
口座振替であれば、UQモバイルでは分割払いが可能です。その場合、分割手数料はなく、24回または36回払いを選択できます。
Q.クレカなしで格安SIMを選ぶ際のポイントは?
クレジットカードなしで契約できる格安SIMを選ぶ際、まず口座振替やデビットカードで支払えるサービスを探しましょう。
クレジットカードでしか支払えない格安SIMが多いものの、デビットカードや口座振替であれば支払い可能なサービスもあります。
クレジットカード以外で支払える格安SIMをピックアップしたら、次にサービスの信頼性や料金プランを比較しましょう。
契約条件やサポートの充実度も含めて自分に合ったプランを探すのが、格安SIM選びで失敗を防ぐポイントです。
Q.コンビニ払いができる格安SIMはある?
本記事で紹介したサービスでは「povo 2.0」が、ペイディでのコンビニ払いに対応しています。
ただし、現在ではコンビニ払いに対応している格安SIMは非常に少なく、口座振替の引き落としができなかった場合の代替策として発行されるケースがほとんどです。
また、多くの場合でコンビニ払いでは手数料が発生します。支払い期日を過ぎて月額料金を延滞すると、回線が利用停止となるリスクがある点にも注意が必要です。
特別な理由がない限り、クレジットカードやデビットカード、口座振替での支払いがよいでしょう。
Q.ドコモ回線・au回線・ソフトバンク回線で口座振替が可能なのはどこ?
ドコモ回線・au回線・ソフトバンク回線で口座振替が可能な主な格安SIMは、下表のとおりです。
格安SIM | 回線 |
---|---|
ahamo | ドコモ回線 |
irumo | |
DTI SIM | |
povo 2.0 | au回線 |
UQモバイル | |
ワイモバイル | ソフトバンク回線 |
LINEMO | |
BIGLOBEモバイル | ドコモ回線・au回線 ※データプランはドコモ回線のみ |
mineo | ドコモ回線・au回線・ソフトバンク回線 |
BIGLOBEモバイルはドコモとauの回線に対応していますが、口座振替が可能な「データプラン」はドコモ回線のみの提供となっています。
また、mineoは3つの回線から選べますが、口座振替ができるのは「eo光の支払い方法を口座振替に設定している場合」のみです。
Q.nuroモバイルやエキサイトモバイル、HISモバイル、イオンモバイル、OCNモバイルONE、LIBMOはデビットカードや口座振替に対応している?
残念ながら、デビットカード支払い、口座振替には対応しておりません。
Q.デビットカード支払いで審査に落ちることはある?
デビットカードの支払いで契約した場合、審査に落ちるかどうかの可能性ははっきりしていません。
しかし、過去に滞納歴があるなどの問題がわかった場合は、デビットカードでの申し込みができない可能性があります。
格安SIMで審査に落ちる原因については、こちらで詳しく解説していますので参考にしてください。
Q.格安SIMは未成年でも口座振替での契約は可能?
未成年でも口座振替で契約可能な格安SIMはあります。
ただし、回線契約が可能な年齢が18歳以上と規約で定められている格安SIMも多く、未成年名義での回線契約ができないサービスも少なくありません。
また、未成年名義で契約できる場合も、保護者の同意書や未成年用のフィルタリングサービスの利用が必要です。口座振替で支払えるかだけでなく、未成年者名義で契約できるかも確認しましょう。
格安SIMのデビットカード払い・口座振替まとめ
記事のまとめ
- クレジットカードがなくてもデビットカードで支払いはできる
- 口座振替に対応している格安SIMもある
- おすすめは楽天モバイル・ahamo・LINEMO・UQモバイル
- クレカのみの格安SIMが多いのは、料金未納のリスクを避けるため
- ポイント払いやコンビニ払い、PayPay払いなどの支払い方法もある
格安SIMの支払いはクレジットカード払いを基本としており、デビットカードに対応している会社が少ないのが現状です。
現時点で対応しているのは、LINEMO・UQモバイル・ワイモバイル・mineo・ahamo・J:COMモバイル・ロケットモバイルの7社と、楽天モバイルです。
また、格安SIMによって対応しているデビットカードの種類は異なります。デビットカードでの申し込みを検討している場合は、事前にカード会社に問い合わせてみましょう。