auからpovoへの変更はメリット大|お得なサービスや手続きを解説
携帯電話の月額料金を抑えるために、格安SIMへの乗り換えを考えているauユーザーにとって、サブブランドのpovoへのプラン変更は有力な選択肢のひとつです。そこでこの記事では、auからpovoへプラン変更した場合のお得なサービスやメリット、注意点、手続き方法などについて、解説します。
この記事の目次
格安SIMへ乗り換えて携帯電話の月額料金を抑えたいと思ったとき、auユーザーであれば、サブブランドのpovoへのプラン変更がおすすめです。
月額2,728円(税込)という安さで20GBまでデータ容量を使用できるpovo1.0が新規受付を終了し、現在は基本料0円で、トッピングを追加して自分に合ったプランを作り上げるpovo2.0が選べます。
povoのサービス内容や、auから変更するメリット、手続き方法などを見ていきましょう。
povoのサービス内容
povoには「povo1.0」と「povo2.0」、2つのプランが存在します。
povo1.0は新規受付終了し、現在はpovo2.0のみ申込が可能です。それぞれのプランの特徴を見てみましょう。
povo1.0
従来から提供されている、povo1.0のサービス内容です。
月額料金 | 2,728円(税込) |
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月間データ容量 | 20GB |
通信速度容量 超過時 | 最大1Mbps |
国内通話 | 30秒あたり22円(税込) |
契約可能年齢 | 20歳以上の個人 |
使い方に合わせて選べるトッピング
基本のサービス内容に追加できるトッピングです。
普段から通話をする方でしたらかけ放題2種類、データが20GBを超過した場合でも、2種類の追加方法から選べます。
データトッピング料 | 1GB 550円(31日間) 使い放題24時間 220円(24時間) |
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通話トッピング料 | 5分以内通話かけ放題 550円(1ヶ月間) 通話かけ放題 1,650円(1ヶ月間) |
auで、一部プランでは有料で提供されているテザリングですが、データ使い放題24時間のトッピングを選択することで、テザリングも無料で提供されることになります。
テザリングに関しては申込み不要で使うことができるので、急に必要になったときにも安心ですね。
povoでテザリングを利用する方法やデータ使い放題について解説
した記事がありますので、気になる方はあわせてお読みください。
povo2.0
月額料金 | 0円 |
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月間データ容量 | 0GB |
通信速度容量 超過時 | 最大128kbps |
国内通話 | 30秒あたり22円 |
契約可能年齢 | 13歳以上の個人 |
2021年9月下旬より提供が始まった、povo2.0のサービス内容です。
使い方に合わせて選べるトッピング
データトッピング料 | 1GB 390円(7日間) 3GB 990円(30日間) 20GB 2,700円(30日間) 60GB 6,490円(90日間) 120GB 12,980円(180日間) 使い放題24時間 330円(24時間) |
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コンテンツトッピング料 | DAZN使い放題パック 760円(7日間) smash.使い放題パック 220円(24時間) |
通話トッピング料 | 5分以内通話かけ放題 550円(1ヶ月間) 通話かけ放題 1,650円(1ヶ月間) |
povoへプラン変更する5つのメリット
auユーザーがpovoへプラン変更するメリットについて、次の5つを見ていきましょう。
- 回線が安定している
- auからの乗り換えにはMNP予約番号不要
- au・UQモバイルからの乗り換え手数料は0円
- 契約縛りや解約金がない
いままでキャリアを使っていた方にとって、月額料金の安さは大きなメリットになりますね。
回線が安定している
格安SIMの回線と言えば、「不安定」という声も聞かれます。
これは、auなどの大手キャリアが自社の通信網を持っているのに対し、格安SIMは、この通信網を「借りる」形で回線を提供しているからです。
一方、povoはauの新しい料金プランのひとつであるため、auの通信網を借りているのではなく、auの通信そのものを使用しています。
そのため、povoはauと同じく、回線が安定しているのです。
auからの乗り換えにはMNP予約番号不要
通常、携帯電話会社を変更するときに、いま使っている電話番号をそのまま使いたいという場合は、現在契約中の会社からMNP予約番号を取得し、手続きをする必要があります。
しかし、auからpovoに乗り換える場合には、このMNP予約番号は取得しなくても、そのまま電話番号を移行することが可能です。
au・UQモバイルからの乗り換え手数料は0円
携帯電話会社を乗り換える際、手数料がかかるのは、もはや当たり前の話。そう思っている人が多い中、au・UQモバイルからpovoへの乗り換えの際には、なんと手数料0円なんです。
ただし、auからpovoへの乗り換えの場合、なにも請求されないというわけではありません。
一度、契約事務手数料・MNP転出手数料・契約事務手数料が請求された上で、翌月以降の利用料金からそれらの手数料が減額されるという形になっています。
契約縛りや解約金がない
携帯電話と言えば、契約から2年以内に解約や他社へ乗り換えをした場合、所定の解約金を支払わなければならないという条件で、料金プランの割引が行われていたこともありました。
povoは2つのプランしか存在せず、しかも契約縛りを条件とした割引などもないため、2年以内に解約や乗り換えをしたとしても、解約金は発生しません。
ちなみにauには2年契約Nという2年単位の継続利用で、基本料金が一律187円の割引となる料金割引サービスがありますが、このプランを契約中でも、povoへの変更は無料です。
povoへのプラン変更に関する7つの注意点
povoへプラン変更する際、押さえておくべき7つの注意点について、見ていきましょう。
- オンライン手続き限定
- 各種割引は対象外
- キャリアメールが利用できない
- 留守番電話が利用できない
- 料金支払いはクレジットカードのみ
- 端末の販売をしていない
契約後に気づいてからでは遅いので、契約する前に確認しておきましょう。
オンライン手続き限定
povoはauやUQモバイルと違い、オンラインのみで手続きやサポートを行う、オンライン専用プランです。
そのため、携帯ショップに出向き、1つ1つ丁寧に教えてほしいという人には難易度が高いかもしれません。
問い合わせ窓口としての電話やメールは存在せず、チャットサービスのみありますが、それに関してもAIチャットボットでの対応となるため、現時点で手厚いサポートは期待できません。
各種割引は対象外
auには、auユーザーが対象のインターネットサービスなどを契約した場合、
- auスマートバリュー
- 家族割プラス
など、月額料金が安くなる割引があります。
これらの割引は、auのさまざまなプランが対象になりますが、povoは対象とならないため、注意が必要です。
使い方によっては、割引がなくてもトータルの金額がpovoの方が安くなることもあります。
キャリアメールが利用できない
auでは、auを契約しているだけで使用できるキャリアメールがあります。auの場合は、「@au.com」や「@ezweb.ne.jp」を使ったメールのことです。
povoに乗り換えると、これらのキャリアメールが使えなくなるので、注意が必要です。
povoに乗り換える場合、キャリアメールを使っていた人は、gmailやYahoo!メールなど、無料のメールサービスを取得することをおすすめします。
キャリアメールでやり取りしていた人たちには、メールアドレスが変更になったことを知らせておけば、連絡が取れなくなったといったトラブルを回避できます。
留守番電話が利用できない
着信に出られなかったときに活躍する留守番電話機能ですが、povoには留守番電話機能がありません。
よく電話がかかってきて、留守番電話機能がなければ困るという人は、「スマート留守電アプリ」を使うことによって、文章形式での留守番電話を受け取ることができます。
料金支払いはクレジットカードのみ
povoの料金支払いはクレジットカードのみとなっており、口座振替やコンビニ払いには対応していません。
さまざまな理由でクレジットカードを所有していない人は、povoを利用できないと思われるかもしれませんが、安心してください。
povoではクレジットカードの代わりとして、VISAデビットカード・JCBデビットカード・JCBプリペイドカードの3つが、登録可能となっています。
端末の販売をしていない
auではスマホ端末を販売していますが、povoではスマホ端末の販売を行っていません。
そのため、機種変更をしたい場合は、auオンラインで販売しているスマホを購入するか、apple storeやgoogle store、家電量販店、中古ショップなどで、SIMフリーのスマホを購入する必要があります。
新しいスマホ端末を用意する場合、必ずその端末がpovoに対応しているかどうかを、事前に確認するようにしてください。
スマホの本体のみを格安で購入する方法を以下の記事で解説しています。気になる方はあわせてお読みください。
auからpovoへの変更手続き方法
他社からpovoに乗り換える場合、スマホのSIMロック解除、MNP予約番号の取得、povoへの申込み、SIMカードの挿し替え、APN設定などが必要になりますが、auからpovoへの変更手続きはとても簡単です。
auからpovoへの変更手続きは、auの物理SIMカードを挿したまま、プラン変更手続きをするだけで完了します。
povo公式サイトにアクセスし、「auから変更のお客さま」をクリック、現在のauの契約に紐付いている、au IDとパスワードでログインを行いましょう。
出てくる画面に沿って、通話オプションや注意事項の確認を行うだけで、auからpovoへの変更手続きは完了です。
auからpovoへのプラン変更に関してのQ&A
auからpovoへのプラン変更に関して、よくある質問をまとめました。
- Q1.povoがおすすめな人は?
- Q2.auから乗り換えるといつ切り替わる?
- Q3.変更した当月の料金は?
- Q4.家族間の通話は無料?
順に見ていきましょう。
Q2.povoがおすすめな人は?
A. povoがおすすめな人は、以下の通り。
- 安く大手キャリアの回線を利用したい人
- テザリング機能を活用したい
- スマホの通信設定に詳しい人
特に、povoでは人を介するサポートが一切受けられないと考えてもいいくらい、サポートが簡素化されています。
そのため、スマホの通信設定に自信のある方や周りに通信設定に詳しい人がいる方以外にはおすすめできません。
Q2.auから乗り換えるといつ切り替わる?
A.基本的には、povoへの切り替わりは当日中に完了します。povoはオンライン専用プランのため、24時間申込みが可能ですが、手続きを夜間に行った場合は、翌日になる可能性もあります。
Q3.変更した当月の料金は?
A.auからpovoへ変更した場合の当月料金は、au・povoとも日割り計算になります。
他の通信会社では、転出先では1ヶ月分の料金、転入先では1ヶ月を日割りした料金となるところも。
両方が日割り計算となると、料金をダブルで支払うことがないため、お得と言えますね。
Q4.家族間の通話は無料?
A.povoでは、auで実施されている家族割プラスは対象外です。
かけ放題料金をトッピングしない限り、家族間でも通話料がかかります。
povoの基本料金、さらには月々かけ放題料金をトッピングしたとしても、月額料金は4,000円程度となります。
そのため、家族間での割引がなくても、十分安く月額料金を抑えることができる可能性がありますので、povoを検討しているauユーザーは、事前に計算しておくことをおすすめします。
まとめ
auユーザーにおすすめの新料金プラン「povo」。料金プランもシンプルな2パターンのみで、必要なトッピングを選び、追加することが可能です。
乗り換えるメリットもたくさんありますが、乗り換え前に注意点の確認が必要。すべて理解した上で、手続きをすると良いですね。
よくある質問もまとめましたので、しっかりと確認の上、月々の月額料金を抑える方法にトライしてみてください。