長電話がお得に使える格安SIMと長電話で損をする格安SIM
格安SIMでも電話を多く使う人はY!mobile(ワイモバイル)かOCN モバイル ONEを選ぶのが順当な方法です。どうしても高くなりがちな通話料金ですが、どの格安SIMを選んでも一緒ではありません。通話料金を気にする人にオススメの格安SIM、逆に避けた方がよい格安SIMを紹介します。
この記事の目次
長電話をたくさん使う人は選ぶ格安SIMを間違えるとドコモ、au、ソフトバンクを使うよりも高くなってしまいます。格安SIMにする意味なかったなんてことにもなってしまうので気をつけましょう。
格安SIMは長電話をたくさんする人にはあまりおすすめできない?
長電話をたくさん使う人は値段につられて格安SIMを契約すると失敗してしまうかも!?そう考える人もいるかも知れません。
最近は、格安SIMでも通話料を安くする仕組みが整いつつあります。その仕組みがかけ放題オプションです。かけ放題オプションは1回の電話をかけたとき、その通話した時間の中から規定の時間の通話料を差し引くことができます。そしてそれが使える回数は基本的に無制限です。
今、格安SIMで多くあるのが10分かけ放題です。1回の通話の中で10分の通話時間の料金を無料にします。10分以内で通話が終わった場合は0円になります。つまり10分までの電話なら何度かけても0円になるということです。
長電話で損する格安SIMは、これらのかけ放題が提供されていない格安SIMになります。
主要なMVNOはかけ放題オプションの提供をしていますが、エキサイトモバイルやロケットモバイルなど、一部の格安SIMではそれらのサービスは提供されていません。
長電話をたくさんする人におすすめの格安SIM
電話を使うことが多い人におすすめできる格安SIMとしてワイモバイルやOCN モバイル ONEが挙げられます。
ワイモバイル
ワイモバイルの場合は、既存の月額料金に1,080円をプラスすることで国内通話無料のかけ放題「スーパーだれとでも定額」を使うことができます。ワイモバイルのスマホプランS、M、Lにはもともと10分かけ放題と同じ無料通話も付属しています。もともと少し高めの料金設定になっているのはこの10分かけ放題も含まれているからかもしれません。ただ、10分かけ放題分を差し引いたとしても基本的な料金は高めです。しかし、長電話、頻繁な電話をかけるという方の場合はスーパーだれとでも定額が使える分ワイモバイルは大きなアドバンテージを持っていることになります。
LINE無料電話のようなIP電話で十分補える方はそちらを使うと良いのですが、どうしても電話でなければならないという方の場合はワイモバイルのスーパーだれとでも定額を利用しましょう。キャリアEメールも使える分便利という利点もあります。
OCN モバイル ONE
OCN モバイル ONEにはOCNでんわキャリアフリーはどの格安SIMを契約していても使える10分かけ放題オプション(1,080円/月)があります。10分かけ放題がない格安SIMの場合はこちらを契約すると通話料を節約することができます。IP電話と違い、自分の携帯電話番号が通話先に表示され、携帯電話の回線を使うため、通話品質も普通に電話をかける時と変わりません。OCN モバイル ONEで契約をした方が10分かけ放題(918円/月)と少しお得に使えます。
OCN モバイル ONEと契約しているなら、10分かけ放題とトップ3かけ放題を使うと電話料金の節約ができます。10分かけ放題はどの格安SIMでも採用されている通話オプションですが、トップ3かけ放題はOCN モバイル ONEにしかない通話オプションです。月の終わりに通話料が計算され請求が決まるのですが、その時に通話料金が高い電話先順に3つを特定し、その電話番号宛の通話料は0円になるというサービスです。毎月特定の人に電話することが多いのであれば、トップ3かけ放題を使うとかなりの通話料節約が見込めそうです。この2つのかけ放題オプション「10分かけ放題」と「トップ3かけ放題」はどちらか一つだけ使うこともできますが、両方組み合わせて使う「かけ放題ダブル(1,404円/月)」も利用できます。
OCN モバイル ONEのかけ放題ダブルは取引先など不特定多数に多く電話をかけるビジネス用途には不向きかもしれませんが、LINE無料電話のようなサービスが使えない人や携帯番号の通知が必要な人への電話が多い場合などに向いているオプションだと思います。ワイモバイルのスーパーだれとでも定額はビジネス用途でも十分使えるオプションです。
長電話をする人は通話時間や使い方に合わせてお得な格安SIMを選ぼう!
長電話をたくさん使う人は格安SIMでもLINEでんわやSkypeなどで工夫をして電話料金を節約できますが、相手が家族や友人であれば問題がないのですが、そうではない場合、例えばお店のお客さんや会社間の電話の場合はやっぱり携帯電話番号が必要になります。そういった場合はワイモバイルのスーパーだれとでも定額を利用すると通話料金が高くなることを防ぐことができると思います。
特定の相手に電話をかけることが多い場合はOCN モバイル ONEのトップ3かけ放題を使いましょう。
また、長電話をするわけではないけど、何回も電話をかけることが多いという人の場合は、10分かけ放題を活用してください。10分あればそれなりの会話が可能だと思います。かけ放題をうまく活用して電話代を節約しましょう。